JPH10307441A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10307441A
JPH10307441A JP9119336A JP11933697A JPH10307441A JP H10307441 A JPH10307441 A JP H10307441A JP 9119336 A JP9119336 A JP 9119336A JP 11933697 A JP11933697 A JP 11933697A JP H10307441 A JPH10307441 A JP H10307441A
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JP
Japan
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image forming
toner
image
color
developing
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JP9119336A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速現像性が可能になると共に、複数の現像
手段よりの飛散トナーによる帯電手段の汚れが防止され
るカラー画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 帯電手段は先端部が先鋭状の先鋭状電極
板を並列配置し、中央部に仕切板を設けることを特徴と
するカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてドラム状
の像形成体の周面に複数の帯電手段、像露光手段及び現
像手段を配置し、像形成体の一回転中にトナー像を像形
成体上に重ね合わせて形成する電子写真方式のカラー画
像形成装置に関し、特に像形成体の帯電手段として、非
接触型の先鋭状電極を用いたカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
としては、画像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電
手段、現像手段等を備え、それぞれの像形成体に形成し
た単色のトナー像を転写材に重ね合わせてカラー画像と
するカラー画像形成装置や、像形成体を複数回回転して
各色毎の帯電、像露光ならびに現像を繰り返してカラー
画像を形成するカラー画像形成装置、あるいは、同じく
像形成体の一回転以内に各色毎の帯電、像露光ならびに
現像を順次行ってカラー画像を形成するカラー画像形成
装置等が知られている。
【0003】しかし前記の各画像形成装置において、画
像形成に必要な色と同数の像形成体、帯電手段、現像手
段等を備え、それぞれ像形成体に形成した単色のトナー
像を転写材に重ね合わせてカラー画像とするカラー画像
形成装置は、複数の像形成体や転写材の搬送を要するた
め装置の容積が大型化する欠点があり、一方、像形成体
を複数回回転して各色毎の帯電、像露光ならびに現像を
繰り返してカラー画像を形成するカラー画像形成装置
は、容積は小型化されるものの、形成される画像のサイ
ズが像形成体の表面積以下に限定されると云う制約があ
る。
【0004】その点、像形成体の一回転以内に各色毎の
帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形
成するカラー画像形成装置は、画像のサイズに制約がな
く、しかも高速の画像形成を可能とする等の利点があ
る。更に、像形成体の基体として透光性基体を用い、像
形成体の内部に像露光手段を配置し装置の小型化を図っ
たものが、例えば特開平5−307307号公報によっ
て提案されている。
【0005】一方、従来より、複写機、プリンタ、FA
X等の画像形成装置に用いられるコロナ放電式の帯電手
段としては、ワイヤ放電方式とピン放電方式(ピン電極
型、先鋭状電極型等)に大別される。後者は小型で低オ
ゾン発生のため近年電子写真複写機、プリンタ等でも使
用されるようになってきた。特に、放電電極として一枚
の薄い板状部材に複数の先鋭状電極を設けた先鋭状電極
板がUSP.4725732や特開平5−2314号公
報によって開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案によるカラー画像形成装置において、複数の帯電手
段を用いるので、低オゾン化のために放電電極として先
端部が先鋭状(鋸歯状)の先鋭状電極板(鋸歯状電極
板)を用いた帯電手段を検討しているが、先鋭状電極を
用いたものは、小型で低オゾン発生であり、安定した放
電が得られるものの、指向性が強く局所的で幅狭な先鋭
状電極よりのコロナ放電のため幅狭な帯電能力であり帯
電ムラが生じ易く、例えばA−4サイズで毎分40〜5
0プリント以上の高速現像性が要求される帯電手段とし
ては不足の点が有った。
【0007】更に、上記の提案によるカラー画像形成装
置は、像形成体に対し、像形成体の外部に現像手段及び
帯電手段を数多く配置しており、装置の小型化のため帯
電手段の両側に近接して配置される現像手段よりの飛散
トナーが帯電手段に入り込み、帯電手段がトナーにより
汚れるという問題が生じる。
【0008】本発明は上記の問題点を解決し、高速現像
性が可能になると共に、複数の現像手段よりの飛散トナ
ーによる帯電手段の汚れが防止されるカラー画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
外周面に複数の帯電手段及び現像手段、内周面に複数の
像露光手段を配設し、前記像形成体の一回転中に帯電、
像露光及び現像を繰り返し、前記像形成体の周面に複数
のトナー像を重ね合わせてカラートナー像を形成するカ
ラー画像形成装置において、前記帯電手段は先端部が先
鋭状の先鋭状電極板を並列配置し、中央部に仕切板を設
けることを特徴とするカラー画像形成装置によって達成
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0011】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態
の画像形成プロセス及び構成について図1及び図2を用
いて説明する。図1は、本発明のカラー画像形成装置の
一実施形態の断面構成図であり、図2は、図1の像形成
体の側断面図である。
【0012】円筒状の像形成体としての感光体ドラム1
0は、例えば、透光性アクリル樹脂の透光性部材によっ
て形成される円筒状プラスチック基体を内側に設け、透
光性の導電層及び有機感光層(OPC)を該基体の外周
に形成したものであり、接地された状態で図1の矢印で
示す方向に回転される。
【0013】感光体ドラム10は、図2に示すように、
それを係合固定する両端部のフランジ部材10a及び1
0bが装置本体に架設固定されるドラム軸30に対し両
端部のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リングB1,B2により軸受けされて回転自在に支持さ
れ、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが装置本体
側の不図示の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に一定速度、例えば250mm/secで回
転される。WAは後述する像露光手段の発光素子(LE
D)よりのリード線である。
【0014】帯電手段としてのスコロトロン帯電器10
0はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)お
よび黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、
感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向に感
光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感光体ドラム
10の前述した有機感光層に対し所定の電位に保持され
た制御グリッド150と、放電電極として先鋭状電極1
10a,110bを並列配置したものを用い、先鋭状電
極110a,110bによるトナーと同極性のコロナ放
電とによって帯電作用(本実施形態においてはマイナス
帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。放電電極としては、その他針状電極を用いること
も可能である。
【0015】各色毎の像露光手段としての露光装置12
は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロトロン
帯電器100の放電電極と現像器13の現像位置との間
で、現像スリーブ131に対して感光体ドラムの回転方
向上流側に設けた状態で配置される。
【0016】露光装置12は、感光体ドラム10の軸と
平行に主走査方向に配列された発光素子としてのLED
(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた線状の露
光素子12aと、結像素子としての光集束性光伝送体
(セルフォックレンズ)12bとが、不図示のレンズホ
ルダに取付けられた露光用ユニットとして構成される。
保持部材20に、各色毎の露光装置12が取付けられて
感光体ドラム10の基体内部に収容される。別体の画像
読み取り装置によって読み取られ、メモリに記憶された
各色の画像データがメモリより順次読み出されて各色毎
の露光装置12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0017】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電)等が用いられる。この実施形態で使用される
発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのトナーの透過
性の高い780〜900nmの範囲のものが良好である
が、裏面から像露光を行うことからカラートナーに透光
性を十分に有しないこれより短い400〜700nmの
波長でもよい。
【0018】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13
は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光体
ドラム10の回転方向に対してY,Mの現像器13が感
光体ドラム10の左側に、また、C,Kの現像器13が
感光体ドラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器1
3の現像ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロ
ン帯電器100が、また、C,Kの現像器13の現像ケ
ーシング138の上方にC,Kのスコロトロン帯電器1
00が配置される。
【0019】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5mm〜1m
m、外径15mm〜25mmの円筒状の非磁性のステン
レスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ131
を備えている。
【0020】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100μm
〜500μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器
13による現像作用に際しては、現像スリーブ131に
対し直流電圧あるいはさらに交流電圧ACを加えた現像
バイアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは二
成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明な
導電層を接地する負荷電の感光体ドラム10に対してト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の
直流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる
非接触の反転現像が行われる。この時の現像間隔精度は
画像ムラを防ぐために20μm程度以下が必要である。
【0021】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器100による帯電と露光装置12とに
よる像露光によって形成される感光体ドラム10上の静
電潜像を現像バイアス電圧の電圧印加による非接触現像
法により非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー(本
実施形態においては感光体は負帯電であり、マイナス極
性のトナー)により反転現像する。
【0022】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0023】画像記録のスタートにより不図示の感光体
ドラム駆動モータの始動により感光体ドラム10の後フ
ランジ10bに設けられた歯車Gが回動され感光体ドラ
ム10を図1の矢印で示す時計方向へ回転し、同時に感
光体ドラム10の左方でイエロー(Y)の現像器13の
現像ケーシング138の下方に配置されたYのスコロト
ロン帯電器100の帯電作用により感光体ドラム10に
電位の付与が開始される。
【0024】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光装置12において第1の色信号すなわちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
ドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画像
のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0025】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0026】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器100の帯電作用により電
位が付与され、Mの露光装置12の第2の色信号すなわ
ちMの画像データに対応する電気信号による露光が行わ
れ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって前
記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)の
トナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0027】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器100、Cの露光装置12およびCの現像器13によ
ってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナ
ー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒色
(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に配
置された黒色(K)のスコロトロン帯電器100、露光
装置12および現像器13によって第4の色信号に対応
する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカラ
ーのトナー像が形成される。
【0028】これ等Y,M,C及びKの露光装置12に
よる感光体ドラム10の有機感光層に対する露光はドラ
ムの内部より前述した透明の基体を通して行われる。従
って第2,第3および第4の色信号に対応する画像の露
光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受ける
ことなく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の
静電潜像を形成することが可能となる。
【0029】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より送り出され、タイミングロー
ラ16へ搬送される。感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像が、転写器14aにおいて、タ
イミングローラ16の駆動によって、感光体ドラム10
上のトナー像と同期して給紙される転写材である記録紙
Pに転写される。
【0030】トナー像の転写を受けた記録紙Pは、除電
器14bにおいて、除電を受けてドラム周面より分離し
た後、搬送手段である搬送ベルト14eにより定着装置
17へ搬送される。定着装置17において加熱・圧着さ
れトナーを転写紙P上に溶着・定着したのち、定着装置
17より排出され、排紙搬送ローラ対18aにより搬送
されて排紙ローラ18を介して装置上部のトレイ上にト
ナー像面を下面にして排出される。
【0031】一方、記録紙Pが分離された感光体ドラム
10はクリーニング装置19においてクリーニングブレ
ード19aによって感光体ドラム10面を摺擦され、残
留トナーを除去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成
を続行するかもしくは一旦停止して新たな原稿画像のト
ナー像の形成にかかる。クリーニングブレード19a及
びクリーニングローラ19bによって掻き落とされた廃
トナーは、トナー搬送スクリュウ19cにより不図示の
廃トナー容器へと排出される。クリーニング終了後、ク
リーニングブレード19a及びクリーニングローラ19
bは感光体ドラム10の損傷を防止するために、感光体
ドラム10より離間した状態に保たれる。
【0032】Tは以下に説明するスコロトロン帯電器1
00に空気流を送り込むための箱状の空気流入筒であ
り、Fは空気流入筒Tに取付けられた空気流を発生する
ための、例えばシロッコファンを用いたファンである
(図4参照)。
【0033】本発明のカラー画像形成装置に用いられる
帯電手段と空気流を形成するための換気筒について図3
〜図5を用いて説明する。図3は、帯電手段と空気流入
筒との一実施形態を示す図であり、図4は、図3の組立
図であり、図5は、帯電手段への電圧印加状態を示す図
である。
【0034】先鋭状電極板110aは、帯状の板状部1
11aの一側端に複数の放電電極としての先鋭状電極1
12a、例えば鋸歯状や針状等の先鋭状の電極が一定ピ
ッチL(mm)で構成され、図1にて説明したカラー画
像形成装置の像形成体である感光体ドラム10の図2の
矢印で示す移動方向に対して直交する方向に並べて設け
られたコロナ放電用の電極板であり、先鋭状電極板11
0bは、先鋭状電極板110aと同様に、帯状の板状部
111bの一側端に複数の放電電極としての先鋭状電極
112b、例えば鋸歯状や針状等の先鋭状の電極が一定
ピッチL(mm)で構成され、図1にて説明した画像形
成装置の像形成体である感光体ドラム10の図3の矢印
で示す移動方向に対して直交する方向に並べて設けられ
たコロナ放電用の電極板である。先鋭状電極板110a
と110bとが、図1にて説明したカラー画像形成装置
の像形成体である感光体ドラム10の図3の矢印で示す
移動方向に対して直交する方向に並列に並べて設けられ
る。
【0035】先鋭状電極板110a,110bは、例え
ば、板厚0.1mmのステンレス板をエッチング加工し
て作られたものであり、先鋭状電極112a,112b
の先端部113a,113bの曲率は放電性を高めるた
めにR=40μm以下であることが好ましい。制御グリ
ッド150は、例えば、板厚0.1mmのステンレス板
をエッチング加工して作られ、メッシュ幅1mmであ
る。
【0036】仕切板130は、例えば、板厚1mmのア
ルマイトやステンレス等の一枚の導電性の板より形成さ
れたものである。また、シールド部材としてのサイドプ
レート140は、例えば、板厚1mmのアルマイトやス
テンレス等の一枚の導電性の板により形成された断面コ
の字状の長方形の部材であり、コの字状の背面中央部に
風孔141a,141bが設けられる。
【0037】前述の先鋭状電極板110a及び110b
を、絶縁性樹脂、例えば、ABS樹脂で作られたブロッ
ク部材120a,120bの内面に設けられた段差部1
21a,121bに、それぞれ例えば接着剤にて貼付け
て固定する。前記サイドプレート140の内部で風孔1
41a,141bの中央に仕切板130を絶縁部材13
0a(図4には不図示)を挟んで、先鋭状電極板110
a,110bの長手方向に平行して、例えば接着剤にて
貼付けて固定する。更に、先鋭状電極板110a,11
0bが設けられたブロック部材120a,120bをそ
れぞれ風孔141a,141bの両側に平行して、例え
ば接着剤にて貼付けて固定する。サイドプレート140
の両端に例えば樹脂部材を用いた不図示のホルダが取付
けられ、ホルダに制御グリッド150が例えば図示せぬ
樹脂ネジにて取付けられてスコロトロン帯電器100が
構成される。仕切板130の制御グリッド側の先端が先
鋭状電極112a,112bの先端よりも0.1mm〜
5mm程度像形成体方向に突き出た状態で仕切板130
が取付けられる。また、後述するスコロトロン帯電器1
00よりの空気流の排出が良好となるように、サイドプ
レート140の制御グリッド側の両側の先端が仕切板1
30の制御グリッド側の先端よりも短く設定される。即
ち、スコロトロン帯電器100が感光体ドラム10と対
峙して取付けられた状態で、感光体ドラム10と仕切板
130との間隔がサイドプレート140の両側の側端部
と感光体ドラム10との間隔より狭く設定される。
【0038】上記の如く、仕切板130を挟んで先鋭状
電極112a,112bが設定され、仕切板130の先
端が先鋭状電極112a,112bの先端よりも突き出
た状態で仕切板130を設けることにより、先鋭状電極
112a,112bよりのコロナ放電が互いに干渉する
ことがなく、各の先鋭状電極と被帯電面である像形成体
との間での正常な放電が行われる。また、仕切板130
の先端が制御グリッド150と当接される状態でスコロ
トロン帯電器100が形成されてもよく、仕切板130
の先端が制御グリッド150と当接されることにより、
先鋭状電極112a,112bと制御グリッド150と
の間隔が高精度に維持され、より均一な帯電がなされ
る。
【0039】図5に示すように、上記のスコロトロン帯
電器100が、像形成体としての感光体ドラム10の移
動方向に直交する方向に先鋭状電極112a,112b
が並ぶように感光体ドラム10と対峙して取り付けら
れ、画像形成がなされる際、それぞれの先鋭状電極板1
10a,110bには共通の直流電圧E1、例えば−5
〜−7kVDCが、制御グリッド150及び仕切板13
0には共通の直流電圧E2、例えば−600V〜−90
0VDCが、それぞれ印加されコロナ放電が行われ、感
光体ドラム10が帯電される。制御グリッド150と個
別に、仕切板130が接地されてもよい。仕切板130
に直流電圧を印加したり、仕切板130を接地すること
により、図5の矢印で示すように仕切板130を通して
もコロナ放電が行われ、オゾン発生が少なく、幅広いコ
ロナ放電による高速現像にも対応し均一で安定した帯電
が行われる。
【0040】また、現像器13に挟まれて配置される各
スコロトロン帯電器100に対して、スコロトロン帯電
器100のサイドプレート140の風孔141a,14
1bの上部に風孔141a,141bを囲んでシロッコ
ファンFが設けられた細長の箱状の空気流入筒Tを配設
する。空気流入筒Tには、筒部が接する風孔141a,
141bと反対側にフィルタFLとシロッコファンFと
が設けられており、シロッコファンFの回動により、外
部の空気が風孔141a,141bを通してスコロトロ
ン帯電器100に送り込まれる。
【0041】空気流入筒TはシロッコファンFが設けら
れる先端部が、好ましくは現像器13よりも長く設定さ
れ、外部の新しい風をサイドプレート140の背面中央
部に設けられた風孔141a,141bより空気流とし
て送り込みサイドプレート140の両端部を通して排出
する。これにより、帯電手段に近接して配置された複数
の現像手段よりのトナー飛散による帯電手段へのトナー
の入り込みが防止され、帯電手段の汚れが防止されて先
鋭状電極板よりの良好なコロナ放電が維持される。ま
た、風孔141a,141bを先鋭状電極板110aと
110bとの中央部に設けることにより、先鋭状電極板
110a,110bの先鋭状電極112a,112bの
先端部113a,113bを通して空気流の流れが形成
され、飛散トナーの先鋭状電極112a,112bへの
付着が防止される。
【0042】更に、サイドプレート140の両端部より
排出された風はサイドプレート140の側面と現像器1
3の側面との間の空気流となり、外部へ排出されるが、
サイドプレート140の側面と現像器13の側面との間
の空気流により現像器13よりの飛散トナーのスコロト
ロン帯電器100への入り込みがより防止される。
【0043】上記において、サイドプレート140の背
面に設けられる風孔141a,141bが先鋭状電極板
110a,110bの中央部でなく、サイドプレート1
40の背面で先鋭状電極板110a,110bとサイド
プレート140の両側端との間に設けられてもよい。ま
た、空気流入筒Tとこれに取付けられるシロッコファン
Fとによりスコロトロン帯電器100への風を送り込ん
だが、必ずしもファンを設ける必要はなく、筒のみによ
り外部の空気をスコロトロン帯電器100内に取り入れ
てもよく、またさらに空気流入筒Tも設けず、先鋭状電
極112a,112bのコロナ放電により生じるイオン
風によるサイドプレート140の背面の風孔141a,
141bよりの空気流により、飛散トナーの侵入を防止
することも可能である。この場合は、風孔141a,1
41bがサイドプレート140の背面中央部に設けられ
ることが好ましい。
【0044】また、上記の実施形態において、仕切板1
30を導電性の板としたが、例えば樹脂部材を用いた板
とし、該導電性板には電圧を印加せず、サイドプレート
140よりの空気流を形成させたスコロトロン帯電器1
00を構成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1によれば、オゾン発生が少な
く、複数の先鋭状電極板を用いた帯電により高速現像性
が可能になる。
【0046】請求項2によれば、空気流によりトナーの
入り込みが防止され、複数の現像手段よりのトナー飛散
による帯電手段の汚れが防止されて先鋭状電極板よりの
良好なコロナ放電が維持される。
【0047】請求項3によれば、先鋭状電極を通しての
空気流の流れが形成され、飛散トナーの先鋭状電極への
付着が防止される。
【0048】請求項4によれば、空気流の良好な流れが
形成され、飛散トナーの入込みがより防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施形態の断
面構成図である。
【図2】図1の像形成体の側断面図である。
【図3】帯電手段と空気流入筒との一実施形態を示す図
である。
【図4】図3の組立図である。
【図5】帯電手段への電圧印加状態を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 12 露光装置 13 現像器 100 スコロトロン帯電器 110a,110b 先鋭状電極板 112a,112b 先鋭状電極 130 仕切板 140 サイドプレート 141a,141b 風孔 150 制御グリッド F シロッコファン T 空気流入筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の外周面に複数の帯電手段及び
    現像手段、内周面に複数の像露光手段を配設し、前記像
    形成体の一回転中に帯電、像露光及び現像を繰り返し、
    前記像形成体の周面に複数のトナー像を重ね合わせてカ
    ラートナー像を形成するカラー画像形成装置において、 前記帯電手段は先端部が先鋭状の先鋭状電極板を並列配
    置し、中央部に仕切板を設けることを特徴とするカラー
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段をシールドするシールド部
    材の背面に風孔を設け、前記風孔より前記仕切板に沿っ
    て空気流を流入することを特徴とする請求項1に記載の
    カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 背面の中央部に風孔を設けることを特徴
    とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像形成体と前記仕切板との間隔が前
    記帯電手段をシールドするシールド部材の側端部と前記
    像形成体との間隔より狭いことを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項に記載のカラー画像形成装置。
JP9119336A 1997-05-09 1997-05-09 カラー画像形成装置 Pending JPH10307441A (ja)

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