JPH10298836A - 糸をクリアリングするための方法及び装置 - Google Patents
糸をクリアリングするための方法及び装置Info
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- JPH10298836A JPH10298836A JP10135842A JP13584298A JPH10298836A JP H10298836 A JPH10298836 A JP H10298836A JP 10135842 A JP10135842 A JP 10135842A JP 13584298 A JP13584298 A JP 13584298A JP H10298836 A JPH10298836 A JP H10298836A
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Abstract
陥は調節できるクリアリングリミツトによつて定義され
る如くした糸をクリアリングするための方法及び装置に
関する。ヤーンクリアラ(32,33)に対するクリア
リングリミツトの調節を可能にする方法及び装置を提供
する。 【効果】 最適調整ができるだけ頻繁に達成され、クリ
アリングリミツトは収集した特性に基づいてコントロー
ルループ内で自動的に調整される如く改善される。
Description
節できるクリアリングリミツトによつて除去すべき糸の
欠陥を定義する如くした、糸をクリアリングするための
方法及び装置に関する。
3350号明細書によつて公知である。この場合には、
糸の欠陥は、糸の太さの設定値からの偏りと該糸欠陥の
長さとに基づいて二次元的に表示、分類される。発生し
測定された糸欠陥の数は、二次元の分類フイールド、例
えばセルに記録されストアされる。クリアリングリミツ
トは、高い糸欠陥数を持つセルの近傍の外側で、低い糸
欠陥数を持つセルの近傍の内側にあるように位置せしめ
られる。このようにして、糸中に作られるノツトやスプ
ライスを減少させることができる。
る方法で配置し、希望する形にすることができる。しか
し上記方法は、糸のコストのかかる実験を伴い、糸の生
産を先行するか、あるいは糸の巻き返しを行わねばなら
ない。
電子的ヤーンクリアラの作動限界を調節する1つの方法
が公知である。この場合には、クリアリングの過程中で
番手の測定値は連続的に記録され、その分布が求められ
る。上記分布と予め選択した許容できるアラーム頻度と
を基に、動作限界が統計的規則に従つて自動的に固定さ
れる。
を調節することに関係し、該糸監視装置は、糸の番手即
ち糸の太さの平均太さからの偏りを求め、アラームをト
リガーし又は生産を中止する。従つて上記作動限界は短
いけれども糸直径の極端な偏りに対しては何もできな
い。即ち該作動限界は如何なる長さにも独立である。
グリミツトの最適管理に到達する方法は未だ与えられて
いない。
の条件を満足させながら、同時にできる限り頻繁に最適
調整が行えるような方法で、ヤーンクリアラの改善され
たクリアリングリミツトを求め調節することを可能とす
る方法及び装置を提供する目的を達成することができ
る。
本発明によれば、クリアリングリミツトは収集した特性
に基づいて自動的に影響を受け、そのクリアリングリミ
ツトは自動計算で求められて設定される如くすれば、上
記の目的は達成される。一度設定された該クリアリング
リミツトは、発生する糸欠陥の性質と頻度に適合するよ
うに、ヤーンクリアラの所で定期的又は連続的に自動調
整される。これは標準のベース、あるいは最初の調整、
あるいは同じ品種について以前の生産から収集されたデ
ータのベースに影響されるであろう。この場合、クリア
リングリミツトの決定は、糸の特性の測定値と、クリア
リングリミツトの特性に対する各種の重要な基準と、ま
た上記の好ましい過程を考慮してフアジー論理の法則に
従つて行つた閉ループ制御の結果である。該基準は測定
するのが困難か又はクリアリングリミツトと明確な数学
的関係を持たせるのは不可能かも知れない。この決定に
は糸欠陥の値は、例えば糸の所のヤーンクリアラで収集
され、測定されたパラメータに従つて分類フイールド中
にフアイルされて分類され、糸の欠陥についての選択さ
れた仮定に従つてモデリングされる。モデル化された糸
欠陥から、分類フイールド中の糸欠陥の密度が求めら
れ、これからクリアリングリミツトの位置に関する基準
が導出される。
トローラを持つコントロールループ、糸から収集した特
性の値に対する入力、クリアリングリミツトを決めるか
あるいはこれに影響を与えるための基準を入力するため
のユニツトとより構成される。コントロールループは複
数の糸の値に対する複数の入力から構成され、共通のク
リアリングリミツトを出力するための複数のヤーンクリ
アラと接続される。
リミツトを形成するための広範囲の基準を考慮できるこ
とである。該基準は糸、即ち糸欠陥の密度又は糸パツケ
ージの形状などに関連づけられるし、あるいは糸が生産
されたか、巻き返される機械、即ちセンサ(光学式又は
静電容量式)に関連づけることもできる。更なる基準と
して、例えば糸欠陥が大きいほど小さいものよりはより
重大であるという事実、あるいはある1つの領域の特定
の欠陥はあるユーザにとつて極めて重大であると言つた
事実のような、一般的な品質への考慮を払うこともでき
る。まなクリアリングリミツトを糸欠陥を測定するのに
用いられる方法に適合させることも可能である。例えば
糸の静電容量式サンプリングでは極めて短い糸欠陥は完
全には検出できないが、光学的サンプリングでは極めて
短い糸欠陥もほとんど検出できると言つたことも考慮に
入れることが可能である。従つて光学的サンプリングを
用いてクリアリングされた糸は、静電容量的にサンプリ
ングされた糸よりもずつとスプライスやノツトが多くな
るのを防ぐこともできる。このシステムは、何等特殊な
入力をしないでも、又は最初標準の入力を基にしてで
も、あるいは適当な入力の結果として記述可能なすべて
の基準に従つて最適な方法ででも、何れの方法であつて
も自律的に作動させることができる。求められた糸欠陥
の値を基にした糸欠陥のモデリングの提案によつて、糸
欠陥の密度を代表するレリーフを作り、これによりクリ
アリングリミツトを決めるためのサンプル、即ち糸欠陥
の値の数量を減らすことができる。
説明する。
欠陥の最初の寸法、即ち最初のパラメータである長さが
記録されている。糸欠陥の第2の寸法、即ちパラメータ
として、糸の直径(又は質量)の平均直径(又は平均質
量)からの偏りは、平均直径(又は平均質量)に対する
パーセンテージで縦軸2にプロツトされている。上記2
つの軸1と2で定義された平面中にフイールド3、特に
フイールド3a,3b,3cなどが示されている。これ
らは糸欠陥のクラスを定義するもので、これはスイス特
許第477573号明細書に記載されているようなタイ
プで、USTER CLASSIMATと言う名前で一
般的に知られている。糸欠陥の測定の結果はこの平面
に、即ちフイールド3に十字+の記号で示される。例え
ば4で示した+は、欠陥の長さが約8cmで、その太さ
あるいは質量は平均直径又は平均質量を400%越えて
いることを示している。1つのクリアリングリミツトが
5で示されている。これはどの糸欠陥を糸から除去又は
カツトすべきか、どの糸欠陥は残すかを定義するもので
ある。こうして軸1とクリアリングリミツトの間にある
十字で示された糸欠陥はカツトされず、従つて糸のスプ
ライスやノツトにつながらない。第一近似的に、クリア
リングリミツト5は十字即ち糸欠陥の集積即ち雲状の部
分の周辺を通つていると言える。従つて糸欠陥の集積は
軸1とクリアリングリミツト5の間にあるようになつて
いる。
リングする装置のブロツク図を示す。装置は、好ましく
はフアジーループコントローラの形のループコントロー
ラ7と、個々のステツプ用の複数の処理ユニツト8,
9,10、コントロールループ6、とから構成されてい
て、該処理ユニツトはループコントローラ7の一部と解
釈されてもよい。ここでは個々の機能即ち方法のステツ
プを極めて明確に示すためにユニツトは個々に記載し
た。処理ユニツト8は実際には複数のメモリー位置を持
つ記憶装置で、選択可能な糸長さ(例えば100km)
にわたつての糸欠陥のパラメータ(長さと直径又は質量
の偏り)をストアする。メモリーを持つ処理ユニツト8
は、測定した値に対する少なくとも1つの入力11a,
11bを持ち、この入力はそれぞれヤーンクリアラ3
2,33につながれている。装置が多数のヤーンクリア
ラに対して働いているときは、対応して多数の入力11
が設けられる。処理ユニツト9は、後に示すような方法
で個々の測定値を整えるのに用いられ、本質的にはプロ
セツサ又はコンピユータあるいはその一部から成る。処
理ユニツト10は、同様にフイールド3a,3b,3c
など(図1)に対応する複数のメモリー位置を持つ記憶
装置から成る。ループコントローラ7はプロセツサ又は
コンピユータより成り、1つのクリアリングリミツト値
に対する出力12を持ち、このループコントローラがフ
アジーループコントローラの形を取るときは、更に生産
性基準を入力するための入力13、一般的な品質基準を
入力するための入力14、糸に特定された基準を入れる
ための入力15、装置に特定された基準を入れるための
入力16、その他の特別な品質基準を入れるための入力
17などを持つている。出力12は処理ユニツト8につ
ながれ、フイールド30で示されるクリアリングリミツ
トの値をユニツト8にストアし、他の目的のために表示
又は出力できるようにする。ループコントローラ7はま
た、出力12でヤーンクリアラ32,33にも接続され
る。
デル化した糸欠陥18を示す。モデル化した糸欠陥は、
個々の測定値から糸欠陥を一部簡略化して再構成したも
のである。例えばガウスのベルとしてモデル化をする。
その最大点は通常の適当な十字、例えば図1の十字4が
分類フイールドに入るような点に設けられる。ベルの下
の容積は1と定義される。部分表面19はここでは半径
又は直径の偏りがプロツトされる軸20と、欠陥の長さ
がプロツトされる軸21とで限界を定められている。糸
欠陥の高さ又は量は軸22に沿つてプロツトされる。
ルドにおける糸欠陥の重要性を正しく示し、これから導
かれる糸欠陥の密度の表現のような値をまちがつた結論
に導かぬようにするためである。危険なことは、後に使
用し処理するために糸欠陥を領域中の単なる点としてし
か解釈せず、その分類フイールドにおける環境への効果
を無視することである。特に次の2つの事実は考慮され
ねばならない。
速度が一様ではないと言うような当該収集システムによ
つてもたらされる特別なトレランスで影響されることで
ある。同じ糸欠陥を二度目に測ると異なつた値を得るこ
とは良くあることであり、分類フイールドの異なつたク
ラスに分類されることすらある。一方、極めて多数の欠
陥を測ると、かかるトレランスの重要性は消滅する。従
つて糸欠陥のモデリングによつて糸欠陥を代表するレリ
ーフを得るのに必要な糸欠陥の測定数を減らすことがで
き、または単にクリアリングリミツトを決めるのに充分
な糸欠陥密度を得ることができる。該モデリングのおか
げで、比較的少ない糸欠陥の測定数で糸欠陥密度を代表
するレリーフが初期の段階で得られ、該レリーフから良
好なクリアリングリミツトが得られ、期待されるカツト
頻度についての信頼できる予測が引き出せる。従つて品
質及び/又は生産性に関して改善されたあるいは最適化
された生産の経過を実生産に入る前に確認することが可
能である。
デル化した糸欠陥をまとめたものを面29として示した
ものである。該モデル化した糸欠陥は図3で既に述べた
ものと同じ軸上にプロツトされている。しかしここで図
3と異なるのは、モデル化した糸欠陥をトータルした複
数の部分表面19が互いに隣接して記録されていて、個
々の部分表面19のモデル化した測定値も互いに影響し
合つて、部分表面の境界の領域の間で流動的な移行が起
こつていることである。特に高い欠陥頻度を示す領域2
3、低い欠陥頻度の領域24、そしてこれらに隣接する
重要でない頻度をもつ領域がよくわかる。
じ軸上にプロツトした糸欠陥の重大性の程度を示す面2
5を示す。これから明らかなように、例えば長さが長く
質量又は直径偏りの大きい糸欠陥は重大な欠陥を意味
し、例えばある数値でその量を示すことができる。例え
ば領域26a,26b,26cなどは糸欠陥の重要さが
増す方向で定義される。該領域で表され数学的関数は、
例えば原点は軸20と21の交点にありxの値は軸20
に沿つてプロツトされ、yの値は軸21に沿つてプロツ
トされるとすれば(又はその逆)z=xyである。面2
5は従つて円錐表面の一部である。しかしこれに限ら
ず、ユーザの環境における重要さの程度を表す如何なる
希望する平面も定義することができる。
ーンクリアラ32,33においてヤーンセンサは糸欠陥
を検出するか、あるいはその測定値は例えば糸の直径か
質量に対応する。糸欠陥の予め選んだパラメータに従つ
て分類するため、(今の場合では太さの偏りと糸欠陥の
長さをパラメータとして選ぶ)、糸欠陥は公知の方法で
直径の平均値又は単位長さ当たりの糸の質量の平均値と
関連させられ、該基準で平均直径又は平均質量からの偏
りが計算される。ヤーンクリアラにおいては該測定値は
同様に公知の方法でかかる閾値から超過する(質量又は
直径の)偏りの長さを求めるのに用いられる。このよう
な相対偏りと長さの測定値は入方11を介してコントロ
ールループ6に導入される。ここで該測定値は先ず処理
ユニツト8中に入りここにストアされる。このようにし
て予め選んだ糸長に対しての糸欠陥値は処理ユニツト8
にストアされ、十字4で示される糸欠陥が図1中に示さ
れるようなやり方で全分類フイールド中を占めるように
なる。このような操作は、糸で測定された値の分類はず
つと以前から行われた方式なので既に公知である。分述
べた操作は複数のヤーンクリアラからの複数の糸の測定
値に対しても有効である。これらの値はすべて入力11
を介して処理ユニツト8に入力される。処理ユニツト8
からメモリーの内容、あるいは単に糸欠陥が処理ユニツ
ト9に読み込まれ、ここで糸欠陥は図3に示されたよう
にモデル化される。ここで図1のフイールド3a,3
b,3cなどと言つた全ての分類フイールドは前もつて
ラスタによつて細かく分割されている。このラスタフイ
ールドは1つ又はそれ以上の部分表面19より構成され
ていて、モデル化した糸欠陥は1つ又は多くのラスタフ
イールドに延びていることがある。ラスタは例えば5%
の増し分で軸2に沿つて分解し、軸1に沿つては1mm
の増し分で分解することもできる。ガウスのベルの広が
りも変化でき、複数のラスタフイールドにわたつて広が
つていることが有利である。ベルの容積が一定のため、
ベルの広がりが大きいほどその高さは低くなる。モデル
化する糸欠陥の、軸1と2の交点からの距離が大きいほ
どこれを表わすガウスベルは広がらねばならない。後に
ラスタフイールド中の密度を計算するためには、そのラ
スタフイールドの上に位置するガウスベルの部分の全て
の容積を加え合わせる。そして全分類フイールドについ
ての密度が同様にして計算され、図4に示されるような
面29として表わされる。上記の操作の目的は、部分的
な糸欠陥密度を求めるとき、分離した個別的な値を取る
代わりに、ある領域を形成して、これより分類フイール
ドの各場所で糸欠陥の密度に関する1つの確実な指示を
得ることができるようにするためである。これは特に僅
かな糸欠陥しか予想されない場所にも適用される。
図5に示されているタイプの25のような平面(これは
糸欠陥の重大さの程度を表している)が処理ユニツト1
0にロードされている。ループコントローラ7において
は、糸欠陥密度の新しく提供された値と予め選択された
基準との間の比較が行われる。処理ユニツト9,10及
びコンピユータ7中の上記の操作は全て純粋に計算機レ
ベルで行われる。即ち図3から図5に示した表現は、よ
り明確にする目的のためだけと理解されるべきである。
面25で示されるような許容できる重大さの程度との比
較と、面29(図4)で表わされるようなモデル化した
糸欠陥あるいは糸欠陥密度との比較とによつて、図4に
示された糸欠陥の中のどれが受入れられないものなの
か、また受入れられるものなのかを決めることができ
る。かかる比較は、ループコントローラ7即ちフアジー
ループコントローラで行われ、従つてここでは公知の第
1法則が考慮される。それはおおよそ次のようなもので
ある。糸欠陥の質量と長さの積が大きいほど、その糸欠
陥の重大性はより大きくなる。この法則は図5による表
現で詳細に表わされている。最も簡単な場合では、最初
のクリアリングリミツトは、図4でモデル化した糸欠陥
の和で表わされた面を持つ、図5の面25でカツトする
ことで得られる。けれども糸を連続的に測定していると
きは、上記の和は同様に連続的に変化する平面を形成す
るが、面25はずつと一定のままであるので、カツトラ
イン、即ちクリアリングリミツトを変化した条件に自動
的に適合させ、ループコントローラ7は出力12を介し
て適合するクリアリングリミツトの値を出力する。これ
は定期的にも、連続的にも、あるいは外部から起こさせ
る方法の何れででも行える。他の適用などに見られる普
通のループコントローラ7でもこの目的には充分であ
る。クリアリングリミツトの特性は図4において31で
示されている。
全ての場合に対して最適であるとは言えない。そのため
更なる基準を考慮に入れることが可能である。その基準
とは、例えば生産性の基準では、これは入力13を介し
てループコントローラ7に入力される。このような基準
には、例えば糸のkm当たりに許容されるカツト数があ
る。この基準によつてクリアリングリミツトは全体に、
あるいは個々の領域においてシフトされる。処理ユニツ
ト8から実際のクリアリングリミツト5で予め選んだ糸
の長さに対して行われたカツト(図1のクリアリングリ
ミツト5の外側にある十字の数)がわかり、この数はク
リアリングリミツトの位置を変えることで変化する。一
般的な品質基準は入力14を介して入力される。例えば
クリアリングリミツトは分類フイールド中の比較的高い
糸欠陥密度を持つ領域の周りを通るようにするのが一般
的な法則と解釈できるだろう。そのような領域は、処理
ユニツト10から糸欠陥密度の指示を得て、この密度を
入力された設定点と比較すればフアジーループコントロ
ーラで識別することができる。糸に特定の基準、例えば
糸の特性にクリアリングを合わせると言つた基準は入力
15を介して入力できる。1つの基準として、例えば糸
パツケージの周りに、この中では欠陥は無視できるよう
なゾーンを定義し、糸のパツケージからの距離を入力す
ることもできる。装置に特定される基準も入力16から
入れることができる。ここでは各種のクリアラシステム
(光学式、静電容量式)からの測定値の比較性も導入で
きる。例えば一般的に静電容量的に求めた測定値は短い
糸欠陥に対してはより大きく重みづけし、一方光学的に
求めた測定値は長い糸欠陥ではより大きな重みづけをす
ると規定することもできる。あるいは工程に特定される
系統立つた糸欠陥は特別に除去したり、あるいは全然除
去しないようにも規定することができる。更に特別な品
質基準を入力17から入れることもできる。例えば特殊
な出来事を示すような糸欠陥の特別な分布なども入力で
きる。測定値にそのような分布が発生したらフアジール
ープコントローラ7中で比較され、自動的にこれを補償
したり、あるいはアラームをトリガーしたりすることが
できる。上記のこれらのデータによつてクリアリングリ
ミツト5の特性は変化し、最適化される。即ちここでは
これらの基準は、糸欠陥密度に関連する設定点の入力に
変換され、上記設定点入力は糸欠陥密度の実際の部分部
分の値と比較される。最適化されたクリアリングリミツ
トは自動的に決められ、自動的に調整され、自動的にヤ
ーンヤーンにロードされることによつて修正される。
て、例えば太さ又は質量の偏りと該偏りの長さを用いて
説明したが、これに限られるものではなく、同様に糸の
他の、例えば色、構造(毛羽、撚)、周期的な直径変動
と言つた特性についても実現することができる。したが
つて異繊維、異物、毛羽などの糸欠陥に対するクリアリ
ングリミツトも設定し調節することができる。
を示す図。
す図。
図。
Claims (10)
- 【請求項1】 糸の特性を求め除去すべき糸欠陥を調節
できるクリアリングリミツト(5)で定義するものにお
いて、クリアリングリミツトは収集した特性を基に自動
的に決められることを特徴とする、糸をクリアリングす
るための方法。 - 【請求項2】 クリアリングリミツトは自動的に調節さ
れ修正されることを特徴とする、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 クリアリングリミツトはフアジー論理で
決められることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 測定することが困難であり、クリアリン
グリミツトとは明確な数学的関係を持たせることができ
ないような基準を同時に考慮してクリアリングリミツト
を決める如くしたことを特徴とする、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項5】 糸欠陥の測定値を糸から求め、選んだパ
ラメータに従つて分類し、糸欠陥について予め選んだ仮
定に従つてモデル化し、モデル化した糸欠陥(18)か
ら分類フイールドにわたつての糸欠陥密度を表す1つの
面(29)を求める如くしたことを特徴とする、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項6】 密度の分布から導出された基準と、許容
できる欠陥に関する入力設定点とでクリアリングリミツ
トを求める如くしたことを特徴とする、請求項5に記載
の方法。 - 【請求項7】 ループコントローラ(7)を持ち、糸か
ら求められた特性の値に対する入力(11)を持つコン
トロールループ(6)を特徴とする、請求項1に記載の
方法を実施するための装置。 - 【請求項8】 コントロールループは複数の糸の値に対
する複数の入力(11)より成ることを特徴とする、請
求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 装置は複数のヤーンクリアラ(32,3
3)に対する入力(11)で共通クリアリングリミツト
を出力するためにつながれたことを特徴とする、請求項
7に記載の装置。 - 【請求項10】 ループコントローラはフアジーループ
コントローラの形をとり,後者はクリアリングリミツト
を決めるための基準を入力するためのユニツト(13,
14,15,16,17)を設けられたことを特徴とす
る、請求項7に記載の装置。
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EP (1) | EP0877108B1 (ja) |
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