JPH1166724A - デ−タの再生方法及び装置 - Google Patents

デ−タの再生方法及び装置

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JPH1166724A
JPH1166724A JP9178894A JP17889497A JPH1166724A JP H1166724 A JPH1166724 A JP H1166724A JP 9178894 A JP9178894 A JP 9178894A JP 17889497 A JP17889497 A JP 17889497A JP H1166724 A JPH1166724 A JP H1166724A
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disk
speed
data
interval
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JP9178894A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Kubo
充正 久保
Yuichi Sakamoto
雄一 坂本
Tadashi Tanaka
正 田中
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Original Assignee
Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−ROMを標準速度よりも速く回転させ
ると、低品質CD−ROMの再生時間が長くなることが
ある。また、振動が発生することがある。 【解決手段】 デ−タの読み取りが可能な最大回転速度
の決定をトラッキングサ−ボのロックが成立しているか
否か又はフォ−カスサ−ボのロックが成立しているか否
かに基づいて行う。デ−タの再生は、決定された最大回
転速度以下で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD−ROMドライ
ブ装置又はこれに類似のデ−タ再生装置及びこれを使用
したデ−タ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMはCD(コンバクトデイス
ク)をROM(リ−ド・オンリ−・メモリ)として使用
したものであり、半導体ROMと同様にコンピュ−タシ
ステムに使用されている。コンピュ−タシステムにおい
ては高速処理が要求されるので、CD−ROMの走査速
度(線速度)をオ−ディオ用CDの標準走査速度(1.
2〜1.4m/s)の数倍に設定するのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−RO
Mドライブ装置で使用するCD−ROMはオ−ディオ用
CDと同一規格で作製されており、高速走査を意図して
作製されていない。従って、CD−ROMをドライブ装
置によって例えば標準走査速度の12倍のような高速で
走査すると、ディスクの偏心を補正するためのトラッキ
ング制御に無理がかかり、トラッキング制御のために設
けられている対物レンズをディスク半径方向に移動する
ためのボイスコイル型のコイルを含むトラッキングアク
チエ−タの温度上昇が生じ、トラッキング制御性能の低
下を招き、最悪の場合はコイルが焼損するおそれがあ
る。また、高速走査すると、ディスクの面振れ即ちディ
スクの主面に垂直方向へのディスクの振動を補正するた
めのフォ−カス制御に無理がかかり、フォ−カス制御の
ために設けられている対物レンズをディスクの主面に垂
直な方向(光軸方向)に移動するためのボイスコイル型
のコイルを含むフォ−カスアクチエ−タの温度上昇が生
じ、フォ−カス制御性能の低下を招き、最悪の場合には
コイルが焼損するおそれがある。トラッキング制御性能
及びフォ−カス制御性能が低下するとサ−ボロックの外
れた状態がしばしば発生し、ディスク上のデ−タの読み
取りエラ−が発生し、再読み取り(リトライ)が必要に
なり、高速再生性能の低下を招く。また、偏心や重量の
アンバランスの大きい低品質ディスクを高速回転させる
と、ディスクのみならずCD−ROMドライブ装置全体
が振動し、コンピュ−タシステムにCD−ROMドライ
ブ装置と共に同一のケ−スに組み込まれているハ−ドデ
ィスクドライブ装置(HDD)にも振動が波及し、HD
Dにおけるリ−ド/ライトのエラ−を引き起こす可能性
があり、コンピュ−タシステム全体の信頼性を低下させ
る。また、HDDのリ−ド/ライトにエラ−を発生させ
ないにしてもCD−ROMドライブ装置の振動は使用者
に対して悪い印象を与える。上述のような問題はCD−
ROMの偏心や重量のアンバランスを低減させれば解決
される。しかし、実際にはCD−ROMの品質のバラツ
キが大きく、高速走査に不適なものがある。
【0004】そこで、本発明の目的は、高品質の記録媒
体ディスクと低品質の記録媒体ディスクとを容易に区別
し、いずれのディスクにおいても安定性を保って出来る
限り高速再生することができるディスク再生方法及び装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に従う発明は、デ−タがスパイラル又は同心
円状トラック形態で光学的に読取り可能に記録されてい
る記録媒体ディスクを回転するものであって、少なくと
も第1の速度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度
が得られるように前記ディスクを回転することができる
ように形成され且つ前記ディスクを着脱自在に装着でき
るように形成されているディスク回転手段と、光源と、
デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
ズと、前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによ
って得られた反射光ビ−ムを検知するためのものであっ
て、これに対する入射光に対応した電気信号を出力する
光検知手段と、前記対物レンズと前記ディスクとの間隔
を検出するための間隔検出手段と、記間隔検出手段で検
出した間隔が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読
み取ることができる所望範囲に入るように前記対物レン
ズを制御する間隔制御手段と、を備えたディスク再生装
置によって前記ディスクからデ−タを再生する方法にお
いて、前記ディスクを前記第2の速度が得られるように
回転させ且つ前記間隔制御手段を動作させる第1のステ
ップと、前記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記
所望範囲に収まっているか否かを判定する第2のステッ
プと、もし、前記第2のステップで前記間隔が前記所望
範囲に収まっていないことが判定された時には前記ディ
スクを前記第2の速度よりも低い速度となるように回転
して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第
3のステップとを備えたデ−タ再生方法に係わるもので
ある。なお、請求項2に示すように光ビ−ムのトラック
に対するずれ(トラッキング状態)が所望範囲に収まっ
ているか否かの判定に基づいてディスクの回転速度を決
定することができる。また、請求項3に示すように対物
レンズとディスクとの間隔が所望範囲に収まっているか
否かの判定と、光ビ−ムのトラックに対するずれが所望
範囲に収まっているか否かの判定との両方に基づいてデ
ィスクの回転速度を決定することができる。また、請求
項4に示すように少なくとも第1、第2及び第3の速度
を得ることができるようにディスク回転手段を構成し、
第1、第2及び第3の速度の順に速度を上げながら、対
物レンズとディスクとの間隔が所望範囲に収まっている
か否かを判定すると共に、光ビ−ムのトラックからのず
れが所望範囲に収まっているか否かを判定してディスク
に適合するディスクの回転速度を決定することができ
る。また、請求項5に示すように、対物レンズとディス
クとの間隔が所望範囲に収まっているか否かの判定を、
光検知手段から得られた出力電圧のレベルが所定レベル
以上か否かに基づいて行うことが望ましい。また、請求
項6に示すように、光ビ−ムのトラックからのずれが所
望範囲に収まっているか否かの判定を、ディスクの所定
回転数(好ましくは1回転)中に光検知手段によて読み
取られた光学ピットの数が所定数以上か否かを判定する
ことによって行うことが望ましい。また、請求項7及び
8に示すように、対物レンズとディスクとの間隔が所定
範囲に収まっているか否かの判定結果、及び光ビ−ムの
トラックからのずれが所望範囲に収まっている否かの判
定結果をディスクが離脱されるまで保持する手段を設け
ることが望ましい。また、請求項9、10に示すように
請求項1〜8における対物レンズとディスクとの間隔
(フォ−カス状態)及び光ビ−ムのトラックからのずれ
(トラッキング状態)に基づいて走査速度を決定する代
りにデ−タ再生エラ−が所定数以上有るか否かを判定し
てディスクの回転速度及び走査速度を決定することがで
きる。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明によれば、最大
又はこれに近い回転速度でデ−タの再生を直ちに開始し
ないで、ディスクの品質を判断し、このディスクに適合
する速度を決定する。従って、デ−タ再生装置の最大回
転速度でデ−タを再生することが不適当なディスク(低
品質ディスク)を最大回転速度が得られるように回転し
てデ−タを再生することを防ぐことができる。この結
果、デ−タの再生所要時間の短縮を図ることができる。
即ち、ディスクの性能以上に高い速度でデ−タを再生す
ることによって発生するデ−タの再生エラ−毎にリトラ
イ(再読み取り)を実行するよりは、再生エラ−の無い
状態又は少ない状態で再生した方が結果として再生所要
時間が短くなる。また、再生時の回転速度を適当な値に
設定することにより、デ−タ再生装置の振動が少なくな
り、本発明に従うデ−タ再生装置と同一のケ−スに別の
装置(例えばHDD)を収容する場合においては、別の
装置(例えばHDD)に対する振動の波及が少なくな
り、別の装置のデ−タのリ−ド又はライト等を妨害しな
くなる。また振動が制限されるために使用者に対して不
快感を与えることが少なくなる。 また、請求項1、
3、4、5、11、13、14の発明によれば、対物レ
ンズとディスクとの間隔が所定範囲に収まっているか否
かの判定に基づいてディスクに適合する速度を決定する
ので、速度の決定を迅速且つ容易に行うことができる。
また、請求項2、3、4、6、12、13、14の発明
によれば、光ビ−ムのずれが所定範囲に収まっているか
否かの判定に基づいてディスクに適合する速度を決定す
るので、速度の決定を迅速且つ容易に行うことができ
る。また、請求項9、10、15、16の発明によれ
ば、デ−タの再生エラ−に基づいてディスクに適合する
速度を決定するので、ディスクに適合する速度の決定を
正確に行うことができる。即ち、デ−タの再生エラ−に
基づく速度の決定の方法は、迅速性において間隔(フオ
−カス)又はずれ(トラッキング)に基づく速度の決定
方法よりも劣るが、正確性においてはこれ等よりも優れ
ている。また、請求項9、10の発明のように少なくと
も第1、第2及び第3の速度を得ることができる場合に
おいて、第1、第2及び第3の速度の順に速度を上昇さ
せながらディスクに適合する速度を決定すると、低品質
ディスクの場合には、ディスクを最高回転速度となるよ
うに回転させる前に適合速度を決定することができ、こ
の決定を短時間に終了させることができる。
【0007】
【第1の実施例】次に、図1〜図5を参照して本発明の
第1の実施例に係わるCD−ROMドライブ装置を説明
する。図1はホストコンピュータ1とCD−ROMドラ
イブ装置2を示す。CD−ROMドライブ装置2はホス
トコンピュータ1に対するデータの供給源として機能
し、両者はバス3で接続されている。
【0008】CD−ROMドライブ装置2は、CDから
成る光記録媒体ディスク(CD−ROM)4、ディスク
回転手段としてのディスク回転モータ5、信号変換器と
しての光ピックアップ6、光ピックアップ6の位置決め
手段として機能を有する他にモータ5と共に走査駆動手
段としての機能も有する光ピックアップ送り手段7、デ
ィスク4の回転制御手段としてのモータサーボ回路8、
波形整形回路9、同期検出及び復調回路10、PLL回
路11、エラー検出及び訂正回路12、インタフェース
回路13、マイクロプロセッサ(マイコン)から成るシ
ステムコントローラ14、プログラムROM15、可変
クロック発生器16、トラッキングサーボ回路17、及
びフォーカスサーボ回路18を有している。
【0009】ディスク(CD−ROM)4はモータ5に
結合されたスピンドル19を着脱自在に挿入するための
中心孔20を有し、図2に概略的に示すように中心孔2
0を中心にしてディスクの内側から外側に向うスパイラ
ル状のトラック21を有する。トラック21には、8ビ
ットを1バイトとして、2352バイトを1単位(1デ
ータブロック)とした多数のデータブロックの形式でデ
ータが光学ピットで記録されている。1データブロック
は、オーディオのCDの走査速度(1.2〜1.4m/
s)と同一の標準速度で再生した時に1/75秒で再生
される。なお、周知のようにCD及びCD−ROMにお
いてはデータは一定線速度即ちCLV(Constant Line
ar Velocity)で記録されており、このデータはCLV
で再生される。ディスク4と光ピックアップ6との相対
的走査運動をCLVにするために、ディスク4の内側即
ちトラックの最内周部分から外側への走査の進行に従っ
てディスク4の回転数を下げる。
【0010】光ピックアップ6は周知のものであって、
図2に説明的に示すように例えばレーザダイオードから
成るレーザ光源22と、ビームスプリッタ23と、平行
光線を得るためのコリメータレンズ24と、1/4波長
板25と、対物レンズ26と、反射光ビームの光路に配
置されたシリンドリカルレンズ(円筒の一部のようなレ
ンズ)27と、4分割型光検出器28と、トラッキング
制御用アクチュエータ29と、フォーカス制御(間隔制
御)用アクチュエータ30とから成る。
【0011】光ピックアップ6は光源22から放射した
光ビームを対物レンズ26で収束させてディスク4の主
面に投射し、ディスク4に光学ピットで記録されている
データを読み取る。光学ピットはデータに対応するよう
にトラック21上に配置されているので、無変調光ビー
ムを再生ビームとしてディスク4に投射すると、再生ビ
ームがピット(データ)で変調され、光検出器28に入
射する反射光ビーム31は変調ビームとなる。光検出器
28は、光を電気信号に変換するための光検知手段であ
り、この実施例では光検出器28をトラッキング制御と
フォーカス制御とに兼用するためにA、B、C、Dで示
す第1、第2、第3及び第4の部分に分割されている。
矢印32で示す第1及び第2の部分A、Bの分割線方向
及び第3及び第4の部分C、Dの分割線方向はトラック
21の接線方向に一致している。なお、周知の3ビ−ム
方式の光ピックアップを使用することも勿論可能であ
る。3ビ−ム方式の場合には1つのビ−ムがデ−タ再生
とフォ−カシングに使用され、図2の第1〜第4の部分
A〜Dで検出され、残りの2つのビ−ムは図示されてい
ない別の2つのトラッキング用光検出器で検出される。
【0012】トラッキングアクチュエータ29は周知の
ボイスコイル型アクチュエ−タであって、図2に原理的
に示すように対物レンズ26に連結されているム−ビン
グコイル33とこれに磁束を与えるための永久磁石34
を含む磁気回路とを有し、コイル33に流す電流に応じ
て対物レンズ26を矢印35で示すようにディスク4の
主面に平行な方向に移動するように構成されている。対
物レンズ26を矢印35の方向に移動するとディスク4
上の光スポット36はディスク4の半径方向に移動す
る。なお、ム−ビングコイル33は、トラッキング機能
の他に、シ−ク時に光ビ−ムを目標トラックに移動させ
るための機能も有する。ム−ビングコイル33で光ビ−
ムを目標トラックに移動する時には、一般にジャ−ビン
グ信号と呼ばれているシ−ク信号を図1のシステムコン
トロ−ラ14から図2の駆動増幅器45に供給する。ま
た、対物レンズ26を移動する代わりに、光ビ−ムの通
路にミラ−を配置し、このミラ−の角度を変えることに
よってディスク4上の光スポット36の位置を変えるこ
とができる。
【0013】フォーカスアクチュエータ30は、周知の
ボイスコイル型アクチュエ−タであって、図2に原理的
に示すように対物レンズ26に連結されているコイル3
7とこれに磁束を与えるための永久磁石38を含む磁気
回路とを有し、コイル37に流す電流に応じて対物レン
ズ26を矢印39で示すようにディスク4の主面に垂直
な方向に移動するように形成されている。対物レンズ2
6が矢印39の方向に移動すると、ディスク4と対物レ
ンズ26との間隔が変化し、ディスク4上の光ビームの
スポット36のフォーカス状態が変化する。
【0014】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すト
ラッキングサーボ回路17は、2つの加算器40、41
と、1つの減算器42と、スイッチ43と、位相補償回
路44と、駆動増幅器45と、ゲイン切換手段46とを
有する。第1の加算器40は光検出器28の第1及び第
4の部分A、Dの出力を加算する。第2の加算器41は
光検出器28の第2及び第3の部分B、Cの出力を加算
する。減算器42は第1の加算器40の出力から第2の
加算器41の出力を減算する。この減算器42の出力は
トラッキング制御信号であり、スイッチ43と位相補償
回路44と駆動増幅器45を介してトラッキング用コイ
ル33に供給される。光検出器28の第1〜第4の部分
A〜Dからトラッキング制御信号を得る方法はDPD
(Differential Phase Detection)法として周知であ
る。なお、トラッキング制御信号をオン・オフするため
のスイッチ43は図1のシステムコントロ−ラ14から
導出されたライン48の制御信号に応答してオン・オフ
する。位相補償回路44は、ロ−パスフィルタ(LP
F)とハイパスフィルタ(HPF)とを組み合せた周知
のフィルタ回路であり、システムコントロ−ラ14から
導出されたライン49の制御信号に応答してフィルタの
定数の切換を行うように構成されている。CLV走査の
場合にはディスク4の回転速度が走査位置の変化に応じ
て変化するので、位相補償回路44の定数を段階的に切
換えることは周知技術である。なお、図2では位相補償
回路44がスイッチ43の出力側に接続されているが、
減算器42とスイッチ43の間に接続することができ
る。また、減算器42と位相補償回路44との間に、一
般的にはAGC(自動利得調整)回路、高周波ノイズ除
去用ロ−パスフィルタを設けるが、図2では説明を簡略
化するために省かれている。位相補償回路44とコイル
33との間に接続された駆動増幅器45は可変抵抗で示
されているゲイン切換手段46を伴っている。従って、
ゲイン切換手段をシステムコントロ−ラ14から導出さ
れたライン50の制御信号で制御すると、駆動増幅器4
5のゲイン即ちサ−ボル−プのゲインが変化する。この
実施例では2倍、4倍、8倍及び12倍速に応じてサ−
ボゲインが切換えられる。
【0015】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すフ
ォーカスサーボ回路18は、2つの加算器51、52
と、1つの減算器53と、スイッチ54と、位相補償回
路55と、駆動増幅器56とゲイン切換手段57とを有
する。一方の加算器51は光検出器28の第1及び第3
の部分A、Cの出力を加算する。他方の加算器52は光
検出器28の第2及び第4の部分B、Dの出力を加算す
る。減算器53は一方の加算器51の出力から他方の加
算器52の出力を減算する。減算器53の出力はフォー
カス制御信号即ち間隔検出信号としてスイッチ54と位
相補償回路55と駆動増幅器56を介してフォーカス用
コイル37に供給される。光検出器28の第1〜第4の
部分A〜Dからフォーカス制御信号を得る方法は、非点
収差法として周知である。なお、フォ−カス制御信号を
オン・オフするためのスイッチ54はシステムコントロ
ーラ14から導出されたライン59で供給される制御信
号に応答してオン・オフする。位相補償回路55はトラ
ッキングサ−ボ回路17の位相補償回路44と同様なも
のであって、ロ−パスフィルタ(LPF)とハイパスフ
ィルタ(HPF)とを組み合せた周知のフィルタ回路で
あり、システムコントロ−ラ14から導出されたライン
60の制御信号に応答してフィルタの定数の切換を行う
ように構成されている。なお、図2では位相補償回路5
5がスイッチ54の出力側に接続されているが、減算器
53とスイッチ54の間に接続することができる。また
減算器53と位相補償回路55との間に、一般的にはA
GC(自動利得調整)回路、高周波ノイズ除去用ロ−パ
スフィルタを設けるが、図2では説明を簡略化するため
に省かれている。位相補償回路55とコイル37との間
に接続された駆動増幅器56は可変抵抗で示されている
ゲイン切換手段57を伴っている。従って、ゲイン切換
手段57をシステムコントロ−ラ14から導出されたラ
イン61の制御信号で制御すると、駆動増幅器56のゲ
イン即ちサ−ボル−プのゲインが変化する。この実施例
では2倍、4倍、8倍及び12倍速に応じてサ−ボゲイ
ンが切換えられる。
【0016】データの読み取り出力は光検出器28の第
1〜第4の部分A〜Dの出力の加算によって得られる。
図2ではトラッキングサーボ回路17の2つの加算器4
0、41の出力を加算するための加算器62が設けら
れ、この加算器62の出力ライン63にデータの読み取
り出力が得られる。図2ではトラッキングサーボ用の加
算器40、41の出力を加算器62に入力させている
が、この代りにフォーカス用加算器51、52の出力を
加算器62に入力させること、又はデータ検出用に独立
の加算器を設けて第1の光検出器28の部分A〜Dの出
力を加算することもできる。なお、図1における光ピッ
クアップ6と波形整形回路9、トラッキングサーボ回路
17及びフォーカスサーボ回路18との接続関係は全く
概略的に示されている。また、図2において加算器4
0、41、51、52、62、減算器42及び53の少
なくとも一部又は全部を光ピックアップ6に含めること
ができる。
【0017】図1の送り手段7は、送りモータと、この
送りモータの回転運動を光ピックアップ6の直線運動に
変換する手段(例えばピニオンとラック又はリードスク
リュ)とを含む。送り手段7はシステムコントローラ1
4からライン64を介して供給されるシーク指令に応答
して光ピックアップ6を目標トラック位置まで移動させ
る機能を有する他に、渦巻状走査機能を有する。送り手
段7は渦巻状制御の信号を得るためのロ−パスフィルタ
を含み、このロ−パスフィルタでトラッキングサーボ回
路17からライン65を介して供給されたトラッキング
制御信号に含まれている渦巻状トラック21に基づく光
スポット36のディスク半径方向の変位を示す成分を検
出し、この変位成分に相当する送りを光ピックアップ6
に与える。
【0018】光ピックアップ6に接続された波形整形回
路9は光ピックアップ6から得られる光学ピットの配列
に対応した高周波(RF)信号を増幅した後に波形整形
して2値化した信号を出力する。ディスク4には周知の
EFM(Eight to Fourteen Modulation )方式の変
調でデータが記録されているので、これが正常に読み取
られた時の波形整形回路9の出力はEFM信号である。
【0019】波形整形回路9は本発明に従うトラッキン
グ状態判定手段の一部としての機能も有し、ライン66
によってトラッキング情報をシステムコントローラ14
に送る。即ち、トラッキングサ−ボのロックが外れた時
にはトラッキングサーボ回路17によって光スポット3
6をトラック21上に保つことができなくなり、光スポ
ット36がディスク4の半径方向に大幅に変位し、トラ
ック21を横切る。この時反射光ビームを光検出器28
で検出し、この出力を波形整形回路9で波形整形する
と、光スポット36がトラック21を横切る毎に光学ピ
ットによって光ビームが変調されたことを示すパルスが
波形整形回路9から得られる。
【0020】ピックアップ6の出力ライン63に接続さ
れた波形整形回路9は同期検出及び復調回路10とPL
L(Phase Locked Loop )回路11に接続されている。
PLL回路11は波形整形回路9から得られたEFM信
号の各ビットに同期した再生クロック信号(同期信号)
を生成するものである。なお、PLL回路11における
VCOの中心周波数の切換制御を行うためにPLL回路
11はライン67によってシステムコントローラ14に
も接続されている。
【0021】同期検出及び復調回路10は、PLL回路
11がロック状態にあるか否かを検出即ちPLL回路1
1がEFM信号に同期して動作しているか否かを検出
し、同期している場合にPLL回路11から得られた再
生クロック信号(同期信号)をライン68でモータサー
ボ回路8に送る。また、同期検出及び復調回路10はP
LL回路11がEFM信号に同期している場合即ちロッ
ク状態の場合に、再生クロック信号即ち同期信号を使用
してEFM信号を例えばNRZ(Non Return to Zer
o )のディジタル信号に復調し、ライン69に出力す
る。同期検出及び復調回路10はディスク4にCDフォ
ーマットに従ってデータブロックと共に記録されている
アドレスの復調信号をライン70によってシステムコン
トローラ14に送る。ライン70のアドレスは、目標ア
ドレスに光ピックアップ6を位置決めするためのシーク
に周知の方法で使用される。
【0022】同期検出及び復調回路10に接続された周
知のエラー検出及び訂正回路12は、復調されたデータ
(再生データ)のエラーを検出し、エラーが検出された
場合において訂正可能であれば訂正する。エラー検出及
び訂正回路12はインタフェース回路13及びシステム
コントローラ14に接続されている。訂正不可能な再生
エラ−が発生した時には周知の方法でデ−タの再読み取
り(リトライ)が実行される。なお、波形整形回路9と
同期検出及び復調回路10とエラー検出及び訂正回路と
合わせて再生信号処理手段と呼ぶことができる。
【0023】インタフェース回路13はエラー検出及び
訂正回路12とホストコンピュータ1との間に接続され
ていると共に、ホストコンピュータ1とシステムコント
ローラ14との間に接続されている。
【0024】クロック発生器16は、システムコントロ
ーラ14から導出された速度指令デ−タバス71に接続
されており、システムコントローラ14による制御に従
って標準周波数f1 の基準クロック信号及び標準周波数
f1 の2倍、4倍、8倍、12倍の周波数f2 、f4 、
f8 、f12の基準クロック信号の内のいずれか1つをラ
イン72、109によってモータサーボ回路8及びエラ
ー検出及び訂正回路12に供給する。
【0025】モータサーボ回路8は、同期信号ライン6
8、速度指令デ−タバス71、クロックライン72によ
って同期信号検出及び復調回路10、コントロ−ラ14
及びクロックパルス発生器16に接続されている他に、
ライン74によってFG(周波数信号発生器)73に接
続され、更にライン75によってコントロ−ラ14に接
続され、またこの出力ライン76がモ−タ5に接続され
ている。図3に詳しく示すようにモ−タサ−ボ回路8は
CLVサ−ボ回路8aとCAV(Constant Angular Vel
ocity :一定角速度)サ−ボ回路8bとを有する。CL
Vサ−ボ回路8aはf−v(周波数−電圧)変換器81
と基準電圧発生器82と誤差増幅器83と位相比較器8
4と加算器85とから成る。CAVサ−ボ回路8bはf
−v変換器86と基準電圧発生器87と誤差増幅器88
とから成る。CLVサ−ボ回路8aにおけるf−v変換
器81は同期検出及び復調回路10の再生クロック信号
ライン即ち同期信号ライン68に接続されており、再生
クロック信号の周波数に対応する電圧信号即ちf−v変
換出力信号を形成する。基準電圧発生器82はシステム
コントローラ14に接続され、このシステムコントロー
ラ14からバス71を介して供給される基準周波数指定
データ即ち速度指令データに基づいて例えば標準、2
倍、4倍、8倍及び12倍の走査速度に対応する第1、
第2、第3、第4及び第5の速度データから成る5段階
(ゼロを含めると6段階)の基準電圧を選択的に発生す
る。f−v変換器81と基準電圧発生器82に接続され
た誤差増幅器83はf−v変換器81から得られた周波
数対応電圧と基準電圧(速度指令電圧)との差に対応す
る電圧即ち周波数誤差信号を発生する。位相比較器84
は同期検出及び復調回路10の再生クロック信号出力ラ
イン68及びクロック発生器16の出力ライン72に接
続され、再生クロック信号と基準クロック信号との位相
差に対応する電圧即ち位相誤差信号を発生する。加算器
85は誤差増幅器83と位相比較器84とに接続され、
周波数誤差信号と位相誤差信号とを加算した信号即ち合
成誤差信号を形成する。CAVサ−ボ回路8bのf−v
変換器86はFGパルスライン74に接続され、FGパ
ルスの周波数即ちモ−タ5の回転数に対応した電圧を出
力する。基準電圧発生器87は速度指令バス71に接続
され、コントロ−ラ14で指令された速度に対応する基
準電圧を発生する。誤差増幅器88はf−v変換器86
の出力と基準電圧発生器87の出力との差に対応する電
圧を発生する。CLV制御信号とCAV制御信号とを選
択的に出力するためにスイッチ89の一方の端子90に
CLVサ−ボ回路8aの加算器85が接続され、他方の
端子91にCAVサ−ボ回路8bの誤差増幅器88が接
続され、スイッチ89と出力端子92は駆動増幅器93
を介してモ−タ5の駆動ライン76に接続されている。
スイッチ89はシステムコントロ−ラ14から導出され
たライン75の信号で制御される。なお、図3ではモ−
タサ−ボ回路8がアナログ回路で示されているが、この
一部又は全部をディジタル信号処理回路(DSP)で構
成することができる。
【0026】FG(周波数信号発生器)73はモータ5
に結合され、モータ5の回転に対応した周波数でパルス
を発生する。この実施例ではモータ5が1回転するとF
G73は6個のパルスを発生する。FG73はライン7
4によってモ−タサ−ボ回路8に接続されているのみで
なく、コントロ−ラ14にも接続されている。コントロ
−ラ14においてFGパルスは、回転速度情報として使
用されると共に、ディスク4の1回転期間の検出にも使
用される。
【0027】図1において、フォ−カス状態検出手段の
一部を構成するために光ックアップ6の出力ライン63
に対してシステムコントローラ14がライン94で接続
されている。ライン94は図2の光検出器28の出力信
号のレベルに基づいてフォ−カス状態を知るためにこの
出力信号をシステムコントローラ14に送るものであ
る。
【0028】再生制御手段としてのシステムコントロー
ラ14はマイクロプロセッサから成り、CPUと各種の
作業を行うためのRAMを含み、これに接続されたプロ
グラムROM15即ち動作制御用ROMに格納されてい
る動作制御用プログラムに従って動作する。図4は図1
のシステムコントローラ14の一部を等価的即ち機能的
に示すブロック図である。この図4から明らかなように
システムコントローラ14は、モード切換信号発生手段
95と、トラッキングサ−ボ外れ検出手段96、フォ−
カスサ−ボロック外れ検出手段97、分周器98、モー
タ5の回転速度即ち光走査の線速度を指示するための速
度指令データ発生手段99、及びトラッキング及びフォ
−カスサ−ボの位相制御手段100を有する。
【0029】モード切換信号発生手段95は、ディスク
チェックモード信号と、正常再生モード信号と、CAV
とCLVの切換信号とを発生する。ディスクチェックモ
−ド信号は、ライン108に供給するための回転速度指
令信号と、ライン48に供給するトラッキングサ−ボス
イッチ43をオンにするための信号と、ライン59に供
給するためのフォ−カスサ−ボスイッチ54をオンにす
るための信号と、ライン50及び61に供給するゲイン
切換手段46及び57を制御するための信号とを含む。
正常再生モード信号はフォーカスサーボスイッチ54を
オン、トラッキングサーボスイッチ43をオンにする信
号を含む。CAVとCLVの切換信号はCAVの時に図
3のスイッチ89の接点91をオンにし、CLVの時に
接点95をオンにする信号を含む。CAVとCLVの切
換信号はFGパルスライン74のFGのパルスによるデ
ィスク4の回転速度の検出に基づいて作成される。
【0030】トラッキングサ−ボロック外れ検出手段9
6はカウンタ101と所定数発生手段102と第1の比
較手段103とから成る。カウンタ101はディスクチ
ェックモード時に端子Rに入力する分周器98の出力パ
ルスでリセットされ、図1の波形整形回路9の出力がラ
イン66を介して端子INに入力した時にこれを計数す
る。分周器98はFG73の出力パルスを1/6に分周
し、ディスク4の1回転に1個の割合で出力パルスを発
生する。従って、カウンタ101はディスク4が1回転
の所要時間から成る所定時間において波形整形回路9か
ら発生したパルスの数を測定する。ディスクチェックモ
ード時においては、トラッキングサーボスイッチ43及
びフォ−カスサ−ボスイッチ54がオンであるので両方
のサ−ボがロック状態の場合には光スポット36がトラ
ック21上のピットを順次に読み取るためにディスク4
が1回転する時間(所定時間)以内に多数のパルスが得
られる。これに対し、トラッキングサ−ボのロックが外
れた場合即ち光スポット36のディスク半径方向位置の
トラック21の中心からのずれが所望範囲(第2の所望
範囲)から外れた場合にはトラック21上を光スポット
36が走査しなくなり、光ピットの連続的読み取りを示
すパルスが得られなくなり、光スポット36のディスク
半径方向の不規則な変位によってトラック横断時にのみ
光学ピットの読み取りパルスが得られる。従って、光ピ
ックアップ6から得られる読み取りパルスの発生状態を
チェックすることによってトラッキング状態を検知する
ことができる。そこで、図4では所定数発生手段102
からサ−ボロックを判断するための所定数Nr を示すデ
−タを発生させ、比較手段103でカウンタ101の出
力Ntと所定数Nr とを比較する。所定数発生手段10
2の所定数Nr は、ディスク4の1回転期間に正常再生
時に得られると思われる最低の光学ピット読み取りパル
ス数よりも少なく、トラッキングサ−ボのロックが外れ
ている時に得られると予想される光学ピット読み取りパ
ルスの最大数よりも大きい値が選ばれる。従って、比較
手段103はカウンタの所定時間における出力パルスの
計数値が所定数よりも少なくなった時にトラッキングサ
−ボのロックが外れていることを示す出力を発生する。
比較手段103の出力は速度指令デ−タ発生手段99及
びモ−ド切換信号発生手段95に供給され、ディスク4
の回転速度の設定に使用される。
【0031】フォ−カスサ−ボロック外れ検出手段97
はA/D変換器104と最大値検出手段105と基準値
発生手段106と第2の比較手段107とから成る。A
/D変換器(ADC)104は光ピックアップ6に接続
されているライン94のアナログの読み取り信号をディ
ジタル信号に変換する。A/D変換器104と分周器9
8に接続された最大値検出手段105は、ディスク4が
1回転する期間におけるA/D変換器104の出力の最
大値を検出する。基準値発生手段106は、フォ−カス
サ−ボがロックされている時に光ピックアップ6から得
られる出力信号の電圧レベルの最小値に相当する基準値
Vr を発生する。第2の比較手段107は最大値検出手
段105から得られたディスク1回転期間の光ピックア
ップ出力の最大値Vf と基準値Vr とを比較し、最大値
Vf が基準値Vr よりも低い時にフォ−カスサ−ボのロ
ックの不成立即ちロック外れを示す出力を発生する。な
お、フォ−カスサ−ボロックの不成立とは、ディスク4
と対物レンズ26との間隔が所望範囲(第1の所望範
囲)から外れていることを意味する。比較手段107の
出力は速度指令デ−タ発生手段99及びモ−ド切換信号
発生手段95に送られ正常再生時のディスク4の回転速
度の設定に使用される。
【0032】図4に示されている位相制御手段100
は、ライン94のFGパルスに基づいてディスク4の回
転速度を検知し、図2の2つの位相補償回路44、55
のフィルタ定数を切換えるための制御信号を作成し、ラ
イン49、60に送出する。
【0033】次に、図5のフロ−チャ−トを参照してコ
ントロ−ラ14に基づくディスクチェック動作及びこの
回転速度の設定動作を説明する、モ−タ5にディスク4
が装着されると、ステップS1 に示すようにプログラム
がスタ−トし、次にステップS2 に示すようにディスク
4が標準回転速度に駆動され、且つ光スポット36がト
ラック21の最内周に位置決めされる。また、トラッキ
ングサ−ボスイッチ43及びフォ−カスサ−ボスイッチ
54がオンに制御され、ディスク4のトラック21から
TOC(目次テ−ブル)が読み取られ、ここに記録され
ている目次情報からCD−ROMか否かを判断する。こ
の種の制御はコントロ−ラ14からモ−タサ−ボ回路
8、送り手段7、トラッキングサ−ボ回路17、及びフ
ォ−カスサ−ボ回路18にそれぞれの制御信号を送るこ
とにより実行される。ステップS2 でCD−ROMであ
ることが判定されたら、ステップS3 でトラッキングサ
−ボ用スイッチ43及びフォ−カスサ−ボ用スイッチ5
4をオフにする。
【0034】次に、ステップS4 に示すようにコントロ
−ラ14からモ−タサ−ボ回路8に4倍速(第1の速
度)の指令を送出する。更に詳細には、図4のモ−ド切
換信号発生手段95からディスクチェックモ−ドを示す
種々の信号を発生させる。即ちライン75からCAVサ
−ボをオンにするための信号を発生させスイッチ89の
端子(接点)91をオンする。また、速度指令デ−タ発
生手段99から4倍速指令デ−タをバス71からCAV
サ−ボ回路8bの基準電圧発生器87に供給する。これ
により、ディスク4は4倍速の回転状態となる。なお、
光スポット36のトラック21の最内周部分に位置決め
した状態に保つ。また、ゲイン切換手段46、57はラ
イン50、61の信号によって4倍速に適合するゲイン
に設定される。 ディスク4の回転速度が4倍速になっ
たら、ステップS4 に示すようにトラッキングサ−ボス
イッチ43及びフォ−カスサ−ボスイッチ54をオンに
する。
【0035】次に、ステップS5 でトラッキング及びフ
ォ−カスの両方のサ−ボがロック状態にあるか否かを図
4の比較手段103、107で判定する。
【0036】ステップS5 でトラッキング及びフォーカ
スの両方のサーボロックが成立していないこと即ちトラ
ッキングサーボのロックとフォーカスサーボのロックと
のいずれか一方又は両方が外れていることを示すNOの
出力の時には、装着されたディスク4は低品質ディスク
であり、再生可能な上限速度は2倍速であると判断し、
ステップS6 においてディスク4の回転を2倍速に下げ
てディスク4のデータを再生する。2倍速再生する時に
は、図4の速度指令データ発生手段99から2倍速を示
す速度指令データを発生させ、また、モード切換信号発
生手段95からライン50、61に2倍速に適合するゲ
インを得るための制御信号を送り出す。これにより、2
倍速でのCLV走査によるディスク4上のデータの読み
取りが可能になる。なお、図5のフローチャートではデ
ィスク4を2倍速で回転した時にサーボロックが成立す
るか否かの判定をしていない。これはサーボロックの外
れが2倍速ではほとんど生じないからである。また、ス
テップS5 でサーボロック外れの結果が得られた時に
は、これをディスク4がモータ5から離脱されるまでコ
ントローラ14のホ−ルド手段(例えばRAM)で保持
し、ディスク4が交換されるまで2倍速で再生する。
【0037】ステップS5 でフォーカス及びトラッキン
グのサーボロックが成立していると判定された時には、
ステップS7 に示すようにトラッキングサーボ及びフォ
ーカスサーボを一旦オフにし、しかる後、ステップS8
でディスク4を標準の8倍速で回転させ、また、トラッ
キングサーボ及びフォーカスサーボをオンにする。ステ
ップS8 における8倍速回転の再生状態の設定動作は、
速度が4倍速から8倍速に変った他は、ステップS4 の
場合と同一である。
【0038】次に、ステップS9 に示すように8倍速回
転であってもトラッキング及びフォーカスの両サーボロ
ックが成立しているか否かが判断される。なお、このス
テップS9 によるサーボロックの判断はステップS5 と
同様に行われる。
【0039】ステップS9 でトラッキング及びフォーカ
スの両サーボのロックが成立していないことを示すNO
の出力が得られた時には、装着されたディスク4が最高
の12倍速で再生することは不適な低品質ディスクであ
り、この回転速度(走査速度)の上限は4倍速であると
判断し、この結果をコントローラ14のRAMに格納す
ると共に、ステップS10に示すようにディスク4の回転
速度(走査速度)を4倍速に下げ、4倍速でディスク4
のデータを読み取る。なお、ステップS10における4倍
速でのデータの読み取りの設定は、速度の点を除いてス
テップS6 と同一である。
【0040】ステップS9 でトラッキング及びフォーカ
スの両サーボのロックが成立していることが判定された
時には、ステップS11でトラッキングサーボスイッチ4
3及びフォーカスサーボスイッチ54を一旦オフにし、
しかる後、ステップS12でディスク4の回転速度を最高
の12倍速に設定し、トラッキングサーボスイッチ43
及びフォーカスサーボスイッチ54をオンにし、12倍
速再生状態とする。ステップS12の12倍速の設定は速
度の点を除いてステップS4 の4倍速の時と同一であ
る。
【0041】次にステップS13でトラッキング及びフォ
ーカスの両サーボのロックが成立しているか否かを判断
する。このステップS13のサーボロックの判断方法はス
テップS5 のサーボロックの判断方法と同一である。
【0042】もし、ステップS13でサーボロックが外れ
ていることを示す判定結果が得られたら、装着されてい
るディスク4は12倍速での再生に不適な低品質ディス
クであると判断し、ステップS14で示すように8倍に減
速再生する。ステップS14の減速再生の方法は速度が相
違する点を除いてステップS6 の減速再生と同じであ
る。なお、ステップS13のサーボロック外れを示す判定
結果はコントローラ14のRAMに格納され、ディスク
4がモータ5から取外されるまで保持され、以後のデー
タ再生は全て8倍速で行われる。
【0043】ステップS11でフォーカス及びトラッキン
グのサーボロックが成立していることが判定された時に
は、ステップ15に示すように12倍速再生状態を設定
する。ステップS15の12倍速再生状態の設定は速度が
相違する点を除いてステップS6 の2倍速の減速再生の
設定と同一である。また、ステップS13のサーボロック
成立の判定結果はコントローラ14のRAMに保持さ
れ、以後のデータ再生は12倍速で行われる。
【0044】上述から明らかなように、本実施例では、
CD−ROMドライブ装置が12倍速でデータを再生す
る能力を有しているにも拘らず、モータ5に装着された
ディスクが低品質の場合には12倍速再生を実行しない
で、これよりも低い速度で再生する。この結果、データ
の再生時間の短縮を図ることができる。即ち、12倍速
でデータの再生エラーが多く発生し、リトライ(再読み
取り)の所要時間が長くなるよりも、エラーの少ない8
倍速で再生した方が、再生時間が短くなる。また、再生
可能な限界回転速度(走査速度)を標準速度から速度を
上昇させながら判定する。即ち4倍速、8倍速、12倍
速のようにディスク4の回転速度を上げ、サーボロック
が成立したか否かに基づいて再生可能な速度を決定す
る。この判定はディスク4の回転速度の上昇の通過点で
行うことになるので、判定のための所要時間がさほど長
くならない。また、本実施例では、光学ピックアップ6
の出力に基づいてトラッキングサーボロック状態及びフ
ォーカスサーボロック状態を検出しているので、これ等
の検出を容易且つ迅速に達成できる。また、ステップS
5 、S9 、S13の判定結果はディスク4がモ−タ5から
離脱されるまでホ−ルド手段で保持されるので、デ−タ
の再生毎の判定が不要になり、再生所要時間が短くな
る。また、CD−ROMドライブ装置2と同一のケ−ス
にHDD(ハ−ド・ディスク・ドライブ装置)が収容さ
れたコンピュ−タシステムの場合には、CD−ROMド
ライブ装置2の振動が抑制されるためにHDDの振動も
少なくなり、HDDにおけるデ−タのリ−ド又はライト
に対する妨害が少なくなる。また、振動が抑制されるた
め使用者に対して不快感を与えることが少なくなる。
【0045】
【第2の実施例】次に、図6、図7及び図8を参照して
第2の実施例のCD−ROMドライブ装置を説明する。
但し、図6、図7、図8において図1、図4、図5と実
質的に同一の部分又は同一のステップには同一の符号を
付してその説明を省略する。図6に示すCD−ROMド
ライブ装置2aは、再生されたデータのエラー検出に基
づいてディスク4の回転速度の上限を判定するように構
成されている。このため図1に示されているトラッキン
グ状態検出のためのライン66、及びフォーカス状態検
出のためのライン94は図6に設けられていない。再生
データのエラー検出はエラー検出・訂正回路12で行わ
れ、この結果はバス110でシステムコントローラ14
aに送られる。システムコントローラ14aの基本的機
能は図1のシステムコントローラ14と同一であり、デ
ィスク4の回転速度の上限の判定方法においてのみ異な
る。ディスク4がモータ5に装着された後の回転速度の
決定はROM15aに予め書き込まれている動作プログ
ラムに従って行われる。
【0046】図7はディスク4の回転速度を決定するた
めのシステムコントローラ14aの等価回路であり、図
4と同様な方法で示されている。図7は図4からトラッ
キングサーボロック外れ検出手段96及びフォーカスサ
ーボロック外れ検出手段97を省き、この代りにデータ
エラー検出手段111を設けた他は図4と同一に構成さ
れている。データエラー検出手段111はエラーカウン
タ112と所定数発生手段113と比較手段114とか
ら成る。エラーカウンタ112は分周器98から得られ
るディスク4の1回転を示す信号に応答してリセットさ
れ、ライン110によって検出されたデータエラーを1
回転の間に計数し、ディスク4の1回転中に発生したエ
ラー数を示す信号を出力する。ディスク4の再生はディ
スク4の最内周トラックのTOCにおけるアドレスデー
タ及び情報データの再生であり、エラーカウンタ112
にはこれ等の再生エラーを示す信号を入力させる。所定
数発生手段113は比較手段114に基準値を与えるも
のであり、ゼロ又は小さな値を発生する。比較手段はカ
ウンタ112から得られたディスク1回転中のエラー数
が所定数発生手段113から与えられた所定数以下か否
かを判定し、所定数以下の時にはトラッキングサーボロ
ック及びフォーカスサーボロックが成立しており、この
時の回転速度での再生が可能であることを示す出力を発
生し、所定数よりも多い時にはトラッキングサーボロッ
クとフォーカスサーボロックとのいずれか一方又は両方
が不成立であり、この時の回転速度での再生が不適当で
あることを示す出力を発生する。比較手段114の出力
は速度指令データ発生手段99及びモード切換信号発生
手段95に送られ、ディスク4の回転速度の設定に利用
される。
【0047】図8はディスク4の回転速度の決定方法を
図5と同様に示すフローチャートである。図8のフロー
チャートは、図5のステップS5 、S9 、S13をステッ
プS5 ′、S9 ′、S13′に置き換えた他は図5と同一
である。図8のステップS5′、S9 ′、S13′は図7
の比較手段114によってデータエラー所定数以下か否
かを判定するステップであり、本質的には図5のサーボ
ロックが成立しているか否かの判定と同一である。従っ
て、第2の実施例によっても第1の実施例と同一の効果
が得られる。
【0048】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図3に示すCAVサ−ボ回路8bを省いた構成
にすることができる。 (2) 光検出器28を2分割型にすることができる。 (3) CAVで記録されたディスクをCAVサ−ボで
読み取る再生装置、CLVで記録されたティスクをCA
Vで読み取る再生装置、又はCLVディスクのある領域
をCAVで読取り、別の領域をCLVで読み取る装置に
も本発明を適用することができる。即ち、本発明に従っ
て決定された走査速度又は回転速度はディスクの少なく
とも1つのトラック位置に適用されるものであり、これ
とは別のトラック位置に対して本発明で特定されない走
査速度又は回転速度を適用することができる。 (4) 図4に原理的に示すトラッキングサ−ボロック
外れ検出手段96とフォ−カスサ−ボロック外れ検出手
段87とのいずれか一方又は両方をコントロ−ラ14の
外に設けることができる。 (5) 駆動増幅器45、56以外の箇所にゲインを切
換える回路を設けることができる。 (6) トラッキングサ−ボロック外れ検出手段96と
フオ−カスサ−ボロック外れ検出手段87とのいずれか
一方を省いて、いずれか一方のみでディスクに適合する
走査速度を決定することができる。 (7) 最大許容回転速度を決定するためにディスク4
の最内周トラック位置において、CD−ドライブ装置で
規定された最高回転速度(例えば12倍速)でディスク
を回転し、トラッキング状態又はフォ−カス状態又はア
ドレス等のデ−タ読み取り状態に基づいてディスクの回
転速度の適合性を判断し、不適当な回転速度の場合には
適合する回転速度までディスクの回転速度を下げ、この
回転速度を最大許容回転速度とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるCD−ROMド
ライブ装置を示すブロック図である。
【図2】図1のディスク、光ピックアップ、トラッキン
グサーボ回路、フォーカスサーボ回路、及び読み取り出
力回路を示すブロック図である。
【図3】図1のモ−タサ−ボ回路を詳しく示す回路図で
ある。
【図4】図1のシステムコントローラにおけるトラッキ
ングサ−ボロック外れ検出手段及びフォ−カスサ−ボロ
ック外れ検出手段及びディスク速度設定手段等を等価的
に示すブロック図である。
【図5】図1のシステムコントローラによる再生速度決
定動作を示す流れ図である。
【図6】第2の実施例のCD−ROMドライブ装置を示
すブロック図である。
【図7】図6のシステムコントロ−ラの一部を等価的に
示すブロック図である。
【図8】図6のシステムコントロ−ラによる再生速度決
定動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
4 ディスク(CD−ROM) 5 モータ 6 光ピックアップ 8 回転サーボ回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒体
    ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の速
    度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られる
    ように前記ディスクを回転することができるように形成
    され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる所望範囲に入
    るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを前記第2の速度が得られるように回転さ
    せ且つ前記間隔制御手段を動作させる第1のステップ
    と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記所望範囲
    に収まっているか否かを判定する第2のステップと、 もし、前記第2のステップで前記間隔が前記所望範囲に
    収まっていないことが判定された時には前記ディスクを
    前記第2の速度よりも低い速度となるように回転して前
    記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第3のス
    テップと、を備えたデ−タ再生方法。
  2. 【請求項2】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒体
    ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の速
    度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られる
    ように前記ディスクを回転することができるように形成
    され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる所望範囲に入るように前記光ビ−ムを前記デ
    ィスクの半径方向に移動させるためのトラッキング制御
    手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを前記第2の速度が得られるように回転さ
    せ且つ前記トラッキング制御手段を動作させる第1のス
    テップと、 前記ずれが前記所望範囲に収まっているか否かを判定す
    る第2のステップと、 もし、前記第2のステップで前記ずれが前記所望範囲に
    収まっていないことが判定された時には前記ディスクを
    前記第2の速度よりも低い速度となるように回転して前
    記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第3のス
    テップと、を備えたデ−タ再生方法。
  3. 【請求項3】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒体
    ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の速
    度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られる
    ように前記ディスクを回転することができるように形成
    され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを前記第2の速度が得られるように回転さ
    せ且つ前記間隔制御手段及び前記トラッキング制御手段
    を動作させる第1のステップと、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記第1の所
    定範囲に収まっているか否かを判定すると共に、前記ず
    れが前記第2の所望範囲に収まっているか否かを判定す
    る第2のステップと、 もし、前記第2のステップで前記間隔が前記第1の所望
    範囲に収まっていないこと及び前記ずれが前記第2の所
    望範囲に収まっていないことのいずれか一方又は両方が
    判定された時には前記ディスクを前記第2の速度よりも
    低い速度で回転して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−
    ムで読み取る第3のステップと、を備えたデ−タ再生方
    法。
  4. 【請求項4】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒体
    ディスクを回転するものであって、少なくとも第1、第
    2及び第3の速度が得られるように前記ディスクを回転
    することができるように形成され且つ前記ディスクを着
    脱自在に装着できるように形成されているディスク回転
    手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを第1の速度が得られるように回転させる
    第1のステップと、 前記ディスクを前記第1の速度よりも速い第2の速度で
    回転させ且つ前記間隔制御手段及び前記トラッキング制
    御手段を動作させる第2のステップと、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記第1の所
    定範囲に収まっているか否かを判定すると共に、前記ず
    れが前記第2の所望範囲に収まっているか否かを判定す
    る第3のステップと、 もし、前記第3のステップで前記間隔が前記第1の所望
    範囲に収まっていないこと及び前記ずれが前記第2の所
    望範囲に収まっていないことのいずれか一方又は両方が
    判定された時には前記ディスクを前記第2の速度よりも
    低い速度となるように回転して前記ディスクのデ−タを
    前記光ビ−ムで読み取る第4のステップと、 もし、前記第3のステップで前記間隔が前記第1の所望
    範囲に収まっていると同時に前記ずれが前記第2の所望
    範囲に収まっていることが判定された時には前記第2の
    速度よりも速い第3の速度となるように前記ディスクを
    回転させ且つ前記間隔制御手段及び前記トラッキング制
    御手段を動作させる第5のステップと、 前記第3の速度で前記ディスクを回転している状態にお
    いて前記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記第1
    の所定範囲に収まっているか否かを判定すると共に、前
    記ずれが前記第2の所望範囲に収まっているか否かを判
    定する第6のステップと、 もし、前記第6のステップで前記間隔が前記第1の所望
    範囲に収まっていないこと及び前記ずれが前記第2の所
    望範囲に収まっていないことのいずれか一方又は両方が
    判定された時には前記ディスクを前記第3の速度よりも
    低く且つ前記第2の速度以上の速度となるように回転し
    て前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第7
    のステップと、 もし、前記第6のステップで前記間隔が前記所望範囲に
    収まっていると同時に前記ずれが前記第2の所望範囲に
    収まっていることが判定された時には、前記ディスクを
    前記第3の速度となるように回転して前記ディスクのデ
    −タを前記光ビ−ムで読み取る第8のステップとを備え
    たデ−タ再生方法。
  5. 【請求項5】 前記間隔が所望範囲に収まっているか否
    かを判定することは、前記光検知手段から得られた出力
    電圧のレベルが所定レベル以上か否かを判定することで
    ある請求項1又は3又は4記載のデ−タ再生方法。
  6. 【請求項6】 前記ずれが所望範囲に入っているか否か
    を判定することは、前記ディスクの所定回転数中に前記
    光検知手段によって読み取られた光学ピットの数が所定
    数以上か否かを判定することである請求項2又は3又は
    4記載のデ−タ再生方法。
  7. 【請求項7】 更に、前記間隔が所定範囲に収まってい
    るか否かの判定の結果を、前記ディスクが前記ディスク
    回転手段から離脱されるまで保持する手段を有している
    ことを特徴とする請求項1又は3又は4又は5記載のデ
    −タ再生方法。
  8. 【請求項8】 更に、前記ずれが所定範囲に収まってい
    るか否かの判定結果を、前記ディスクが前記デイスク回
    転手段から離脱されるまで保持する手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項2又は3又は4又は6記載のデ−
    タ再生方法。
  9. 【請求項9】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒体
    ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の速
    度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られる
    ように前記ディスクを回転することができるように形成
    され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを前記第2の速度が得られるように回転さ
    せ且つ前記間隔制御手段及び前記トラッキング制御手段
    を動作させる第1のステップと、 前記第1のステップの制御を行いながら前記ディスクか
    らデ−タを再生してデ−タ再生エラ−が所定数以上有る
    か否かを判定する第2のステップと、 もし、前記第2のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上有ると判定された時には前記ディスクを前
    記第2の速度よりも低い速度となるように回転して前記
    ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第4のステ
    ップと、 もし、前記第2のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上無いと判定された時には前記第2の速度又
    はこれよりも速い速度となるように前記ディスクを回転
    して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第
    4のステップとを備えたデ−タ再生方法。
  10. 【請求項10】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1、
    第2及び第3の速度が得られるように前記ディスクを回
    転することができるように形成され且つ前記ディスクを
    着脱自在に装着できるように形成されているディスク回
    転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 を備えたディスク再生装置によって前記ディスクからデ
    −タを再生する方法において、 前記ディスクを第1の速度となるように回転させる第1
    のステップと、 前記ディスクを前記第1の速度よりも速い第2の速度と
    なるように回転させ且つ前記間隔制御手段によって前記
    間隔が前記第1の所望範囲に入るように前記対物レンズ
    を制御すると共に、前記トラッキング制御手段によって
    前記ずれが前記第2の所望範囲に入るように前記対物レ
    ンズを制御しながら前記ディスクからデ−タを再生して
    デ−タ再生エラ−が所定数以上有るか否かを判定する第
    2のステップと、 もし、前記第2のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上有ると判定された時には前記ディスクを前
    記第2の速度よりも低い速度となるように回転して前記
    ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取る第3のステ
    ップと、 もし、前記第2のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上無いと判定された時には前記第2の速度よ
    りも速い第3の速度となるように前記ディスクを回転さ
    せ且つ前記間隔制御手段及び前記トラッキング制御手段
    を動作させながら前記ディスクからデ−タを再生してデ
    −タ再生エラ−が前記所定数以上有るか否を判定する第
    4のステップと、 もし、前記第4のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上有ると判定された時には前記ディスクを前
    記第3の速度よりも低く且つ前記第2の速度以上の速度
    となるように回転して前記ディスクのデ−タを前記光ビ
    −ムで読み取る第5のステップと、 もし、前記第4のステップで前記デ−タ再生エラ−が前
    記所定数以上無いと判定された時には、前記ディスクを
    前記第3の速度となるように回転して前記ディスクのデ
    −タを前記光ビ−ムで読み取る第5のステップとを備え
    たデ−タ再生方法。
  11. 【請求項11】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の
    速度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られ
    るように前記ディスクを回転することができるように形
    成され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように
    形成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる所望範囲に入
    るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段と、 前記第2の走査速度が得られるように前記ディスク回転
    手段を制御すると共に前記間隔制御手段を動作させ、前
    記対物レンズと前記ディスクとの間隔が前記所望範囲に
    収まっているか否かを判定し、もし、前記間隔が前記所
    望範囲に収まっていないことが判定された時には前記第
    2の速度よりも低い走査速度となるように前記ディスク
    回転手段を制御して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−
    ムで読み取るための制御手段とを備えたデ−タ再生装
    置。
  12. 【請求項12】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の
    速度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られ
    るように前記ディスクを回転することができるように形
    成され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように
    形成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる所望範囲に入るように前記光ビ−ムを前記デ
    ィスクの半径方向に移動させるためのトラッキング制御
    手段と、 前記第2の速度が得られるように前記ディスク回転手段
    を制御すると共に前記トラッキング制御手段を動作させ
    て前記ずれが前記所望範囲に収まっているか否かを判定
    し、前記ずれが前記所望範囲に収まっていないことが判
    定された時には前記第2の速度よりも低い速度となるよ
    うに前記ディスク回転手段を制御して前記ディスクのデ
    −タを前記光ビ−ムで読み取るための制御手段とを備え
    たデ−タ再生装置。
  13. 【請求項13】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の
    速度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られ
    るように前記ディスクを回転することができるように形
    成され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように
    形成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 前記第2の速度が得られるように前記ディスク回転手段
    を制御すると共に前記間隔制御手段及び前記トラッキン
    グ制御手段を動作させて前記対物レンズと前記ディスク
    との間隔が前記第1の所定範囲に収まっているか否かを
    判定すると共に、前記ずれが前記第2の所望範囲に収ま
    っているか否かを判定し、もし、前記間隔が前記第1の
    所望範囲に収まっていないこと及び前記ずれが前記第2
    の所望範囲に収まっていないことのいずれか一方又は両
    方が判定された時には前記第2の速度よりも低い速度が
    得られるように前記ディスクの回転手段を制御して前記
    ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るための制御
    手段と、を備えたデ−タ再生装置。
  14. 【請求項14】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1、
    第2及び第3の速度が得られるように前記ディスクを回
    転することができるように形成され且つ前記ディスクを
    着脱自在に装着できるように形成されているディスク回
    転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 前記ディスク回転手段と前記間隔制御手段と前記トラッ
    キング制御手段とに接続されており、前記第1の速度に
    した後に前記第1の速度よりも速い第2の速度となるよ
    うに前記ディスクの回転手段を制御し、且つ前記間隔制
    御手段を動作させると共に、前記トラッキング制御手段
    を動作させ、次に、前記間隔が前記第1の所定範囲に収
    まっているか否かを判定すると共に、前記ずれが前記第
    2の所望範囲に収まっているか否かを判定し、もし、前
    記間隔が前記第1の所望範囲に収まっていないこと及び
    前記ずれが前記第2の所望範囲に収まっていないことの
    いずれか一方又は両方が判定された時には前記第2の走
    査速度よりも低い速度となるように前記ディスク回転手
    段を制御して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読
    み取り、もし、前記間隔が前記第1の所望範囲に収まっ
    ていると同時に前記ずれが前記第2の所望範囲に収まっ
    ていることが判定された時には前記第2の速度よりも速
    い第3の速度となるように前記ディスク回転手段を制御
    し且つ前記間隔制御手段を動作させると共に、前記トラ
    ッキング制御手段を動作させ、次に、前記第3の速度で
    前記ディスクを回転している状態において間隔が前記第
    1の所定範囲に収まっているか否かを判定すると共に、
    前記ずれが前記第2の所望範囲に収まっているか否かを
    判定し、もし、前記間隔が前記第1の所望範囲に収まっ
    ていないこと及び前記ずれが前記第2の所望範囲に収ま
    っていないことのいずれか一方又は両方が判定された時
    には前記第3の速度よりも低く且つ前記第2の速度以上
    の速度となるように前記ディスク回転手段を制御して前
    記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取り、もし、
    前記間隔が前記第1の所望範囲に収まっていると同時に
    前記ずれが前記第2の所望範囲に収まっていることが判
    定された時には、前記第3の速度となるように前記ディ
    スク回転手段を制御して前記ディスクのデ−タを前記光
    ビ−ムで読み取るための制御手段とを備えたデ−タ再生
    装置。
  15. 【請求項15】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1の
    速度及びこの第1の速度よりも速い第2の速度が得られ
    るように前記ディスクを回転することができるように形
    成され且つ前記ディスクを着脱自在に装着できるように
    形成されているディスク回転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 前記第2の速度が得られるように前記ディスク回転手段
    を制御すると共に前記間隔制御手段及び前記トラッキン
    グ制御手段を動作させながら前記ディスクからデ−タを
    再生してデ−タ再生エラ−が所定数以上有するか否かを
    判定し、もし、前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以上
    有ると判定された時には前記ディスクを前記第2の速度
    よりも低い速度となるように前記ディスク回転手段を制
    御して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取
    り、もし、前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以上無い
    と判定された時には前記第2の速度又はこれよりも速い
    速度となるように前記ディスク回転手段を制御して前記
    ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るための制御
    手段とを備えたデ−タ再生装置。
  16. 【請求項16】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラ
    ック形態で光学的に読取り可能に記録されている記録媒
    体ディスクを回転するものであって、少なくとも第1、
    第2及び第3の速度が得られるように前記ディスクを回
    転することができるように形成され且つ前記ディスクを
    着脱自在に装着できるように形成されているディスク回
    転手段と、 光源と、 デ−タを読み取るために前記光源から放射された光ビ−
    ムを収束させて前記ディスクに投射するための対物レン
    ズと、 前記光ビ−ムが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビ−ムを検知するためのものであって、こ
    れに対する入射光に対応した電気信号を出力する光検知
    手段と、 前記対物レンズと前記ディスクとの間隔を検出するため
    の間隔検出手段と、 前記間隔検出手段で検出した間隔が前記ディスクのデ−
    タを前記光ビ−ムで読み取ることができる第1の所望範
    囲に入るように前記対物レンズを制御する間隔制御手段
    と、 前記光ビ−ムと前記ディスク上のトラックとのずれを検
    出するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段で検出された前記ずれの
    量が前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで読み取るこ
    とができる第2の所望範囲に入るように前記光ビ−ムを
    前記ディスクの半径方向に移動させるためのトラッキン
    グ制御手段と、 前記ディスク回転手段と前記間隔制御手段と前記トラッ
    キング制御手段とに接続されており、前記第1の速度と
    した後に前記第1の速度よりも速い第2の速度で回転さ
    せるように前記ディスク回転手段を制御し且つ前記間隔
    制御手段を動作させる共に、前記トラッキグ制御手段を
    動作させながら前記ディスクからデ−タを再生してデ−
    タ再生エラ−が所定数以上有るか否かを判定し、もし、
    前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以上有ると判定され
    た時にはを前記第2の速度よりも低い速度となるように
    前記ディスク回転手段を制御して前記ディスクのデ−タ
    を前記光ビ−ムで読み取り、もし、前記デ−タ再生エラ
    −が前記所定数以上無いと判定された時には前記第2の
    速度よりも速い第3の速度となるように前記ディスク回
    転手段を制御しながら前記ディスクからデ−タを再生し
    て前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以上有るか否を判
    定し、もし、前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以上有
    ると判定された時には前記第3の速度よりも低く且つ前
    記第2の速度以上の速度となるように前記ディスク回転
    手段を制御して前記ディスクのデ−タを前記光ビ−ムで
    読み取り、もし、前記デ−タ再生エラ−が前記所定数以
    上無いと判定された時には、前記第3の速度となるるよ
    うに前記ディスク回転手段を制御して前記ディスクのデ
    −タを前記光ビ−ムで読み取るための制御手段とを備え
    たデ−タ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6985417B1 (en) * 1999-05-28 2006-01-10 Sony Corporation Reproduction apparatus and reproduction method with varying rotational speed of a disk type medium

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