JPH1090521A - 偏光軸回転積層位相差板およびこれを用いた投射型液晶表示装置 - Google Patents

偏光軸回転積層位相差板およびこれを用いた投射型液晶表示装置

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JPH1090521A
JPH1090521A JP9198222A JP19822297A JPH1090521A JP H1090521 A JPH1090521 A JP H1090521A JP 9198222 A JP9198222 A JP 9198222A JP 19822297 A JP19822297 A JP 19822297A JP H1090521 A JPH1090521 A JP H1090521A
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retardation
polarization axis
phase difference
laminated
axis
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JP9198222A
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Koji Azuma
浩二 東
Akiko Shimizu
朗子 清水
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光領域の広い波長範囲で高い偏光軸回転
効率を有する偏光軸回転積層位相差板を提供する。 【解決手段】 レターデーション値が160〜300n
mである位相差板の少なくとも2枚が、その遅相軸が互
いに平行でも直交でもない角度になるように積層されて
なる偏光軸回転積層位相差板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線偏光の偏光軸
の回転特性が向上した偏光軸回転積層位相差板、および
これを配設した投射型液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】投射型の液晶表示装置においては、光の
利用効率をいかに向上させるかが大きな課題であり、こ
の解決方法として特開平8−114765号公報に記載
されているように、光源と液晶パネルの間にプリズムと
1/2波長板からなる偏光分離・変換素子を設ける方法
や、特開平8−114779号公報に記載されているよ
うに、光の利用効率が高くかつ色再現性を良好とするた
めにライトバルブを透過する光路中に偏光軸を所定の角
度回転させるための1/2波長板を配置する方法などが
知られている。また、像を投影するスクリーンに偏光ス
クリーンを用いる場合に投射光を最も効率的に用いるこ
とができるように投射光の偏光軸を偏光スクリーンの透
過軸に一致するように1/2波長板を用いて回転させる
方法も知られている。この様に直線偏光の偏光軸を回転
させる1/2波長板を用いる方法は投射型液晶表示装置
の光の利用効率の向上において非常に有効である。
【0003】しかしながら従来の1/2波長板では、特
定の波長に対しては高い効率で偏光軸を所定の角度回転
させることができるものの、この波長から短波長側およ
び長波長側にずれた波長領域では十分な回転効率を得る
ことができない。
【0004】偏光軸の回転の概要を図6に示す。本発明
における偏光軸の回転効率は、図6に示すように、投光
側の偏光プリズムにより直線偏光とした光を偏光軸回転
位相差板に入射させ、偏光軸回転位相差板から出射した
偏光軸が所定の角度回転した偏光光に対して偏光プリズ
ムの吸収軸が平行となるよに受光側の偏光プリズムを配
置して透過率を測定し、1から透過率を引くことで求め
ることができる。偏光軸回転位相差板に入射した直線偏
光が所定の角度回転した場合は透過率が0%となるた
め、偏光軸回転効率は100%となるが、偏光軸の回転
が不十分な場合は透過率が増加するため偏光軸回転効率
は100%から低下してくる。
【0005】図4に従来の1/2波長板を偏光軸を90
度回転させる偏光軸回転位相差板(以下、90度偏光軸
回転位相差板と称することがある。同様に45度回転さ
せる場合には45度偏光軸回転位相差板と称することが
ある。)として用いた場合の90度偏光軸回転効率を示
す。なお、図4は平行ニコルの状態に配置した偏光プリ
ズムの間に直線偏光に対して1/2波長板の遅相軸が4
5度となるように配置して透過率を測定して求めたもの
である。この位相差板のレターデーション値は波長54
6nmの光に対して270nmであり、約540nmの
波長に対しては偏光軸回転効率がほぼ100%であり、
入射した直線偏光がほぼ所定の90度回転していること
が分かる。しかし、波長が540nmから離れた短波長
域および長波長域においては偏光軸回転効率が大きく低
下したものとなっている。
【0006】図5に上記の1/2波長板を45度偏光軸
回転位相差板として用いた場合の45度偏光軸回転効率
を示す。なお、図5は偏光軸が45度となるように配置
した偏光プリズムの間にプリズムの偏光軸に対して1/
2波長板の遅相軸が22.5度となるように配置して透
過率を測定して求めたものである。約540nmの波長
に対しては偏光軸回転効率がほぼ100%であり、入射
した直線偏光がほぼ所定の45度回転していることが分
かる。しかし、波長が540nmから離れた短波長域お
よび長波長域においては偏光軸回転効率が大きく低下し
たものとなっている。
【0007】位相差板は光が通過する際に常光と異常光
との間に位相差を生じさせる機能を有し、常光と異常光
の位相差が0.5周期である時に100%の偏光軸の回
転効率を示すようになるが、従来の1/2波長板では特
定の波長の光に対してしか0.5周期の位相差を与えな
いため、上記のように特定の波長以外の波長域で低い偏
光軸回転効率しか有さない。例えば上記の波長546n
mの光に対して270nmのレターデーション値を有す
る1/2波長板は、約540nmの波長の光に対しては
常光と異常光に0.5周期の位相差を与えるが、450
nmの光に対してはレターデーション値の波長依存性に
よりレターデーション値が290nmとなっているため
に、常光と異常光の位相差は約0.644周期となり、
また650nmの波長の光に対しては同様にレターデー
ション値が260nmとなっているために、常光と異常
光の位相差は約0.4周期となり、0.5周期から大き
くズレてしまう。この様に従来の1/2波長板は、特定
の波長以外の波長で偏光軸回転効率が低く、特に光源か
らの光の利用効率を向上するために白色光の直線偏光の
偏光軸を回転させる偏光分離・変換素子や、偏光スクリ
ーンを用いるために赤、緑、青の3色を含む光を同時に
回転させる場合など、広い波長範囲で高い効率で偏光軸
を回転させることが必要な用途においては特性が不十分
である。
【0008】この不十分な偏光軸回転効率を改良するに
は必要とする波長域、例えば400〜800nmの範囲
の各波長における常光と異常光の位相差が0.5周期と
なるような広帯域の1/2波長板を作製すればよいこと
が知られている。これを実現する方法として、レターデ
ーション値の波長依存性が大きい位相差板と、レターデ
ーション値の波長依存性が大きな位相差板よりも大きな
レターデーション値を有し、かつレターデーション値の
波長依存性が小さな位相差板を遅相軸が直交するように
積層する方法が知られている。レターデーション値の波
長依存性が大きな位相差板としてはポリカーボネートや
ポリサルフォンからなる位相差板などを、レターデーシ
ョン値の波長依存性が小さな位相差板としてはジアセチ
ルセルロースやポリビニルアルコールやポリプロピレン
からなる位相差板などを用いることができる。
【0009】ポリカーボネートやポリサルフォンなどか
らなる位相差板は近年非常に均一性に優れたものが入手
可能であるが、ジアセチルセルロースやポリビニルアル
コールからなる位相差板は広帯域の1/2波長板を作製
するために必要な大きなレターデーション値を得るのが
困難である。また、ジアセチルセルロースの均一なフィ
ルムは入手が困難であり、ポリビニルアルコールからな
る位相差板は耐久性、特に耐湿熱性が十分でないなどの
問題を有する。さらにポリプロピレンは、大きなレター
デーション値が得られるものの、耐溶剤性に優れるがた
めに均一性に優れた大きな面積のフィルムが得られる溶
剤キャスト法による製膜が困難であるため、大きな面積
で均一な位相差板を得難いという問題を有する。そのた
め、大きな面積で、かつ幅広い波長領域で高い偏光軸回
転効率を有する位相差板は得られていない。
【0010】また、広帯域の偏光軸変換素子として、2
枚の1/2波長板を用いることで偏光軸回転効率が90
%以上(消光比20dB以上)となる波長域が赤外領域
(1100〜1500nm)である比較的小型のものが
知られている(特開昭59−60408号公報)。しか
しながら、かかる偏光軸変換素子は必ずしも、投射型液
晶表示装置が必要とするような、可視光領域の広い波長
領域で、大きな偏光軸の回転角度を、高い回転効率で得
られるものであるとは言えなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
かかる状況に鑑み、可視光領域の広い波長範囲で高い偏
光軸回転効率を有する偏光軸回転積層位相差板を開発す
るべく鋭意検討した結果、レターデーション値が160
〜300nmである位相差板を少なくとも2枚、遅相軸
が平行でも直交でもない角度になるように積層すること
によって、高い偏光軸回転効率を有し、偏光軸を30度
以上回転させ得る偏光軸回転積層位相差板が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、レタ
ーデーション値が160〜300nmである位相差板の
少なくとも2枚が、その遅相軸が互いに平行でも直交で
もない角度になるように積層されてなる偏光軸回転積層
位相差板およびこの偏光軸回転積層位相差板が少なくと
も1枚配設されてなる投射型液晶表示装置を提供するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の偏光軸回転積層位相差板に用いる位相差板のレ
ターデーション値の波長依存性〔波長分散性(α)〕は
特に限定されないが、1.08以下であることが、位相
差板のレターデーション値による偏光軸回転効率のばら
つきが小さくなる傾向にあるため、好ましい。ここで、
波長分散性(α)は、計算式(1) α=R(486)/R(589) (1) 〔式中、R(589)は波長589nmにおけるレターデー
ション値を示し、R(486)は波長486nmにおけるレ
ターデーション値を示す。〕により表される値であっ
て、例えばポリカーボネートからなる位相差板では1.
06、ポリエーテルサルフォンからなる位相差板では
1.11である。
【0014】位相差板の材質は特に限定されないが、大
きな面積の位相差板を容易に得ることができる点で、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリサ
ルホン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂
などの熱可塑性樹脂が好ましい。中でもレターデーショ
ン値の発現性や耐久性に優れるポリカーボネート系樹脂
からなる位相差板が好ましく用いられる。
【0015】かかる熱可塑性樹脂からなる位相差板は通
常の方法、例えば未延伸の熱可塑性樹脂フィルム(原反
フィルム)を延伸する方法によって製造することができ
る。原反フィルムの製造方法としては通常、厚みなどの
均一性に優れる溶剤キャスト法が用いられる。延伸方法
としては、例えばロール間縦一軸延伸法、テンター横一
軸延伸法、ロール間圧延法などの一軸延伸法が用いられ
るが、高い均一延伸ができるテンター延伸法、ロール間
縦一軸延伸法が好ましく用いられる。これらの延伸方法
により得られた位相差板は一軸配向性を有しているが、
延伸条件によっては二軸配向性を示すこともある。しか
しながら、本発明においては完全一軸配向性だけでなく
面内に二軸配向性を有していても液晶表示装置を概ね垂
直方向に透過する光に対する偏光軸回転性能においては
影響がほとんどないため、面内に二軸配向性を有する一
軸延伸位相差板であってもよい。
【0016】透過光が液晶表示装置に対して必ずしも垂
直方向に透過せず、斜め方向から透過する成分がある場
合であっても偏光軸回転性能を高く保つために、例えば
高分子が位相差板の厚み方向にも配向した二軸配向性を
示し、レターデーション値の角度変化が小さい位相差板
を用いてもよい。ここで、レターデーション値の角度変
化は、例えば測定波長546nmにおける、位相差板を
垂直方向から測定したレターデーション値(R0)と、
位相差板の遅相軸を傾斜軸として40度傾けて測定した
レターデーション値(R40)とから式(2) β=R40/R0 (2) で計算されるβで表される。斜め方向から透過する成分
がある場合でも高い偏光軸回転性能を得るには、βが1
に近いほどよいが、通常は0.75〜1.25、好まし
くは0.95〜1.05程度であれば実用上は十分であ
る。
【0017】本発明の偏光軸回転積層位相差板は、かか
る位相差板の少なくとも2枚がその遅相軸が平行でも直
交でもない角度となるように積層されてなるものであっ
て、該位相差板として、特定の波長以外の波長で常光と
異常光の位相差が0.5周期から大きくズレた位相差板
を用いた場合においても、高い偏光軸回転効率を有し、
偏光軸を30度以上回転させ得る偏光軸回転積層位相差
板とすることができる。
【0018】位相差板を積層する時の隣合う位相差板の
遅相軸がなす角度は、目的とする偏光軸回転角度を積層
する位相差板の枚数で割った角度から±3度の範囲とす
ることが好ましく、さらに好ましくは目的とする偏光軸
回転角度を積層する位相差板の枚数で割った角度である
が、高い偏光軸回転効率を得ることができる角度であれ
ば特に制限されない。
【0019】例えば、偏光軸を45度回転させるために
2枚の位相差板を積層する場合、2枚の位相差板の遅相
軸がなす角度を、45度を2で割った22.5度とする
ことによって高い偏光軸回転効率が得られる。
【0020】また、偏光軸を45度回転させるために3
枚の位相差板を積層する場合、3枚の位相差板の遅相軸
について上側の位相差板の遅相軸と中央の位相差板の遅
相軸のなす角度を、45度を3で割った15度とし、中
央の位相差板と下側の位相差板の遅相軸のなす角度も1
5度とし、かつ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差
板の遅相軸のなす角度を30度になるように(上側の位
相差板の遅相軸を中央の位相差板の遅相軸に対して+1
5度とした場合には、下側の位相差板の遅相軸を中央の
位相差板の遅相軸に対して−15度とし、上側の位相差
板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸のなす角度を30
度になるように)積層することによって高い偏光軸回転
効率が得られる。
【0021】さらに、偏光軸を90度回転させるために
3枚の位相差板を積層する場合、3枚の位相差板の遅相
軸について上側の位相差板の遅相軸と中央の位相差板の
遅相軸のなす角度を、90度を3で割った30度とし、
中央の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸のな
す角度も30度とし、かつ上側の位相差板の遅相軸と下
側の位相差板の遅相軸のなす角度を60度になるように
(上側の位相差板の遅相軸を中央の位相差板の遅相軸に
対して+30度とした場合には、下側の位相差板の遅相
軸を中央の位相差板の遅相軸に対して−30度とし、上
側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸のなす
角度を60度になるように)積層することによって高い
偏光軸回転効率が得られる。
【0022】このように位相差板を積層する時の遅相軸
がなす角度は、目的とする偏光軸回転角度を積層する位
相差板の枚数で割った角度に正確に一致していることが
望ましいが、上記の3つの例の場合それぞれ22.5度
±3度程度(約20〜25度)、15度±3度程度(約
13〜17度)、30度±3度程度(約27〜33度)
の範囲にあれば高い偏光軸回転効率を得ることができ
る。
【0023】本発明の偏光軸回転積層位相差板は、42
0〜750nmの波長範囲で偏光軸回転効率が90%以
上あるものであるが、好ましくは420〜750nmの
波長範囲で透過率が95%以上あるものであり、より好
ましくは400〜800nmの波長範囲で95%以上あ
るものである。この様な高い偏光軸回転効率を有し、偏
光軸を30度以上回転させ得るものにするには、積層す
る位相差板のレターデーション値が160〜300nm
の範囲にあることが必要である。
【0024】具体的に例示すれば、偏光軸を45度回転
させるために2枚の位相差板を積層する場合、2枚の位
相差板のそれぞれレターデーション値を220〜280
nm範囲とすることによって420〜750nmの波長
範囲で偏光軸回転効率を90%以上とすることができる
が、好ましくは250〜260nmの範囲とすることに
よって420〜750nmの波長範囲で偏光軸回転効率
を95%以上とすることができる。
【0025】また、偏光軸を45度回転させるために3
枚の位相差板を積層する場合、3枚の位相差板のそれぞ
れのレターデーション値を160〜300nmの範囲と
することによって420〜750nmの波長範囲で偏光
軸回転効率を90%以上とすることができるが、好まし
くは190〜290nmの範囲とすることによって42
0〜750nmの波長範囲で偏光軸回転効率を95%以
上とすることができ、より好ましくは200〜270n
mの範囲とすることによって400〜800nmの波長
範囲で偏光軸回転効率を95%以上とすることができ
る。
【0026】さらに、偏光軸を90度回転させるために
3枚の位相差板を積層する場合、3枚の位相差板のそれ
ぞれのレターデーション値を180〜290nmの範囲
とすることによって420〜750nmの波長範囲で偏
光軸回転効率を90%以上とすることができるが、好ま
しくは200〜280nmの範囲とすることによって4
20〜750nmの波長範囲で偏光軸回転効率を95%
以上とすることができ、より好ましくは210〜270
nmの範囲とすることによって400〜800nmの波
長範囲で偏光軸回転効率を95%以上とすることができ
る。
【0027】偏光軸を45度回転させるために2枚以上
の位相差板を積層した45度偏光軸回転積層位相差板
は、4枚以上の位相差板を積層しても2枚または3枚積
層したものと比較して偏光軸回転効率の向上はわずかと
なるため2枚または3枚積層が好ましい。偏光軸回転効
率を重視する場合は3枚積層位相差板の方が優れるため
好ましいが、2枚の積層でも実用上十分な偏光軸回転効
率が得られるとともにコスト的に有利であることから安
価なものが必要な場合には2枚積層位相差板であっても
よい。
【0028】また、偏光軸を90度回転させるために2
枚以上の位相差板を積層した90度偏光軸回転積層位相
差板は、2枚の積層でも420〜750nmの波長範囲
で偏光軸回転効率を90%以上とすることができるが、
レターデーション値や積層する遅相軸角度の誤差の許容
範囲が狭いため3枚以上の積層とすることが好ましい。
4枚の積層では400〜800nmの広い波長範囲で平
均的に高い偏光軸回転効率を得ることができるが、42
0〜750nmの波長範囲で必ずしも3枚の積層よりも
高い偏光軸回転効率が得られないとともにコスト的に不
利となることから、90度偏光軸回転積層位相差板とし
ては3枚積層位相差板が最も好ましい。
【0029】偏光軸を45度回転または90度回転以外
の30度以上の偏光軸回転についても少なくとも2枚の
位相差板を遅相軸が平行でも直交でもない角度となるよ
うに積層することによって、高い偏光軸回転効率を得る
ことがでる。この場合の積層枚数やそれぞれの位相差板
のレターデーション値の範囲は目的とする偏光軸の回転
角度により160〜300nmの範囲から適宜設定され
る。
【0030】少なくとも2枚の位相差板のレターデーシ
ョン値は互いに同一であってもよいし、上記の範囲にあ
れば互いに異なっていてもよいが、生産性の点などから
同一の値とすることが好ましい。また、位相差板の積層
方法については特に制限されるものはなく、アクリル系
の粘着剤を用いて貼合する方法を一般的に利用できる。
また、各位相差板の間には、レターデーションを持たな
い他の層が積層されてもよい。
【0031】このようにして得られた偏光軸回転積層位
相差板は、例えば粘着剤を介して偏光分離・変換素子に
貼合されたり、粘着剤を介して投射型液晶表示装置の光
学系に組み込まれたりして用いられる。投射型液晶表示
装置の光学系に組み込む場合には、投射型液晶表示装置
に用いられる偏光板と組み合わせた形態でガラス板に貼
合してもよい。また、偏光板分離・変換素子やガラス板
に貼合した場合に表面が空気層に面している場合には、
その表面での反射による光の損失を防止するために無機
誘電体の多層膜からなる反射防止層などを形成されても
よい。
【0032】
【発明の効果】本発明の偏光軸回転積層位相差板は、広
い波長範囲で高い偏光軸回転効率を有し、偏光光の偏光
軸を30度以上回転することができるため、これを用い
ることによって、光の利用効率に優れた投射型液晶表示
装置を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、評
価は以下の方法により実施した。 (1)一軸配向性の位相差板のレターデーション値 測定器:偏光顕微鏡〔(株)ニコン製、オプチフォト−
ポル〕 波長546nmの単色光で常法により測定した。 (2)レターデーション値の波長分散性(α) 測定器:TFM−120AFT〔(株)オーク製作所
製〕 複数の1/4波長板を用いてλ=400nm〜700n
mの波長範囲のレターデーション値R(λ)を測定し、
式(3) R(λ)=A+B/(λ2−λ0 2) (3) (式中、A、B、λ0はそれぞれフィッティングにより
求められる定数を示す。)で波長分散性のフィッティン
グを行ったのち、この式(2)からR(486)とR(589)を
求め、式(1)により波長分散性αを計算する。 (3)光軸回転効率 測定器:分光光度計〔(株)大塚電子製、MCPD−1
000〕 投光側の偏光プリズムと受光側の偏光プリズムの偏光軸
を偏光軸回転位相差板により所定の角度回転された偏光
光が吸収されるように配置する。偏光プリズムの間に偏
光軸回転位相差板を透過率が最小となにようにセットし
て透過率を測定し、1から透過率を差引き、偏光軸回転
効率を求める。
【0034】実施例1 位相差板〔スミカライトSEF−460266B7、住
友化学工業(株)製、α=1.06、β=1.10、レ
ターデーション266nm、一軸配向性、ポリカーボネ
ート製〕3枚を、上側の位相差板の遅相軸と中央の位相
差板の遅相軸のなす角度を30度、中央の位相差板の遅
相軸と下側の位相差板の遅相軸のなす角度を30度、か
つ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸の
なす角度が60度になるように積層して90度偏光軸回
転積層位相差板を得た。この偏光軸回転積層位相差板の
垂直方向からの入射光に対する偏光軸回転効率を図1に
示す。この偏光軸回転積層位相差板は400〜800n
mの波長範囲で95%以上の偏光軸回転効率を示した。
【0035】実施例2 位相差板〔スミカライトSEF−460266B7〕に
代えて、位相差板〔α=1.06、β=1.10、レタ
ーデーション280nm、一軸配向性〕を用いる以外は
実施例1と同様にして90度偏光軸回転積層位相差板を
得る。この偏光軸回転積層位相差板は、垂直方向からの
入射光に対して420〜800nmの波長範囲で95%
以上の偏光軸回転効率を示す。
【0036】実施例3 位相差板〔スミカライトSEF−460266B7〕に
代えて、位相差板〔α=1.06、β=1.21、レタ
ーデーション値195nm、一軸配向性〕を用いる以外
は実施例1と同様にして90度偏光軸回転積層位相差板
を得る。この偏光軸回転積層位相差板は、垂直方向から
の入射光に対して400〜750nmの波長範囲で95
%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0037】実施例4 位相差板〔スミカライトSEF−460270B7、住
友化学工業(株)製、α=1.06、β=1.11、レ
ターデーション値270nm、一軸配向性、ポリカーボ
ネート製〕2枚を、遅相軸のなす角度が22.5度とな
るように積層して45度偏光軸回転積層位相差板を得
た。この偏光軸回転積層位相差板の垂直方向からの入射
光に対する偏光軸回転効率を図2に示す。この偏光軸回
転積層位相差板は410〜800nmの波長範囲で90
%以上の偏光軸回転効率を示した。
【0038】実施例5 位相差板〔スミカライトSEF−460270B7〕に
代えて、の位相差板〔α=1.06、β=1.21、レ
ターデーション値240nm、一軸配向性〕を用いる以
外は実施例4と同様にして45度偏光軸回転積層位相差
板を得る。この偏光軸回転積層位相差板は、垂直方向か
らの入射光に対して400〜800nmの波長範囲で9
0%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0039】実施例6 位相差板〔スミカライトSEF−460270B7〕に
代えて、の位相差板〔α=1.06、β=1.11、レ
ターデーション値260nm、一軸配向性〕を用いる以
外は実施例4と同様にして45度偏光軸回転積層位相差
板を得る。この偏光軸回転積層位相差板は、垂直方向か
らの入射光に対して420〜750nmの波長範囲で9
5%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0040】実施例7 位相差板〔スミカライトSEF−460275B7、住
友化学工業(株)製、α=1.06、β=1.10、レ
ターデーション値275nm、一軸配向性、ポリカーボ
ネート製〕3枚を、上側の位相差板の遅相軸と中央の位
相差板の遅相軸のなす角度を15度、中央の位相差板の
遅相軸と下側の位相差板の遅相軸のなす角度を15度、
かつ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸
のなす角度が30度になるように積層して45度偏光軸
回転積層位相差板を得た。この偏光軸回転積層位相差板
の垂直方向からの入射光に対する偏光軸回転効率を図3
に示す。400〜800nmの波長範囲で95%以上の
偏光軸回転効率を示した。
【0041】実施例8 位相差板〔スミカライトSEF−460275B7〕に
代えて、位相差板(α=1.06、β=1.21、レタ
ーデーション値180nm、一軸配向性〕を用いる以外
は実施例7と同様にして45度偏光軸回転積層位相差板
を得る。この偏光軸回転積層位相差板は、垂直方向から
の入射光に対して400〜800nmの波長範囲で90
%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0042】比較例1 位相差板〔スミカライトSEF−460266B7、住
友化学工業(株)製、α=1.06、β=1.10、レ
ターデーション値266nm、一軸配向性、ポリカーボ
ネート製〕を90度偏光軸回転位相差板とした。この偏
光軸回転位相差板の垂直方向からの入射光に対する偏光
回転性能を図4に示す。この偏光軸回転位相差板は、4
70〜640nmの範囲では90%以上の偏光軸回転効
率を示したが、これ以外の範囲では90%以下の偏光軸
回転効率を示した。
【0043】比較例2 位相差板〔スミカライトSEF−460275B7〕に
代えて、位相差板〔α=1.06、β=1.21、レタ
ーデーション値145nm、一軸配向性〕を用いる以外
は実施例7と同様にして45度偏光軸回転積層位相差板
を得る。この偏光軸回転積層位相差板の垂直方向からの
入射光に対する710nm以上の波長範囲における偏光
軸回転効率は90%未満である。
【0044】実施例9 位相差板〔α=1.06、β=1.10、レターデーシ
ョン値270nm、一軸配向性〕3枚を、上側の位相差
板の遅相軸と中央の位相差板の遅相軸のなす角度を32
度、中央の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸
のなす角度を32度、かつ上側の位相差板の遅相軸と下
側の位相差板の遅相軸のなす角度が64度になるように
積層して90度偏光軸回転積層位相差板を得る。この偏
光軸回転積層位相差板は、垂直方向からの入射光に対し
て420〜800nmの波長範囲で95%以上の偏光軸
回転効率を示す。
【0045】実施例10 位相差板〔α=1.06、β=1.10、レターデーシ
ョン値258nm、一軸配向性〕3枚を、上側の位相差
板の遅相軸と中央の位相差板の遅相軸のなす角度を30
度、中央の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸
のなす角度を30度、かつ上側の位相差板の遅相軸と下
側の位相差板の遅相軸のなす角度が60度になるように
積層して90度偏光軸回転積層位相差板を得る。この偏
光軸回転積層位相差板の垂直方向からの入射光に対する
偏光回転性能を図7に示す(シミュレーション結果)。
この偏光軸回転積層位相差板は、400〜800nmの
波長範囲で95%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0046】実施例11 位相差板〔α=1.06、β=1.10、レターデーシ
ョン値258nm、一軸配向性〕2枚を、遅相軸のなす
角度が45度となるように積層して90度偏光軸回転積
層位相差板を得る。この偏光軸回転積層位相差板の垂直
方向からの入射光に対する偏光回転性能を図8に示す
(シミュレーション結果)。この偏光軸回転積層位相差
板は420〜750nmの波長範囲で90%以上の偏光
軸回転効率を示す。
【0047】実施例12 位相差板〔α=1.11、β=1.10、レターデーシ
ョン値260nm、一軸配向性〕3枚を、上側の位相差
板の遅相軸と中央の位相差板の遅相軸のなす角度を30
度、中央の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸
のなす角度を30度、かつ上側の位相差板の遅相軸と下
側の位相差板の遅相軸のなす角度が60度になるように
積層して90度偏光軸回転積層位相差板を得る。この偏
光軸回転積層位相差板の垂直方向からの入射光に対する
偏光回転性能を図9に示す(シミュレーション結果)。
この偏光軸回転積層位相差板は420〜750nmの波
長範囲で95%以上の偏光軸回転効率を示す。
【0048】実施例13 位相差板〔α=1.11、β=1.10、レターデーシ
ョン値235nm、一軸配向性〕2枚を、遅相軸のなす
角度が45度となるように積層して90度偏光軸回転積
層位相差板を得る。この偏光軸回転積層位相差板の垂直
方向からの入射光に対する偏光回転性能を図10に示す
(シミュレーション結果)。この偏光軸回転積層位相差
板は420〜750nmの波長範囲で90%以上の偏光
軸回転効率を示す。
【0049】実施例14 位相差板〔スミカライトSEZ−570250E7、住
友化学工業(株)製、α=1.06、β=0.50、レ
ターデーション値250nm、一軸配向性、ポリカーボ
ネート製〕3枚を、上側の位相差板の遅相軸と中央の位
相差板の遅相軸のなす角度を30度、中央の位相差板の
遅相軸と下側の位相差板の遅相軸のなす角度を30度、
かつ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅相軸
のなす角度が60度になるように積層して90度偏光軸
回転積層位相差板を得た。この偏光軸回転積層位相差板
の垂直方向からの入射光に対する偏光軸回転効率を図1
1に実線として示す。この偏光軸回転積層位相差板は4
00〜800nmの波長範囲で95%以上の偏光軸回転
効率を示した。また、60度まで傾斜した場合(傾斜軸
は偏光プリズムの吸収軸と平行)の偏光軸回転効率も図
11に点線として示すが、傾斜しない場合とほとんど同
様に400〜800nmの波長範囲で95%以上の偏光
軸回転効率を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の90度偏光軸回転積層位相差板の偏
光軸回転効率を示す図である。
【図2】実施例4の45度偏光軸回転積層位相差板の偏
光軸回転効率を示す図である。
【図3】実施例7の45度偏光軸回転積層位相差板の偏
光軸回転効率を示す図である。
【図4】比較例1の90度偏光軸回転位相差板の偏光軸
回転効率を示す図である。
【図5】従来の1/2波長板の45度偏光軸回転効率を
示す図である。
【図6】偏光軸回転の概要を示す図である。
【図7】実施例10の90度偏光軸回転積層位相差板の
偏光軸回転効率を示す図である。
【図8】実施例11の45度偏光軸回転積層位相差板の
偏光軸回転効率を示す図である。
【図9】実施例12の90度偏光軸回転積層位相差板の
偏光軸回転効率を示す図である。
【図10】実施例13の45度偏光軸回転積層位相差板
の偏光軸回転効率を示す図である。
【図11】実施例14の90度偏光軸回転積層位相差板
の偏光軸回転高率を示す図である。
【符号の説明】
1 偏光軸回転位相差板 2 投光側の偏光プリズム 3 受光側の偏光プリズム 11 光源からの入射光 12 入射偏光 13 偏光軸回転位相差板からの出射偏光 14 透過光 21 投光側の偏光プリズムの透過軸 22 入射偏光の偏光軸 23 出射偏光の偏光軸 24 受光側の偏光プリズムの透過軸 25 受光側の偏光プリズムの吸収軸

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レターデーション値が160〜300nm
    である位相差板の少なくとも2枚が、その遅相軸が互い
    に平行でも直交でもない角度になるように積層されてな
    る偏光軸回転積層位相差板。
  2. 【請求項2】位相差板が熱可塑性樹脂からなる位相差板
    である請求項1に記載の偏光回転積層位相差板。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂がポリカーボネート系樹脂、
    ポリアリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエ
    ステル系樹脂またはセルロース系樹脂である請求項2に
    記載の偏光軸回転積層位相差板。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂からなる位相差板が、熱可塑
    性樹脂フィルムが一軸延伸されてなる位相差板である請
    求項2に記載の偏光軸回転積層位相差板。
  5. 【請求項5】偏光軸を30度以上回転させる請求項1に
    記載の偏光軸回転積層位相差板。
  6. 【請求項6】420〜750nmの波長範囲で偏光軸回
    転効率が90%以上である請求項1に記載の偏光軸回転
    積層位相差板。
  7. 【請求項7】位相差板のレターデーション値の波長分散
    性(α)が1.08以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の偏光軸回転積層位相差板。
  8. 【請求項8】測定波長546nmにおける、位相差板を
    垂直方向から測定したレターデーション値(R0)と、
    位相差板の遅相軸を傾斜軸として40度傾けて測定した
    レターデーション値(R40)とから下記の式 β=R40/R0 で計算されるβが0.75〜1.25の範囲である請求
    項1に記載の偏光軸回転積層偏光板。
  9. 【請求項9】少なくとも2枚の位相差板のレターデーシ
    ョン値が互いに同一である請求項1に記載の偏光軸回転
    積層位相差板。
  10. 【請求項10】隣り合う位相差板の遅相軸の為す角度
    が、目的とする偏光軸回転角度を積層する位相差板の枚
    数で割った値から±3度の範囲にある請求項1に記載の
    偏光軸回転積層位相差板。
  11. 【請求項11】レターデーション値が220〜280n
    mである2枚の位相差板が、その遅相軸のなす角度が2
    0〜25度になるように積層されてなり、偏光軸を45
    度回転させる偏光軸回転積層位相差板。
  12. 【請求項12】レターデーション値が160〜300n
    mである3枚の位相差板が、上側の位相差板と中央の位
    相差板の遅相軸のなす角度が13〜17度、中央の位相
    差板と下側の位相差板の遅相軸のなす角度が13〜17
    度、かつ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅
    相軸のなす角度が26〜34度になるように積層されて
    なり、偏光軸を45度回転させる偏光軸回転積層位相差
    板。
  13. 【請求項13】レターデーション値が180〜290n
    mである3枚の位相差板が、上側の位相差板と中央の位
    相差板の遅相軸のなす角度が27〜33度、中央の位相
    差板と下側の位相差板の遅相軸のなす角度が27〜33
    度、かつ上側の位相差板の遅相軸と下側の位相差板の遅
    相軸のなす角度が54〜66度になるように積層されて
    なり、偏光軸を90度回転させる偏光軸回転積層位相差
    板。
  14. 【請求項14】請求項1記載の偏光軸回転積層位相差板
    が少なくとも1枚配設されてなる投射型液晶表示装置。
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