JPH11129709A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH11129709A
JPH11129709A JP9315838A JP31583897A JPH11129709A JP H11129709 A JPH11129709 A JP H11129709A JP 9315838 A JP9315838 A JP 9315838A JP 31583897 A JP31583897 A JP 31583897A JP H11129709 A JPH11129709 A JP H11129709A
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JP
Japan
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sipe
tire
block
primary
thickness
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JP9315838A
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English (en)
Inventor
Masaaki Obara
将明 小原
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11129709A publication Critical patent/JPH11129709A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1272Width of the sipe
    • B60C2011/1286Width of the sipe being different from sipe to sipe

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  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷上における制動及び加速の両走行性能と乾
燥路面における耐偏摩耗性を高次で両立することがで
き、しかもタイヤ踏面部の路面追従性が優れ、タイヤ耐
久性に優れている。 【解決手段】 タイヤ踏面部1に周方向溝2と横溝3に
より区画された複数のブロック4を有する空気入りタイ
ヤにおいて、上記ブロック4が、タイヤ幅方向に延びる
1次サイプ5によりタイヤ周方向両側において分断され
ており、この1次サイプ5により分断された小ブロック
41a、41b 内の表面に、上記1次サイプ5より薄
い厚みの2次サイプ6が形成されている。1次サイプ5
の厚みは0.5mm〜1.0mmであり、2次サイプ6
の厚みは1次サイプ5の厚みの40〜60%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤにお
いて、特に氷上走行性能と、乾燥路面における耐偏摩耗
性を高次にバランスよく向上させた空気入りタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】スタッドレスタイヤには、タイヤ周方向
に延びる複数本の周方向溝とこれに交差する方向に延び
る複数本の横溝により区画された複数のブロック(陸
部)が形成されている。そして、上記の各ブロックには
通常例えば幅約1mm前後のサイプと呼ばれる切り込み
が形成されている。
【0003】ここで、スタッドレスタイヤにおいて、特
に氷雪上での走行性能を高めるためには、ブロックの接
地面からサイプの稜線部分に至る領域に現れるサイプエ
ッジによる引っ掻き効果即ちエッジ効果を高める必要が
あり、従来より種々の技術が提案されている。
【0004】例えば、主溝等の周方向溝及び横溝の本数
を増加させる技術や、主溝に対して副溝と呼ばれる幅狭
でかつ溝深さが浅い周方向溝を追加設定する技術、さら
にはサイプの設定本数を増加するなど特にサイプのエッ
ジ長さを延長する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示す技
術的手段を過度に採用すると、ブロック剛性が低下する
ことから、特に制動時に路面からブロックに対して剪断
力が加わった場合、ブロックが大きく変形するため、路
面との接地性が低下する。従って、乾燥路面では、偏摩
耗、特に段差摩耗が発生し易い。また、氷上路面では、
上記のサイプエッジが接地し難くなり、氷上における制
動性能の向上が図れない。このようなことから、単純に
サイプエッジを増加させるだけでなく、ブロックの剛性
の確保及びバランスが重要な要素となってくる。
【0006】かかる見地から、厚みを薄く乃至はゼロに
近づけた同一厚みのサイプをブロック内に多数形成し、
これによってブロックの剛性の低下を少なくし、エッジ
要素を増加させることが考えられる。かかる手段を採用
すると、氷上走行性能のうち制動性能は向上するが、厚
みが薄く乃至はゼロに近づけた同一厚みのサイプを形成
することから、加速時におけるブロックの変形によりサ
イプ底に応力が集中し、サイプ底部乃至端部からのクラ
ックの発生頻度が高くなり、タイヤの耐久性が低下す
る。
【0007】氷上の走行性能においても、加速時、サイ
プの厚みの減少によりサイプの切れ込み内部の各内壁面
が一律に、しかも変形早期の時点で接触し、ブロックが
一体となり挙動することから、タイヤ踏面部の路面追従
性が損なわれ、走行性能の向上を図り得ない。
【0008】本発明の課題は、氷上における制動及び加
速の両走行性能と乾燥路面における耐偏摩耗性を高次で
両立することができ、しかもタイヤ踏面部の路面追従性
が優れ、タイヤ耐久性に優れた空気入りタイヤを提供す
る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
鋭意検討した結果、本発明は、サイプの厚みの相違によ
るサイプの壁面接触を有効に利用することにより、上記
課題を解決することを見出した。
【0010】すなわち、本発明は、タイヤ踏面部に周方
向溝と横溝により区画された複数のブロックを有する空
気入りタイヤにおいて、上記ブロックが、タイヤ幅方向
に延びる1次サイプによりタイヤ周方向両側において分
断されており、この1次サイプにより分断された小ブロ
ック内の表面に、上記1次サイプより厚みが薄い2次サ
イプが形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ
である。
【0011】従って、本発明のタイヤの場合、上記ブロ
ックが、タイヤ幅方向に延びる1次サイプによりタイヤ
周方向両側において分断されているため、この1次サイ
プによって氷雪上走行性能を発揮し、またこの1次サイ
プに加えて2次サイプがタイヤ周方向側に形成されてい
るので氷雪上走行性能が更に向上する。
【0012】しかも、2次サイプは、1次サイプにより
分断された小ブロック内の表面に、上記1次サイプの厚
みより薄い厚みを有して形成されているため、1次サイ
プだけをブロックに同数形成したタイヤと比較して、上
記小ブロック内における2次サイプの壁面接触によって
ブロック剛性の低下を抑止することができる。また、こ
のように、1次サイプを挟んだ上記小ブロック内で、相
対的に壁面間隔の小さい2次サイプが走行時の変形初期
にその内壁面同士にて接触する結果、小ブロック単位が
ー体化し、これによって制動時に路面からブロックに対
して剪断力が加わった場合でも1ブロック全体の変形が
抑制される。従って、ブロック及びサイプエッジ両者の
路面との接地性が向上し、乾燥路面における耐偏摩耗性
が向上すると共に、氷上路面におけるエッジ効果が向上
する。ここで重要な事は、ブロックは1次サイプにより
タイヤ周方向両側において分断されていることである。
すなわち、1次サイプはブロックを2つの小ブロックに
することである。これに対して、図3(A)に示す様
に、ブロック7を2つの1次サイプ81、82で分断し
3つの小ブロック71、72、73に分断した場合、こ
のタイヤを走行させていくと、図3(B)に示す様に、
この小ブロック71、73において摩耗が漸次進行して
いく一方で、中央の小ブロック72については摩耗が遅
延する。かかる摩耗過程を詳述するならば、次のように
なる。すなわち、タイヤ走行時、まず後接地領域(つま
先側)の小ブロック71において摩耗が進行し、中央領
域の小ブロック72及び小ブロック73の摩耗は遅延す
る。つまり、後接地領域の小ブロック71から中央領域
の小ブロック72にかけて、いわば傾斜状に偏摩耗が進
行していくことになる。かかる場合、通常は、新品タイ
ヤと交換をする前に、使用途中で走行の前後の位置を変
えて付け替える作業がおこなわれている。したがって、
かかる作業を行った場合、上記のタイヤでは、前記後接
地領域の小ブロック71が先接地領域となり、先接地領
域であった小ブロック73が後接地領域となるように付
け替えることになる。そうすると、タイヤ走行にともな
い、その後は上述した場合とは逆に後接地領域となった
小ブロック73が他の小ブロック71、72よりも摩耗
量が大きくなる。これをブロック全体としてみれば、図
3(B)に示すように、中央の小ブロック72の摩耗量
に比して、小ブロック71、73の摩耗量が大となり、
いわば小ブロック72を残した状態で小ブロック71、
73の摩耗がどんどん進行していき、異常な段差摩耗が
生じるものである。従って、かかるタイヤでは、2次サ
イプをそれぞれの3つの小ブロック71、72、73内
に配置したとしても、中央領域の摩耗の進行と両側の摩
耗の進行に差異が生じ、結果として、ブロック7表面に
偏摩耗が生じるものである。因って、本発明のように、
あくまで、ブロックを1次サイプによりタイヤ周方向両
側において分断して2つの小ブロック内に2次サイプを
配置することが重要である。本発明のタイヤの場合は、
既述の通り使用途中でのタイヤの付け替えを考慮して、
両側の2つの小ブロックそれぞれが後接地領域となり得
ることから、上記の様な偏摩耗の発生を防止できる。
【0013】また、本発明のタイヤは、厚みを薄く乃至
はゼロに近づけた同一厚みのサイプをブロック内に同数
形成したタイヤと比較して、2次サイプより厚い厚みの
1次サイプが形成されているので、特に駆動時における
ブロックの変形によって加わる応力が2次サイプのサイ
プ底に集中することなく、2次サイプを挟んで設置され
た1次サイプ側に分散し、厚みの薄い2次サイプのサイ
プ底乃至端部からのクラックの発生を防止することがで
きる。
【0014】また、氷雪上の走行性能においても、1次
サイプを挟んで該1次サイプより厚みの薄い2次サイプ
を振り分けて配置していることから、2次サイプの厚み
がかなり薄くても、少なくとも1次サイプの内壁面が一
律に接触することを防止することができる。従って、タ
イヤ踏面部の路面追従性が損なわれることがなく、厚み
の薄い同一幅の2次サイプを同数形成したタイヤに比し
て走行性能が向上する。
【0015】なお、本発明でいう、サイプの壁面とは、
ブロック内に配置されたサイプの踏面部からタイヤ内径
側に位置するサイプ底にかけて延びる切れ込みによって
生じた互いの内壁面を指し、壁面接触とは、特に制動時
に加わるせん断方向の外力によってブロックが変形する
ことにより、切れ込みを形成する互いの内壁面が接触す
る事を指す。また、本発明で周方向溝とは主溝のほか副
溝等も含む概念である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明タイヤの一実施形態
を示すトレッドパターンの概略図である。図1におい
て、1はタイヤ踏面部、2はタイヤ踏面部1に設けられ
た周方向溝、3はタイヤ踏面部1に設けられた横溝、4
はタイヤ踏面部1に周方向溝2と横溝3により区画され
た複数のブロックである。
【0017】本実施形態のブロックは、タイヤセンター
領域においてタイヤ周方向に配列されたセンターブロッ
ク列4Cと、タイヤショルダー領域においてタイヤ周方
向に配列されたショルダーブロック列4S、4Sと、タ
イヤセンター領域とタイヤショルダー領域の中間領域に
配列された中間ブロック列4M、4Mから構成されてい
る。
【0018】センターブロック列4Cのブロック41
は、タイヤ周方向をジグザグ状に延びる2本の周方向溝
(主溝)21、22と横溝31、31とにより区画され
て構成されている。
【0019】ショルダーブロック列4S、4Sのブロッ
クは、中央にほぼストレート状の細溝の副溝とも称され
る周方向溝23(24)を挟んで両側に配置されてお
り、この周方向溝23(24)と周方向溝25(26)
と横溝33(34)と横溝35(36)とで区画された
ブロック423(424)と、ショルダー端に向かう横
溝33(34)と細溝の周方向溝23(24)とによっ
て区画されたブロック421(422)で構成されてい
る。
【0020】中間ブロック列4M、4Mのブロックは、
中央にほぼジグザグ状の細溝の副溝とも称される周方向
溝27(28)を挟んで両側に配置されており、周方向
溝25(26)と周方向溝27(28)と横溝37(3
8)とで区画されたブロック431(434)と、ジグ
ザグ状の周方向溝21(22)と周方向溝27(28)
と横溝39(40)とで区画されたブロック433(4
32)とで構成されている。
【0021】いずれのブロックもタイヤ周方向の中央域
にタイヤ幅方向に延びる1次サイプが形成されている。
例えばセンターブロック列4Cを例にとって説明する
と、1次サイプ5がブロック41の中央領域をジグザグ
状に傾斜しながらタイヤ幅方向に延び両側の周方向溝2
1、22に開口してブロック41をタイヤ周方向両側に
おいて分断している。
【0022】そして、1次サイプ5によって分断された
ブロック41のタイヤ周方向の両側には、1次サイプ5
の厚みより狭い2次サイプ6がジグザグ状に傾斜しなが
らタイヤ幅方向に延びてそれぞれ2本形成されている。
【0023】この種の2次サイプは、図1に示す様に、
いずれのブロックにも形成されており、1次サイプによ
って分断されたタイヤ周方向の両側に形成されている。
【0024】従って、本実施形態のタイヤの場合、上記
ブロックが、タイヤ幅方向に延びる1次サイプ5により
タイヤ周方向両側において分断されているため、一定レ
ベルの氷上性能を発揮した上で、この1次サイプ5によ
り分断された小ブロック41a、41b内の表面に、更
に、薄い厚みを有しタイヤ幅方向に延びる2次サイプ6
が形成されているので、一層の氷上性能の効果を発揮す
る。
【0025】しかも、1次サイプ5により分断された小
ブロック41a、41b内の表面に、上記1次サイプ5
の厚みより薄い厚みを有しタイヤ幅方向に延びる2次サ
イプ6が形成されているため、同一厚みの1次サイプ5
だけをブロックに同じ数だけ形成したタイヤと比較し
て、ブロック剛性の低下を抑止する。
【0026】さらに、図2に示す様に、1次サイプ5を
挟んだ上記小ブロック41a、41b内で、相対的に壁
面間隔の小さい2次サイプ6が走行時の変形初期にその
内壁面61、61同士にて接触する結果、小ブロック4
1a、41b単位がー体化し、これによって制動時に路
面GRからブロックに対して剪断力が加わった場合でも
1ブロック全体の変形が抑制される。従って、ブロック
及びサイプエッジ両者の路面との接地性が向上し、乾燥
路面における耐偏摩耗性が向上すると共に、氷上路面に
おけるエッジ効果が向上する。
【0027】また、厚みを薄く乃至はゼロに近づけた同
一厚みのサイプをブロック内に多数形成したタイヤと比
較して、本実施形態のタイヤは、2次サイプ6より厚い
厚みの1次サイプが形成されているので、加速時におけ
るブロックの変形によって加わる応力が2次サイプ6の
サイプ底に集中することなく、2次サイプ6を挟んで設
置された1次サイプ5側に分散し、厚みの薄い2次サイ
プ6のサイプ底乃至端部からのクラックの発生を抑止す
ることができる。
【0028】また、氷上の走行性能においても、1次サ
イプ5を挟んで該1次サイプ5より厚みの薄い2次サイ
プ6を振り分けて配置していることから、2次サイプ6
の厚みがかなり薄くても、少なくとも1次サイプ5の内
壁面51、51を一律に接触することを防止することが
できる。従って、タイヤ踏面部1の路面追従性が損なわ
れることがなく、厚みの薄い同一幅の2次サイプ6を形
成したタイヤに比して走行性能が向上する。
【0029】本発明でいう1次サイプの厚みは、通常は
従来タイヤにおいて採用されてきたサイプの厚みを対象
とするが、格別限定されるものではない。好適な1次サ
イプの厚みは0.5mm〜1.0mmである。これは、
0.5mm未満の場合、特に駆動時のブロックの変形に
よりサイプ底に応力が集中しやすく、サイプ底乃至サイ
プ端部からのクラックの発生が増大するからである。一
方、1.0mmを越えた場合、横溝と同様の効果を持つ
ため、1次サイプの壁面接触によるブロック剛性の確保
が難しく、特に耐偏摩耗性が悪化する。因って、0.5
mm〜1.0mmの範囲に1次サイプの厚みを設定する
ことが望ましい。特に、1次サイプの厚みを0.6mm
〜0.7mmとすることが最適である。
【0030】また、2次サイプの厚みも特に限定される
ものではないが、従来タイヤにおいて採用されてきた1
次サイプの厚みの約半分程度が好適である。2次サイプ
の厚みを1次サイプの約半分に設定する事により、サイ
プ壁面接触の効果が1次サイプに対し大きくなり、ブロ
ック剛性の低下を招くことなくサイプエッジ効果を得る
ことができる。
【0031】サイプの厚みとサイプ壁面接触の効果は、
サイプ厚みがほぼ0mm(ブロックを刃物で切断した)
からlmmまでの領域においては、ほほサイプ厚みに対
し2乗にて反比例し、持にサイプ厚みが0.3mm以下
の場合、ブロックの剛性をほとんど低下させることなく
エッジ効果を得ることが出来る。一方、サイプ厚みがほ
ぼ0mm(ブロックを刃物で切断した)のタイヤの場
合、放熱面積が少なくなり放熱性の点で問題がある。ま
た、かかるタイヤの場合、サイプに発生する段差摩耗は
軽減されるが、ブロックに発生する段差摩耗を防止する
ことが難しい。また、特に駆動時にサイプを開口させる
力によるサイプの開き量が少なく、わずかでもサイプ厚
みを有するタイヤに比してサイプのエッジ効果が悪化す
る。更に、サイプ厚みがほぼ0mmのタイヤにするに
は、ブロックを刃物で切断するという2次加工が加わ
り、大量生産性に適していないばかりか、刃物の切断に
よってサイプ底等にクラックが発生し、タイヤの耐久性
において好ましくない。従って、2次サイプには厚みを
有していることは必要不可欠である。
【0032】2次サイプの厚みは、既述の通り、1次サ
イプの半分であることが望ましいが、サイプを形成する
ブレードの金型への製作性を考慮した場合、2次サイプ
の厚みは0.lmm単位であることが望ましく、また、
氷雪上の走行性能向上を制動性重視と加速性重複とを、
どちらに振り分けるかにより、2次サイプの厚みを1次
サイプの40〜60%に設定することが好ましい。
【0033】すなわち、1次サイプの厚みの40%未満
では、1次サイプの厚みの設定寸法とも関係するが、2
次サイプの厚みとしては薄すぎるため、サイプブレード
の金型での耐久力が大幅に低下し、早期に金型破壊が発
生する。また、サイプブレート製作過程において発生す
るバリをバレル研磨により通常は除去するが、あまりに
薄いと除去が困難であり、サイプブレード端面にシャー
プなエッジが存在することから、耐クラック性の面で不
利である。更に、耐偏摩耗性の面からも1次サイプと2
次サイプの厚みの差が大きいと、小ブロックの分割効果
が少なくなることから、2次サイプ部での段差摩耗が低
減し、1次サイプのみでブロックを分割すると同等の耐
偏摩耗性しか得ることができない。これは、2次サイプ
の壁面接触効果が1次サイプの壁面接触効果に比べて大
きすぎるため、制動時におけるブロックの変形により作
用する応力が、1次サイプ側に集中することにより発生
する。段差摩耗の発生量は、ブロックの変形量によって
ブロック表面に発生する段差の角度が決定され、よって
ブロック剛性が一定の場合、ブロック長が周方向に長い
ものほど段差量は大きくなる。2次サイプを1次サイプ
の40%以上に設定することにより、小ブロックが適度
に分断され、ブロック周方向長さが細分化されることに
より、段差摩耗の発生量がより少なくなる。但し、40
%未満においても氷雪上の走行性能が顕著に悪化するこ
とはなく、1次サイプのみの設定時におけるブロックの
偏摩耗の発生レベルが小さく、また、耐クラック性につ
いても問題ないとする場合、40%未満のサイプ厚みを
採用することは実用上問題はない。一方、2次サイプの
厚みが1次サイプの厚みの60%を越える場合について
は、サイプ厚みが薄すぎる場合におけるような問題は発
生しないものの、壁面接触による効果が徐々に低下しブ
ロック剛性の低下につながる。特に、70%を越える場
合においては壁面接触の効果が1次サイプの2倍程度と
なり、2次サイプの設定枚数を増加させることがブロッ
ク剛性の確保の面から難しくなる。前述のごとく、サイ
プの厚みは製作性を考慮した場合、0.1mm単位が望
ましいため、このような場合においては、2次サイプの
設定枚数を増加させ、薄めのサイプを設定するほうがエ
ッジ成分の増加、壁面接触の効果の向上双方の面より有
利である。従って、前記1次サイプの最適化範囲との関
係から具体的には0.2〜0.6mmが最適である。
【0034】1次サイプ及び2次サイプの深さについて
は、周方向溝のうち最も溝の深い主溝の深さの50%未
満の場合、走行初期においてタイヤの摩滅によりエッジ
効果が消滅するため、氷雪上走行用タイヤの用途から鑑
みると、少なくとも50%は必要である。一方、主溝以
上の深さを採用することについては、タイヤ寿命の観点
から過剰である。従って、1次サイプ及び2次サイプの
深さは、主溝深さの50〜100%、望ましくは50〜
90%の範囲に設定することが望ましい。
【0035】但し、1次サイプの深さと2次サイプの深
さを必ずしも同一深さに限定する必要性はない。例え
ば、2次サイプの深さを1次サイプの深さの80〜12
0%の範囲に設定すれば、1次サイプの深さと2次サイ
プの深さをほぼ同ー深さとした場合と同程度のブロック
剛性を確保することが可能である。従って、かかる構成
によれば、タイヤの摩滅により、1次サイプと2次サイ
プが同時に消滅することもないので好適である。
【0036】2次サイプは、前述のサイプ底乃至サイプ
端部のクラック発生を抑制する為、ブロック内において
閉塞する形状を採用することもできる。むしろ、ブロッ
ク剛性の確保の見地からすれば、両端閉塞型サイプを採
用したほうが好ましい。エッジ効果についてはエッジ長
さの増分が、分断型即ち両端開放型のサイプに対し若干
少なくなるものの、開放サイプと閉塞サイプの長さの比
を少なくとも80%程度とすれば、開放サイプとほぼ同
様なエッジの増分効果を発揮する。また、2次サイプの
配置方向は特に限定されるものではない。タイヤ幅方向
又はタイヤ周方向に対して平行又は傾斜して配置するこ
とができる。なお、1次サイプの配置方向と平行に配置
することが好ましい。また、2次サイプは、1次サイプ
により分断されたブロックの両側である接地先側若しく
は接地後側のいずれか片方に2次サイプを配置すること
も可能である。
【0037】本発明タイヤは、以上の通りであるので、
具体的には、ブロック内に上記1次サイプと同一の幅を
有しブロックを更に分断する3次サイプを1枚設定する
か、もしくはブロック内で1次サイプと同一の幅を有し
片側閉塞又は両側閉塞する3次サイプを1枚設定した従
来タイヤと比較すれば以下の通りの作用効果を奏する。
【0038】すなわち、ブロック内に1次サイプと同一
の幅を有しブロックを更に分断する3次サイプ、又はブ
ロック内で1次サイプと同一の幅を有し片側閉塞又は両
側閉塞する3次サイプの代わりに、3次サイプの略半分
の厚みを有する本発明の2次サイプを配置することによ
り、上記従来タイヤとほぼ同様のブロック剛性を持ち、
サイプのエッジ要素を増加させることができる。すなわ
ち、3次サイプの壁面接触によるブロック剛性と2次サ
イプを4枚配置したブロック剛性とはほぼ同程度であ
り、3次サイプと2次サイプを備える踏面部形状が同一
の場合、ブロック剛性をほぼ同一としたままで、サイプ
エッジ長さを4倍増とならしめることができる。この増
加したサイプエッジ長さは、ブロック剛性がほぼ同一で
ある事から、直接、氷雪上走行性能の向上に寄与する。
【0039】またこの手法は、ブロック剛性の調整にも
適用可能である。具体的には、若干ブロック剛性が強
く、氷上加速性能に難がある場合、上記の3次サイプの
代わりに3次サイプの50%厚の2次サイプを4枚又は
60%厚の2次サイプを3枚とする組み合わせにて踏面
部を構成することによりサイプ壁面接触の効果を調整す
ればブロック剛性をほとんど低下させることなく氷上加
速性能を向上させることが可能である。
【0040】また、ブロック剛性が弱く制動性能や耐偏
摩耗性に難がある場合、従来タイヤでは、サイプ深さも
しくはサイプ長を変化させ、ブロック剛性を調整してい
たが、サイプ深さを浅くし剛性を確保した場合、摩耗早
期にサイプが摩滅し、エッジ効果が消滅する。サイプ長
を短くした場合、サイプエッジの絶対量の滅少により、
氷上性能の低下が避けられない。これに対して、本発明
によれば、ブロック剛性を向上させるにとどまらず、サ
イプ深さを保持した上で、更にエッジ長さを増加させる
ことが可能となる。また、従来タイヤでは、ブロック剛
性の増加により、ブロックの路面追従性が低下し、氷上
加速性能が低下せざるを得なかったが、本発明タイヤで
は、加速性能についてはサイプエッジ効果の増加量で路
面追従性を補い、制動性能に関してはブロック剛性の増
加とエッジ効果の増加が相俟って大幅に性能が向上す
る。なお、本発明は、厚みのある1次サイプと厚みの薄
い2次サイプとを組み合わせたタイヤであるため、重荷
重用タイヤのみならず、乗用車タイヤにも適用される。
なお、重荷重用タイヤと乗用車用タイヤでは、通常、サ
イプ幅についてはほぼ一定に適用されるため、前記した
サイプ幅の絶対値の範囲はそのまま適用することができ
る。但し、サイプ深さについては用途に応じて設計する
ことで対応することができる。
【0041】なお、本発明のタイヤを製造するには、1
次サイプ形成用のブレードと2次サイプ成形用のブレー
ドを金型に埋設することで達成される。この場合、特に
2次サイプは厚みが薄いため、かかるブレードは、金型
耐久性を考慮し、通常の1次サイプはビッカース硬さ
(Hv)が160〜200の機械的性質を有する金属材
料を用いるのに対して、ビッカース硬さ(Hv)が40
0以上の機械的性質を有する金属材料を用いることで達
成できる。すなわち、アルミ金型内へのブレードの装着
根元部分がブレード耐久性の重要な部分を占めるとの知
見をもとに検討した結果、ビッカース硬さ(Hv)が4
00以上の機械的性質を有する金属材料を用いることで
本発明のタイヤを良好に製造することができる。ビッカ
ース硬さ(Hv)が400以上の機械的性質を有する金
属材料としては、例えば、大同特殊鉱株式会社製の商品
名「MAS1C」を例示できる。これにより、金型耐久
性も従来と同等を確保することが可能である。但し、本
発明のタイヤを製造するにあたっては上記金型の使用に
ついて格別限定されない。
【0042】(実施例)図1に示すトレッドパターンを
有するタイヤサイズ11R22.5のタイヤを試作し、
氷上走行性能及び耐偏摩耗性及びサイプエッジ(サイプ
端部)のクラック発生についそれぞれ評価した。同実施
例タイヤにおける1次サイプの厚みはいずれも約0.6
mmであり、その深さは主溝深さの約70%である。2
次サイプの厚みはいずれも約0.3mmであり、その深
さは主溝深さの約63%である。
【0043】比較のため、実施例タイヤの2次サイプを
すべて同一厚みの1次サイプとした(すべてが1次サイ
プ)以外はすべて同条件の比較例1タイヤと、実施例タ
イヤの1次サイプを2次サイプとした(すべてが2次サ
イプ)以外はすべて同条件の比較例2タイヤとをそれぞ
れ試作し、実施例タイヤと同様に氷上走行性能及び耐偏
摩耗性及びサイプエッジのクラック発生についそれぞれ
評価した。
【0044】表1はその結果を示している。
【0045】なお、氷上加速走行性能は、0km/hか
ら40km/hに至る加速に要する時間を測定し、その
平均値の逆数を算出し比較例1を100として指数評価
した。指数が大きくなるほど、所用時間が短く性能が優
れる。
【0046】氷上制動走行性能は、30km/hからロ
ック制動を行い、完全に停止するまでの距離を測定し、
その平均値の逆数を算出し比較例1を100として指数
評価した。指数が大きくなるほど、停止に要する距離が
短く性能が優れる。
【0047】耐偏摩耗性能は、乾燥路面を5000km
走行後の前輪(操舵輪)におけるブロックエッジ及びブ
ロック中央部分に配置した1次サイプ部の段差摩耗量を
測定し、その平均値の逆数を算出し比較例1を100と
して指数評価した。指数が大きくなるほど、段差摩耗量
が少なく性能が優れる。
【0048】耐クラック性能は、乾燥路面を5000k
m走行後の後輪(駆動輪)におけるサイプエッジにより
発生したクラックの長さと発生箇所の積をクラック量と
し、このクラック量の逆数を算出して比較例1を100
として指数評価した。指数が大きくなるほど、クラック
量が少なく性能が優れる。
【0049】
【表1】
【0050】制動性能と加速性能のそれぞれの指数を平
均して総合的な氷上走行性能としたとき、表1より、実
施例タイヤは比較例1タイヤに比して、氷上走行性能及
び耐偏摩耗性能が良好であることが認められる。また、
実施例タイヤは比較例2タイヤに比して、サイプのクラ
ックの発生が防止されていることが認められる。
【0051】
【発明の効果】本発明タイヤは、タイヤ踏面部に周方向
溝と横溝により区画された複数のブロックが、タイヤ幅
方向に延びる1次サイプによりタイヤ周方向両側におい
て分断されており、この1次サイプにより分断された小
ブロック内の表面に、上記1次サイプの厚みより更に薄
い厚みを有しタイヤ幅方向に延びる2次サイプが形成さ
れている空気入りタイヤであるので、氷上路面走行時に
おける加速時には、ブロックの剛性によりタイヤ踏面部
の路面迫従性が確保された上で、2次サイプのエッジ効
果が加わり、制動時には、サイプ壁面接触の効果によ
り、2次サイプを配置しないブロックのブロック剛性と
ほほ同等のブロック剛性を有する為、1次サイプのエッ
ジ効果が十分発揮された上で更に2次サイプのエッジ効
果が付加される。しかも、サイプエッジのクラック発生
も防止されており、タイヤ耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明タイヤの一実施形態を示すトレッドパタ
ーンの概略図である。
【図2】同タイヤの接地状態を示すブロックの概略断面
図である。
【図3】図3(A)は2つの1次サイプが新品タイヤの
ブロックに形成された当該ブロックの概略断面図であ
る。図3(B)は同タイヤ走行後に生じる偏摩耗状態の
ブロックの概略断面図である。
【符号の説明】
1 踏面部 2 周方向溝 3 横溝 4 ブロック 41a 小ブロック 41b 小ブロック 5 1次サイプ 6 2次サイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ踏面部に周方向溝と横溝により区
    画された複数のブロックを有する空気入りタイヤにおい
    て、上記ブロックが、タイヤ幅方向に延びる1次サイプ
    によりタイヤ周方向両側において分断されており、この
    1次サイプにより分断された小ブロック内の表面に、上
    記1次サイプより厚みが薄い2次サイプが形成されてい
    ることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 1次サイプの厚みが0.5mm〜1.0
    mmである請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 2次サイプの厚みが1次サイプの厚みの
    40〜60%である請求項1又は2記載の空気入りタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 2次サイプが両端閉塞型のサイプである
    請求項1、2又は3記載の空気入りタイヤ。
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