JPH1069709A - デ−タ再生方法及び装置 - Google Patents

デ−タ再生方法及び装置

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JPH1069709A
JPH1069709A JP8300990A JP30099096A JPH1069709A JP H1069709 A JPH1069709 A JP H1069709A JP 8300990 A JP8300990 A JP 8300990A JP 30099096 A JP30099096 A JP 30099096A JP H1069709 A JPH1069709 A JP H1069709A
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disk
vibration
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rotation speed
reproducing apparatus
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JP8300990A
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English (en)
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Yuji Tsuyukuchi
裕司 露口
Mitsumasa Kubo
充正 久保
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Teac Corp
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Teac Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デ−タ再生の高速化を合理的に達成すること
ができるCD−ROM装置を提供する。 【解決手段】 CD−ROM装置に振動検出のために振
動センサ76を設ける。ROM83に振動量の許容上限
値を格納しておく。ディスク4をスピンドルモ−タ5に
装着した時にディスク4の回転速度を徐々に高め、検出
した振動値が許容上限値か否かを判断する。許容上限値
に達した時の回転速度をホ−ルドし、これを許容最高回
転速度とする。デ−タ再生時にディスク4を許容最高回
転速度又はこれよりも低い速度で回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCD−ROMドライブ装
置又はこれに類似のデータ再生装置及びこれを使用した
データ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMはCD(コンパクトディス
ク)をROM(リード・オンリー・メモリ)として使用
したものであり、半導体ROMと同様にコンピュータシ
ステムに使用されている。コンピュータシステムにおい
ては高速処理が要求されるので、CD−ROMの走査速
度(線速度)をオーディオ用CDの標準走査速度(1.
2〜1.4m/s)の数倍に設定するのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−RO
Mドライブ装置で使用するCD−ROMはオーディオ用
CDと同一規格で作製されており、高速走査を意図して
作製されていない。従って、偏心や重量のアンバランス
が大きい低品質ディスクをCD−ROMをドライブ装置
によって例えば標準走査速度の12倍のような高速で走
査するように高速回転させると、ディスクが振動してト
ラッキング制御及びフォ−カス制御を行うことが不可能
又は困難になるばかりでなく、CD−ROMドライブ装
置全体が振動し、コンピュ−タシステムの同一ケ−スに
CD−ROMドライブ装置と共に組み込まれているハ−
ドディスクドライブ装置(HDD)にも振動が波及し、
HDDにおけるリ−ド/ライトのエラ−を引き起こす可
能性があり、コンピュ−タシステム全体の信頼性を低下
させる。また、HDDのリ−ド/ライトにエラ−を発生
させないにしてもCD−ROMドライブ装置の振動は使
用者に対して悪い印象を与える。また、トラッキング制
御性能及びフォ−カス制御性能が低下するとディスク上
のデ−タの読み取りエラ−が発生し、再読み取り(リト
ライ)が必要になり、高速再生性能の低下を招く。上述
のような問題は、CD−ROMの偏心及び重量アンバラ
ンスを低減させれば解決される。しかし、実際にはCD
−ROMの品質のバラツキが大きく、高速走査に不適な
ものがある。
【0004】そこで、本発明の目的は、高品質の記録媒
体ディスクと低品質の記録媒体ディスクとのいずれにお
いても安定性を保って出来る限り高速再生することがで
きるデ−タ再生方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、データがスパイラル又
は同心円状トラック形態で記録され且つ中心孔を有して
いる記録媒体ディスクを回転するものであって、前記中
心孔に挿入されるスピンドルを有し、前記ディスクを着
脱自在に装着することができるように形成され且つ回転
速度を変えることができるように形成されているディス
ク回転手段と、前記ディスクから前記データを読み取る
ための信号変換器と、前記信号変換器を前記ディスクの
半径方向に移動するための移動手段とを備えたデ−タ再
生装置によって前記ディスクから前記データを再生する
方法において、前記ディスクを前記ディスク回転手段で
回転することに基づいて発生する前記デ−タ再生装置の
振動を検知するための振動検知手段、及び前記デ−タ再
生装置の振動の許容範囲の上限値を与えるための手段を
用意し、前記ディスク回転手段に装着された前記ディス
クの回転を開始させ、このディスクの回転速度を上昇さ
せながら前記振動検知手段によって前記デイスク、前記
ディスク回転手段、前記デ−タ再生装置から選択された
1つの振動量を検出し、検出された振動量が前記上限値
に達したか否かを判定し、前記振動量が前記上限値に達
したことを示す判定結果が得られた時の前記ディスクの
回転速度を許容最高回転速度として保持し、もし、前記
ディスクの所定最高回転速度になるまでに前記振動量が
前記上限値に達しない時には前記所所定最大回転速度を
許容最高回転速度として保持し、前記許容最高回転速度
を前記ディスクが前記ディスク回転手段から離脱される
まで維持し、前記ディスクからデ−タを再生する時には
容最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスクを
回転することを特徴とするデ−タの再生方法に係わるも
のである。なお、請求項1の方法を実行するために請求
項2及び7に示すように装置することができる。また、
振動検知手段として請求項3及び8に示すようにデ−タ
再生装置の内部に振動センサ(例えば圧電素子)を設け
ることができる。また、振動検知手段として、請求項4
及び9に示すように、デ−タ再生装置の外部に振動セン
サを設けることができる。また、請求項5及び10に示
すように、振動検知手段に高周波ノイズを除去するため
のロ−パスフィルタを含めることができる。また、請求
項6及び11に示すように振動検知手段にバンドパスフ
ィルタを含めることができる。また、請求項12に示す
ように振動検知手段として第1のム−ビングコイルの電
圧を検出し、これに基づいて振動量を求める手段を設け
ることができる。また、請求項13に示すように振動検
知手段として第2のム−ビングコイルの電圧を検出し、
これに基づいて振動量を求める手段を設けることができ
る。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、ディ
スクがディスク回転手段に装着されると、ディスクが回
転され、この回転速度が徐々に高められ、種々の回転速
度で振動量が検出され、振動量の検出に基づいて予め許
容最高回転速度が決定される。そして、決定された許容
最高回転速度は保持され、デ−タの再生は許容最高回転
速度以下(許容最高回転速度又はこれよりも低い回転速
度)で実行される。従って、デ−タの再生は振動の許容
範囲の上限値よりも大きくならない。低品質ディスク
は、デ−タ再生装置の所定最高回転速度(可能な最高回
転速度)よりも低い回転速度で回転されることになる
が、高い回転速度で再生することによってデ−タの再生
エラ−が発生してリトライ(再読み取り)を実行するよ
りは低い回転速度でデ−タを確実に読み取る方が結果と
して再生時間(リ−ド時間)が短くなる。また、過大な
振動が抑制されるので、他の装置(例えばHDD)への
悪影響が少なくなり、且つ使用者に不快感を与えなくな
る。また、請求項4及び9によれば、振動センサを別の
用途に兼用することができる。即ち、HDDは振動又は
衝撃を受けた時にリ−ド/ライトを中止するように構成
されることが多い。この動作を可能にするためには振動
又は衝撃センサが必要になるが、これを本発明に係わる
振動センサで兼用することができる。また、請求項12
及び13によれば、ム−ビングコイルを振動センサとし
て兼用しているので、装置の低コスト化を図ることがで
きる。
【0007】
【第1の実施例】次に、図1〜図5を参照して本発明の
第1の実施例に係わるCD−ROMドライブ装置を説明
する。図1はホストコンピュータ1とCD−ROMドラ
イブ装置2を示す。CD−ROMドライブ装置2はホス
トコンピュータ1に対するデータの供給源として機能
し、両者はバス3で接続されている。
【0008】CD−ROMドライブ装置2は、CDから
成る光記録媒体ディスク(CD−ROM)4、ディスク
回転手段の一部としてのディスク回転モータ5、信号変
換器としての光ピックアップ6、光ピックアップ6の移
動手段としての光ピックアップ送り手段7、ディスク回
転手段の一部としてのモータサーボ回路8、波形整形回
路9、同期検出及び復調回路10、PLL回路11、エ
ラー検出及び訂正回路12、インタフェース回路13、
マイクロプロセッサ(マイコン)又はディジタル信号処
理回路から成るシステムコントローラ14、振動検知手
段15、クロック発生器16、トラッキングサーボ回路
17、及びフォーカスサーボ回路18を有している。
【0009】ディスク(CD−ROM)4はモータ5に
結合されたスピンドル19が挿入される中心孔20を有
し、図2に示すように中心孔20を中心にしてディスク
の内側から外側に向うスパイラル状のトラック21を有
し、このトラック21には、8ビットを1バイトとし
て、2352バイトを1単位(1データブロック)とし
た多数のデータブロックの形式でデータが光学ピットで
記録されている。1データブロックは、オーディオのC
Dの走査速度(1.2〜1.4m/s)と同一の標準速
度で再生した時に1/75秒で再生される。なお、周知
のようにCD及びCD−ROMにおいてはデータは一定
線速度即ちCLV(Constant Linear Velocity)で記
録されており、このデータはCLVで再生される。ディ
スク4と光ピックアップ6との相対的走査運動をCLV
にするために、ディスク4の内側から外側への走査の進
行に従ってディスク4の回転速度を下げる。
【0010】光ピックアップ6は周知のものであって、
図2に説明的に示すように例えばレーザダイオードから
成るレーザ光源22と、回折格子22aと、ビームスプ
リッタ23と、平行光線を得るためのコリメータレンズ
24と、1/4波長板25と、対物レンズ26と、反射
光ビームの光路に配置されたシリンドリカルレンズ(円
筒の一部のようなレンズ)27と、光検出器28と、ト
ラッキング制御用アクチュエータ29と、フォーカス制
御(間隔制御)用アクチュエータ30とから成る。
【0011】光ピックアップ6は周知のように光源22
から放射した光ビームを対物レンズ26で収束させてデ
ィスク4の主面に投射し、ディスク4に光学ピットで記
録されているデータを読み取る。なお、この実施例で
は、回折格子22aによって、再生とフォ−カス検出に
使用される1つの主ビ−ムとトラッキング検出に使用さ
れる2つの副ビ−ムを作り、3つのビ−ムをディスク4
に投射する。光学ピットはデータに対応するようにトラ
ック21上に配置されているので、無変調光ビームを再
生ビームとしてディスク4に投射すると、再生ビームが
ピット(データ)で変調され、光検出器28に入射する
反射光ビーム31は変調ビームとなる。光検出器28
は、光を電気信号に変換するための光検知手段であり、
この実施例では光検出器28を再生とフォーカス制御と
に兼用するためにA、B、C、Dで示す第1、第2、第
3及び第4の部分を有し、更にE、Fで示すトラッキン
グ検出のために第5及び第6の部分を有する。なお、矢
印32で示す第1及び第2の部分A、Bの分割線方向及
び第3及び第4の部分C、Dの分割線方向はトラック2
1の接線方向に一致している。また、第5及び第6の部
分E、Fは矢印32の方向に配列されている。
【0012】トラッキング制御手段又はビ−ムずれ制御
手段としてのトラッキングアクチュエータ29は対物レ
ンズ26に連結されているム−ビングコイル29a と永
久磁石29b と磁気回路形成部材(図示せず)によって
構成された周知のボイスコイル型アクチュエータであ
り、ム−ビングコイル29a に流す電流に応じて対物レ
ンズ26が矢印33で示すようにディスク4の主面に平
行な方向に移動するように構成されている。
【0013】フォ−カス制御手段としてのフォーカスア
クチュエータ30は対物レンズ26に連結されているム
−ビングコイル30a と永久磁石30b と磁気回路形成
部材(図示せず)とによって構成された周知のボイスコ
イル型アクチュエータであり、ム−ビングコイル30a
に流す電流に応じて対物レンズ26が矢印34で示すよ
うにディスク4の主面に垂直な方向に移動するように形
成されている。対物レンズ26が矢印34の方向に移動
すると、ディスク4と対物レンズ26との間隔が変化
し、ディスク4上の光ビームのスポット35のフォーカ
ス状態が変化する。なお、前述したようにこの実施例で
は3つのビ−ムがディスク4に投射されるが、図示を簡
略化するために図2には再生用光ビ−ムのスポット35
のみが示されている。
【0014】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すト
ラッキングサーボ回路17は、1つの減算器38と、ス
イッチ39と、位相補償及び駆動回路40とから成る。
減算器38は光検出器28の第5の部分の出力から光検
出器28の第6の部分の出力を減算する。この減算器3
8の出力はトラッキング制御信号であり、スイッチ39
と位相補償及び駆動回路40を介してトラッキング用ム
−ヒングコイル29に供給される。光検出器28の5及
び第6の部分E、Fからトラッキング制御信号を得る方
法は3スポット法(three spots method )として周知で
ある。なお、トラッキング制御信号を得るために、DP
D(Differential Phase Detection)法等の別の周知
の方法を採用しても勿論差し支えない。DPD法の場合
には回折格子22a、光検出器28の第5及び第6の部
分E、Fが不要である。スイッチ39は図1のシステム
コントローラ14から導出されたライン41の制御信号
に応答してオン・オフする。また、位相補償及び駆動回
路40はシステムコントロ−ラ14から導出されたライ
ン41aの信号によって制御される。
【0015】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すフ
ォーカスサーボ回路18は、2つの加算器42、43
と、1つの減算器44と、1つのスイッチ45と、位相
補償及び駆動回路46とから成る。一方の加算器42は
光検出器28の第1及び第3の部分A、Cの出力を加算
する。他方の加算器43は光検出器28の第2及び第4
の部分B、Dの出力を加算する。減算器44は一方の加
算器42の出力から他方の加算器43の出力を減算す
る。減算器44の出力はフォーカス制御信号としてスイ
ッチ45と位相補償及び駆動回路46を介してフォーカ
ス用コイル30に供給される。光検出器28の第1〜第
4の部分A〜Dからフォーカス制御信号を得る方法は、
非点収差法(astigmatic method) として周知である。
なお、スイッチ45はシステムコントローラ14からラ
イン47で供給される制御信号に応答してオン・オフす
る。また、位相補償及び駆動回路46はシステムコント
ロ−ラ14から導出されたラィン47aの信号で制御さ
れる。
【0016】データの読み取り出力は光検出器28の第
1〜第4の部分A〜Dの出力の加算によって得られる。
図2ではフォ−カスサーボ回路18の2つの加算器4
2、43の出力を加算するための加算器48が設けら
れ、この加算器48の出力ライン49にデータの読み取
り出力が得られる。図2ではフォ−カスサーボ用の加算
器42、43の出力を加算器48に入力させているが、
この代りにデータ検出用に独立の加算器を設けて第1の
光検出器28の部分A〜Dの出力を加算することもでき
る。なお、図1における光ピックアップ6と波形整形回
路9、トラッキングサーボ回路17及びフォーカスサー
ボ回路18との接続関係は全く概略的に示されている。
また、図2において加算器42、43、48、減算器3
8及び44の少なくとも一部又は全部を光ピックアップ
6に含めることができる。
【0017】図1の送り手段7は、送りモータと、この
送りモータの回転運動を光ピックアップ6の直線運動に
変換する手段(例えばピニオンとラック又はリードスク
リュ)とを含む。送り手段7はシステムコントローラ1
4からライン50を介して供給されるシーク指令に応答
して光ピックアップ6を目標トラック位置まで移動させ
る機能を有する他に、トラッキングサーボ回路17から
ライン51を介して供給されるトラッキング制御信号を
ローパスフィルタ(LPF)を通すことによって渦巻状
トラック21に基づく光スポット35のディスク半径方
向の変位分を検出し、渦巻状トラックの走査を可能にす
るように光ピックアップ6をディスク4の半径方向に徐
々に移動させる機能も有する。
【0018】光ピックアップ6の図2の出力ライン49
に接続された波形整形回路9は光ピックアップ6から得
られる光学ピットの配列に対応した高周波(RF)信号
を増幅した後に波形整形して2値化した信号を出力す
る。ディスク4には周知のEFM(Eight to Fourtee
n Modulation )方式の変調でデータが記録されている
ので、これが正常に読み取られた時の波形整形回路9の
出力はEFM信号である。
【0019】光ピックアップ6の出力ライン49に接続
されたライン52はディスク4の着脱検知のために設け
られている。ディスク4の有無に応じて図2の反射光ビ
−ム31の光検出器28への入射状態が変化するので、
光ピックアップ6の出力でディスク4の有無を検知する
ことができる。
【0020】波形整形回路9は同期検出及び復調回路1
0とPLL(Phase Lockd Loop)回路11に接続され
ている。PLL回路11は波形整形回路9から得られた
EFM信号の各ビットに同期した再生クロック信号(同
期信号)を生成するものである。なお、PLL回路11
におけるVCOの中心周波数の切換制御を行うためにP
LL回路11はシステムコントローラ14にも接続され
ている。
【0021】同期検出及び復調回路10は、PLL回路
11がロック状態にあるか否かを検出即ちPLL回路1
1がEFM信号に同期して動作しているか否かを検出
し、同期している場合にPLL回路11から得られた再
生クロック信号(同期信号)をライン53でモータサー
ボ回路8に送る。また、同期検出及び復調回路10はP
LL回路11がEFM信号に同期している場合即ちロッ
ク状態の場合に、再生クロック信号即ち同期信号を使用
してEFM信号を例えばNRZ(Non Return to Zer
o )のディジタル信号に復調し、ライン54に出力す
る。同期検出及び復調回路10はディスク4にCDフォ
ーマットに従ってデータブロックと共に記録されている
アドレスの復調信号をライン55によってシステムコン
トローラ14に送る。ライン55のアドレスは、目標ア
ドレスに光ピックアップ6を位置決めするためのシーク
に周知の方法で使用される。
【0022】同期検出及び復調回路10に接続された周
知のエラー検出及び訂正回路12は、復調されたデータ
(再生データ)のエラーを検出し、エラーが検出された
場合において訂正可能であれば訂正する。エラー検出及
び訂正回路12はインタフェース回路13及びシステム
コントローラ14に接続されている。訂正不可能な再生
エラ−が発生した時には周知の方法でデ−タの再読み取
り(リトライ)が実行される。なお、波形整形回路9と
同期検出及び復調回路10とエラー検出及び訂正回路と
合わせて再生信号処理手段と呼ぶことができる。
【0023】インタフェース回路13はエラー検出及び
訂正回路12とホストコンピュータ1との間に接続され
ていると共に、ホストコンピュータ1とシステムコント
ローラ14との間に接続されている。
【0024】クロック発生器16は、ライン56によっ
てシステムコントローラ14に接続され、またライン5
7によってモータサーボ回路8に接続され、またライン
58によってエラー検出及び訂正回路12に接続されて
おり、システムコントローラ14による制御に従って標
準周波数f1 の基準クロック信号及び標準周波数f1の
2倍、4倍、8倍、12倍の周波数f2 、f4 、f8 、
f12の基準クロック信号の内のいずれか1つをモータサ
ーボ回路8及びエラー検出及び訂正回路12に供給す
る。
【0025】モータサーボ回路8は、同期信号ライン5
3、速度指令バス56、クロックライン57、FGパル
スライン59、CAV・CLV切換制御ライン60、及
び出力ライン61に接続されている。図3に示すように
モ−タサ−ボ回路8はCLV制御のためのf−v(周波
数−電圧)変換器62と基準電圧発生器63と誤差増幅
器64と位相比較器65と加算器66とから成るCLV
サ−ボ回路8a の他、CAV(Constant Angular Veclo
city)即ち回転角一定制御のためのf−v変換器67と
基準電圧発生器68と誤差増幅器69とから成るCAV
サ−ボ回路8bを有する。CLVサ−ボ回路8a におけ
るf−v変換器64は同期検出及び復調回路10の再生
クロック信号出力ライン53に接続されており、再生ク
ロック信号の周波数に対応する電圧信号即ちf−v変換
出力信号を形成する。基準電圧発生器63はシステムコ
ントローラ14に接続され、このシステムコントローラ
14からバス56を介して供給される基準周波数指定デ
ータ即ち速度指令データに基づいて例えば標準(1.2
〜1.4m/s)、2倍、4倍、8倍、12倍の走査速
度に対応する第1、第2、第3、第4及び第5の速度デ
ータから成る5段階(ゼロを含めると6段階)の基準電
圧を選択的に発生する。f−v変換器64と基準電圧発
生器65に接続された誤差増幅器66はf−v変換器6
4から得られた周波数対応電圧と基準電圧(速度指令電
圧)との差に対応する電圧即ち周波数誤差信号を発生す
る。位相比較器65は同期検出及び復調回路10の再生
クロック信号出力ライン53及びクロック発生器16の
出力ライン57に接続され、再生クロック信号と基準ク
ロック信号との位相差に対応する電圧即ち位相誤差信号
を発生する。加算器68は誤差増幅器64と位相比較器
65とに接続され、周波数誤差信号と位相誤差信号とを
加算した信号即ち合成誤差信号を形成する。CAVサ−
ボ回路8b のf−v変換器67はFGパルスライン59
に接続され、FGパルスの周波数即ちモ−タ5の回転数
に対応した電圧を出力する。基準電圧発生器68は速度
指令バス56に接続され、コントロ−ラ14で指令され
た速度に対応する基準電圧を発生する。誤差増幅器69
はf−v変換器67の出力と基準電圧発生器68の出力
との差に対応する電圧を発生する。CLV制御信号とC
AV制御信号とを選択的に出力するためにスイッチ70
の一方の端子71にCLVサ−ボ回路8aの加算器66
が接続され、他方の端子72にCAVサ−ボ回路8bの
誤差増幅器69が接続され、スイッチ70の出力端子7
3は駆動増幅器74とライン61を介してモ−タ5に接
続されている。スイッチ70はシステムコントロ−ラ1
4から導出されたCAV・CLV切換制御ライン60の
信号で制御される。
【0026】モ−タ5にはFG(周波数信号発生器)7
5が結合されており、このFG75はモータ5の回転に
対応した周波数でパルスを発生する。この実施例ではモ
ータ5が1回転するとFG75は6個のパルスを発生す
る。FG75は出力ライン59によってシステムコント
ローラ14及びCAVサ−ボ回路8b のf−v変換器6
7に接続されている。このFG75の出力パルスはCA
V制御のみでなく、ディスク4の回転速度の検出にも使
用される。従って、FG67はディスク4の回転速度検
出手段の一部である。
【0027】振動検知手段15は、圧電素子から成る振
動センサ76と高周波ノイズ除去用のLPF(ローパス
フィルタ)77とADC(アナログ・ディジタル変換
器)78とから成る。振動センサ76はモータ5のスピ
ンドル19が延びている方向の振動を検出するようにモ
ータ5を支持している容器76aに取付けられている。
ディスク4の高速回転に基づく振動はスピンドル19の
方向即ち垂直方向のみでなく、ディスク4の主面が延び
ている方向即ち水平方向にも生じるので、水平方向の振
動を検出するように振動センサ76を配置することもで
きる。振動センサ76はディスク4の回転に基づいて生
じるCD−ROMドライブ装置2の振動を変位量、又は
加速度で検知することができる。本実施例では加速度の
変化を検出して振動量としている。LPF77は振動セ
ンサ76の出力ラインに接続され、ディスク4の回転に
起因する周波数成分を効果的に抽出するために寄与す
る。本発明に従ってディスク4の許容最高回転速度を決
定する時にはディスク4の回転速度が時間の経過と共に
高くなる。このため、ディスク4の回転に起因する振動
の周波数成分は回転速度に応じて変化する。この実施例
ではディスク4の回転に起因する振動成分を効果的に抽
出するためにシステムコントローラ14から導出された
ライン79の制御信号に応答してLPFのカットオフ周
波数の切換制御が実行される。LPF77に接続された
ADC78は振動検出信号をディジタル信号に変換して
出力ライン80によってシステムコントローラ14に送
る。
【0028】再生制御手段としてのシステムコントロー
ラ14はマイクロプロセッサから成り、CPU(中央処
理装置)81と各種の作業を行うためのRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)82とプログラム及びテーブル
が格納されているROM(リード・オンリー・メモリ)
83とを含み、ROM83に格納されている動作制御用
プログラムに従って動作する。
【0029】図4はシステムコントローラ14の一部を
等価的即ち機能的に示すブロック図である。この図4か
ら明らかなようにシステムコントローラ14は、ROM
83に格納されたテーブル84、モード切換信号発生手
段85、ディスク着脱検出手段86、速度指令データ発
生手段87、速度検出手段88、ROM読み出し制御手
段89、ホールド手段90、比較手段91、LPF制御
手段92、トラッキング及びフォーカスサーボ制御手段
93、及び最高速度判定手段94を有する。
【0030】ROM83のテーブル84には、例えば1
00rpm 間隔のような複数段階の回転速度と、各回転速
度におけるCD−ROMドライブ装置2の振動の許容上
限値及びLPF77のフィルタ定数が格納されている。
このテーブル84の読み取りはROM読み出し制御手段
89によって制御される。即ち、ROM読み出し制御手
段89は速度検出手段88で検出されたディスク4の回
転速度に応答して読み出しアドレスを決定する。更に詳
細には、許容最高回転速度決定モードにおいて速度検出
手段によって100rpm 、200rpm 、300rpm ・・
・のように速度が検出されると、ROM読み出し制御手
段はテーブル84のこれ等の回転速度に対応したアドレ
スを指定し、各回転速度の振動の許容上限値及びフィル
タ定数を読み出す。
【0031】速度検出手段88はFG出力ライン59に
接続されており、ここに内蔵されたカウンタでFGパル
スを周期的に計数することによって回転速度を示す出力
を発生する。
【0032】モード切換信号発生手段85は、許容最高
回転速度決定モードとデータ再生モードとの切換えを実
行するための信号を形成するものであり、ディスク着脱
検出手段86から得られたディスク4のモータ5に対す
る装着を示す信号に応答して許容最高回転速度決定モー
ドのための信号を出力する。なお、ディスク着脱検出手
段86はライン52によって光ピックアップ6に接続さ
れ、光ピックアップ6の出力に基づいてディスク4の有
無を示す出力を発生する。モード切換信号発生手段85
は、ライン95に許容最高回転速度決定モードと正常デ
ータ再生モードとを区別するモード判別信号を出し、こ
れを速度指令データ発生手段87とトラッキング及びフ
ォーカスサーボ制御手段93とROM読み出し制御手段
89とに送る。速度指令データ発生手段87は、許容最
高回転速度決定モード時には標準、2倍、4倍、8倍及
び12倍速度を示すデータを順次に発生し、正常再生モ
ード時には許容最高回転速度決定モードで決定された許
容最高回転速度又はこれよりも低い回転速度を指令する
データを発生する。
【0033】トラッキング及びフォーカスサーボ制御手
段93は許容最高回転速度決定モード時にはライン4
1、47に図2のトラッキング用スイッチ39及びフォ
ーカス用スイッチ45をオフにするための信号を出力
し、また正常再生モード期間内においてトラッキング及
びフォーカス制御が要求される期間のみにスイッチ3
9、45をオンにするための信号をライン41、47に
出力する。また、トラッキング及びフォーカスサーボ制
御手段93は、正常データ再生モード時において速度検
出手段88の出力に応答して図2のトラッキング及びフ
ォーカスサーボ回路17、18の位相補償及び駆動回路
40、46を制御するための信号をライン41a、47
aに送出する。
【0034】モード切換信号発生手段85は、CAV・
CLV切換信号をライン60を介して図3のスイッチ7
0に送る。本発明に従う許容最高回転速度決定モード時
にはCAVを指示する信号をライン60を介してスイッ
チ70に供給し、スイッチ70の第2の端子72を出力
端子73に接続する。正常データ再生モード時にはCL
V制御を実行するための信号をライン70に送り、第1
の端子71を出力端子73に接続する。
【0035】ROM読み出し制御手段89はライン95
の許容最高回転速度決定モードを示す信号と回転速度検
出信号とに応答してテーブル84から振動の許容上限値
とフィルタ定数とを読み出す。テーブル84の振動の許
容上限値は比較手段91に入力する。比較手段91はテ
ーブル84から読み出された許容上限値と図1の振動検
知手段15の出力ライン80から得られた検出振動値と
を比較し、両者が一致した時に許容最高回転速度である
ことを示す信号を出力する。テーブル84の振動の許容
上限値はディスク4の回転速度の変化によってさほど変
化せずほぼ一定の値を示しているが、ライン80の検出
振動量はディスク4の回転速度の上昇に伴なって大きく
なる。ディスク4の偏心又は重量アンバランスが大きい
場合には、CD−ROMドライブ装置2の所定最高回転
速度即ち予め設定された最高回転速度(12倍速度)又
はこれよりも低い速度で検出振動量が許容上限値を上回
ることがある。比較手段91は検出振動量が許容上限値
に至ったか否かをホールド手段(メモリ)90及びモー
ド切換信号発生手段85に通知する。
【0036】ホールド手段90は、比較手段91によっ
て許容最高回転速度が決定されたことに応答してその時
の速度検出手段88の出力を許容最高回転速度としてホ
ールドする。また、ホールド手段90は、最高速度判定
手段94がディスク4の回転速度が標準速度の12倍で
あることを判定していると同時に比較手段91が検出振
動量は許容上限値に達していないことを判定している時
に12倍速度(所定最高回転速度)をホールドする。ホ
ールド手段90のホールド値は速度指令データ発生手段
87に供給される。速度指令データ発生手段87は、正
常データ再生モード時にホールド手段90から供給され
た許容最高回転速度に対応する速度指令データを出力す
る。なお、比較手段91から振動量が許容上限値に達し
たことを示す出力が得られた時には、速度指令データ発
生手段87から許容最高回転速度よりも例えば1段低い
回転速度を示す速度指令データを発生させることもでき
る。ホールド手段90にホールドされた許容最高回転速
度はディスク4がスピンドル19から離脱されるまで保
持され、ディスク着脱検出手段86からディスク離脱を
示す信号が発生した時にこの保持が解除される。
【0037】LPF制御手段92はテーブル84から読
み出したフィルタ定数に基づいて図1のLPF77のフ
ィルタ定数をテーブル84から読み出したフィルタ定数
と同一にするようにLPF77を制御する。
【0038】図5は図1のCD−ROMドライブ装置2
の許容最高回転速度の決定方法を示すフローチャートで
ある。ステップS1 で動作が開始すると、まずステップ
S2でディスク4がモータ5に装着され否かが判定され
る。ディスク装置を示すYESの出力が得られた時には
ステップS3 でディスク4の回転を開始させ、最高回転
速度(12倍速度)まで回転速度を徐々に高める動作を
生じさせ、各回転速度で振動量を検出する。次に、ステ
ップS4 で振動検知手段15で検出された振動量が許容
上限値か否かが判定される。振動量が許容上限値である
ことを示すYESの出力が得られた時には、ステップS
5 でこの時の回転速度を許容最高回転速度としてホール
ドする。ステップS4 で振動量が許容上限値に達してい
ないことを示すNOの出力が得られた時にはステップS
6 で現在の回転速度が所定最高回転速度(12倍速度)
か否かが判定される。ステップS6 で所定最高回転速度
であることが判定された時にはステップS5 で所定最高
回転速度(12倍速度)を許容最高回転速度としてホー
ルドする。ステップS6 で所定最高回転速度でないこと
を示すNOの出力が得られた時には、ステップS3 に戻
り、回転速度の上昇を継続させ、次の段階の回転速度に
おける振動量を検出する。次に、ステップS7 でデータ
再生用速度指令データを発生させる。このデータ再生用
速度指令データは許容最高回転速度又はこれよりも低い
速度に対応させる。次に、ステップS8 でディスク4の
離脱を判定する。このステップS8 でディスク4がモー
タ5から離脱されたことが判定された時にはステップS
9 で許容最高回転速度のホールドを解除し、ステップS
10に示すように動作を終了させる。
【0039】本実施例のCD−ROMドライブ装置2に
おいては、データの再生に先立って、許容最高回転速度
を振動量に基づいて決定する。そして、振動量が大きい
時にはCD−ROMドライブ装置2の所定最高回転速度
(12倍速度)よりも低い回転速度でデータの再生を実
行する。低品質ディスクの場合には、所定最高回転速度
(12倍速度)よりも低い回転速度でデータを再生した
方が、データ再生エラーが少なくなり、結果として再生
所要時間が短くなる。また、振動量を上限値以下に抑え
るので、使用者に不快感を与えることを防止でき、ま
た、HDD等の他の装置への悪影響を防ぐことができ
る。
【0040】
【第2の実施例】次に、図6〜図9を参照して第2の実
施例のCD−ROMドライブ装置及びこれを含むコンピ
ュータシステムを説明する。但し、図6において図1と
実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を
省略する。図6のCD−ROMドライブ装置2aは、図
6の振動検知手段15を振動検知手段15aに変形した
他は図1のCD−ROMドライブ装置2と同一に構成さ
れている。更に詳細には、図6のCD−ROMドライブ
装置2aは、振動センサ76の配置を変えた点、図1の
LPF77をBPF(バンド・パス・フィルタ)77a
に変えた点で図1のCD−ROMドライブ装置2と相違
しているが、その他は図1のCD−ROMドライブ装置
2と実質的に同一に構成されている。振動センサ76は
図6で鎖線で示すようにHDD(ハード・ディスク・ド
ライブ)96に取付けられている。HDD96はホスト
コンピュータ1に結合され、記憶装置として使用されて
いる。この実施例のコンピュータシステムでは図7に概
略的に示すようにホストコンピュータ1とCD−ROM
ドライブ装置2aとHDD96とが同一の容器(ケ−
ス)97に収容されている。従って、CD−ROMドラ
イブ装置2aが振動すると、HDD96も振動する。H
DD96は磁気ディスク98と回転モータ99と浮動ヘ
ッド100とを含み、これ等が容器101に収容されて
いる。浮動ヘッドは振動が大きいと磁気ディスク98に
衝突し、ディスク98又はヘッド100又はデータを破
壊するおそれがある。そこで、振動センサ76がHDD
96の容器101に取付けられている。この振動センサ
76は第1の実施例と同様にCD−ROMドライブ装置
2aの許容最高回転速度の決定に使用されていると共に
HDD96のリード又はライトの停止制御にも使用され
ている。即ちHDD96は振動センサ76の出力が所定
量以上になった時にリード又はライトを停止するように
構成されている。
【0041】図6のBPF77aは、トラッキングサー
ボ回路17及びフォーカスサーボ回路18の振動に影響
を受け易い周波数帯域の振動成分を抽出するように構成
されている。図8はトラッキングサーボ回路17の周波
数特性を示し、図9はBPF77aの周波数特性を示
す。図8の点線で示す特性線Aは図2の位相補償及び駆
動回路40に含まれているフィルタで補償する前のトラ
ッキングサーボ回路17のゲインを示し、鎖線で示す特
性線Bは補償フィルタのゲインを示し、実線で示す特性
線Cは補償後のトラッキングサーボ回路17のゲインを
示す。図8のトラッキングサーボ回路17の周波数特性
線Cにおいて約200〜1000Hzの範囲に振動に弱い
周波数帯域である。そこで、図6のBPF77aは図9
の特性線Dに示すように約200〜1000Hzを通過帯
域となるように構成されている。従って、BPF77a
はCD−ROMドライブ装置2aにおいて特に弊害の大
きい振動成分を検出し、この成分の振動量をADC78
を介してシステムコントローラ14に送る。検出された
振動量は第1の実施例と同様に許容最高回転速度の決定
に使用される。なお、BPF77aの通過帯域もディス
ク4の回転速度の変化に応じて切り換えられる。また、
フォーカスサーボ回路18の周波数特性はトラッキング
サーボ回路17のそれとほぼ同一である。
【0042】第2の実施例は第1の実施例と同一の作用
効果を有する他に、HDD96の保護ができるという効
果、及びBPF77aによってより適確に許容最高回転
速度を決定できるという効果を有する。
【0043】
【第3の実施例】次に、図10及び図11を参照して第
3の実施例のCD−ROMドライブ装置2cを説明す
る。但し、図10において、図1と実質的に同一の部分
には同一の符号を付してその説明を省略する。図1のC
D−ROMドライブ装置2bは、図1のCD−ROMド
ライブ装置2の振動検知手段15を振動検出回路15b
に変えた他は図1と同一に構成されている。振動検出回
路15bはフォーカスサーボ回路18の出力ラインに接
続されている。即ち振動検出回路15bは図2のフォー
カス用ムービングコイル30aに接続されている。な
お、振動検出回路15bを図10で鎖線で示すようにト
ラッキングサーボ回路17の出力ライン即ち図2のトラ
ッキング用ムービングコイルに接続することもできる。
振動検出回路15bはライン80によってシステムコン
トローラ14に接続されている。
【0044】図11は振動検出回路15bを詳しく示す
ものである。この振動検出回路15bはバッファ増幅器
111と整流回路112と平滑回路又は積分回路として
のLPF113とADC114とから成る。許容最高回
転決定モード時においては第1の実施例と同様に図2の
スイッチ39、45がオフにされ、トラッキングサーボ
回路17及びフォーカスサーボ回路18はムービングコ
イル29a、30aから実質的に切り離された状態にあ
る。ムービングコイル29a、30aは永久磁石29
b、30bの磁界中に配置されているので、ディスク4
の回転に基づいてCD−ROMドライブ装置2bが振動
し、永久磁石29b、30bに相対的にムービングコイ
ル29a、30aが移動すると、ムービングコイル29
a、30aに電圧が発生する。振動検出回路15bはム
ービングコイル29a、30aの電圧を検出し、これを
振動量として出力する。なお、振動検出回路15bから
得られた振動量は第1の実施例と同様に許容最高回転速
度の決定に使用される。
【0045】第3の実施例は第1の実施例と同様な作用
効果を有する他に、振動検知手段のコストの低減を図る
ことができるという効果を有する。なお、図11の振動
検出回路15bにも図1のLPF77、図6のBPF7
7aに相当するものを例えばバッファ増幅器111の出
力段に接続することができる。
【0046】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 許容最高回転速度決定モ−ド時にディスクの回
転速度を連続的に上昇させないで、例えば標準、2倍、
4倍、8倍、12倍のように段階的に回転速度を上昇さ
せ、各段階において振動量が上限値に達しているか否か
を判定して許容最高回転速度を決定してもよい。 (2) 図3に示すCAVサ−ボ回路8bを省くことが
できる。CLVサ−ボ回路8aのみで許容最高回転速度
を決定する時にはディスク4のトラックの最内周を光ビ
−ムで走査して標準、2倍、4倍、8倍、12倍の回転
速度を得る。 (3) 光検出器28を2分割型にすることができる。 (4) 本発明は光ディスクによる再生装置に限ること
なく、磁気ディスク再生装置にも適用可能である。 (5) CAVで記録されたディスクをCAVサ−ボで
読み取る再生装置、CLVで記録されたディスクをCA
Vで読み取る再生装置にも本発明を適用することができ
る。 (6) 図4に示す速度検出手段88、ディスク着脱検
出手段86及びROM83等の一部又は全部をコントロ
−ラ14の外部に独立に設けることができる。 (7) ディスクの着脱検出手段として、発光素子と受
光素子を設け、発光素子の光をディスクに投射してこの
反射光の有無を受光素子で検出することができる。 (8) CD−ROMドライブ装置2、2a、2bの振
動を検出する代りに、ディスク4の振動、又はモ−タ5
を含む回転手段の振動を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるCD−ROMド
ライブ装置を含むコンピュ−タシステムを示すブロック
図である。
【図2】図1のディスク、光ピックアップ、トラッキン
グサーボ回路、フォーカスサーボ回路、及び読み取り出
力回路を示すブロック図である。
【図3】図1のモ−タサ−ボ回路を詳しく示す回路図で
ある。
【図4】図1のシステムコントローラにおける許容最高
回転速度決定方法を等価的に示すブロック図である。
【図5】図1のシステムコントローラによる許容最高回
転速度の決定動作を示す流れ図である。
【図6】第2の実施例のCD−ROMドライブ装置を含
むコンピュ−タシステムを示すブロック図である。
【図7】図6のコンピュ−タシステムにおけるホストコ
ンピュ−タ、CD−ROMドライブ装置、HDDの配置
を概略的に示す一部切断正面図である。
【図8】図6のトラッキングサ−ボ回路の周波数特性を
示す回路図である。
【図9】図6のBPFの周波数特性を示す図である。
【図10】第3の実施例のCD−ROMドライブ装置を
含むコンピュ−タシステムを示すブロック図である。
【図11】第10の振動検出回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
4 ディスク(CD−ROM) 5 モータ 6 光ピックアップ 8 モ−タサーボ回路 76 振動センサ
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】モータサーボ回路8は、同期信号ライン5
3、速度指令バス56、クロックライン57、FGパル
スライン59、CAV・CLV切換制御ライン60、及
び出力ライン61に接続されている。図3に示すように
モータサーボ回路8はCLV制御のためのf−v(周波
数−電圧)変換器62と基準電圧発生器63と誤差増幅
器64と位相比較器65と加算器66とから成るCLV
サーボ回路8aの他、CAV(Constant An
gular Veclocity)即ち回転角一定制御
のためのf−v変換器67と基準電圧発生器68と誤差
増幅器69とから成るCAVサーボ回路8bを有する。
CLVサーボ回路8aにおけるf−v変換器64は同期
検出及び復調回路10の再生クロック信号出力ライン5
3に接続されており、再生クロック信号の周波数に対応
する電圧信号即ちf−v変換出力信号を形成する。基準
電圧発生器63はシステムコントローラ14に接続さ
れ、このシステムコントローラ14からバス56を介し
て供給される基準周波数指定データ即ち速度指令データ
に基づいて例えば標準(1.2〜1.4m/s)、2
倍、4倍、8倍、12倍の走査速度に対応する第1、第
2、第3、第4及び第5の速度データから成る5段階
(ゼロを含めると6段階)の基準電圧を選択的に発生す
る。f−v変換器62と基準電圧発生器63に接続され
た誤差増幅器64はf−v変換器62から得られた周波
数対応電圧と基準電圧(速度指令電圧)との差に対応す
る電圧即ち周波数誤差信号を発生する。位相比較器65
は同期検出及び復調回路10の再生クロック信号出力ラ
イン53及びクロック発生器16の出力ライン57に接
続され、再生クロック信号と基準クロック信号との位相
差に対応する電圧即ち位相誤差信号を発生する。加算器
66は誤差増幅器64と位相比較器65とに接続され、
周波数誤差信号と位相誤差信号とを加算した信号即ち合
成誤差信号を形成する。CAVサーボ回路8bのf−v
変換器67はFGパルスライン59に接続され、FGパ
ルスの周波数即ちモータ5の回転数に対応した電圧を出
力する。基準電圧発生器68は速度指令バス56に接続
され、コントローラ14で指令された速度に対応する基
準電圧を発生する。誤差増幅器69はf−v変換器67
の出力と基準電圧発生器68の出力との差に対応する電
圧を発生する。CLV制御信号とCAV制御信号とを選
択的に出力するためにスイッチ70の一方の端子71に
CLVサーボ回路8aの加算器66が接続され、他方の
端子72にCAVサーボ回路8bの誤差増幅器69が接
続され、スイッチ70の出力端子73は駆動増幅器74
とライン61を介してモータ5に接続されている。スイ
ッチ70はシステムコントローラ14から導出されたC
AV・CLV切換制御ライン60の信号で制御される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図5は図1のCD−ROMドライブ装置2
の許容最高回転速度の決定方法を示すフローチャートで
ある。ステップS1で動作が開始すると、まずステップ
S2でディスク4がモータ5に装着され否かが判定され
る。ディスク装着を示すYESの出力が得られた時には
ステップS3でディスク4の回転を開始させ、最高回転
速度(12倍速度)まで回転速度を徐々に高める動作を
生じさせ、各回転速度で振動量を検出する。次に、ステ
ップS4で振動検知手段15で検出された振動量が許容
上限値か否かが判定される。振動量が許容上限値である
ことを示すYESの出力が得られた時には、ステップS
5でこの時の回転速度を許容最高回転速度としてホール
ドする。ステップS4で振動量が許容上限値に達してい
ないことを示すNOの出力が得られた時にはステップS
6で現在の回転速度が所定最高回転速度(12倍速度)
か否かが判定される。ステップS6で所定最高回転速度
であることが判定された時にはステップS5で所定最高
回転速度(12倍速度)を許容最高回転速度としてホー
ルドする。ステップS6で所定最高回転速度でないこと
を示すNOの出力が得られた時には、ステップS3に戻
り、回転速度の上昇を継続させ、次の段階の回転速度に
おける振動量を検出する。次に、ステップS7でデータ
再生用速度指令データを発生させる。このデータ再生用
速度指令データは許容最高回転速度又はこれよりも低い
速度に対応させる。次に、ステップS8でディスク4の
離脱を判定する。このステップS8でディスク4がモー
タ5から離脱されたことが判定された時にはステップS
9で許容最高回転速度のホールドを解除し、ステップS
10に示すように動作を終了させる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で記録され且つ中心孔を有している記録媒体ディ
    スクを回転するものであって、前記中心孔に挿入される
    スピンドルを有し、前記ディスクを着脱自在に装着する
    ことができるように形成され且つ回転速度を変えること
    ができるように形成されているディスク回転手段と、 前記ディスクから前記データを読み取るための信号変換
    器と、 前記信号変換器を前記ディスクの半径方向に移動するた
    めの移動手段とを備えたデ−タ再生装置によって前記デ
    ィスクから前記データを再生する方法において、 前記ディスクを前記ディスク回転手段で回転することに
    基づいて発生する前記デ−タ再生装置の振動を検知する
    ための振動検知手段、及び前記デ−タ再生装置の振動の
    許容範囲の上限値を与えるための手段を用意し、 前記ディスク回転手段に装着された前記ディスクの回転
    を開始させ、このディスクの回転速度を上昇させながら
    前記振動検知手段によって前記ディスク、前記ディスク
    回転手段、前記デ−タ再生装置から選択された1つの振
    動量を検出し、 検出された振動量が前記上限値に達したか否かを判定
    し、 前記振動量が前記上限値に達したことを示す判定結果が
    得られた時の前記ディスクの回転速度を許容最高回転速
    度として保持し、 もし、前記ディスクの所定最高回転速度になるまでに前
    記振動量が前記上限値に達しない時には前記所定最大回
    転速度を許容最高回転速度として保持し、 前記許容最高回転速度の保持を前記ディスクが前記ディ
    スク回転手段から離脱されるまで維持し、 前記ディスクからデ−タを再生する時には前記許容最高
    回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスクを回転す
    ることを特徴とするデ−タの再生方法。
  2. 【請求項2】 データがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で記録され且つ中心孔を有している記録媒体ディ
    スクを回転するものであって、前記中心孔に挿入される
    スピンドルを有し、前記ディスクを着脱自在に装着する
    ことができるように形成され且つ回転速度を変えること
    ができるように形成されているディスク回転手段と、 前記ディスクから前記データを読み取るための信号変換
    器と、 前記信号変換器を前記ディスクの半径方向に移動するた
    めの移動手段と備えて前記ディスクからデ−タを再生す
    るためのデ−タ再生装置において、 前記ディスクを前記ディスク回転手段で回転することに
    基づいて発生する前記ディスク、前記ディスク回転手段
    及び前記デ−タ再生装置から選択された1つの振動量を
    検知し、振動量を示す電気信号を出力する振動検知手段
    と、 前記デ−タの再生装置の振動の許容範囲の上限値を示す
    信号を発生する振動上限値信号発生手段と、 前記ディスク回転手段と前記振動検出手段と前記上限値
    信号発生手段に接続され、前記ディスクの回転手段に装
    着された前記ディスクの回転速度を徐々に上昇させるよ
    うに前記ディスク回転手段を制御し、前記振動検知手段
    によって検出された前記振動量が前記上限値に達したか
    否かを判定し、前記振動量が前記上限値に達したことを
    示す判定結果が得られた時の前記ディスクの回転速度を
    許容最高回転速度として保持し、もし、前記ディスクの
    所定最高回転速度になるまでに前記振動量が前記上限定
    値に達しない時には前記所定回転速度を許容最高回転速
    度として保持し、前記許容最高回転速度の保持を前記デ
    ィスクが前記ディスク回転手段から離脱されるまで維持
    し、前記ディスクからデ−テを再生する時には前記許容
    最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスクを回
    転するように前記ディスク回転手段を制御する制御手段
    と、を備えていることを特徴とするデ−タ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記振動検知手段は、前記デ−タ再生装
    置の内部に配置された振動センサであることを特徴とす
    る請求項2記載のデ−タ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記振動検知手段は、前記デ−タ再生装
    置の外部における前記デ−タ再生装置の振動が伝達され
    た部分に配置された振動センサであることを特徴とする
    請求項2記載のデ−タ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記振動検知手段は、更に、高周波ノイ
    ズ成分を除去するためのロ−パスフィルタを含み、この
    ロ−パスフィルタは前記振動センサの出力手段に接続さ
    れていることを特徴とする請求項3又は4記載のデ−タ
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記振動検知手段は、更に、前記デ−タ
    再生装置に最も悪い影響を与える振動の周波数帯域の振
    動成分を抽出するためのバンドパスフィルタを含み、こ
    のバンドパスフィルタは前記振動センサの出力段に接続
    されていることを特徴とする請求項3又は4記載のデ−
    タ再生装置。
  7. 【請求項7】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録され且つ中心孔を有
    している記録媒体ディスクを回転するものであって、前
    記中心孔に挿入されるスピンドルを有し、前記ディスク
    を着脱自在に装着することができるように形成され且つ
    前記ディスクの回転速度を変えることができるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 前記回転手段に装着された前記ディスクに前記光源から
    放射されたデ−タ読み取り用光ビ−ムを収束させて投射
    するための対物レンズと、 前記光ビームが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビームを検知するためのものであって、入
    射光に対応した電気信号を出力する光検知手段と、 前記ディスクにおける前記光ビ−ムのフォ−カス状態を
    検出するためのフォ−カス検出手段と、 前記フォ−カス検出手段で検出したフォ−カス状態が最
    適フオ−カス状態になるように前記対物レンズを制御す
    るものであって、前記対物レンズに結合された第1のム
    −ビングコイルと、前記第1のム−ビングコイルに磁界
    を与えるための第1の磁石手段と、前記フォ−カス検出
    手段から得られた信号に応答して前記フォ−カス状態を
    前記最適フォ−カス状態にするためのフォ−カス制御信
    号を前記第1のム−ヒングコイルに供給するためのフォ
    −カスサ−ボ回路とを備えているフォ−カス制御手段
    と、 前記ディスクのトラックと前記光ビ−ムとのずれを検出
    するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段の出力に基づいて前記ず
    れを低減させるように前記対物レンズを前記ディスクの
    半径方向に移動させるためのものであって、前記対物レ
    ンズに結合された第2のム−ビングコイルと、前記第2
    のム−ビングコイルに磁界を与えるための第2の磁石手
    段と、前記トラッキング状態検出手段から得られた信号
    に応答して前記ずれを低減するためのトラッキング制御
    信号を前記第2のム−ビングコイルに供給するためのト
    ラッキングサ−ボ回路とを備えているトラッキング制御
    手段と、 前記フォ−カスサ−ボ回路から前記第1のム−ビングコ
    イルへのフォ−カス制御信号の供給を選択的に遮断する
    ための第1のスイッチと、 前記トラッキングサ−ボ回路から前記第2のム−ビング
    コイルへのトラッキング制御信号の供給を選択的に遮断
    するための第2のスイッチと、 を備えて前記ディスクからデ−タを再生するためのデ−
    タ再生装置において、 前記ディスクを前記ディスク回転手段で回転することに
    基づいて発生する前記ディスク、前記ディスク回転手段
    及び前記デ−タ再生装置から選択された1つの振動量を
    検知し、振動量を示す電気信号を出力する振動検知手段
    と、 前記デ−タの再生装置の振動の許容範囲の上限値を示す
    信号を発生する振動上限値信号発生手段と、 前記ディスク回転手段と前記振動検出手段と前記上限値
    信号発生手段に接続され、前記ディスクの回転手段に装
    着された前記ディスクの回転速度を徐々に上昇させるよ
    うに前記ディスク回転手段を制御し、前記振動検知手段
    によって検出された前記振動量が前記上限値に達したか
    否かを判定し、前記振動量が前記上限値に達したことを
    示す判定結果が得られた時の前記ディスクの回転速度を
    許容最高回転速度として保持し、もし、前記ディスクの
    所定最高回転速度になるまでに前記振動量が前記上限定
    値に達しない時には前記所定回転速度を許容最高回転速
    度として保持し、前記許容最高回転速度の保持を前記デ
    ィスクが前記ディスク回転手段から離脱されるまで維持
    し、前記ディスクからデ−テを再生する時には前記許容
    最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスクを回
    転するように前記ディスク回転手段を制御する制御手段
    と、を備えていることを特徴とするデ−タ再生装置。
  8. 【請求項8】 前記振動検知手段は、前記デ−タ再生装
    置の内部に配置された振動センサであることを特徴とす
    る請求項7記載のデ−タ再生装置。
  9. 【請求項9】 前記振動検知手段は、前記デ−タ再生装
    置の外部における前記デ−タ再生装置の振動が伝達され
    た部分に配置された振動センサであることを特徴とする
    請求項7記載のデ−タ再生装置。
  10. 【請求項10】 前記振動検知手段は、更に高周波ノイ
    ズ成分を除去するためのロ−パスフィルタを含み、この
    ロ−パスフィルタは前記振動センサの出力段に接続され
    ていることを特徴とする請求項8又は9記載のデ−タ再
    生装置。
  11. 【請求項11】 前記振動検知手段は、更にパンドパス
    フィルタを含み、このバンドパスフィルタは前記振動セ
    ンサの出力段に接続され、且つこのバンドパスフィルタ
    の信号通過帯域は前記フォ−カスサ−ボ回路又は前記ト
    ラッキングサ−ボ回路のゲインの周波数特性における低
    ゲイン領域にほぼ一致するように設定されていることを
    特徴とする請求項8又は9記載のデ−タ再生装置。
  12. 【請求項12】 前記振動検知手段は、前記第1のスイ
    ッチをオフに制御して第1のム−ビングコイルの電圧を
    検出し、この電圧の値に基づいて振動量を検出する手段
    である請求項7記載のデ−タ再生装置。
  13. 【請求項13】 前記振動検知手段は、前記第2のスイ
    ッチをオフに制御して第2のム−ビングコイルの電圧を
    検出し、この電圧の値に基づいて振動量を検出する手段
    である請求項7記載のデ−タ再生装置。
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