JP3847980B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、更に詳しくは、複数の画像データを記憶する記憶手段を備えたデジタル複写機等に適用する場合に好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の画像データを記憶するハードディスク等のメモリを備えたデジタル複写機等の画像形成装置が存在する。この種の画像形成装置の中で、コピージョブ全体の原稿画像をメモリに記憶し、そのメモリから当該コピージョブの最初の出力画像から順に画像データを読み出し画像形成を行い、所望の部数分の画像形成処理を行う電子ソータモードを有する画像形成装置が知られている。
【0003】
上記電子ソータモードを有する画像形成装置は、電子ソータモードによって原稿の画像読み取りは出力部数に関わらず一度の処理で済み、ハードディスク等のメモリを持たないデジタル複写機もしくはアナログ複写機においては原稿の画像読み取り処理を部数分繰り返すことが必要であったのに対して、ドキュメント・フィーダ(以下DF)等の循環ロスなどの生産性を低下させる要因に左右されることなく、画像形成処理を行うことができる。
【0004】
また、上記電子ソータモードを用いた画像形成装置において、より効率的にシステムを稼働させるため、原稿画像の読み取り及び記憶の処理と画像形成処理を分割し、原稿画像の読み取り終了後、画像形成処理を行っているかどうかに関係なく、次コピージョブの原稿画像の読み取り処理及び記憶処理を開始できる画像形成装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像形成装置においては下記のような問題があった。即ち、画像形成処理中に次コピージョブの原稿の画像読み取り処理及び記憶処理を並行して行うことができる画像形成装置の場合、連続して画像形成処理を行いたいコピージョブが2つ存在したときには、2つのコピージョブの原稿画像読み取り処理を終えた後、画像形成処理をスタートさせる指示を使用者の手によって行わなければならない。このため、使用者の手間を軽減可能な画像形成装置が要望されていた。
【0006】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、複数のコピージョブが存在し、1つ目のコピージョブの原稿画像読み取り及び記憶処理の後、1つ目のコピージョブの画像形成処理が行われている場合、2つ目のコピージョブの原稿画像読み取り及び記憶処理を受け付けるだけでなく、1つ目のコピージョブの画像形成処理が終了した後、2つ目のコピージョブの画像形成処理を自動的にスタートさせることで、使用者の手間を軽減可能とした画像形成装置を提供することを第一の目的とする。
【0007】
また、本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、使用者が効率的にコピーモードの設定・コピースタートを行うことができるよう、設定内容・コピージョブの状態(原稿読み込み中・プリント中・プリント待機中等)を各コピージョブ毎に表示可能とした画像形成装置を提供することを第二の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、画像形成ジョブの連続処理が可能な画像形成装置であって、原稿から画像データを読取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読取られた画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行う作像手段と少なくとも2つ以上の画像形成ジョブの登録が可能な登録手段と、前記登録手段により登録された少なくとも2つ以上の画像形成ジョブの画像形成を実行する際、予め定められた優先度に応じた順番で画像形成を自動的に開始する画像処理制御手段と画像形成に関する設定の表示が可能な表示手段と各画像形成ジョブの設定画面を前記表示手段に表示制御する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記登録手段により登録された各画像形成ジョブに対応する設定画面を切替え表示することが可能であることを特徴とする。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0060】
図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部構造の一例を示す構成図である。本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラー105、106、レンズ108、CCDセンサ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、下段カセット132、ピックアップローラ133、134、給紙ローラ135、136、レジストローラ137、定着前帯電器139、140、定着器141、排出ローラ142、デッキ150、給紙ローラ152、マルチ手差し153、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、下搬送パス158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ161、第1の送りローラ162、反転ローラ163、自動原稿送り装置(DF:ドキュメントフィーダ)180、排紙処理装置190、排紙トレイ191、192、処理トレイ193を備える構成となっている。
【0061】
上記各部の構成を動作と共に詳述すると、プラテンガラス101は、原稿が載置される原稿載置台である。スキャナ102は、原稿照明用ランプ103、走査ミラー104等で構成されており、不図示のモータにより所定方向に往復走査されて原稿の反射光を走査ミラー104〜106を介しレンズ108を透過してCCDセンサ(イメージセンサ部)109に結像する。露光制御部120は、レーザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、CCDセンサ(イメージセンサ部)109で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体ドラム110に照射する。感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。
【0062】
画像形成部126において、感光体ドラム110は、不図示のモータにより図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、現像器121により現像されてトナー像として可視化される。一方、上段カセット131或いは下段カセット132からピックアップローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により画像形成装置本体100に送られると共に、レジストローラ137により転写ベルト130に給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。
【0063】
転写後の感光体ドラム110は、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離されると共に、定着前帯電器139、140によりトナー画像が再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱により定着され、排出ローラ142により画像形成装置本体100の外に排出される。また、画像形成装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。更に、画像形成装置本体100には、例えば100枚の転写紙を収納し得るマルチ手差し153が装備されている。
【0064】
排紙フラッパ154は、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。下搬送パス158は、排紙ローラ142から送り出された転写紙を反転パス155を介し、転写紙を裏返して再給紙トレイ156に導く。多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、転写紙を反転パス155に介さず直接下搬送パス158に導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム126側に給紙する。排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。
【0065】
両面記録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、複写済みの転写紙を反転パス155、下搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納する。このとき、両面記録時には、多重フラッパ157を右方向へ倒し、また多重記録時には、多重フラッパ157を左方向へ倒す。再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して画像形成装置本体100のレジストローラ137に導かれる。画像形成装置本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を反転パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0066】
排紙処理装置190は、画像形成装置本体100から排出した転写紙を揃えて綴じるものであり、一枚毎に排出される転写紙を処理トレイ193で積載して揃える。一部の画像形成の排出が終了したら、転写紙束をステイプルして排紙トレイ191または192に束で排出する。排紙トレイ191、192は、不図示のモータで上下に移動制御され、画像形成動作開始前に積載するトレイが処理トレイ193の位置になるように移動する。
【0067】
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体100内に、画像メモリ部3、画像処理部170、CPU171、操作部172、入出力ポート173、ROM174,ワークRAM175を備える構成となっている。
【0068】
上記各部の構成を詳述すると、CPU171は、後述の各フローチャートに示す処理を始めとする画像形成装置の基本制御を行う中央処理装置であり、ROM174、ワークRAM175、入出力ポート173がアドレスバス、データバスを介して接続されると共に、画像処理部170、画像メモリ部3、操作部172が接続されている。CPU171は、ROM174の内容に従って入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い、画像形成動作を実行する。また、CPU171は、操作部172の表示手段、キー入力手段を制御し、操作部172に画像形成装置の状態やキー入力による動作モード設定の表示を行う。
【0069】
ROM174には、CPU171により実行される制御プログラムが書き込まれている。ワークRAM175は、CPU171が処理を行うために使用される。入出力ポート173には、画像形成装置の機構部を駆動制御するモータ、クラッチ等の各種負荷(不図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(不図示)が接続されている。操作部172は、表示手段及びキー入力手段を装備している。操作者は操作部172のキー入力手段を介して、画像形成動作モードや表示の切り替えをCPU171に指示する。画像処理部170は、CCDセンサ(イメージセンサ部)109で電気信号に変換された信号を処理する。画像メモリ部3は、処理された画像を蓄積する。
【0070】
次に、上記図1に示した本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像処理部170の詳細を図4に基づき説明する。図4は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像処理部170を中心とし、該画像処理部170と、プリンタ部2、画像メモリ部3、外部I/F(インターフェイス)処理部4との接続状態を示すブロック図である。画像形成装置の画像処理部170は、CCDセンサ109、A/D変換部・SH部501、log変換部502、変倍部503、γ補正部504、2値化部505を備える構成となっている。プリンタ部2は、スムージング部506、露光制御部120を備える構成となっている。
【0071】
上記各部の構成を動作と共に詳述すると、レンズ108を介し画像処理部170のCCDセンサ109に結像された原稿画像は、Blackの輝度データとして入力され、CCDセンサ109によりアナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、アナログ信号処理部(不図示)に入力され、サンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後に、A/D変換部・SH部501でアナログ・デジタル変換(A/D変換)し、デジタル化された信号をシェーディング補正(原稿を読み取るセンサのばらつき及び原稿照明用ランプ103の配光特性の補正)する。その後、log変換部502に送られる。
【0072】
log変換部502では、入力された輝度データを濃度データに変換するためのLUT(Look Up Table:間接的に参照するデータの位置やアドレス等を格納するテーブル)が格納されており、入力されたデータに対応するテーブル値を出力することによって、輝度データを濃度データに変換する。その後、変倍処理部503により所望の倍率に画像を変倍して、γ補正部504に入力する。γ補正部504では、濃度データを出力する際に、プリンタ部2の特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部172で設定された濃度値に応じた出力の調整を行う。その後、2値化部505へ送られる。2値化部505では、多値の濃度データが2値化され、濃度値が「0」或いは「255」となる。8bitの画像データは、2値化され「0」または「1」の1bitの画像データに変換され、画像メモリ部3に格納する画像データ量は小さくなる。
【0073】
しかし、画像を2値化すると画像の階調数は256階調から2階調になるため、写真画像のような中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の劣化が著しい。そこで、2値データによる疑似的な中間調表現をする必要がある。ここでは、2値のデータで疑似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。この方法は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合は「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合は「0」の濃度データであるとして2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法である。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加算することによって行う。これによって、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調を疑似的に2値で表現することができる。
【0074】
2値化された画像データは、画像メモリ部3へ送られ、画像蓄積される。また、外部I/F処理部4から入力されるコンピュータからの画像データは、外部I/F処理部4で2値画像データとして処理されているため、そのまま画像メモリ部3に送られる。画像メモリ部3は、高速のページメモリと複数のページ画像データを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)を有している。ハードディスクに格納された複数の画像データは、画像形成装置の操作部172で指定された編集モードに応じた順序で出力される。例えばソートの場合、DF180から読み取った原稿束の画像を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0075】
画像メモリ部3から出力した画像データは、プリンタ部2にあるスムージング部506に送られる。スムージング部506では、2値化した画像の線端部が滑らかになるようにデータの補間を行い、露光制御部120へ画像データを出力する。露光制御部120では、上述した処理により画像データを転写紙に形成する。
【0076】
次に、上記図1に示した本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像メモリ部3の詳細を図5に基づき説明する。図5は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像メモリ部3を中心とし、該画像メモリ部3と、プリンタ部2、外部I/F処理部4、画像処理部170との接続状態を示すブロック図である。画像形成装置の画像メモリ部3は、ページメモリ部301、メモリコントローラ部302、LZ(Lempel Ziv)圧縮部303、ハードディスク(HD)304を備える構成となっている。
【0077】
上記各部の構成を動作と共に詳述すると、画像メモリ部3では、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ部301に、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部4、画像処理部170からの2値画像の書き込み、プリンタ部2への画像読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304への画像の入出力のアクセスを行う。メモリコントローラ部302は、ページメモリ部301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、また、外部I/F処理部4、画像処理部170、ハードディスク304からのページメモリ部301へのアクセスの調停を行う。
【0078】
更に、メモリコントローラ部302は、CPU171の指示に従い、ページメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御を行う。これにより、CPU171は、ページメモリ部301に複数の原稿画像を並べてレイアウトを行い、プリンタ部2へ出力する機能や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像回転機能を制御する。
【0079】
次に、上記図5に示した本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外部I/F処理部4の構成を図3に基づき説明する。図3は本発明の実施の形態に係る画像形成装置及び外部コンピュータからなるシステムの構成を示すブロック図である。画像形成装置は、リーダ部1、プリンタ部2、画像メモリ部3、外部I/F処理部4を備えており、外部I/F処理部4は、ファクシミリ部401、ハードディスク402、コンピュータインターフェイス部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405、コア部406を備える構成となっている。図中11は外部コンピュータ(パーソナルコンピュータまたはワークステーション)、12は電話回線を示す。
【0080】
上記各部の構成を動作と共に詳述すると、外部I/F処理部4は、上述したように、画像メモリ部3を介してリーダ部1の2値画像データを外部I/F処理部4内に取り込み、また、画像メモリ部3を介して外部I/F処理部4からの2値画像データをプリンタ部2へ出力して画像形成を行う。
【0081】
ファクシミリ部401は、モデム(不図示)を介して電話回線(公衆回線)12と接続されており、電話回線12からのファクシミリ通信データの受信と、電話回線12へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401では、ファクシミリ機能である、指定された時間にファクス通信を行ったり、相手から指定パスワードの問い合わせで画像データを送信するなど、ハードディスク402にファクス用の画像を保存して処理を行う。これにより、一度、リーダ部1から画像メモリ部3を介してファクシミリ部401、ファクシミリ用のハードディスク402へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使うことなしにファクス通信を行うことができる。
【0082】
コンピュータインターフェイス部403は、外部のコンピュータとのデータ通信を行うインターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(以下LAN)、シリアルI/F、SCSI(Small Computer System Interface)I/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このI/Fを介して、プリンタ部2、リーダ部1の状態を外部コンピュータに通知したり、外部コンピュータの指示でリーダ部1で読み取った画像を外部コンピュータへ転送したりする。また、外部コンピュータからプリント画像データを受け取ったりする。
【0083】
フォーマッタ部404は、外部コンピュータからコンピュータインターフェイス部403を介して通知されるプリントデータは専用のプリンタコードで記述されているため、そのコードを画像メモリ部3を介してプリンタ部2で画像形成を行うラスタイメージデータに変換する。フォーマッタ部404は、ラスタイメージデータの展開をイメージメモリ部405に行う。
【0084】
イメージメモリ部405は、このようにフォーマッタ部404がラスタイメージデータを展開するメモリとして使用したり、また、リーダ部1の画像をコンピュータインターフェイス部403を介して外部コンピュータに送る(画像スキャナ機能)場合に、画像メモリ部3から送られる画像データを該イメージメモリ部405に一度展開し、外部コンピュータに送るデータの形式に変換してコンピュータインターフェイス部403からデータを送出するような場合においても使用される。
【0085】
コア部406は、ファクシミリ部401、コンピュータインターフェイス部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405、画像メモリ部3間それぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像メモリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部406の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が行われる。
【0086】
次に、上記図1に示した本発明の実施の形態に係る画像形成装置の複写動作を設定する操作部172の構成を図6に基づき説明する。図6において、621は電源が入っていることを示すパワーランプである。パワースイッチ613による電源のON/OFFの切り替えに合わせ、パワーランプ621は点灯、消灯する。622はテンキーであり、画像形成枚数の設定やモード設定の数値入力に使用する。また、ファクシミリ設定画面では、電話番号の入力に使用する。623はクリアキーであり、テンキー622で入力した設定のクリアを行う。616はリセットキーであり、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。
【0087】
614はスタートキーであり、このスタートキー614の押下により画像形成動作を開始する。スタートキー614の中央にはスタート可能か否かを示す赤色とグリーンのLED(不図示)が配設されており、スタートができない場合は、赤色のLEDが点灯し、スタート可能な場合はグリーンのLEDが点灯する。615はストップキーであり、複写動作の停止を行うために使用する。617はガイドキーであり、このキーを押下した後に他のキーを押下すると、そのキーにより設定できる機能の説明が表示パネルに表示される。このガイド表示を解除する場合は、再度ガイドキー617を押下することで行う。
【0088】
618はユーザ設定キーであり、このキーを押下すると画像形成装置の設定をユーザが変更可能になる。ユーザが変更できる設定は、例えば、自動的に設定をクリアするまでの時間や、リセットキー616を押下した時のモードの既定値の設定等である。619は割り込みキーであり、画像形成動作中にこのキーを押下すると、他の画像形成動作を中止して、自動原稿送り装置180を使用しないでコピーを行うことができる。620は例えば液晶等で構成される表示パネルであり、詳細なモード設定を容易にするべく、設定モードに応じて表示内容が変わる。また、表示パネル620の表面はタッチセンサになっている。図6の例では、複写動作モードの設定画面の例を示している。図6では、表面パネル620内にキー624〜631を表示しており、このキーの表示の位置を触れることでキーの押下を判断してモードを設定する。
【0089】
627は用紙段の選択キーであり、このキーを押下すると、カセット131、132の何れから給紙を行うかを設定する表示を表示パネル620に行う。628〜631は複写動作の複写倍率を設定するキーである。626は応用モードの設定キーであり、このキーを押下すると、多重動作や縮小レイアウトモード、表紙・合紙モード等の応用機能モードの設定する画面が表紙パネル620に表示され、例えば、図7のような各応用機能モードの設定キーの表示がされ、応用モードの設定を可能にする。624は両面動作の設定キーであり、例えば、片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モード」の3種類の両面モードの設定を行う。625はソートキーであり、このキーの押下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像メモリを用いての出力紙の仕分けモードの設定を行う。
【0090】
表示パネル620内のキーの表示は通常の表示の他に、表示のキーのモードが設定できない場合は、表示の線を点線(網掛け)にすることで、そのキーが操作できないことを表すようになっている。また、図6の例では、表示パネル620の上方には複写動作の設定された内容の表示や、現在の動作状態を表示する。また、画面の左上にはこの表示画面が後述する各機能モードのどの画面であるかを示す表示があり、図6の例ではコピーAの設定画面を示している。図6の例では文字で示しているがそれぞれを示す記号でもよい。また、表示パネル620の下方には後述する他の機能モードの動作状態を一ラインで表示できる範囲で表示している。図6の例ではコピーBのプリンタ部2への出力動作中であることを示している。
【0091】
表示パネル620内の応用モードキー626の横にはユーザにより変更可能なキーが配設されており、応用モードの設定画面で設定できる機能のキーを最大2つまで登録可能である。応用モードの設定キーを図の位置に出して表示することで、その登録したモードの設定をより容易に行えるようにすることができる。これらのキーを総称してお好み機能キーと呼び、図8において、その設定を図に基づいて説明する。図8(a)はお好み機能キー1の項目を設定する画面である。この画面は、ユーザ設定キー618を押下した後に、設定項目でお好み機能キー1の設定を選択することで表示される。図8(a)の画面で項目を選択してOKキーを押下することで、お好み機能キーの表示する機能のキーを選択できる。図8(b)の例のように画面に新たにキーを表示する。
【0092】
再度図6において、601〜612は画像形成装置を用いた、複写動作、システム動作の各機能の設定を行うために操作部172の表示を切り替えるためのキー及びLED表示である。601、604、607、610はそれぞれ、各機能を切り替えるキーになっている。このキーは半透明のキーボタンで構成されており、キーの内部にはLED等の表示ランプ(不図示)が配設されている。これらのキーを押下することで操作画面を選択すると、キー内部のランプが点灯する。各キーの内部のこのランプは選択されている操作機能画面のキーの内部にあるランプのみ点灯制御され、その他のキーの内部のランプは消灯するように制御される。
【0093】
また、各キーの右にはグリーンのLEDが配置され(603、606、609、612)、このLEDは、各機能の動作状況をLEDの点灯制御で表している。例えば、コピーBのLED606はコピーBがスタンバイ中では消灯制御され、図6のようにコピーBが出力動作中の場合は点滅制御される。また、画像メモリ部3のハードディスク304にコピーBの画像が保存され、コピーBのプリント動作が行われていない場合には点灯制御される。同様に例えば、ファクスのLED609では、通信動作中、プリント動作中、読み込み動作中では点滅制御され、ファクシミリ部401のハードディスク402にファクス画像がある場合には点灯制御される。
【0094】
各キーの左にはレッドのLEDが配置され(602、605、608、611)、このLEDは、各機能の異常状況が発生したことをLEDの点灯制御で表している。例えば、コピーBのLED605は、コピーBが紙なし中断やJAM等の異常が発生した時、点滅制御される。この時、コピーB機能キー604を押下し、操作部172の表示をコピーBに切り替えることで、表示パネル620にコピーBの状況が表示され、異常状況の詳細を確認することができる。これらの機能切り替えキーは、各機能の動作状況によらずいつでも押下可能であり、操作部172を切り替え可能である。
【0095】
本実施形態のように、コピーA機能とコピーB機能が切り替え可能である場合に、上述したストップキー615、スタートキー614、リセットキー616等の表示パネル620内のキー以外のキーは、機能切り替えキー601、604により選択されている機能に対して操作される。例えば、図6の例でコピーA操作画面を表示している時にストップキー615を押下しても、コピーBの出力動作に対して複写動作の停止を行うことはできない。コピーBの複写動作を停止する場合は、コピーB機能キー604を押下後、ストップキー615を押下することでコピーBの出力は停止する。また、ユーザ設定キー618により設定されるデータはコピーA、コピーBの操作部が選択されている画面それぞれにおいてデータを有して、それぞれの画面において独立に設定操作を行うことができる。
【0096】
尚、上述した本発明の実施の形態に係る画像形成装置の各部と特許請求の範囲における各構成要件との対応関係は下記の通りである。リーダ部1は画像読取手段に対応し、プリンタ部2は作像手段に対応し、画像メモリ部3は画像記憶手段に対応し、CPU171、ROM174の制御プログラム、画像メモリ部3のメモリコントローラ部302は画像処理制御手段に対応し、CPU171、操作部172は登録手段に対応し、操作部172は表示手段、表示内容保持手段、表示切替手段、状態表示手段に対応し、CPU171は表示制御手段に対応する。
【0097】
次に、上記のごとく構成された本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるユーザ設定モードのデータの設定時の処理を図20のフローチャートに基づき説明する。図20はユーザ設定モードでデータの設定を確定したときに呼ばれるサブルーチン処理である。
【0098】
ステップS1501では、画面がコピーAの画面であるか否かを判断する。ステップS1501でコピーAの画面でない場合、即ち、コピーBの画面の場合は、ステップS1502へ移行する。ステップS1501でコピーAの画面の場合は、ステップS1503へ移行する。ステップS1503では、コピーAのユーザ設定データ領域に設定されたユーザデータを書き込み、ステップS1504へ移行する。ステップS1502では、コピーAのユーザデータとコピーBのユーザデータを共有するか否かの切り替え設定フラグを判断する。ステップS1502で共有設定の場合は、コピーBの設定データも、コピーAの設定領域に書き込むために、ステップS1503へ移行する。ステップS1502で共有設定でない場合には、ステップS1505へ移行する。
【0099】
ステップS1504では、コピーAのデータを設定した後に、コピーAのユーザデータとコピーBのユーザデータを共有するか否かの切り替え設定フラグを判断する。ステップS1504で共有設定の場合は、コピーAの設定データも、コピーBの設定領域に書き込むために、ステップS1505へ移行する。ステップS1505では、ユーザ設定データ領域に設定されたユーザデータを書き込み、処理を終了する。ステップS1504で共有設定でない場合には、処理を終了する。
【0100】
このように、画面毎に設定可能なユーザ設定データを同じコピー機能であるコピーA、コピーBの画面それぞれのデータを共有する切り替え手段を設けることで、コピーA、コピーBともに同一の操作環境を容易に提供でき、更に、コピーA、コピーBそれぞれの独自の用途に応じた画面の設定も実現できる。
【0101】
次に、本発明の他の実施の形態を図21に基づき説明する。図21は本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置におけるデータを共有する処理を示すブロック図である。他の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成は上記図1と同様である。図21でコピーAのユーザ設定データ領域1601とコピーBのユーザ設定データ領域1602は、上記図1のCPU171のメモリ空間にマップされている。データ領域1601とデータ1602は、それぞれアドレスデータバス1605、1606で接続され、書き込み、読み出しされる。CPU171は、該CPU171のメモリ空間をアドレスデータバス1604を介してアクセスする。CPU171のアドレスデータバス1604は、データ共有バスコントローラ1603に接続され、データ共有バスコントローラ1603は、CPU171のアドレスデータバス1604とデータ領域のアドレスデータバス1605、1606の接続制御を行う。
【0102】
データ共有バスコントローラ1603は、コピーAとコピーBのユーザデータを共有するか否かの切り替え設定フラグを判断して、データを共有する場合は、CPU171からデータ領域1602の領域のアドレスをアクセスしたとき、アドレスデータバス1604と1605を接続するように制御する。これにより、CPU171からデータ領域1601、1602のどちらをアクセスしてもデータ領域1601の領域をアクセスする。このように、コピーA、コピーBそれぞれに操作設定画面があり、切り替えキーにより切り替えて、コピーA、コピーBのそれぞれに複写動作開始、中止、状況の確認をそれぞれの画面で行うことで、従来と同様の操作で複数のコピーを操作できる。
【0103】
次に、本発明の他の実施の形態における画面切り替えを図9に基づき説明する。図9は本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の操作部の機能切り替えキー901を表示パネル920内に設けた例である。図9の例は機能切り替えキー901を押下した時の表示を示している。機能切り替えキー901は、いかなる操作表示中であっても押下可能であり、機能切り替えキー901を押下すると図9の表示がなされる。図9で表示パネル920には、画像形成装置で実現されている機能のリストが表示される。表示パネル920の切り替える機能の項目をタッチパネルで選択し、OKキー906の押下により、選択された機能の操作画面に切り替わる。
【0104】
カーソルキー904、905は、項目が一画面で表示できない場合に画面をスクロールさせるために使用する。図9の例では、項目が一画面内に全て表示可能であるため、カーソルキー905、906は点線表示(網掛け表示)されており、キーが押下できないことを示している。また、機能切り替えキー901を押下したが、操作画面を切り替えることを取り消す場合は、取り消しキー907を押下することで、機能切り替えキー901を押下する前の操作画面に戻る。
【0105】
機能切り替えキー901の右にはグリーンのLED903が配置され、このLEDは、操作部に表示している機能以外の機能の動作状況をLEDの点灯制御で表している。例えば、コピーAの操作画面時は、コピーB、コピーC、プリンタ、ファクスの各機能の何れかが動作中である場合には、LED903は点滅制御される。また、画像メモリ部3のハードディスク304に動作中でない機能の画像があり、全ての機能が動作中でない場合にはLED903は点灯制御される。機能切り替えキー901の左にはレッドのLED902が配置され、このLEDは、操作部に表示している機能以外の機能の異常状況が発生したことをLEDの点灯制御で表している。例えば、コピーAの操作画面時は、コピーB、コピーC、プリンタ、ファクスの各機能の何れかが、紙なし中断やJAM等の異常が発生した時LED902は点滅制御される。
【0106】
図9に示した本発明の他の実施形態は上記図6に示した本発明の実施形態に比べ、画像形成装置が実現する機能が増加してもハードキー等の追加を行うことなしに実現できる。しかし、操作画面を切り替えるのに、一度、機能切り替えキーを押下後、切り替え機能を選択するため、操作性が図6に加え劣るという側面がある。
【0107】
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の制御例を図10〜図11、図12〜図14、図15のフローチャートに基づき説明する。図10〜図11はコピーA(又はB)の複写動作で画像の読み込みを制御するフローチャートであり、図12〜図14はコピーA(又はB)の複写動作で画像の書き込みを制御するフローチャートであり、図15は出力順チェックのサブルーチンである。図10〜図11、図12〜図14の処理はメインのシーケンスより一定時間毎にまたは必要に応じて呼ばれる。
【0108】
先ず、図10〜図11のステップS1001で、スタートキー614が押下されたか否か判断する。この時、操作部機能切り替えキーによりコピーA(又はB)が選択されていることが必要である。ステップS1001でスタートキー614が押下されない場合は、ステップS1001へ戻りスタートキー614が押下されるまで待つ。ステップS1001でスタートキー614が操作者により押下された場合は、ステップS1002へ移行し、コピースタート可能か否か判断する。この時、コピーB(又はA)の読み込み動作中である場合やファクス機能の読み込み動作が行われている場合も、コピースタート可能でないと判断する。他の機能の読み込み動作中でコピースタートができない場合以外に、設定された複写動作のモードが動作できない場合、例えば、設定された給紙カセットに用紙が無い場合や、排紙処理装置190で整合できない用紙サイズで複写動作を指定している場合などがある。
【0109】
ステップS1002でコピースタート可能でない場合は、ステップS1001へ戻る。この時、コピースタートできないことを操作部172の表示パネル620に表示を出してもよい。ステップS1002でコピースタート可能な場合は、ステップS1003へ移行する。ステップS1003では、他の機能のプリント出力動作によりプリンタ部2のJAM等の異常が発生しているか否か判断する。ステップS1003でJAM等の異常が発生している場合は、ステップS1010へ移行し、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリンタ部2のJAM等の異常状態であることを表示して処理を終了する。このステップS1003のプリンタ部2の異常のチェックは、ステップS1001のスタートキー614の押下を判断する時に同時に判断して表示を出すようにしてもよい。
【0110】
ステップS1003でプリンタ部2にJAM等の異常が無い場合は、ステップS1004へ移行する。ステップS1004では、プリント出力の順番を制御するための待ち行列にコピーA(又はB)を登録する。この時、予め決められている各機能毎の優先度の情報に従って待ち行列に登録される。例えば、待ち行列の最後から検索して、登録する機能の優先度より同じかまたは高い優先度の登録済みの機能を見つけ、その機能の後ろに登録する。このようにすることで、待ち行列は先頭から処理をする順に登録され、今回登録する機能が、出力を待っている機能の処理より優先度が高ければ先に処理が行われる。
【0111】
その後、ステップS1005へ移行し、リーダ部1での原稿画像読み込み動作中であることを操作部172の表示パネル620に表示を行い、ステップS1006へ移行する。ステップS1006では、DF180によりプラテンガラス101上に原稿を搬送し、プラテンガラス101上の原稿の走査読み込みを行い、操作部172で設定されたモードに従って上述の画像処理部170で変倍等の処理を行った後に、画像メモリ部3のページメモリ部301へ画像を書き込む。この時、DF180での原稿搬送に異常が発生している場合は、読み込みを行わずにステップS1006を終了する。この画像メモリ部3の画像をLZ圧縮部303を通してハードディスク304に記憶する。その後、プラテンガラス101上の原稿を排出する。また、原稿をプラテンガラス101上に載置した後に、走査ミラー104で原稿走査する代わりに、走査ミラー104を固定してDF180で原稿を搬送しながら画像を読み込んでもよい。
【0112】
ハードディスク304に記憶した画像は画像読み込み順に番号を付けて管理され、また、制御内部の原稿枚数管理情報を1加算する。その後、ステップS1007へ移行し、DF180の搬送異常が発生しているか否か判断し、異常が発生している場合は、ステップS1011へ移行する。ステップS1011では、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にDF180の搬送に異常状態があることを表示する。この時、DF180で原稿を搬送しながら画像読み込みを行っている場合、最後に読み込んだ画像データが最後まで正常に搬送されて読み込まれていることが保証できないため、上述の管理情報を戻し、ハードディスク304内のその画像を消去する。そして、処理を終了する。
【0113】
ステップS1007でDF180の原稿搬送に異常が発生していない場合には、ステップS1008へ移行して、読み込んだ原稿が最終原稿か否か判断する。ステップS1008で最終原稿でない場合は、ステップS1006へ戻り、次の原稿を搬送して全ての原稿を処理するまで繰り返す。ステップS1008で最終原稿の場合は、ステップS1009へ移行し、画像読み込み中の表示を消して処理を終了する。
【0114】
次に、図12〜図14のステップS1101では、コピーA(又はB)のプリント出力要求がプリント出力待ち行列に登録されているか否か判断する。ステップS1101で登録されていない場合は、ステップS1101へ戻り登録されるまで待つ。ステップS1101で待ち行列に登録されている場合は、ステップS1102へ移行して、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力待ちの表示を行う。このメッセージ表示は表示パネル620の情報の状況表示領域に上述したリーダ部1の状況表示、例えば、原稿画像読み込み動作中の表示を合わせて表示制御される。次にステップS1103へ移行し、出力順チェックのサブルーチンを呼び出し、プリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になったか否か判断する。
【0115】
出力順チェックのサブルーチンを図15に基づき説明する。図15のステップS1201では、先ず、チェックする機能以外の機能がプリンタ動作中であるか否か判断する。ステップS1201で動作中である場合は、ステップS1204へ移行し、出力順がNGであることをリターン値にセットしてサブルーチンを抜けて戻る。ステップS1201で動作中でない場合は、ステップS1202へ移行する。ステップS1202では、後述する出力待ち行列の入れ替え処理をされていても、出力順をチェックする機能が出力待ち行列の先頭であるか否か判断する。ステップS1202で先頭でない場合には、ステップS1204へ移行する。ステップS1202で先頭である場合には、チェックする機能の要求を待ち行列から切り離して、出力順がOKであることをリターン値にセットしてサブルーチンを抜けて戻る。
【0116】
再度、図12〜図14において、ステップS1103でプリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になっていない場合は、ステップS1103へ戻る。ステップS1103でプリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になった場合は、ステップS1104へ移行する。ステップS1104では、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力中である表示を行い、ステップS1105へ移行する。ステップS1105では、プリンタ部2にJAM、紙無し等のアラーム等の異常が発生しているか否か判断する。この時、コピーA(又はB)のプリント動作を開始する前に発生しているプリンタ部2の異常の発生も判断する。コピーA(又はB)のプリント動作開始前に発生している異常は他の機能のプリント動作が異常で中断している場合である。
【0117】
ステップS1105でプリンタ部2に異常が発生している場合は、ステップS1111へ移行する。ステップS1111では、コピーA(又はB)の読み込み動作が終了しているか否か判断する。ステップS1111でコピーA(又はB)の読み込み動作が終了していない場合は、ステップS1111へ戻り読み込み動作が終了するまで待つ。ステップS1111で読み込み動作が終了している場合は、ステップS1112へ移行する。ステップS1112では、プリンタ部2の出力を再開するために、リカバリ待ち行列に登録する。リカバリ待ち行列は登録された順に処理される行列である。その後、ステップS1113へ移行してプリンタ部2の異常を表示して処理を終了する。
【0118】
ステップS1105でプリンタ部2に異常が発生していない場合は、ステップS1106へ移行する。ステップS1106では、操作部172で設定された画像形成モードに従って画像形成する順番に、画像メモリ部3内のハードディスク304から画像を読み出しページメモリ部301に画像を展開する。また、レイアウトモード等の場合は、この時に複数の原稿画像を読み出し、画像をページメモリ部301上にレイアウトして展開する。その後、プリンタ部2へ画像を出力する。プリンタ部2では上述の画像形成動作に従ってカセットより転写紙を給紙し、画像メモリ部3からの画像に同期をとって転写紙に画像を形成して装置外に排出する。ステップS1106では必要な画像がまだ読み込まれておらず、ハードディスク304内に無い場合はハードディスク304に画像が保存されるまで待ってから処理される。
【0119】
その後、ステップS1107へ移行し、ステップS1107では、ステップS1106で画像形成した画像が最終原稿の画像であるか否か、或いはコピーA(又はB)の読み込み動作でDF180の異常が発生しているか否か判断する。ステップS1107で最終原稿の画像であるか、或いはコピーA(又はB)の読み込み動作でDF180の異常が発生しているの何れかであると判断された場合には、ステップS1108へ移行する。ステップS1107でどちらでもないと判断された場合には、ステップS1106へ戻りプリンタ部2で異常が発生しているか否か判断する。ステップS1108では、コピーA(又はB)の読み込み動作でDF180の異常が発生しているか否か判断し、ステップS1108で異常が発生していない場合は、ステップS1109へ移行する。ステップS1108で異常が発生している場合は、ステップS1114へ移行する。
【0120】
ステップS1109では、操作部172で設定された部数を全て画像形成終了したか否か判断する。ステップS1109で終了していない場合は、ステップS1105へ戻る。ステップS1109で終了している場合は、ステップS1110へ移行し、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力終了の表示を行い、コピーの画像形成動作を終了する。ステップS1114では、画像形成動作を中断する。この時、排紙処理にはコピーA(又はB)の1部目の出力の途中までが積載されているため、他の機能のプリント処理が開始しないように内部管理情報でプリンタ動作中と同様の情報を設定し、動作をロックする。その後、処理を終了する。
【0121】
次に、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御を図16〜図18のフローチャートに基づき説明する。図16〜図18はコピーA(又はB)の複写動作で画像形成動作を制御するフローチャートであり、図16〜図18の処理はメインのシーケンスより一定時間毎に必要に応じて呼ばれる。
【0122】
先ず、図16〜図18のステップS1301で、スタートキー614が押下されたか否か判断する。この時、操作部機能切り替えキーによりコピーA(又はB)が選択されていることが必要である。ステップS1301でスタートキー614が押下されない場合は、ステップS1301へ戻りスタートキー614が押下されるまで待つ。ステップS1301でスタートキー614が操作者により押下された場合は、ステップS1302へ移行し、コピースタート可能か否か判断する。この時、コピーB(又はA)の読み込み動作中である場合やファクス機能の読み込み動作が行われている場合も、コピースタート可能でないと判断する。他の機能の読み込み動作中でコピースタートができない場合以外に、設定された複写動作のモードが動作できない場合、例えば、設定された給紙カセットに用紙が無い場合や、排紙処理装置190で整合できない用紙サイズで複写動作を指定している場合などがある。
【0123】
ステップS1302でコピースタート可能でない場合は、ステップS1301へ戻る。この時、コピースタートできないことを操作部172の表示パネル620に表示を出してもよい。ステップS1302でコピースタート可能な場合は、ステップS1303へ移行する。ステップS1303では、他の機能のプリント出力動作によりプリンタ部2のJAM等の異常が発生しているか否か判断する。ステップS1303でJAM等の異常が発生している場合は、ステップS1317へ移行し、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリンタ部2のJAM等の異常状態であることを表示して処理を終了する。
【0124】
ステップS1303でプリンタ部2にJAM等の異常が無い場合は、ステップS1304へ移行する。ステップS1304では、リーダ部1での原稿画像読み込み動作中であることを操作部172の表示パネル620に表示を行い、ステップS1305へ移行する。ステップS1305では、DF180によりプラテンガラス101上に原稿を搬送し、プラテンガラス101上の原稿の走査読み込みを行い、操作部172で設定されたモードに従って上述の画像処理部170で変倍等の処理を行った後に、画像メモリ部3のページメモリ部301へ画像を書き込む。この時、DF180での原稿搬送に異常が発生している場合は、読み込みを行わずにステップS1305を終了する。この画像メモリ部3の画像をLZ圧縮部303を通してハードディスク304に記憶する。その後、プラテンガラス101上の原稿を排出する。また、原稿をプラテンガラス101上に載置した後に、走査ミラー104で原稿走査する代わりに、走査ミラー104を固定してDF180で原稿を搬送しながら画像を読み込んでもよい。
【0125】
ハードディスク304に記憶した画像は画像読み込み順に番号を付けて管理され、また、制御内部の原稿枚数管理情報を1加算する。その後、ステップS1306へ移行し、DF180の搬送異常が発生しているか否か判断し、異常が発生している場合は、ステップS1318へ移行する。ステップS1318では、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にDF180の搬送に異常状態があることを表示する。この時、DF180で原稿を搬送しながら画像読み込みを行っている場合、最後に読み込んだ画像データが最後まで正常に搬送されて読み込まれていることが保証できないため、上述の管理情報を戻し、ハードディスク304内のその画像を消去する。そして、処理を終了する。
【0126】
ステップS1306でDF180の原稿搬送に異常が発生していない場合には、ステップS1307へ移行して、読み込んだ原稿が最終原稿か否か判断する。ステップS1307で最終原稿でない場合は、ステップS1305へ戻り、次の原稿を搬送して全ての原稿を処理するまで繰り返す。ステップS1307で最終原稿の場合は、ステップS1308へ移行する。ステップS1308では、プリント出力の順番を制御するための待ち行列にコピーA(又はB)を登録する。この時、予め決められている各機能毎の優先度の情報に従って待ち行列に登録される。例えば、待ち行列の最後から検索して、登録する機能の優先度と同じかまたは高い優先度の登録済みの機能を見つけ、その機能の後ろに登録する。このようにすることで、待ち行列は先頭から処理をする順に登録され、今回登録する機能が、出力を待っている機能の処理より優先度が高ければ先に処理が行われる。
【0127】
その後、ステップS1309へ移行し、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力待ちの表示を行う。このメッセージ表示は表示パネル620の情報の状況表示領域に表示制御される。次にステップS1310へ移行し、出力順チェックのサブルーチンを呼び出し、プリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になったか否か判断する。出力順チェックのサブルーチンは上述の図15と同様である。ステップS1310でプリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になっていない場合は、ステップS1310へ戻る。ステップS1310でプリンタ出力待ち行列の順がコピーA(又はB)になった場合は、ステップS1311へ移行する。
【0128】
ステップS1311では、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力中である表示を行い、ステップS1312へ移行する。ステップS1312では、プリンタ部2にJAM、紙無し等のアラーム等の異常が発生しているか否か判断する。この時、コピーA(又はB)のプリント動作を開始する前に発生しているプリンタ部2の異常の発生も判断する。コピーA(又はB)のプリント動作開始前に発生している異常は他の機能のプリント動作が異常で中断している場合である。ステップS1312でプリンタ部2に異常が発生している場合は、ステップS1319へ移行する。ステップS1319では、プリンタ部2の出力を再開するために、リカバリ待ち行列に登録する。リカバリ待ち行列は登録された順に処理される行列である。その後、ステップS1320へ移行してプリンタ部2の異常を表示して処理を終了する。
【0129】
ステップS1312でプリンタ部2に異常が発生していない場合は、ステップS1313へ移行する。ステップS1313では、操作部172で設定された画像形成モードに従って画像形成する順番に、画像メモリ部3内のハードディスク304から画像を読み出しページメモリ部301に画像を展開する。また、レイアウトモード等の場合は、この時に複数の原稿画像を読み出し、画像をページメモリ部301上にレイアウトして展開する。その後、プリンタ部2へ画像を出力する。プリンタ部2では上述の画像形成動作に従ってカセットより転写紙を給紙し、画像メモリ部3からの画像に同期をとって転写紙に画像を形成して装置外に排出する。
【0130】
その後、ステップS1314へ移行し、ステップS1314では、ステップS1313で画像形成した画像が最終原稿の画像であるか否か判断する。ステップS1314で最終原稿の画像であると判断された場合には、ステップS1315へ移行する。ステップS1314で最終原稿の画像でないと判断された場合には、ステップS1312へ戻りプリンタ部2で異常が発生しているか否か判断する。ステップS1315では、操作部172で設定された部数を全て画像形成終了したか否か判断する。ステップS1315で終了していない場合は、ステップS1312へ戻る。ステップS1315で終了している場合は、ステップS1316へ移行し、コピーA(又はB)の操作部表示パネル620にプリント出力終了の表示を行い、コピーの画像形成動作を終了する。
【0131】
この実施形態では、原稿画像を全て読み込み終了してから画像形成動作を開始するため、画像形成した転写紙の1枚目の排出は遅くなるが、DF180のJAM等の異常などによって画像形成動作が中断されることがないため、原稿画像読み込み時にDF180のJAM等の異常が発生していても、他の機能のプリント出力が待たされることはない。
【0132】
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置においてプリント待ち行列に登録されている出力要求の順番を変更する操作方法を図19に基づき説明する。図19はプリント出力待ちの状況を表示する表示パネル620の例である。表示パネル620内には出力要求の状況を表示している。図19の例では、出力中と状況が表示しているコピーBの機能の出力が現在行われている。以下、番号は現在待ち行列に登録されている順番を示している。このまま、出力中のコピーBが終了すると、次にコピーCの出力が実行される。
【0133】
キー1403はこの画面を抜け、元の画面に戻るためのキーである。カーソルキー1405、1406は出力待ちの項目数が一画面に入らない場合、画面をスクロールするためのキーであり、下カーソルキー1405を押下することで、出力待ちの5番目から8番目までが1から4の代わりに表示される。消去キー1402は出力待ちの機能を取り消すキーであり、消去する項目をタッチキーで選択し、消去キー1402を押下することで、その出力を取り消すことができる。この画面で項目の選択時には出力中の項目、図19の例ではコピーBはこの画面では選択できないように制御している。また、詳細情報キー1404は項目を選択して当該詳細情報キー1404を押下することで、出力する処理の内容、例えば、部数、原稿枚数、両面等の出力モード等の情報を表示する。
【0134】
また、優先キー1401は項目を選択して当該優先キー1401を押下することで、待ち行列の先頭、図19の画面では番号の1番に移動させる。この時、選択した項目より番号が小さかった項目は、一つずつ下に繰り下がる。例えば、図19の例で、3番目のコピーAの項目が選択されているが、この時、優先キー1401を押下すると、1番目にコピーA、2番目にコピーC、3番目にプリンタ:受付No.110になる。また、優先度を入れ替えた後に、待ち行列に登録された出力が行列の先頭にならないように、待ち行列に登録されている項目に設定されている優先度を、コピー、プリンタ等機能毎に予め設定されている優先度のどれよりも高く変更する。これにより、新しい機能の出力待ち登録が発生しても、優先度を先頭に変更した項目より先に登録されることは無い。
【0135】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る画像形成装置によれば、原稿から画像データを読取るリーダ部1と、画像データを記憶する画像メモリ部3と、画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行うプリンタ部2と、少なくとも2つ以上のコピージョブの登録を可能とし、登録される各コピージョブに対し、リーダ部1及び画像メモリ部3による最初のコピージョブの各原稿の画像データの読取り及び記憶とプリンタ部3による画像形成を逐次実行させて全原稿の画像データの読取り及び記憶を実行させた後、残りのコピージョブの原稿の画像データの読取り及び記憶を許可すると共に、各コピージョブに対し読取順で直前のコピージョブの画像形成終了後に当該コピージョブの画像形成を自動的に開始する制御を実行するCPU171とを有するため、下記のような効果を奏する。
【0136】
上記構成において、複数のコピージョブの登録に伴い、画像形成装置のCPU171は、リーダ部1及び画像メモリ部3により最初のコピージョブの各原稿の画像データの読取り及び記憶を実行させ、プリンタ部3により画像形成を逐次実行させることにより、全原稿の画像データの読取り及び記憶を実行させる。この後、画像形成装置のCPU171は、リーダ部1及び画像メモリ部3による残りのコピージョブの原稿の画像データの読取り及び記憶を許可し、プリンタ部3による各コピージョブに対し読取順で直前のコピージョブの画像形成終了後、プリンタ部3に当該コピージョブの画像形成を自動的に開始する。
【0137】
また、画像形成装置のCPU171は、登録される各コピージョブに対し、リーダ部1及び画像メモリ部3による最初のコピージョブの全原稿の画像データの読取り及び記憶を実行させた後、最初のコピージョブの画像形成を実行中に、残りのコピージョブの原稿の画像データの読取り及び記憶を許可すると共に、各コピージョブに対し読取順で直前のコピージョブの画像形成終了後に当該コピージョブの画像形成を自動的に開始する。
【0138】
従って、複数のコピージョブが存在し、1つ目のコピージョブの原稿画像読み取り及び記憶処理の後、1つ目のコピージョブの画像形成処理が行われている場合、2つ目のコピージョブの原稿画像読み取り及び記憶処理を受け付けるだけでなく、1つ目のコピージョブの画像形成処理が終了した後、2つ目のコピージョブの画像形成処理を自動的にスタートさせるので、2つ目のコピージョブをスタートさせる指示が1回だけでよく且つ処理効率よく2つ目のコピージョブを行うことが可能となり、使用者の手間を軽減できるという効果がある。
【0139】
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置によれば、画像形成装置のCPU171は、各コピージョブの設定及び状態等を操作部172の表示パネル620に表示制御すると共に表示パネル620の表示を各コピージョブに対応する表示に切替え制御するため、下記のような効果を奏する。
【0140】
画像形成装置の設定内容・コピージョブの状態(原稿読み込み中・プリント中・プリント待機中等)を各コピージョブ毎に表示するので、使用者が効率的にコピーモードの設定・コピースタートを行うことができるという効果がある。
【0141】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0142】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0143】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0144】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0163】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使用者が効率的に画像形成モード(コピーモード)の設定・画像形成開始(コピースタート)を行うことができるという効果がある。更に、既に登録されている画像形成ジョブに対して、他の画像形成ジョブと独立した設定操作(例えば、停止動作等)を行うことができ、ユーザの操作性が向上するという効果がある。
【0185】
また、本発明によれば、2つ目の画像形成ジョブをスタートさせる指示が1回だけでよく且つ処理効率よく2つ目の画像形成ジョブを行うことが可能となり、使用者の手間を軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の内部構造の一例を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置及び外部コンピュータからなるシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像処理部を中心とした構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像メモリ部を中心とした構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の操作部の構成を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の複写動作応用モードの設定画面例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の複写動作お好み機能キー設定画面例を示す説明図であり、(a)はお好みキー1の項目設定画面の説明図、(b)はコピー設定画面の説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の操作部の構成を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第1の制御フローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第1の制御フローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第2の制御フローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第2の制御フローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第2の制御フローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の第3の制御フローチャートである。
【図16】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の制御フローチャートである。
【図17】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の制御フローチャートである。
【図18】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置における複写動作の制御フローチャートである。
【図19】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の操作部の設定画面例を示す説明図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるデータを共有する処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置におけるデータを共有する処理を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像メモリ部
4 外部I/F処理部
170 画像処理部
171 CPU
172 操作部
174 ROM
301 ページメモリ
302 メモリコントローラ部
304 ハードディスク

Claims (15)

  1. 画像形成ジョブの連続処理が可能な画像形成装置であって、
    原稿から画像データを読取る画像読取手段と
    前記画像読取手段により読取られた画像データを記憶する画像記憶手段と
    前記画像記憶手段に記憶された画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行う作像手段と
    少なくとも2つ以上の画像形成ジョブの登録が可能な登録手段と
    前記登録手段により登録された少なくとも2つ以上の画像形成ジョブの画像形成を実行する際、予め定められた優先度に応じた順番で画像形成を自動的に開始する画像処理制御手段と
    画像形成に関する設定の表示が可能な表示手段と
    各画像形成ジョブの設定画面を前記表示手段に表示制御する表示制御手段とを有し
    前記表示制御手段は、前記登録手段により登録された各画像形成ジョブに対応する設定画面を切替え表示することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示手段は、各画像形成ジョブの設定画面を表示するための表示内容保持手段と、表示を各画像形成ジョブに対応する表示に切替えるための表示切替手段とを有することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段の前記表示切替手段は、何れの画像形成ジョブの設定画面が表示されている場合でも任意に他の画像形成ジョブの設定画面の表示に切替え可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段の前記表示切替手段は、各表示内容に対応する表示切替スイッチであることを特徴とする請求項又は記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段は、何れの画像形成ジョブに対応する設定画面の表示がなされている場合でも他の画像形成ジョブに対応する状態を表示可能な状態表示手段を有することを特徴とする請求項乃至の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段の前記状態表示手段は、全ての画像形成ジョブ数に対応して設けられると共に表示色で状態を区別可能な発光ダイオードであることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段の前記状態表示手段は、全ての画像形成ジョブ数に対応して設けられた状態表示メッセージエリアであることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記画像処理制御手段は、前記表示手段に何れの画像形成ジョブに対応する表示がなされている場合でも前記優先度に応じて決定した順番に基づく画像形成ジョブの画像形成開始が可能であることを特徴とする請求項乃至の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像処理制御手段は、前記表示手段に表示されている画像形成ジョブのうち他の画像形成ジョブの画像データの読取り及び記憶を実行している場合、画像形成に関する設定の入力は受け付け、画像形成開始の入力は受け付けないことを特徴とする請求項乃至の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 前記画像処理制御手段は、前記表示手段に表示されている画像形成ジョブのうち他の画像形成ジョブの画像データの読取り及び記憶を実行していない場合、画像形成に関する設定の入力及び画像形成開始の入力を受け付けることを特徴とする請求項乃至の何れかに記載の画像形成装置。
  11. 前記作像手段は、画像データに基づき感光体上に潜像を形成すると共に潜像を現像し記録媒体上に転写して定着させることで画像形成を行い、前記画像処理制御手段は、前記記憶手段から画像データを選択的に読出し前記作像手段に出力することを特徴とする請求項1乃至1の何れかに記載の画像形成装置。
  12. 前記画像処理制御手段は、待ち行列の順に基づき、前記当該画像形成ジョブの画像形成を自動的に開始することを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の画像形成装置。
  13. 複写機に適用可能であることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 複写機能、ファクシミリ機能を有する複合機に適用可能であることを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の画像形成装置。
  15. 部装置とネットワークを介して通信可能であることを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の画像形成装置。
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