JPH11125996A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JPH11125996A
JPH11125996A JP9292437A JP29243797A JPH11125996A JP H11125996 A JPH11125996 A JP H11125996A JP 9292437 A JP9292437 A JP 9292437A JP 29243797 A JP29243797 A JP 29243797A JP H11125996 A JPH11125996 A JP H11125996A
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JP9292437A
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English (en)
Inventor
Akinobu Nishikata
彰信 西方
Yoshito Chori
嘉人 長利
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピージョブの出力順序を任意に変更し、優
先的に出力結果を取得して、使用者の意図に即したフレ
キシブルな出力管理環境を実現すること。 【解決手段】 原稿台上に載置されるシート材の画像を
リーダ部が読み取り、該読み取られた画像データを画像
メモリ部3が記憶し、CPU171が画像メモリ部3に
記憶される画像データに基づくジョブに出力順序を設定
してRAM175に格納されるプリンタ待ち行列に登録
し、該登録されたジョブの出力順序を出力順序表示画面
におけるユーザの指示に基づいてCPU171が変更
し、プリンタ部による出力中のジョブの終了状態を判定
して、プリンタ待ち行列に登録された次の順序のジョブ
に基づく画像出力の開始をCPU171が制御する構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を読み取
って得られる複数の画像データに基づくジョブを待ち行
列に登録して順次画像出力を行う画像形成装置および画
像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像データを記憶するハー
ドディスク等のメモリを備えたデジタル複写機等の画像
形成装置において、コピージョブ全体の原稿画像をメモ
リに記憶し、そのメモリから当該コピージョブの最初の
出力画像から順にデータを読み出し画像形成し、所望の
部数分の画像形成処理を行う電子ソータモードを有する
画像形成装置が提案されている。
【0003】ハードディスク等のメモリを持たないデジ
タル複写機、もしくはアナログ複写機等においては原稿
の画像読取り処理を出力部数分繰り返すことが必要であ
るのに対して、上記電子ソータモードを有する画像形成
装置において電子ソータモードにより原稿の画像読み取
りは出力部数に関わらず1度の処理ですみ、自動原稿送
り装置(ドキュメント・フィーダ、以下DF)等の循環
ロス等の生産性を低下させる要因に左右されることな
く、画像形成処理が行える。
【0004】また、この電子ソータモードを用いた画像
形成装置において、より効率的にシステムを稼動させる
ため、原稿画像の読み取りおよび記憶の処理と画像形成
処理を分割し、原稿画像の読み取り終了後、画像形成処
理を行っているかどうかに関係なく、次コピージョブの
原稿画像の読み取り処理および記憶処理を開始できる画
像形成装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成処理中に次コピージョブの原稿の読み取り処理および
記憶処理を並行して行える従来の画像形成装置は、連続
して画像形成処理を行いたいコピージョブが2つ存在し
たときには、2つのコピージョブの原稿画像読み取り処
理を終えた後に、使用者によるスタートキーの押下など
の指示をしなければ画像形成処理をスタートさせること
ができないという問題点があった。
【0006】また、上記問題点である使用者の手間を軽
減させるために、使用者の要求する複数のコピージョブ
に対して、1つめのコピージョブの原稿画像読み取り処
理および記憶処理の後、1つめのコピージョブの画像形
成処理が行われている間に、2つめのコピージョブの原
稿画像読み取り処理および記憶処理を受け付けるだけで
なく、1つめのコピージョブの画像形成処理が終了した
後に、2つめのコピージョブの画像形成処理を自動的に
スタートさせることができる画像形成装置が考案されて
いる。
【0007】さらに、原稿読み取り処理および記憶処理
が完了したコピージョブは所定の出力順序で待ち行列に
登録され、使用者がその出力順序を変更できず、例えば
出力順序の最後尾に急ぎのコピージョブが登録された場
合には、他のコピージョブ出力が全て終了した後または
他のコピージョブを削除しなければ、前記出力順序の最
後尾に登録された急ぎのコピージョブの出力処理を開始
することができないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第6の発明
の目的は、原稿台上に載置されるシート材の画像から読
み取られた画像データを記憶し、該記憶された画像デー
タに基づくジョブを待ち行列に登録し、出力中のジョブ
の終了状態を判定して、前記待ち行列に登録された次の
順序のジョブの出力を開始する画像形成装置において、
前記待ち行列に登録されるジョブの出力順序を任意に変
更可能とすることにより、例えば出力順序の最後尾に急
ぎのコピージョブが登録された場合でも、他のコピージ
ョブの終了を待ったり、削除したりすることなく、急ぎ
のコピージョブの出力順序を任意に変更し、優先的に出
力結果を取得して、使用者の意図に即したフレキシブル
な出力管理環境を実現する画像形成装置および画像形成
装置の制御方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、原稿台(図1に示すプラテンガラス101)上に載
置されるシート材の画像を読み取る読取り手段(図1に
示すリーダ部1)と、前記読取り手段により読み取られ
た画像データを記憶する記憶手段(図2に示す画像メモ
リ部3)と、前記記憶手段から読み出される画像データ
に基づいて記録媒体に画像を出力する出力手段(図1に
示すプリンタ部2)と、前記記憶手段に記憶される画像
データに基づくジョブに出力順序を設定して複数登録す
る登録手段(図2に示すRAM175に格納されるプリ
ンタ待ち行列にCPU171が登録制御する)と、前記
登録手段に登録されたジョブの出力順序を変更する変更
手段(図9に示す出力順序表示画面900により図2に
示すRAM175に格納されるプリンタ待ち行列に登録
されるジョブの出力順序を変更指示し、該指示されたジ
ョブの出力順序をCPU171が変更制御する)と、出
力中のジョブの終了状態を判定して、前記登録手段に登
録された次の順序のジョブに基づく画像出力の開始を制
御する制御手段(図2に示すCPU171がROM17
4に格納されるプログラムに基づいて制御する)とを有
するものである。
【0010】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
(図2に示すCPU171)は、出力を開始されたジョ
ブに対しては、ジョブの出力順序の変更を禁止するよう
に前記変更手段を制御するものである。
【0011】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
(図2に示すCPU171)は、前記読取り手段(図1
に示すリーダ部1)により読み取られた画像データを前
記出力手段(図1に示すプリンタ部2)が逐次画像出力
するよう制御するものである。
【0012】本発明に係る第4の発明は、前記制御手段
(図2に示すCPU171)は、前記読取り手段(図1
に示すリーダ部1)による画像読み取り処理が全て終了
した後に、前記出力手段(図1に示すプリンタ部2)が
一括して画像出力するよう制御するものである。
【0013】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
(図2に示すCPU171)は、ジョブの画像読み取り
処理が全て終了した後に、次のジョブの画像読み取り処
理を開始可能に前記読取り手段(図1に示すリーダ部
1)を制御するものである。
【0014】本発明に係る第6の発明は、原稿台上に載
置されるシート材の画像を読み取る読取り工程(図10
のステップ(6)〜(8),図17のステップ(5)〜
(7))と、該読み取られた画像データをメモリに格納
する格納工程(図10のステップ(6)後の不図示の工
程,図17のステップ(5)後の不図示の工程)と、該
メモリに格納された画像データに基づくジョブを待ち行
列に登録する登録工程(図10のステップ(4),図1
7のステップ(8))と、該待ち行列に登録されたジョ
ブの出力順序を変更する変更工程(図10のステップ
(4)後かつ図11のステップ(3)前の不図示の工
程,図17のステップ(8)後かつステップ(10)前
の不図示の工程)と、出力中のジョブの終了状態を判定
して、前記待ち行列に登録された次の順序のジョブの出
力を開始する出力工程(図11のステップ(4)〜ステ
ップ(10),図17のステップ(11)〜ステップ
(16))とを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
画像形成装置の構成を説明する断面図であり、画像形成
装置本体100,自動原稿送り装置(DF)180,排
紙処理装置(ソータ)190から構成される場合に対応
する。
【0016】図において、自動原稿送り装置(DF)1
80は、原稿載置台181上に載置される原稿をプラテ
ンガラス101に給送する。182は原稿検知センサ
で、原稿載置台181上に載置される原稿を検知し、後
述する図2に示すCPU171に通知する。
【0017】画像形成装置本体100は、1はリーダ部
1で、原稿画像を読み取る。2はプリンタ部2で、リー
ダ部1により読み取られた画像データに基づく画像形成
を行う。
【0018】リーダ部1において、プランテンガラス1
01は、原稿載置台としての原稿台ガラスである。10
2はスキャナで、原稿照明ランプ103,走査ミラー1
04等で構成され、原稿照明ランプ103から発せられ
た光がプランテンガラス101上に載置されている原稿
で反射し、走査ミラー104〜106を介してレンズ1
08を透過してイメージセンサ部(CCDセンサ等)1
09に達して結像する。なお、スキャナ102は不図示
のモータにより所定方向に往復動作可能に構成され、原
稿全体を走査することができる。164は原稿検知セン
サで、プラテンガラス101上に載置される原稿を検知
し、後述する図2に示すCPU171に通知する。
【0019】また、原稿をプラテンガラス101上に載
置した後に走査ミラー104で原稿走査する替わりに、
走査ミラー104を固定して、DF180で原稿を搬送
しながら画像を読み込むことも可能である。
【0020】プリンタ部2において、120は露光制御
部で、不図示のレーザ発生器,ポリゴンスキャナ(回転
多面鏡を含む)等で構成され、イメージセンサ部109
で電気信号に変換されて後述する画像処理部170で所
定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調された
レーザ光129を発生させて感光体ドラム110に照射
する。
【0021】126は画像形成部で、感光体ドラム11
0とその周囲に配置されている1次帯電器112,現像
器121,転写帯電器118,分離除電器119,クリ
ーニング装置116,前露光ランプ114等から構成さ
れている。
【0022】この画像形成部126において、感光体ド
ラム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向
に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に
帯電された後に、露光制御部120からのレーザ光12
9が照射され、静電潜像が形成される。この感光体ドラ
ム110上に形成された静電潜像は、現像器121によ
り現像されてトナー像として可視化される。
【0023】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133,134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136に
より本体に送られ、レジストローラ137により画像形
成部126に給送され、可視化されたトナー像が転写帯
電器118により転写紙に転写される。
【0024】なお、転写後の感光体ドラム110は、ク
リーニング装置116により残留トナーが清掃され、前
露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0025】転写後の転写紙は、分離除電器119によ
り転写工程で転写紙の背面に帯電された電荷が除電され
ることにより感光体ドラム110から分離され、転写ベ
ルト130により定着前帯電器139,140に導か
れ、トナー画像が再帯電され、定着器141に送られ加
圧,加熱によりトナーが定着され、排出ローラ142に
より画像形成装置本体100の外に排出される。
【0026】また、画像形成装置本体100には、例え
ば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備
されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ロー
ラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応
じて上昇する。
【0027】なお、デッキ150に収容可能な転写紙は
4000枚でなく、100枚であっても良いし、これ以
外の枚数であっても良い。また、100枚の転写紙を収
容し得るマルチ手差し153が装備されている。
【0028】154は排紙フラッパで、両面記録側ない
し多重記録側と排出側との転写紙の搬送経路を切り替え
る。また、158は下搬送パスであり、排紙ローラ14
2から送り出された転写紙を反転パス155を介し、転
写紙を裏返して再給紙トレイ156に導く。
【0029】また、157は多重フラッパで、両面記録
と多重記録の経路を切り替える。これを左方向に倒すこ
とにより、転写紙を反転パス155を介さずに直接下搬
送パス158に導く。
【0030】159は給紙ローラで、経路160を通じ
て転写紙を画像形成部126側に給紙する。161は排
出ローラで、排紙フラッパ154の近傍に配置されてこ
の排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転
写紙を機外に排出する。また、両面記録(両面複写)や
多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上
方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス155,下搬
送パス158を介して再給紙トレイ156に格納する。
【0031】このとき、両面記録時には、多重フラッパ
157を右方向へ倒し、また多重記録時には、多重フラ
ッパ157を左方向へ倒す。再給紙トレイ156に格納
されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159
により経路160を介して本体のレジストローラ137
に導かれる。
【0032】また、画像形成装置本体100から転写紙
を反転して排紙する時には、排紙フラッパ154を上方
へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済み
の転写紙を反転パス155側へ搬送し、転写紙の後端が
第一の送りローラ162を通過した後に、排紙フラッパ
154を右方向へ倒し、反転ローラ163によって第二
の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161に
よって、転写紙を裏返してソータ190側へ排出され
る。
【0033】排紙処理装置(ソータ)190は、画像形
成装置本体100から排出した転写紙をそろえて閉じる
ものである。つまり、一枚毎に排出される転写紙を処理
トレイ193で積載してそろえ、1部分の画像形成の排
出が終了したら、積載された転写紙束をステイプルして
排紙トレイ191、又は、192に束で排出する。排紙
トレイ191,192は不図示のモータで上下に移動制
御され、画像形成動作開始前に積載する所望のトレイが
処理トレイの位置になるように移動する。
【0034】以下、図2〜5を参照して図1に示した画
像形成装置の制御構成を説明する。
【0035】図2は、図1に示した画像形成装置本体1
00の制御構成を説明するブロック図である。
【0036】図において、171はCPUで、画像形成
装置本体100の基本制御を行い、制御プログラムが書
き込まれたROM174,処理を行うためのワーク領域
が確保されているRAM175,入出力ポート173が
アドレスバス,データバスにより接続されている。入出
力ポート173には画像形成装置本体100を制御する
モータ,クラッチ等の各種負荷(不図示)や、紙の位置
を検知するセンサ等の入力(不図示)が接続されてい
る。なお、CPU171はROM174に書き込まれた
制御プログラムの内容に基づいて入出力ポート173を
介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行す
る。
【0037】また、CPU171には操作部172が接
続されており、後述する図6に示す操作部172の表示
手段,キー入力手段を制御する。操作者は操作部172
からのキー入力を通して画像形成動作モードや表示の切
換え等をCPU171に指示し、CPU171は画像形
成装置本体100の状態やキー入力による動作モード設
定の表示を行う。
【0038】また、CPU171には図1に示したイメ
ージセンサ部109で電気信号に変換された信号を処理
する画像処理部170と、処理された画像を蓄積する画
像メモリ部3が接続されている。
【0039】以下、図3を参照して図2に示した画像処
理部170の構成を画像データの流れに沿って説明す
る。
【0040】図3は、図2に示した画像処理部170の
構成を説明するブロック図である。なお、図2と同一の
ものには同一の符号を付してある。
【0041】図において、図1に示したレンズ108を
介してイメージセンサ部(例えばCCD)109に結像
された原稿の画像データ(本実施形態ではBlackの
輝度のデータとして入力されている)は、アナログ信号
処理部(不図示)に入力され、サンプル&ホールド,ダ
ークレベルの補正等が行われる。
【0042】その後、A/D変換部・シェーディング補
正部(A/D・SH部)301でアナログ・デジタル変
換(A/D変換)し、デジタル化された画像信号を、シ
ェーディング補正(原稿を読み取るセンサのばらつき、
および原稿照明用ランプの配光特性の補正)する。
【0043】その後、A/D変換された画像信号はlo
g変換部302に送られる。log変換部302には入
力された輝度データを濃度データに変換するためのルッ
クアップテーブル(LUT)が格納されており、入力さ
れたデータに対応するテーブル値を出力することによっ
て、輝度データを濃度データに変換する。
【0044】その後、変倍部303により所望の倍率に
画像を変倍して、γ補正部304に入力される。γ補正
部304では濃度データを出力する際に、プリンタの画
像出力特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部
172で設定された濃度値に応じた出力の調整を行う。
【0045】その後、2値化部305へ送られる。2値
化部305では画像データに含まれる多値の濃度データ
が2値化され、濃度値が「0」あるいは「255」とな
る。8bitの画像データは、2値化された「0」また
は「1」の1bitの画像データに変換され、メモリに
格納する画像データ量は小さくなる。
【0046】しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の
劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間
調表現をする必要がある。ここでは、2値のデータ擬似
的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。
【0047】この方法は、ある画像の濃度があるしきい
値より大きい場合は「255」の濃度データであると
し、あるしきい値以下である場合は「0」の濃度データ
であるとして2値化した後、実際の濃度データと2値化
されたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配
分する方法である。
【0048】この方法における誤差の配分は、あらかじ
め用意されているマトリックス上の重み係数を2値化に
よって生じる誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加
算することによって行う。これによって、画像全体での
濃度平均値が保存され、中間調を擬似的に2値化で表現
することができる。
【0049】2値化された画像データは画像メモリ部3
へ送られ、画像データが記憶され蓄積される。また、後
述する外部I/F処理部4では画像データが2値画像デ
ータとして処理されているため、外部I/F処理部4か
らの画像データはそのまま画像メモリ部3に送られる。
画像メモリ部3は高速のページメモリと複数のページ画
像データを蓄積可能な大容量のメモリ(本実施形態では
後述する図4に示すハードディスク404)を有してい
る。
【0050】ハードディスク404に格納された複数の
画像データは、図2に示した操作部172で指定された
編集モードに応じた順序で出力される。例えばソータが
指定された場合に、DF180から送られた原稿束の画
像データを読み取った順に出力する。つまり、ハードデ
ィスク404に一旦格納された原稿の画像データを格納
された順に読み出し、これを複数回(所望の部数分)繰
り返して出力する。これにより、原稿のページ順序と同
じ順序で出力されるので、ビンを複数有するソータと同
じ役割を果たすことができる。
【0051】画像メモリ部3から出力された画像データ
はプリンタ部2にあるスムージング部306に送られ
る。スムージング部306では、2値化した画像の線端
部が滑らかになるようにデータの補間を行い、露光制御
部120へ画像データを出力する。露光制御部120で
は前述の処理により画像データを感光体ドラム110上
に形成する。
【0052】なお、プリンタ部2は図3に記載されてい
るスムージング部306の他に画像形成部126と転写
紙が通る搬送路全てから構成されている。
【0053】以下、図4を参照して図2に示した画像メ
モリ部3の詳細を説明する。
【0054】図4は、図2に示した画像メモリ部3の構
成を説明するブロック図である。なお、図2,図3と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0055】図において、画像メモリ部3は、DRAM
等のメモリで構成されるページメモリ401に対して、
メモリコントローラ402を介して外部I/F処理部
4,画像処理部170からの2値化画像の書き込み、お
よびプリンタ部2への画像読み出し、大容量の記憶装置
であるハードディスク404への画像の入出力のアクセ
スを行う。
【0056】メモリコントローラ402は、ページメモ
リ401のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、ま
た、外部I/F処理部4,画像処理部170,ハードデ
ィスク404からのページメモリ401へのアクセスの
調整を行う。
【0057】更に、CPU171の指示に従い、ページ
メモリ401への書き込みアドレス,ページメモリ40
1からの読み出しアドレスの管理制御および読み出し方
向などの制御をする。これにより、CPU171はペー
ジメモリ401に複数の原稿画像をならべてレイアウト
を行い、プリンタ部2に出力する機能や、画像の一部の
み切り出しで出力する機能や画像回転機能を制御する。
【0058】なお、403はLZ圧縮部で、ハードディ
スク404への書き込み/読み出しを行う時に画像デー
タの圧縮/解凍を行う。
【0059】図5は、図3に示した外部I/F処理部4
の構成を説明するブロック図である。なお、図3,図4
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0060】図において、外部I/F処理部4は、コア
部506とファクシミリ部501,ファクシミリ部50
1の通信画像データを保存するハードディスク502,
外部コンピュータ11と接続するコンピュータI/F部
503,フォーマッタ部504,イメージメモリ部50
5とを有している。
【0061】なお、外部I/F処理部4は前述した様
に、画像メモリ部3を介してリーダ部1で読み取り処理
した2値画像データを外部I/F処理部4に取り込み、
また、外部I/F処理部4に送信された2値画像データ
を、画像メモリ部3を介してプリンタ部2へ出力して画
像形成を行う。なお、リーダ部1は図1に示したスキャ
ナ102,原稿照明ランプ103,走査ミラー104〜
106,レンズ108,画像処理部170等から構成さ
れている。
【0062】ファクシミリ部501は、モデム(不図
示)を介して電話回線などの公衆回線と接続しており、
公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と公衆回
線へのファクシミリ通信データの送信を行う。なお、フ
ァクシミリ部501はファクシミリ機能を有する。すな
わち、指定された時間にファクシミリ送信を行ったり、
相手から指定パスワードの問い合わせで画像データを送
信するなどハードディスク502にファクシミリ用の画
像を保存して処理を行う。
【0063】このファクシミリ機能により、一度リーダ
部1から画像メモリ部3を介して、ファクシミリ部50
1、ファクシミリ用のハードディスク502へ画像を転
送した後は、リーダ部1,画像メモリ部3をファクシミ
リ機能が使うことなしに、ファクシミリ送信を行うこと
が可能となっている。
【0064】コンピュータインタフェース部(コンピュ
ータI/F部)503は、外部コンピュータ(PC/W
S)11とのデータ通信を行うインタフェース部であ
り、ローカルエリアネットワーク(以下、LAN),シ
リアルI/F,SCSII/F,プリンタのデータ入力
用のセントロI/Fなどを持つ。
【0065】このコンピュータI/F部503を介し
て、プリンタ部2,リーダ部1の状態を外部コンピュー
タ11に通知したり、外部コンピュータ11からの指示
でリーダ部1で読み取った画像を外部コンピュータ11
へ転送したりする。また、外部コンピュータ11からプ
リント画像データを受け取ったりする。なお、外部コン
ピュータ11からコンピュータI/F部503を介して
通知されるプリントデータは専用のプリンタコードで記
述されている。
【0066】フォーマッタ部504は、画像メモリ部3
を介してプリンタ部2で画像形成を行うために、外部コ
ンピュータ11から通知されるプリントデータのプリン
タコードをラスタイメージデータに変換する。なお、フ
ォーマッタ部504はラスタイメージデータの展開をイ
メージメモリ部505で行う。
【0067】イメージメモリ部505は、上記のように
フォーマッタ部504がラスタイメージデータの展開す
るメモリとして使用したり、また、コンピュータI/F
部503を介してリーダ部1で読み取られた画像を外部
コンピュータ11に送る(画像スキャナ機能)場合に、
画像メモリ部3から送られる画像データを外部コンピュ
ータ11に送るデータの形式に変換するために一部展開
する領域として使用される。
【0068】コア部506は、ファクシミリ部501,
コンピュータI/F部503,フォーマッタ部504,
イメージメモリ部505,画像メモリ部3間それぞれの
データ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処
理部4に複数の画像出力部(ファクシミリ部501,コ
ンピュータI/F部503)があるのにもかかわらず画
像メモリ部3へ画像転送路が一つだけであっても、コア
部506の管理のもと、排他制御,優先度制御され画像
出力が行われる。
【0069】図6は、図2に示した操作部172の構成
を説明する平面図である。
【0070】図において、172は操作部で、配設され
る種々のキーを操作することにより、画像形成装置本体
100の複写動作を設定したり、複写動作の指示等を行
うことができる。
【0071】621はパワーランプで、電源が入ってい
ることを示すランプであり、パワースイッチ613によ
り電源のON/OFFの切り替えにあわせパワーランプ
621は点灯,消灯をする。
【0072】622はテンキーで、画像形成枚数の設定
やモード設定をする時など画像形成装置に数値を入力す
る必要がある時に使用する。また、ファクシミリ設定画
面では、電話番号の入力に使用する。623はクリアキ
ーで、テンキーで入力した設定のクリアをする。616
はリセットキーで、設定された画像形成枚数や動作モー
ドや選択給紙段等のモードを既定値に戻すためのもので
ある。
【0073】614はスタートキーで、このスタートキ
ー614の押下により画像形成動作を開始する。なお、
スタートキー614の中央には画像形成動作がスタート
可能か否かを示す赤色とグリーンのLED(不図示)が
あり、スタートができない場合は赤色のLEDが点灯
し、スタート可能な場合はグリーンのLEDが点灯す
る。
【0074】615はストップキーで、複写動作の停止
を行うために使用する。617はガイドキーで、このキ
ーを押下した後に他のキーを押下すると、そのキーによ
り設定できる機能の説明が後述する表示パネル620に
表示される。なお、再度、ガイドキー617を押下する
ことによりこのガイド表示を解除することができる。
【0075】618はユーザ設定キーで、画像形成装置
本体100の各種設定をユーザが変更する場合に押下す
るキーである。ユーザが変更できる設定は、例えば自動
的に設定をクリアするまでの時間や、リセットキーを押
下した時のモードの既定値の設定等である。
【0076】619は割り込みキーで、画像形成動作中
にこのキーを押下すると、現在行われている画像形成動
作とその後に予約されている画像形成の実行を中断し
て、自動原稿送り装置180を使用しないコピーを行う
ことができる。
【0077】表示パネル620は、液晶ディスプレイ等
で構成され、表面はタッチセンサになっている。表示パ
ネル620では詳細なモード設定を容易にするために各
設定モードに応じて内容が異なった画面を表示する。こ
の図においては、一例として複写モードの一つであるコ
ピーAの設定画面650を表示している。また、表示パ
ネル620内に624〜631のキーを表示しており、
これらのキーを表示している位置にユーザが触れること
によりモード設定を行うことができる。
【0078】627は用紙段の選択キーで、このキーが
押下されると図1に示したカセット131,132また
はデッキ150のいずれから給紙を行うかを設定する画
面を表示パネル620に表示する。628〜631は倍
率設定キーで、628〜630は定型変倍の変倍率を選
択することができ、631はズーム倍率を数値入力によ
り設定することができる。
【0079】626は応用モードの設定キーで、このキ
ーを押下すると多重動作や縮小レイアウトモード,表紙
・合紙モード等の応用機能モードの設定する画面が表示
パネルに表示され、例えば、後述する図7に示す各応用
機能モードの設定キーが表示される応用モード選択画面
700が表示され、応用モードの設定を可能にする。
【0080】624は両面動作の設定キーで、例えば片
面原稿から両面出力を行う「片−両モード」,両面原稿
から両面出力を行う「両−両モード」,両面原稿から2
枚の片面出力を行う「両−片モード」の3種類の両面モ
ードの設定を行う。625はソータキーで、このキーの
押下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像
メモリ部3を用いた出力紙の仕分けモード設定をする。
【0081】このように、表示パネル620には各種キ
ーを表示するが、表示されるキーのモードが設定できな
い場合は通常表示とは異なる表示をすることにより、例
えば表示の線を点線(網掛け)表示することにより、そ
のキーが操作できないことを示すことができる。
【0082】633は機能別設定表示領域で、複写動作
の設定された内容等を表示する。機能別設定表示領域6
33の左にはこの表示画面が後述する各機能モードのど
の画面であるかを示す表示領域633aがあり、この図
では表示パネル620に「コピーA」の設定画面650
を表示しているので、コピーAと表示している。なお、
本実施形態では機能を識別するために文字を用いて表示
しているが、画像形成装置本体100が有するそれぞれ
の機能を示す記号(数値記号,絵記号等)を用いても良
い。
【0083】また、632は動作表示領域で、後述する
他の機能モードの動作状態や、現在処理されている動作
の状態を1ラインで表示できる範囲で表示する。図6の
例では、コピーBのプリンタ部への出力動作中であるこ
とを表示している。636は出力待ち状況表示キーで、
このキーを押下することにより、後述する図9に示す出
力順序表示画面が表示される。
【0084】634,635はお好みキーで、このキー
を押下することにより、後述する図8に示すお好みキー
設定画面800上で登録した所望の項目(応用モードの
設定画面で設定できる機能)の設定を行うことができ
る。なお、この図では、機能が登録されていないのでお
好みキー634,635は網掛け表示されている。
【0085】601,604,607,610は切り替
えキーで、画像形成装置本体100を用いた複写動作,
システム動作等の各機能の設定を行うために操作部17
2に表示されている画面を切り替えるために押下するキ
ーである。この図において、表示パネル620には「コ
ピーA」の設定画面650が表示されているが、例えば
切り替えキー「プリンタ」610が押下されると不図示
の「プリンタ」の設定画面に表示が切り替わる。
【0086】また、切り替えキー601,604,60
7,610は半透明のキーボタンで構成されており、各
キーの内部にはLED等の表示ランプ(不図示)があ
る。これらのキーを押下することで、操作画面を選択す
るとキー内部の表示ランプが点灯する。各キーの内部の
表示ランプは選択されている設定画面に対応するキーの
内部にあるランプのみ点灯するように制御され、その他
のキー内部の表示ランプは消灯するように制御される。
【0087】なお、これらの切り替えキー601,60
4,607,610は、各機能の動作状況によらずいつ
でも押下可能であり、これら切り替えキーを押下するこ
とにより、操作部172上にある各キー614〜61
9,622,626の操作対象が切り替わる。例えば、
本実施形態のようにコピーA機能とコピーB機能が切り
替え可能である場合では、前述したスタートキー61
4,ストップキー615,リセットキー616等の表示
パネル620内に表示されるキー以外のキーは、切り替
えキー601,604により選択されている機能に対し
て操作される。
【0088】例えば、図6に示したようなコピーA操作
画面650を表示している時に、ストップキー615を
押下してもコピーBの出力動作に対して複写動作の停止
を行うことはできない。コピーBの複写動作を停止する
場合は、「コピーB」切り替えキー604を押下後にス
トップキー615を押下することによりコピーBの出力
動作は停止する。
【0089】603,606,609,612はグリー
ンのLEDで、各切り替えキーの右側に配置されてお
り、これら各LEDを点灯制御することにより各機能の
動作状況をあらわす。
【0090】例えば、コピーBのLED606はコピー
Bがスタンバイ中では消灯制御され、図6の例のように
コピーBが出力動作中の場合は、点滅制御される。ま
た、画像メモリ部3のハードディスク404にコピーB
の画像が保存されているが、コピーBのプリント動作は
行われていない場合には、点灯制御される。
【0091】同様に、例えばファクシミリのLED60
9では、通信動作中,プリント動作中,読み込み動作中
では点滅制御され、図5に示したファクシミリ部501
に接続されているハードディスク502にファクシミリ
画像がある場合には点灯制御される。
【0092】602,605,608,611はレッド
のLEDで、各切り替えキーの左側に配置されており、
これら各LEDは点灯制御することにより各機能の異常
状況が発生したことをあらわしている。例えば、コピー
BのLED605は、画像形成装置本体100がコピー
Bの機能を処理している時に紙なし中断やJam等の異
常が発生した場合に、LED605は点滅制御される。
【0093】この時、「コピーB」機能キー604を押
下し、操作部172の表示を「コピーB」の設定画面に
切り替えることで、表示パネルにコピーBの状況が表示
され、異常状況の詳細を確認することができる。
【0094】また、ユーザ設定キー618により設定さ
れるデータは、操作部172で選択されているコピー
A,コピーBそれぞれの画面において独立に設定操作を
行うことができ、それぞれの画面において設定データを
有している。
【0095】図7は、図6に示した表示パネル620に
表示される応用モード選択画面の一例を説明する図であ
る。
【0096】図において、700は応用モード選択画面
で、図6に示した応用モードキー626が押下された時
に表示する画面で、画像形成装置本体100が有する種
々の機能の設定を行う為のキー「ページ連写」,「多
重」,「エリア指定」,……,「拡大レイアウト」が表
示されている。このキーを押下することにより各項目を
設定する画面が表示される。
【0097】図8は、図6に示した表示パネル620に
表示されるお好みキー設定画面の一例と、登録されたお
好みキーが表示された表示パネル620に表示される
「コピーA」設定画面の一例を説明する図である。
【0098】図8の(a)において、800はお好みキ
ー設定画面で、お好みキー634,635の項目を設定
する画面である。この画面は、ユーザ設定キー618を
押下した後に表示されるユーザ設定画面上(不図示)の
設定項目で、お好みキー634あるいは635の設定を
選択することで表示される。
【0099】801は機能選択領域で、スクロールキー
802を操作して所望の項目を機能選択領域801内に
表示させてその項目を押下することにより、その項目を
選択することができる。なお、この図では、「ページ連
写」が選択されて反転表示されている。この選択した項
目をお好みキーに登録する場合は、OKキー803を押
下することにより行う。なお、804は取り消しキー
で、お好みキー登録を中止する時に押下するキーであ
る。
【0100】図8の(b)において、805は設定範囲
選択画面で、806は個別設定キーで、807は共通設
定キーで、個別設定キー806または共通設定キー80
7は排他的に選択可能となっている。808はOKキー
で、OKキー808を押下することにより、お好みキー
設定画面800において設定されたお好みキー設定を、
個別設定キー806,共通設定キー807の選択結果に
基づいて、コピーAまたはBへの個別設定(登録)、ま
たはコピーAおよびBへの共通設定(登録)とする。な
お、共通設定キー807が選択された場合は、RAM1
75内の共有設定フラグがONに設定される。
【0101】また、809は取り消しキーで、取り消し
キー809を押下すると、お好みキー設定画面へ戻る。
【0102】これにより応用機能キー626を押下して
前述した図7に示す応用モード選択画面700内の複数
の設定キーから選択しなくても、図8の(c)におい
て、お好みキー634,635にはそれぞれページ連
写,OHP中差しが登録されているので、網掛け表示で
はなく通常のキー表示で表示されている。このキーを押
下することによりページ連写またはOHP中差しの設定
画面が表示パネル620に表示される。
【0103】このように、ユーザが頻繁に使用する機能
を別個のキーとして独立さることにより、煩雑な操作を
経ることなく一つのキーを押下するだけで所望する設定
を行うことができる。
【0104】なお、図8の(b)に示した設定範囲選択
画面805は、図7に示した応用モード選択画面におい
て、例えば使用頻度の高い定型業務コピーの設定を登録
するモードメモリキー機能、直前のコピーモードを呼び
出すコールキー機能等の設定を確定する際にも表示さ
れ、前記モードメモリキー機能,コールキー機能等をコ
ピーAまたはBへの個別設定(登録)、またはコピーA
およびBへの共通設定(登録)とすることができる。
【0105】また、不図示の環境設定キーにより、設定
範囲選択の選択設定を行い、各設定時には、図8の
(b)に示した設定範囲選択画面805を表示しないよ
うに構成してもよい。
【0106】以上より、使用頻度の高いコピー機能の設
定キーを使用しやすいように配置するお好み機能キー6
34,635等の設定や、使用頻度の高い定型業務コピ
ーの設定を登録するモードメモリキー機能、さらに直前
のコピーモードを呼び出すコールキー機能を、各コピー
モード毎に個別に設定ができる。
【0107】以下、図9を参照してプリント出力待ち行
列に登録されている出力要求(ジョブ)の出力順序を変
更する操作方法を説明する。
【0108】図9は、図6に示した表示パネル620に
表示されるプリント出力待ちの状況を表示する出力順序
表示画面の一例を説明する図であり、RAM175に格
納される出力要求ジョブを登録した待ち行列に基づいて
CPU171が管理,制御する。
【0109】図において、900は出力順序表示画面
で、出力要求とその出力待ちの状況を表示している。9
07は出力待ち表示領域で、現在出力中の機能や出力待
ちしている各機能の状況を表示する。なお、この図では
コピーBが出力中であることが表示されて、コピーCが
次に出力されることが表示され、以下、プリンタ:受付
No.110,コピーA,プリンタ:受付No.111
……という順序で出力されることが表示されている。こ
のまま、出力中のコピーBが終了すると、次にコピーC
の出力が実行される。
【0110】また、出力順表示領域907内の機能名が
表示されている部分を押下することによりその機能を選
択することができる。なお、この図では出力待ちの順番
が3番目のコピーAが選択されて反転表示されている。
また、この出力順表示領域907では出力中の項目、こ
の図ではコピーBを選択できないように制御している。
【0111】903は戻るキーで、この画面での入力を
中止して元の画面に戻るためのキーである。905,9
06はカーソルキーで、出力待ちの項目が出力状況表示
領域907内に入らない場合に画面をスクロールさせる
ためのキーであり、下カーソルキー905を押下するこ
とで、出力待ちの5番目から8番目までが1から4の替
わりに表示される。
【0112】902は消去キーで、出力待ちの機能を取
り消すキーであり、消去する項目をタッチキーで選択
し、消去キー902を押下することで、その出力を取り
消すことができる。ただし、この画面で項目の選択時に
は出力中の項目、図9の例ではコピーBはこの画面では
選択できないように制御している。
【0113】904は詳細情報キーで、詳細情報を表示
したい項目を選択して詳細情報キー904を押下するこ
とにより選択された項目の出力する処理の内容、例えば
部数,原稿枚数,両面等の出力モード等の詳細情報を表
示する。
【0114】901は優先キーで、出力を優先させたい
項目を選択して優先キー901を押下することで、待ち
行列の先頭に、この画面では番号の1番に移動させる。
この時、選択した項目より番号が小さかった項目は、一
つずつ下に繰り下がる。例えば、3番目のコピーAの項
目が選択されているが、この状態で優先キー901を押
下すると、1番目にコピーA、2番目にコピーC、3番
目にプリンタ:受付NO.110になる。上記操作を繰
り返すことにより登録された出力要求ジョブの出力順位
を任意に変更することができる。
【0115】また、優先度を入れ替えた後に、新たに待
ち行列に登録された出力が、行列の先頭にならないよう
に、優先度を入れ替えた項目に設定されている優先度を
コピー,プリンタ等機能毎に予め設定されている優先度
のどれよりも高く変更する。これにより新しい機能の出
力待ち登録が発生しても、優先度を先頭に変更した項目
より先に登録されることはない。なお、出力順序の変更
時には出力中の項目(図9の例ではコピーB)は選択で
きないように制御している。
【0116】以下、図10を参照してユーザ設定モード
のデータの設定時の処理について説明する。
【0117】図10は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第1の制御手順の一例を示すフローチャートであ
り、図6〜図8に示すユーザ設定モードでデータの設定
を確定したときに呼ばれるサブルーチン処理に対応し、
ROM174に格納されるプログラムに基づいてCPU
171により実行される。なお、(1)〜(5)は各ス
テップに対応する。
【0118】まず、図6に示した表示パネル620にコ
ピーAの画面が表示されているか否かを判断し(1)、
コピーAの画面が表示されていると判断した場合は、ス
テップ(3)に進み、コピーAの画面が表示されていな
いと判断した場合、すなわち、コピーBの画面の場合
は、RAM175内の共有設定フラグがONに設定され
ているかどうか、すなわち、コピーAのユーザデータと
コピーBのユーザデータを共有するか否か(個別設定キ
ー806,共通設定キー807のいずれを選択された
か)を判断し(2)、共有設定フラグがONに設定され
ていないと判断された場合は、設定されたユーザデータ
をコピーBのユーザ設定データ領域に書き込み(5)、
処理を終了する。
【0119】一方、ステップ(1)でコピーAの画面が
表示されていると判断した場合、およびステップ(2)
で共有設定フラグがONに設定されていると判断した場
合は、設定されたユーザデータをコピーAのユーザ設定
データ領域に書き込み(3)、再び共有設定フラグがO
Nに設定されているかどうかを判断し(4)、共有設定
フラグがONに設定されていないと判断された場合は、
処理を終了する。
【0120】一方、ステップ(4)で共有設定フラグが
ONに設定されていると判断された場合は、コピーAの
設定データも、コピーBの設定領域に書き込むために、
設定されたユーザデータをコピーBのユーザ設定データ
領域に書き込み(5)、処理を終了する。
【0121】よって、使用頻度の高いコピー機能の設定
キーを使用しやすいように配置するお好みキー634,
635等の設定や、使用頻度の高い定型業務コピーの設
定を登録するモードメモリキー機能、さらに直前のコピ
ーモードを呼び出すコールキー機能を、各コピーモード
毎に個別または共通に設定することができ、複数の使用
者の用途に対しフレキシブルな対応が可能となる。
【0122】このように、画面毎に設定可能なユーザ設
定データを同じコピー機能であるコピーA,コピーBの
画面それぞれのデータを共有する切り替え手段を設ける
ことで、コピーA,コピーBともに同一の操作環境を容
易に提供でき、さらに、コピーA,コピーBそれぞれの
独自の用途に応じた画面の設定も実現できる。
【0123】以下、図11,図12を参照して、複写動
作の制御フローチャートの一例を説明する。
【0124】図11は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第2の制御手順の一例を示すフローチャートであ
り、コピーAまたはコピーBの複写動作での画像の読み
込みを制御する時の制御手順に対応し、ROM174に
格納されるプログラムに基づいてCPU171により実
行される。なお、図11に示す処理はメインのシーケン
スより一定時間毎にまたは必要に応じて呼ばれる。な
お、(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0125】まず、図6に示したスタートキー614が
押下されたか否か判断する(1)。この時、切り替えキ
ーによりコピーAまたはコピーBが選択されていること
が必要である。スタートキー614が押下されないと判
断した場合は、ステップ(1)へ戻りスタートキー61
4が押下されるまで待つ。
【0126】一方、ステップ(1)でスタートキーがユ
ーザにより押下されたと判断した場合は、コピースター
ト可能か否か判断する(2)。この時、コピーBまたは
コピーAの読み込み動作中である場合や、ファクシミリ
機能の読み込み動作が行われている場合もコピースター
ト可能でないと判断する。なお、他の機能の読み込み動
作中でコピースタートができない場合以外に、設定され
た複写動作のモードが動作できない場合、例えば、設定
された給紙カセットに用紙がない場合や、排紙処理装置
190で整合できない用紙サイズで複写動作を指定して
いる場合などにスタート可能でないと判断する。
【0127】ステップ(2)でコピースタート可能でな
いと判断した場合はステップ(1)へ戻る。この時、ス
タートできないことを操作部172の表示パネル620
に表示を出してもよい。
【0128】一方、ステップ(2)でコピースタート可
能であると判断した場合は、他の機能のプリント出力動
作によりプリンタ部2でJam等の異常が発生している
か否かを判断し(3)、Jam等の異常が発生している
と判断した場合は、コピーAまたはコピーBの操作部1
72内の表示パネル620にプリンタ部2でJam等の
異常状態が発生していることを表示して(10)、処理
を終了する。
【0129】なお、ステップ(3)におけるプリンタ部
2の異常のチェックはステップ(1)のスタートキー6
14の押下を判断する時に同時に判断して表示を出すよ
うにしてもよい。
【0130】一方、ステップ(3)でプリンタ部2にJ
am等の異常がないと判断した場合は、プリント出力の
順番を制御するためのRAM175に格納される出力待
ち行列にプリント出力要求(ジョブ)をコピーAまたは
コピーBとして登録する(4)。この時予め決められて
いる各機能毎の優先度の情報に従って待ち行列に登録さ
れる。例えば、待ち行列の最後から検索して、登録する
機能の優先度より同じかまたは高い優先度の登録済みの
機能を見つけてその機能の後ろに登録する。このように
することで、待ち行列は先頭から処理をする順に登録さ
れ、今回登録する機能が、出力を待っている機能の処理
より優先度が高ければ先に処理が行われる。待ち行列に
登録される。なお、この待ち行列の登録された出力要求
(ジョブ)の出力順序は、そのジョブの出力が開始され
るまでは、図9に示した出力順序表示画面900により
いつでも変更可能である。
【0131】次に、リーダ部1が原稿画像読み込み動作
中であることを操作部172の表示パネル620の動作
表示領域632に表示し(5)、DF180によりプラ
テンガラス101上に原稿を搬送し、プラテンガラス1
01上の原稿を走査して読み込みを行い、操作部172
で設定されたモードに従って図3に示した画像処理部1
70で変倍等の処理をした後に、画像メモリ部3のペー
ジメモリ401へ画像を書き込む(6)。この時、DF
180での原稿搬送に異常が発生している場合は読み込
み処理を行わずにステップ(6)を終了する。
【0132】なお、この画像メモリ部3に書き込まれた
画像をLZ圧縮部403を通してハードディスク404
に記憶する。その後、プラテンガラス101上の原稿を
排出する。この時、ハードディスク404に記憶された
画像は画像読み込み順に番号をつけて管理され、また、
制御内部の原稿枚数管理情報を1加算する。
【0133】次に、DF180の搬送異常が発生してい
るか否か判断し(7)、異常が発生していると判断した
場合は、コピーAまたはコピーBの操作部172の表示
パネル620にDF180の原稿搬送状態が異常状態で
あることを表示し(11)、処理を終了する。この時、
DF180で原稿を搬送しながら画像読み込みを行って
いる場合、最後に読み込んでいた原稿が正常に搬送され
て画像データが最後まで読み込まれていることが保証で
きないため、前述の管理情報を元に戻してハードディス
ク404内のその画像データを消去する。
【0134】一方、ステップ(7)でDF180の原稿
搬送に異常が発生していないと判断した場合には、直前
に読み込み終了した原稿が最終原稿かどうかを判断し
(8)、最終原稿でないと判断した場合は、ステップ
(6)に戻り、次の原稿を搬送して、全ての原稿を処理
するまで繰り返す。
【0135】一方、ステップ(8)で最終原稿と判断し
た場合は、表示部620内の動作表示領域632内に表
示されている画像読み込み中の表示を消して(9)、処
理を終了する。
【0136】図12は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第3の制御手順の一例を説明するフローチャートで
あり、コピーAまたはコピーBの複写動作での画像の形
成を制御する時の制御手順に対応し、ROM174に格
納されるプログラムに基づいてCPU171により実行
される。なお、図12に示す処理はメインのシーケンス
より一定時間毎にまたは必要に応じて呼ばれる。なお、
(1)〜(15)は各ステップを示す。
【0137】まず、コピーAまたはコピーBのプリント
出力要求(ジョブ)がRAM175に格納されるプリン
ト出力待ち行列に登録されているか否か判断し(1)、
登録されていないと判断した場合は、ステップ(1)へ
戻り登録されるまで待つ。
【0138】一方、ステップ(1)で待ち行列に登録さ
れていると判断した場合は、コピーAまたはコピーBの
操作部172の表示パネル620にプリント出力待ちの
表示を行う(2)。なお、このメッセージ表示は表示パ
ネル620に表示される設定画面内の動作表示領域63
2に前述したリーダ部1の状況表示、例えば、原稿画像
読み込み動作中の表示をあわせて表示制御される。
【0139】次に、後述する図13に示すフローチャー
トに基づく出力順チェックのサブルーチンを呼び出し、
RAM175に格納されるプリント出力待ち行列におい
て次にプリンタ出力するジョブがコピーAまたはコピー
Bになったか否か判断し(3)、プリント出力待ち行列
の次のジョブがコピーAまたはコピーBになっていない
と判断した場合は、ステップ(3)に戻り、一方、プリ
ント出力待ち行列の次のジョブがコピーAまたはコピー
Bになったと判断した場合は、コピーAまたはコピーB
の操作部172内の表示パネル620にプリント出力中
である表示を行う(4)。
【0140】次に、プリンタ部2にJam,紙なし等の
異常が発生しているか否か判断する(5)。この時、コ
ピーAまたはコピーBのプリント動作を開始する前に発
生しているプリンタ部2の異常の発生も判断する。この
コピーAまたはコピーBのプリント動作開始前に発生し
ている異常とは、他の機能のプリント動作による異常で
ある。
【0141】ステップ(5)において、プリンタ部2に
異常が発生していないと判断した場合はステップ(6)
に進み、プリンタ部2に異常が発生していると判断した
場合は、コピーAまたはコピーBの読み込み動作が終了
しているか否か判断し(11)、読み込み動作が終了し
ていないと判断した場合は、読み込み動作が終了するま
で待つ。
【0142】一方、ステップ(11)で読み込み動作が
終了していると判断した場合は、プリンタの出力(ジョ
ブ)を再開するためにRAM175に格納されるリカバ
リ待ち行列に登録する(12)。なお、リカバリ待ち行
列は登録された順に処理される行列である。その後、プ
リンタ部2の異常を表示パネル620に表示して(1
3)、処理を終了する。
【0143】一方、ステップ(5)でプリンタ部2に異
常が発生していないと判断した場合は、操作部172で
設定された画像形成モードに従って画像形成する順番に
画像メモリ部3内のハードディスク404から画像を読
み出しページメモリ401に画像を展開する。また、レ
イアウトモード等の場合には、この時に、複数の原稿画
像を読み出し画像をページメモリ401上にレイアウト
して展開する。
【0144】その後、プリンタ部2へ画像を出力する。
プリンタ部2では前述の画像形成動作に従って、カセッ
トより転写紙を給紙し、画像メモリ部3からの画像に同
期をとって転写紙に画像を形成して装置外に排出すると
いう画像形成を行う(6)。なお、ステップ(6)で
は、次の画像形成に必要な原稿の読み込みが行われてお
らずハードディスク404内にその原稿の画像データが
ない場合はハードディスク404に画像が保存されるま
で待ってから処理される。
【0145】次に、画像形成した画像が最終原稿の画像
であるか否か、そして、コピーAまたはコピーBの読み
込み動作で、DF180の異常が発生しているか否か判
断し(7)、最終原稿の画像でなく、かつ、コピーAま
たはコピーBの読み込み動作でDF180の異常が発生
していないと判断した場合は、ステップ(5)へ戻りプ
リンタ部で異常が発生しているか否か判断する。
【0146】一方、ステップ(7)で最終原稿の画像で
あると、または、コピーAまたはコピーBの読み込み動
作でDF180の異常が発生しているのいずれかである
と判断した場合には、コピーAまたはコピーBの読み込
み動作においてDF180で異常が発生しているか否か
判断し(8)、異常が発生したと判断した場合は、画像
形成動作を中断して(14)、処理を終了する。なお、
この時、排紙処理装置190の処理トレイ193にはコ
ピーAまたはコピーBの1部目の出力の途中までが積載
されているため、他の機能のプリント処理が開始しない
ように内部管理情報でプリント動作中と同様の情報を設
定し、動作をロックする。その後、処理を終了する。
【0147】一方、ステップ(8)で異常が発生してい
ないと判断した場合は、操作部172で設定された部数
を全て画像形成終了したか否か判断し(9)、終了して
いないと判断した場合はステップ(5)へ戻り、終了し
ていると判断した場合は、コピーAまたはコピーBの操
作部172の表示パネル620にプリント出力終了の表
示を行う(10)。
【0148】次に、ステップ(15)に進み、次のジョ
ブが登録されているか否かを判断し、登録されていると
判断した場合はステップ(2)に戻り、以降、登録され
ているジョブがなくなるまで、ステップ(2)〜ステッ
プ(15)を繰り返す。
【0149】一方、ステップ(15)において、登録さ
れていないと判断した場合は、コピーの画像形成動作を
終了する。
【0150】以下、図13を参照して出力順チェックの
サブルーチンのフローチャートを説明する。
【0151】図13は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第4の制御手順の一例を説明するフローチャートで
あり、図12のステップ(3)において読み出されて処
理されるサブルーチンにおける処理に対応し、ROM1
74に格納されるプログラムに基づいてCPU171に
より実行される。なお、(1)〜(4)は各ステップを
示す。
【0152】まず、チェックを要求されている機能(図
12のステップ(3)ではコピーA,コピーB、即ち複
写機能)以外の機能が画像形成動作中(多機能出力動作
中)であるか否か判断し(1)、多機能出力動作中であ
ると判断した場合は、出力順がNGであることをリター
ン値にセットして(4)、サブルーチンを抜けて戻る。
【0153】一方、ステップ(1)でチェックを要求さ
れている機能以外の機能が動作中(多機能出力動作中)
でないと判断した場合は、チェックを要求されている機
能のジョブが出力待ち行列の先頭であるか否か判断し
(2)、先頭でないと判断した場合には、ステップ
(4)に進み、出力順がNGであることをリターン値に
セットして、サブルーチンを抜けて戻る。
【0154】一方、ステップ(2)でチェックを要求さ
れている機能のジョブが出力待ち行列の先頭であると判
断した場合には、チェックを要求されている機能の出力
要求(ジョブ)を待ち行列から切り離して、出力順がO
Kであることをリターン値にセットして(3)、サブル
ーチンを抜けて戻る。
【0155】なお、ステップ(2)で示した待ち行列の
先頭の判断は、図9に示した出力順序表示画面900で
行われるジョブの出力順序の変更を反映して判断され
る。
【0156】以上より、画像処理中に同一の画像処理モ
ードのジョブが複数登録された場合には、1つの画像処
理が終了する毎に順次後続する画像処理を自動的に開始
でき、従来の操作者による画像開始指示負担を大幅に軽
減できる。
【0157】また、いずれかのコピーモードに登録され
たジョブの画像処理中に異常が検出された際に、他のコ
ピーモード設定画面を当該異常が検出されたコピーモー
ドの設定画面に切り替えることができ、異常が発生して
いるコピーモードとそれ以外のコピーモードとを混乱す
ることなく、その状態をユーザに明示することができ
る。
【0158】さらに、いずれかのコピーモードで登録さ
れたジョブの画像処理中に異常が検出された際に、他の
コピーモードで登録された後続するジョブによる原稿読
取りを途中で中断することなく、全ての原稿を読み取っ
た後、異常が検出されたコピーモードの設定画面に切り
替えることができ、他のコピーモードに登録された後続
するジョブのための原稿再読み取り処理の再実行を不要
とし、異常解除後から次のコピーモードの画像出力開始
までの時間を短縮でき、ジョブ効率を大幅に向上でき
る。
【0159】また、本発明では、複数のコピージョブに
対して、1つめのコピージョブの原稿画像読み取りおよ
び記憶処理の後、1つめのコピージョブの画像形成処理
が行われている場合、2つめのコピージョブの原稿画像
読み取りおよび記憶処理を受け付けるだけでなく、1つ
めのコピージョブの画像形成処理が終了した後、2つめ
のコピージョブの画像形成処理を自動的にスタートさ
せ、コピージョブが3つ以上の場合、出力中のジョブ以
外の原稿読み取りおよび記憶処理が完了したコピージョ
ブの出力順序を任意に変更可能とするので、より使用者
の意図に即したフレキシブルな出力形態を実現すること
が可能となる。
【0160】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
操作部172の切り替えキーが複数(切り替えキー60
1,604,607,610)ある場合を説明したが、
表示パネル620内に表示される画面上で機能を切り替
えられるように構成しても良い。また、ユーザ設定処理
においては、プログラムを用いて設定する場合を説明し
たが、データ共有バスコントローラを用いてメモリへの
アクセスを管理することによりユーザ設定を記憶するよ
うに構成しても良い。さらに、出力要求(ジョブ)をR
AM175に格納されるプリント出力待ち行列に登録し
てから原稿を読み込む場合を説明したが、原稿を全て読
み込んでから出力要求(ジョブ)をプリント出力行列に
登録するように構成しても良い。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0161】なお、本発明の第2実施形態を示す画像形
成装置の構成は第1実施形態と同一であるので説明は省
略する。
【0162】図14は、本発明の第2実施形態に係る画
像処理装置の制御構成を説明する図である。なお、図2
と同様のものには同一の符号を付してある。
【0163】図において、1500は操作部で、CPU
171に接続されて、CPU171は操作部1500の
表示手段,キー入力手段を制御する。操作者は操作部1
500からのキー入力を通して画像形成動作モードや表
示の切換え等をCPU171に指示し、CPU171は
画像形成装置本体100の状態やキー入力による動作モ
ード設定の表示を行う。
【0164】1603はデータ共有バスコントローラ
で、CPU171と後述する図16に示すアドレスデー
タバス1604〜1606との接続制御をする。
【0165】なお、画像処理部170,画像メモリ部
3,外部I/F部4の構成はそれぞれ図3,図4,図5
と同一なので説明は省略する。
【0166】図15は、図14に示した操作部1500
の構成を説明する平面図である。なお、図6と同一のも
のには同一の符号を付してある。画面の切り替えの他の
実施形態として、図15に従って説明する。
【0167】図において、1501は機能切り替えキー
で、いかなる操作表示中であっても押下可能であり、機
能切り替えキー1501を押下すると表示パネル620
に機能選択画面1550が表示される。
【0168】機能選択画面1550は、各機能の操作画
面を切り替える画面である。1508は機能選択領域
で、本実施形態に係る画像形成装置本体100で実現さ
れている機能のリストが表示される。この機能選択領域
1508に表示される機能名を押下してタッチパネルで
その機能を選択し、その機能名が反転表示される。な
お、この図においては「コピーA」が選択されている。
【0169】1504,1505はカーソルキーで、機
能選択領域1508内に画像形成装置本体100が有す
る機能が1画面で表示できない時に画面をスクロールさ
せるためのキーである。なお、この図の例では、項目が
一画面内に全て表示可能であるため、カーソルキーは点
線表示(網掛け表示)されており、キーが押下できない
ことを示している。
【0170】1506はOKキーで、機能選択領域15
08で機能を選択してOKキー1506を押下すること
により、選択された機能の設定画面に切り替え表示す
る。1507は取り消しキーで、設定画面を切り替える
ことを取り消す場合に押下するキーであり、取り消しキ
ー1507を押下することにより機能切り替えキー15
01を押下する前の設定画面に戻る。
【0171】1503はLEDで、機能切り替えキー1
501の右に配置されるグリーンのLEDであり、操作
部1500の表示パネル620に表示している機能以外
の機能の動作状況をLED1503の点灯制御であらわ
している。例えば、コピーAの設定画面が表示されてい
る時に、コピーB,コピーC,プリンタ,ファクシミリ
の各機能のいずれかが動作中である場合は点滅制御され
る。また、画像メモリ部3のハードディスク404に動
作中でない機能の画像があり、すべての機能が動作中で
ない場合には、LED1503は点灯制御される。
【0172】1502はLEDで、機能切り替えキー1
501の左に配置されるレッドのLEDで、操作部15
00の表示パネル620に表示している機能以外の機能
の異常状況が発生したことをLEDの点灯制御であらわ
している。例えば、コピーAの設定画面時は、コピー
B,コピーC,プリンタ,ファクシミリの各機能のいず
れかに紙なし中断やJam等の異常が発生した時は、L
ED1502は点滅制御される。
【0173】このように、各機能の設定画面を切り替え
る際に表示パネル(タッチセンサディスプレイ等)62
0上に機能選択画面1550を表示し、その画面上で選
択操作を行うように構成することにより、画像形成装置
本体100が実現する機能が増加しても、ハードキー等
の追加を行うことなしに設定画面を切り替えることが実
現できる。
【0174】図16は、図14に示したRAM175の
管理構成を説明するブロック図であり、データ共有バス
コントローラ1603によりメモリアクセスが管理され
る場合に対応する。なお、図2と同一のものには同一の
符号を付してある。
【0175】図において、1601はコピーAのユーザ
設定データ領域で、図2に示したRAM175に確保さ
れる領域であり、CPU171のメモリ空間にマップさ
れている。1602はコピーBのユーザ設定データ領域
で、図2に示したRAM175に確保される領域であ
り、CPU171のメモリ空間にマップされている。な
お、これらのデータ領域はハードディスク上に確保され
ても良い。
【0176】1604,1605,1606はアドレス
データバスで、それぞれCPU171,コピーAのユー
ザ設定データ領域1601,コピーBのユーザ設定デー
タ領域1602とデータ共有バスコントローラ1603
とを接続している。
【0177】コピーAのユーザ設定データ領域1601
とコピーBのユーザ設定データ領域1602はそれぞれ
アドレスデータバス1605,1606でデータ共有バ
スコントローラ1603に接続されて書き込み,読み出
しされる。CPU171はアドレスデータバス1604
を介してCPU171のメモリ空間にアクセスする。
【0178】データ共有バスコントローラ1603は、
CPU171のアドレスデータバス1604とデータ領
域のアドレスデータバス1605,1606との接続制
御をする。
【0179】データ共有バスコントローラ1603はコ
ピーAとコピーBのユーザデータを共有するか否かのR
AM175に格納される共有設定フラグを判断して、デ
ータを共有する場合は、CPU171からコピーBのユ
ーザ設定データ領域1602のアドレスをアクセスした
とき、アドレスデータバス1604と1605を接続す
るように制御する。これにより、CPU171からユー
ザ設定データ領域1601,1602のどちらをアクセ
スしてもユーザ設定データ領域1601の領域をアクセ
スする。
【0180】このように、コピーA,コピーBそれぞれ
に操作設定画面があり、切り替えキーにより切り替え
て、コピーA,コピーBのそれぞれに複写動作開始,中
止,状況の確認をそれぞれの画面で行うことで、第1実
施形態と同様の操作で複数のコピー機能を操作できる。
【0181】図17は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第5の制御手順の一例を示すフローチャートであ
り、コピーAまたはコピーB,コピーCの複写動作で画
像読み込みと画像形成動作を制御する時の制御手順に対
応し、ROM174に格納されるプログラムに基づいて
CPU171により実行される。また、図17に示す処
理はメインのシーケンスより一定時間毎にまたは必要に
応じて呼び出される。なお、(1)〜(20)は各ステ
ップを示す。
【0182】まず、スタートキー614が押下されたか
否か判断する(1)。この時、操作部1500上の機能
切り替えキー1501を押下することにより表示される
機能選択画面1550上でコピーAまたはコピーB,コ
ピーCが選択されていることが必要である。スタートキ
ー614が押下されないと判断した場合はステップ
(1)へ戻り、スタートキー614が押下されるまで待
つ。
【0183】一方、ステップ(1)でスタートキー61
4が操作者により押下されたと判断した場合は、コピー
スタート可能か否か判断する(2)。この時、コピーB
またはCまたはコピーAの読み込み動作中である場合
や、ファクシミリ機能の読み込み動作が行われている場
合もコピースタート可能でないと判断する。なお、他の
機能の読み込み動作中でコピースタートができない場合
以外に、設定された複写動作のモードが動作できない場
合、例えば、設定された給紙カセットに用紙がない場合
や、排紙処理装置で整合できない用紙サイズで複写動作
を指定している場合などスタート可能でないと判断す
る。
【0184】ステップ(2)でコピースタート可能でな
いと判断した場合はステップ(1)へ戻る。この時、ス
タートできないことを操作部1500の表示パネル62
0に表示を出してもよい。
【0185】一方、ステップ(2)でコピースタート可
能であると判断した場合は、他の機能のプリント出力動
作によりプリンタ部2でJam等の異常が発生している
か否かを判断し(3)、Jam等の異常が発生している
と判断した場合は、コピーAまたはコピーB,コピーC
の操作部1500内の表示パネル620にプリンタ部2
のJam等の異常状態であることを表示して(17)、
処理を終了する。
【0186】一方、ステップ(3)でプリンタ部2にJ
am等の異常がないと判断した場合は、リーダ部1での
原稿画像読み込み動作中であることを操作部1500の
表示パネル620に表示を行い(4)、DF180によ
りプラテンガラス101上に原稿を搬送し、プラテンガ
ラス101上の原稿を走査して読み込みを行い(5)、
操作部1500で設定されたモードに従って、前述の画
像処理部170で変倍等の処理をした後に、画像メモリ
部3のページメモリ401へ画像を書き込む。この時、
DF180での原稿搬送に異常が発生している場合は読
み込み処理を行わずにステップ(5)を終了する。
【0187】なお、この時にこの画像メモリ部3の画像
をLZ圧縮部403を通してハードディスク404に記
憶する。その後、プラテンガラス101上の原稿を排出
する。この時、ハードディスク404に記憶した画像は
画像読み込み順に番号をつけて管理され、また、制御内
部の原稿枚数管理情報を1加算する。
【0188】次に、DF180の搬送異常が発生してい
るか否か判断し(6)、異常が発生していると判断した
場合は、コピーAまたはコピーB,コピーCの操作部1
500の表示パネル620にDF180の原稿の搬送が
異常状態であることを表示して(18)、処理を終了す
る。なお、この時、DF180で原稿を搬送しながら画
像読み込みを行っている場合は、最後に読み込んでいた
原稿が正常に搬送されて画像データが最後まで読み込ま
れていることが保証できないため、前述の管理情報を
「0」に戻してハードディスク404内のその画像デー
タを消去する。そして、処理を終了する。
【0189】一方、ステップ(6)でDF180の原稿
搬送に異常が発生していないと判断した場合には、直前
に読み込み終了した原稿が最終原稿か否か判断し
(7)、最終原稿でないと判断した場合はステップ
(5)に戻り、次の原稿を搬送して、全ての原稿を処理
するまで繰り返す。
【0190】一方、ステップ(7)で最終原稿と判断し
た場合は、プリント出力の順番を制御するためのRAM
175に格納されるプリント出力待ち行列にプリント出
力要求(ジョブ)をコピーAまたはコピーB,コピーC
として登録する(8)。この時予め決められている各機
能毎の優先度の情報に従って待ち行列に登録される。例
えば、待ち行列の最後から検索して、登録する機能の優
先度より同じかまたは高い優先度の登録済みの機能を見
つけてその機能の後ろに登録する。
【0191】このようにすることで、待ち行列は先頭か
ら処理をする順に登録され、今回登録する機能が、出力
を待っている機能の処理より優先度が高ければ先に処理
が行われる。なお、この待ち行列の登録された出力要求
(ジョブ)の出力順序は、そのジョブの出力が開始され
るまでは、図9に示した出力順序表示画面900により
いつでも任意に変更可能である。
【0192】それから、コピーAまたはコピーB,コピ
ーCの操作部1500の表示パネル620にプリント出
力待ちの表示を行う(9)。なお、このメッセージ表示
は表示パネル620に表示される設定画面内の動作表示
領域632に表示制御される。
【0193】次に、図13に示したフローチャートに基
づく出力順チェックのサブルーチンを呼び出し、RAM
175に格納されるプリント出力待ち行列において次に
プリンタ出力するジョブがコピーAまたはコピーB,コ
ピーCになったか否か判断し(10)、プリント出力待
ち行列の次のジョブがコピーAまたはコピーB,コピー
Cになっていないと判断した場合はステップ(10)へ
戻り、一方、プリント出力待ち行列の次のジョブがコピ
ーAまたはコピーB,コピーCになったと判断した場合
は、コピーAまたはコピーB,コピーCの操作部150
0内の表示パネル620にプリント出力中である表示を
行う(11)。
【0194】次に、プリンタ部2にJam,紙なし等の
異常が発生しているか否か判断する(12)。この時、
コピーAまたはコピーB,コピーCのプリント動作を開
始する前に発生しているプリンタ部2の異常の発生も判
断する。このコピーAまたはコピーB,コピーCのプリ
ント動作開始前に発生している異常とは、他の機能のプ
リント動作が異常であって、この異常によりプリント動
作が中断している場合である。
【0195】ステップ(12)において、プリンタ部2
に異常が発生していると判断した場合は、プリンタ出力
(ジョブ)を再開するために、RAM175に格納され
るリカバリー待ち行列に登録する(19)。リカバリー
待ち行列は登録された順に処理される行列である。その
後、プリンタ部2の異常を表示パネル620に表示して
(20)、処理を終了する。
【0196】一方、ステップ(12)でプリンタ部2に
異常が発生していないと判断した場合は、操作部150
0で設定された画像形成モードに従って画像形成する順
番に画像メモリ部3内のハードディスク404から画像
を読み出し、ページメモリ401に画像を展開する。ま
た、レイアウトモード等の場合は、この時に、複数の原
稿画像を読み出し画像をページメモリ401上にレイア
ウトして展開する。
【0197】その後、プリンタ部2へ画像を出力する。
プリンタ部2では前述の画像形成動作に従って、カセッ
トより転写紙を給紙し、画像メモリ部3からの画像に同
期をとって、転写紙に画像を形成して装置外に排出する
画像形成を行う(13)。
【0198】その後、該形成した画像が最終原稿の画像
であるか否か判断し(14)、最終原稿の画像でないと
判断した場合にはステップ(12)へ戻り、最終原稿の
画像であると判断した場合には、操作部1500で設定
された部数を全て画像形成終了したか否か判断し(1
5)、終了していないと判断した場合はステップ(1
2)へ戻る。
【0199】一方、ステップ(15)で終了したと判断
した場合は、コピーAまたはコピーB,コピーCの操作
部1500内の表示パネル620にプリント出力終了の
表示を行い(16)、コピーの画像形成動作を終了す
る。
【0200】このように本実施形態では、原稿画像が全
て読み込み終了してから、画像形成動作を開始するた
め、DF180のJam等の異常などによって画像形成
動作が中断されることがない。よって、原稿画像読み込
み時にDF180のJam等の異常が発生していても、
他の機能のプリント出力が待たされることがない。
【0201】以上より、登録された複数のコピーモード
のジョブの内いずれかのコピーモードによる画像処理中
(ジョブ出力中)に異常が検出された際に、その異常が
画像処理を中断すべき異常である場合には速やかに異常
が検出されたジョブに設定されたコピーモードの設定画
面に切り替えることができ、当該異常に伴う装置損傷を
回避する指示をユーザに明示できるとともに、次の画像
処理開始可能となるまでの待機時間を短縮できる。
【0202】以下、図18に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0203】図18は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種制御プログラムを格納する記憶媒体の
メモリマップを説明する図である。
【0204】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0205】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0206】本実施形態における図10,図11,図1
2,図13,図17に示す機能が外部からインストール
されるプログラムによって、ホストコンピュータにより
遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−RO
MやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、ある
いはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログ
ラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発
明は適用されるものである。
【0207】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0208】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0209】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0210】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0211】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0212】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、原稿台上に載置されるシート材の画像を読取り手段
が読み取り、前記読取り手段により読み取られた画像デ
ータを記憶手段が記憶し、登録手段が前記記憶手段に記
憶される画像データに基づくジョブに出力順序を設定し
て複数登録し、前記登録手段に登録されたジョブの出力
順序を変更手段が任意に変更し、出力手段による出力中
のジョブの終了状態を判定して、前記登録手段に登録さ
れた次の順序のジョブに基づく画像出力の開始を制御手
段が制御するので、出力順序の最後尾に急ぎのコピージ
ョブが登録された場合でも、他のコピージョブの終了を
待ったり、削除したりすることなく、急ぎのコピージョ
ブの出力を優先的に取得することを可能とする。
【0213】第2の発明によれば、前記制御手段は、出
力を開始されたジョブに対しては、ジョブの出力順序の
変更を禁止するように前記変更手段を制御するので、ユ
ーザの誤った操作により出力中ジョブの中段を防止する
ことを可能とする。
【0214】第3の発明によれば、前記制御手段は、前
記読取り手段により読み取られた画像データを前記出力
手段が逐次画像出力するよう制御するので、画像出力の
スループット向上を可能とする。
【0215】第4の発明によれば、前記制御手段は、前
記読取り手段による画像読み取り処理が全て終了した後
に、前記出力手段が一括して画像出力するよう制御する
ので、原稿画像の読み取りを全て終了してから、画像出
力動作を開始するため、画像読み取り時の異常などによ
る画像出力動作の中段を防止することを可能とする。
【0216】第5の発明によれば、前記制御手段は、ジ
ョブの画像読み取り処理が全て終了した後に、次のジョ
ブの画像読み取りを開始可能に前記読取り手段を制御す
るので、先のジョブの出力処理の終了を待つことなく、
次のジョブの画像読み取り処理を開始することを可能と
する。
【0217】第6の発明によれば、原稿台上に載置され
るシート材の画像を読み取る読取り、該読み取られた画
像データをメモリに格納し、該メモリに格納された画像
データに基づくジョブを待ち行列に登録し、該待ち行列
に登録されたジョブの出力順序を任意に変更し、出力中
のジョブの終了状態を判定して、前記待ち行列に登録さ
れた次の順序のジョブの出力を開始するので、出力順序
の最後尾に急ぎのコピージョブが登録された場合でも、
他のコピージョブの終了を待ったり、削除したりするこ
となく、急ぎのコピージョブの出力を優先的に取得する
ことを可能とする。
【0218】従って、出力順序の最後尾に急ぎのコピー
ジョブが登録された場合でも、他のコピージョブの終了
を待ったり、削除したりすることなく、コピージョブの
出力順序を任意に変更し、優先的に出力結果を取得し
て、使用者の意図に即したフレキシブルな出力管理環境
を実現することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した画像処理部の構成を説明するブロ
ック図である。
【図4】図2に示した画像メモリ部の構成を説明するブ
ロック図である。
【図5】図3に示した外部I/F処理部の構成を説明す
るブロック図である。
【図6】図2に示した操作部の構成を説明する平面図で
ある。
【図7】図6に示した表示パネルに表示される応用モー
ド選択画面の一例を説明する図である。
【図8】図6に示した表示パネルに表示されるお好みキ
ー設定画面の一例と、登録されたお好みキーが表示され
た表示パネルに表示される「コピーA」設定画面の一例
を説明する図である。
【図9】図2に示した表示パネルに表示されるプリント
出力待ちの状況を表示する出力順序表示画面の一例を説
明する図である。
【図10】本発明に係る画像形成装置における第1の制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像形成装置における第2の制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像形成装置における第3の制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る画像形成装置における第4の制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2実施形態に係る画像処理装置の
制御構成を説明する図である。
【図15】図14に示した操作部の構成を説明する平面
図である。
【図16】図14に示したRAMの管理構成を説明する
ブロック図である。
【図17】本発明に係る画像形成装置における第5の制
御手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種制御プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップ
を説明する図である。
【符号の説明】
3 画像メモリ部 170 画像処理部 171 CPU 172 操作部 173 入出力ポート 174 ROM 175 RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置されるシート材の画像を
    読み取る読取り手段と、 前記読取り手段により読み取られた画像データを記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段から読み出される画像データに基づいて記
    録媒体に画像を出力する出力手段と、 前記記憶手段に記憶される画像データに基づくジョブに
    出力順序を設定して複数登録する登録手段と、 前記登録手段に登録されたジョブの出力順序を変更する
    変更手段と、 出力中のジョブの終了状態を判定して、前記登録手段に
    登録された次の順序のジョブに基づく画像出力の開始を
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、出力を開始されたジョ
    ブに対しては、ジョブの出力順序の変更を禁止するよう
    に前記変更手段を制御することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記読取り手段により
    読み取られた画像データを前記出力手段が逐次画像出力
    するよう制御することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記読取り手段による
    画像読み取り処理が全て終了した後に、前記出力手段が
    一括して画像出力するよう制御することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、ジョブの画像読み取り
    処理が全て終了した後に、次のジョブの画像読み取りを
    開始可能に前記読取り手段を制御することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿台上に載置されるシート材の画像を
    読み取る読取り工程と、 該読み取られた画像データをメモリに格納する格納工程
    と、 該メモリに格納された画像データに基づくジョブを待ち
    行列に登録する登録工程と、 該待ち行列に登録されたジョブの出力順序を変更する変
    更工程と、 出力中のジョブの終了状態を判定して、前記待ち行列に
    登録された次の順序のジョブの出力を開始する出力工程
    と、を有することを特徴とする画像形成装置の制御方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900909B2 (en) 1999-12-03 2005-05-31 Ricoh Company, Ltd. Image processor
JP2012027236A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2019109722A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム

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