JPH11200408A - 建設機械の油圧ホース配索構造 - Google Patents

建設機械の油圧ホース配索構造

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JPH11200408A
JPH11200408A JP10017889A JP1788998A JPH11200408A JP H11200408 A JPH11200408 A JP H11200408A JP 10017889 A JP10017889 A JP 10017889A JP 1788998 A JP1788998 A JP 1788998A JP H11200408 A JPH11200408 A JP H11200408A
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JP
Japan
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hydraulic
hose
control valve
hydraulic hose
hydraulic hoses
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JP10017889A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Takeda
一之 竹田
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の一実施例配管構造では油圧アクチ
ュエータ制御用のコントロールバルブに、給排用配管と
して油圧鋼管を接続し、前記油圧鋼管のそれぞれ先端側
に近い中間部を車体の固定部にクランプして固定側配管
に設定し、そして前記油圧鋼管の先端部に、各油圧ホー
スをそれぞれ接続するようにしている。そのために前記
配管構造の部品点数が多くて複雑となり、部品管理に大
なる経費を要するとともに、配管組付け作業に大なる工
数を要していた。本発明は、コントロールバルブに対し
給排用配管として油圧ホースを接続するようにした油圧
ホース配索構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、上部旋回体に配置されてい
るコントロールバルブのポートに、給排用配管として油
圧ホースを接続し、前記油圧ホースの中間部を、前記上
部旋回体の上部で、かつ作業機連結部の後方側の一固定
部、例えばブームブラケットの上部にクランプ部材を介
してクランプするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
建設機械,作業車両の作業機にそなえられている油圧ア
クチュエータと、前記油圧アクチュエータ制御用のコン
トロールバルブとの間に接続されている給排用配管の配
索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、油圧ショベル(全体図は図示
していない)の従来技術の一実施例上部旋回体1の要部
斜視図である。図において、2は上部旋回体1の旋回フ
レーム、3は旋回フレーム2の中央部に配置したコント
ロールバルブ、4a,4bはコントロールバルブ3と図
示していないブームシリンダとを連通している給排用配
管、14a,14bは各給排用配管4a,4bのそれぞ
れ油圧鋼管、5a,5bはコントロールバルブ3と図示
していないアームシリンダとを連通している給排用配
管、15a,15bは各給排用配管5a,5bのそれぞ
れ油圧鋼管、6a,6bはコントロールバルブ3と図示
していないバケットシリンダとを連通している給排用配
管、16a,16bは給排用配管6a,6bのそれぞれ
油圧鋼管、7a,7b,7cは前記油圧鋼管(符号は省
略する)を旋回フレーム2の所定の固定部に係止してい
るそれぞれクランプ金具である。
【0003】図12に示す従来技術の一実施例上部旋回
体1の配管構造では、上部旋回体1に配置されているコ
ントロールバルブ3のポート(符号を付していない)
に、給排用配管(4a,4b,5a,5b,6a,6
b)として油圧鋼管14a,14b,15a,15b,
16a,16bを接続し、前記油圧鋼管のそれぞれ先端
側に近い中間部を各クランプ金具7a,7b,7cに
て、旋回フレーム2の所定の固定部にボルト締付け(ボ
ルトに符号を付していない)し、前記油圧鋼管14a,
14b,15a,15b,16a,16bの先端部に、
各油圧ホース8a,8b,9a,9b,10a,10b
をそれぞれ接続している。すなわち前記配管構造によっ
て、前記コントロールバルブ3に接続される前記油圧鋼
管を固定側配管に、そして前記油圧ホース(符号は省略
する)を、上部旋回体1のフロント部に装着した図示し
ていない作業機のブーム基部回動部分に対応する可動側
配管に設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように従
来技術の一実施例配管構造では、油圧ショベルの上部旋
回体に配置した油圧アクチュエータ制御用のコントロー
ルバルブに、給排用配管として油圧鋼管を接続し、前記
油圧鋼管のそれぞれ先端側に近い中間部を各クランプ金
具にて、旋回フレームの所定の固定部にボルト締付けし
て固定側配管に設定し、そして前記油圧鋼管の先端部
に、各油圧ホースをそれぞれ接続し、前記油圧ホース
を、上部旋回体のフロント部に装着した作業機のブーム
基部回動部分に対応する可動側配管に設定している。そ
のために前記油圧鋼管,クランプ金具,クランプ金具取
付用ブラケット部材,油圧ホースなどの部品点数が多く
て配管構造の複雑となり、部品管理に大なる経費を要す
るとともに、狭隘な上部旋回体内での配管組付け作業に
大なる工数を要していた。また前記コントロールバルブ
に対する前記油圧鋼管の組付け作業時には、屈曲状の剛
性を有する前記油圧鋼管をコントロールバルブ周辺部品
の間を通して位置決めしなければならないので、コント
ロールバルブの配置位置に制約を受けるばかりでなく、
組立作業効率が悪かった。本発明は、コントロールバル
ブに対し給排用配管として油圧ホースを接続し、前記油
圧ホースの中間部を上部旋回体の一固定部にクランプす
ることによって、前記油圧ホースを固定側配管と可動側
配管とに設定できる簡単な油圧ホース配索構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記上部旋
回体上に配置されたコントロールバルブと、前記上部旋
回体に立設された相対する2枚のプレート部材を有して
構成されるブームブラケットと、前記ブームブラケット
の2枚のプレート部材間に枢着されることにより前記上
部旋回体の前方に対して起伏自在とされる作業機と、前
記作業機に固定された油圧鋼管とを有する建設機械にお
いて、前記ブームブラケット上部付近に配設されたクラ
ンプと、前記コントロールバルブと前記油圧鋼管とを連
結する可撓性を有する油圧ホースとを有し、前記油圧ホ
ースは、前記コントロールバルブから前記クランプに至
る範囲を固定側配管とし、前記クランプから前記油圧鋼
管に至る範囲を前記作業機の起伏作動に伴って屈曲変形
可能とする可動側配管とした。
【0006】前記油圧ホース配索構造により、これを構
成する部品点数(油圧ホース及びクランプ部材の部品点
数をいう)が最少限に制限されかつその構造が簡単とな
り、部品管理の経費を節約できるとともに、狭隘な上部
旋回体内での配管組付け作業を大巾に低減することがで
きる。更に、油圧アクチュエータ制御用のコントロール
バルブに対する前記油圧ホースの組付け作業時には、湾
曲自由の可撓性を有する前記油圧ホースを前記コントロ
ールバルブ周辺の機器,部品等の間を通して容易に位置
決めできるので、コントロールバルブの配置位置の自由
度が向上するとともに、組立作業効率をたかめることが
できる。更に、前記油圧ホースの中間部を前記上部旋回
体に立設されたブームブラケットの上部付近でクランプ
するようにしたので、上部旋回体を構成する構造物でか
つ強度部材であるブームブラケットに確実に固定して取
付けられ、また作業機の起伏作動に応じた油圧ホースの
変形量を考慮した必要な高さ位置を確保できる。これに
より、上部旋回体の上部側の空間部を有効活用して前記
油圧ホースの配管を確実に行うことができるとともに、
上部旋回体の上部から前記油圧ホースに対するメンテナ
ンス作業などを行い易く、また配管の取り回しも容易で
ある。
【0007】また前記クランプ部材は、一対の前記油圧
ホースを長さ方向に並列させ、さらに前記一対の油圧ホ
ースを複数組並列させて一体形に挟持するようにした。
これにより、複数の前記油圧ホースの中間部を、集中的
かつコンパクトにクランプすることができる。
【0008】また前記クランプ部材は、前記一対の油圧
ホースの一中間部を嵌着するグロメット部材と、前記グ
ロメット部材の外周面を嵌合する凹溝をそれぞれそなえ
た取付側挟持体と、前記取付側挟持体に対して締付固定
する合わせ側挟持体とを有するようにした。これによ
り、複数個のグロメット部材にそれぞれ前記一対の油圧
ホースを嵌挿し、前記複数個のグロメット部材を前記取
付側挟持体の各凹溝に対してそれぞれ嵌合し、前記合わ
せ側挟持体にて締付固定することによって、複数の前記
油圧ホースの中間部を一体的にクランプすることができ
る。すなわち前記合わせ側挟持体の着脱操作を行うこと
により、前記グロメット部材に嵌挿されている複数の油
圧ホースのクランプ着脱を容易に行うことができる。
【0009】また前記グロメット部材は、ゴム材に前記
一対の油圧ホースの外径寸法と略同径のそれぞれホース
嵌着穴が並列に開穿され、かつ前記各ホース嵌着穴に対
して、前記油圧ホースが長さ方向と直交する方向に外側
から押込挿入できる切込溝が切開されているとともに、
前記ホース嵌着穴の両端面側につば部を設けた。これに
より、前記切込溝より前記油圧ホースを容易に嵌挿で
き、かつ前記グロメット部材により前記油圧ホースに対
する締付損傷を防止できるとともに油圧ホースの脈動を
抑制し、前記グロメット部材に設けられたつば部によっ
てグロメット部材が前記挟持体に対し位置ずれ移動する
のを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の油圧ホー
ス配索構造(図示では見えない)を装備した一実施形態
の油圧ショベルの側面図である。図において、11は油
圧ショベルの下部走行体、12は下部走行体11の上部
に連結した上部旋回体、13は上部旋回体12の前部に
起伏自在に連結された作業機、17は作業機13にそな
えられている油圧アクチュエータのうち例えばブームシ
リンダ、18はアームシリンダ、19はバケットシリン
ダである。図2は、本発明の一実施形態の油圧ホース配
索構造を示す要部側面図である。図において、20は上
部旋回体12の旋回フレーム、21は旋回フレーム20
に立設されたサポート用スタンド、22はサポート用ス
タンド21に固定して取付けられたコントロールバル
ブ、23a,23bはコントロールバルブ22に接続さ
れアームシリンダ18(図1に示す)に連通する給排用
配管のうちの油圧ホース、24a,24bはコントロー
ルバルブ22に接続されバケットシリンダ19に連通す
る給排用配管のうちの油圧ホース、25a,25bはコ
ントロールバルブ22に接続されブームシリンダ17に
連通する給排用配管のうちの油圧ホース、26は旋回フ
レーム20のブームブラケット27に固定して取付けら
れたクランプ部材である。図3は図2のAより見た要部
平面図であるが、前後方向は図2を逆にしている。図に
おいて、28(仮想線で示す)はブームシリンダ17に
通じている油圧ホース25a,25bを上部旋回体12
の一固定部に対し係止しているクランプ金具である。
【0011】図4は、図3におけるクランプ部材26を
前側から見た図である。図において、29はクランプ部
材26の構成本体である取付側挟持体、30は取付側挟
持体29の取付用ブラケット板、31は取付用ブラケッ
ト板30をブームブラケット27(仮想線で示す)に締
付固定しているボルト(ボルト31を使用しないで取付
用ブラケット板30をブームブラケット27に対し溶接
してもよい)、32は合わせ側挟持体、33は合わせ側
挟持体32を取付側挟持体29に対して締付固定するボ
ルト、34はグロメット部材である。図5は、図4にお
ける取付側挟持体29の正面図である。図において、3
5はグロメット部材34のそれぞれ外周面の片側を嵌合
する凹溝、36はボルト33用ねじ穴である。図6は、
図5における取付側挟持体29をB−Bより見た側面図
である。図7は、図4における合わせ側挟持体32の正
面図である。図において、35’は前記グロメット部材
34のそれぞれ外周面の他の片側を嵌合する凹溝、3
6’はボルト33(図4挿通用のボルト穴である。図8
は、図7における合わせ側挟持体32をCより見た側面
図である。図9は、図4におけるグロメット部材34の
正面図である。図において、37,37’は一対の油圧
ホース(所要の油圧ホース)の外径寸法と略同径の穴径
寸法で並列に開穿されているそれぞれホース嵌着穴、3
8,38’はグロメット部材34の外側の側方側からホ
ース嵌着穴37,37’に対して前記油圧ホースを押込
挿入できるように切開されている切込溝、39,39’
はホース嵌着穴37と37’の両端面側に設けられたつ
ば部である。図10は、図9のDより見た平面図であ
る。
【0012】次に、本発明の一実施形態の油圧ホース配
索構造及びその作用を図1〜図10について述べる。な
お説明を容易にするために、アームシリンダ18に連通
する給排用配管のうちの油圧ホース23a,23b、及
びバケットシリンダ19に連通する給排用配管のうちの
油圧ホース24a,24bを実施例として説明する。本
実施形態の油圧ホース配索構造では、上部旋回体12に
配置されているコントロールバルブ22(作業機13に
そなえられているアームシリンダ18,バケットシリン
ダ19,ブームシリンダ17などの油圧アクチュエータ
を制御するコントロールバルブ)のポート(符号を付し
ていない)に、給排用配管として前記油圧ホース23
a,23b,24a,24bを接続し、前記油圧ホース
23a,23b,24a,24bのそれぞれ中間部を、
上部旋回体12の上部で、かつ前記作業機13のブーム
基部の連結部の後方側のブームブラケット27にクラン
プするようにした。
【0013】前記油圧ホース配索構造により、それを構
成する部品点数(油圧ホース23a,23b,24a,
24b,及びクランプ部材26をいう)が最少限に制限
されかつその構造が簡単となり、部品管理の経費を節約
できるとともに、狭隘な上部旋回体12内での配管組付
け作業を大巾に低減することができる。また前記コント
ロールバルブ22に対する前記油圧ホース(符号を省略
する)の組付け作業時には、湾曲自由の可撓性を有する
前記油圧ホースをコントロールバルブ22周辺の機器,
部品等(図示していない)の間を通して容易に位置決め
できるので、組立作業効率をたかめることができる。更
に、前記油圧ホースの中間部を前記上部旋回体12の上
部でかつ前記作業機13のブーム基部連結部の後方側の
ブームブラケット27にクランプするようにしたので、
上部旋回体12の上部から前記油圧ホースに対するメン
テナンス作業などを行い易く、また配管の取り回しも容
易である。
【0014】更に前記上部旋回体12は、対面して立設
された2枚のプレート部材により形成されるブームブラ
ケット27を有し、前記作業機13は前記ブームブラケ
ット27に連結されるとともに、前記油圧ホースをクラ
ンプするクランプ部材26は前記ブームブラケット27
の一方のプレート部材に対して取付け、前記クランプ部
材26より前方側の前記油圧ホースの部分を可動側配管
に設定した。
【0015】前記クランプ部材26を前記ブームブラケ
ット27の上部に対して取付けたことにより、上部旋回
体12を構成する構造物でかつ強度部材であるブームブ
ラケット27に確実に固定して取付けられ、また必要な
高さ位置を確保できるとともに、上部旋回体12の上部
側の空間部を有効活用して前記油圧ホースの配管を行う
ことができる。
【0016】また前記クランプ部材26は、前記油圧ホ
ース23a,23b,24a,24bのうち例えば一対
の油圧ホース23bと24b、及び一対の油圧ホース2
3aと24aをそれぞれ長さ方向に並列させ、さらに前
記2組の一対の油圧ホース(符号は省略する)並列させ
て一体形に挟持せしめるようにした。これにより、複数
の前記油圧ホースの中間部を、集中的かつコンパクトに
クランプすることができる。
【0017】また前記クランプ部材26は、前記一対の
油圧ホースの一中間部を嵌着するグロメット部材34
と、前記グロメット部材34の外周面を嵌合する凹溝3
5,35’(後述する取付側挟持体29の凹溝が35
で、合わせ側挟持体32の凹溝が35’である)をそれ
ぞれそなえた取付側挟持体29と、前記取付側挟持体2
9に対して締付固定する(ボルト33締付けによる)合
わせ側挟持体32とを有するようにした。これにより、
複数個のグロメット部材34にそれぞれ前記一対の油圧
ホースを嵌挿し、前記複数個のグロメット部材34を前
記取付側挟持体29の各凹溝35に対してそれぞれ嵌合
し、前記合わせ側挟持体32にて締付固定することによ
って、複数の前記油圧ホースの中間部を一体的にクラン
プすることができる。すなわち前記合わせ側挟持体32
の着脱操作を行うことにより、前記グロメット部材34
に嵌挿されている複数の油圧ホースのクランプ着脱を容
易に行うことができる。
【0018】また前記グロメット部材34は、ゴム材に
前記一対の油圧ホースの外径寸法と略同径のそれぞれホ
ース嵌着穴37,37(図9及び図10に示す)が並列
に開穿され、かつ前記各ホース嵌着穴37,37’に対
して、前記油圧ホースが長さ方向と直交する方向に外側
から押込挿入できる切込溝38,38’が切開されてい
るとともに、前記グロメット部材34が前記挟持体29
及び32より油圧ホース長さ方向に移動しないように、
ホース嵌着穴37、37’の両端面側につば部39,3
9’を設けた。これにより、前記切込溝38,38’よ
り前記油圧ホースを容易に嵌挿でき、かつ前記グロメッ
ト部材34により前記油圧ホースに対する締付損傷を防
止できるとともに油圧ホースの脈動を抑制し、前記グロ
メット部材34に設けられたつば部39,39’によっ
てグロメット部材34が前記挟持体(29,32をい
う)に対し位置ずれ移動するのを防止することができ
る。
【0019】なお図11は、本発明の他実施形態の油圧
ホース配索構造を示す要部平面図である。図において、
図3に示す油圧ホース配索構造と同一構成要素を使用し
ているものに対しては同符号を付す。図11に示す他実
施形態の油圧ホース配索構造では、コントロールバルブ
22のポート(符号を付していない)に、ブームシリン
ダ17に連通する給排用配管のうちの油圧ホース25’
a,25’bの基端部をそれぞれ接続し、そして前記油
圧ホース25’a,25’bのそれぞれ先端部に油圧鋼
管40a,40bを接続し、前記油圧鋼管40a,40
bの中間部をクランプ金具41にて上部旋回体の一固定
部に係止している。前記油圧鋼管40a,40bのそれ
ぞれ先端部には作業機13のブーム基部回動部分に対応
する可動側配管として図示していない油圧ホースを接続
しなければならないが、前記油圧ホース25’a,2
5’bを固定側配管に設定したので、湾曲自由の可撓性
を有する前記油圧ホース25’a,25’bを、コント
ロールバルブ22周辺部品の間を通して容易に位置決
め、組付けすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る発明では、部品
点数(油圧ホース及びクランプ部材の部品点数をいう)
が最少限に制限されかつその構造が簡単となり、部品管
理の経費を節約できるとともに、狭隘な上部旋回体内で
の配管組付け作業を大巾に低減することができる。更
に、油圧アクチュエータ制御用のコントロールバルブに
対する前記油圧ホースの組付け作業時には、湾曲自由の
可撓性を有する前記油圧ホースを前記コントロールバル
ブ周辺の機器,部品等の間を通して容易に位置決めでき
るので、コントロールバルブの配置位置の自由度が向上
するとともに、組立作業効率をたかめることができる。
更に、前記油圧ホースの中間部を前記上部旋回体に立設
されたブームブラケットの上部付近でクランプするよう
にしたので、上部旋回体を構成する構造物でかつ強度部
材であるブームブラケットに確実に固定して取付けら
れ、また作業機の起伏作動に応じた油圧ホースの変形量
を考慮した必要な高さ位置を確保できる。これにより、
上部旋回体の上部側の空間部を有効活用して前記油圧ホ
ースの配管を確実に行うことができるとともに、上部旋
回体の上部から前記油圧ホースに対するメンテナンス作
業などを行い易く、また配管の取り回しも容易である。
【0021】更に請求項2に係る発明では、複数の前記
油圧ホースの中間部を、集中的かつコンパクトにクラン
プすることができる。
【0022】更に請求項3に係る発明では、複数個のグ
ロメット部材にそれぞれ前記一対の油圧ホースを嵌挿
し、前記複数個のグロメット部材を前記取付側挟持体の
各凹溝に対してそれぞれ嵌合し、前記合わせ側挟持体に
て締付固定することによって、複数の前記油圧ホースの
中間部を一体的にクランプすることができる。すなわち
前記合わせ側挟持体の着脱操作を行うことにより、前記
グロメット部材に嵌挿されている複数の油圧ホースのク
ランプ着脱を容易に行うことができる。
【0023】更に請求項4に係る発明によれば、前記切
込溝より前記油圧ホースを容易に嵌挿でき、かつ前記グ
ロメット部材により前記油圧ホースに対する締付損傷を
防止できるとともに油圧ホースの脈動を抑制し、前記グ
ロメット部材に設けられたつば部によってグロメット部
材が前記挟持体に対し位置ずれ移動するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ホース配索構造を装備した一実施
形態の油圧ショベルの側面図である。
【図2】本発明の一実施形態の油圧ホース配索構造を示
す要部側面図である。
【図3】図2のAより見た要部平面図である。
【図4】図3におけるクランプ部材を前側から見た図で
ある。
【図5】図4における取付側挟持体の正面図である。
【図6】図5における取付側挟持体をB−Bより見た側
面図である。
【図7】図4における合わせ側挟持体の正面図である。
【図8】図7における合わせ側挟持体をCより見た側面
図である。
【図9】図4におけるグロメット部材の正面図である。
【図10】図9のDより見た平面図である。
【図11】本発明の他実施形態の油圧ホース配索構造を
示す要部平面図である。
【図12】油圧ショベルの従来技術の一実施例上部旋回
体の要部斜視図である。
【符号の説明】
1,12 上部旋回体 3,22 コントロールバルブ 4a,4b,5a,5b,6a,6b 給排用配管 7a,7b,7c,28,41 クランプ金具 8a,8b,9a,9b,10a,10b,23a,2
3b,24a,25a,25b,25’a,25’b
油圧ホース 13 作業機 14a,14b,15a,15b,16a,16b,4
0a,40b 油圧鋼管 26 クランプ部材 27 ブームブラケット 29 取付側挟持体 32 合わせ側挟持体 35,35’ 凹溝 37,37’ ホース嵌着穴 38,38’ 切込溝 39,39’ つば部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前記上部旋回体上に配置されたコントロ
    ールバルブと、前記上部旋回体に立設された相対する2
    枚のプレート部材を有して構成されるブームブラケット
    と、前記ブームブラケットの2枚のプレート部材間に枢
    着されることにより前記上部旋回体の前方に対して起伏
    自在とされる作業機と、前記作業機に固定された油圧鋼
    管とを有する建設機械において、前記ブームブラケット
    上部付近に配設されたクランプと、前記コントロールバ
    ルブと前記油圧鋼管とを連結する可撓性を有する油圧ホ
    ースとを有し、前記油圧ホースは、前記コントロールバ
    ルブから前記クランプに至る範囲を固定側配管とし、前
    記クランプから前記油圧鋼管に至る範囲を前記作業機の
    起伏作動に伴って屈曲変形可能とする可動側配管とした
    ことを特徴とする建設機械の油圧ホース配索構造。
  2. 【請求項2】 前記クランプ部材は、一対の前記油圧ホ
    ースを長さ方向に並列させ、さらに前記一対の油圧ホー
    スを複数組並列させて一体形に挟持するようにしたこと
    を特徴とする請求項2記載の建設機械の油圧ホース配索
    構造。
  3. 【請求項3】 前記クランプ部材は、前記一対の油圧ホ
    ースの一中間部を嵌着するグロメット部材と、前記グロ
    メット部材の外周面を嵌合する凹溝をそれぞれそなえた
    取付側挟持体と、前記取付側挟持体に対して締付固定す
    る合わせ側挟持体とを有するようにしたことを特徴とす
    る請求項2及び3記載の建設機械の油圧ホース配索構
    造。
  4. 【請求項4】 前記グロメット部材は、ゴム材に前記一
    対の油圧ホースの外径寸法と略同径のそれぞれホース嵌
    着穴が並列に開穿され、かつ前記各ホース嵌着穴に対し
    て、前記油圧ホースが長さ方向と直交する方向に外側か
    ら押込挿入できる切込溝が切開されているとともに、前
    記ホース嵌着穴の両端面側につば部を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の建設機械の油圧ホース配索構造。
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