JPH0980884A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0980884A
JPH0980884A JP7231442A JP23144295A JPH0980884A JP H0980884 A JPH0980884 A JP H0980884A JP 7231442 A JP7231442 A JP 7231442A JP 23144295 A JP23144295 A JP 23144295A JP H0980884 A JPH0980884 A JP H0980884A
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JP
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image forming
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image
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JP7231442A
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Inventor
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器内での現像剤詰まりを防止し、現像剤
撹拌性能の良い薄型の現像器を複数配置した小型のカラ
ー画像形成装置を達成する。また、感光体ドラム上から
除去部材により除去された現像剤を移動させ回収用スク
リューに送り込むクリーニング装置を偏平な薄型にな
し、小型のカラー画像形成装置を達成する。 【構成】 現像剤を収容するハウジング130K内に、
現像剤を担持して現像域に搬送する現像ローラ131K
と、現像ローラ131Kに向けて現像剤を撹拌して供給
する供給手段と、現像ローラ131K上に付着する現像
処理後の現像剤を掻き取る掻き取り部材134Kとを有
する現像装置により像担持体10上に形成された潜像を
現像する画像形成装置において、掻き取り部材134K
により現像ローラ131K面上から掻き取られた現像剤
を収容し、この現像剤を供給手段の現像剤供給上流側の
上部に搬送して現像剤撹拌部に投入する現像剤搬送機構
33を設けた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法による複写
機やプリンターなどに用いられる現像装置やクリーニン
グ装置を備えた画像形成装置に関し、さらに詳しくは、
静電潜像担持体である感光体に粉体現像剤を供給して静
電潜像をトナー像として可視像化し、トナー像形成に供
されなかった現像剤を現像装置内で再使用する現像装
置、及び像担持体上に残留する転写後の現像剤を除去手
段により除去し回収部に搬送するクリーニング装置を備
えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真法による複写機やプ
リンターなど構成装置として、像担持体(感光体)上に
形成された静電潜像をトナー像として可視像化する現像
剤装置や、像担持体上に残留する転写後の現像剤を除去
し回収部に搬送するクリーニング装置が知られている。
上記現像装置には、現像剤を担持して現像剤域に搬送す
る現像ローラと、該現像ローラに向けて現像剤を供給す
る供給ローラと、該供給ローラに向けて現像剤を撹拌し
つつ移動させる回転可能な撹拌部材と、前記現像ローラ
上に付着する現像処理後の現像剤を掻き取るスクレーパ
と、新規のトナーを供給するトナー供給手段とが設けて
ある。
【0003】また、上記クリーニング装置には、像担持
体上に残留する転写後の現像剤を除去するブレードやブ
ラシ等の除去部材、該除去部材により除去された現像剤
を案内して重力落下させる案内部材、該現像剤を捕集し
て所定位置にある現像剤回収部に搬送する回収用スクリ
ュー等が設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記現
像装置では、前記スクレーパにより現像ローラ上から掻
き取られた現像処理後の現像剤は、現像ローラ付近に停
滞し、供給される現像剤と充分撹拌されないまま、再度
現像ローラ面に付着して現像領域に送られてしまう。ま
た、現像ローラ付近に詰まってしまい、現像不良や現像
剤漏出等の問題を発生する。また、複数の現像装置を像
担持体の周面に配置したカラー画像形成装置において
は、各現像装置をなるべく薄型にする必要がある。かか
る現像装置においては、前記スクレーパにより現像ロー
ラ上から掻き取られた現像処理後の現像剤は、前記薄型
の現像装置本体内で現像剤詰まりを生じ易い。
【0005】また、上記クリーニング装置では、像担持
体上に残留する転写後の現像剤は除去部材により除去さ
れたのち重力落下して回収用スクリューに捕集されるも
のであるから、クリーニング装置を偏平な薄型にする
と、除去部材により除去された現像剤は回収用スクリュ
ーに到達しにくく、クリーニング装置の開口部から外部
に溢れ出して落下飛散して、転写紙や画像形成装置内を
汚染する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る本発明の画像形成装置は、現像剤を収容するハウジン
グ内に、該現像剤を担持して現像域に搬送する現像ロー
ラと、該現像ローラに向けて現像剤を撹拌して供給する
供給手段と、前記現像ローラ上に付着する現像処理後の
現像剤を掻き取る掻き取り部材とを有する現像装置によ
り像担持体上に形成された潜像を現像する画像形成装置
において、前記掻き取り部材により現像ローラ面上から
掻き取られた現像剤を収容し、該現像剤を前記供給手段
の現像剤供給上流側の上部に搬送して現像剤撹拌部に投
入する現像剤搬送機構を設けたことを特徴とするもので
ある(第1の発明)。
【0007】上記第2の目的を達成する本発明の画像形
成装置は、像担持体上に残留する転写後の現像剤を除去
手段により除去し回収部に搬送するクリーニング装置を
備えた画像形成装置において、前記除去手段により除去
された現像剤を捕集して、該現像剤を前記除去手段から
遠ざかる方向に搬送して前記回収部に送り込む移動可能
な現像剤搬送機構を設けたことを特徴とするものである
(第2の発明)。
【0008】
【実施例】本発明の説明に先立ち、カラー画像形成装置
の全般の構成を図1および図2によって説明する。
【0009】図1は本発明に適用されるカラー画像形成
装置の一例を示すカラープリンタの断面図である。図2
は感光体ドラム周辺の像形成手段を示す断面図である。
【0010】これらの図において、10はドラム状の像
担持体である感光体ドラムで、光学ガラスもしくは透明
アクリル樹脂等の透明部材によって形成される円筒状の
基体の外周に透明導電層,有機感光層(OPC)を塗布
したものである。該感光体ドラム10は設置された状態
で、図示時計方向に駆動回転される。
【0011】本実施例では、画像露光用の露光ビームの
結像点である感光体ドラム10の光導電体層において、
光導電体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対して適
正なコントラストを付与できる波長の露光光量を有して
いればよい。従って、本実施例における感光体ドラム1
0の透明基体の光透光率は、100%である必要はな
く、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収されるよ
うな特性があっても構わない。透光性基体の素材として
は、ソーダガラス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラ
スや一般光学部材などに使用されるフッ素、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートな
どの各種透光性樹脂が使用可能である。また、透光性導
電層としては、インジウム、スズ・酸化物(ITO)、
酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅やAu、A
g、Ni、Alなどからなる透光性を維持した金属薄膜
が用いられ、成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸
着法、各種スパッタリング法、各種CVD法、浸漬塗工
法、スプレー塗布法などが利用される。また、光導電体
層としては、アモルファスシリコン(a−Si)合金感
光層、アモルファスセレン合金感光層や、各種有機感光
層(OPC)が使用可能である。
【0012】帯電手段であるスコロトロン帯電器11
Y,11M,11C,11Kは、イエロー(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C),黒色の各色の画像形成プロ
セスに用いられ、感光体ドラム10の前述した有機感光
体層に対し所定の電位に保持された制御グリッドと、放
電ワイヤや鋸歯状電極とによるコロナ放電とによって帯
電作用を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。
【0013】像露光手段である露光光学系12Y,12
M,12C,12Kは、感光体ドラム10の軸方向に配
列した発光素子をアレイ状に一列に並べた線状のFL
(蛍光発光体),EL(エレクトロルミネッセンス),
PL(プラズマ放電),LED(発光ダイオード)や、
光シャッタ機能をもつ素子を並べた線状のLISA(光
磁気効果光シャッタアレイ),PLZT(透過性圧電素
子シャッタアレイ),LCS(液晶シャッタ)等の露光
素子と、等倍結像素子としての集光性ファイバーレンズ
アレイ(セルフォックレンズ)125とによりユニット
として構成され、感光体ドラム10の内方に設けられた
支持部材20に取り付けられている。別体の画像読み取
り装置によって読み取られた各色の画像信号は、メモリ
より順次取り出されて前記露光光学系12Y,12M,
12C,12Kにそれぞれ電気信号として入力する。こ
の実施例で使用される発光素子の発光波長は、トナーの
進光性を考慮して長波長のものを使用し、600〜90
0nmの範囲のものである。
【0014】イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)および黒色(K)の各二成分現像剤をそれぞれ収
容する非接触現像法を用いた現像手段である現像器13
Y,13M,13C,13Kは、それぞれ感光体ドラム
10の周面に対し所定の間隙を保って回転する現像スリ
ーブ131Y,131M,131C,131Kを備えて
いる。
【0015】前記の現像器13Y,13M,13C,1
3Kは、前述したスコロトロン帯電器11Y,11M,
11C,11Kによる帯電、露光光学系12Y,12
M,12C,12Kによる像露光によって形成される感
光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧の印加
により非接触の状態で反転現像する。
【0016】原稿画像は本画像形成装置とは別体の画像
読み取り装置において、撮像素子により読み取られた画
像あるいは、コンピュータで編集された画像を、Y,
M,C,Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶
し格納される。
【0017】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タの始動により前記の駆動歯車40Gが回動して感光体ド
ラム10を時計方向へと回転させ、同時に帯電器11Y
の帯電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始
される。
【0018】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12Yにおいて第1の色信号すな
わちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号によ
る露光が開始されドラムの回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。
【0019】前記の潜像は現像器13Yにより現像スリ
ーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体ド
ラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
【0020】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器11
Mの帯電作用により電位を付与され、露光光学系12M
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対
応する電気信号による露光が行われ、現像器13Mによ
る非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のト
ナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わ
せて形成される。
【0021】同様のプロセスにより帯電器11C、露光
光学系12Cおよび現像器13Cによってさらに第3の
色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、またスコ
ロトロン帯電器11K、露光光学系12Kおよび現像器
13Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)のト
ナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体ドラム10
の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成さ
れる。
【0022】これら各露光光学系12Y,12M,12
C,12Kによる感光体ドラム10の有機感光層に対す
る露光はドラムの内部より前述した透明の基体を透して
行われる。従って第2,第3および第4の色信号に対応
する画像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響
を全く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する
画像と同等の静電潜像を形成することが可能となる。な
お、各露光光学系12Y,12M,12C,12Kの発
熱による感光体ドラム10内の温度の安定化及び温度上
昇の防止は、前記光学系支持体20に熱伝導性の良好な
材料を用い、低温の場合はヒータを用い、高温の場合は
ヒートパイプを介して外部に放熱する等の措置を講ずる
ことにより支障のない程度迄抑制することができる。
【0023】また、現像器13Y,13M,13C,1
3Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ
131Y,131M,131C,131Kに対し直流あ
るいはさらに交流を加えた現像バイアスが印加され、現
像器13は収容する一成分或いは二成分現像剤による非
接触現像が行われて、透明電導層を接地する感光体ドラ
ム10に対してトナーと同極性の直流バイアスを印加し
て、露光部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行
われるようになっている。
【0024】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は、転写器14Aにおいて、給
紙カセット15より搬送され、タイミングローラ16の
駆動によって同期して給紙される転写紙Pに転写され
る。
【0025】トナー像の転写を受けた転写紙Pは、除電
器14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より
分離し、定着装置17においてトナーを溶着したのち排
紙ローラ18A,18Bを介して装置上部のトレイ上に
排出される。
【0026】一方、転写紙Pを分離した感光体ドラム1
0はクリーニング装置19において残留トナーを除去、
清掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するか、もし
くは一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成にか
かる。除去手段であるクリーニングブレード191によ
って掻き落とされた廃トナーは、後述の現像剤搬送機構
193により搬送されて、トナー回収用スクリュー19
9に送り込まれ、図示しない現像剤回収容器に排出され
る。クリーニング終了後、クリーニングブレード191
およびシールドローラ192は、感光体ドラム10の損
傷を防止するために、感光体ドラム10の周面より離間
した状態に保たれる。
【0027】図3は本発明に用いられる現像装置の一実
施例を示す断面図である。
【0028】現像器13Y,13M,13C,13Kの
構造、機能等は、同等であるから、以下、現像器13K
を代表して説明する。
【0029】固定磁石132Kは、現像スリーブ131
Kに内包され、NおよびSの磁極を交互に配し、現像ス
リーブ131Kと同心に固定されていて、非磁性の現像
スリーブ131Kの周面に磁力を作用させる。薄層形成
部材としての薄層形成棒133Kは、現像スリーブ13
1Kの周面上の二成分現像剤の層厚を規制する部材であ
って、直径3〜10mmの磁性体の円形断面の金属材か
ら成り、発泡材等の弾性部材139Kの付勢により現像
スリーブ131Kの周面に所定の荷重をもって均等に圧
接される。
【0030】現像スリーブ131K上より二成分現像剤
を掻き取り除去するための掻き取り部材であるスクレー
パ134Kは、帯状の長辺の一端を現像スリーブ131
Kに平行に圧接して設けられた、例えばステンレス鋼板
やウレタンゴム等の板状の弾性部材より成る。
【0031】搬送スクリュー136K,137Kは、互
いに相反する方向に等速で回転し、現像器13Kのハウ
ジング130K内のトナーとキャリアとを撹拌、混合
し、所定のトナー成分を均等に含有する二成分現像剤と
する。撹拌、混合された二成分現像剤は、供給ローラ1
35Kにより現像スリーブ131Kに供給され、さらに
現像スリーブ131Kと薄層形成棒133Kとの圧接部
に搬送される。また、トナー補給ローラ138Kの一端
部には、図示しないトナー濃度検知センサによる検知信
号によりトナー収納容器から新規のトナーが補給され
る。前記供給ローラ135K、搬送スクリュー136
K,137K、トナー補給ローラ138Kは、現像剤供
給手段を形成している。
【0032】前記現像器13Kのハウジング130K内
の上部には、前記スクレーパ134Kより現像ローラ面
上から掻き取られた現像剤を収容して搬送する現像剤回
収室30が設けられている。該現像剤回収室30は、現
像器13Kの蓋部材31と、ハウジング130Kの中間
に固設された固定部材32との間に形成された偏平な空
間である。該現像剤回収室30内には現像剤搬送機構3
3が設けられている。該現像剤搬送機構33は、前記ス
クレーパ134Kより現像ローラ面上から掻き取られた
現像剤を前記現像器13K内の現像剤供給上流側の搬送
スクリュー137K、トナー補給ローラ138Kの上部
に移動させ、ここから落下させて現像剤撹拌部に投入す
る。
【0033】図4は前記現像剤搬送機構33を示す斜視
図、図5はその断面図である。
【0034】現像剤搬送機構33は、前記現像剤回収室
30の側壁の近傍に配置された前後方向に伸びる2個の
支持部材34A,34Bと、該支持部材34A,34B
に直交する方向に配置され両端部を支持部材34A,3
4Bに固定された複数の送り部材35とで構成された方
形の枠型形状をなしている。
【0035】前記支持部材34A,34Bの前部および
後部には、上下方向に伸びる長穴37a,37bがそれ
ぞれ穿設されている。この長穴37a,37bに現像剤
回収室30を横切る回転軸38,39のクランク軸部が
挿通されている。一方の回転軸38はクランク軸部38
aと、その両端部の回転中心軸部38bとから成る。回
転中心軸部38bは前記固定部材32の両側板の軸受4
0aに回転可能に軸支されている。他方の回転軸39も
同様にクランク軸部39aと、その両端部の回転中心軸
部39bとから成る。回転中心軸部39bは前記固定部
材32の両側板の軸受40bに回転可能に軸支されてい
る。前記回転軸38の回転中心軸部38bの一端は、駆
動源のモータ41に接続し、駆動回転される。他方の回
転軸39の回転中心軸部39bは、プーリ、ベルト等か
ら成る駆動伝達手段42を介して前記モータ41により
駆動回転される。
【0036】図6(a)〜(d)は、前記現像剤搬送機
構33の動作過程を示す断面図である。
【0037】図6(a)は、回転軸38,39の各クラ
ンク軸部38a,39aがその移動軌跡の中で上方にあ
るときの状態を示す。このときクランク軸部38a,3
9aはそれぞれ長穴37a,37bの上端部に当接し、
搬送部材36は全体が水平に持ち上げられた状態とな
る。
【0038】図6(b)は、回転軸38,39の各回転
中心軸38b,39bの回転に基づくクランク軸部38
a,39aの回転移動により、その移動軌跡の中で中間
にあるときの状態を示す。このときクランク軸部38
a,39aはそれぞれ長穴37a,37bの中間部付近
に当接し、搬送部材36は固定部材32に半ば近接する
とともに、スクレーパ134Kの先端部側に最も近接す
る。
【0039】図6(c)は、回転軸38,39の各回転
中心軸38b,39bがさらに回転してクランク軸部3
8a,39aの回転移動により、各クランク軸部38
a,39aがその移動軌跡の中で最も下方にあるときの
状態を示す。この移動過程で、搬送部材36は下降しな
がら図示右方向に移動し、クランク軸部38a,39a
がそれぞれ長穴37a,37bの下端部付近に到達する
と、搬送部材36の複数の送り部材35の先端部が自重
により固定部材32の底面に当接する。上記移動過程中
で、スクレーパ134Kの先端部上および固定部材32
の底面上の回収現像剤は図示右方向に移動される。
【0040】図6(d)は、回転軸38,39の各回転
中心軸38b,39bがさらに回転してクランク軸部3
8a,39aの回転移動により、各クランク軸部38
a,39aがその移動軌跡が中間にあるときの状態を示
す。この移動過程で、搬送部材36は上昇しながら図示
右方向に移動し、この移動過程中で、固定部材32の底
面上の回収現像剤は図示右方向に移動されて、現像器1
3K内の開口部から下方の搬送スクリュー137Kおよ
びトナー補給ローラ138K上に落下して、その後、現
像器13K内の現像剤と混合、撹拌され、再び供給ロー
ラ135Kに送られる。
【0041】なお、送り部材35や支持部材34の下部
には、ゴム、スポンジ、フィルム等の弾性体を設け、図
6(c)に示す搬送部材36が固定部材32の底部に接
触するときの衝撃や音を和らげるようにすることが好ま
しい。
【0042】図7は、感光体ドラム10上に残留する転
写後の現像剤を除去手段であるクリーニングブレード1
91により除去し回収部に搬送する偏平な構造のクリー
ニング装置の一例を示すクリーニング装置の断面図であ
る。上記クリーニング装置19のハウジング190内に
設けられた現像剤搬送機構193は、前記クリーニング
ブレード191により除去された現像剤を捕集して、該
現像剤を前記クリーニングブレード191から遠ざかる
方向に搬送して前記トナー回収用スクリュー199に送
り込む移動可能な機構である。
【0043】前記現像剤搬送機構193は、現像器13
Y,13M,13C,13Kにおける現像剤搬送機構3
3と同じ機構を有している。すなわち、現像剤搬送機構
193は、前記クリーニング装置のハウジング190の
側壁の近傍に配置された前後方向に伸びる2個の支持部
材194と、該支持部材194に直交する方向に配置さ
れ両端部を支持部材194に固定された複数の送り部材
195とで構成された方形の枠型形状をなしている。前
記支持部材194の前部および後部には、上下方向に伸
びる長穴196a,196bがそれぞれ穿設されてい
る。この長穴196a,196bにハウジング190を
横切る回転軸のクランク軸部197a,198aが挿通
されている。一方の回転軸はクランク軸部197aと、
その両端部の回転中心軸部197bとから成る。回転中
心軸部197bは前記ハウジング190の両側板の軸受
に回転可能に軸支されている。他方の回転軸も同様にク
ランク軸部198aと、その両端部の回転中心軸部19
8bとから成る。回転中心軸部198bは前記ハウジン
グ190の両側板の軸受に回転可能に軸支されている。
前記回転軸の回転中心軸部197bの一端は、図示しな
い駆動源に接続し、駆動回転される。他方の回転軸の回
転中心軸部198bは、駆動伝達手段を介して前記駆動
源により駆動回転される。
【0044】前記現像剤搬送機構193が駆動源により
往復駆動され、前記クリーニングブレード191から遠
ざかる方向に移動する往動時には、前記ハウジング19
0の底面に沿って移動して現像剤をトナー回収用スクリ
ュー199の方向に搬送し、前記クリーニングブレード
191に接近する方向に移動する復動時には、前記ハウ
ジング190の底面から離間して移動する。
【0045】図8は、本発明による現像剤搬送機構3
3、193の移動手段の他の一実施例を示す正面図であ
る。Eは固定の枠で、第一の移動枠Dはその内部を上下
に滑り、第二の移動枠Cはその内部を左右に滑る。カム
Bの回転は、移動枠C上の任意の点Fに正方形または長
方形の運動を与える。このような長方形の運動を与える
機構としては、そのほか8ミリ撮影機や縫製用ミシン等
にも用いられている。
【0046】本発明による偏平な現像剤搬送機構は、前
記の図1に示すカラー画像形成装置以外の方式にも適用
可能である。すなわち、感光体ドラム10上へ単色のト
ナー画像を形成しつつ逐次画像支持体へ転写する方式
(これを逐次転写方式と称し、図9(A)に示す)、あ
るいは感光体ドラム10上に複数回単色のトナー画像を
現像した後に一括して転写紙へ転写する方式(これを一
括転写方式と称し、図9(B)に示す)のいずれも適用
可能である。
【0047】図9(A)に示す逐次転写方式の画像形成
装置による画像形成方式について説明する。導電性基体
上に静電荷潜像を形成する感光層を有する感光体ドラム
10の周面に近接してコロナ放電によって感光体ドラム
10の面上に電荷を付与するスコロトロン帯電器11、
露光光学系12、単色の現像剤を貯留した現像器を複数
配列した現像器13Y,13M,13C,13K、感光
体ドラム10上に残留したトナーを清掃するクリーニン
グ装置19を配置してある。他方、導電性基体、導電性
弾性体層および絶縁層からなる転写ドラム1側には、転
写ドラム1に転写紙Pを供給する搬送ユニット2が配置
され、この搬送ユニット2から供給された転写紙Pは転
写極4を配置した転写部に搬送され、異なる色のトナー
により現像された感光体ドラム10のトナー像を転写紙
P上に転写し、これを数回繰り返して多色画像を転写紙
Pの表面に形成し、この転写紙Pを剥離部に転送し、剥
離極6によって転写ドラム1の電荷を除電し、転写紙P
を転写ドラム1から剥離して排出する。この転写紙Pを
溶融加圧式定着装置にて定着することで多色画像を形成
する。
【0048】また、図9(B)に示す一括転写方式の画
像形成装置による画像形成方式について説明する。この
画像形成方式は、転写ドラムへの各色ごとの転写は行わ
ず、感光体ドラム10上に多色のトナー像を重ね合わ
せ、最後に転写紙P上に1度に転写する他は、基本的に
前記の逐次転写方式と同様である。
【0049】上記の逐次転写方式、一括転写方式何れの
方式においても、複数の現像器13Y,13M,13
C,13Kは感光体ドラム10の周面に近接配置されて
いる。各現像器13Y,13M,13C,13Kを薄型
構成にすることにより、感光体ドラム10を小型にする
ことが可能になり、かつ画像形成時間を短縮することが
できる。しかもこの薄型化した各現像器13Y,13
M,13C,13Kに対して、現像処理済みの現像剤を
偏平な構成をなす現像剤搬送機構により搬送回収して、
現像剤供給撹拌効率を向上することができる。薄型化し
たクリーニング装置についてもカラー画像形成装置の小
型化に大いに有効である。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1による画像形成装置で
は、スクレーパにより現像ローラ上から掻き取られた現
像処理後の現像剤は、掻き取り部材付近から薄型に構成
された現像剤搬送機構により強制的に搬送されて現像剤
撹拌部に還流されるから、現像器内の掻き取り部材近傍
の現像剤詰まりや、現像剤撹拌不良等の問題が解決さ
れ、特に、連続多数枚複写するときの現像剤詰まりや現
像剤漏出や現像剤撹拌不良等を解消することができる。
また、複数の現像器を像担持体の周面に配置したカラー
画像形成装置において、薄型化した各現像器に対して偏
平な現像剤搬送機構を設けることにより、薄型の現像器
本体内での現像剤詰まりを解消し、カラー画像形成装置
の小型化が達成される。
【0051】また、本発明の請求項6によるクリーニン
グ装置では、クリーニング装置を偏平な薄型にすること
によるクリーニング装置内での現像剤搬送不良を解消
し、画像形成装置の小型化を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラー画像形成装置の一例
を示す断面構成図。
【図2】感光体ドラム周辺の像形成手段を示す断面図。
【図3】本発明による現像器の断面図。
【図4】本発明による現像剤搬送機構の斜視図。
【図5】上記現像剤搬送機構の断面図。
【図6】上記現像剤搬送機構の搬送部材の動作を示す断
面図。
【図7】本発明によるクリーニング装置の断面図。
【図8】現像剤搬送機構の移動手段の他の一実施例を示
す正面図。
【図9】逐次転写方式及び一括転写方式の各カラー画像
形成装置の構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体) 13Y,13M,13C,13K 現像器 130K,190 ハウジング 131K 現像スリーブ(現像ローラ) 134K スクレーパ(掻き取り部材) 136K,137K 搬送スクリュー 138K トナー補給ローラ 19 クリーニング装置 30 現像剤回収室 31 蓋部材 32 固定部材(フレーム) 33,193 現像剤搬送機構 34,194 支持部材 35,195 送り部材 36 搬送部材 37a,37b,196a,196b 長穴 38a,39a,197a,198a クランク軸部 38b,39b,197b,198b 回転中心軸部 191 クリーニングブレード(除去手段) 192 シールドローラ 199 トナー回収用スクリュー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容するハウジング内に、該現
    像剤を担持して現像域に搬送する現像ローラと、該現像
    ローラに向けて現像剤を撹拌して供給する供給手段と、
    前記現像ローラ上に付着する現像処理後の現像剤を掻き
    取る掻き取り部材とを有する現像装置により像担持体上
    に形成された潜像を現像する画像形成装置において、 前記掻き取り部材により現像ローラ面上から掻き取られ
    た現像剤を収容し、該現像剤を前記供給手段の現像剤供
    給上流側の上部に搬送して現像剤撹拌部に投入する現像
    剤搬送機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤搬送機構が前記ハウジングの
    上部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤搬送機構が偏平な現像剤回収
    室内に備えられ、往復動作により、前記掻き取り部材に
    より現像ローラから掻き取った現像剤を前記現像剤回収
    室の底部に沿って現像剤供給上流側上部に搬送して、現
    像剤撹拌部に投入することを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤搬送機構が往復駆動し、前記
    掻き取り部材から遠ざかる方向に移動する往動時には、
    前記現像剤回収室の底面に沿って移動して現像剤を現像
    剤撹拌部の方向に搬送し、前記掻き取り部材に接近する
    方向に移動する復動時には、前記現像剤回収室の底面か
    ら離間して移動することを特徴とする請求項1ないし3
    の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像装置は、それぞれ異なる色のト
    ナーを収容する複数の現像装置であり、前記画像形成装
    置は、これら複数の現像装置を像担持体の周囲に配置し
    たカラー画像形成装置であることを特徴とする請求項1
    ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に残留する転写後の現像剤を
    除去手段により除去し回収部に搬送するクリーニング装
    置を備えた画像形成装置において、 前記除去手段により除去された現像剤を捕集して、該現
    像剤を前記除去手段から遠ざかる方向に搬送して前記回
    収部に送り込む移動可能な現像剤搬送機構を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤搬送機構が偏平な前記クリー
    ニング装置のハウジング内に設けられたことを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤搬送機構が往復駆動し、前記
    除去手段から遠ざかる方向に移動する往動時には、前記
    ハウジングの底面に沿って移動して現像剤を回収部の方
    向に搬送し、前記除去手段に接近する方向に移動する復
    動時には、前記ハウジングの底面から離間して移動する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7599633B2 (en) 2005-11-15 2009-10-06 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus dust container including dust conveyance members
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