JP2589928Y2 - 配管用カバーの取付構造 - Google Patents

配管用カバーの取付構造

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JP2589928Y2 JP1993017883U JP1788393U JP2589928Y2 JP 2589928 Y2 JP2589928 Y2 JP 2589928Y2 JP 1993017883 U JP1993017883 U JP 1993017883U JP 1788393 U JP1788393 U JP 1788393U JP 2589928 Y2 JP2589928 Y2 JP 2589928Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両の作業アタッチメントに取り付
けられる配管用カバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来例の配管用カバー1(以
下、カバー1という)を取付けた油圧ショベルの側面図
である。同図において、2は油圧ショベルの車体である
上部旋回体、3は下部走行体、4は上部旋回体2のフロ
ント部に装備している側辺掘りアタッチメント、5は側
辺掘りアタッチメント4のリアブーム、6はフロントブ
ーム、7はアッパブーム、8はアーム、9はバケット、
10はブームシリンダ、11はアームシリンダ、12は
バケットシリンダ、13はオフセットシリンダ、14は
上記各シリンダ11,12,13に通じる複数本の配管
である。
【0003】図7は、図6のA−A矢視図である。同図
において、15,16はリアブーム5の側面にそれぞれ
溶着されたねじ穴付ブロック、17,18はカバー1の
縁部から延設された取付用板部、19,20はそれぞれ
ボルト、21,22はそれぞれ配管14固定用のクラン
プ金具、23,24はそのクランプ金具21,22にお
ける基底側クランプ板、そして25,26a,26bは
それぞれ押え側クランプ板であり、27,28は押え側
クランプ板を基底側クランプ板に締め付けるためのボル
トである。
【0004】図6及び図7に示すように、油圧ショベル
の上部旋回体2のフロント側には、側辺掘りアタッチメ
ント4が装備されている。その側辺掘りアタッチメント
のアームシリンダ11,バケットシリンダ12,オフセ
ットシリンダ13に通じる複数本の配管14が、リアブ
ーム5の側面に並設されており、その並設された配管を
保護すべく配管外側を覆うようにカバー1が取付けられ
ている。このようにカバー1を設けることにより油圧シ
ョベルの作業時において、配管14を他の障害物に衝突
させたりあるいは引掛けて破損する事故から保護するこ
とができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の配管用カバーの取付構造では、ブーム側面に
ねじ穴付ブロックを溶着するとともに、配管用カバーに
は取付板部を設け、上記両者をボルト締付することによ
り配管用カバーを取付けるようにしている。そのために
ねじ穴付ブロックを別個に製作して、しかも位置決め溶
着しなければならなかったので、かなりの手間と時間を
要していた。また配管用カバーに取付板部を設ける手間
もわずらわしいし、その取付板部の存在は外見上、見苦
しかった。
【0006】本考案は、上記の問題点を解決することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、建設機械のブ
ーム外面に沿って複数の配管が取り付けられ、それらの
配管の一部または全部が配管用カバーで被覆されている
配管用カバーの取付構造において、ブーム外面に配管固
定用の部材を突設させ、その配管固定用部材を貫通した
状態で複数の配管を固定し、配管固定用部材を支持材と
しその配管固定用部材の端面に配管用カバーを固定して
なる配管用カバーの取付構造である。
【0008】本考案において配管固定用部材は、ブーム
外面に固着される基底側クランプ板と、基底側クランプ
板に締め付けられる押え側クランプ板とを有し、複数の
配管は基底側クランプ板と押え側クランプ板とに挟んで
固定するとともに、該基底側クランプ板の端面に配管用
カバーを固定するように構成することができる。
【0009】また、基底側クランプ板の端面にねじ穴部
を形成し、配管用カバーに設けた取付穴部をそのねじ穴
部に対応させてボルト締めすることにより、配管用カバ
ーを基底側クランプ板に固定することができる。
【0010】本考案において、配管固定用部材は、複数
の配管の各継手を列設した接続金具で構成し、該接続金
具の端面に配管用カバーを固定することもできる。
【0011】また、接続金具の端面にねじ穴を形成し、
配管用カバーに設けた取付穴部をそのねじ穴に対応させ
てボルト締めすることにより、配管用カバーを接続金具
に固定することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例を示したもので
あり、配管用カバー29(以下、カバー29という)を
取付けた側辺掘りアタッチメント4'の要部側面図であ
る。同図において、従来例と同一構成要素を使用するも
のに対しては同一符号を付してその説明を省略する。
5'はブーム、14'はアームシリンダ11,バケットシ
リンダ12,オフセットシリンダ13に通じる複数本の
配管である。図2は、図1のB部詳細図である。同図に
おいて、30,31はそれぞれ配管固定用部材としての
クランプ金具、32は同じく配管固定用部材としての油
管接続金具、33,34,35,36はボルトである。
図3は、図2のC−Cより見た切欠き詳細図である。同
図において、37はクランプ金具30の基底側クランプ
板、38は基底側クランプ板37に一体形に設けたボ
ス、39はボス38の端面部に穿設したねじ穴部、40
はクランプ金具31の基底側クランプ板、41は基底側
クランプ板40の端面部に穿設したねじ穴部、42,4
3はカバー29にプレス成形された凹形の取付穴部であ
る。
【0013】図4は、図2における接続金具としての油
管接続金具32に対するカバー29の取付構造を示す図
である。図4において、44,45は油管接続金具32
に溶着したねじ穴部付プレート(接続金具の端面を構成
する)、46,47はカバー29に形成した取付穴部で
ある。図5は、図4のD−Dより見た油管接続金具32
を示す図である。
【0014】次に、本実施例のカバー29の取付構造を
図1〜図5について述べる。本考案ではブーム5'の側
面部に位置決め溶着して取付けた(クランプ金具30
の)基底側クランプ板37に一体形にボス38を設け、
そのボス38の端面部に穿設したねじ穴部39に対して
カバー29の取付穴部42をボルト33で締付けるよう
にした。またブーム5'の側面部に位置決め溶着して取
付けた(クランプ金具31の)基底側クランプ板40の
端面部にねじ穴部41を穿設し、そのねじ穴部41に対
してカバー29の取付穴部43をボルト34で締付ける
ようにした。
【0015】また、配管14'の途中に設けられかつブ
ーム5'の側面部に位置決め固定して取付けられた油管
接続金具32にねじ穴部付プレート44及び45を位置
決め溶着して設け、そのねじ穴部付プレート44,45
に対してカバー29の取付穴部46,47をボルト3
5,36でそれぞれ締付けるように構成した。
【0016】詳しくは、油管接続金具32はブーム5′
に貼着される基板部32aと、その基板部32aから直
角に立設され、複数の配管14′の各継手を列設した状
態で支持する配管支持板部32bと、その配管支持板部
32bの各横縁に沿って立設されその配管支持板部32
bに溶着されるねじ穴部付きプレート44,45とを備
え、配管14′は配管支持板部32bで固定され、カバ
ー29はねじ穴部付きプレート44,45に固定できる
ようになっている。
【0017】次に、本実施例に係るカバー29の取付構
造の作用について述べる。クランプ金具30の基底側ク
ランプ板37に設けたボス38の端面部には、予めカバ
ー29の取付穴部42の位置に対応できるように、ねじ
穴部39が所定の位置に穿設されている。したがって上
記基底側クランプ板37をブーム5'の側面部に位置決
め溶着したときには、その一個の基底側クランプ板37
に対して配管14'と、カバー29の取付穴部42を取
付けることができる。またクランプ金具31の基底側ク
ランプ板40の端面部には、予めカバー29の取付穴部
43の位置に対応できるように、ねじ穴部40が所定の
位置に穿設されている。したがって上記基底側クランプ
板40をブーム5'の側面部に位置決め溶着したときに
は、その一個の基底側クランプ板40に対して配管1
4'と、カバー29の取付穴部43を取付けることがで
きる。また油管接続金具32には、予めカバー29の取
付穴部46,47の位置に対応できるように、ねじ穴部
付プレート44,45がそれぞれ位置決め溶着されてい
る。したがって上記油管接続金具32をブーム5'の側
面部に固定して取付けたときには、その油管接続金具3
2に対して配管14'と、カバー29の取付穴部46,
47を取付けることができる。すなわち上記のようにし
て、基底側クランプ板37,40、及び油管接続金具3
2を、配管14'用とカバー29の取付用に兼用させる
ことができる。
【0018】
【考案の効果】従来技術の配管用カバーの取付構造で
は、ブーム側に溶着したねじ穴付ブロックに対して、配
管用カバーの取付板部をボルト締付していた。そのため
にねじ穴付ブロックの製作とその位置決め溶着に、かな
りの手間と時間を要していた。また配管用カバーの取付
部については外見上の見映えが良くなかった。しかし本
考案では、配管固定用部材にまず複数の配管を固定して
おき、その配管固定用部材を利用して配管用カバーを固
定することができるように構成しているため、配管の脱
落を防止しつつ特別な部材を必要とせず配管用カバーを
固定することができる。
【0019】また、本考案における配管用のクランプ金
具の基底側クランプ板には、予め配管用カバーの取付穴
部の位置に対応できるようにねじ穴部を所定の位置に穿
設している。したがって上記基底側クランプ板をブーム
の側面部に位置決め溶着したときには、その基底側クラ
ンプ板に対して配管と、配管用カバーの取付穴部を固定
することができる。また配管の途中に設けられた油管接
続金具には、予め配管用カバーの取付穴部の位置に対応
できるようにねじ穴部付プレートを設けている。したが
って上記油管接続金具をブームの側面部に固定して取付
けたときには、その油管接続金具に対して配管と、配管
用カバーの取付穴部を固定することができる。また配管
用カバーの取付穴部はプレス成形により凹形に形成して
いるので、配管用カバーの取付部は配管用カバーの内側
に存在する。それにより、配管用カバーの外見上の見栄
えを向上させることができるし、またクランプ金具の基
底側クランプ板と、油管接続金具を配管用と配管用カバ
ーの取付用に兼用させるので、コストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を側辺掘り用の作業アタッチメントに適
用した場合の構成を示す要部側面図である。
【図2】図1のB部詳細図である。
【図3】図2のC−Cより見た切欠き詳細図である。
【図4】図2における油管接続金具に対する配管用カバ
ーの取付構造を示す図である。
【図5】図4のD−Dより見た油管接続金具を示す図で
ある。
【図6】従来技術の配管用カバーを取付けた油圧ショベ
ルの側面図である。
【図7】図6のA−Aより見た図である。
【符号の説明】
1,29 配管用カバー 4,4' 側辺掘用作業アタッチメント 5' ブーム 14,14' 配管 21,22,30,31 クランプ金具 23,24,37,40 基底側クランプ板 25,26a,26b 押え側クランプ板 32 油管接続金具 38 ボス 39,41 ねじ穴部 42,43,46,47 取付穴部 44,45 ねじ穴部付プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/00 E02F 3/36 E02F 9/24

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のブーム外面に沿って複数の配
    管が取り付けられ、それらの配管の一部または全部が配
    管用カバーで被覆されている配管用カバーの取付構造に
    おいて、 前記ブーム外面に配管固定用の部材を突設させ、その配
    管固定用部材を貫通した状態で前記複数の配管を固定
    し、前記配管固定用部材を支持材としその配管固定用部
    材の端面に前記配管用カバーを固定してなることを特徴
    とする配管用カバーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記配管固定用部材は、前記ブーム外面
    に固着される基底側クランプ板と、前記基底側クランプ
    板に締め付けられる押え側クランプ板とを有し、前記複
    数の配管は前記基底側クランプ板と前記押え側クランプ
    板とに挟まれて固定されるとともに、該基底側クランプ
    板の端面に前記配管用カバーを固定してなる請求項1記
    載の配管用カバーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記基底側クランプ板の端部にねじ穴部
    が形成され、前記配管用カバーに設けた取付穴部をその
    ねじ穴部に対応させてボルト締めすることにより、前記
    配管用カバーを前記基底側クランプ板に固定する請求項
    2記載の配管用カバーの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記配管固定用部材は、前記複数の配管
    の各継手を列設した接続金具からなり、該接続金具の端
    面に前記配管用カバーを固定してなる請求項1記載の配
    管用カバーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記接続金具の端面にねじ穴が形成さ
    れ、前記配管用カバーに設けた取付穴部をそのねじ穴に
    対応させてボルト締めすることにより、前記配管用カバ
    ーを前記接続金具に固定する請求項4記載の配管用カバ
    ーの取付構造。
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