JP3123139U - セラミックヘアアイロン - Google Patents

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Abstract

【課題】
積極的に髪をいたわるというトリートメント面にも配慮し、一台でストレートパーマもカール形成も、容易に実施可能となるヘアアイロンの提供。
【解決手段】
発熱体(2)を内蔵し、上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)内側それぞれにセラミックプレート(1a)(1b)が加熱時に正対するように少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けられ、セラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との間に隙間(11)を有し、挟持部(10)外側それぞれに一定間隔で凸条を形成したカール形成突起(3a)(3b)を設けたことを特徴とするセラミックヘアアイロン。
【選択図】図1

Description

本考案は、理容店や美容院等で、縮毛をストレートに矯正する、又はカール形成或いは巻き髪をするためのヘアアイロンに関する。
具体的には、ヘアアイロンに設けたセラミックプレートを加熱して髪にマイナスイオン効果をもたらし、ヘアアイロンの使用者である理美容師やスタイリストにとっても容易にストレートパーマ及びカール形成ができるという使い勝手の良いヘアアイロンに関するものである。
従来、くせ毛を伸ばしたり、カール形成を行う手段として、2つのハンドル、グリップ又はアームに毛髪を挟持しストレートパーマないしカール形成を行う、いわゆるV字型ヘアアイロンがある。
この類のヘアアイロンとしては特開2006-6909号公報や特開2005-237803号公報のような技術が公知である。
特開2006-6909号「ヘアアイロン」 特開2005-237803号「ストレートパーマ用ヘアアイロン」
しかしながら、これらの公知技術は特開2006-6909号における凹凸部、特開2005-237803号におけるローラなどのように、ストレートあるいはカールの美容効果をもたらす挟持部の構造が複雑なものであった。
挟持部はヘアアイロンの中でも毛髪に直接触れる部位であるため、ナイーブな毛髪を傷めることがないようトリートメント面にも配慮されたといえるシンプルな構造である必要がある。
さらに、スチームの駆使、熱の伝導の仕組み、加熱手段など、本来のヘアアイロンとしての機能向上を課題としているものは多数にあるとしても、トリートメントという観点に関して言えば、施術される毛髪の視点に立った「積極的に髪をいたわる」という技術的思想が従来の公知技術には若干欠けていると指摘されている。
また、理容室又は美容室で使用するような業務用のヘアアイロンは、繰り返し使用するためスタイリストにとって使い勝手がよく、それでいて故障しにくいヘアアイロンのニーズがあることは言うまでもない。できれば一つの器具でストレートパーマもカール形成も、容易に実施可能となるヘアアイロンの提供が望まれていた。
そこで、本考案は第一に、施術される毛髪のトリートメントという点に重点を置き、「ストレートパーマ又はカール形成をしながらも、髪をケアする」ヘアアイロンの提供をすることを目的としている。
すなわち、セラミックがマイナスイオンを放射することに着目し、そのマイナスイオン効果をヘアアイロンの分野にも応用することを課題としている。
そして第二には、前記第一課題の延長上であるが、余計な力を加えたり、髪を傷めることがなく、それでいてマイナスイオンが毛髪に浸透しやすいヘアアイロン挟持部を、ごくシンプルな構造によって実現することにある。
カールの形成は、一旦瞬時のみ温熱を加えた後に、常温(低温)への変化の過程で形成するものであり、髪にやさしいカール形成をすることを目的としている。
第三には、本考案想定ユーザーである理容室又は美容室のスタイリストにも配慮し、使い勝手がよく、それでいて故障しにくいヘアアイロンの提供をすることを目的としている。
本考案のセラミックアイロンは、頭髪にカールを形成するときに、髪の根元の方から巻き付ける手法で使用されるものである。従って髪の先端部分から巻き付ける手法で開発されているアイロンとは構造も用法も全く異なる。
第四には、言うまでもなく、一つのヘアアイロンでストレートパーマもカール形成も巻髪も容易に実施可能となるヘアアイロン本来の機能性を向上し、理容・美容分野のアイロン技術発展に資することを目的としている。
上記課題を解決するため、本考案は、上アーム(4)及び下アーム(5)の一端が、バネを具備したヒンジ部(12)によって開く方向に付勢して結合され、上アーム(4)と下アーム(5)を近接させて髪を分散して挟持可能となるヘアアイロンであって、前記ヘアアイロンに発熱体(2)が内蔵され、上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)内側それぞれにセラミックプレート(1a)(1b)が設けられていることを特徴とするセラミックヘアアイロンを提案する。
発熱体(2)はセラミックプレート(1a)(1b)の内側に内蔵している。
髪を分散して挟持する構成としては、余計な力を加えたり、髪を傷めることがなく、それでいてマイナスイオンが毛髪に浸透しやくするために、非加熱時及び弱い力で握持した状態では、前記セラミックプレート(1a)(1b)は少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けて、セラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との間に傾斜したわずかな隙間(11)を設けている。
わずかな隙間(11)は、加熱時にはセラミックプレート(1a)(1b)が膨張して全面が正対接触するように変形する。
又強い力で握持したときも上アーム(4)と下アーム(5)の弾性でピッタリ全面が正対接触するように変形する。
毛髪がからまったり髪の通りが悪いと首尾よく施術できないし、毛髪へ力が加わりすぎると髪を傷つけたり抜け落ちやすくなってしまう。
したがって、セラミックプレート(1a)(1b)の表面は、非加熱時は加熱時の膨張を勘案して傾斜した空間的余裕を設けておき(膨張を予測した隙間を設けておかないと加熱時には反り返った形態になるとか、全面接触しなくなる)、実際の施術のときにすべりを良くすることが肝要である。
セラミックプレート(1a)(1b)の表面は、平坦で平滑である。
前記セラミックプレート(1a)(1b)はトルマリン鉱石、その他のマイナスイオン放射特性を有するセラミックを含有する点に特徴がある。
マイナスイオン放射特性が高いセラミックとしては他に、ゲルマニウム鉱石、ラジウム鉱石、黒曜石、等があり、これらを含有するセラミックプレートを用いると、マイナスイオン効果が高くなる。
マイナスイオンがあると、髪の滑りが良い。
なお、鉱石やセラミックによって、遠赤外線放射による温熱効果を与えることもできる。
次に、ヘアアイロンのアームの構造についてであるが、前記上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)外側それぞれに、連設凹凸状のカール形成突起(3a)(3b)が設けられている。
この突起は一定の間隔(凹部となる)で複数に並設されているものであり、断面視で略半円形や半楕円形のものでもよい。
カール形成突起(3a)(3b)は髪を一定量ごとにかき分けて凹部に並べ、カール付けを行うものであるため、凹凸状のみならず、波形、鋸刃状などの形状でもできる。
凹部の底面は平坦が好ましい。髪を薄く分散して並べることができる。
一定幅間隔で設けているので、一定量の髪を分散して挟時することができるし、スルスルと梳かすことができる。
カール形成突起(3a)(3b)が略半円形や半楕円形になることに伴って、前記上アーム(4)及び下アーム(5)の挟持部(10)についても、断面視でそれぞれ略半円形であり、挟持状態は円形または楕円形に仕上げてもよい。
このように、挟持状態でカール形成突起(3a)(3b)を含めた挟持部(10)全体が円形や楕円形になるという構造が、そのまま、カール付けを行う際の最小のカールの径となるため、上アーム(4)と下アーム(5)の接近・離反によってカールの径が調節自在である。
さらに、カール付けを行うという観点からは、ヘアアイロンを回転させてカール形成を行うため、上アーム(4)及び下アーム(5)は、少なくとも挟持部(10)が対称(シンメトリー)であって、互いに相似形状であることが好ましい。
ヘアアイロンの制御装置やコード部品にも特徴がある。
ICコントローラー(6)、スイッチ(7)等の制御手段を前記上アーム(4)又は下アーム(5)の内側に位置して設けた。
上アーム(4)及び下アーム(5)は、握りやすくなるため、比較的細い寸法であるが、これはカール付けの際のアームの回転や握時を容易にするのであるが、そうすると制御装置の設置位置に苦慮するが、本考案では、両アーム(4)(5)で囲繞するように内側に設けている。
また、本考案が業務用ヘアアイロンであることに鑑み、前記発熱体(2)の設定温度は、スライド式のICコントローラー(6)で指先のみで、微妙にかつ任意に調節可能である。
前記ヘアアイロンの電源コード(34)はコネクタ部(31)の(38)挿入部によって脱着自在であり、該コネクタ部(32)とコードヘッド部(32)がレボルバー(33)によって連結され360度回転自在である。
先述した、すべりが良いセラミックプレート(1a)(1b)、対称相似形のアーム、そしてアーム内側に位置している制御手段、等と相俟って、このねじれ防止機能によって一層回転がしやすく、安心かつ安全にカール形成を実施することができるのである。
本考案は髪をいたわりながらのカール等の形成を第一の課題としているが、挟持状態でセラミックプレート(1a)と(1b)が正対してこの間に同じ間隙を創出することで、セラミックプレート(1a)(1b)の表面がすべりの良い挟持面となり、毛髪にやさしいトリートメント機能を有するヘアアイロンが実現した。
すなわち、セラミックプレート(1a)と(1b)が正対して挟持状態において余裕ある空間が生まれ、髪通りよく、必要以上に熱や力を与えることがないため、頭皮に刺激を与えることなく、毛髪がからまったり髪を傷つけたり抜け落ちたりするのを防止することが可能である。
本考案のセラミックアイロンは、髪の根元や中途に差し込んで髪を挟み、カール形成、巻髪、ストレート形成してゆくもので、単純に髪先端から丸めて加熱するアイロンとは異なるものである。
アームの回転という極めて軽微な動作のみによって、毛髪を折らずにカール形成を行うこともトリートメント機能としての効果が期待できる。
毛髪に直接触れるセラミックプレート(1a)(1b)が上記の如くすべりの良い構造に形成されているため、美容師やスタイリストは必要以上に力を入れなくてすむ。繰り返し頻繁に使用しても手首が疲労を感じにくく、施術作業を首尾よく行うことができる。
しかも、一つのヘアアイロンでストレートパーマもカール形成も、両方容易に実施可能であり、実務上の簡便性にも応えるものである。
トリートメント機能を積極的に促進するのは、発熱体(2)によって加熱されたセラミックプレート(1a)(1b)から放射されるマイナスイオンである。
マイナスイオンが毛髪にもたらす効果としては、髪や頭皮の水分量を増やし毛髪を保護する。
傷んだ髪や細くてスタイリングの難しい髪をしっとりつやのあるまとまりのよい髪する。
指どおりよくサラサラな髪になるので抜け毛を防ぐことができる。
髪にしなやかさが出てくるのでスタイリングがしやすくなる等の効果がある。
さらに出願人は、毛髪トリートメント液(例えばアロミックス=登録商標第4603723号)と併用することで、さらに髪に優しいアイロン施術法を達成している。
マイナスイオンの放射量・影響度はスライド式のICコントローラー(6)で発熱体の温度が任意に変えられるため、安心して美容師やスタイリストの判断に委ねればよい。
さて次に、アームの挟持状態で円形や楕円形になるという構造が、そのまま、カール付けを行う際の最小のカールの径となり、上アーム(4)と下アーム(5)の接近・離反によってカールの径が調節自在であるため、付勢に従ってその挟持状態を解除するにつれ、カール径を任意の大きさにまで変更することができる。
巻き髪、カール、ウェーブなど、カール径の大小もさまざま、思いのままにセットすることが可能である。
また、ヘアアイロンで故障をするのは、電源コード(34)の断線であるという現状を考慮して、電源コード(34)は回転自在とすれば、コードのねじれを気にすることなく施術することができる。
さらに、ねじれ防止機能を生み出す回転コネクタ(30)を連結孔(22)と挿入部(38)とで脱着自在とすれば、収納の再に電源コード(34)やコードヘッド部(32)を傷めることなく、ヘアアイロン本体と別々に収納できるため一層断線を防ぐ工夫となる。
万一、断線してしまっても、回転コネクタ(30)を含む電源コード(34)それ自体を取り替えればよい。
このように本考案によれば、ヘアアイロン使用時の髪の損傷を最小限に抑えつつ、マイナスイオン効果を同時にもたらしてストレートパーマやカール形成を実施するため、トリートメント機能が充実したヘアアイロンが実現する。
指どおりよく健康的な髪を実現し、スタイリングもしやすいので、ヘアデザインの幅が広がることは言うまでもない。
したがって、美容関連技術分野において有益な考案であると思われる。
以下、本考案におけるセラミックヘアアイロンについて、その考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳述する。
図1は本考案に係るセラミックヘアアイロンの実施例1の斜視図、
図2は同じく実施例1のセラミックヘアアイロンの開いた状態での側面図、
図3は同じく実施例1のセラミックヘアアイロンの挟持状態での側面図、
図4はカール形成突起(3a)(3b)を長くして設けたセラミックヘアアイロンの実施例2を示した側面図、
図5は図3のA方向からの挟持部先端の正面図、
図6は図2のB方向からのアーム後方の連結孔(22)付近の正面図、
図7は回転コネクタ(30)の側面図、
図8は実施例1のセラミックヘアアイロンの使用状態を示す側面図である。
本考案の実施例1のヘアアイロンは、図1に示すとおり、側面視で略V字形のヘアアイロンであって、上アーム(4)と下アーム(5)が一対となってバネ(図示していない)を具備したヒンジ部(12)で開く方向に付勢されている構成である。
本体は耐熱性の合成樹脂製であるので、上アーム(4)と下アーム(5)には開方向へ若干の弾性がある。
髪を滑りよく挟持しかつ、滑らせながら加熱付与をしさらに加熱面から離すことで冷却(非加熱)してカール形成するというテクニックから、一対の上アーム(4)と下アーム(5)とは、握持の力加減で髪の挟持と離反がスムーズに行われるように構成されている。
非加熱時(スイッチオフ)で弱い力で握持するときは少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けられてセラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との後方は隙間(11)を有する。
一方、スイッチオンして加熱して髪を巻くときはセラミックプレート(1a)(1b)で一定量を分散して髪を挟持でき、セラミックプレートが膨張した時又は強い力で握持するときは上アーム(4)及び下アーム(5)の弾力でセラミックプレート(1a)(1b)全面が接触する。
この弾性を利用し、又は膨張を利用した上アーム(4)及び下アーム(5)との対面によって、滑りよく挟持できさらに挟持した髪をムラなく全部加熱できる。
非加熱時は間隙(11)があり、加熱時は正対するという構成は、作業のスピードや正確性のために欠かせないものである。
つまり、上アーム(4)と下アーム(5)の先端方向には挟持部(10)があり、挟持部(10)の内側にセラミックプレート(1a)(1b)が設けられており、挟持部(10)の外側にはカール形成突起(3a)(3b)が設けられている。
上アーム(4)及び下アーム(5)は断面視で略半円形であって、セラミックプレート(1a)(1b)の挟持部(10)外側それぞれに所定幅間隔でカール形成突起(3a)(3b)を設けている。
カール形成突起(3a)(3b)は、発熱体(2)とは断熱層を介して設けられ、髪に対しては非加熱部分(冷却部分)となる。
セラミックプレート(1a)(1b)は210℃迄加熱できるが、カール形成突起(3a)(3b)は断熱材で遮断されるので、室温から50℃前後でそれ以上は上がらない。
前記セラミックプレート(1a)(1b)が直接毛髪に触れて髪に温熱を付与し、髪がセラミックプレート(1a)(1b)と非接触になることで、その作用でストレートパーマ又はカール形成を行うものである。
非接触になることというのは、カール形成突起(3a)(3b)に接触する場合と、単にセラミックプレート(1a)(1b)から離反する場合も含む。
カール付けを行うという観点からは、ヘアアイロンを握って手首をくるくる回して、アームを回転させてカール形成を行うため、図2からも示唆されるように、上アーム(4)及び下アーム(5)は少なくとも挟持部(10)が対称(シンメトリー)であって、互いに相似形状である。
アーム回転のしやすやを追求するという意味では、挟持状態でコントロールボックス(8)の頭がアームにぶつからないように、コントロールボックス(8)を設置していない方のアームにボックス咬合空間(9)を設けるとよい。
このようにして、ICコントローラー(6)、スイッチ(7)等を含む制御手段であるコントロールボックス(8)をアームの内側に設けることができ、施術中もICコントローラー(6)やスイッチ(7)が邪魔にならない。
むしろ、ICコントローラー(6)のスライド微調整ができ、作業しやすい構成となっている
握りやすく回転させやすいため、カール径の変更もしやすくなる。
図3はセラミックヘアアイロンの挟持状態での側面図である。
この図においては、セラミックプレート(1a)(1b)の先端のみが接触し、ヒンジ部(12)方向に徐々に広がって隙間(11)が創出されているところに特徴がある。
波線で図示されている発熱体(2)が挟持部に埋め込まれており、それに加熱されたセラミックプレート(1a)(1b)からマイナスイオンが、前記隙間(11)の空間(空気)を介して、毛髪に向けて放射される仕組みとなっている。
セラミックプレート(1a)(1b)は特にマイナスイオン放射特性が高いトルマリン鉱石を含有して形成するのが好ましい。
前記カール形成突起(3a)(3b)は凹凸状に一定の間隔で設けるが、図4に示すように、それぞれの突起を長くすれば、髪のかき分けが行いやすくなり、毛髪の多い方にも対応したカール形成機能重視としての色彩がより強くなる。
凹部や突起の高さや幅は、プロの感覚で設計されている。
実施例1では、上アーム(4)及び下アーム(5)に設けられるカール形成突起(3a)(3b)を、側面視で4mmの凹部幅、1mm厚で1,5mm高さ、幅20mmの凸条を連続形成したものである。
この数値は限定するものではないので、例えば図3や図4で示す凸条の高さを変えたアーム例など、髪質に応じた設計もできる。
このアーム部分を交換自在な部品とすることなども本考案に含まれる。
図5は図3のA方向からの挟持部先端の正面図である。
上アーム(4)及び下アーム(5)とカール形成突起(3a)(3b)は、いずれも略半円形であり、外周がなめらかな曲線からなることが好ましい。
挟持状態では、円形又は楕円形となる。
挟持状態で円形や楕円形になるという構造が、そのまま、カール付けを行う際の最小のカールの径となり、上アーム(4)と下アーム(5)の接近・離反によってカールの径が調節自在であるため、付勢に従ってその挟持状態を解除するにつれ、カール径を任意の大きさにまで変更することができる。
図5からも、少なくとも挟持部(10)が対称(シンメトリー)であって、互いに相似形状であることが分かる。
図6は図2のB方向からのアーム後方の連結孔(22)付近の正面図である。
連結孔(22)の中にはプラグ(21)があり、電源コード(34)を通じて電源の供給を行う。
図7に示す回転コネクタ(30)のツマミ(35)を押さえながら挿入部(38)を連結孔(22)に挿入すると、フック(36)がフック孔(23)に引っ掛かり、凸部(24)が凹部(37)に嵌入して、脱着自在となる構造を採ってもよい。
回転コネクタ(30)は先述の通り、ねじれ防止機能付き360度回転式であるので、両者によって収納性を利便性とを兼ね備えた実施形態になる。
業務用であることを考慮すれば、セラミックプレート(1a)(1b)の施術温度は、スライド式やダイヤル式のつまみの付いたICコントローラー(6)によって、自在に変更可能であることが好ましい。
図8のように美容師等のユーザーが指ですぐにスライド可能な位置にICコントローラー(6)があると、変更が殊に容易である。
この図に示されているコントロールボックス(8)とは逆の側面にICコントローラー(6)を設ければ、左利きの者にとっても同じメリットをもたらすセラミックヘアアイロンとなる。
施術可能最高温度は210℃に設定している。
この温度は、髪に優しいかどうかの限界温度であるが、特に限定するものではない。
以上のように、図面の実施例に示すセラミックヘアアイロンは、上アーム(4)及び下アーム(5)の一端が、ヒンジ部(6)によって開く方向に付勢して結合され、上アーム(4)と下アーム(5)を近接させて髪を挟持可能となる側面視で略V字形のヘアアイロンであって、前記ヘアアイロンの上アーム(4)及び下アーム(5)に発熱体(2)が内蔵され、上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)内側それぞれにセラミックプレート(1a)(1b)が設けられ、前記セラミックプレート(1a)(1b)はトルマリン鉱石を含有し、発熱によってセラミックプレート(1a)(1b)が高温になりかつマイナスイオンの放射があり、非加熱時又は弱い力で握持するときは少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けられてセラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との後方は隙間(11)を有し、上アーム(4)及び下アーム(5)は断面視で略半円形であって、セラミックプレート(1a)(1b)の挟持部(10)外側それぞれに所定幅間隔でカール形成突起(3a)(3b)を発熱体(2)とは断熱層を介して形成しており、髪を巻くときはセラミックプレート(1a)(1b)で一定量を分散して髪を挟持でき、加熱時又は強い力で握持するときは上アーム(4)及び下アーム(5)のセラミックプレート(1a)(1b)が膨張により全面が接触して滑りよく挟持した髪をムラなく全部加熱できるもので、前記両アームの内側にICコントローラー(6)、スイッチ(7)等の制御手段を設けかつ着脱可能な電源コード(34)を設けたものである。
本考案セラミックヘアアイロンは理容室又は美容室などの業務用ヘアアイロンとして利用可能である。
また、発熱体を低めに温度設計したり、固定温度内での選択式のICコントローラーにして安全面をさらに一般的にすれば、一般家庭用のヘアアイロンとしても当然に利用できる。
本考案に係るセラミックヘアアイロンの実施例1を示した斜視図である。 同じく実施例1のセラミックヘアアイロンの開いた状態での側面図である。 同じく実施例1のセラミックヘアアイロンの挟持状態での側面図である。 カール形成突起(3a)(3b)の凸部を長くして設けたセラミックヘアアイロンの実施例2を示した側面図である。 図3のA方向からの挟持部先端の正面図である。 図2のB方向からのアーム後方の連結孔(22)付近の正面図である。 回転コネクタ(30)の側面図である。 実施例1のセラミックヘアアイロンの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
1a セラミックプレート
1b セラミックプレート
2 発熱体
3a カール形成突起
3b カール形成突起
4 上アーム
5 下アーム
6 ICコントローラー
7 スイッチ
8 コントロールボックス
9 ボックス咬合空間
10 挟持部
11 隙間
12 ヒンジ部
21 プラグ
22 連結孔
23 フック孔
24 凸部
30 回転コネクタ
31 コネクタ部
32 コードヘッド部
33 レボルバー
34 電源コード
35 ツマミ
36 フック
37 凹部
38 挿入部

Claims (9)

  1. 上アーム(4)及び下アーム(5)の一端が、ヒンジ部(12)によって開く方向に付勢して結合され、上アーム(4)と下アーム(5)を近接させて挟持可能となるヘアアイロンであって、前記ヘアアイロンの上アーム(4)及び下アーム(5)に発熱体(2)が内蔵され、上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)内側それぞれにセラミックプレート(1a)(1b)が対向して設けられていることを特徴とするセラミックヘアアイロン。
  2. 前記セラミックプレート(1a)(1b)は少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けられ、挟持状態においてセラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との後方に隙間(11)を有することを特徴とする請求項1記載のセラミックヘアアイロン。
  3. 前記セラミックプレート(1a)(1b)はトルマリン鉱石又はその他のマイナスイオン放射特性を有するセラミックを含有することを特徴とする請求項1〜請求項2いずれかに記載のヘアアイロン。
  4. 前記上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)外側それぞれに、一定幅間隔で連設する凹凸状のカール形成突起(3a)(3b)が発熱体(2)と断熱層を介して設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のセラミックヘアアイロン。
  5. 前記上アーム(4)及び下アーム(5)の挟持部(10)は断面視でそれぞれ略半円形であり、髪の挟持状態は円形または楕円形になることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のセラミックヘアアイロン。
  6. 前記上アーム(4)又は下アーム(5)の内側にICコントローラー(6)、スイッチ(7)等の制御手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載のセラミックヘアアイロン。
  7. 前記発熱体(2)の設定温度は、スライド式のICコントローラー(6)のピンの指によるスライドで任意に調節可能であることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載のセラミックヘアアイロン。
  8. 前記ヘアアイロンの電源コード(34)はコネクタ部(31)の(38)挿入部によって脱着自在であり、該コネクタ部(32)とコードヘッド部(32)がレボルバー(33)によって連結され回転自在であることを特徴とする請求項1〜請求項7いずれかに記載のセラミックヘアアイロン。
  9. 上アーム(4)及び下アーム(5)の一端が、ヒンジ部(6)によって開く方向に付勢して結合され、上アーム(4)と下アーム(5)を近接させて髪を挟持可能となる側面視で略V字形のヘアアイロンであって、前記ヘアアイロンの上アーム(4)及び下アーム(5)に発熱体(2)が内蔵され、上アーム(4)と下アーム(5)の挟持部(10)内側それぞれにセラミックプレート(1a)(1b)が設けられ、前記セラミックプレート(1a)(1b)はトルマリン鉱石を含有し、発熱によってセラミックプレート(1a)(1b)が高温になりかつマイナスイオンの放射があり、非加熱時及び弱い力で握持するときは少なくとも挟持部(10)先端のみが挟持状態において接触するように設けられてセラミックプレート(1a)とセラミックプレート(1b)との後方は隙間(11)を有し、上アーム(4)及び下アーム(5)は断面視で略半円形であって、セラミックプレート(1a)(1b)の挟持部(10)外側それぞれに所定幅間隔でカール形成突起(3a)(3b)を発熱体(2)とは断熱層を介して形成しており、髪を巻くときはセラミックプレート(1a)(1b)で一定量を分散して髪を挟持でき、加熱時及び強い力で握持するときは上アーム(4)及び下アーム(5)の弾力及び膨張でセラミックプレート(1a)(1b)が全面が接触して滑りよく挟持した髪をムラなく全部加熱できるもので、前記両アームの内側にICコントローラー(6)、スイッチ(7)等の制御手段を設けかつ着脱可能な電源コード(34)を設けたことを特徴とするセラミックヘアアイロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009273900A (ja) * 2007-08-02 2009-11-26 Futek Inc ヘアーアイロン
JP2019088406A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 ラブルネッサンス株式会社 ヘアケア器具
CN112471727A (zh) * 2020-12-01 2021-03-12 揭阳市雅腾塑胶电器有限公司 一种智能温控美发器及其温控方法

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