JPH111114A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
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Abstract
ード時の上下吹出し風の温度差を適性に制御でき、快適
性の向上を図った「自動車用空気調和装置」を提供す
る。 【解決手段】 スライド式のミックスドア5を有する自
動車用空気調和装置であって、バイパス通路Bから上部
チャンバ10に向かう第1の流路12か、あるいはバイ
パス通路Bからミックスゾーン7に向かう第2の流路1
4を、選択的に開閉する冷風制御ドア13を設けたこと
を特徴とする。また、冷風制御ドア13は、デフ吹出口
Fdあるいは第1の流路12を選択的に開閉する構成と
することもできる。
Description
ライドして空気流を制御する板状のミックスドアを有す
る自動車用空気調和装置において、複合モード時の上下
吹出し風の温度差を適性に制御でき、快適性の向上を図
ったものに関する。
気を導入するインテークユニット、この導入空気を冷却
するクーラユニット、および導入空気を加熱するヒータ
ユニットを有しており、これら3つのユニットを車両の
左右方向に直列的に合体し、車室内のインストルメント
パネルの内部という狭小な空間に設置されていることは
周知である。
つのユニットを直列的に連結するため、装置全体が大型
化し、小型の車両に搭載すると、狭小な車室内空間をよ
り狭小にすることから好ましくない。特に、助手席の足
元にまでユニットが置かれるので狭くなる。
C内にエバポレータ3やヒータコア4が車両の前後方向
に並べて立設するように設けられた縦置き型と称される
ものがある。図示の装置は、クーラユニット1とヒータ
ユニット2とを一体化し、エバポレータ3とヒータコア
4とをさらに近接して配置することにより一層コンパク
トなものとしている。すなわち、インテークユニットを
ケースCの側方に配置して導入口Oから導入された空気
を、エバポレータ3により冷却し、ミックスドア5によ
り上下に2分して流すようにしているが、このエバポレ
ータ3とヒータコア4との間に設けられるミックスドア
5を、1つの支点で支持されたドアを当該支点を中心と
して回動する構成とするとスペース的に大きくなること
から、さらにエバポレータ3とヒータコア4との距離を
短くし前後方向のスペースを小さくするために、これを
偏平な板状ドアとし、略上下にスライドさせることによ
り温調制御を行なうようにしたものである。
ヒータコア4により加熱されて温風となり下部通路6を
通って流れ、上部の空気流(冷風)は、このヒータコア
4をバイパスするバイパス通路Bを通って流れ、前記温
風とミックスゾーン7でミックスされる。ミックスされ
た空気は、所定の温度となって種々の配風モードに応じ
て各種吹出口F(ベント吹出口Fv、デフ吹出口Fd、
フット吹出口Ffの総称)から車室内に向けて配風され
たり、あるいは前記ミックスが行なわれることなく冷風
や温風のまま吹出される。
いは温風の温度は、ミックスドア5の位置により制御さ
れる。
うに冷房サイクル中の膨脹弁などで減圧された低温低圧
冷媒が内部を流通し、ここに導入された空気を冷媒との
熱交換により冷却するものである。また、「ヒータコ
ア」とは、高温のエンジン冷却水が内部を流通し、ここ
に導入された空気を高温のエンジン冷却水との熱交換に
より加熱するものである。
(乗員の上半身に冷風を吹き出すモード)、バイレベル
モード(乗員の上半身に冷風を、下半身に温風を吹き出
す、いわゆる頭寒足熱のモード)、デフロストモード
(フロントおよびサイドの窓ガラスの曇りを晴らすモー
ド)、フットモード(乗員の下半身に温風を吹き出すモ
ード)あるいはデフ−フットモード(窓の曇りを晴らし
つつ乗員の下半身に温風を吹き出すモード)等がある。
フロストモードの場合は、車室内の上部に冷風や温風を
配風することから、ダクトを短くできるためベント吹出
口Fvやデフ吹出口FdはケースCの上部に設けること
が好ましく、また、フットモードの場合には、車室内の
下部に温風を配風するので、フット吹出口Ffは、ケー
スCの下部に設けることが好ましい。
ントパネル内に設置される縦置き型自動車用空気調和装
置では、ケースCの上部にベント吹出口Fvやデフ吹出
口Fdである上部吹出口を、下部にフット吹出口Ffで
ある下部吹出口を設けている。
自動車用空気調和装置においては、上部吹出口は、冷風
が流れる側の近傍に開設されることになり、下部吹出口
は、ヒータコア4により加熱された温風が流れる側の近
傍に開設されることになるので、バイレベルモードやデ
フ−フットモードのように上部と下部の吹出口からそれ
ぞれ冷風や温風を吹き出す複合モードの場合には、一般
に、上下の差温が大きくなる傾向がある。しかも、スラ
イド式のミックスドアを採用してケースの前後寸法を詰
める構成とした場合には、ケース内において冷風と温風
とを混合する十分なスペースを確保し難く、上下の差温
がさらにつき易い。
ータコア4の下流側に立壁8を形成し、この立壁8とケ
ースCの側壁Caとの間にフット吹出口Ffを形成し、
ヒータコア4により加熱され下部通路6を流れる温風を
一旦冷風側に上昇させ、バイパス通路Bを通った冷風と
を衝突させて、エアーミックス性を高めるようにしてい
る。
フットモードのような複合モード時には、冷風と温風と
は、相互に衝突しても、風量によっては一方が他方をは
ね飛ばすあるいは反射する傾向があり、十分ミックスさ
れず、そのままベント吹出口Fv若しくはデフ吹出口F
dとフット吹出口Ffとから流出する傾向があり、前述
した上下差温の拡大を確実に解消するものとはなってい
ない。
モードの場合には、ベント吹出口Fvを開閉するベント
ドアDvと、フット吹出口Ffを開閉するフットドアD
fが開放され、バイパス通路Bを通った冷風がベント吹
出口Fvから、ヒータコア4により加熱された温風がフ
ット吹出口Ffから吹出されることになる。この結果、
ベント吹出口Fvから吹出される冷風の温度とフット吹
出口Ffから吹出される温風の温度との差温は依然とし
て大きく、頭部は冷え、足元は熱い状態となり、快適性
が損なわれる。
の傾向となっており、図15に示すように、デフ吹出口
Fdを開閉するデフドアDdと、フット吹出口Ffを開
閉するフットドアDfが開放され、バイパス通路Bを通
った冷風がデフ吹出口Fdから、ヒータコア4により加
熱された温風がフット吹出口Ffから上下差温が大きい
まま吹出されることになる。
ためになされたものであり、ユニットのコンパクト化を
図りつつ、複合モード時の上下吹出し風の温度差を適性
に制御でき、快適性の向上を図った自動車用空気調和装
置を提供することを目的とする。
の請求項1に記載の発明は、ケース内を流れる冷却され
た空気を、板状のミックスドアをスライド移動させるこ
とにより、選択的に上部冷風若しくは下部冷風として流
すかあるいは上部冷風と下部冷風に所定の比率で分け、
下部冷風をヒータコアを通して加熱して温風とし、上部
冷風を前記ヒータコアをバイパスして流すバイパス通路
に導き、当該バイパス通路に隣接して、デフ吹出口とベ
ント吹出口からなる上部吹出口が開設された上部チャン
バを設け、ケースの下部にフット吹出口である下部吹出
口を設け、前記バイパス通路からの冷風と下部通路から
の温風とをミックスゾーンでミックスし前記各種吹出口
より車室内に配風するようにした自動車用空気調和装置
において、前記バイパス通路から前記上部チャンバに向
かう第1の流路に、当該第1の流路を開閉する冷風制御
ドアを設けたことを特徴とする。
は、冷風制御ドアは第1の流路を閉鎖する。これによ
り、バイパス通路を通った冷風は、ヒータコアにより加
熱され下部通路を流れる温風とミックスゾーンにおいて
衝突するが、衝突して冷風が反射されたとしても、その
ままベント吹出口若しくはデフ吹出口に流出することの
ないように冷風制御ドアにより遮られることになるた
め、結果的に、ミックスゾーンにおいてこれら冷風と温
風とが十分に混合され、両者のエアミックス性が向上す
る。一方、ベントモードの場合には、冷風制御ドアは第
1の流路を開放する。これにより、バイパス通路を通っ
た冷風は、第1の流路を通って上部チャンバから略真直
ぐにベント吹出口に向かい、車室内に向かって配風され
る。
記載の自動車用空気調和装置において、前記冷風制御ド
アは、前記第1の流路かあるいは前記バイパス通路から
前記ミックスゾーンに向かう第2の流路を選択的に開閉
することを特徴とする。
には、全量バイパス通路を通過する冷風は、ミックスゾ
ーンに流れ込むことなく冷風制御ドアに沿って流れて上
部チャンバに導かれる。
記載の自動車用空気調和装置において、前記冷風制御ド
アは、前記デフ吹出口あるいは前記第1の流路を選択的
に開閉することを特徴とする。
フ吹出口を開閉するドアの機能をも兼ねることとなり、
別途新たにドアを追加することなく、複合モード時の上
下吹出し風の温度差を適性に制御することが可能とな
る。
を参照しつつ説明する。
形態1に係る自動車用空気調和装置を示す断面図、図2
〜図6は、実施の形態1の各モード時におけるドア位置
および空気の流れを説明するための図である。なお、図
13〜図15に示す部材と共通するものには同一符号を
付している。
自動車用空気調和装置は、クーラユニット1とヒータユ
ニット2とを一体化し、車両の前後方向の寸法を短くし
たケースCを有し、このケースCの上流側風路内にはエ
バポレータ3が設けられ、下流側風路内にはヒータコア
4が設けられる。車幅方向(図1の紙面に垂直な方向)
から導入口Oを通って導入された空気は、ケースC内で
車両の前後方向に曲げられ、エバポレータ3を通って冷
却されるようになっている。また、空気の取り込みを行
うインテークユニットは、ケースCの側面に配置され、
車両前後方向の装置の長さが短くされている。
は、エバポレータ3とヒータコア4との間に設けられた
ミックスドア5が図示しないスライド駆動機構により図
中矢印方向に動作することにより、ヒータコア4側と、
当該ヒータコア4をバイパスするバイパス通路B側に選
択的に流されたり、あるいはヒータコア4側とバイパス
通路B側という各風路に所定の比率で流される。
には、エバポレータ3とヒータコア4が近接して設けら
れる。ミックスドア5は、エバポレータ3とヒータコア
4間で上流側風路からの空気流を遮断する方向に伸延さ
れかつ所定の曲率半径で下流側に膨出するような円弧状
を呈している。このミックスドア5は、図1に示すよう
に、上下方向が上流側風路と下流側風路との開口部11
のほぼ半分程度であり、幅方向がケースCの一側から他
側まで設けられたものである。
駆動機構は、例えば、ミックスドア5の両側端近傍に形
成された歯部に噛合する一対の歯車をモータ等で駆動す
る構成とされる。なお、このスライド駆動機構は、場合
によってはコントローラとワイヤーケーブルを介して連
結された手動操作機構としても良い。
その上方に、ベント吹出口Fvとデフ吹出口Fdとが開
設された上部チャンバ10が形成されている。
部チャンバ10に向かう第1の流路12に、当該第1の
流路12を開閉する冷風制御ドア13が設けられる。ま
た、この冷風制御ドア13は、第1の流路12かあるい
はバイパス通路Bからミックスゾーン7に向かう第2の
流路14を選択的に開閉する構成とされている。
ことにより、バイパス通路Bを流れる上部冷風をスムー
ズにミックスゾーン5に向かうように導くことが可能で
ある。一方、冷風制御ドア13を開放することにより、
バイパス通路Bを流れる上部冷風を直接上部チャンバ1
0に導くことができる。
ントローラからの信号によりアクチュエータ等の駆動部
を動作し、回転軸13aを回動して開閉するようになっ
ているが、この開閉動作は、各種モードドアD(ベント
ドアDv,デフドアDd、フットドアDfの総称)と連
動するように構成しても良く、独立して作動するように
しても良い。
されており、この立壁8とケースCの側壁Caとの間に
フット吹出口Ffが形成されている。したがって、ヒー
タコア4により加熱され下部通路6を流れる温風は、一
旦冷風側に上昇し、バイパス通路Bを通った冷風とミッ
クスゾーン7において衝突して混合されるようになって
いる。
ードである。このベントモードにおいては、図2に示す
ように、ベントドアDvは「開」、フットドアDfは
「閉」、デフドアDdは「閉」にセットされる。冷風制
御ドア13は、図外のコントローラからの信号により第
1の流路12を開放すると共に第2の流路を閉鎖した状
態にセットされる。
熱せず車室内に吹き出すフルクールモードの場合には、
ミックスドア5は、図2に示すように下端位置にセット
される。なお、中間の温度状態とする場合には、ミック
スドア5は上下方向中間位置にセットされる。
された空気流は、全量バイパス通路Bを通って流れた後
に、上部チャンバ10から略真直ぐにベント吹出口Fv
に向かい、ベントダクト(図示せず)を通って車室内に
向かって配風される。したがって、このベントモード時
の通気抵抗は低減し、多量の冷風が車室内に導かれ冷房
性能が向上する。さらに、全量バイパス通路Bを通過す
る冷風は、ミックスゾーン7に流れ込むことなく冷風制
御ドア13に沿って流れて上部チャンバ10に導かれる
ので、より一層の冷房性能の向上が図れる。
は、ミックスドア5の円弧状の表面に沿ってスムーズに
ベント吹出口Fvの方向に向くように流れ方向が変えら
れることになるので、これによっても通気抵抗が上昇せ
ず、空気の流通量も低減せず、快適な冷風感がえられ
る。
をベント吹出口Fvよりベントダクトを通って車室内の
乗員の上半身に向かって配風し、温風をフット吹出口F
fよりフットダクトを通って車室内の乗員の足元に向か
って配風するモードである。
は、上下方向中間位置にセットされ、ベントドアDv及
びフットドアDfは「開」にセットし、デフドアDdは
「閉」とする。冷風制御ドア13は、通常、第1の流路
12を閉じるようにセットされる。但し、場合によって
は若干開いた状態としても良い。
は、一部がミックスドア5の上部を通って流れ、バイパ
ス通路Bよりミックスゾーン7に至り、残りの空気流
は、ミックスドア5の下部を通ってヒータコア4により
加熱され、下部通路6を通ってミックスゾーン7に至
る。
ヒータコア4により加熱され下部通路6を流れ立壁8に
沿って上昇する温風とミックスゾーン7において衝突す
るが、衝突して冷風が反射されたとしても、そのままベ
ント吹出口Fv若しくはデフ吹出口Fdに流出すること
のないように冷風制御ドア13により遮られることにな
るため、結果的に、ミックスゾーン7においてこれら冷
風と温風とが十分に混合され、両者のエアミックス性が
向上する。したがって、上下の差温は小さくなって所望
の温度特性となり、違和感のない快適なバイレベル状態
となる。なお、図3中において、破線の矢印は冷風の流
れ、実線の矢印は温風の流れ、一点鎖線の矢印は温調さ
れた空気の流れを示している(他の図において同じ)。
風制御ドア13を若干開放した場合には、バイパス通路
Bからの冷風の一部が、直接ベント吹出口Fvに導入さ
れると共に、バイパス通路Bよりミックスゾーン7に至
る冷風の量が低減するので、上下差温を僅かに大きくし
た状態が得られる。つまり、冷風制御ドア13の制御に
よって種々のバイレベル状態を設定でき、バイレベルの
細かな制御が可能となる。
を暖房するモードである。このモードにおいては、図4
に示すように、ベントドアDvは「閉」、フットドアD
fは「開」、デフドアDdは「閉」にセットされる。
3からの冷風を全量ヒータコア4により加熱して車室内
に吹き出すフルホットモードの場合には、ミックスドア
5は上端位置にセットされる。なお、中間の温度状態と
する場合には、ミックスドア5は上下方向中間位置にセ
ットされる。
トローラからの信号により第1の流路12を閉鎖状態と
する。
タ3により冷却された空気流は、ヒータコア4により全
量加熱されて温風となり、この温風は、下部通路6を通
ってフット吹出口Ffに流入し、フットダクト(図示せ
ず)より乗員の足元に向かって配風される。
モードにおいても、冷却された空気は、ミックスドア5
の円弧状の表面に沿ってスムーズにヒータコア4の方向
に向くように流れ方向が変えられる。
ドは、図5に示すように、デフドアDdおよびフットド
アDfを「開」とし、ベントドアDvを「閉」とした状
態である。このモードにおいては、ミックスドア5は、
上下方向中間位置にセットされる。
の場合と同様に、ミックスゾーン7において冷風と温風
とが十分に混合されて所定温度となった空気流が、デフ
吹出口Fdおよび吹出口Ffに導かれることになり、こ
れにより足元暖房しつつ窓の曇りを防止するモードが実
現できる。
りつつ、複合モード時の上下吹出し風の温度差を適性に
制御でき、快適性の向上を図ることが可能となる。
は、フロントガラス等の曇りの防止と晴らしを行うモー
ドである。
に、ベントドアDvは「閉」、デフドアDdは「開」に
セットし、フットドアDfは「閉」とする。冷風制御ド
ア13は、図外のコントローラからの信号により第1の
流路12を閉鎖状態とする。
り高温風を吹き出す場合には、図示のように、ミックス
ドア5を上端まで移動する。なお、中温風を吹き出す場
合には、ミックスドア5を中間位置にセットする。
により加熱された温風は、下部通路6を流れ立壁8に沿
って上昇し、デフ吹出口Fdに導かれ、デフダクトを介
してフロントガラス等に向かって配風される。
形態2に係る自動車用空気調和装置を示す断面図であ
る。なお、図1に示す実施の形態1の部材と共通するも
のには同一符号を付し、その説明を省略する。
装置は、デフドアDdがデフ吹出口Fdあるいは第1の
流路12を選択的に開閉するように構成されている点
で、上記実施の形態1と相違している。換言すれば、上
記実施の形態1における冷風制御ドア13が、デフ吹出
口Fdを開閉するデフドアDdの機能をも兼備する構成
とされている。
なく、複合モード時の上下吹出し風の温度差を適性に制
御でき、ユニットのコンパクト化および低コスト化を一
層図ることができる。
時、バイレベルモード時、フットモード時、デフ−フッ
トモード時、およびデフロストモード時におけるドア位
置および空気の流れを説明するための図である。各モー
ド時における作用は、上記実施の形態1と大体同じであ
るため、その説明についての詳細は省略する。
に、デフドアDdがデフ吹出口Fdを閉鎖すると同時
に、第1の流路12を開放する。これにより、エバポレ
ータ3により冷却された空気流は、ベントドアDvの表
裏の両面に沿ってスムーズにベント吹出口Fvから吹き
出される。
ように、デフドアDdが第1の流路12を閉鎖し、そし
て、いわゆるバタフライ式のベントドアDvが当該ドア
中央付近に設けられる軸のまわりに回動されてベント吹
出口Fvを開くと同時に、デフ吹出口Fdへの流路を遮
断して空気をベント吹出口Fvへと導く。これにより、
ミックスゾーン7における冷風と温風との十分なエアミ
ックス性を確保しつつ、所望の吹出口からの配風を行う
ことができる。
トモードにおいては、図11および図12に示すよう
に、デフドアDdとベントドアDvとで挟まれて形成さ
れる通路により案内されて空気が流れる。
の開閉のみならず、空気の流れのガイド機能をも果たす
ので、ユニットのコンパクト化および部品の省略化を一
層実現することが可能となっている。
定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにお
いて種々変形することができる。
発明では、複合モードの場合には、バイパス通路を通っ
た冷風がミックスゾーンにおいて温風と衝突し反射され
ても、冷風制御ドアにより遮られるので、そのままベン
ト吹出口やデフ吹出口に流出することがなく、冷風と温
風とが十分に混合されて両者のエアミックス性を向上さ
せることができる。したがって、ユニットのコンパクト
化を図りつつ、上下の差温を小さくして所望の温度特性
とでき、複合モード時の快適性が向上する。
の場合には、全量バイパス通路を通過する冷風は、ミッ
クスゾーンに流れ込むことなく冷風制御ドアに沿って流
れて上部チャンバに導かれるので、より一層の冷房性能
の向上が図られる。
が、デフ吹出口を開閉するドアの機能をも兼ねることと
なり、別途新たにドアを追加することなく、複合モード
時の上下吹出し風の温度差を適性に制御でき、ユニット
のコンパクト化および低コスト化を一層図ることができ
る。
和装置を示す概略断面図である。
である。
の図である。
である。
めの図である。
ある。
和装置を示す概略断面図である。
である。
の図である。
図である。
ための図である。
である。
面図である。
めの図である。
ための図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース(C)内を流れる冷却された空気
を、板状のミックスドア(5)をスライド移動させること
により、選択的に上部冷風若しくは下部冷風として流す
かあるいは上部冷風と下部冷風に所定の比率で分け、下
部冷風をヒータコア(4)を通して加熱して温風とし、上
部冷風を前記ヒータコア(4)をバイパスして流すバイパ
ス通路(B)に導き、当該バイパス通路(B)に隣接して、
デフ吹出口(Fd)とベント吹出口(Fv)からなる上部吹出口
が開設された上部チャンバ(10)を設け、ケース(C)の下
部にフット吹出口(Ff)である下部吹出口を設け、前記バ
イパス通路(B)からの冷風と下部通路(6)からの温風と
をミックスゾーン(7)でミックスし前記各種吹出口(F)
より車室内に配風するようにした自動車用空気調和装置
において、 前記バイパス通路(B)から前記上部チャンバ(10)に向か
う第1の流路(12)に、当該第1の流路(12)を開閉する冷
風制御ドア(13)を設けたことを特徴とする自動車用空気
調和装置。 - 【請求項2】 前記冷風制御ドア(13)は、前記第1の流
路(12)かあるいは前記バイパス通路(B)から前記ミック
スゾーン(7)に向かう第2の流路(14)を選択的に開閉す
ることを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気調和
装置。 - 【請求項3】 前記冷風制御ドア(13)は、前記デフ吹出
口(Fd)あるいは前記第1の流路(12)を選択的に開閉する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気調和装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15677697A JP3835638B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15677697A JP3835638B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH111114A true JPH111114A (ja) | 1999-01-06 |
JP3835638B2 JP3835638B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=15635074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15677697A Expired - Fee Related JP3835638B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3835638B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146054A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
US6991027B2 (en) * | 2001-03-16 | 2006-01-31 | Calsonic Kansei Corporation | Automotive air conditioner |
US7799351B2 (en) | 1997-09-19 | 2010-09-21 | Ineos Healthcare Limited | Metal compounds, mixed or sulphated, as phosphate binders |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15677697A patent/JP3835638B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003146054A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3835638B2 (ja) | 2006-10-18 |
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