JPH10306380A - 低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents
低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法Info
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- JPH10306380A JPH10306380A JP9115951A JP11595197A JPH10306380A JP H10306380 A JPH10306380 A JP H10306380A JP 9115951 A JP9115951 A JP 9115951A JP 11595197 A JP11595197 A JP 11595197A JP H10306380 A JPH10306380 A JP H10306380A
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Abstract
合物の中間層を形成することで、良好な密着性の高張力
絶縁被膜を具備し、著しい低鉄損化を達成した一方向性
珪素鋼板の製造方法を提供する。 【解決手段】 2次再結晶が完了した一方向性珪素鋼板
表面に、あらかじめ酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化
鉄の1種または2種以上の混合物、および/またはこれ
らの酸化物の2種以上の複合酸化物からなる中間層を形
成した後、その表面にほう酸アルミニウム質被膜を形成
することを特徴とする低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方
法。また、上記中間層を特定の厚さで形成することを特
徴とする低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法。
Description
用いる一方向性珪素鋼板のうち、特に表面の絶縁被膜の
密着性が良好であり、かつ鉄損特性に優れた一方向性珪
素鋼板の製造法に関するものである。
1]を主方位とする結晶組織を有し、磁気鉄芯材料とし
て多用されており、特にエネルギーロスを小さくするた
めに鉄損の小さい材料が求められている。5%以下の珪
素を含有する一方向性珪素鋼板の鉄損の低減には鋼板に
張力を付与することが有効であり、1.5kgf/mm2 程度
までの張力付与によって効果的に鉄損が低減できること
が知られている。この張力は、通常、表面に形成された
被膜によって付与されている。
54号公報、特開平6−65755号公報などにおい
て、アルミナゾルとほう酸とを含む微粒子分散液を塗布
し、乾燥・ゲル化の後、焼き付けることによる新しい酸
化物被膜の形成方法、および得られる酸化アルミニウム
−酸化ほう素系複合被膜、ほう酸アルミニウム質高張力
被膜を提案してきた。この被膜は、鋼板に対して従来被
膜の1.5〜2倍の高い張力を付与することができ、結
果として鋼板の磁気特性を改善できることを見いだして
いる。
仕上げ焼鈍の際に焼鈍分離剤と反応して形成されるフォ
ルステライト質の被膜を除去、あるいはこの被膜が形成
されないような条件で焼鈍を行って、一方向性珪素鋼板
の表面を平滑面、あるいはさらに進んで鏡面化した鋼板
を得ようとする試みがなされている。この場合にも、鋼
板間の絶縁性を確保するために表面の被膜が必要である
が、前述した通り、被膜からの張力が大きければ大きい
ほど鉄損低減効果が大きい。
鋼板の場合、従来の珪素鋼板と比較して表面の絶縁被膜
の密着性は著しく低下する。これは、従来の珪素鋼板の
場合、表面にフォルステライトを主体とした無機質の被
膜が形成されており、これと絶縁被膜とは通常、問題な
く密着していたのに対し、平滑な金属面に直接絶縁被膜
を形成するのが困難なためである。従って、絶縁被膜の
密着性という観点からは、より低い鉄損を追求して表面
の平滑度を向上させるほど解決が困難になるといえる。
技術が提案されている。その主体とするところは、現状
鋼と同様に鋼板の表面、すなわち鋼板と絶縁被膜の界面
に無機質層を介在させるという点である。特開平3−1
30376号公報には、平滑化した一方向性珪素鋼板表
面上にゾルゲル法により厚さ0.1〜0.5μmの酸化
珪素、アンチモン酸化物、ジルコン酸化物などのゲル薄
膜を被成し、この上にリン酸マグネシウム−コロイダル
シリカからなる絶縁被膜を形成する技術が開示されてい
る。また特開平5−287544号公報には、焼き付け
工程での反応によって生成した酸化アルミニウムと他酸
化物との複合酸化物、鉄−アルミニウム系複合酸化物、
あるいは珪素−アルミニウム系複合酸化物を介在させて
表面に酸化アルミニウム質被膜を形成する技術が開示さ
れている。また、特開平8−283956号公報には、
焼き付け工程において生成した酸化珪素、酸化珪素と他
酸化物との複酸化物、鉄−珪素系複酸化物、鉄−ホウ素
系複酸化物を界面層として表面にホウ酸アルミニウム質
絶縁被膜を形成する技術が開示されている。
報、あるいは特開平8−283956号公報に開示され
ている、最表面の酸化アルミニウム質、あるいはほう酸
アルミニウム質被膜の焼き付け工程において同時に中間
層を形成する方法は、工程を増やすことなく簡便に良好
な密着性の被膜を得るのに優れた方法である。しかしな
がら、磁気特性を比較した場合、焼き付け工程において
同時に中間層を形成する方法は、比較的限られた条件以
外で焼き付けを行った場合、良好な鉄損、磁束密度が得
られない可能性があることがわかってきた。また、特開
平3−130376号公報に開示されている技術は、リ
ン酸塩−コロイダルシリカなど被膜張力のそれほど高く
ない被膜に対しては良好な密着性を示すものの、ほう酸
アルミニウムなどの高張力被膜に対しては中間層/鋼板
界面からの剥離が生じてしまう。
塗布・乾燥による方法では中間層/鋼板界面で十分な密
着性が得られない場合があること、また、0.1〜0.
5μmという厚さが中間層としては厚すぎることによる
という結論に至った。
来技術の問題点を解決するものであって、平滑化された
鋼板表面にあらかじめ特定の化合物の中間層を形成する
ことで、良好な密着性の高張力絶縁被膜を具備し、著し
い低鉄損化を達成した一方向性珪素鋼板の製造方法を提
供することを目的とする。
完了した一方向性珪素鋼板表面に、あらかじめ酸化珪
素、酸化アルミニウム、酸化鉄の1種または2種以上の
混合物、および/またはこれらの酸化物の2種以上の複
合酸化物からなる中間層を形成することを特徴とし、そ
の表面にほう酸アルミニウム質被膜を形成することによ
る低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法、を要旨とする。
また、前記中間層が0.001μm以上0.1μm未満
の厚さである一方向性珪素鋼板の製造方法、を要旨とす
る。
発明の製造方法は、仕上げ焼鈍が完了した一方向性珪素
鋼板表面にあらかじめ酸化珪素、酸化アルミニウム、酸
化鉄の1種または2種以上の混合物、および/またはこ
れらの酸化物の2種以上の複合酸化物からなる中間層を
形成する。従来、この中間層としてはSiO2 、酸化チ
タン、アンチモン酸化物、ジルコン酸化物、SiZrO
4 、あるいは焼き付け工程で生成した鉄−アルミニウム
系、珪素−アルミニウム系、鉄−珪素系、鉄−ほう素系
複合酸化物などが提案されているが、ほう酸アルミニウ
ム被膜を表面に密着性良く形成し、かつ良好な磁気特
性、低い鉄損値を得ようとした場合、本発明で開示した
酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化鉄の1種または2種
以上の混合物、および/またはこれらの酸化物の2種以
上の複合酸化物からなる中間層が好ましく、特に酸化珪
素、および/または酸化珪素と酸化アルミニウムの複合
酸化物が好ましい。
かあるが、以下に代表的な方法について述べる。第1の
方法は珪素、アルミニウム、鉄の金属アルコキシドおよ
び/またはその加水分解生成物、あるいはコロイド状シ
リカ、コロイド状アルミナ、ベーマイトゾル、水酸化鉄
コロイドあるいはこれらの混合物を鋼板表面に塗布する
方法である。塗布する方法はディップ、スプレーなどい
かなる方法でも構わない。コロイド、あるいはゾルを用
いる場合、特に含有している微粒子が含水率が少なく、
結晶性の良いものを用いることでほう酸アルミニウム被
膜の高張力に耐える密着性の良い中間層が得られる。ま
た、微粒子の粒径を約30nm以下、好ましくは20nm以
下とすることで薄くて均一な中間層を形成することがで
き、密着性に対してより有利にすることができる。
り密着性を向上させることができる。熱処理の温度は塗
布したものによって変えることが望ましく、通常は、水
酸化物が分解して酸化物になる温度をtとした場合、熱
処理温度Tは、t<T≦t+200℃に設定するのが良
い。熱処理温度が低すぎる場合、完全に酸化物となって
いないため安定性に欠け、また鋼板がさびたりする可能
性がある。逆に高すぎると経済的でない。本方法の場
合、中間層としてねらった成分をそのまま塗布する方法
もあるが、鋼板中の成分、例えば、鉄、珪素と塗布成分
とを反応させて所望の組成の中間層とする方法もある。
この場合には中間層/鋼板界面でより高い密着性が得ら
れる可能性が大きい。
の硝酸塩、硫酸塩、塩化物などの可溶性塩に浸して表面
を処理した後、熱処理する方法である。これらの化合物
を用いることで、含まれている酸によって鋼板表面を活
性化する効果も期待できる。熱処理の温度は、金属塩の
分解温度をtとした場合に上述の熱処理温度条件をその
まま当てはめることができる。薄くて均一な中間層を形
成するため、また、平滑化/鏡面化した鋼板表面を活性
化しすぎて荒らさないようにするためにも、本方法で用
いる処理液の濃度は薄い方が好ましい。好ましい濃度
は、成分全体の合計で0.1mol/l(リットル)以下、
より好ましくは0.05mol/l(リットル)以下であ
る。もちろん第1の処理液と第2の処理液とを混合した
処理液を用いて中間層を形成しても一向に差し支えな
い。
はこれらの複酸化物に限定されるが、仕上げ焼鈍が完了
し、平滑化/鏡面化した一方向性珪素鋼板を焼鈍し、表
面に中間層となるべき化合物を形成しておく方法であ
る。絶縁被膜の密着性と磁気特性を両立するためにとり
わけ好ましい化合物は酸化珪素であり、特に酸素ポテン
シャルの低い雰囲気で熱処理して形成した酸化珪素が最
適である。
μm未満の厚さにすると特に密着性に対して効果的であ
る。とりわけ、第1の方法において塗布処理のみを行
い、十分な熱処理を行わないようなときに特に有効であ
る。0.1μm未満が中間層被膜の柔軟性/可とう性を
確保するための限界厚さであり、曲げ剥離に対して耐え
うる限界である。好ましくは0.08μm以下の厚さと
するのが良い。逆に中間層が薄すぎると密着性を向上さ
せる効果が得られないため、0.001μm以上が必要
であり、好ましくは0.005μm以上、特に好ましく
は0.01μm以上である。
1の方法の場合、処理液濃度を薄くするか、あるいはコ
ロイド、ゾル溶液の場合には、既に述べたように、微細
な粒子を活用すると良い。第2の方法では同様に処理液
の濃度を薄くすることで実現できる。第3の方法では、
熱処理の温度、時間で調整する。通常、温度の効果しろ
の方が大きく、また、時間を長くすると製造ライン長さ
も必要なため、短時間で必要厚さが確保できる最適温度
を決定すると良い。
滑化/鏡面化した鋼板とは、(1) 仕上げ焼鈍工程で生成
するフォルステライト質の被膜、および付随的に生成し
ている界面酸化層を酸に浸漬して除去した鋼板、(2) 上
記(1) で得た鋼板を水素中で平坦化焼鈍した鋼板、ある
いは化学研磨、電解研磨等の研磨を行った鋼板、(3)被
膜生成に対して不活性であるアルミナ粉末など、あるい
は塩化物等の微量添加物を添加した従来公知の焼鈍分離
剤を用い、フォルステライト質の焼鈍被膜が生成しない
条件で仕上げ焼鈍を行った鋼板等を指す。
形成した中間層の表面に、ほう酸アルミニウム質高張力
被膜を形成する。被膜の形成方法は、従来公知の酸化ホ
ウ素前駆体化合物、酸化アルミニウム前駆体化合物を出
発原料として鋼板表面に塗布し、焼き付け・固化し酸化
物を形成することによって得られる。特に好ましい実施
態様としては、ほう酸とベーマイトを含む塗布液を仕上
げ焼鈍が完了し、平滑化/鏡面化した中間層を有する鋼
板表面に塗布し、制御された酸素ポテンシャルの雰囲気
中において所定の温度で焼き付けることによって得られ
る。用いるベーマイトは特に限定されるものではない
が、比較的結晶性の良好なものと結晶性の良くないもの
とを混合して用いることで鋼板に対する密着性、張力の
いずれも良好な被膜が得られる。また、ほう酸とベーマ
イトの比率をそれぞれの酸化物換算の重量割合で合計を
100としたときに12超〜40%のほう酸、60〜8
8未満%のベーマイトとした場合に、特に種々の特性に
優れたほう酸アルミニウム被膜が得られる。また、上記
塗布液中には、ほう酸、ベーマイトゾルのほかに微量の
添加物を含んでいても一向に差し支えない。通常よく用
いられる添加物としては、酸化珪素前駆体化合物、遷移
金属化合物、アルカリ/アルカリ土類金属化合物、希土
類元素化合物、無機酸、有機酸等の酸、アンモニアなど
であり、目的に応じて必要量添加することができる。
ロールコーター等のコーター、ディップ法、スプレー吹
き付け、あるいは電気泳動法など従来公知の方法によっ
て塗布する。塗布方法は、液性状によって最適な方法を
選択することができる。塗布厚さは、焼き付け後の片面
の被膜厚さが鋼板厚さの2%を超えないようにする。被
膜が鋼板厚さの2%を超える場合においては、張力付与
による鉄損低減効果がほぼ一定で飽和する領域であり、
かえって厚い被膜のために占積率を低下することとな
る。
ぜしめ、その後、最終的に不活性ガスまたは水素を含有
する還元性雰囲気中500〜1200℃で焼き付け・固
化を行い、ほう酸アルミニウムを主体とした酸化物絶縁
被膜を形成する。酸化性の雰囲気中での焼き付けは鋼板
が酸化する可能性があるため好ましくない。平滑化/鏡
面化した鋼板は雰囲気酸化に対して敏感であり、界面が
酸化によって少しでも損傷を受け、凹凸が生じた場合、
顕著な特性の低下が生じるため、特に注意して条件を設
定することが望ましい。発明者らの検討では、酸素ポテ
ンシャルがP H2 O /P H2 ≦0.2であれば概ね良好
な結果が得られることがわかっている。焼き付け温度が
500℃未満の場合、ゲル中のベーマイトの分解が不十
分で酸化物とならず、安定性に欠ける被膜となる可能性
が高い。また、1200℃超の場合、特に大きな不都合
はないものの経済的でない。特に好ましいのは600〜
1000℃の温度範囲であり、この範囲であれば密着
性、張力をはじめとしてほとんど全ての特性に優れた被
膜を有する鋼板が得られる。
法は、中間層を形成した後に表面の絶縁/張力付与被膜
を形成するものであるが、最終的に得られる被膜は必ず
しも2層に分かれている必要はない。絶縁被膜の焼き付
けの際に、中間層の成分が絶縁被膜側に、あるいは絶縁
被膜の成分が中間層側に拡散していても特に差し支えな
い。あるいは中間層と絶縁被膜との界面に反応層が形成
されている場合も同様である。むしろ、このような成分
同士の拡散、あるいは反応層の形成は中間層/絶縁被膜
間の密着性の向上をもたらす可能性が高い。
板は従来実用化され、あるいは既に開示された技術によ
って製造されるものであり、特に磁気特性の優れた鋼板
である。
アルミナを焼鈍分離剤として仕上げ焼鈍を行い、表面を
鏡面に仕上げた一方向性珪素鋼板(Si含有量:3.2
%,厚さ:0.2mm)表面に、表1に示した成分の中間
層を形成した。形成方法の概要も併記した。この鋼板に
ほう酸、およびベーマイトゾルを主成分として含む微粒
子分散液を、焼き付け後の被膜厚さが片面あたり約2μ
mとなるようにロールコーターで塗布し、乾燥・ゲル化
工程を経た後、最終的にH2 を75 vol%含有するN2
雰囲気中で800〜850℃、約30秒間焼き付けてほ
う酸アルミニウム質被膜を形成した。
性、磁気特性を表1に示した。中間層成分は、X線回
折、赤外線分光法などによって測定し、厚さは中間層形
成前後の重量変化、および鋼板断面を直接顕微鏡で観察
することによって測定した。ほう酸アルミニウム被膜の
密着性は、所定の径の円柱に、その角度が180°にな
るように巻き付け試験を行い、剥離が生じる円柱の直径
で評価した。φ20以下であれば合格、φ20超〜φ3
0は要注意、φ30超は不合格レベルである。磁気特性
は試験片10枚の平均値とした。総合評価は密着性と磁
気特性を総合的に考慮して評価し、◎,○は合格レベ
ル、△は何とか使用可能であるも要注意、×は不合格で
ある。
した場合に絶縁被膜の密着性に優れ、良好な磁気特性が
得られていることがわかる。特に、0.08μm以下の
厚さの中間層の場合、極めて良好な密着性が得られてい
る。
は、中間層成分が本発明と異なることによって著しい密
着性不良が生じたり、磁気特性の低下が起っている。ま
た、ほう酸アルミニウム被膜の焼き付け工程で同時に中
間層を形成した場合、中間層の成分が本願発明と同じで
あっても著しい密着性不良、磁気特性の低下が生じてい
ることがわかる。
膜を密着性良く形成し、良好な磁気特性を得るために
は、あらかじめ所定の成分の中間層を形成しておくこと
が必要であり、加えて所定の厚さの範囲でこの中間層を
形成することでさらなる向上が期待できる。
した一方向性珪素鋼板表面に高い張力の絶縁被膜を密着
性良く形成し、良好な磁気特性を得ることを目的として
おり、得られた一方向性珪素鋼板の磁気特性はこれまで
にない優れたものである。また、本発明の製造方法は、
中間層を形成する工程が加わるほかは従来の工程と同じ
であり、設備的にも従来のものをそのまま使用できるた
め、汎用性、量産性の観点からも工業的効果は甚大であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 2次再結晶が完了した一方向性珪素鋼板
表面に、あらかじめ酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化
鉄の1種あるいは2種以上の混合物、および/またはこ
れらの酸化物の2種以上の複合酸化物からなる中間層を
形成した後、その表面にほう酸アルミニウム質被膜を形
成することを特徴とする低鉄損一方向性珪素鋼板の製造
方法。 - 【請求項2】 酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化鉄の
1種または2種以上の混合物、および/またはこれらの
酸化物の2種以上の複合酸化物からなる中間層の厚さが
0.001μm以上0.1μm未満であることを特徴と
する請求項1に記載の低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11595197A JP3406801B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11595197A JP3406801B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306380A true JPH10306380A (ja) | 1998-11-17 |
JP3406801B2 JP3406801B2 (ja) | 2003-05-19 |
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ID=14675196
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JP11595197A Expired - Fee Related JP3406801B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 |
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JP (1) | JP3406801B2 (ja) |
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