JPH10248625A - フラットカール付け用クリップ - Google Patents

フラットカール付け用クリップ

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Publication number
JPH10248625A
JPH10248625A JP5781397A JP5781397A JPH10248625A JP H10248625 A JPH10248625 A JP H10248625A JP 5781397 A JP5781397 A JP 5781397A JP 5781397 A JP5781397 A JP 5781397A JP H10248625 A JPH10248625 A JP H10248625A
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JP
Japan
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clip
hair
clip piece
heater
piece
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5781397A
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English (en)
Inventor
Kenji Kamata
憲二 鎌田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップ片を短時間でしかも均一に加熱し
て、きれいなフラットカールを容易に形成する。髪束に
クリップ片を差込み易くして、短い髪のカール付けにも
容易に対応する。熱さ感を与えないようにしながら、し
っかりしたカール付けを行なう。 【解決手段】 髪を直接挟んでフラットなカール付けを
するためのフラットカール付け用の一対のクリップ片
1,1を備えたフラットカール付け用クリップAであ
る。一方のクリップ片1にヒータ2を内蔵し、他方のク
リップ片1を櫛形状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘアカール器の
フラットカール付け用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、髪をカール付けをするクリッ
プとして、例えば実用新案登録第3018928号、実
開昭47−8382号公報に示されているように、ヘア
カーラの外周に髪を巻き付け、その上から一対の円弧状
クリップを装着して立体形状のカール付けを行なうよう
にした立体カール付け用のクリップと、例えば実開昭4
8−3581号公報に示されているように、髪を直接挟
んでフラットなカール付けを行なうようにしたフラット
カール付け用クリップとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のヘア
カーラの外周に髪を巻き付け、その上から一対の円弧状
クリップを装着して立体形状のカール付けを行なうよう
にした立体カール付け用のクリップにあっては、ヘアカ
ーラを必要とし、クリップのみで髪を直接挟むことがで
きず、フラットなカール付けを行なうことができないと
いう問題がある。
【0004】また、従来の髪を直接挟んでフラットなカ
ール付けを行なうようにしたフラットカール付け用クリ
ップにあっては、予め熱板を用いてクリップを外側から
加熱し、その後、クリップを熱板から取外して髪を直接
挟むようにしているため、クリップの加熱に時間がかか
るという問題があり、しかもクリップの外側から加熱す
るためにクリップの髪挟み面の温度分布が均一になり難
く、このため十分なカール付けができず、特にカールの
大きさや髪を挟む位置によってはカールの形状が安定せ
ず、きれいなフラットカールを形成できないという問題
がある。さらに、従来のフラットカール付け用クリップ
の先端は幅広に形成されているため、髪の中に差し込み
難く、髪をしっかり固定できなくなり、特に短い髪のカ
ール付けが困難を伴うという問題もある。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、髪を直接挟んでフラットなカール付けを行なうた
めのクリップ片を短時間でしかも均一に加熱でき、きれ
いなフラットカールを容易に形成でき、また、髪束にク
リップ片を差込み易くして、短い髪のカール付けにも容
易に対応できると共に、熱さ感を与えないようにしなが
ら、しっかりしたカール付けを行なえるようにしたフラ
ットカール付け用クリップを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、髪を直接挟んでフ
ラットなカール付けをするためのフラットカール付け用
の一対のクリップ片1,1を備え、一方のクリップ片1
にヒータ2を内蔵し、他方のクリップ片1を櫛形状に形
成したことを特徴としており、このように構成すること
で、ヒータ2を内蔵した一方のクリップ片1全体を内側
から素早くしかも均一に暖めることができ、クリップ片
1の髪挟み面3を短時間で高温にできる。つまり、クリ
ップ片1を内側から加熱することで、従来のようにクリ
ップを予め熱板で加熱する場合と比較して、髪挟み面3
の温度が均一になり易く、温度分布の均一化が図られ
る。従って、髪挟み面3全体で髪を挟み熱を与えること
ができるので、カールの大きさや髪を挟む位置によら
ず、髪に均一に熱を与えることができ、きれいなフラッ
トカールを容易に形成できる。しかも、他方のクリップ
片1を櫛形状に形成することによって、この櫛形状のク
リップ片1を髪束に差し込み易くなり、特に短い髪でも
しっかり挟むことができる。さらに使用の際に、例えば
カール状にした髪束の下側から櫛形状のクリップ片1を
差込み、髪束の上側からヒータ2を内蔵したクリップ片
1を押さえることによって、髪束の上側から髪束全体に
熱を均一に与えることができ、しっかりしたカール付け
を行なうことができると共に、櫛形状のクリップ片1を
地肌側にして差し込むことによって、ヒータ2内蔵のク
リップ片1が地肌から離れ、熱さ感を軽減できるように
なる。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のヒータ2を内蔵したクリップ片1の髪挟み面3に、両
クリップ片1,1を閉じたときに櫛形状のクリップ片1
と重ならない位置に滑り止め用突起4を突出させたこと
を特徴とするのが好ましく、このように構成すること
で、両方のクリップ片1の髪挟み面3で髪を挟んだとき
に、櫛形状のクリップ片1が邪魔になることなく、滑り
止め用突起4が髪に刺さって髪をしっかり固定できるよ
うになり、従って、髪とクリップ片1の髪挟み面3とが
きっちり接触して、カール性能が向上する。
【0008】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
のヒータ2を内蔵したクリップ片1の髪挟み面3側とは
反対側の面に細いリブ12を突出させたことを特徴とす
るのが好ましく、このように構成することで、髪を両ク
リップ片1,1で挟んだときに、ヒータ2を内蔵したク
リップ片1の髪挟み面3側と反対側の面に頭皮や顔面に
触れても、リブ12によって熱さ感を緩和でき、使用者
に熱さ感を与えないようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態のフラットカール付け用クリップ
Aは、図1〜図3に示すように、髪を直接挟んでフラッ
トなカール付けをするための一対のクリップ片1,1を
備えると共に、つまみ部A1 と髪挟み部A2 とヒンジ部
3 とで構成され、つまみ部A1 によって髪挟み部A2
が開閉自在となっている。
【0010】髪挟み部A2 は、髪を直接挟んでカール付
けをするためのものであり、平板状の発熱クリップ片1
Aと、櫛形状の櫛形クリップ片1Bとで構成されてい
る。この髪挟み部A2 は例えば40mm〜50mm程度
の大きさに形成されており、また、カールが付き易くす
るために、髪挟み部A2 は縦横比約0.7以上になるよ
うな略円形状に形成されているのが望ましい。
【0011】発熱クリップ片1Aの表面の2箇所には電
気供給用の電極7c,7dが設けられ、内部には後述す
るヒータ2が内蔵されている。発熱クリップ片1Aの髪
挟み面3とは反対側の面には、使用者の皮膚が触れた時
の熱さ対策として幅1mm程度の細いリブ12が複数突
設してあり、また櫛形クリップ片1Bの複数の櫛13の
髪挟み面3とは反対側の面にもリブ12′(図3
(b))を夫々突設してある。さらに、発熱クリップ片
1Aのリブ12が設けられる面側には、髪をカールする
場合の使用可能温度(例えば70°〜80°)以上にな
ったときに変色するテープ11が貼着されている。この
テープ11は発熱によって変色する材質のものであれば
よく、発熱クリップ片1Aの使用可能温度を知らせる働
きをする。
【0012】櫛形クリップ片1Bは、例えば3本の平行
な櫛13を備えている。この櫛13によって、両クリッ
プ片1,1を閉じたときに、ヒンジ部A3 の軸と交差す
る方向にクリップ片1の髪挟み面3側に沿って線状又は
面状の髪挟み面3が形成される。本実施形態では櫛13
は発熱クリップ片1Aの先端方向に延びており、櫛形ク
リップ片1Bの櫛13を髪束に差し込むことによって、
上記発熱クリップ片1Aとの間で髪を容易に挟むことが
できるようにしてある。
【0013】一方、ヒンジ部A3 は、図4に示すよう
に、発熱クリップ片1Aの下面両側から軸となる一対の
凸部14,14が夫々突設されており、櫛形クリップ片
1Bの上面両側から上記各凸部14が回転自在に嵌め込
まれる一対の凹部15,15が夫々設けられている。本
実施形態では凸部14及び凹部15は各クリップ片に一
体成形により形成されている。また各凹部15の斜め下
には凸部14を凹部15内にガイドするガイド溝16が
設けられていると共に、つまみ部A1 の間にはつまみ部
1 を開く方向Mにバネ力を付与するバネ17が設置さ
れている。このバネ17はヒンジ部A3 の軸と平行な円
筒部17cを持つコイルバネから成り、円筒部17cが
つまみ部A1 の向かい合う内壁A1 a,A1 bに接する
ように配設されている。従って、バネ17をつまみ部A
1 間に押し込むことで、バネ17の両端17a,17b
がつまみ部A1 のバネ受け部50,51にカチッと嵌ま
りこんでバネ17をヒンジ部A3 内に保持できると共
に、円筒部17cがつまみ部A 1 の向かい合う内壁A1
a,A1 bに接した状態となり、挟み方向のがたつきを
円筒部17cによって抑えることができる構造となって
いる。
【0014】さらに、両クリップ片1,1の髪挟み面3
を略平行にしたときに髪挟み面3,3間に毛束程度の隙
間G(約2〜3mm程度)が形成されている。この隙間
Gはヒンジ部A3 の閉じ角度を規制することによって形
成され、クリップ片1,1間にカール状にした髪を挟ん
でカール付けを行なう際に、髪が両クリップ片1,1の
髪挟み面3にムラなく接触して髪をしっかり固定できる
ようになっている。
【0015】上記発熱クリップ片1Aの内部には、図5
に示すように、薄板状の発熱体6と、発熱体6を囲む略
リング状の樹脂製の固定体10と、発熱体6の両面に配
置される2つの電極7a,7bとを備えたヒータ2が配
設されている。発熱体6は温度が上昇すると電気抵抗が
増加し、温度制御の機能(PTC)を持つ特性が望まし
い。この場合、発熱体6の温度制御を簡単にできると共
に、発熱体6の構造を簡略化できるようになる。もちろ
ん、発熱体6はこれに限られるものではない。また上記
2つの電極7a,7bには、固定体10との接触部分に
夫々かしめ孔18が設けられ、固定体10から突出させ
た凸部8をかしめ孔18に差込み、凸部8を潰すことに
よって両電極7a,7bが固定体10に夫々かしめ固定
されている。2つの電極7a,7bのうち、髪挟み面3
側(図5では下側)の電極7bは髪挟み面3全体を覆う
程度の大きさを有しており、下側の電極7bは伝熱板を
共用しており、下側の電極7bによって発熱体6から外
郭5の髪挟み面3への伝熱効果が高められるようになっ
ている。一方、髪挟み面3とは反対側(上側)の電極7
aは、下側の電極7bよりも小さく形成されていると共
に、電極7a中央は下方に向けて凸状に形成されてお
り、電極7a全体が皿バネとなっており、これにより、
電極7a,7bと発熱体6との電気的接触圧が高められ
ている。また図6に示すように、電極7aと電気供給用
の電極7cの途中の電極部分7eは細く形成されてお
り、過電流が流れた場合のヒューズ機能を持たせてあ
る。
【0016】上記ヒータ2の外周は、図5に示すよう
に、樹脂でモールドされており、この樹脂によって発熱
クリップ片1Aの外郭5が構成されている。なお、外郭
5の一部には電気供給用の電極7c,7dが露出する孔
部が形成されている。また、ヒータ2を囲む固定体10
の髪挟み面3側からは複数の滑り止め用突起4が突出し
ている。この滑り止め用突起4は、例えば高さ約3m
m、径1.5mm程度の寸法を有しており、発熱クリッ
プ片1Aと櫛形クリップ片1Bとを閉じたときに、櫛形
クリップ片1Bの櫛13と重ならない位置に複数設けら
れており、発熱クリップ片1Aの髪挟み面3に髪を当て
たときに、櫛形クリップ片1Bが邪魔になることなく、
滑り止め用突起4が髪に刺さって髪をしっかり固定でき
るようにしてある。また一定の厚みでヒータ2の外周に
樹脂をモールドできるようにするために、滑り止め用突
起4の付け根部分には外郭5部の髪挟み面3と略面一の
水平面19が設けられている。この水平面19は成形時
にヒータ2を固定するための基準面となる。
【0017】次に、前髪にフラットカールを形成する場
合の一例を説明する。先ず、発熱クリップ片1Aの表面
に設けた電気供給用の電極7c,7dから電気を供給し
て、発熱クリップ片1Aの髪挟み面3を加熱し、その
後、クリップ片1を髪Hに取付ける。このとき髪挟み面
3と反対側に設けたテープ11が変色することによって
発熱クリップ片1Aが使用可能温度になったことを簡単
に判別できる。そして、図7(a)〜図7(f)のよう
に指で髪Hをカール付けしたい形状にし、発熱クリップ
片1Aと櫛形クリップ片1Bとを開いて、図8(a)の
ようにカール状に巻いた髪Hを櫛形クリップ片1Bと発
熱クリップ片1Aとで直接挟むことにより、図7(h)
に示すようなきれいなフラットカールH1 が形成され
る。このとき地肌側に櫛形クリップ片1B、地肌から離
れた側に発熱クリップ片1Aが位置することで、髪束の
上側から髪束全体に熱が均一に与えられると共に、発熱
クリップ片1Aが地肌から離れて、熱さ感を軽減できる
ようになる。またこのとき図3(b)のように各クリッ
プ片1の髪挟み面3が略平行となり、且つ髪挟み面3,
3間に毛束程度の隙間G(約2〜3mm程度)が形成さ
れることによって、髪の固定がしっかりすると共に、髪
全体に熱が与えられ易くなる。なお、挟んだときに髪H
の固定が不十分な場合は、例えば図8(b)のように両
クリップ片1,1のつまみ部A1 とは反対方向から別の
クリップBで両クリップ片1,1の先端を挟むようにし
てもよい。また、前髪H以外の髪部分にフラットなカー
ル付けを行なう場合も上記と同様にして行なうことがで
きるのは勿論のことである。
【0018】しかして、一方のクリップ片1にヒータ2
を内蔵し、他方のクリップ片1を櫛形状に形成したこと
によって、ヒータ2を内蔵した一方のクリップ片1全体
を内側から素早くしかも均一に暖めることができ、クリ
ップ片1の髪挟み面3を短時間で高温にできる。しか
も、ヒータ2の周囲を樹脂製の外郭5で覆うと共に、ヒ
ータ2の面積を外郭5の外周肉厚部5aを除いた髪挟み
面3側の面積と略同一としたことによって、ヒータ2に
よって髪挟み面3全体をより素早く暖めることができ、
髪をカール状に巻いて両クリップ片1,1で挟んだとき
に、カール状に巻いた髪の大部分に発熱した部分が接触
し易くなる。そのうえ下側の電極7bが伝熱板を共用し
ているので、下側の電極7bによって発熱体6から外郭
5の髪挟み面3への伝熱効果が高められる。従って、従
来のようにクリップを予め熱板で加熱する場合と比較し
て、髪挟み面3の温度が均一になり易く、温度分布の均
一化が図られる。この結果、髪挟み面3全体で髪を挟み
熱を与えることができるので、カールの大きさや髪を挟
む位置によらず、髪に均一に熱を与えることができ、き
れいなフラットカールを容易に形成できる。しかも、他
方のクリップ片1を櫛形状に形成することによって、こ
の櫛形クリップ片1Bを髪束に差し込み易くなり、特に
短い髪でもしっかり挟むことができる。さらに使用の際
に、例えばカール状にした髪束の下側から櫛形クリップ
片1Bを差込み、髪束の上側からヒータ2を内蔵した発
熱クリップ片1Aで押さえることによって、髪束の上側
から髪束全体に熱を均一に与えることができ、しかも櫛
形クリップ片1Bを地肌側にして差し込むことによっ
て、ヒータ2内蔵のクリップ片1が地肌から離れ、熱さ
感を軽減できるので、使用者に熱さ感を与えないように
しながら、しっかりしたカール付けを行なうことができ
るようになる。
【0019】また、ヒータ2を内蔵したクリップ片1の
髪挟み面3に、両クリップ片1,1を閉じたときに櫛形
クリップ片1Bの櫛13と重ならない位置に滑り止め用
突起4を突出させたことによって、両方のクリップ片1
の髪挟み面3で髪を挟んだときに、櫛形クリップ片1B
が邪魔になることなく、滑り止め用突起4が髪に刺さっ
て髪をしっかり固定できるようになり、従って、髪とク
リップ片1の髪挟み面3とがきっちり接触して、カール
性能が向上する。
【0020】さらに、ヒータ2を内蔵したクリップ片1
の髪挟み面3側とは反対側の面に細いリブ12を突出さ
せたから、髪を両クリップ片1,1で挟んだときに、ヒ
ータ2を内蔵したクリップ片1の髪挟み面3側と反対側
の面に頭皮や顔面に触れても、リブ12によって熱さ感
を緩和でき、使用者に熱さ感を与えないようにすること
ができて、使い勝手が一層良くなる。
【0021】さらに、発熱クリップ片1Aのヒータ2と
外郭5とを同時成形により一体化したことによって、製
造性が向上すると共に、電極7a,7bと発熱体6と固
定体10とをかしめ固定によりブロック化したことによ
って、電極7a,7b間の面圧をより高めることがで
き、しかも外郭5とヒータ2の電極7a,7bとが密着
状態で接触し、安定した接触が得られるので、伝熱状態
が一段と良くなる。また、ヒータ2を囲む固定体10の
髪挟み面3側から複数の滑り止め用突起4を予め突設し
たことによって、滑り止め用突起4の形成が容易とな
り、さらに滑り止め用突起4の付け根部分には外郭5部
の髪挟み面3と略面一の水平面19が設けられているの
で、成形時に水平面19を基準としてヒータ2を固定す
ることによって、一定の厚みでヒータ2の外周に樹脂を
モールドでき、ヒータ2を固定するための新たに部品を
追加する必要がなく、成形がし易くなる。
【0022】図9は発熱クリップ片1Aの他の実施形態
を示している。この実施形態では、髪挟み面3と反対側
(上側)の電極7aは固定体10にかしめ固定されてい
ると共に、その電極7aの上面にバネ体9が設置されて
いる。ヒータ2の基本構造は前記実施形態と同様であ
る。この実施形態ではバネ体9によって上側の電極7a
が発熱体6に押し付けられて、発熱体6との接触の信頼
性がより高められ、且つ下側の電極7bに発熱体6がよ
り強く押し付けられるので、髪挟み面3の熱伝導が一段
と向上するという利点があり、さらに、ヒータ2の外郭
5は樹脂製の下側部材5Aと上側部材5Bとに分割され
ており、ヒータ2を下側部材5Aの上に乗せ、その上か
ら上側部材5Bを被せてフック部5Cで固定することに
よって、発熱クリップ片1Aを容易に組立てることがで
きるという利点がある。
【0023】なお、下側の電極7bを大きく形成できな
い場合は、発熱体6自体を大きくする方法が考えられ
る。この場合、固定体10を設けることが困難なため、
図10に示すように、固定体10を省略して発熱体6を
大きく形成し、髪挟み面3側の電極7bを発熱体6の髪
挟み面3側の一端部に寄せて配設すると共に、髪挟み面
3側とは反対側(上側)の電極7aを発熱体6の略中央
部に配設し、この上側の電極7a上にバネ体9を設置す
るようにしてもよい。なお組立て方式によって発熱クリ
ップ片1Aが構成される点は図9と同様である。
【0024】櫛形クリップ片1Bの他の実施形態を図1
1に示す。例えば図11(a)(b)に示すように、1
本の櫛13を細長く形成したり、或いは先細り形状に形
成するようにしてもよい。また、図11(c)のように
複数の櫛13を先端側に短く形成して櫛形クリップ片1
B全体を幅広に形成するようにしてもよい。尚、櫛13
の数は3本に限られるものではない。さらに櫛13の形
状は、図12(a)に示すように、櫛13が発熱クリッ
プ片1Aの先端方向に延びている場合に限らず、図12
(b)に示すように、斜めに傾斜させたり、或いは図1
2(c)に示すように、発熱クリップ片1Aの先端方向
と垂直する方向に延ばすようにしてもよいものである。
【0025】なお、前記実施形態ではヒータ2を内蔵す
る発熱クリップ片1Aを平板状に形成したが、発熱クリ
ップ片1Aを櫛形状に形成してもよいものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、髪を直接挟んでフラットなカール付
けをするための一対のクリップ片を備えたフラットカー
ル付け用クリップにおいて、一方のクリップ片にヒータ
を内蔵し、他方のクリップ片を櫛形状に形成したから、
ヒータを内蔵した一方のクリップ片全体を素早くしかも
均一に暖めることができ、クリップ片の髪挟み面を短時
間で高温にでき、従来よりも髪挟み面の温度が均一にな
り易く、温度分布の均一化が図られる。従って、髪挟み
面全体で髪を挟み熱を与えることができるので、カール
の大きさや髪を挟む位置によらず、髪に均一に熱を与え
ることができ、きれいなフラットカールを容易に形成で
きる。しかも、他方のクリップ片を櫛形状に形成するこ
とによって、この櫛形状のクリップ片を髪束に差し込み
易くなり、特に短い髪でもしっかり挟むことができ、さ
らに例えばカール状にした髪束の下側から櫛形状のクリ
ップ片を差込み、髪束の上側からヒータを内蔵したクリ
ップ片を押さえることによって、髪束の上側から髪束全
体に熱を均一に与えることができると共に、ヒータ内蔵
のクリップ片が地肌から離れ、熱さ感を軽減できるの
で、使用者に熱さ感を与えないようにしながら、しっか
りしたカール付けを行なうことができ、使い勝手が良好
となる。
【0027】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ヒータを内蔵したクリップ片の髪挟み
面に、両クリップ片を閉じたときに櫛形状のクリップ片
と重ならない位置に滑り止め用突起を突出させたから、
両方のクリップ片の髪挟み面で髪を挟んだときに、櫛形
状のクリップ片が邪魔になることなく、滑り止め用突起
が髪に刺さって髪をしっかり固定できるようになり、従
って、髪とクリップ片の髪挟み面とがきっちり接触し
て、カール性能が向上する。
【0028】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ヒータを内蔵したクリップ片の髪挟み
面側とは反対側の面に細いリブを突出させたから、髪を
両クリップ片で挟んだときに、ヒータを内蔵したクリッ
プ片の髪挟み面側と反対側の面に頭皮や顔面に触れて
も、リブによって熱さ感を緩和でき、使用者に熱さ感を
与えないようにすることができ、使い勝手が一層良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同上のクリップの平面図である。
【図3】(a)(b)は同上のクリップ片を閉じた状態
の側面図及び下面図である。
【図4】(a)は図2のD−D線断面図、(b)は
(a)のF−F線断面図である。
【図5】(a)は図2のC−C線断面図、(b)は図3
(a)のE−E線断面図である。
【図6】同上のヒータブロックの斜視図である。
【図7】(a)〜(h)は前髪にフラットカールを形成
する動作説明図である。
【図8】(a)はカール状に巻いた髪を一対のクリップ
片で挟んだ状態の説明図、(b)は別のクリップでクリ
ップ片の先端を挟んだ状態の説明図である。
【図9】同上の発熱クリップ片の他の実施形態の断面図
である。
【図10】同上の発熱クリップ片の更に他の実施形態の
断面図である。
【図11】(a)〜(c)は同上の櫛形クリップ片の他
の実施形態の平面図である。
【図12】(a)〜(c)は同上の櫛形クリップ片の更
に他の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
A フラットカール付け用クリップ 1 クリップ片 2 ヒータ 3 髪挟み面 4 滑り止め用突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 髪を直接挟んでフラットなカール付けを
    するための一対のクリップ片を備えたフラットカール付
    け用クリップにおいて、一方のクリップ片にヒータを内
    蔵し、他方のクリップ片を櫛形状に形成したことを特徴
    とするフラットカール付け用クリップ。
  2. 【請求項2】 ヒータを内蔵したクリップ片の髪挟み面
    に、両クリップ片を閉じたときに櫛形状のクリップ片と
    重ならない位置に滑り止め用突起を突出させたことを特
    徴とする請求項1記載のフラットカール付け用クリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 ヒータを内蔵したクリップ片の髪挟み面
    側とは反対側の面に細いリブを突出させたことを特徴と
    する請求項1記載のフラットカール付け用クリップ。
JP5781397A 1997-03-12 1997-03-12 フラットカール付け用クリップ Withdrawn JPH10248625A (ja)

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