JP2010537227A - 光学フィルム及び光学フィルムの波長分散特性の調節方法 - Google Patents

光学フィルム及び光学フィルムの波長分散特性の調節方法 Download PDF

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Abstract

本発明は光学フィルムに関し、少なくとも1つの位相差フィルム及び少なくとも1つの等方性物質から成る層(layer)を含んで成り、前記位相差フィルムの平均屈折率と等方性層の屈折率の差が少なくとも0.1以上であることを特徴とする光学フィルムを提供する。
また、本発明は位相差フィルムに等方性物質層を積層して光学フィルムの波長分散特性を調節する方法を提供する。
本発明によれば、位相差フィルムに等方性層をコーティングする簡単な方法を通じて多様な波長分散特性を有する光学フィルムを製造することができるという長所がある。
【選択図】図2

Description

本発明はLCD(Liquid Crystal Display)またはOLED(Organic Light−Emitting Diode)等に適用される光学フィルムに関し、より詳細には波長分散特性及び偏光方向の調節された光学フィルム及び光学フィルムの波長分散特性の調節方法に関する。
LCDのようなディスプレイ装置に使用される液晶セルの内部に存在する液晶は、複屈折性を有し、このような複屈折性により液晶表示装置を見る位置によって光の屈折率に差が生じ、線偏光された光が液晶を通過しながら偏光状態が変わる割合に差が生じるようになる。その結果、正面から外れた位置から見た時の光量及び色特性が正面から見たときとは異なり、高画質の画面を具現することが困難であるという問題点があった。
従って、このような液晶セルで生じる位相差を補償するために、LCD等に光学フィルム(例えば、位相差フィルム)が使用されるが、このようなフィルムは液晶を通過しながら発生する光の位相差変化を反対方向に補償し、視野角、コントラスト比、色特性等を向上させる役割をする。このような役割をするために、光学フィルムは光学特性を最適化できるように設計されるべきである。
光学フィルムの固有の光学特性のひとつに波長分散特性がある。波長分散特性とは、基準波長で光が特定入射角で入射したとき、波長によって表れる位相差値の変化を意味し、一般的に位相差フィルムの波長分散特性は図1に図示されたように、その形態によって、正常分散(normal disperse)、フラット分散(flat disperse)、逆分散(Inverse dispersion)に分かれる。
位相差値はR(Λ)=Δn(Λ)×dで表されるが、このとき、Δnは複屈折率、dはフィルムの厚さを表す。前記式で分かるように、位相差値は複屈折率Δnによって変わり、複屈折率Δnは波長(Λ)の関数であるため、結果的に位相差値が波長によって変わる波長分散特性が表れるようになる。従って、複屈折率を調節することで波長分散特性を調節することができる。
特許文献1には、このような性質を利用して位相差フィルム製造時に2以上の共重合体の混合比を調節し材料の複屈折率を調節することで、波長分散特性を調節する方法が記載されている。
しかし、位相差フィルム製造に使用することができる物質は極めて制限的である上、大部分は相溶性が落ち、他の物質と混合すると、相分離が生じるという問題点がある。従って、前記特許文献1のように、フィルム材料の複屈折率を調節して波長分散特性を調節する方法は、極めて制限された水準で行われるしかない。
一方、位相差フィルムの波長分散特性を調節するさらに他の方法が特許文献2に記載されている。特許文献2には異なる位相差を有する複数の位相差フィルムに一定の角度を与えて合板することで、位相差フィルムの波長分散特性を調節する方法が記載されている。しかし、この方法も複数の位相差フィルムの角度を一定に合わせて合板することが容易ではなく、複数のフィルムが積層されて厚くなるに伴って透過率が落ちる等の様々な問題点がある。
米国特許第6800697号明細書 特開平2−609139号公報 米国特許出願公開第2006−0148824号明細書
本発明は材料の制約を受けず、生産性に優れた光学フィルムの波長分散特性の調節方法及びこれを通じて製造された光学フィルムを提供することをその目的とする。
このために、本発明は一側面において、少なくとも1つの位相差フィルムと、少なくとも1つの等方性物質から成る等方性層を含んで成り、このとき、前記位相差フィルムの平均屈折率と等方性物質から成る層の平均屈折率の差が少なくとも0.1以上であることを特徴とする光学フィルムを提供する。
このとき、前記位相差フィルムはTAC(Triacetic Cellulose、トリアセチルセルロース)フィルム、COP(Cyclo olefin polymer、シクロオレフィンポリマー)フィルム等から成ることができ、複屈折性を有するフィルムであれば、その種類に関わらず使用することができる。例えば、フィルムの光学的特性で分類すると、前記位相差フィルムには±Aフィルム、±Bフィルム、±Cフィルム等が含まれる。
一方、前記等方性層は、位相差フィルムと屈折率の差が0.1以上である物質から成り、その厚さは1から500nmであることが好ましい。このような等方性物質の例としては、これに限定されないが、位相差フィルムの平均屈折率より高い屈折率(高屈折率)を有する等方性物質、例えば、ITO、ZnSまたはTiO等が含まれ、位相差フィルムの平均屈折率より低い屈折率(低屈折率)を有する等方性物質、例えば、シリコン改質フルオロ高分子、シリコンまたは多孔性二酸化ケイ素ナノ分子等が含まれる。前記記載の物質の他にも位相差フィルムの平均屈折率と屈折率の差が0.1以上であり、等方性を有する物質であれば、如何なるものも使用できる。
一方、本発明は他の側面において、光学フィルムの波長分散特性を調節する方法を提供する。本発明の光学フィルムの波長分散特性の調節方法は、位相差フィルム上に等方性物質層を積層する段階を含んで成り、このとき、前記等方性物質層の積層方法としてはスパッタリング法、コーティングまたは化学気相蒸着法等を用いることができる。
本発明は、光学フィルムの波長分散特性を調節する方法及びこれを用いて製造された光学フィルムを提供する。本発明の方法によれば、多様な波長分散特性を有する光学フィルムを製造することができる。従って、本発明によれば、それぞれのディスプレイ装置の種類、例えば、LCD−セル駆動モード等に従って最適化された波長分散特性を有する光学フィルムを提供することができ、これを通じて色変化及びコントラスト比等の光学性能に優れたディスプレイ装置を具現することができる。
また、本発明の光学フィルムの波長分散特性の調節方法は、その工程が単純で、材料等の制約がなく、生産性に優れるという長所がある。
光学フィルムの波長分散特性を示すグラフである。 本発明の光学フィルムを示す断面図である。ここで、図面符号1は位相差フィルムであり、図面符号2は等方性層である。 偏光回転を説明するための図面である。 屈折率に差のある物質と隣接している薄膜(thin film)で進行する光の経路を示す図面である。 実施例1の波長分散特性を示すグラフである。 実施例2の波長分散特性を示すグラフである。 実施例3の波長分散特性を示すグラフである。 実施例4の波長分散特性を示すグラフである。 実施例5の波長分散特性を示すグラフである。 実施例6の光軸方向の位相差を示すグラフである。 比較例1の光軸方向の位相差を示すグラフである。 実施例6の垂直方向の位相差を示すグラフである。 比較例1の垂直方向の位相差を示すグラフである。 本発明の光学フィルムを装着した場合の色感補正効果を示すためのグラフである。 従来の光学フィルムを装着した場合の色感補正効果を示すためのグラフである。 本発明の光学フィルムを装着した場合のコントラスト比の向上効果を示すためのグラフである。
以下、本発明に対してより具体的に説明する。
本発明の光学フィルムは、少なくとも1つの位相差フィルムと前記位相差フィルムに積層される1つ以上の等方性物質(isotropic material)から成る層(以下、"等方性層"とする)を含んで成り、このとき、前記位相差フィルムの平均屈折率と等方性層の平均屈折率の差が少なくとも0.1以上、好ましくは0.1から1.0であることをその特徴とする。
前記のように構成された本発明の光学フィルムの場合、光が等方性層を通過するとき、偏光回転及び薄膜干渉現象が生じながら本来の位相差フィルムとは異なる波長分散特性を有するようになる。
以下では、図面を参照し本発明の波長分散特性の調節原理をより具体的に説明する。
図3は偏光回転を説明するための図面である。
屈折率が異なる2つの物質が成す平面に入射角を有して斜めに入射する光はそれぞれの屈折率の差だけ屈折して進行し、その一部は入射角と同じ大きさで反射される。このとき、入射される光は任意の偏光状態を有することができ、特に、この入射面に垂直方向に振動する偏光をs偏光、入射面に水平方向に振動する偏光をp偏光とする。
光が屈折率の異なる物質の界面を通過するとき、p偏光とs偏光は反射率と透過率において差があり、一般的にs偏光とp偏光による反射率(r)、透過率(t)は下記のようなFresnel式で表すことができる。
r=(ncosΘ−ncosΘ)/(ncosΘ+ncosΘ
r=(ncosΘ−ncosΘ)/(ncosΘ+ncosΘ
t=(2ncosΘ)/(ncosΘ+ncosΘ
t=(2ncosΘ)/(ncosΘ+ncosΘ
このとき、rは反射率、tは透過率、nは入射される物質における屈折率、Θは入射される物質における入射角であり、nは透過される物質における屈折率、Θは透過される物質における入射角である。
前記Fresnel式で分かるように、各偏光の透過率及び反射率は、物質の屈折率及び入射角の関数であるため、物質の屈折率または光の入射角が異なると、p偏光とs偏光の透過率及び反射率が異なり、その結果、光の偏光状態が異なる偏光回転現象が生じる。例えば、図3に図示されたように、同じサイズのp偏光とs偏光を有する45度の線偏光が、屈折率の異なる物質層を通過する場合、p偏光とs偏光の透過率が異なるため、透過された光が本来の45度の線偏光とは異なる偏光状態を有する線偏光に変化する。
一方、図4は干渉現象を説明するための図面であり、屈折率の差のある物質と隣接している薄膜(thin film)で進行する光の経路が図示されている。図4に図示されたように、薄膜に入射された光は2つの物質の界面において透過と反射を繰り返し、最終的に観察される光はそれぞれの透過及び反射された光の和と同一になる。これを薄膜干渉現象という。一般的に薄膜干渉現象が生じると、位相変化が発生する。
本発明者は前記のような点に着目し研究を重ねた結果、位相差フィルム上に屈折率の異なる等方性物質の層を形成すると、薄膜干渉による位相変化及びp偏光とs偏光の透過率及び反射率の差による偏光回転が生じ、その結果、位相差フィルムの波長分散特性を効果的に変化させることができるということを見出し、本発明を完成した。また、本発明者は等方性層の厚さ、等方性物質の種類、位相差フィルムの種類を変えることで、光学フィルムの波長分散特性を変化させることができるということを見出した。
本発明によれば、従来の位相差フィルムの上部に等方性層を形成するだけで、多様な波長分散特性を有する光学フィルムを製造することができる。本発明の方法は工程が単純で、材料の制約が少ないため、従来の方法に比べて生産性を画期的に向上させることができる。
一方、本発明者は、有効な波長分散特性の変化を得るためには前記等方性層と位相差フィルムの平均屈折率の差が0.1以上、好ましくは0.1から1.0程度、さらに好ましくは0.1から0.5程度であるべきことを見出した。薄膜干渉現象は薄膜物質と隣接した物質の屈折率の差が大きいほど強く生じる。その結果、薄膜干渉により誘発される位相差のサイズも大きくなる。
本発明者は実験を通じ、500nm、550nm、600nmで波長に対する位相差を測定したとき、既存の位相差に比べて1nm以上、好ましくは約3nm以上変化しなければ産業上有用な波長分散特性の変化を得ることができないということが分かった。そうするためには等方性層の厚さによって多少の差はあるものの、等方性層と位相差フィルムの屈折率の差が少なくとも0.1以上にならなければならず、好ましくは0.1から1.0程度、より好ましくは0.1から0.5程度であることを見出した。位相差値の測定はAxoscanの位相差測定装備で行った。
本発明の発明者は、また、有効な波長分散特性の変化を得るためには前記等方性層の厚さが1nm〜500nm程度、さらに好ましくは10nm〜300nm程度であることも見出した。
等方性層の厚さが1nm未満の場合は、製造上困難があり、厚さが500nmを超えると正面透過率が落ちて光学物性に悪影響を与える。また、一般的に薄膜の厚さが光の波長より大きい場合は薄膜干渉現象による光の位相変化が大きくないが、薄膜の厚さが光の波長より小さい場合は位相の変化が大きくなる。従って、有効な波長分散特性の変化を得るためには前記等方性層の厚さが光の波長より小さいことが好ましく、可視光線の波長が400nm〜800nmの近傍である点を考慮すると、本発明の等方性層の厚さは前記のような範囲であることが好ましい。
一方、本発明の前記位相差フィルムは、一軸(uni−axial)または二軸(bi−axial)の複屈折率を有するフィルム、層、プレートを全て含む意味として用いられる。一軸性位相差フィルムは3つの方向(x、y、z)の屈折率のうち、何れか2つの方向の屈折率が同一で、1つの方向の屈折率が異なるフィルムであり、二軸性位相差フィルムは3つの方向の屈折率が全て異なるフィルムである。本発明では前記位相差フィルムとして±A−フィルム、±B−フィルムまたは±C−フィルム等の位相差を有する全ての異方性フィルムを使用することができる。
ここで、A−フィルムは面上で複屈折を有するフィルムで、面上位相差値Rinは下記のように定義される。
in=d×(n−n
このうち、nは3つの屈折率のうち異なる1つ、nは2つの同じ屈折率、dは厚さを意味する。また、+Aフィルムはnx>ny=nzの場合、−Aフィルムはnx<ny=nzである場合である。
Aフィルムは、一般的に高分子フィルムを一軸に延伸するか、棒状またはディスコチック液晶を水平配向させて製造する。
Cフィルムは、厚さ方向(z軸)に異なる屈折率を有するフィルムで、厚さ方向の位相差Rthは下記のように定義される。
in=d×(n−n
このうち、nは厚さ方向の屈折率、nは面上方向の屈折率、dは厚さを意味する。また、+Cフィルムはn=n<nの場合、−Cフィルムはn=n>nの場合である。
Cフィルムは、一般的に高分子フィルムを一軸に延伸するか、棒状またはディスコチック液晶を垂直配向させて製造する。
Bフィルムは、3つの方向の屈折率が全て異なるフィルムで、面上位相差値Rinと厚さの位相差値Rthは下記のように定義される。
in=d×(n−n
th=d×(n−n
このとき、nx>ny>nzであれば+Bフィルム、nx>nz>nyであれば−Bフィルムとなり、Bフィルムは高分子フィルムを二軸延伸して製造する。このとき、前記高分子フィルムとしてはTAC(トリアセチルセルロース)またはCOP(シクロオレフィンポリマー)等を用いることができる。
一方、前記等方性物質は全ての方向、即ちx軸、y軸、z軸の屈折率が殆ど同じ物質を意味するもので、(nx=ny=nz)、一般的に多くの物質は等方性物質に該当し、物質毎に固有の屈折率を有する。
本発明では、位相差フィルムの平均屈折率との屈折率の差が0.1以上である等方性物質を使用することを特徴とする。即ち、位相差フィルムに平均屈折率が1.5のフィルムを使用すると、屈折率が1.4以下または1.6以上の等方性物質を使用することができる。このとき、位相差フィルムの平均屈折率は(n+n+n)/3を意味する。
一方、本発明で使用される等方性物質としては、これに制限されないが、ITO、ZnSまたはTiO等のように位相差フィルムの平均屈折率より高い屈折率(高屈折率)を有する等方性物質またはシリコン改質フルオロ高分子、シリコンまたは多孔性二酸化ケイ素ナノ粒子等のように、位相差フィルムの平均屈折率より低い屈折率(低屈折率)を有する等方性物質を使用することができる。
このとき、前記シリコン改質フルオロ高分子の例が特許文献3に記載されており、前記シリコンとしては屈折率が1.28から1.33程度のシリコン(例えば、LSS−2233−10−PST(Polymer Systems Technoloy Limited)を使用することができる。また、多孔性二酸化ケイ素ナノ粒子としてはMerck社で製造される屈折率が約1.25から1.3の製品を使用することができる。
前記の物質の他にも光学フィルムの平均屈折率と屈折率の差が0.1 以上で、等方性を有する物質であれば、何れも等方性物質層を構成する物質として使用することができる。
一方、前記位相差フィルム及び等方性物質層はそれぞれ2以上積層されてもよい。
次に、本発明による光学フィルムの波長分散特性の調節方法を説明する。
本発明の波長分散特性の調節方法は固有の波長分散特性を有する位相差フィルムに前記位相差フィルムの平均屈折率との差が0.1以上の屈折率を有する等方性層を形成することにより成る。
このとき、前記位相差フィルムとしては、一軸(uni−axial)または二軸(bi−axial)の複屈折率を有するフィルム、層、プレートを全て使用することができ、例えば、±A−フィルム、±B−フィルムまたは±C−フィルムを使用することができる。
また、前記等方性層はITO、ZnSまたはTiO等のように位相差フィルムの平均屈折率より高い屈折率(高屈折率)を有する等方性物質またはシリコン改質フルオロ高分子、シリコンまたは多孔性二酸化ケイ素ナノ粒子等のように、位相差フィルムの平均屈折率より低い屈折率(低屈折率)を有する等方性物質から成ることができる。
一方、前記積層はスパッタリング法、化学的蒸気蒸着法、コーティング等から成ることができる。このとき、前記積層は位相差フィルムの光学特性(透過率等)を阻害しない方法から成るべきであり、積層される等方性物質の種類によって適合する積層方法を選択し使用することが好ましい。例えば、ITOを積層する場合はスパッタリング法を、TiOを積層する場合はコーティング法を用いることが好ましい。
前記のように、位相差フィルム上に屈折率の差が0.1以上の等方性層を形成すると、位相差フィルムと等方性物質の界面上でp偏光及びs偏光の透過率及び反射率の差による偏光回転現象及び薄膜干渉現象による位相変化が生じ、本来の位相差フィルムの波長分散特性と異なる波長分散特性が表れるようになる。
このとき、波長分散特性の変化は、等方性層の厚さ、等方性層と位相差フィルムの屈折率の差によって異なる。当該技術分野の当業者であれば、該明細書に記載の内容及び適切な実験を通じて、例えば、異なる厚さの等方性層を位相差フィルム上にコーティングした後、その波長分散特性を照射することで、所望する波長分散特性を有する光学フィルムを製造することができる。
前記のような本発明の方法を用いると、所望の目的及び用途、例えば、LCD装置のモード(IPS、TN等)等によって最適化された波長分散特性を有する光学フィルムを製造することができ、このような最適化された波長分散特性を有する光学フィルムを装着する場合、従来に比べて色変化特性及びコントラスト比に優れたディスプレイ装置を具現することができる。
以下、具体的な実施例を通じて本発明をより具体的に説明する。
[実施例1]
屈折率が1.48で、厚さが80μmの負の一軸性TACフィルム(−Cフィルム、Fuji社)4つに屈折率が約1.68のTiOを夫々36nm、60nm、88nm及び116nmの厚さになるようコーティングした後、硬化して等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、36nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、60nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、88nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをC、116nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをDとする。
前記A、B、C、Dに対して基準波長550nm、40°傾斜角における波長分散特性R(Λ)/R(550nm)を測定した。波長分散特性は位相差測定装備(Axoscan、Axometrics Co.ltd.)を用いて測定し、測定波長領域を400nm〜800nmに決めて測定した波長毎の位相差結果を550nmにおける位相差値で分けてから分散特性として表示した。測定結果は図5に図示した。
[実施例2]
屈折率が1.53で、厚さが80μmの正の一軸性COPフィルム(+A、Zeon社)4つの屈折率が約1.68のTiOを夫々38nm、61nm、90nm及び115nmの厚さになるようコーティングした後、硬化して等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、38nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、61nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、90nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをC、115nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをDとする。
前記A、B、C、Dに対して基準波長550nm、40°傾斜角において実施例1と同じ方法で波長分散特性R(Λ)/R(550nm)を測定した。測定結果は図6に図示した。
[実施例3]
屈折率が1.53で、厚さが80μmの正の一軸性COPフィルム(+A、Zeon社)3つに屈折率が約2.00のITOをスパッタリングして夫々80nm、120nm及び160nmの厚さを有する等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、80nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、120nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、160nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをCとする。
前記A、B、Cに対して基準波長550nm、40°傾斜角において実施例1と同じ方法で波長分散特性R(Λ)/R(550nm)を測定した。測定結果は図7に図示した。
[実施例4]
屈折率が1.48で、厚さが80μmであり、Rin=40nm、Rth=−140nmの負の二軸性TACフィルム(−Bフィルム、Konica社)に屈折率が約2.00のITOをスパッタリングして120nmの厚さを有する等方性物質層を形成することで光学フィルム(A)を製造した。
前記Aに対して基準波長550nm、40°傾斜角において実施例1と同じ方法で波長分散特性R(Λ)/R(550nm)を測定した。測定結果は図8に図示した。
[実施例5]
屈折率が1.53で、厚さが80μmであり、Rin=60nm、Rth=170nmである正の二軸性COPフィルム(+Bフィルム、Zenon社)3つに屈折率が約1.68のTiOをコーティングした後、硬化して夫々40nm、86nm及び144nmの厚さを有する等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、40nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、86nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、144nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをCとする。
前記A、B、Cに対して基準波長550nm、40°傾斜角において実施例1と同じ方法で波長分散特性R(Λ)/R(550nm)を測定した。測定結果は図9に図示した。
図5から図9に図示されたように、本発明の光学フィルムは位相差フィルムの種類と等方性物質の種類及びフィルムの厚さによって多様な波長分散特性を表すことが分かる。
[実施例6]
屈折率が1.48で、厚さが80μmのTACフィルム(−Bフィルム、Fuji社)3つに夫々屈折率が約1.82のTiOを20nm、70nm,及び130nmの厚さになるようコーティングした後、硬化して等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、20nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、70nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、130nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをCとする。
[比較例1]
比較のために、同じ屈折率及び厚さを有するTACフィルム3つに夫々屈折率が約1.52のアクリレート樹脂を同じ厚さ、即ち20nm、70nm,及び130nmの厚さになるようコーティングした後、硬化して等方性物質層を形成することで光学フィルムを製造した。
このとき、20nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをA、70nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをB、130nmの等方性物質層が形成された光学フィルムをCとする。
[実験例1:光軸方向の位相差測定]
実施例6及び比較例1の光学フィルムのそれぞれに対して光軸方向(slow axis)の位相差(retardance)を測定した。位相差は位相差測定装備(Axoscan、Axometrics Co.ltd.)を用いて傾斜角50度、550nm波長を基準に測定し、測定波長領域は500nm〜650nmであった。測定結果は図10(実施例6)及び図11(比較例1)に図示した。
図11で分かるように、位相差フィルムと等方性層の屈折率の差が0.1未満である比較例1の場合、位相差値の変化が大きくないため、波長分散特性が殆ど変化しないことが分かる。これに比べて実施例6の場合は、図10に示したように、数nm以上(Rthで換算すると約15nm以上)の位相差変化を示し、その結果、波長分散特性が変化することが分かる。
[実験例2:垂直方向の位相差測定]
実施例6及び比較例1の光学フィルムのそれぞれに対して垂直方向(fast axis)の位相差を測定した。位相差は位相差測定装備(Axoscan、Axometrics Co.ltd.)を用いて傾斜角50度、550nm波長を基準に測定し、測定波長領域は500nm〜650nmであった。測定結果は図12(実施例6)及び図13(比較例1)に図示した。
図12及び図13に図示されたように、比較例1の光学フィルムは波長分散特性に変化が殆どないのに反し、実施例6の光学フィルムは波長分散特性が大きく変化することが分かる。
[実験例3:色感補正効果]
屈折率が1.48で、厚さが80μmのTACフィルム(−Bフィルム、Fuji社)に屈折率が約1.83のTiO系列の反応性溶液を50nmの厚さになるようコーティングして光学フィルムを製造した。
前記のように製造された光学フィルムを直下型バックライトユニット(CMO)に装着した後、色変化(COLOR LOCUS)を測定した。前記色変化の測定はEldim測定装備を用いて行い、ブラックカラー(Black Color)を測定した後、50度傾斜角、全方位からみた色変化を測定した。測定結果は図14に示した。
比較のために、前記と同一の−Bフィルム(Fuji社)をバックライトユニット上に積層した後、同じ方法で色変化(COLOR LOCUS)を測定し、その結果を図15に図示した。
図14及び図15に示したように、本発明の方法で製造された光学フィルムを装着したバックライトの場合、従来の−B位相差フィルムのみを装着したバックライトに比べて優れた色変化特性を表すことが分かる。
[実験例4:輝度変化]
屈折率が1.48で、厚さが80μmのTACフィルム(−Bフィルム、Fuji社)に屈折率が約1.83のTiO系列の反応性溶液を50nmの厚さになるようコーティングして光学フィルムを製造した。
前記のように製造された光学フィルムを直下型バックライトユニット(CMO)に装着した後、ブラック輝度(black luminance)を測定した。
比較のために前記と同一の−Bフィルム(Fuji社)をバックライトユニット上に積層した後、ブラック輝度を測定した。
測定結果は図16に図示した。このとき、実線は本発明の光学フィルムを装着した場合であり、点線は従来の−B位相差フィルムを装着した場合である。
図16に図示されたように、本発明の光学フィルムを使用する場合、ブラック輝度が遥かに低く表れ、これはコントラスト比が向上したことを意味する。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの位相差フィルムと、
    少なくとも1つの等方性物質から成る等方性層を含んで成り、前記位相差フィルムの平均屈折率と前記等方性層の平均屈折率の差が少なくとも0.1以上であることを特徴とする光学フィルム。
  2. 前記等方性物質から成る層の厚さは、1から500nmであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 前記位相差フィルムは、±Aフィルム、±Bフィルム及び±Cフィルムから成る群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  4. 前記等方性物質は、前記位相差フィルムより屈折率が大きいことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  5. 前記等方性物質は、ITO、ZnS及びTiOから成る群から選ばれることを特徴とする請求項4に記載の光学フィルム。
  6. 前記等方性層は、前記位相差フィルムより屈折率が小さいことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  7. 前記等方性物質は、シリコン改質フルオロ高分子、シリコン及び多孔性二酸化ケイ素ナノ分子から成る群から選ばれることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルム。
  8. 前記位相差フィルムは、COPまたはTACから成ることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  9. 前記位相差フィルムは−Cフィルムであり、
    前記等方性物質はTiOであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  10. 前記位相差フィルムは+Aフィルムであり、
    前記等方性物質はTiOであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  11. 前記位相差フィルムは+Aフィルムであり、
    前記等方性物質はITOであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  12. 前記位相差フィルムは−Cフィルムであり、
    前記等方性物質はITOであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  13. 前記位相差フィルムは−Bフィルムであり、
    前記等方性物質はTiOであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  14. 位相差フィルムに前記位相差フィルムの平均屈折率との差が0.1以上の屈折率を有する等方性物質を積層する段階を含んで成る光学フィルムの波長分散特性の調節方法。
  15. 前記積層する工程は、スパッタリング法、コーティングまたは化学気相蒸着法により行われることを特徴とする請求項14に記載の光学フィルムの波長分散特性の調節方法。
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