JPH09197759A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09197759A
JPH09197759A JP8008293A JP829396A JPH09197759A JP H09197759 A JPH09197759 A JP H09197759A JP 8008293 A JP8008293 A JP 8008293A JP 829396 A JP829396 A JP 829396A JP H09197759 A JPH09197759 A JP H09197759A
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Satoru Haneda
哲 羽根田
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像制御電極へのトナー溜まりを防止し、良
好な現像性が維持されるカラー画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 現像制御電極は現像器の現像領域におい
て現像スリーブの回転方向上流側に設けられ、像形成体
と現像制御電極との間に挿入されて移動し現像制御電極
をクリーニングするクリーニング部材を配設したことを
特徴とするカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等のカラー画像形成装置で、像形成体の周辺
に複数の帯電器、像露光手段と現像器を配置して像形成
体にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する電子
写真方式のカラー画像形成装置に関し、特に好ましく
は、像形成体の一回転中にトナー像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成する電子写真方式のカラー画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
としては、画像形成に必要な色と同数の像露光手段、帯
電器、現像器等を備え、それぞれの像形成体に形成した
単色のトナー像を転写材に重ね合わせてカラー画像とす
るカラー画像形成装置や、像形成体を複数回回転して、
各色毎の帯電、像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置、或いは、同じく像
形成体の一回転以内に帯電、像露光ならびに現像を順次
行ってカラー画像を形成するカラー画像形成装置等が知
られている。
【0003】しかし前記の各画像形成装置において、画
像形成に必要な色と同数の像露光手段、帯電器、現像器
等を備え、それぞれ感光体に形成した単色のトナー像を
転写材に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像形成
装置は、複数の像形成体や転写材の搬送を要するため装
置の容積が大型化する欠点があり、一方、像形成体を複
数回回転して、各色毎の帯電、像露光ならびに現像を繰
り返してカラー画像を形成するカラー画像形成装置は、
容積は小型化されるものの、形成される画像のサイズが
感光体の表面積以下に限定されると云う制約がある。
【0004】その点、像形成体の一回転以内に帯電、像
露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形成するカ
ラー画像形成装置は、画像のサイズに制約がなく、しか
も高速の画像形成を可能とする等の利点がある。更に、
像形成体の基体として透明基体を用い、像形成体の内部
に像露光手段を配置し装置の小型化を図ったものが、例
えば特開平5−307307号公報によって提案されて
いる。
【0005】一方、上記のカラー画像形成装置の画像形
成の際には非接触現像が用いられるが、像形成体と現像
器の現像スリーブとの間の現像領域に現像制御電極を設
け現像性を向上する方法が特開平5−346736号公
報によって開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者らが上記装置を小型化するため帯電器と現像器とを
近接して配置し、像形成体の内部に設けられた像露光手
段に対向して現像器を配設することを検討しているが、
現像領域でのトナークラウドにより現像制御電極先端に
トナーが付着して溜まり、現像性が低下し、画像ムラが
発生するという問題が生じた。
【0007】本発明は上記の問題点を改良し、現像制御
電極へのトナー溜まりを防止し、良好な現像性が維持さ
れるカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】また、現像器の現像制御電極の汚れのみな
らず、像形成体内部の像露光手段よりの像露光光により
像形成体上に形成されたトナー像が飛散され、飛散され
たトナーにより帯電器の放電電極が汚れたり、現像領域
からのトナークラウドにより帯電器の放電電極が汚れた
りして、現像性や帯電性が低下し、画像ムラが発生する
ので、個々にクリーニング部材とその移動手段を設けて
クリーニングを行っているが、機構が複雑となり問題と
なる。
【0009】本発明は上記の問題点を改良し、帯電器の
放電電極や現像器の現像制御電極のクリーニング部材の
移動手段の機構の簡素化が図られたカラー画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0010】また、カラー画像形成の際、像形成体上に
形成されたトナー像が、該カラー画像形成に関与しない
非使用の帯電器や現像器を通過すると、非使用の帯電器
の放電電極にトナーが付着して汚れ、帯電性が低下し画
像ムラが発生したり、非使用の現像器の現像制御電極に
トナーが付着して汚れ、現像性が低下し画像ムラが発生
するという問題が生じた。
【0011】本発明は上記の問題点を改良し、非使用の
帯電器の放電電極のトナーによる汚れを防止し、良好な
帯電性が維持されるカラー画像形成装置を提供すること
を目的とする。また、非使用の現像器の現像制御電極の
トナーによる汚れを防止し、良好な現像性が維持される
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】また、特に、像形成体の周辺に帯電器、像
露光手段と複数の現像器を配置して像形成体にトナー像
を重ね合わせてカラー画像を形成する電子写真方式のカ
ラー画像形成装置で、複数の現像器を移動可能に設けた
ものにおいては、像形成体に対し移動される複数の現像
器の現像制御電極が近接しており、現像制御電極のクリ
ーニング部材を配設することが困難であるという問題が
生じた。
【0013】本発明は上記の問題点を改良し、像形成体
の周辺に複数の帯電器、像露光手段と現像器を配置して
像形成体にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成す
る電子写真方式のカラー画像形成装置における、移動す
る複数の現像器の現像制御電極に対して、容易にクリー
ニング可能にクリーニング部材が配設されたカラー画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、潜像を形成
する像形成体と、前記像形成体に対向する現像スリーブ
と現像制御電極とが設けられ、前記像形成体上の潜像を
現像する複数の現像器とが配設されたカラー画像形成装
置において、前記現像制御電極は前記現像器の現像領域
において前記現像スリーブの回転方向上流側に設けら
れ、前記像形成体と前記現像制御電極との間に挿入され
て移動し前記現像制御電極をクリーニングするクリーニ
ング部材を配設したことを特徴とするカラー画像形成装
置によって達成される(第一の発明)。
【0015】また、上記目的は、回転する像形成体の周
囲に、前記像形成体を帯電させる帯電器と、帯電された
像形成体に像露光し潜像を形成させる像露光手段と、像
形成体に形成された潜像を現像しトナー像を形成させる
現像器と、を複数組配置し、前記像形成体の一回転中
に、前記像形成体に対し前記帯電器による帯電と前記像
露光手段による像露光と前記現像器による現像とによる
トナー像の形成を順次繰り返すことにより前記像形成体
上に複数のトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置
において、前記像露光手段を前記像形成体の内部に配置
し、また、前記帯電器と前記現像器とを近接配置すると
共に、前記現像器に前記現像器の現像領域において前記
現像スリーブの回転方向上流側に現像制御電極を設け、
近接配置した前記帯電器と前記現像器に対し、共通の移
動手段により前記帯電器の放電電極と前記現像器の前記
現像制御電極とをクリーニングするクリーニング部材を
移動させることを特徴とするカラー画像形成装置によっ
て達成される(第二の発明)。
【0016】また、上記目的は、回転する像形成体の周
囲に、前記像形成体を帯電させる帯電器と、帯電された
像形成体に像露光し潜像を形成させる像露光手段と、像
形成体に形成された潜像を現像しトナー像を形成させる
現像器と、を複数組配置し、前記像形成体の一回転中
に、前記像形成体に対し前記帯電器による帯電と前記像
露光手段による像露光と前記現像器による現像とによる
トナー像の形成を順次繰り返すことにより前記像形成体
上に複数のトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置
において、前記像露光手段を前記像形成体の内部に配置
し、また、前記帯電器の放電電極をクリーニングするク
リーニング部材を設けると共に、非使用帯電器に対して
も定期的に前記クリーニング部材により前記放電電極の
クリーニングを行うことを特徴とするカラー画像形成装
置によって達成される(第三の発明)。
【0017】また、上記目的は、回転する像形成体の周
囲に、前記像形成体を帯電させる帯電器と、帯電された
像形成体に像露光し潜像を形成させる像露光手段と、像
形成体に形成された潜像を現像しトナー像を形成させる
現像器と、を複数組配置し、前記像形成体の一回転中
に、前記像形成体に対し前記帯電器による帯電と前記像
露光手段による像露光と前記現像器による現像とによる
トナー像の形成を順次繰り返すことにより前記像形成体
上に複数のトナー像を重ね合わせるカラー画像形成装置
において、前記像露光手段を前記像形成体の内部に配置
し、前記現像器に前記現像器の現像領域において前記現
像スリーブの回転方向上流側に現像制御電極を設け、且
つ、前記現像制御電極をクリーニングするクリーニング
部材を設けると共に、非使用現像器に対しても定期的に
前記クリーニング部材により前記現像制御電極のクリー
ニングを行うことを特徴とするカラー画像形成装置によ
って達成される(第四の発明)。
【0018】また、上記目的は、回転する像形成体の周
囲に、前記像形成体を帯電させる帯電器と、帯電された
像形成体に像露光し潜像を形成させる像露光手段と、像
形成体に形成された潜像を現像しトナー像を形成させる
複数組の現像器と、を配置し、前記像形成体に対し前記
帯電器による帯電と前記像露光手段による像露光と前記
現像器による現像とによるトナー像の形成を順次繰り返
すことにより前記像形成体上に複数のトナー像を重ね合
わせるカラー画像形成装置において、前記現像器に前記
現像器の現像領域において前記現像スリーブの回転方向
上流側に現像制御電極を設け、且つ、前記現像器を前記
像形成体に対して移動可能に設け、前記像形成体から前
記現像器が退避した位置で前記現像制御電極をクリーニ
ングするクリーニング部材を設けたことを特徴とするカ
ラー画像形成装置によって達成される(第五の発明)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0020】本発明に共通するカラー画像形成装置の一
実施形態の画像形成プロセス及び各機構について、図1
〜図5を用いて説明する。図1は、本発明に共通するカ
ラー画像形成装置の一実施形態の断面構成図であり、図
2は、図1の要部拡大断面図であり、図3は、更に、図
2の要部拡大図であり、図4は、現像制御電極の一例を
示す図であり、図5は、コロナ放電電極の一例を示す図
である。
【0021】本実施形態のカラー画像形成装置は、像形
成体として透明の基体の外周面に導電層と感光体層とが
設けられた感光体ドラムが用いられ、感光体ドラムに対
し内部に像露光手段が、また外側に帯電器、現像器、転
写器、除電器、クリーニング装置等の画像形成プロセス
手段が配置された構造である。
【0022】像形成体である感光体ドラム10は、例え
ば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形成される円
筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、a−Si層或
いは有機感光層(OPC)等の感光層を該基体の外周に
形成したものであり、接地された状態で図1の矢印で示
す時計方向に回転される。
【0023】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明基体の光透過率は、100%である必要は
なく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収される
ような特性であっても構わない。透光性基体の素材とし
ては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエステル
モノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精度、
表面性等において優れており好ましく用いられるが、そ
の他一般光学部材などに使用されるアクリル、フッ素、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。ま
た、透光性導電層としては、インジウム・スズ・酸化物
(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化
銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光性を維
持した金属薄膜が用いられ、成膜法としては、真空蒸着
法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種CV
D法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。
また、光導電体層としては、アモルファスシリコン(a
−Si)合金感光層、アモルファスセレン合金感光層
や、各種有機感光層(OPC)が使用可能である。
【0024】帯電器としてのスコロトロン帯電器11は
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒
色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像形成
体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交する
方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光
体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定の電位
に保持された制御グリッドと放電電極として、例えば先
鋭状電極112を用いたコロナ放電とによって帯電作用
を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。
放電電極としては、その他ワイヤ電極を用いることも可
能である。
【0025】帯状部111の一側端に複数の放電電極と
しての先鋭状電極112、例えば鋸歯状の電極や針状の
電極が一定ピッチL(mm)で構成された先鋭状電極板
110が、絶縁性基板115、例えばセラミック上に張
付けて設けられてコロナ放電電極101が形成される。
【0026】先鋭状電極板110は、例えば、板厚0.
1mmのステンレス板をエッチング加工して作られたも
のであり、先鋭状電極112の放電先端部113の曲率
はR=40μm以下である。制御グリッド105は、例
えば、板厚0.1mmのステンレス板をエッチング加工
して作られ、メッシュ幅1mmである。
【0027】コロナ放電電極101を、絶縁性樹脂、例
えば、ABS樹脂で作られた長方形の支持部材102の
溝に、例えば接着剤にて貼付け固定する。先鋭状電極板
110の長手方向に平行して支持部材102に、シール
ド部材103と制御グリッド105とを、例えば図示せ
ぬ樹脂ネジにて取付け固定し、帯電器としてのスコロト
ロン帯電器11が形成される。
【0028】上記のスコロトロン帯電器11が、像形成
体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交する
方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられるが、
先鋭状電極板110が感光体ドラム10の回転方向下流
側に取付けられる方が、感光体ドラムの回転方向に放電
が拡がるために、帯電が安定し、好ましい。
【0029】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、図2及び図3に示すように、感光体ドラム10
上での露光位置を、スコロトロン帯電器11のコロナ放
電電極101と現像器13の現像位置との間(本実施形
態ではスコロトロン帯電器11に設けられた制御グリッ
ド105或いはシールド部材103の端部と現像器13
に設けられた現像制御電極139の先端との間)で、現
像スリーブ131に対して感光体ドラムの回転方向上流
側に設けた状態で配置される。
【0030】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された発光素子としてのL
ED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状
の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフォッ
クレンズ12bとが、不図示のホルダに取付けられた露
光用ユニットとして構成される。露光ユニット12は、
感光体ドラム10に内包して設けられた露光ユニット1
2を保持する固定部材20に取付けられており、メモリ
に記憶された各色の画像データがメモリより順次読み出
されて各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信号と
して入力される。
【0031】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電),LED(発光ダイオード)等の複数の発光
素子をアレイ状に並べた線状のものが用いられる。この
実施形態で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,
M,Cのトナーの透過性の高い680〜900nmの範
囲のものが良好であるが、裏面から像露光を行うことか
らカラートナーに透明性を十分に有しないこれより短い
波長でもよい。
【0032】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器は、本
実施形態においては、図1の矢印にて示す感光体ドラム
10の回転方向に対してY,Mの現像器13が感光体ド
ラム10の左側に、また、C,Kの現像器13が感光体
ドラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器13の現
像ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロン帯電
器11が、また、C,Kの現像器13の現像ケーシング
138の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置
される。
【0033】各色毎の現像手段である現像器13は、イ
エロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の一成分或いは二成分の現像剤をそれぞれ収容
し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙
を保って、現像位置において感光体ドラム10の回転方
向と同方向に回転する現像スリーブ131を備えてい
る。
【0034】各色毎の現像手段である現像器13は、例
えば図3及び図4に示すように、以下の如く構成され
る。
【0035】固定磁石132は、現像スリーブ131に
内包され、N及びSの磁極を交互に配し、現像スリーブ
131と同心に固定されていて、非磁性のスリーブ周面
に磁力を作用させる。薄層形成部材133は、現像スリ
ーブ131の周面上の二成分現像剤の層厚を規制する、
例えば発泡ゴム、ウレタンゴム等の弾性体の板状の部材
であり、現像スリーブ131の周面に所定の荷重をもっ
て均等に圧接される。現像スリーブ131上より二成分
現像剤を除去するための除去手段であるスクレーパ13
4は、帯状の長辺の一端を現像スリーブ131に平行に
圧接して設けられた、例えばSUS、ウレタンゴム等の
板状の弾性部材よりなる。撹拌スクリュウ136及び1
37は、互いに相反する方向に等速で回転し、現像器1
3内のトナーとキャリアとを撹拌、混合し、所定のトナ
ー成分を均等に含有する二成分現像剤とする。更に、供
給ローラ135により二成分現像剤を撹拌部へ供給した
り、撹拌部から現像スリーブ131に搬送、供給され
る。138は現像ケーシングである。
【0036】また、現像スリーブ131の現像領域又は
現像領域よりも現像スリーブ131の回転方向上流側に
現像スリーブ131上の現像剤層に当接して設けられる
現像制御電極139を備えている。現像制御電極139
は現像スリーブ131の長手方向に平行して配置され、
現像ケーシング138に取付けられた板状の部材であ
り、絶縁性の電極板139bと電極板139bの先端で
現像剤層に当接された状態で設けられる帯状の電極部1
39aとによって構成される。現像制御電極139を設
けることにより現像性が向上される。
【0037】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による像露光によって形成される感光体ドラム10上の
静電潜像を現像バイアス電圧及び現像制御電極への電圧
印加による非接触現像法により非接触の状態で反転現像
する。
【0038】原稿画像は本装置とは別体の画像読取装置
の撮像素子により読み取られた画像或いは、コンピュー
タで編集された画像を、Y,M,C及びKの各色別の画
像データとして一旦メモリに記憶し格納する。
【0039】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータが回動され感光体ドラム10を図1の矢印で
示す時計方向へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方
でイエロー(Y)の現像器13の現像ケーシング138
の下方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電
作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始され
る。
【0040】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
されドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿
画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0041】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0042】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
を付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0043】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12及びCの現像器13によ
ってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナ
ー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒色
(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に配
置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光ユ
ニット12及び現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラ
ーのトナー像が形成される。
【0044】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する画像
の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受
けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同
等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0045】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100μm
〜1000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像
器13による現像作用に際しては、現像スリーブ131
に対し直流電圧E1或いはさらに交流電圧ACを加えた
現像バイアスが、また現像制御電極139の電極部13
9aに、現像スリーブ131に印加する直流電圧E1に
共通される直流電圧がそれぞれ印加され、現像器の収容
する一成分或いは二成分現像剤によるジャンピング現像
が行われて、透明な導電層を接地する感光体ドラム10
に対してトナーと同極性の直流バイアスを印加して、露
光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われ
る。
【0046】転写材である転写紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より送り出され、タイミングロー
ラ16へ搬送される。感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像が、転写器14aにおいて、タ
イミングローラ16の駆動によって、感光体ドラム10
上のトナー像と同期して給紙される転写材である転写紙
Pに転写される。
【0047】トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電
器14bにおいて、除電を受けてドラム周面より分離し
た後、搬送手段である搬送ベルト14eにより定着装置
17へ搬送される。定着装置17において加熱・圧着さ
れトナーを転写紙P上に溶着・定着したのち、定着装置
17より排出され、排紙搬送ローラ対18aにより搬送
されて排紙ローラ18を介して装置上部のトレイ上にト
ナー像面を下面にして排出される。
【0048】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19においてクリーニングブレード
19aによって感光体ドラム10面を摺擦され、残留ト
ナーを除去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成を続
行するかもしくは一旦停止して新たな原稿画像のトナー
像の形成にかかる。クリーニングブレード19a及びク
リーニングローラ19bによって掻き落とされた廃トナ
ーは、トナー搬送スクリュウ19cにより不図示の廃ト
ナー容器へと排出される。クリーニング終了後、クリー
ニングブレード19a及びクリーニングローラ19bは
感光体ドラム10の損傷を防止するために、感光体ドラ
ム10より離間した状態に保たれる。
【0049】実施形態1 本発明の現像制御電極クリーニング機構の一例を図6を
用いて説明する。図6は、現像制御電極クリーニング機
構の一例を示す図であり、図6(A)は、第一の実施形
態にかかわる現像制御電極クリーニング機構の側断面図
であり、図6(B)は、図6(A)の斜視図である。
【0050】現像器13の現像ケーシング138に取付
けられた現像制御電極139に、クリーニング部材20
1が設けられる。クリーニング部材201は、例えば弾
性のあるゴム状の部材やフィルム状の部材等で形成され
た板状の部材であり、一端が感光体ドラム10の端部の
画像形成領域外で、感光体ドラム10と現像制御電極1
39の先端の電極部139aとの間の、500μm〜2
00μm程度の狭い空間に挿入され、他端が移動部材2
02に取付けられて設けられる。クリーニング部材20
1の先端部の一面が感光体ドラム10と、また他面が現
像制御電極139と接触して設けられる。クリーニング
部材201の先端部は、感光体ドラム10や現像スリー
ブ131の回転方向に対して順方向に設けられるので感
光体ドラム10の回転時や現像スリーブ131の回転時
に折れたり、破損されたりすることがない。
【0051】例えば、カラー画像形成装置のウオームア
ップ中やメンテナンス時或いは後述するクリーニング部
材の作動タイミング時に、不図示の制御部よりの指令に
よりモータM1が回転され、歯車G1,G2を通して現
像器13に取付けられたスクリュウ203が回転され
る。スクリュウ203が回転されると、スクリュウ20
3と螺合する移動部材202の移動により、クリーニン
グ部材201が図6(B)の矢印で示す如くスクリュウ
203の回転方向に従い現像スリーブ131の長手方向
に平行して現像スリーブ131の回転方向に直交する方
向に移動される。
【0052】この際、クリーニング部材201が現像制
御電極139の電極板139b及び電極部139aを摺
動して移動され、弾性のある板状のクリーニング部材2
01が微振動されながら移動し、現像制御電極139の
クリーニングを行ない、先端の電極部139aや電極板
139bに付着したトナー溜まりをクリーニングする。
更に、クリーニング部材201の移動時に、感光体ドラ
ム10や現像スリーブ131を回転させることも可能で
ある。クリーニング部材201の先端部が、感光体ドラ
ム10や現像スリーブ131の回転方向に対して順方向
に設けられるので感光体ドラム10の回転時や現像スリ
ーブ131の回転時に折れたり、破損されたりすること
がなく、またクリーニング部材の移動時の振動によりト
ナーが良好に落下される。
【0053】クリーニング部材の現像制御電極との当接
部がしごかれながら移動されるので、現像制御電極先端
のトナー溜まりが良好にクリーニングされ、良好な現像
性が維持されて、画像ムラのない良好な画像が形成され
る。
【0054】実施形態2 本発明の現像制御電極クリーニング機構の他の例を図7
を用いて説明する。図7は、現像制御電極クリーニング
機構の他の例を示す側断面図である。
【0055】本実施形態では、感光体ドラム10と平行
に設けられた現像スリーブ131と略同幅で現像器13
の現像ケーシング138に取付けられた現像制御電極1
39と略同幅に、現像制御電極139に平行に現像制御
電極139と接して、クリーニング部材301が設けら
れる。
【0056】クリーニング部材301は、例えば弾性の
あるゴム状の部材やフィルム状の部材等で形成された板
状の部材であり、一端が現像制御電極139の先端部に
接して、また、他端が現像器13の現像ケーシング13
8の両端部(図7に向かって前後方向)に設けられ、ピ
ン301a,138aによって保持されたバネ304
a,304b(不図示)によって楕円状のカム302に
圧接される。
【0057】例えば、カラー画像形成装置のウオームア
ップ中やメンテナンス時或いは後述するクリーニング部
材の作動タイミング時に、不図示の制御部よりの指令に
よりモータM2が回転され、モータM2に連なる軸30
3の回転によって、楕円状のカム302が一点鎖線で示
す位置に回転されると、バネ304a,304b(不図
示)に抗してクリーニング部材301も一点鎖線で示す
位置に動かされ、先端部が感光体ドラム10と現像制御
電極139の先端の電極部139aとの間の、500μ
m〜200μm程度の狭い空間に挿入される。クリーニ
ング部材301の先端部の一面が感光体ドラム10と、
また他面が現像制御電極139と接触する位置まで移動
される。
【0058】カム302の回転により、クリーニング部
材301が現像スリーブ131の回転方向と平行する方
向に、図7の矢印で示す如く上下に作動され、現像制御
電極139のクリーニングを行ない、先端の電極部13
9aや電極板139bに付着したトナー溜まりをクリー
ニングする。更に、クリーニング部材301の作動時
に、感光体ドラム10や現像スリーブ131を回転させ
ることも可能である。クリーニング部材201の先端部
は、感光体ドラム10や現像スリーブ131の回転方向
に対して順方向に設けられるので感光体ドラム10の回
転時や現像スリーブ131の回転時に折れたり、破損さ
れたりすることがなく、またクリーニング部材の上下振
動によりトナーが良好に落下される。
【0059】実施形態3 帯電器の放電電極のクリーニング部材と現像器の現像制
御電極のクリーニング部材との共通の移動手段について
図8を用いて説明する。図8は、放電電極のクリーニン
グ部材と現像制御電極のクリーニング部材との共通の移
動手段の一例を示す図であり、図8(A)は、第三の実
施形態にかかわるクリーニング機構の側断面図であり、
図8(B)は、図8(A)の斜視図である。
【0060】本実施形態は前記カラー画像形成装置にお
いて説明した、近接配置される帯電器としてのスコロト
ロン帯電器11と現像器13とに、帯電器の放電電極で
ある先鋭状電極112のクリーニング部材401aと現
像器13の現像ケーシング138に取付けられた現像制
御電極139のクリーニング部材401bとをそれぞれ
設け、スコロトロン帯電器11の放電電極である先鋭状
電極112のクリーニング部材401aと現像器13の
現像制御電極139のクリーニング部材401bとを共
通の移動手段によって移動するものである。
【0061】例えば、図8(B)に示す保持部材401
c、移動部材402、スクリュウ403、歯車G1,G
2及びモータM3等によって共通の移動手段400を構
成し、移動手段400の保持部材401cにスコロトロ
ン帯電器11の先鋭状電極112のクリーニング部材4
01aと現像器13の現像制御電極139のクリーニン
グ部材401bとを取付けたものである。
【0062】先鋭状電極112のクリーニング部材40
1aは、例えばウレタンゴムの発泡材やブラシ等で形成
され、現像制御電極139のクリーニング部材401b
は、例えば弾性のあるゴム状の部材やフィルム状の部材
等で形成された板状の部材であり、クリーニング部材4
01a,401bとが、それぞれ保持部材401cに取
付けられ、感光体ドラム10の端部の画像形成領域外に
配設される。
【0063】例えば、カラー画像形成装置のウオームア
ップ中やメンテナンス時或いは後述するクリーニング部
材の作動タイミング時に、不図示の制御部よりの指令に
よりモータM3が回転され、歯車G1,G2を通して、
例えば現像器13に取付けられたスクリュウ403が回
転される。スクリュウ403が回転されると、スクリュ
ウ403と螺合する移動部材402の移動により、保持
部材401cに設けられたクリーニング部材401a,
401bが図8(B)の矢印で示す如くスクリュウ40
3の回転方向に従いそれぞれ先鋭状電極112及び現像
制御電極139の長手方向に平行して移動される。
【0064】この際、クリーニング部材401aが先鋭
状電極112を摺動して移動し、先鋭状電極112に付
着したトナーや放電生成物をクリーニングする。また、
クリーニング部材401bが現像制御電極139の電極
板139b及び電極部139aを摺動して移動し、現像
制御電極139のクリーニングを行ない、先端の電極部
139aや電極板139bに付着したトナー溜まりをク
リーニングする。
【0065】帯電器としてのスコロトロン帯電器11の
放電電極である先鋭状電極112のクリーニング部材4
01aと現像器13の現像制御電極139のクリーニン
グ部材401bとが共通の移動手段によって移動される
ので、それぞれのクリーニング部材の移動手段が一つで
よく、機構の簡素化が図られ、また、帯電器の放電電極
の汚れと現像器の現像制御電極の汚れとが同時にクリー
ニングされ画像ムラのない良好な画像が形成される。
【0066】実施形態4 クリーニング部材の動作タイミングについて図9を用い
て説明する。図9は、クリーニング部材の動作タイミン
グを示す制御構成概要図である。
【0067】本実施形態は、実施形態1〜3にて説明し
たクリーニング部材の動作タイミングを示すものであ
る。
【0068】カラー画像形成装置の装置本体に設けられ
た制御部801によりクリーニング部材の作動制御が行
われる。制御部801は、CPU802、記憶部803
やタイマ804等よりなる。
【0069】カラー画像形成装置の操作部805に設け
られたメインスイッチのon、offに基づき、タイマ
804により記憶部803にカラー画像形成装置の使用
時間が計測されて積算される。
【0070】カラー画像形成装置の使用積算時間が記憶
部803に記憶されたカラー画像形成装置使用時間基準
値、例えば200時間に達すると、制御部801より、
帯電器の放電電極や現像器の現像制御電極をクリーニン
グするクリーニング部材を移動するためのモータ(上記
の実施形態におけるM1、M2、M3等)のon、of
f信号が出力部806に出力され、そのコピーの終了
後、クリーニング部材が移動されて放電電極のクリーニ
ングが行われる。実施形態3で説明したモータM3によ
るクリーニング部材の移動は共通の移動手段により放電
電極のクリーニング部材と現像制御電極のクリーニング
部材とを一体で作動させたが、本実施形態でのクリーニ
ング部材は帯電器の放電電極用と現像器の現像制御電極
用とのクリーニング機構を別体として設け、上記のタイ
ミングにて個別に移動制御を行うものでもよい。
【0071】操作部805よりのコピーボタンによるコ
ピー信号により、カラー画像形成が行われるが、その際
に、カラー画像形成に使用される使用色のY、M、C、
K毎のコピー枚数と、カラー画像形成に使用されない非
使用色のY、M、C、K毎のコピー枚数とが記憶部80
3に積算される。例えば、カラー画像形成に際し、カラ
ー画像形成に関与する色がY、Mの場合、使用色として
Y、M、非使用色としてC、Kにコピー枚数が積算さ
れ、カラー画像形成装置に関与する色がY、M、C、K
の場合、使用色としてY、M、C、Kにコピー枚数が積
算され、非使用色はない、モノクロコピーによりKのみ
が画像形成に関与する場合は、使用色としてK、非使用
色としてY、M、Cにコピー枚数が積算される。
【0072】上記の如くして、Y、M、C、K毎の使用
コピー回数とY、M、C、K毎の非使用コピー回数とが
積算される。
【0073】Y、M、C、K毎の使用コピー回数が記憶
部803に記憶された現像器の使用色コピー回数基準
値、例えば1000コピーに達すると、制御部801よ
り、現像器の現像制御電極をクリーニングするクリーニ
ング部材を移動するためのモータ(上記の実施形態にお
けるM1、M2、M3等)のon、off信号が出力部
806に出力され、そのコピーの終了後、クリーニング
部材が移動されて現像制御電極のクリーニングが行わ
れ、また、非使用コピー回数が記憶部803に記憶され
た現像器の非使用色コピー回数基準値、例えば2000
コピーに達すると、制御部801より、現像器の現像制
御電極をクリーニングするクリーニング部材を移動する
ためのモータ(上記の実施形態におけるM1、M2、M
3等)のon、off信号が出力部806に出力され、
そのコピーの終了後、クリーニング部材が移動されて現
像制御電極のクリーニングが行われる。使用色回数は1
000コピー毎に、また非使用色回数は2000コピー
毎に現像器の現像制御電極のクリーニングが定期的に行
われる。色毎に基準値を設定して行うことも可能であ
る。
【0074】Y、M、C、K毎の使用コピー回数が記憶
部803に記憶された帯電器の使用色コピー回数基準
値、例えば1500コピーに達すると、制御部801よ
り、帯電器の放電電極をクリーニングするクリーニング
部材を移動するためのモータ(上記の実施形態における
M3)のon、off信号が出力部806に出力され、
そのコピーの終了後、クリーニング部材が移動されて放
電電極のクリーニングが行われ、また、非使用コピー回
数が記憶部803に記憶された帯電器の非使用色コピー
回数基準値、例えば3000コピーに達すると、制御部
801より、帯電器の放電電極をクリーニングするクリ
ーニング部材を移動するためのモータ(上記の実施形態
におけるM3)のon、off信号が出力部806に出
力され、そのコピーの終了後、クリーニング部材が移動
されて放電電極のクリーニングが行われる。使用色回数
は1500コピー毎に、また非使用色回数は3000コ
ピー毎に帯電器の放電電極のクリーニングが定期的に行
われる。色毎に基準値を設定して行うことも可能であ
る。
【0075】上記において、実施形態3で説明したモー
タM3によるクリーニング部材の移動は共通の移動手段
により放電電極のクリーニング部材と現像制御電極のク
リーニング部材とを一体で作動させたが、本実施形態で
のクリーニング部材は帯電器の放電電極用と現像器の現
像制御電極用とのクリーニング機構を別体として設け、
上記のタイミングにて個別に移動制御を行うものでもよ
い。
【0076】上記により非使用の帯電器の放電電極の汚
れが定期的にクリーニングされ、良好な帯電性が維持さ
れ、また、非使用の現像器の現像制御電極の汚れが定期
的にクリーニングされ、良好な現像性が維持される。
【0077】また、上記のカラー画像形成装置使用時間
基準値や使用コピー回数基準値、非使用コピー回数基準
値に達した場合、制御部801よりクリーニング警告の
信号が操作部805に出力され、操作部805に設けら
れた、例えばランプや液晶等による表示が行われるよう
にすることも可能である。
【0078】実施形態5 カラー画像形成装置の他の実施形態と複数の現像器の現
像制御電極のクリーニング部材について図10を用いて
説明する。図10は、カラー画像形成装置の他の実施形
態と複数の現像器の現像制御電極のクリーニング部材を
示す図であり、図10(A)は回転型現像器ユニットを
用いた例を示す図であり、図10(B)は、水平移動型
現像器ユニットを用いた例を示す図である。
【0079】本実施形態のカラー画像形成装置は、回転
する像形成体としての感光体ドラム10の周囲に、感光
体ドラム10を帯電させる帯電器としてのスコロトロン
帯電器11と、帯電された感光体ドラム10に像露光し
潜像を形成させる像露光手段としての露光ユニット12
と、感光体ドラム10に形成された潜像を現像しトナー
像を形成させる複数組の現像器13と、を配置し、感光
体ドラム10に対しスコロトロン帯電器11による帯電
と露光ユニット12による像露光と現像器13による現
像とによるトナー像の形成を順次繰り返すことにより感
光体ドラム10上に複数のトナー像を重ね合わカラー画
像を形成するものであり、各プロセス部材の機能は、前
記の共通のカラー画像形成装置のプロセス、機構にて説
明したものと同様である。
【0080】複数の現像器13として、図10(A)に
示すように、感光体ドラム10に対し回転型現像器ユニ
ット130aを配設したものと、図10(B)に示すよ
うに、感光体ドラム10に対し水平移動型現像器ユニッ
ト130bを配設したものが用いられ、感光体ドラム1
0に対して移動可能な複数の現像器13の現像スリーブ
131に平行にそれぞれ現像制御電極139が設けられ
る。現像制御電極139の配設の仕方は、前記の共通の
カラー画像形成装置のプロセス、機構にて説明したもの
と同様である。
【0081】現像器13が感光体ドラム10と対峙する
現像領域より離間した位置(現像器13が退避した位
置)に、現像器13の現像制御電極139をクリーニン
グする、例えばローラ状のブラシよりなるクリーニング
部材501、601が現像制御電極139と平行に配置
される。
【0082】例えば、カラー画像形成装置のウオームア
ップ中やメンテナンス時或いは前述したクリーニング部
材の作動タイミング時に、不図示の制御部よりの指令に
よる不図示のモータに連なる軸503、603の回転に
よって、ローラ状のブラシよりなるクリーニング部材5
01、601が回転され、現像器13の現像制御電極1
39を摺擦して現像制御電極139のクリーニングを行
ない、図4にて説明した、現像制御電極139の先端の
電極部139aや電極板139bに付着したトナー溜ま
りをクリーニングする。クリーニング終了後、クリーニ
ング部材501、601が現像制御電極139より離間
される。
【0083】また、クリーニング部材501、601に
ウェブ状の部材を用い、現像制御電極139と平行にク
リーニング部材501、601を移動させ、クリーニン
グを行ったり、超音波振動子を用いて現像制御電極13
9を強制振動させてクリーニングを行うことも可能であ
る。
【0084】像形成体としての感光体ドラムより退避し
た位置で現像制御電極のクリーニングを行うため、現像
制御電極の電極部や電極板に付着したトナー溜まりのク
リーニングがし易い。
【0085】また、クリーニング部材として、図10
(A)、図10(B)に示すように、複数の現像器13
に設けられた現像制御電極139に対し一つのクリーニ
ング部材501、601を共通に用い、それぞれの現像
制御電極139をクリーニング部材501、601の位
置にてクリーニングすることも可能である。一つのクリ
ーニング部材を共通に用いることにより、機構の簡素化
が図られる。
【0086】
【発明の効果】請求項1によれば、クリーニング部材の
現像制御電極との当接部がしごかれながら移動されるの
で、現像制御電極先端のトナー溜まりが良好にクリーニ
ングされ、良好な現像性が維持されて、画像ムラのない
良好な画像が形成される。
【0087】請求項2又は3によれば、クリーニング機
構が簡単になる。
【0088】請求項4によれば、クリーニング部材が破
損されることがなく、またクリーニング部材の移動時の
振動によりトナーが良好に落下される。
【0089】請求項5によれば、複数のクリーニング部
材の移動手段が一つでよく、機構の簡素化が図られる。
【0090】請求項6によれば、非使用の帯電器の放電
電極の汚れが定期的にクリーニングされ、良好な帯電性
が維持される。
【0091】請求項7によれば、非使用の現像器の現像
制御電極の汚れが定期的にクリーニングされ、良好な現
像性が維持される。
【0092】請求項8によれば、像形成体より退避した
位置で現像制御電極のクリーニングを行うため、現像制
御電極のクリーニングがし易い。
【0093】請求項9によれば、複数の現像器のクリー
ニング部材が一つでよく、機構の簡素化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に共通するカラー画像形成装置の一実施
形態の断面構成図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】現像制御電極の一例を示す図である。
【図5】コロナ放電電極の一例を示す図である。
【図6】現像制御電極クリーニング機構の一例を示す図
である。
【図7】現像制御電極クリーニング機構の他の例を示す
側断面図である。
【図8】放電電極のクリーニング部材と現像制御電極の
クリーニング部材との共通の移動手段の一例を示す図で
ある。
【図9】クリーニング部材の動作タイミングを示す制御
構成概要図である。
【図10】カラー画像形成装置の他の実施形態とその現
像器の現像制御電極のクリーニング部材を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 112 先鋭状電極 130a 回転現像器ユニット 130b 水平移動現像器ユニット 131 現像スリーブ 139 現像制御電極 201,301,401a,401b,501,601
クリーニング部材 202,402 移動部材 203,403 スクリュウ 401c 保持部材 801 制御部 803 記憶部 805 操作部 806 出力部 G1,G2 歯車 M1,M2,M3 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 徹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を形成する像形成体と、前記像形成
    体に対向する現像スリーブと現像制御電極とが設けら
    れ、前記像形成体上の潜像を現像する複数の現像器とが
    配設されたカラー画像形成装置において、前記現像制御
    電極は前記現像器の現像領域において前記現像スリーブ
    の回転方向上流側に設けられ、前記像形成体と前記現像
    制御電極との間に挿入されて移動し前記現像制御電極を
    クリーニングするクリーニング部材を配設したことを特
    徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材は板状であり、現
    像スリーブの回転方向と直交する方向に移動することを
    特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材は板状であり、現
    像スリーブの回転方向と平行する方向に移動することを
    特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像器の現像領域において前記像形
    成体と前記現像スリーブとが同方向に回転され、前記像
    形成体或いは前記現像スリーブの回動中に前記クリーニ
    ング部材によりクリーニングを行うことを特徴とする請
    求項1〜3の何れか1項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回転する像形成体の周囲に、前記像形成
    体を帯電させる帯電器と、帯電された像形成体に像露光
    し潜像を形成させる像露光手段と、像形成体に形成され
    た潜像を現像しトナー像を形成させる現像器と、を複数
    組配置し、前記像形成体の一回転中に、前記像形成体に
    対し前記帯電器による帯電と前記像露光手段による像露
    光と前記現像器による現像とによるトナー像の形成を順
    次繰り返すことにより前記像形成体上に複数のトナー像
    を重ね合わせるカラー画像形成装置において、前記像露
    光手段を前記像形成体の内部に配置し、また、前記帯電
    器と前記現像器とを近接配置すると共に、前記現像器に
    前記現像器の現像領域において前記現像スリーブの回転
    方向上流側に現像制御電極を設け、近接配置した前記帯
    電器と前記現像器に対し、共通の移動手段により前記帯
    電器の放電電極と前記現像器の前記現像制御電極とをク
    リーニングするクリーニング部材を移動させることを特
    徴とするカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 回転する像形成体の周囲に、前記像形成
    体を帯電させる帯電器と、帯電された像形成体に像露光
    し潜像を形成させる像露光手段と、像形成体に形成され
    た潜像を現像しトナー像を形成させる現像器と、を複数
    組配置し、前記像形成体の一回転中に、前記像形成体に
    対し前記帯電器による帯電と前記像露光手段による像露
    光と前記現像器による現像とによるトナー像の形成を順
    次繰り返すことにより前記像形成体上に複数のトナー像
    を重ね合わせるカラー画像形成装置において、前記像露
    光手段を前記像形成体の内部に配置し、また、前記帯電
    器の放電電極をクリーニングするクリーニング部材を設
    けると共に、非使用帯電器に対しても定期的に前記クリ
    ーニング部材により前記放電電極のクリーニングを行う
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 回転する像形成体の周囲に、前記像形成
    体を帯電させる帯電器と、帯電された像形成体に像露光
    し潜像を形成させる像露光手段と、像形成体に形成され
    た潜像を現像しトナー像を形成させる現像器と、を複数
    組配置し、前記像形成体の一回転中に、前記像形成体に
    対し前記帯電器による帯電と前記像露光手段による像露
    光と前記現像器による現像とによるトナー像の形成を順
    次繰り返すことにより前記像形成体上に複数のトナー像
    を重ね合わせるカラー画像形成装置において、前記像露
    光手段を前記像形成体の内部に配置し、前記現像器に前
    記現像器の現像領域において前記現像スリーブの回転方
    向上流側に現像制御電極を設け、且つ、前記現像制御電
    極をクリーニングするクリーニング部材を設けると共
    に、非使用現像器に対しても定期的に前記クリーニング
    部材により前記現像制御電極のクリーニングを行うこと
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 回転する像形成体の周囲に、前記像形成
    体を帯電させる帯電器と、帯電された像形成体に像露光
    し潜像を形成させる像露光手段と、像形成体に形成され
    た潜像を現像しトナー像を形成させる複数組の現像器
    と、を配置し、前記像形成体に対し前記帯電器による帯
    電と前記像露光手段による像露光と前記現像器による現
    像とによるトナー像の形成を順次繰り返すことにより前
    記像形成体上に複数のトナー像を重ね合わせるカラー画
    像形成装置において、前記現像器に前記現像器の現像領
    域において前記現像スリーブの回転方向上流側に現像制
    御電極を設け、且つ、前記現像器を前記像形成体に対し
    て移動可能に設け、前記像形成体から前記現像器が退避
    した位置で前記現像制御電極をクリーニングするクリー
    ニング部材を設けたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記クリーニング部材が前記複数の現像
    器の現像制御電極をクリーニングする共通のクリーニン
    グ部材であることを特徴とする請求項8に記載のカラー
    画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102147580A (zh) * 2010-02-04 2011-08-10 株式会社理光 显影单元、成像设备和处理盒

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