JPH09146331A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09146331A
JPH09146331A JP7307473A JP30747395A JPH09146331A JP H09146331 A JPH09146331 A JP H09146331A JP 7307473 A JP7307473 A JP 7307473A JP 30747395 A JP30747395 A JP 30747395A JP H09146331 A JPH09146331 A JP H09146331A
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image forming
corona discharge
electrode
corona
color
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JP7307473A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
Masayasu Onodera
正泰 小野寺
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Isao Endo
勇雄 遠藤
Toru Komatsu
小松  徹
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/026Arrangements for laying down a uniform charge by coronas
    • G03G2215/028Arrangements for laying down a uniform charge by coronas using pointed electrodes

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像形成体上にトナー像を重ね合わせてカラー
画像を形成するカラー画像形成装置に適し、再帯電に用
いられる2つのコロナ放電電極が設けられた小型のコロ
ナ帯電器を用いつつ、像形成体の安定かつ均一な再帯電
が可能で、また、トナー像が像形成体上に有る場合で
も、トナー像の有ると無い所とで均一な再帯電が可能
で、忠実な色再現が可能なカラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 コロナ帯電器に像形成体の帯電を行うコ
ロナ放電電極と、像形成体の帯電電位の除電を行うコロ
ナ放電電極とを並列に設け、帯電を行うコロナ放電電極
と除電を行うコロナ放電電極とは、共に絶縁性基板上に
鋸歯状電極板が配設されたコロナ放電電極であることを
特徴とするカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、像形成体の周囲にコロ
ナ帯電器、像露光手段と現像手段を配置して画像形成を
行う電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、像形成体上にトナー像を重ね合わ
せて多色のカラー画像を形成する方法としては、感光体
を複数回回転して各色毎の帯電、像露光並びに反転現像
による現像を繰り返してカラー画像を形成するカラー画
像形成装置、或いは、同じく感光体の一回転以内に各色
毎の帯電、像露光ならびに反転現像による現像を順次行
ってカラー画像を形成するカラー画像形成装置等が知ら
れている。例えば、前者は特開昭60−76766号公
報により、また、後者は特開平5ー307307号公報
によって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
反転現像を用いたカラー画像形成装置において、帯電、
露光、反転現像により帯電極性と同極性のトナーによる
トナー像T1を形成した後に、コロナ帯電器により、先
の帯電電位レベルと等しい電位Vsの再帯電が行われる
が、図10に示すように、トナー像T1部分の電位を再
帯電電位と等しいレベルにしようとしても、図11に示
すように、トナー像T1の部分の電位が再帯電電位より
高くなったり、図12に示すように、トナー像T1の部
分の電位が再帯電電位より低くなったりして、トナー像
T1に、続いて形成される重ね合わせて形成される、反
転現像により帯電極性と同極性のトナーによるトナー像
の適切な付着が得られず、忠実な色再現のカラー画像が
得られない。
【0004】これを行うための再帯電方法として、本願
発明の研究者らが、1色目のトナー像が形成された後、
1つのコロナ帯電器を用いて、先のトナー像を一旦除電
し、続いて帯電する再帯電方法を2色目以降に行うこと
を検討しているが、従来の帯電ワイヤを用いたコロナ帯
電器による除電及び帯電を行おうとすると、コロナ放電
の幅が広く、除電用のコロナ放電電極と帯電用のコロナ
放電電極とを近接させて配置することが出来ず、除・帯
電を行うコロナ帯電器の小型化と、これを用いたカラー
画像形成装置の小型化が困難であった。特に、上記特開
平5−307307号公報によって提案されているカラ
ー画像形成装置の如く、複数のコロナ帯電器を用いるも
のにおいて、装置の小型化が難しい。
【0005】本発明は上記の問題点を解決し、像形成体
上にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置に適し、再帯電に用いられる2つのコロ
ナ放電電極が設けられた小型のコロナ帯電器を用いつ
つ、像形成体の安定かつ均一な再帯電が可能で、また、
トナー像が像形成体上に有る場合でも、トナー像の有る
と無い所とで均一な再帯電が可能で、忠実な色再現が可
能なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
周囲に、前記像形成体を所定電位に帯電させるコロナ帯
電器と、帯電された前記像形成体を露光し潜像を形成す
る像露光手段と、前記潜像を反転現像させる現像手段と
を配設し、前記像形成体上に帯電、像露光及び反転現像
を順次繰り返してトナー像を重ね合わせた後、重ね合わ
せたトナー像を転写材に一括して転写するカラー画像形
成装置において、前記コロナ帯電器に前記像形成体の帯
電を行うコロナ放電電極と、前記像形成体の帯電電位の
除電を行うコロナ放電電極とを並列に設け、前記帯電を
行うコロナ放電電極と前記除電を行うコロナ放電電極と
は、共に絶縁性基板上に鋸歯状電極板が配設されたコロ
ナ放電電極であることを特徴とするカラー画像形成装置
によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を説明す
る。なお、本欄の記載は請求項の技術的記載や用語の意
義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実
施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示す
ものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定
するものではない。
【0008】本発明のコロナ帯電器としてのスコロトロ
ン帯電器が用いられたカラー画像形成装置の一実施の形
態を図1を用いて説明する。図1は、本発明のコロナ帯
電器を用いたカラー画像形成装置の一実施の形態の断面
構成図である。
【0009】本実施の形態のカラー画像形成装置は、像
形成体として透明の基体の外周面に導電層と感光体層と
が設けられた感光体ドラムが用いられ、感光体ドラムに
対し内部に像露光手段が、また外側に帯電器、現像器、
転写器、除電器、クリーニング装置等の画像形成プロセ
ス手段が配置された構造である。
【0010】像形成体である感光体ドラム7は、例え
ば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形成される円
筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、a−Si層或
いは有機感光層(OPC)等の感光層を該基体の外周に
形成したものであり、接地された状態で図1の矢印で示
す時計方向に回転される。
【0011】本実施の形態では、感光体ドラムの光導電
体層において適切なコントラストを付与できる露光光量
を有していればよい。従って、本実施の形態における感
光体ドラムの透明基体の光透過率は、100%である必
要はなく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収さ
れるような特性であっても構わない。透光性基体の素材
としては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエス
テルモノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精
度、表面性等において優れており好ましく用いられる
が、その他一般光学部材などに使用されるアクリル、フ
ッ素、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレン
テレフタレート、などの各種透光性樹脂が使用可能であ
る。また、透光性導電層としては、インジウム・スズ・
酸化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、
ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光
性を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法としては、真
空蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各
種CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用さ
れる。また、光導電体層としては、アモルファスシリコ
ン(a−Si)合金感光層、アモルファスセレン合金感
光層や、各種有機感光層(OPC)が使用可能である。
【0012】本実施の形態において、イエロー(Y)の
コロナ帯電器として、後述するコロナ放電電極としての
鋸歯状電極板が1枚設けられたスコロトロン帯電器21
1が用いられ、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色
(K)のコロナ帯電器として、2枚のコロナ放電電極と
しての鋸歯状電極板が設けられた、後述にて詳述する本
願発明のコロナ帯電器としてのスコロトロン帯電器10
0が用いられる。
【0013】帯電手段であるイエロー(Y)のスコロト
ロン帯電器211と、マゼンタ(M),シアン(C)及
び黒色(K)のスコロトロン帯電器100とがそれぞれ
の色の画像形成プロセスに用いられ、感光体ドラム7の
前述した有機感光体層に対し所定の電位に保持された制
御グリッドとコロナ放電電極によるコロナ放電とによっ
て帯電作用を行い、感光体ドラム7に対し一様な電位を
与える。
【0014】各色毎の像露光手段としての露光装置21
2は、感光体ドラム7の軸方向に配列されたFL(蛍光
体発光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL
(プラズマ放電),LED(発光ダイオード)等の発光
素子をアレイ状に並べた線状の露光素子や、LISA
(光磁気効果光シャッタアレイ),PLZT(透過性圧
電素子シャッタアレイ),LCS(液晶シャッタ)等の
光シャッタ機能をもつ素子を並べた線状の露光素子等の
露光光を発光する露光素子と、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズとが、露光素子と、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズとを保持する露光素子保持部材
に取り付けられたユニットとして構成され、感光体ドラ
ム7に内包して設けられた露光装置を保持する保持部材
220に取り付けられており、メモリに記憶された各色
の画像信号がメモリより順次読み出されて各色毎の露光
装置212にそれぞれ電気信号として入力される。この
本実施の形態で使用される発光素子の発光波長は600
〜900nmの範囲のものである。
【0015】各色毎の現像手段である現像器213は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒
色(K)の一成分或いは二成分の現像剤をそれぞれ収容
し、それぞれ感光体ドラム7の周面に対し所定の間隙を
保って同方向に回転する現像スリーブ213aを備えて
いる。
【0016】前記の各色毎の現像器213は、前述した
スコロトロン帯電器211及び100による帯電と露光
装置212とによる像露光によって形成される感光体ド
ラム7上の静電潜像を現像バイアス電圧の印加による非
接触現像法により非接触の状態で反転現像する。
【0017】原稿画像は本装置とは別体の画像読取装置
の撮像素子により読み取られた画像或いは、コンピュー
タで編集された画像を、Y,M,C及びKの各色別の画
像信号として一旦メモリに記憶し格納する。
【0018】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータが回動され感光体ドラム7を図1の時計方向
へ回転し、同時に感光体ドラム7の左方に配置されたY
のスコロトロン帯電器211の帯電作用により感光体ド
ラム7に電位の付与が開始される。
【0019】感光体ドラム7は電位を付与されたあと、
Yの露光装置212において第1の色信号すなわちYの
画像信号に対応する電気信号による露光が開始されドラ
ムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画像のY
の画像に対応する静電潜像を形成する。
【0020】前記の潜像はYの現像器213により現像
スリーブ213a上の現像剤が非接触の状態で反転現像
され感光体ドラム7の回転に応じイエロー(Y)のトナ
ー像が形成される。
【0021】次いで感光体ドラム7は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、更に感光体ドラム7の左方で
Yの上部に配置したマゼンタ(M)のスコロトロン帯電
器100の帯電作用により電位を付与され、Mの露光装
置212の第2の色信号すなわちMの画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、Mの現像器213によ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成される。
【0022】同様のプロセスにより感光体ドラム7の上
部に配置したシアン(C)のスコロトロン帯電器10
0、Cの露光装置212及びCの現像器213によって
更に第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また感光体ドラム7の右方でCの下部に配置した黒
色(K)のスコロトロン帯電器100、露光装置212
及び現像器213によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム7の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像
が形成される。
【0023】これ等Y,M,C及びKの露光装置212
による感光体ドラム7の有機感光層に対する露光はドラ
ムの内部より前述した透明の基体を透して行われる。従
って第2,第3及び第4の色信号に対応する画像の露光
は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受けるこ
となく行われ、第1の色信号に対応する画像と同等の静
電潜像を形成することが可能となる。
【0024】現像器213が不図示の突き当てコロによ
り感光体ドラム7と所定の値、例えば100μm〜10
00μmの間隙をあけて非接触に保たれ、各色毎の現像
器213による現像作用に際しては、現像スリーブ21
3aに対し直流或いは更に交流を加えた現像バイアスが
印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分現像剤
によるジャンピング現像が行われて、透明な導電層を接
地する感光体ドラム7に対してトナーと同極性の直流バ
イアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非接触
の反転現像が行われる。
【0025】転写材である転写紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット215より送り出され、タイミングロ
ーラ216へ搬送される。感光体ドラム7の周面上に形
成されたカラーのトナー像が、転写器214aにおい
て、タイミングローラ216の駆動によって、感光体ド
ラム7上のトナー像と同期して給紙される転写材である
転写紙Pに転写される。
【0026】トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電
器214bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面よ
り分離した後、搬送手段である搬送ベルト214eによ
り定着装置217へ搬送される。定着装置217におい
て加熱・圧着されトナーを転写紙P上に溶着・定着した
のち、定着装置217より排出され、排紙搬送ローラ対
218aにより搬送されて排紙ローラ218を介して装
置上部のトレイ上にトナー像面を下面にして排出され
る。
【0027】一方、転写紙を分離した感光体ドラム7は
クリーニング装置219においてクリーニングブレード
219aによって感光体ドラム7の面を摺擦され残留ト
ナーを除去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成を続
行するかもしくは一旦停止して新たな原稿画像のトナー
像の形成にかかる。クリーニングブレード219a及び
クリーニングローラ219bによって掻き落とされた廃
トナーは、トナー搬送スクリュウ219cによって不図
示の廃トナー容器へと排出される。
【0028】本発明のコロナ帯電器の再帯電方法の一実
施の形態について、図2〜図5、及び図1を用いて説明
する。図2は、鋸歯状電極板を用いたコロナ放電電極を
示す図であり、図3は、コロナ帯電器の一実施の形態を
示す鋸歯状電極板を用いたスコロトロン帯電器の断面構
成図であり、図4は、スコロトロン帯電器の構成部材及
びその組立方を示す図であり、図5は、スコロトロン帯
電器による再帯電方法と再帯電によるトナー像の帯電状
態を示す図である。
【0029】本実施の形態のコロナ帯電器としてのスコ
ロトロン帯電器100は図1にて説明したカラー画像形
成における2色目以降のマゼンタ(M)、シアン(C)
及び黒色(K)のコロナ帯電器として用いられるが、第
1色目のイエロー(Y)のコロナ帯電器として用いるこ
とも可能である。
【0030】コロナ放電電極101aは、鋸歯状電極板
10aが絶縁性基板20aの片面に設けられて形成さ
れ、像形成体である感光体ドラム7の図3の矢印で示す
移動方向に対して直交に配置されたコロナ放電用の電極
板である。同じく、コロナ放電電極101bは、鋸歯状
電極板10bが絶縁性基板20bの片面に設けられて形
成され、コロナ放電電極101aと平行に、像形成体で
ある感光体ドラム7の図3の矢印で示す移動方向に対し
て直交に配置されたコロナ放電用の電極板である。
【0031】鋸歯状電極板10aは、共通電極11a
と、共通電極11aから一定間隔を隔てて一定ピッチで
配設された複数の放電電極である鋸歯状電極12aと、
複数の鋸歯状電極12aと共通電極11aとを電気的に
接続するための抵抗体15aとによって構成され、絶縁
性基板20a、例えばセラミック或いはガラス基板上に
設けられる。鋸歯状電極12aと共通電極11aとが、
導電部材、例えばステンレス材、銅材等により絶縁性基
板20a上に形成され、鋸歯状電極12aの先端部13
aが絶縁性基板20aの面上より突出することなく、絶
縁性基板20a上に設けられる。鋸歯状電極12aの先
端部13aの曲率はR=40μm以下である。また、抵
抗体15aは、抵抗剤の厚膜塗布により鋸歯状電極12
aと共通電極11aとの間に設けられる。抵抗体15a
の抵抗値は、概ね1MΩ〜100MΩに設定されること
が好ましい。
【0032】同様に、鋸歯状電極板10bは、共通電極
11bと、共通電極11bから一定間隔を隔てて一定ピ
ッチで配設された複数の放電電極である鋸歯状電極12
bと、複数の鋸歯状電極12bと共通電極11bとを電
気的に接続するための抵抗体15bとによって構成さ
れ、絶縁性基板20b、例えばセラミック或いはガラス
基板上に設けられる。鋸歯状電極12bと共通電極11
bとが、導電部材、例えばステンレス材、銅材等により
絶縁性基板20b上に形成され、鋸歯状電極12bの先
端部13bが絶縁性基板20bの面上より突出すること
なく、絶縁性基板20b上に設けられる。鋸歯状電極1
2bの先端部13bの曲率はR=40μm以下である。
また、抵抗体15bは、抵抗剤の厚膜塗布により鋸歯状
電極12bと共通電極11bとの間に設けられる。抵抗
体15bの抵抗値は、概ね1MΩ〜100MΩに設定さ
れることが好ましい。
【0033】制御グリッド105,106は、例えば、
板厚0.1mmのステンレス板をエッチング加工して作
られ、メッシュ幅1mmである。シールド部材であるサ
イドプレート103,104は、例えば、ステンレス製
の一枚の板より形成されたものである。
【0034】コの字状のシールド部材としてのサイドプ
レート103の一方の脚103aの内面長手方向に平行
に、鋸歯状電極板10a面を表側としてコロナ放電電極
101aが、また、他方の脚103bの外面長手方向に
平行に、鋸歯状電極板10b面を表側としてコロナ放電
電極101bが、例えば接着剤にてそれぞれ貼付けられ
て、固定される。
【0035】コロナ放電電極101a,101bが取付
けられたシールド部材としてのサイドプレート103
と、L字状のサイドプレート104とを、絶縁性樹脂、
例えば、ABS樹脂で作られた支持部材120の長手方
向に平行に取付部121に嵌込み、例えば接着剤、樹脂
ネジ等にて固定する。更に、制御グリッド105,10
6を、それぞれコロナ放電電極101a,101bの長
手方向に平行して支持部材120の両端部の制御グリッ
ド取付け用の面124,125に、例えば図示せぬ樹脂
ネジにて取付け固定し、コロナ帯電器としてのスコロト
ロン帯電器100が形成される。
【0036】スコロトロン帯電器100が、感光体ドラ
ム7の回転方向上流側に、図3の放電量Rにて示す放電
分布が形成されるように、2つのコロナ放電電極101
c,101dが配設される。図1にて説明したカラー画
像形成装置に、上記のコロナ帯電器としてのスコロトロ
ン帯電器100が、接地された感光体ドラム7と対峙し
て取り付けられ、画像形成が成される際には、像形成体
としての感光体ドラム7の、図3の矢印にて示す、回転
方向の上流側のコロナ放電電極101aが除電用のコロ
ナ放電電極として用いられ、コロナ放電電極101aの
鋸歯状電極板10aには高圧の交流電源VAC1が印加
され、また、帯電用のコロナ放電電極として用いられる
下流側のコロナ放電電極101bの鋸歯状電極板10b
には直流電圧E1が印加される。上流側のコロナ放電電
極101aに対応した制御グリッド105と、下流側の
コロナ放電電極101bに対応した制御グリッド106
とにはそれぞれ直流電圧E3、E4が印加され、サイド
プレート103,104には直流電圧E5,E6が、そ
れぞれ印加される。
【0037】スコロトロン帯電器100が相対する感光
体ドラム7の回転方向上流側では、制御グリッド105
に印加される直流電圧E3(値Vs2)により感光体ド
ラム7の帯電電位は略Vs2に制御され、感光体ドラム
7の回転方向下流側では、制御グリッド105に印加さ
れる直流電圧E4(値Vs1)により感光体ドラム7の
帯電電位は略Vs1に制御される。ここで、帯電電位の
値Vs1は第1色目のYのスコロトロン帯電器による帯
電電位と等しく、値Vs2の絶対値は、値Vs1の絶対
値より小さい。
【0038】第1色目のYのスコロトロン帯電器211
により感光体ドラム7が所定の帯電電位Vs1、例えば
−750Vに帯電され、続く露光、反転現像によりYの
マイナス電荷のトナーによるトナー像T1が感光体ドラ
ム7上に形成される。続く、2色目のMのスコロトロン
帯電器100による再帯電の際、2色目のMのスコロト
ロン帯電器100の制御グリッド105には、直流電圧
E3(値Vs2)により、感光体ドラム7の帯電電位V
s1の絶対値の値よりも、絶対値が小さい値で極性が同
一のVs2、例えば−600Vが印加されており、感光
体ドラム7の帯電電位−750Vに対し、除電用として
用いられるコロナ放電電極101aの鋸歯状電極板10
aに印加される10〜15kVp-pの交流電源VAC1
の作用により、感光体ドラム7が値Vs2、即ち略−6
00Vに除電される。
【0039】更に、2色目のMのスコロトロン帯電器1
00の制御グリッド106には、第1色目のYのスコロ
トロン帯電器211による帯電電位と等しい電圧の直流
電圧E4(値Vs1)により、感光体ドラム7の帯電電
位Vs2の絶対値の値よりも絶対値が大きく極性が同一
なVs1、即ち−750Vが印加されており、感光体ド
ラム7の帯電電位−600Vに対し、帯電用として用い
られるコロナ放電電極101bの鋸歯状電極板10bに
印加される−5kV〜−7kVの負の高圧直流電圧の作
用により、感光体ドラム7及びトナー像T1が値Vs
1、即ち略−750Vに帯電される。続いて、2色目の
露光、反転現像によりMのマイナス電荷のトナーによる
トナー像T2が感光体ドラム7上に形成される。3色
目、4色目のC、Kのスコロトロン帯電器100による
再帯電も同様にして行われる。
【0040】絶縁性基板上に鋸歯状電極板が設けられた
構造の、それぞれのコロナ放電電極101a,101b
よりの放電分布は、図3に示す如くであり、放電量をR
にて示すが、それぞれ指向性が強く、絶縁性基板の片側
面に、互いの放電の干渉を受けず幅狭にコロナ放電され
る。従って、2つのコロナ放電電極が設けられたコロナ
帯電器の小型化が図られる。
【0041】上記の2色目以降の再帯電の際に、感光体
ドラム及びトナー像の帯電電位が等しく、均一に再帯電
される。
【0042】更に、コロナ帯電器の再帯電方法の他の実
施の形態について、図6、図7及び図1を用いて説明す
る。図6は、コロナ帯電器の他の実施の形態を示す鋸歯
状電極板を用いたスコロトロン帯電器の断面構成図であ
り、図7は、上記のスコロトロン帯電器による再帯電方
法と再帯電によるトナー像の帯電状態の他の実施の形態
を示す図である。本実施の形態のスコロトロン帯電器の
構成部材及びその組立方は、図2及び図4にて説明した
ものと同様であり、同一の機能、構造を有する部材に
は、同一の符番を付した。
【0043】本実施の形態のコロナ帯電器としてのスコ
ロトロン帯電器は図1にて説明したカラー画像形成にお
ける2色目以降のマゼンタ(M)、シアン(C)及び黒
色(K)のコロナ帯電器として用いられるが、第1色目
のイエロー(Y)のコロナ帯電器として用いることも可
能である。
【0044】スコロトロン帯電器100が、感光体ドラ
ム7の回転方向上流側に、図6の放電量Rにて示す放電
分布が形成されるように、2つのコロナ放電電極101
c,101dが配設される。図1にて説明したカラー画
像形成装置に、上記のコロナ帯電器としてのスコロトロ
ン帯電器100が、接地された感光体ドラム7と対峙し
て取り付けられ、画像形成が成される際には、感光体ド
ラム7の、図6の矢印にて示す、回転方向上流側のコロ
ナ放電電極101aが帯電用のコロナ放電電極として用
いられ、コロナ放電電極101aの鋸歯状電極板10a
には直流電圧E2が、また除電用のコロナ放電電極とし
て用いられるコロナ放電電極101bの鋸歯状電極板1
0bには高圧の交流電源VAC2が印加される。
【0045】上流側のコロナ放電電極101aに対応し
た制御グリッド105と、下流側のコロナ放電電極10
1bに対応した制御グリッド106とにはそれぞれ直流
電圧E3、E4が印加され、サイドプレート103,1
04には直流電圧E5,E6が、それぞれ印加される。
【0046】スコロトロン帯電器100が相対する感光
体ドラム7の、図6の矢印にて示す、回転方向上流側で
は、制御グリッド105に印加される直流電圧E3(値
Vs4)により感光体ドラム7の帯電電位は略Vs4に
制御され、感光体ドラム7の回転方向下流側では、制御
グリッド106に印加される直流電圧E4(値Vs3)
により感光体ドラム7の帯電電位は略Vs3に制御され
る。ここで、帯電電位の値Vs3は第1色目のYのスコ
ロトロン帯電器による帯電電位と等しく、値Vs4の絶
対値は、値Vs3の絶対値より大きい。
【0047】第1色目のYのスコロトロン帯電器211
により感光体ドラム7が所定の帯電電位Vs3、例えば
−700Vに帯電され、続く露光、反転現像によりYの
マイナス電荷のトナーによるトナー像T1が感光体ドラ
ム7上に形成される。続く、2色目のMのスコロトロン
帯電器100による再帯電の際、2色目のMのスコロト
ロン帯電器100の制御グリッド105には、直流電圧
E3(値Vs4)により、感光体ドラム7の帯電電位V
s3の絶対値の値よりも絶対値が大きい値で極性が同一
のVs4、例えば−900Vが印加されており、感光体
ドラム7の帯電電位−700Vに対し、帯電用として用
いられるコロナ放電電極101aの鋸歯状電極板10a
に印加される−5kV〜−7kVの負の高圧直流電圧の
作用により、感光体ドラム7及びトナー像T1が値Vs
4、即ち略−900Vに帯電される。
【0048】更に、2色目のMのスコロトロン帯電器1
00の制御グリッド106には、第1色目のYのスコロ
トロン帯電器211による所定の帯電電位と等しい電圧
の直流電圧E4(値Vs3)により、感光体ドラム7の
帯電電位Vs4の絶対値の値よりも絶対値が小さく極性
が同一なVs3、即ち−700Vが印加されており、感
光体ドラム7の帯電電位−900Vに対し、除電用とし
て用いられるコロナ放電電極101bの鋸歯状電極板1
0bに印加される10〜15kVp-pの交流電源VAC
2の作用により、感光体ドラム7及びトナー像T1が値
Vs3、即ち略−700Vに除電される。続いて、2色
目の露光、反転現像によりMのマイナス電荷のトナーに
よるトナー像T2が感光体ドラム7上に形成される。3
色目、4色目のC、Kのスコロトロン帯電器100によ
る再帯電も同様にして行われる。
【0049】前記実施の形態にて説明したと同様に、絶
縁性基板上に鋸歯状電極板が設けられた構造の、それぞ
れのコロナ放電電極101a,101bよりの放電分布
は、図6に示す如くであり、放電量をRにて示すが、そ
れぞれ指向性が強く、絶縁性基板の片側面に、互いの放
電の干渉を受けず幅狭にコロナ放電される。従って、2
つのコロナ放電電極が設けられたコロナ帯電器の小型化
が図られる。
【0050】図8及び図9にコロナ帯電器の他の構造例
を示す。図8は、コロナ放電の放電分布をコロナ放電電
極の像形成体の回転方向の下流側に持つ構造のスコロト
ロン帯電器を示す図であり、図9は、両面電極構造のコ
ロナ放電電極を用いたスコロトロン帯電器を示す図であ
る。
【0051】図8に示すように、支持部材120に、シ
ールド部材であるサイドプレート203と、コロナ放電
電極101c,101dが取付けられたシールド部材で
あるサイドプレート204とが取付けられ、更に、支持
部材120に、それぞれのコロナ放電電極101c,1
01dとに対応して、制御グリッド205,206が取
付けられスコロトロン帯電器200が構成される。
【0052】スコロトロン帯電器200が、感光体ドラ
ム7の回転方向上流側に、放電量Rにて示す放電分布が
形成されるように、2つのコロナ放電電極101c,1
01dが配設される。それぞれのコロナ放電電極101
c,101dよりの放電分布は、図8に示す如くであ
り、放電量をRにて示すが、それぞれ指向性が強く、絶
縁性基板の片側面に、互いの放電の干渉を受けず幅狭に
コロナ放電される。従って、2つのコロナ放電電極が設
けられたコロナ帯電器の小型化が図られる。
【0053】コロナ放電電極101c,101dの構造
は、図2にて説明した構造と同様であり、それぞれのコ
ロナ放電電極が除電・帯電用或いは帯電・除電用として
用いられることは、前記の実施の形態にて説明したと同
様である。
【0054】また、図9に示すように、1つの絶縁性基
板20fを共通の基板として、絶縁性基板20fの両側
の面にそれぞれ鋸歯状電極板10e,10fが配設され
たコロナ放電電極101fが設けられたスコロトロン帯
電器300を用いることも可能である。スコロトロン帯
電器300は、支持部材120に、シールド部材である
サイドプレート303,304と、コロナ放電電極10
1fとが取付けられ、更に、支持部材120に、それぞ
れの鋸歯状電極板10e,10fとに対応して、制御グ
リッド305,306が取付けられスコロトロン帯電器
300が構成される。
【0055】それぞれの鋸歯状電極板10e,10fよ
りの放電分布は、図9に示す如くであり、放電量をRに
て示すが、それぞれ指向性が強く、絶縁性基板20fの
両側に、互いの放電の干渉を受けずコロナ放電され、2
つのコロナ放電電極が設けられたコロナ帯電器の小型化
が図られる。
【0056】鋸歯状電極板10e,10fの構造は、図
2にて説明した構造と同様であり、それぞれのコロナ放
電電極が除電・帯電用或いは帯電・除電用として用いら
れることは、前記の実施の形態にて説明したと同様であ
る。
【0057】なお、上記の実施の形態における鋸歯状電
極板としては、例えば1枚のステンレス板をエッチング
加工して、共通電極と鋸歯状電極とを一体的に形成した
ものでも良く、また鋸歯状電極としては、先鋭状の電極
や針状の電極を用いたものでも良い。また、上記の実施
の形態において、除電を行うコロナ放電電極に印加する
電圧は、交流成分のみでなく直流成分を有していてもよ
いし、完全に直流成分から成るものでも可能である。
【0058】
【実施例】
実施例1 図1にて説明したカラー画像形成装置と、図2〜図5に
て説明した構造のスコロトロン帯電器及び再帯電方法を
用いて実験した。直径180mmで、幅は、少なくと
も、A4サイズ(297mm)まで対応できる長さを有
するもので、周速80mm/secで回転される感光体
ドラム7を用い、第1色目のYのスコロトロン帯電器2
11により感光体ドラム7を−750Vに帯電させ、露
光、反転現像によりYのマイナス電荷のトナーによるト
ナー像T1を感光体ドラム7上に形成させる。続く、2
色目のMのスコロトロン帯電器100の制御グリッド1
05には、感光体ドラム7の帯電電位−750Vの絶対
値の値よりも、絶対値が小さい値で極性が同一の−60
0Vを印加し、感光体ドラム7の帯電電位−750Vに
対し、除電用として用いられるコロナ放電電極101a
の鋸歯状電極板10aに交流電源VAC1によりVp-p
10kVを印加し、感光体ドラム7の電位を略−600
Vに除電する。制御グリッド105の有効な制御性を保
つよう鋸歯状電極板10a側のサイドプレート103に
は制御グリッド105への印加電圧より絶対値が小さい
−500V(DC)を印加した。
【0059】更に、スコロトロン帯電器100の制御グ
リッド106に、−750Vを印加し、感光体ドラム7
の帯電電位−600Vに対し、帯電用として用いられる
コロナ放電電極101bの鋸歯状電極板10bに直流電
圧−5.5kVを印加し、感光体ドラム7及びトナー像
T1の電位を略−750Vに帯電させる。制御グリッド
106の有効な制御性を保つよう鋸歯状電極板10b側
のサイドプレート104には制御グリッド106への印
加電圧より絶対値が小さい−600V(DC)を印加し
た。続いて、2色目の露光、反転現像によりMのマイナ
ス電荷のトナーによるトナー像T2を感光体ドラム7上
に形成させる。3色目、4色目のC、Kのスコロトロン
帯電器100による再帯電も同様にして行い、露光、現
像を行って実験した結果、帯電の均一性が得られ良好な
カラー画像を得ることが出来た。
【0060】実施例2 図1にて説明したカラー画像形成装置と、図6及び図7
にて説明した構造のスコロトロン帯電器及び再帯電方法
を用いて実験した。直径180mmで、幅は、少なくと
も、A4サイズ(297mm)まで対応できる長さを有
するもので、周速80mm/secで回転される感光体
ドラム7を用い、第1色目のYのスコロトロン帯電器2
11により感光体ドラム7を−700Vに帯電させ、露
光、反転現像によりYのマイナス電荷のトナーによるト
ナー像T1を感光体ドラム7上に形成させる。続く、2
色目のMのスコロトロン帯電器100の制御グリッド1
05には、感光体ドラム7の帯電電位−700Vの絶対
値の値よりも、絶対値が大きい値で極性が同一の−90
0Vを印加し、感光体ドラム7の帯電電位−700Vに
対し、帯電用として用いられるコロナ放電電極101a
の鋸歯状電極板10aに直流電圧−6.0kVを印加
し、感光体ドラム7及びトナー像T1の電位を略−90
0Vに帯電する。制御グリッド105の有効な制御性を
保つよう鋸歯状電極板10a側のサイドプレート103
には制御グリッド105への印加電圧より絶対値が小さ
い−700V(DC)を印加した。
【0061】更に、スコロトロン帯電器100の制御グ
リッド106に、−700Vを印加し、感光体ドラム7
の帯電電位−900Vに対し、除電用として用いられる
コロナ放電電極101bの鋸歯状電極板10bに交流電
源VAC2によりVp-p10kVを印加し、感光体ドラ
ム7及びトナー像T1の電位を略−700Vに除電す
る。制御グリッド106の有効な制御性を保つよう鋸歯
状電極板10b側のサイドプレート104には制御グリ
ッド106への印加電圧より絶対値が小さい−600V
(DC)を印加した。続いて、2色目の露光、反転現像
によりMのマイナス電荷のトナーによるトナー像T2を
感光体ドラム7上に形成させる。3色目、4色目のC、
Kのスコロトロン帯電器100による再帯電も同様にし
て行い、露光、現像を行って実験した結果、帯電の均一
性が得られ良好なカラー画像を得ることが出来た。
【0062】
【発明の効果】請求項1によれば、反転現像を用いて像
形成体上にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成す
るカラー画像形成装置に適し、除電・帯電用或いは帯電
・除電用として再帯電に用いられる2つのコロナ放電電
極が設けられたコロナ帯電器の、2つのコロナ放電電極
よりのコロナ放電の指向性が強く、互いの放電の干渉を
受けず幅狭にコロナ放電される。従って、2つのコロナ
放電電極が設けられたコロナ帯電器の小型化が図られ
る。また、前記小型でオゾン発生の少ないコロナ帯電器
を用い、像形成体の安定かつ均一な再帯電が可能で、既
に、像形成体上に形成されているトナー像の部分の電位
が、他の部分の電位と大きく異なることを防止でき、反
転現像を用いて像形成体上にトナー像を重ね合わせて形
成した後、転写材に一括転写を行うカラー画像形成装置
に対応し、忠実な色再現のカラー画像形成が可能とな
る。
【0063】請求項2によれば、2つのコロナ放電電極
よりのコロナ放電の指向性が強く、互いの放電の干渉を
受けずコロナ放電しつつ、絶縁性基板の両側に2つのコ
ロナ放電電極を設けるのでコロナ帯電器の小型化が図ら
れる。
【0064】請求項3によれば、小型のコロナ帯電器が
用いられ、像形成体の周囲に、複数組のコロナ帯電器と
露光装置と現像手段とを配置したカラー画像形成装置の
小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコロナ帯電器を用いたカラー画像形成
装置の一実施の形態の断面構成図である。
【図2】鋸歯状電極板を用いたコロナ放電電極を示す図
である。
【図3】コロナ帯電器の一実施の形態を示す鋸歯状電極
板を用いたスコロトロン帯電器の断面構成図である。
【図4】スコロトロン帯電器の構成部材及びその組立方
を示す図である。
【図5】スコロトロン帯電器による再帯電方法と再帯電
によるトナー像の帯電状態を示す図である。
【図6】コロナ帯電器の他の実施の形態を示す鋸歯状電
極板を用いたスコロトロン帯電器の断面構成図である。
【図7】スコロトロン帯電器による再帯電方法と再帯電
によるトナー像の帯電状態の他の実施の形態を示す図で
ある。
【図8】コロナ放電の放電分布をコロナ放電電極の像形
成体の回転方向の下流側に持つ構造のスコロトロン帯電
器を示す図である。
【図9】両面電極構造のコロナ放電電極を用いたスコロ
トロン帯電器を示す図である。
【図10】均一な再帯電を示す図である。
【図11】トナー像の再帯電が高い場合を示す図であ
る。
【図12】トナー像の再帯電が低い場合を示す図であ
る。
【符号の説明】
7 感光体ドラム 10a,10b,10c,10d,10e,10f 鋸
歯状電極板 11a,11b 共通電極 12a,12b 鋸歯状電極 13a,13b 先端部 15a,15b 抵抗体 20a,20b,20f 絶縁性基板 100,200,211,300 スコロトロン帯電器 101a,101b,101c,101d,101f
コロナ放電電極 103,104,203,204,303,304 サ
イドプレート 105,106,205,206,305,306 制
御グリッド 120 支持部材 E1,E2,E3,E4,E5,E6 直流電圧 VAC1,VAC2 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 勇雄 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 小松 徹 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の周囲に、前記像形成体を所定
    電位に帯電させるコロナ帯電器と、帯電された前記像形
    成体を露光し潜像を形成する像露光手段と、前記潜像を
    反転現像させる現像手段とを配設し、前記像形成体上に
    帯電、像露光及び反転現像を順次繰り返してトナー像を
    重ね合わせた後、重ね合わせたトナー像を転写材に一括
    して転写するカラー画像形成装置において、前記コロナ
    帯電器に前記像形成体の帯電を行うコロナ放電電極と、
    前記像形成体の帯電電位の除電を行うコロナ放電電極と
    を並列に設け、前記帯電を行うコロナ放電電極と前記除
    電を行うコロナ放電電極とは、共に絶縁性基板上に鋸歯
    状電極板が配設されたコロナ放電電極であることを特徴
    とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記それぞれのコロナ放電電極が共通の
    絶縁性基板に設けられたことを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー画像形成装置は、像形成体の
    周囲に、複数組のコロナ帯電器と像露光手段と現像手段
    とを配置し、前記像形成体の一回転中に前記像形成体上
    に複数のトナー像を重ね合わせた後、重ね合わせたトナ
    ー像を転写材に一括して転写することを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
JP7307473A 1995-11-27 1995-11-27 カラー画像形成装置 Pending JPH09146331A (ja)

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