JPH11116831A - 室温硬化性組成物 - Google Patents

室温硬化性組成物

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JPH11116831A
JPH11116831A JP28886397A JP28886397A JPH11116831A JP H11116831 A JPH11116831 A JP H11116831A JP 28886397 A JP28886397 A JP 28886397A JP 28886397 A JP28886397 A JP 28886397A JP H11116831 A JPH11116831 A JP H11116831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬化性および塗料耐汚染性に優れる室温硬化性
組成物の提供。 【解決手段】3つの加水分解性基がケイ素に結合した加
水分解性ケイ素基を必須成分として有する重合体
(A)、硬化触媒(B)、および高分子可塑剤(C)お
よび/または25℃での粘度が8P以上の可塑剤(D)
からなる室温硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿分存在下で硬化す
る室温硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】末端に加水分解性ケイ素基を有する各種
の重合体を硬化させてシーラント、接着剤等に使用する
方法はよく知られており、工業的に有用である。このよ
うな重合体のうち、特に主鎖がポリオキシアルキレンで
ある重合体は、室温で液状であり、かつ硬化体が比較的
低温でも柔軟性を保持し、シーラント、接着剤等に利用
する場合好ましい特性を備えている。
【0003】そのような湿分硬化性の重合体としては、
特開平3−72527および特開平3−47825等に
記載されている末端に加水分解性ケイ素基を有する重合
体が挙げられる。このような末端に加水分解性ケイ素基
を有する重合体は、伸びや柔軟性を保持するためにケイ
素原子1つ当たり2つの加水分解性基が結合してなる加
水分解性ケイ素基を通常有する。
【0004】しかしこのようなケイ素原子1つ当たり2
つの加水分解性基が結合してなる加水分解性ケイ素基を
有する重合体は硬化性に劣り、硬化体の架橋密度が充分
でないために、低分子量の可塑剤を使用した場合には可
塑剤が表面にしみ出す、いわゆるブリードアウトが生
じ、硬化体の表面や塗料が施される場合はその塗料が空
気中の塵埃を付着し、汚染されやすい問題があった。こ
の問題を解決するために高分子可塑剤の使用が特公昭6
0−8024等で提案されているが、ケイ素原子1つ当
たり2つの加水分解性基が結合してなる加水分解性ケイ
素基を有する重合体を用いた場合には硬化性、耐汚染性
の改良は充分ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、加水分解性ケ
イ素基を有する重合体に対して、その柔軟性や作業性を
大きく悪化させることなく硬化性や硬化体の耐汚染性を
向上する組成について検討した結果、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式(1)
で表される加水分解性ケイ素基を有する重合体(A)を
含有する室温硬化性組成物であって、式(1)中のaが
3である加水分解性ケイ素基を有する重合体、硬化触媒
(B)、分子量1000以上の高分子可塑剤(C)およ
び/または25℃での粘度が8P以上の可塑剤(D)を
必須成分とする室温硬化性組成物である。 −SiXa1 3-a ・・・(1) (式(1)中、R1 は炭素数1〜20の置換もしくは非
置換の1価の有機基であり、Xは水酸基または加水分解
性基であり、aは1、2または3である。ただし、R1
が複数個存在するときは同じでも異なってもよく、Xが
複数個存在するときは同じでも異なってもよい。)
【0007】本発明で使用する重合体は、上記式(1)
で表される加水分解性ケイ素基を有する。加水分解性ケ
イ素基の位置は分子鎖末端または側鎖末端が好ましい。
重合体の主鎖としては、ポリオキシアルキレン鎖、ポリ
エステル鎖、ポリカーボネート鎖、ポリオレフィン鎖な
どが挙げられる。主鎖は本質的にポリオキシアルキレン
鎖であることが好ましい。
【0008】このような重合体は、たとえば特開平3−
47825、特開平3−72527、特開平3−796
27、特公昭46−30711、特公昭45−3631
9、特公昭46−17553等に提案されている。
【0009】以下、主鎖がポリオキシアルキレン鎖であ
る重合体について説明する。このような重合体は、下記
に述べるように官能基を有するポリオキシアルキレン重
合体を原料とし、末端に適宜有機基を介して加水分解性
ケイ素基を導入して製造されることが好ましい。
【0010】原料ポリオキシアルキレン重合体として
は、触媒の存在下1つ以上の水酸基を有するヒドロキシ
化合物などの開始剤にモノエポキシドなどを反応させて
製造される水酸基末端のものが好ましい。
【0011】モノエポキシドとしてはエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ヘキシレ
ンオキシド等が挙げられる。テトラヒドロフラン等も使
用できる。触媒としては、カリウム系化合物やセシウム
系化合物等のアルカリ金属触媒、複合金属シアン化物錯
体触媒、金属ポルフィリン触媒などが挙げられる。
【0012】原料ポリオキシアルキレン重合体として高
分子量のポリオキシアルキレン重合体を使用する場合に
は、アルカリ触媒等にて製造した比較的低分子量のポリ
オキシアルキレン重合体に塩化メチレン等の多ハロゲン
化合物を反応させることにより多量化して得られるポリ
オキシアルキレン重合体を使用できる。
【0013】複合金属シアン化物錯体触媒を用いて製造
したポリオキシアルキレン重合体は、アルカリ触媒を用
いた場合に比べ分子量分布が狭く、良好な硬化性が得ら
れるため、このポリオキシアルキレン重合体を用いるこ
とが好ましい。
【0014】複合金属シアン化物錯体としては亜鉛ヘキ
サシアノコバルテートを主成分とする錯体が好ましく、
そのエーテルおよび/またはアルコール錯体が特に好ま
しい。その組成は本質的に特公昭46−27250に記
載されているものが使用できる。エーテルとしてはエチ
レングリコールジメチルエーテル(グライム)、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル(ジグライム)等が好
ましく、錯体の製造時の取り扱い点からグライムが特に
好ましい。アルコールとしては特開平4−145123
に記載されているt−ブタノールが好ましい。
【0015】原料ポリオキシアルキレン重合体の官能基
数は2以上が好ましく、硬化体特性として柔軟性を強調
したい場合には2または3が特に好ましく、接着性や硬
化性を強調したい場合には3〜8が特に好ましい。
【0016】原料ポリオキシアルキレン重合体として
は、具体的にはポリオキシエチレン、ポリオキシプロピ
レン、ポリオキシブチレン、ポリオキシヘキシレン、ポ
リオキシテトラメチレンおよびこれらの共重合物が挙げ
られる。
【0017】特に好ましい原料ポリオキシアルキレン重
合体はポリオキシプロピレンジオールとポリオキシプロ
ピレントリオールである。また、下記(イ)や(ニ)の
方法に用いる場合、アリル末端ポリオキシプロピレンモ
ノオールなどのオレフィン末端のポリオキシアルキレン
重合体も使用できる。
【0018】式(1)で表される加水分解性ケイ素基に
ついて説明する。式(1)中R1 は炭素数1〜20の置
換もしくは非置換の1価の有機基であり、好ましくは炭
素数8以下のアルキル基、フェニル基またはフルオロア
ルキル基である。特に好ましくは、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基、フェニル基等である。R1 が複数個存在するとき
は同じでも異なってもよい。
【0019】Xにおける加水分解性基としては、たとえ
ばハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミ
ド基、アミノ基、アミノオキシ基、ケトキシメート基、
ヒドリド基などがある。
【0020】これらのうち炭素原子を有する加水分解性
基の炭素数は6以下が好ましく、4以下が特に好まし
い。好ましいXは炭素数4以下の低級アルコキシ基、特
にメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基またはプロペ
ニルオキシ基が例示できる。またXが複数個存在すると
きは同じでも異なってもよい。
【0021】aは1、2または3である。重合体中の加
水分解性ケイ素基の数は1〜8が好ましく、2〜6が特
に好ましい。加水分解性ケイ素基の原料ポリオキシアル
キレン重合体への導入の方法は特には限定されないが、
たとえば以下の(イ)〜(ニ)の方法で導入できる。
【0022】(イ)水酸基を有するポリオキシアルキレ
ン重合体の末端にオレフィン基を導入したものと、式
(2)で表されるヒドロシリル化合物を反応させる方
法。 HSiXa1 3-a ・・・(2) (式(2)中、R1 、X、aは前記に同じ。)
【0023】ここでオレフィン基を導入する方法として
は、不飽和基および官能基を有する化合物をポリオキシ
アルキレン重合体の末端水酸基に反応させて、エーテル
結合、エステル結合、ウレタン結合またはカーボネート
結合などにより結合させる方法、またはアルキレンオキ
シドを重合する際に、アリルグリシジルエーテルなどの
オレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重合させ
ることにより原料ポリオキシアルキレン重合体の側鎖に
オレフィン基を導入する方法などが挙げられる。
【0024】(ロ)水酸基を有するポリオキシアルキレ
ン重合体の末端に式(3)で表される化合物を反応させ
る方法。 R1 3-a−SiXa −R2 NCO ・・・(3) (式(3)中、R1 、X、aは前記に同じ。R2 は炭素
数1〜17の2価炭化水素基。)
【0025】(ハ)水酸基を有するポリオキシアルキレ
ン重合体の末端にトリレンジイソシアネートなどのポリ
イソシアネート化合物を反応させてイソシアネート基末
端とした後、該イソシアネート基に式(4)で表される
ケイ素化合物のW基を反応させる方法。 R1 3-a−SiXa −R2 W・・・(4) (式(4)中、R1 、R2 、X、aは前記に同じ。Wは
水酸基、カルボキシル基、メルカプト基およびアミノ基
(1級または2級)から選ばれる活性水素含有基。)
【0026】(ニ)水酸基を有するポリオキシアルキレ
ン重合体の末端にオレフィン基を導入し、そのオレフィ
ン基と、Wがメルカプト基である式(4)で表されるケ
イ素化合物のメルカプト基を反応させる方法。
【0027】本発明の組成物は、「式(1)中のaが3
である加水分解性ケイ素基」(以下、「加水分解性ケイ
素基(Z)」という)を有する重合体を含有することを
要する。本発明の組成物において、重合体(A)中の式
(1)で表される加水分解性ケイ素基中における加水分
解性ケイ素基(Z)の数は、用途、必要とする特性など
に応じて変えうる。
【0028】重合体(A)が、該加水分解性ケイ素基と
して加水分解性ケイ素基(Z)のみを有する重合体であ
る場合、すなわち、重合体(A)中における式(1)で
表される加水分解性ケイ素基のほぼ100%、すなわち
80〜100%が加水分解性ケイ素基(Z)である場
合、硬化速度が大きいという効果があり、深部硬化性が
特に優れた室温硬化性組成物が得られる。この場合、特
に式(1)で表される加水分解性ケイ素基の90〜10
0%、さらに好ましくは95〜100%が、加水分解性
ケイ素基(Z)であることが好ましい。
【0029】また、式(1)中のaが1または2である
加水分解性ケイ素基と加水分解性ケイ素基(Z)が混在
している場合には、良好な伸び特性と速硬化性を両立し
うる室温硬化性組成物が得られる。
【0030】この場合、重合体(A)における式(1)
で表される全加水分解性ケイ素基中の加水分解性ケイ素
基(Z)の割合が5〜80%であることが好ましい。こ
の割合を任意に変えることにより要求に応じた特性を自
由に制御できる。すなわち加水分解性ケイ素基(Z)の
割合が5〜50%のときは、硬化性を向上させると同時
にシーラントなどで必要とされる良好な伸び特性や柔軟
性を提供でき、また加水分解性ケイ素基(Z)の割合が
50〜80%のときは、弾性接着剤などに必要とされる
伸び特性を充分に確保しながら飛躍的に硬化性を改善で
きる。
【0031】また、式(1)で表される加水分解性ケイ
素基中において加水分解性ケイ素基(Z)以外の加水分
解性ケイ素基は式(1)中のaが2の加水分解性ケイ素
基であることが特に好ましい。
【0032】式(1)中のaが1または2である加水分
解性ケイ素基と加水分解性ケイ素基(Z)が混在した組
成物を得るためには、たとえば、下記の方法(ホ)、
(ヘ)がある。(ホ)、(ヘ)の方法を併用してもよ
い。
【0033】(ホ)式(1)中のaが1または2である
加水分解性ケイ素基および式(1)中のaが3である加
水分解性ケイ素基(Z)を併有する重合体を使用する。
(ヘ)式(1)中のaが1または2である加水分解性ケ
イ素基を有する重合体および式(1)中のaが3である
加水分解性ケイ素基(Z)を有する重合体の両方を使用
する。
【0034】本発明における重合体(A)の分子量は、
その使用される用途に応じて適当な値を選択できる。す
なわち柔軟性が重視されるシーラントなどの用途には原
料である水酸基を有するポリオキシアルキレン重合体の
水酸基価から換算した分子量(以下、水酸基価換算分子
量)で4000〜50000の重合体が適する。600
0〜50000であることがより好ましく、8000〜
25000であることが特に好ましい。
【0035】また強度が要求される接着剤などの用途に
は水酸基価換算分子量1000〜30000の重合体が
適する。1000より低い場合は硬化体が脆いものとな
り30000を超える場合は高粘度のため作業性が著し
く悪くなる。3000〜20000であることがより好
ましく、6000〜20000であることが特に好まし
い。
【0036】本発明では重合体(A)を硬化させるため
に硬化触媒(B)が必須である。硬化触媒(B)を使用
しない場合、加水分解性ケイ素基の架橋反応は有意な反
応速度を得にくい。硬化触媒の使用量としては、重合体
(A)100重量部に対し、0.001〜10重量部の
範囲で使用するのがよく、0.01〜5重量部使用する
のが特に好ましい。硬化触媒(B)としては下記の化合
物が挙げられる。アルキルチタン酸塩、有機ケイ素チタ
ン酸塩、およびジブチルスズジラウレート等のような各
種金属のカルボン酸の塩、アセチルアセトナート錯体、
アセト酢酸エステレート錯体、各種の酸および塩基物
質。
【0037】具体的には、スズビス(2−エチルヘキサ
ノエート)、鉛ビス(2−エチルヘキサノエート)、ジ
アルキルスズジカルボン酸塩、および、ジブチルスズビ
スアセチルアセトナート等の金属塩、有機アミン、ジブ
チルアミン−2−エチルヘキサノエート等のようなアミ
ン塩、等が挙げられる。これらの触媒は単独でまたは併
用して使用できる。
【0038】本発明における分子量1000以上の高分
子可塑剤(C)としては、分子量1000であって、か
つ式(1)で表される加水分解性ケイ素基を有しない有
機重合体であることが好ましい。有機重合体はポリオキ
シアルキレン、ポリエステル、ポリ−α−メチルスチレ
ン、ポリスチレン、ポリブタジエン、アルキド樹脂、ポ
リクロロプレン、ポリイソプレン、ポリブテン、水添ポ
リブテン、エポキシ化ポリブタジエンおよびブタジエン
−アクリロニトリル共重合体から選ばれる1種以上が好
ましい。分子量は1000〜30000が好ましい。
【0039】高分子可塑剤(C)は重合体(A)との相
溶性が良いものが好ましい。特に、高分子可塑剤(C)
がアルキレンオキシドを重合させて得られる分子量10
00〜30000のポリオキシアルキレンであって、か
つ加水分解性ケイ素基を有しない重合体が好ましい。
【0040】このようなポリオキシアルキレンは、重合
体(A)と同様な方法で製造されることが好ましい。低
分子量の不純物含有量が少ないほうが発明の効果が大き
く、複合金属シアン化物錯体などの触媒を用いて製造さ
れたポリオキシアルキレンがより好ましい。また、水酸
基含有ポリオキシアルキレンでもよく、その水酸基を他
の有機基に変換して得られる重合体でもよい。末端水酸
基の80%以上を他の有機基に変換してなる重合体が特
に好ましい。具体的には末端水酸基をエーテル結合、エ
ステル結合、ウレタン結合などの結合を介して、アルキ
ル基、アルケニル基などの炭化水素基で封止した重合体
が特に好ましい。最も好ましくはエーテル結合を介して
アリル基で封止した重合体である。
【0041】25℃での粘度が8P以上の可塑剤(D)
としては、分子量1000以上の高分子可塑剤(C)で
あって、かつ、25℃での粘度が8P以上の化合物を使
用できる。それ以外の化合物としては芳香環を有する化
合物が好ましく使用できる。具体的にはビス(α−メチ
ルベンジル)キシレンや1−キシリル−1−(3−α−
メチルベンジルフェニル)エタン等のトリアリールジエ
タン、1−フェニル−1−キシリルエタン、それらの異
性体混合物が挙げられる。
【0042】高分子可塑剤(C)および/または25℃
での粘度が8P以上の可塑剤(D)の使用量は合量で、
重合体(A)100重量部に対して1〜200重量部が
好ましい。
【0043】本発明の効果を発現するために高分子可塑
剤(C)および/または25℃での粘度が8P以上の可
塑剤(D)は必須成分であるが、組成物の相溶性を制御
する等の目的のために、少量であればその他の可塑剤も
併用できる。そのような可塑剤としては、公知の可塑剤
が使用できる。可塑剤の使用量は使用する高分子可塑剤
(C)と25℃での粘度が8P以上の可塑剤(D)の合
計に対して同重量以下が好ましく、特に50重量%以下
が好ましい。併用する可塑剤の具体例としては以下のも
のが挙げられる。
【0044】フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸
ジブチル、フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステ
ル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、
セバシン酸ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪族カル
ボン酸エステル;ペンタエリスリトールエステルなどの
アルコールエステル類;リン酸トリオクチル、リン酸ト
リクレジル等のリン酸エステル類;エポキシ化大豆油、
4,5−エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エ
ポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤、塩素
化パラフィン。
【0045】その他の公知の充填剤も併用できる。充填
剤の使用量は重合体(A)100重量部に対して50〜
800重量部が好ましい。50〜250重量部が特に好
ましい。充填剤の具体例としては以下のものが挙げられ
る。これらの充填剤は単独で用いてもよく、2種以上併
用してもよい。
【0046】炭酸カルシウム、フュームシリカ、沈降性
シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラッ
ク、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレ
ー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナ
イト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバル
ーン、木粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ穀
粉、もみ穀粉、グラファイト、アルミニウム微粉末、フ
リント粉末等の粉体状充填剤、石綿、ガラス繊維、ガラ
スフィラメント、炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレ
ンファイバー等の繊維状充填剤。
【0047】本発明の組成物は、さらに公知の種々の添
加剤などを含有してもよい。添加剤としてはフェノール
樹脂、エポキシ樹脂などの接着性付与剤、水添ひまし油
などのチキソ性付与剤、顔料、各種の老化防止剤、紫外
線吸収剤などが使用できる。
【0048】顔料には酸化鉄、酸化クロム、酸化チタン
等の無機顔料およびフタロシアニンブルー、フタロシア
ニングリーン等の有機顔料が、タレ止め剤として有機酸
処理炭酸カルシウム、水添ひまし油、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸亜鉛、微粉末シリカ等が、密着剤
としてはアミノシラン、エポキシシラン等が挙げられ
る。
【0049】本発明の室温硬化性組成物は、シーリング
材、防水剤、接着剤、コーティング剤等に使用しうる。
特に硬化体自体の充分な強度や高い接着性が要求される
用途に好適である。
【0050】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例により具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れない。例1〜6は実施例および比較例で使用する重合
体(P1〜P6)の製造例であり、例7は、高分子可塑
剤(C)(P7)の製造例である。なお、部は重量部を
示し、分子量は水酸基価換算分子量を示す。
【0051】[例1]グリセリンを開始剤として亜鉛ヘ
キサシアノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシ
ドの重合を行い、ポリオキシプロピレントリオールを得
た。これにイソシアネートプロピルトリメトキシシラン
を加え、ウレタン化反応を行い末端をトリメトキシシリ
ル基に変換して、分子量18000の重合体P1を得
た。
【0052】[例2]水酸化カリウム触媒を用いて得ら
れた平均分子量3000のポリオキシプロピレンジオー
ルを金属ナトリウムの存在下、クロロブロモメタンと反
応させて高分子量化を行った。得られたポリオキシプロ
ピレンジオールをナトリウムアルコキシドに変換した
後、塩化アリルを反応させて末端にアリルオキシ基を有
するポリオキシプロピレンを得た。ヒドロシリル化合物
としてトリメトキシシランを白金触媒の存在下に反応さ
せて末端にトリメトキシシリル基を有する分子量900
0の重合体を得た。
【0053】水酸化カリウム触媒を用いて開始剤として
グリセリンにプロピレンオキシドを反応させて得られた
ポリオキシプロピレントリオールの末端水酸基を上記と
同様の方法で末端アリルオキシ化した後、ヒドロシリル
化合物としてメチルジメトキシシランを白金触媒の存在
下に反応させて末端にメチルジメトキシシリル基を有す
る分子量6000の重合体を得た。この分子量9000
の重合体と分子量6000の重合体を重量比にして60
対40の割合で混合し、重合体混合物P2を得た。
【0054】[例3]プロピレングリコールを開始剤と
して亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒を用いてプロピ
レンオキシドの重合を行い、ポリオキシプロピレンジオ
ールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールの
末端水酸基を例2と同様の方法で末端アリルオキシ化し
た後、ヒドロシリル化合物としてトリメトキシシランと
メチルジメトキシシランの70対30重量比の混合物を
白金触媒の存在下に反応させて末端にトリメトキシシリ
ル基とメチルジメトキシシリルプロピル基の両方を有す
る分子量12000の重合体P3を得た。
【0055】[例4]グリセリンを開始剤として亜鉛ヘ
キサシアノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシ
ドの重合を行い、ポリオキシプロピレントリオールを得
た。これにイソシアネートプロピルメチルジメトキシシ
ランを加え、ウレタン化反応を行い両末端をメチルジメ
トキシシリルプロピル基に変換して、分子量18000
の重合体P4を得た。
【0056】[例5]水酸化カリウム触媒を用いて得ら
れた平均分子量3000のポリオキシプロピレンジオー
ルを金属ナトリウムの存在下、クロロブロモメタンと反
応させて高分子量化を行った。得られたポリオキシプロ
ピレンジオールの末端水酸基を例2と同様の方法で末端
アリルオキシ化した後、ヒドロシリル化合物としてメチ
ルジメトキシシランを白金触媒の存在下に反応させて末
端にメチルジメトキシシリル基を有する分子量9000
の重合体を得た。
【0057】水酸化カリウム触媒を用いて開始剤として
グリセリンにプロピレンオキシドを反応させて得られた
ポリオキシプロピレントリオールの末端水酸基を例2と
同様の方法で末端アリルオキシ化した後、ヒドロシリル
化合物としてメチルジメトキシシランを白金触媒の存在
下に反応させて末端にメチルジメトキシシリル基を有す
る分子量6000の重合体を得た。この分子量9000
の重合体と分子量6000の重合体を重量比にして60
対40の割合で混合し、末端にメチルジメトキシシリル
プロピル基のみを有する重合体混合物P5を得た。
【0058】[例6]プロピレングリコールを開始剤と
して亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒を用いてプロピ
レンオキシドの重合を行い、ポリオキシプロピレンジオ
ールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールの
末端水酸基を例2と同様の方法で末端アリルオキシ化し
た後、ヒドロシリル化合物としてメチルジメトキシシラ
ンのみを白金触媒の存在下に反応させて末端にメチルジ
メトキシシリル基を有する分子量12000の重合体P
6を得た。
【0059】[例7]プロピレングリコールを開始剤と
して亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒を用いてプロピ
レンオキシドの重合を行い、分子量6000のポリオキ
シプロピレンジオールP7を得た。
【0060】[実施例(例8〜10)および比較例(例
11〜14)]表に示した重合体100部に対し、炭酸
カルシウム150部、高分子可塑剤(C)としてP7を
50部、チキソ性付与剤3部、アミノシラン2部、硬化
触媒としてジブチルスズジラウレート/ラウリルアミン
の重量比3/1混合物2部を添加して、均一に混合し組
成物を得た。ただし例14は重合体P6を用いた上記組
成でP7の代わりに、DOPを50部使用した組成とし
た。
【0061】次に直径4cmの円筒形のカップ中に3c
mの厚みになるように組成物を流し込み、20℃で65
%湿度の雰囲気下に6時間放置した。その後にJIS−
K2530に準拠した針入度計を用い、表面から深さ方
向への硬化の様子をみた。針入度が大きい方が表面から
の硬化が進んでいないことを表している。
【0062】また上記組成物を室温で7日間養生し硬化
体とした後、水性アクリルエマルジョン塗料を塗布し7
0℃で7日間乾燥させた。JIS−Z8901に規定さ
れた汚染源粉体を振りかけ、余分な粉体を振り落とした
後、軽く水洗し室温乾燥後、試験体表面の塗料汚染状態
を目視観察した。○:汚染源は水洗により除去される、
塗料汚染なし、△:汚染源のうち水洗により除去され部
分あり、塗料汚染一部あり、×:汚染源は水洗により除
去されない、塗料汚染顕著、とした。結果を表に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】以上示したように、本発明の室温硬化性
組成物はきわめて硬化性および塗料耐汚染性に優れると
いう特徴を有する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表される加水分解性ケイ素
    基を有する重合体(A)を含有する室温硬化性組成物で
    あって、式(1)中のaが3である加水分解性ケイ素基
    を有する重合体、硬化触媒(B)、分子量1000以上
    の高分子可塑剤(C)および/または25℃での粘度が
    8P以上の可塑剤(D)を必須成分とする室温硬化性組
    成物。 −SiXa1 3-a ・・・(1) (式(1)中、R1 は炭素数1〜20の置換もしくは非
    置換の1価の有機基であり、Xは水酸基または加水分解
    性基であり、aは1、2または3である。ただし、R1
    が複数個存在するときは同じでも異なってもよく、Xが
    複数個存在するときは同じでも異なってもよい。)
  2. 【請求項2】重合体(A)として、式(1)中のaが1
    または2である加水分解性ケイ素基および式(1)中の
    aが3である加水分解性ケイ素基を併有する重合体を含
    有する、請求項1記載の室温硬化性組成物。
  3. 【請求項3】重合体(A)として、式(1)中のaが1
    または2である加水分解性ケイ素基を有する重合体およ
    び式(1)中のaが3である加水分解性ケイ素基を有す
    る重合体の両方を含有する、請求項1記載の室温硬化性
    組成物。
  4. 【請求項4】重合体(A)が、加水分解性ケイ素基とし
    て式(1)中のaが3である加水分解性ケイ素基のみを
    有する重合体である、請求項1記載の室温硬化性組成
    物。
  5. 【請求項5】重合体(A)の主鎖が、複合金属シアン化
    物錯体を触媒として開始剤にアルキレンオキシドを重合
    させて得られるポリオキシアルキレン鎖である、請求項
    1、2、3または4記載の室温硬化性組成物。
  6. 【請求項6】高分子可塑剤(C)が、アルキレンオキシ
    ドを重合させて得られる分子量1000〜30000の
    ポリオキシアルキレン重合体であって、かつ式(1)で
    表される加水分解性ケイ素基を有しない重合体である、
    請求項1、2、3、4または5記載の室温硬化性組成
    物。
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