JPH11202594A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH11202594A
JPH11202594A JP287398A JP287398A JPH11202594A JP H11202594 A JPH11202594 A JP H11202594A JP 287398 A JP287398 A JP 287398A JP 287398 A JP287398 A JP 287398A JP H11202594 A JPH11202594 A JP H11202594A
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image forming
color
image
charging
electrode plate
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JP287398A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/026Arrangements for laying down a uniform charge by coronas
    • G03G2215/028Arrangements for laying down a uniform charge by coronas using pointed electrodes

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋸歯状電極板を用いた帯電手段によっても像
形成体を安定して所定電位に制御すると共に、重ね合わ
せカラー画像形成における帯電電位の平滑化をなして凹
凸のある潜像を均一化し、色にじみのない重ね合わせカ
ラートナー像を形成するカラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 帯電手段として複数の鋸歯状電極板列と
制御電極とからなり、複数の鋸歯状電極板列に対向する
制御電極の開口率が、像形成体の回転方向上流側より下
流側で小さいことを特徴とするカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、像形成体の周辺に鋸歯
状電極板を用いた帯電手段、像露光手段、及び現像手段
をそれぞれ複数組配置し、像形成体の一回転中にトナー
像を重ね合わせてカラー画像を形成する電子写真方式の
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
としては、画像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電
手段、現像手段等を備え、それぞれの像形成体に形成し
た単色のトナー像を転写材に重ね合わせてカラー画像と
するカラー画像形成装置や、像形成体を複数回回転して
各色毎の帯電、像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置、あるいは、同じく
像形成体の一回転以内に各色毎の帯電、像露光ならびに
現像を順次行ってカラー画像を形成するカラー画像形成
装置等が知られている。
【0003】しかし前記の各画像形成装置において、画
像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電手段、現像手
段等を備え、それぞれ像形成体に形成した単色のトナー
像を転写材に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像
形成装置は、複数の像形成体や転写材の搬送を要するた
め装置の容積が大型化する欠点があり、一方、像形成体
を複数回回転して各色毎の帯電、像露光ならびに現像を
繰り返してカラー画像を形成するカラー画像形成装置
は、容積は小型化されるものの、形成される画像のサイ
ズが像形成体の表面積以下に限定されると云う制約があ
る。
【0004】その点、像形成体の一回転以内に各色毎の
帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形
成するカラー画像形成装置は、画像のサイズに制約がな
く、しかも高速の画像形成を可能とする等の利点があ
る。更に、像形成体の基体として透光性基体を用い、像
形成体の内部に像露光手段を配置し装置の小型化を図っ
たものが、例えば特開平5−307307号公報によっ
て提案されている。
【0005】一方、複写機、プリンタ、FAX等の画像
形成装置に用いられるコロナ放電式の帯電手段として
は、ワイヤ放電方式とピン放電方式(ピン電極型、鋸歯
状電極型等)に大別される。後者は小型で低オゾン発生
のため近年電子写真複写機、プリンタ等でも使用される
ようになってきた。特に、放電電極として一枚の薄い板
状部材に複数の鋸歯状電極を設けた鋸歯状電極板がUS
P.4,725,732に、また、鋸歯状電極を用い、
放電の安定性と均一性を図る構造の帯電手段が特開平5
−2314号公報によって開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
提案によるカラー画像形成装置の帯電手段として鋸歯状
電極板を用いると、鋸歯状電極板は、小型で低オゾン発
生であり、安定した放電が得られるものの、指向性が強
く局所的で幅狭な鋸歯状電極よりのコロナ放電のため幅
狭な帯電能力であり所定電位に制御しづらいという問題
が生じる。また重ね合わせカラー画像形成の場合には、
カラートナー像の色にじみを防止するために、凹凸のあ
る潜像を均一化するための帯電電位の平滑化が必要とな
る。
【0007】本発明は上記の問題点を改良し、鋸歯状電
極板を用いた帯電手段によっても像形成体を安定して所
定電位に制御すると共に、重ね合わせカラー画像形成に
おける帯電電位の平滑化をなして凹凸のある潜像を均一
化し、色にじみのない重ね合わせカラートナー像を形成
するカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
周面に複数の帯電手段、像露光手段及び現像手段を配設
し、前記像形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を
繰り返し、前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね
合わせてカラートナー像を形成するカラー画像形成装置
において、前記帯電手段として複数の鋸歯状電極板列と
制御電極とからなり、前記複数の鋸歯状電極板列に対向
する制御電極の開口率が、前記像形成体の回転方向上流
側より下流側で小さいことを特徴とするカラー画像形成
装置によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。また以下の説明において像露光手
段を像形成体の内側に配設するが、像形成体の外側に配
設するものも本発明に含まれるものである。
【0010】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態
の画像形成プロセス及び各機構について、図1ないし図
3を用いて説明する。図1は、本発明のカラー画像形成
装置の一実施形態の断面構成図であり、図2は、鋸歯状
電極板を用いた帯電手段の断面構成図であり、図3は、
図2の帯電手段の構成部材及びその組立方を示す図であ
る。
【0011】図1によれば、像形成体である感光体ドラ
ム10は、例えばガラスや透光性アクリル樹脂等の透光
性部材によって形成される円筒状の基体の外周に、透光
性の導電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)
等の光導電体層を形成したものである。感光体ドラム1
0は、図示しない駆動源からの動力により透光性の導電
層を接地された状態で図1の矢印で示す時計方向に感光
体ドラム10が回転される。
【0012】本実施形態における感光体ドラムの透光性
基体の光透過率は、100%である必要はなく、露光ビ
ームの透過時にある程度の光が吸収されるような特性で
あってもよく、要は、適切なコントラストを付与できれ
ばよい。透光性基体の素材としては、アクリル樹脂、特
にメタクリル酸メチルエステルモノマーを用い重合した
ものが、透光性、強度、精度、表面性等において優れて
おり好ましく用いられるが、その他一般光学部材などに
使用されるアクリル、フッ素、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリエチレンテレフタレートなどの各種透光
性樹脂が使用可能である。また、露光光に対し透光性を
有していれば、着色していてもよい。透光性の導電層と
しては、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、
Alなどからなる透光性を維持した金属薄膜が用いら
れ、成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各
種スパッタリング法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプ
レー塗布法などが利用される。また、光導電体層として
は、アモルファスシリコン(a−Si)合金感光層、ア
モルファスセレン合金感光層や、各種有機感光層(OP
C)が使用可能である。
【0013】16は光メモリを除去するための光除電手
段としての帯電前光除電器であり、帯電前光除電器16
の除電或いは図示しないコロナ除電器の除電により光メ
モリを除去された後、例えば1色目のイエロー(Y)の
スコロトロン帯電器11による一様帯電が行われる。
【0014】帯電手段としてのスコロトロン帯電器1
1、像露光手段としての露光ユニット12、現像手段と
しての現像器13は、それぞれ、イエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の各色の画像
形成プロセスに用いられ、本実施形態においては、図1
の矢印にて示す感光体ドラム10の回転方向に対して、
Y、M、C、Kの順に配置される。
【0015】本実施の形態において、イエロー(Y),
マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)の帯電手
段として、複数の例えば2列のコロナ放電電極としての
鋸歯状電極板111,112が設けられた、スコロトロ
ン帯電器11が用いられる。
【0016】各色毎の帯電手段としてのスコロトロン帯
電器11は、後述するように、2列の鋸歯状電極板11
1,112とシールド部材であるコの字状のサイドプレ
ート(符号なし)とが取り付けられ、更にサイドプレー
トを取り付ける支持部材(符号なし)に、それぞれの鋸
歯状電極板111,112に対応して異なった開口率を
有して配設される制御電極としての制御グリッド11
5,116が取り付けられて構成される。鋸歯状電極板
111に対向して配設される制御グリッド115は感光
体ドラム10の回転方向下流側に、鋸歯状電極板112
に対向して配設される制御グリッド116は上流側に配
置される。
【0017】各色毎のスコロトロン帯電器11が感光体
ドラム10の移動方向に対して直交する方向(図1にお
いて紙面垂直方向)に感光体ドラム10と対峙し近接し
て取り付けられる。このスコロトロン帯電器11は、ト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の
コロナ放電を行うコロナ放電電極と、感光体ドラム10
の前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持された
制御電極とによって帯電作用(本実施形態においてはマ
イナス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電
位(例えば−700V)を与える。
【0018】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置が各色毎の帯
電手段に対して感光体ドラム10の回転方向下流側にな
るようにして、感光体ドラム10の内部に配置される。
各色毎の露光ユニット12は、それぞれ、像露光光の発
光素子としてのLED(発光ダイオード)を感光体ドラ
ム10の軸と平行に複数個アレイ状に並べた線状の露光
素子(不図示)と等倍結像素子としてのセルフォックレ
ンズ(不図示)とがホルダに取り付けられた露光用ユニ
ットとして構成される。これら各色毎の露光ユニット1
2は、円柱状の保持部材20に取り付けられ、感光体ド
ラム10の基体内部に収容される。露光素子としては、
その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッ
センス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子を
アレイ状に並べた線状のものが用いられる。
【0019】露光ユニット12は、別体のコンピュータ
(不図示)から送られメモリに記憶された各色の画像デ
ータに基づいて、後段において詳述する画像処理を施し
た後、一様に帯電した感光体ドラム10に像露光を行
い、感光体ドラム10上に潜像を形成する。この実施形
態で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,C
のトナーの透光性の高い680〜900nmの範囲のも
のが良好であるが、裏面から像露光を行うことからカラ
ートナーに透光性を十分に有しないこれより短い波長で
もよい。
【0020】各色毎の現像手段としての現像器13は、
それぞれ、例えば厚み0.5mm〜1mm、外径15〜
25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ
材で形成された現像剤担持体である現像スリーブ13a
と、現像ケーシング(符号なし)とを備え、内部にイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)若しくは黒
色(K)の二成分(一成分でもよい)の現像剤を収容し
ている。現像スリーブ13aは、NおよびSの磁極を交
互に配した固定磁石(不図示)を内包しており、撹拌ス
クリュウ(符号なし)によって撹拌、混合され、供給ロ
ーラ(符号なし)により攪拌部から搬送、供給された二
成分現像剤を現像部へと供給する。この際、現像スリー
ブ13a周面上の二成分現像剤の層厚は、直径3〜10
mmの磁性体の円形断面の金属材から成り現像スリーブ
13aの周面に所定の荷重をもって均等に圧接された薄
層形成部材としての薄層形成棒(不図示)によって規制
される。現像部を通過した二成分現像剤は、帯状の長辺
の一端を現像スリーブ13aに平行に圧接して設けられ
た例えばSUS、ウレタンゴム等の板状の弾性部材より
なるスクレーパ(符号なし)により現像スリーブ13a
上から除去され、供給ローラにより攪拌部へ搬送され、
所定のトナー濃度となるように、撹拌スクリュウによっ
て撹拌、混合される。
【0021】現像部では、現像スリーブ13aは、突き
当てコロ(不図示)により感光体ドラム10と所定の値
の間隙、例えば100μm〜1000μmをあけて非接
触に保たれ、感光体ドラム10の回転方向と順方向に回
転しており、現像スリーブ13aに対して現像バイアス
としてトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス
極性)の直流電圧(例えば−600V)あるいは直流と
交流との重畳電圧を印加することにより、感光体ドラム
10の露光部に対して非接触の反転現像が行われる。こ
の時の現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm程
度以下が必要である。
【0022】以上のように現像器13は、前述したスコ
ロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12によ
る像露光によって形成される感光体ドラム10上の静電
潜像を、非接触の状態で感光体ドラム10の帯電極性と
同極性のトナー(本実施形態においては感光体ドラムは
負帯電であり、トナーは負極性)により反転現像する。
【0023】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータが回動され感光体ドラム10を図1の時計方
向へ回転し、同時に帯電前光除電器16の除電により光
メモリを除去された後、1色目のスコロトロン帯電器1
1(Y)によって一様帯電を受け、Yのスコロトロン帯
電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付
与が開始される。
【0024】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像信号に対応する電気信号による露光が開始さ
れドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画
像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0025】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ13a上の現像剤が非接触の状態で反転現像され
感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー
像が形成される。
【0026】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに2色目のマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
を付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像信号に対応する電気信号による露光が行わ
れ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって前
記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)の
トナー像が重ね合わせて形成される。
【0027】同様のプロセスにより3色目のシアン
(C)のスコロトロン帯電器11、Cの露光ユニット1
2およびCの現像器13によってさらに第3の色信号に
対応するシアン(C)のトナー像が、また4色目の黒色
(K)のスコロトロン帯電器11、露光ユニット12お
よび現像器13によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0028】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を透して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となり、好ましい
が、感光体ドラム10の外部から露光してもよい。
【0029】一方、転写材である記録紙Pは、転写材収
納手段である給紙カセット15より、送り出しローラ1
5aにより送り出され、給送ローラ(符号なし)により
給送されてタイミングローラ15bへ搬送される。
【0030】記録紙Pは、タイミングローラ15bの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持されたカラート
ナー像との同期がとられ、紙帯電手段である紙帯電器1
4Cの帯電により搬送ベルト14Dに吸着されて転写域
へ給送される。搬送ベルト14Dにより密着搬送された
記録紙Pは、転写域でトナーと反対極性(本実施形態に
おいてはプラス極性)の電圧が印加される転写手段とし
ての転写器14Aにより、感光体ドラム10の周面上の
カラートナー像が一括して記録紙Pに転写される。
【0031】カラートナー像が転写された記録紙Pは、
転写材分離手段としての紙分離AC除電器14Bにより
除電されて、搬送ベルト14Dから分離され、定着手段
としての定着装置17へと搬送される。そして、内部に
ヒータ(不図示)を有する定着ローラ17aと、圧着ロ
ーラ17bとの間で熱と圧力とを加えられることにより
記録紙P上の付着トナーが定着され、記録紙Pが排紙ロ
ーラ18により送られて、装置上部のトレイへ排出され
る。
【0032】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは、クリーニング手段であるクリーニング装置
19に設けられたクリーニングブレード19aによりク
リーニングされる。残留トナーを除去された感光体ドラ
ム10は、帯電と露光との繰り返しによる光メモリを除
去するための帯電前光除電器16の除電により光メモリ
を除去された後、Yのスコロトロン帯電器11によって
一様帯電を受け、次の画像形成サイクルに入る。
【0033】図2または図3によれば、支持部材121
の溝121aに鋸歯状電極111aを有するコロナ放電
電極である鋸歯状電極板111が、支持部材122の溝
122aに鋸歯状電極112aを有するコロナ放電電極
である鋸歯状電極板112が、それぞれ例えば接着剤に
て取付けられる。シールド部材であるヨの字状のサイド
プレート113に鋸歯状電極板111,112が設けら
れた支持部材121,122が2列並列して取付けら
れ、更に支持部材121,122に、鋸歯状電極板11
1,112のそれぞれに対応して、制御電極である制御
グリッド115,116が取付けられスコロトロン帯電
器11が構成されている。
【0034】コロナ放電電極としての鋸歯状電極板11
1は、先端部111bを一定ピッチLで設けた複数の鋸
歯状電極111aを有し、またコロナ放電電極としての
鋸歯状電極板112は、先端部112bを一定ピッチL
(不図示)で設けた複数の鋸歯状電極112aを有し、
それぞれ像形成体である感光体ドラム10の図2の矢印
で示す移動方向に対して直交に配置されるコロナ放電用
の電極板である。
【0035】鋸歯状電極板111,112は、例えば、
板厚0.1mmのステンレス板をエッチング加工して作
られたものであり、鋸歯状電極111a,112aの先
端部111b,112bの曲率はR=40μm以下であ
る。制御グリッド115,116は、例えば、板厚0.
1mmのステンレス板をエッチング加工して作られ、メ
ッシュ幅1mmである。シールド部材であるサイドプレ
ート113は、例えば、アルミ製の引抜き部材により成
型されたものである。支持部材121,122は絶縁性
樹脂、例えばABS樹脂で作られたものである。
【0036】鋸歯状電極板112に対向して設けられる
制御グリッド116は、制御グリッド116の開口率を
好ましくは60〜90%とし、鋸歯状電極板111に対
向して設けられる制御グリッド115の開口率より粗く
(大きくまたは高く)して設け、制御グリッド115に
対し感光体ドラム10の回転方向上流側に配置される。
上流側で開口率を粗くすることにより鋸歯状電極板11
2からのコロナ放電の放電効率が上げられ、帯電される
感光体ドラム10の帯電電位が上げられる。
【0037】鋸歯状電極板111に対向して取付けられ
る制御グリッド115は、制御グリッド115の開口率
を好ましくは40〜70%とし、前記鋸歯状電極板11
2に対向して設けられる制御グリッド116の開口率よ
り細かく(小さくまたは低く)して設け、制御グリッド
116に対し感光体ドラム10の回転方向下流側に配置
される。下流側で開口率を細かくすることにより鋸歯状
電極板112よりのコロナ放電の放電効率は低下する
が、帯電される感光体ドラム10の電位制御性が上げら
れ、上流側で上げられて帯電された帯電電位の均一化が
図られる。
【0038】鋸歯状電極板111及び112には共通の
電源としての定電流電源E1より−5〜−6kVの高圧
が、上流側の制御グリッド116には定電圧電源ES1
より−600Vの定電圧が、下流側の制御グリッド11
5には定電圧電源ES2より−700Vの定電圧が印加
され、感光体ドラム10は上流側では制御性が不十分で
あることから電位の凹凸があるものの、−600V程度
迄電位が上げられて帯電され、そして下流側では−70
0Vの均一な帯電がなされ、コロナ放電の放電効率の向
上と電位制御性の向上による帯電の均一化とが図られ
る。なお上流側の制御グリッド116には、下流側と同
じ電圧−700Vを印加してもよい。
【0039】更に、前記カラー画像形成装置によるカラ
ー画像の形成において、感光体ドラム10の光メモリを
除去するため、1色目、例えば前記実施形態ではYの帯
電の前に光除電手段としての帯電前光除電器16により
光除電を行うが、これにより光メモリは除去されるもの
の、除電が不完全であったり或いは光疲労しているの
で、1色目が不安定で低い帯電電位となり易く、特に帯
電手段として鋸歯状電極板を用いると、小型で低オゾン
発生であり、安定した放電が得られるものの、指向性が
強く局所的で幅狭な鋸歯状電極よりのコロナ放電のた
め、すなわち幅狭な帯電能力であり、所定電位に制御し
づらい。このことから1色目の帯電電位が不安定で、か
つ乗りづらいので、1色目のYのスコロトロン帯電器1
1の制御電極としての制御グリッド115,116の開
口率を、2色目ないし4色目のM、C及びKの制御電極
としてのスコロトロン帯電器11の制御グリッド11
5,116の開口率よりそれぞれ70〜90%,50〜
70%と高く設定し、コロナ放電に当たっては、上記2
列の鋸歯状電極板111,112を有するYのスコロト
ロン帯電器11により帯電が行われ、帯電前光除電器1
6により光除電され帯電しずらい感光体ドラム10の帯
電電位を2色目ないし4色目のM、C及びKの帯電電位
と同電位の迄立ち上げることが可能とさせる。1色目は
トナーや電位の凹凸が無いので、開口率を高くしても電
位の平滑化(均一化)が容易である。
【0040】上記により鋸歯状電極板を用いた帯電手段
によっても像形成体が安定して所定電位に制御されると
共に、重ね合わせカラー画像形成における帯電電位の平
滑化がなされ、凹凸のある潜像の均一化がなされて色に
じみのない重ね合わせカラートナー像が形成される。
【0041】なお、上記の実施形態の説明において、複
数のコロナ放電電極に対向してそれぞれに開口率の異な
る制御電極を設けた(上記の実施形態の場合2列の鋸歯
状電極板からなるコロナ放電電極に対向し2枚の制御電
極を設けた)が、制御電極を1枚としそれぞれの鋸歯状
電極板からなるコロナ放電電極に対向して異なる開口率
を設けたものを用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、鋸歯状電極板を用いた
帯電手段によっても像形成体が安定して所定電位に制御
されると共に、重ね合わせカラー画像形成における帯電
電位の平滑化がなされ、凹凸のある潜像の均一化がなさ
れて色にじみのない重ね合わせカラートナー像が形成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態の断
面構成図である。
【図2】鋸歯状電極板を用いた帯電手段の断面構成図で
ある。
【図3】図2の帯電手段の構成部材及びその組立方を示
す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 16 帯電前光除電器 111,112 鋸歯状電極板 111a,112a 鋸歯状電極 113 サイドプレート 115,116 制御グリッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の周面に複数の帯電手段、像露
    光手段及び現像手段を配設し、前記像形成体の一回転中
    に帯電、像露光及び現像を繰り返し、前記像形成体の周
    面に複数のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形
    成するカラー画像形成装置において、 前記帯電手段として複数の鋸歯状電極板列と制御電極と
    からなり、 前記複数の鋸歯状電極板列に対向する制御電極の開口率
    が、前記像形成体の回転方向上流側より下流側で小さい
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記開口率は上流側が60〜90%であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記開口率は下流側が40〜70%であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記像形成体の回転方向最上流位置に配
    置される帯電手段の制御電極の開口率は、下流側に配置
    される帯電手段の制御電極の開口率よりも高いことを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカラー画像
    形成装置。
JP287398A 1998-01-09 1998-01-09 カラー画像形成装置 Pending JPH11202594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005182059A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Xerox Corp タンデムピン荷電デバイスにおけるグリッド電圧設定システム及び方法
JP2007256394A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Sharp Corp 帯電装置および画像形成装置
JP2016103000A (ja) * 2014-11-12 2016-06-02 シャープ株式会社 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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