JPH10207408A - 導光ユニット及び車両用表示装置 - Google Patents

導光ユニット及び車両用表示装置

Info

Publication number
JPH10207408A
JPH10207408A JP9012888A JP1288897A JPH10207408A JP H10207408 A JPH10207408 A JP H10207408A JP 9012888 A JP9012888 A JP 9012888A JP 1288897 A JP1288897 A JP 1288897A JP H10207408 A JPH10207408 A JP H10207408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
illumination
incident
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9012888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamashita
博司 山下
Hiroyuki Yokota
博之 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9012888A priority Critical patent/JPH10207408A/ja
Publication of JPH10207408A publication Critical patent/JPH10207408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度が高く、均一に照明できるとともに、昼
間においても照明を行えるリング照明を行なう。 【解決手段】 指示計器の表示部の周囲をリング照明す
るに際し、導光路の光伝播用反射面に施された光拡散処
理により、外部の光源から入射した照明用光は、拡散さ
れて伝播しつつ射出され、環状あるいは円弧状の照明用
光によって指示計器の表示部の周囲をリング照明するの
で、より均一に照明用光を伝播することができ、均一な
リング照明を行える。さらに光伝播距離を短く設定する
事ができ、高輝度で環状あるいは円弧状のリング照明が
行え、昼間においてもリング照明をユーザが認識するこ
とができる。また、高輝度のリング照明を行えるのでブ
ラックフェイス型車両用表示装置に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導光ユニット及び
車両用表示装置に係り、特にブラックフェイス型の車両
用コンビネーションメータに用いられる導光ユニット及
び車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16に従来の車両用コンビネーション
メータの分解斜視図を示す。車両用コンビネーションメ
ータ100は、大別すると、夜間において、照明を行う
ための夜間照明用光源(バルブ電球)101が設けられ
たケーシング102と、車両の走行状態等を表示する計
器群103と、計器群103を構成するムーブメントア
ッシー110〜113のリング照明を行うべく夜間照明
用光源101から射出され後述の見返しユニット105
により反射された照明用光により計器群103を各文字
板の周囲のリング照明を行うためのリング照明用導光板
104と、計器群103等の表示部分以外の部分をユー
ザに対して遮蔽するための見返しユニット105と、計
器群103を保護するとともに、車両用コンビネーショ
ンメータ100内へ埃等が侵入しないようにするための
表ガラスユニット106と、を備えて構成されている。
【0003】計器群103は、車両の速度を表示するた
めのスピードメータユニットと、エンジンの回転数を表
示するためのタコメータユニットと、燃料の残量を表示
するヒューエルゲージユニットと、エンジンの冷却水の
温度を表示するテンパラチャゲージユニットと、を備え
て構成されており、スピードメータユニット、タコメー
タユニット、ヒューエルゲージユニット及びテンパラチ
ャゲージユニットは後述の指針、クロスコイル型ムーブ
メント及び文字板を一体となって、それぞれムーブメン
トアッシー110〜113を構成している。
【0004】ここで、ムーブメントアッシー110〜1
13の構成は同様であるので、スピードメータユニット
を含むムーブメントアッシー110を例として説明す
る。図17にスピードメータユニットを含むムーブメン
トアッシー110近傍の組立状態における部分断面図を
示す。
【0005】スピードメータユニットを含むムーブメン
トアッシー110は、車両の速度に応じた電流が流さ
れ、回転軸120Aに取り付けられた指針123を駆動
するためのクロスコイルを有するクロスコイル型ムーブ
メント120と、夜間照明用光源101から射出された
照明光LL’を文字板に導くための文字板用導光板12
1と、文字板用導光板121と一体に形成され、予め文
字が印刷あるいは切り抜かれた文字板122と、を備え
て構成されている。
【0006】次に概要動作を説明する。スピードメータ
ユニットを含むムーブメントアッシー110は、図示し
ない車速度センサの出力信号に基づいて車両の速度を表
示する。タコメータユニットを含むムーブメントアッシ
ー111は、図示しない回転数センサの出力信号に基づ
いてエンジンの回転数を表示する。ヒューエルゲージユ
ニットを含むムーブメントアッシー112は、図示しな
い燃料センサの出力信号に基づいてに燃料の残量を表示
する。テンパラチャゲージユニットをムーブメントアッ
シー113は、図示しない温度センサの出力信号に基づ
いてエンジンの冷却水の温度を表示する。
【0007】これらと並行して、夜間照明用光源101
の電源が供給されると、図17に示すように、夜間照明
用光源101から射出された照明光LL’は、ムーブメ
ントアッシー110〜113を構成する文字板用導光板
121に入射し、文字板122の文字印刷部分あるいは
文字が切り抜かれた部分を透過して文字が光輝すること
となる。
【0008】さらに夜間照明用光源101から射出され
た照明光LL’は、見返しユニット105により反射さ
れ、リング照明用導光板104に入射してリング状に射
出されて文字板122の周囲をリング状に照明する。よ
り具体的には、スピードメータユニットに対応するクロ
スコイル型ムーブメント120には、車両の速度に応じ
た電流がクロスコイルに流され、回転軸120Aに取り
付けられた指針123が駆動され、速度表示を行うこと
となる。
【0009】これと並行して、夜間照明用光源101の
電源が供給されると、夜間照明用光源101から射出さ
れた照明光LL’は、文字板用導光板121に入射して
文字板122に導かれ、文字表示部分が光輝状態とな
る。さらに夜間照明用光源101から射出された照明光
LL’は、見返しユニット105により反射され、リン
グ照明用導光板104に入射し、リング状に射出されて
スピードメータユニットを含むムーブメントアッシー1
10の文字板122の周囲をリング状に照明することと
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用コン
ビネーションメータにおいては、リング照明を行うに際
し、見返しの反射光を用いていたため、輝度が低く、ム
ラが生じてしまうという問題点があった。
【0011】また、リング照明用の光源として夜間照明
用光源を用いていたため、昼間はリング照明を行うこと
ができないという問題点があった。さらに夜間照明用光
源を兼用しているので、文字板照明用の光と色を異なら
せることができず、カラーバリエーションの選択の余地
がないという問題点があった。
【0012】さらにまた、リング照明用導光板を介し
て、見返しユニットの裏面側のムーブメントアッシー内
部がユーザから見えてしまうという問題点があった。ま
た、これらの技術的な問題点に加えて、意匠的にもリン
グ照明の質感が低いという問題点があった。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、輝度が高
く、均一に照明できるとともに、昼間においても照明を
行えるリング照明を行える導光ユニット及び車両用表示
装置を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、リング照明のカラーバリエーションの選択範囲を拡
げることが可能な導光ユニット及び車両用表示装置を提
供することにある。
【0014】さらに、本発明の第3の目的は、ムーブメ
ントアッシー内部がユーザから見えない導光ユニット及
び車両用表示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、車両用表示装置に設けら
れ、指示計器の表示部の周囲をリング照明するための導
光ユニットであって、前記導光ユニットの導光路は、平
面視環状あるいは平面視円弧状の形状を有し、前記導光
路の一部を構成する光伝播用反射面には、外部の光源か
ら入射面を介して入射された照明用光を拡散するための
光拡散処理を施すように構成する。
【0016】請求項1載の発明によれば、指示計器の表
示部の周囲をリング照明するに際し、導光路の光伝播用
反射面に施された光拡散処理により、外部の光源から入
射した照明用光は、拡散されつつ伝播しつつ射出され、
環状あるいは円弧状の照明用光によって指示計器の表示
部の周囲をリング照明する。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記光拡散処理は、所定の間隔をおいて、
前記照明用光を反射する反射部と前記照明用光を拡散す
る拡散部とを交互に形成するように構成する。請求項2
記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加え
て、光拡散処理は、所定の間隔をおいて、照明用光を反
射する反射部と照明用光を拡散する拡散部とを交互に形
成するので、照明用光は導光路内を伝播するに際して、
反射、拡散を繰り返すこととなり、均一な状態で射出さ
れることとなる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記光拡散処理は、前記光伝播用反射面に
前記照明用光を反射する反射部と前記照明用光を拡散す
る拡散部とを形成するとともに、前記光源からの距離に
対応して前記反射部の面積を減少し、前記拡散部の面積
を増加するように構成する。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、光拡散処理は、光伝播用反射
面に照明用光を反射する反射部と照明用光を拡散する拡
散部とを形成するとともに、光源からの距離に対応して
反射部の面積を減少し、拡散部の面積を増加するので、
光源からの距離が増大するにつれ、拡散部の面積が増大
し、拡散光の成分が多くなり、光源からの距離が異なっ
ても、ほぼ一様に照明用光が射出されることとなる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記光拡散処理は、前記光伝播用反射面に
前記照明用光を拡散するドット状の拡散部を一様に形成
するように構成する。請求項4記載の発明によれば、請
求項1記載の発明の作用に加えて、光拡散処理は、光伝
播用反射面に照明用光を拡散するドット状の拡散部を一
様に形成するので、照明用光は導光路内を伝播するに際
して、反射、拡散を繰り返すこととなり、均一な状態で
射出されることとなる。
【0021】請求項5記載の発明は、車両用表示装置に
設けられ、指示計器の表示部の周囲をリング照明するた
めの導光ユニットであって、前記導光ユニットの導光路
は、1又は複数の入射面を備え、平面視環状の形状を有
し、前記導光路の一部を構成する光射出用反射面には、
外部の光源から入射面を介して入射された照明用光を反
射するための光反射処理を施して構成する。
【0022】請求項5記載の発明によれば、導光路の一
部を構成する光射出用反射面の光反射処理により、光射
出用反射面は、外部の光源から入射面を介して入射され
た照明用光を反射し、環状の照明用光を射出して、指示
計器の表示部の周囲をリング照明する。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記光反射処理は、白色塗装処理あるいは
ホットスタンピング処理であるように構成する。請求項
6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の作用に加
えて、光反射処理は、白色塗装処理あるいはホットスタ
ンピング処理であるので、高効率で照明用光を反射する
ことができる。
【0024】請求項7記載の発明は、車両用表示装置に
設けられ、指示計器の表示部の周囲をリング照明するた
めの導光ユニットであって、照明用光が射出される環状
の射出部と、n個(n:2以上の整数)の外部の光源か
ら対応する入射面を介して前記照明用光がそれぞれ入射
されるとともに、前記照明用光の基準射出方向に垂直な
平面への投影角がほぼ 360/n[゜] 毎に配置されたn個の入射面と、を備えて構成する。
【0025】請求項7記載の発明によれば、n個の外部
の光源から照明用光の基準射出方向に垂直な平面への投
影角がほぼ 360/n[゜] 毎に配置されたn個の入射面にそれぞれ入射した照明用
光は、導光路内を伝播して、環状の射出部から射出さ
れ、指示計器の表示部の周囲をリング照明する。
【0026】請求項8記載の発明は、車両用表示装置に
設けられ、指示計器の表示部の周囲をリング照明するた
めの導光ユニットであって、外部の光源から照明用光が
入射する入射面を有するとともに、平面視環状あるいは
平面視円弧状の導光部材本体を備え、前記導光部材本体
は、所定の基準光射出方向に対し所定の角度をなすよう
に形成された射出面と、前記基準射出方向に対しほぼ直
交するとともに、前記射出面により反射された前記照明
用光を反射し、前記射出面から射出させるための反射処
理を施した反射面と、を備えて構成する。
【0027】請求項8記載の発明によれば、導光部材本
体の反射面は、射出面により反射された照明用光を反射
し、再び射出面側に導く。これにより照明用光は射出面
から環状あるいは円弧状のリング照明用光として射出さ
れるとともに、リング照明用光のブレを少なくし、ユー
ザ側から車両用表示装置内部が視認される可能性を低減
することができる。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記反射処理は、白色塗装処理あるいはホ
ットスタンピング処理であるように構成する。請求項9
記載の発明によれば、請求項8記載の発明の作用に加え
て、反射処理は、白色塗装処理あるいはホットスタンピ
ング処理であるので、高効率で照明用光を反射すること
ができる。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項1乃至請
求項9のいずれかに記載の発明において、前記入射面と
前記外部の光源との間に設けられ、前記照明用光を拡散
させた後に前記入射面に入射する光拡散部材を備えて構
成する。請求項10記載の発明によれば、請求項1乃至
請求項9のいずれかに記載の発明の作用に加えて、光拡
散部材は、照明用光を拡散させた後に入射面に入射する
ので、より均一な照明用光を入射することができ、均一
なリング照明を行うことができる。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項1乃至請
求項10のいずれかに記載の導光ユニットと、前記導光
ユニットと組み合わせられアッシーを構成する見返しユ
ニットと、前記アッシーを構成するとともに、前記導光
ユニットに対応して設けられた複数の前記光源と、指針
を有し、各種表示を行う前記指示計器と、前記表示部を
構成する文字板ユニットと、を備えて構成する。
【0031】請求項11記載の発明によれば、見返しユ
ニット及び複数の光源は、請求項1乃至請求項10のい
ずれかに記載の導光ユニットと組み合わせられアッシー
を構成する。そして、各光源から射出された照明用光
は、導光ユニットに入射され、環状あるいは円弧状のリ
ング照明用光として射出されて、指示計器の指針及び文
字板ユニットを含む表示部をリング照明する。
【0032】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記光源は、フルカラーLEDである
ように構成する。請求項12記載の発明によれば、請求
項11記載の発明の作用に加えて、光源はフルカラーL
EDであるので、任意の色のリング照明を行える。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。第1実施形態 図1に第1実施形態の車両用コンビネーションメータの
分解斜視図を示す。
【0034】車両用コンビネーションメータ1は、大別
すると、文字板照明用光源2が設けられたケーシング3
と、車両の走行状態等を表示する計器群4と、文字板照
明用光源2からの文字板照明用光CLを後述の文字板に
導くための文字板用導光板5と、各種文字表示を行うた
めの文字板6と、ムーブメント4Aと一体となって、計
器群4を構成する指針7と、各ムーブメント4Aに対応
する文字板6上の所定領域(表示部)のリング照明を行
うべくサイドエッジライト方式でリング照明用光源であ
るフルカラーLED8から射出されたリング照明用光L
L(図6参照)を導くリング形状を有するリング照明用
導光板9A、9Bと、計器群4等の表示部分以外の部分
をユーザに対して遮蔽するための見返しユニット10
と、計器群4を保護するとともに、車両用コンビネーシ
ョンメータ1内へ埃等が侵入しないようにするための表
ガラスユニット11と、を備えて構成されている。この
場合において、リング照明用導光板9A、9Bは、導光
ユニットとして機能している。
【0035】計器群4を構成する各ムーブメント4A
は、それぞれ車両の速度を表示するためのスピードメー
タ、エンジンの回転数を表示するためのタコメータ、燃
料の残量を表示するヒューエルゲージ及びエンジンの冷
却水の温度を表示するテンパラチャゲージユニットを構
成する。
【0036】ここで、フルカラーLED8とは、赤色L
ED、緑色LED及び青色LEDが一つのパッケージに
収められ、各LEDを独立に駆動することが可能なLE
Dユニットである。また、フルカラーLED8、リング
照明用導光板9A、9B及び見返しユニット10は、一
体に組み合わせられてアッシーを構成している。この結
果、ケーシング3の裏面の図示しない配線板との接続取
り回しが不要又は容易となり組立作業を容易、かつ、簡
略化することができる。
【0037】図2にリング照明用導光板9Aの(a)平
面図、(b)正面図及び(c)側面図を示す。リング照
明用導光板9Aは、図2(a)に示すように、平面視円
弧状をなす導光路15を有しており、フルカラーLED
8からのリング照明用光LLが入射される入射面16
と、入射面16から入射されたリング照明用光LLを射
出する光射出用反射面17(図2(b)参照)と、入射
面16から入射されたリング照明用光LLを反射して伝
播する光伝播用反射面18と、を備えて構成されてい
る。
【0038】リング照明用導光板9Aの材質としては、
透明アクリル樹脂が用いられ、射出用反射面17には、
反射率を向上させるべく白色塗装あるいはホットスタン
ピング等の光反射処理が施されている。ところで、リン
グ照明用の導光路内をリング照明用光LLが反射を繰り
返して伝播する際には、互いに干渉し合うことにより光
の減衰が生じる場合があり、リング照明用光源から距離
が離れた位置では、輝度の低下を招く可能性がある。
【0039】また、光伝播用反射面及び光射出用反射面
の形状によっては、部分的にリング照明用光が集光する
こととなり、リング上の位置(発光位置)により輝度差
(明暗差)が生じる可能性がある。そこで、本第1実施
形態においては、リング照明用導光板の光伝播用反射面
に光拡散処理を施すことにより、リング上の位置に拘わ
らず、輝度が均一になるように構成している。
【0040】より具体的には、図3の平面部分拡大図に
示すように、リング照明用導光板9Aの光伝播用反射面
18に入射面16から導光路15内部に向かって、徐々
に拡散面積が小さくなるとともに、徐々に互いの離間距
離が小さくなるように光拡散用の白色塗装あるいはホッ
トスタンピングを施し、光拡散部29-1、29-2、……
を設ける。
【0041】この結果、光射出用反射面17には、フル
カラーLED8からリング位置に拘わらずほぼ均一なリ
ング照明用光LLが伝達されることとなり、輝度ムラを
低減することが可能となる。図4にリング照明用導光板
9Bの(a)平面図、(b)正面図及び(c)側面図を
示す。
【0042】リング照明用導光板9Bは、図4(a)に
示すように、平面視円弧状をなす導光路20を有してお
り、フルカラーLED8からのリング照明用光LLが入
射される入射面21と、入射面21から入射されたリン
グ照明用光LLを射出する光射出用反射面22(図4
(b)参照)と、入射面21から入射されたリング照明
用光LLを反射して伝播する光伝播用反射面23と、を
備えて構成されている。
【0043】リング照明用導光板9Bの材質としても、
透明アクリル樹脂が用いられ、射出用反射面22には、
反射率を向上させるべく白色塗装あるいはホットスタン
ピング等の光反射処理が施されている。図5にリング照
明用導光板9A、9Bを文字板6上に取り付けた状態で
ある車両用コンビネーションメータ1の組立途中の部分
拡大正面図を示す。
【0044】リング照明用導光板9Aは、文字板6上に
形成されたタコメータ用の表示部6Aの周囲のリング照
明を行うべく文字板6上に固定されている。また、リン
グ照明用導光板6Bは、文字板6上に形成されたテンパ
ラチャゲージ用の表示部6Bの周囲のリング照明を行う
べく文字板6上に固定されている。
【0045】次に図6を参照してリング照明用導光板9
A、9Bの動作を説明する。この場合において、リング
照明用導光板9Aとリング照明用導光板9Bとは、動作
原理は同一であるので、リング照明用導光板9Aの動作
についてのみ説明する。フルカラーLED8を構成する
赤色LED、緑色LED及び青色LEDのそれぞれから
射出された赤色光、緑色光及び青色光は混合され、リン
グ照明用光LLとして、フルカラーLED8から射出さ
れる。
【0046】フルカラーLEDにより射出されたリング
照明用光LLは、直接、あるいは、リフレクタ8A(図
6参照)により反射されてリング照明用導光板9Aの入
射面16から導光路15内に入射する。そして、光伝播
用反射面18により反射されて、導光路15内を伝播す
るとともに、その一部は、射出用反射面17の光反射処
理により高効率で反射され、ユーザ側(表ガラスユニッ
ト11側)に出射されることとなる。
【0047】この結果、図5に示した状態でリング照明
が行われたとすると、図7に示すように、リング照明用
導光板6Aにより領域AR9Aが発光し、リング照明用導
光板6Bにより領域AR9Bが発光することとなる。この
場合において、図6に示すように、フルカラーLED8
には、リフレクタ8Aが取り付けられており、不必要な
方向にリング照明用光が漏れないようにしているので、
光量を有効に利用して高輝度のリング照明が行える。
【0048】以上の説明のように、本第1実施形態によ
れば、リング照明用の光源を文字板照明用の光源とは別
個に設けるとともに、光伝播距離を短く設定し、かつ、
高輝度のフルカラーLEDを用いて構成しているので、
高輝度でムラのないリング照明を行うことができる。こ
の結果、リング照明をブラックフェイス型車両用コンビ
ネーションメータに適用することが可能となる。
【0049】また、高輝度なリング照明が行えるため、
昼間においてもリング照明をユーザが認識することがで
きる。また、フルカラーLEDを構成する赤色LED、
緑色LED及び青色LEDを個々に点灯/消灯制御及び
光量制御を行うことにより任意の色のリング照明を行う
ことができる。
【0050】以上の説明においては、リング照明用光源
として、フルカラーLEDを用いていたが、通常のバル
ブ電球を用いるように構成することも可能である。この
場合において、フィルターを用いて発光色を任意に設定
することも可能である。(1)第1実施形態の第1変形例 上記第1実施形態の説明においては、リング照明用導光
板9Aの光伝播用反射面18に入射面16から導光路1
5内部に向かって、徐々に拡散面積が小さくなるととも
に、徐々に互いの離間距離が小さくなるように光拡散処
理を施していたが、本第1変形例においては、図8の部
分拡大斜視図に示すように、リング照明用導光板34の
光伝播用反射面35に等幅で、等間隔に配置された光拡
散用の白色塗装あるいはホットスタンピングを施した光
拡散部36を形成する。
【0051】この結果、同様にして光射出用反射面37
には、リング位置に拘わらずほぼ均一なリング照明用光
LLが伝達されることとなり、輝度ムラを低減すること
が可能となる。(2)第1実施形態の第2変形例 本第2変形例においては、図9の部分拡大斜視図に示す
ように、リング照明用導光板40の入射面41からの距
離LENに対応して、光拡散処理(白色塗装あるいはホ
ットスタンピング)を施していない部分である反射部4
2の面積を減少し、光拡散処理を施している部分である
拡散部43の面積を増加するように構成しても第3実施
形態と同様の効果が得られる。
【0052】(3)第1実施形態の第3変形例 本第3変形例においては、図10の部分拡大斜視図に示
すように、リング照明用導光板45の光伝播用反射面4
6に均一なドット状に光拡散処理(白色塗装あるいはホ
ットスタンピング)を施した光拡散部47を形成するこ
とにより、第3実施形態と同様の効果が得られる。第2実施形態 以上の第1実施形態においては、リング照明用導光板の
入射面に対し、直接リング照明用光源であるフルカラー
LEDを対向させていたが、よりムラのないリング照明
を行うべく、図11に一例として示すように、フルカラ
ーLED20とリング照明用導光板21の入射面との間
の光路中に光を拡散させるためのディフューザフィルム
(拡散フィルム)22を設けるように構成する。
【0053】この結果、フルカラーLEDの複数のLE
Dからの光をよりムラなく混合することにより、より色
ムラの少ないリング照明を行うことができる。また、通
常のバルブ電球を用いる場合でも、より均一な面光源と
見なすことができ、輝度ムラの少ないリング照明を行う
ことができる。第3実施形態 図12に第3実施形態のリング照明用導光板の取付状態
における断面図を示す。
【0054】リング照明用導光板50は、平面視円弧状
をなす導光路51を有しており、図示しないフルカラー
LEDからのリング照明用光LLが入射される図示しな
い入射面と、この入射面から入射されたリング照明用光
LLを射出する光射出用反射透過面52と、入射面から
入射されたリング照明用光LLを反射して伝播する光伝
播用反射面53と、光伝播用反射面54により伝播さ
れ、光射出用反射透過面52により反射されたリング照
明用光LLを再び光射出用反射透過面52に反射する射
出用反射面54と、を備えて構成されている。
【0055】リング照明用導光板50の材質としては、
透明アクリル樹脂が用いられ、射出用反射面54には、
反射率を向上させるべく白色塗装あるいはホットスタン
ピング等の光反射処理が施されている。リング照明用導
光板50は、図12に示すように、文字板55上に固定
され、反対面側には見返しユニット56が取り付けられ
ている。
【0056】次にリング照明用導光板の動作を説明す
る。図示しないフルカラーLED8を構成する赤色LE
D、緑色LED及び青色LEDのそれぞれから射出され
た赤色光、緑色光及び青色光は混合され、リング照明用
光LLとして、フルカラーLEDから射出され、直接、
あるいは、図示しないリフレクタにより反射されてリン
グ照明用導光板50の入射面から導光路51内に入射す
る。
【0057】そして、リング照明用光LLは、光伝播用
反射面53により反射されて、導光路51内を伝播する
とともに、その一部は、射出用反射透過面52により反
射され、射出用反射面54に導かれる。射出用反射面5
4は、射出用反射透過面52により導かれたリング照明
用光LLを光反射処理により高効率で再び射出用反射透
過面52側に導く。
【0058】この結果、ユーザ側(表ガラスユニット
側)にリング照明用光LLが出射されることとなり、所
定の領域が高輝度で発光することとなる。以上の説明の
ように、本第4実施形態によれば、導光路51内を伝播
したリング照明用光LLを射出用反射透過面→射出用反
射面→射出用反射透過面という順番で反射、射出してい
るので、ユーザの視認角度の差によるリング照明のブレ
が少なくなるとともに、内部構造が見える(中見え)状
態が発生することが少なくなる。
【0059】また、リング照明用の光源を文字板照明用
の光源とは別個に設けるとともに、光伝播距離を短く設
定し、かつ、高輝度のフルカラーLEDを用いて構成し
ているので、高輝度でムラのないリング照明を行うこと
ができる。この結果、リング照明をブラックフェイス型
車両用コンビネーションメータに適用することが可能と
なる。
【0060】さらに、高輝度なリング照明が行えるた
め、昼間においてもリング照明をユーザが認識すること
ができる。さらにまた、フルカラーLEDを構成する赤
色LED、緑色LED及び青色LEDを個々に点灯/消
灯制御及び光量制御を行うことにより任意の色のリング
照明を行うことができる。
【0061】以上の説明においては、リング照明用光源
として、フルカラーLEDを用いていたが、通常のバル
ブ電球を用いるように構成することも可能である。この
場合において、フィルターを用いて発光色を任意に設定
することも可能である。第4実施形態 以上の第1実施形態乃至第3実施形態においては、リン
グ照明を円弧状に行う場合についてのみ説明したが、本
第5実施形態は、環状のリング照明を行う場合の実施形
態である。
【0062】図13に第5実施形態のリング照明用導光
板の平面図を示す。リング照明用導光板60は、平面視
環状をなす導光路61を有しており、フルカラーLED
62Aからのリング照明用光LL1が入射される第1入
射面63Aと、フルカラーLED62Bからのリング照
明用光LL2が入射される第2入射面63Bと、第1入
射面63Aあるいは第2入射面63Bから入射されたリ
ング照明用光LL1、LL2を射出する光射出用反射面
64と、第1入射面63Aあるいは第2入射面63Bか
ら入射されたリング照明用光LL1、LL2を反射して
伝播する光伝播用反射面65と、を備えて構成されてい
る。
【0063】リング照明用導光板60の材質としては、
透明アクリル樹脂が用いられ、光射出用反射面64に
は、反射率を向上させるべく白色塗装あるいはホットス
タンピング等の光反射処理が施されている。次に図13
を参照してリング照明用導光板60の動作を説明する。
【0064】フルカラーLED62A、62Bを構成す
る赤色LED、緑色LED及び青色LEDのそれぞれか
ら射出された赤色光、緑色光及び青色光は混合され、リ
ング照明用光LL1あるいはリング照明用光LL2とし
て、フルカラーLED62A、62Bから射出される。
【0065】フルカラーLED62A、62Bにより射
出されたリング照明用光LL1、LL2は、直接、ある
いは図示しないリフレクタにより反射されてリング照明
用導光板60の第1入射面63A及び第2入射面63B
から導光路61内に入射する。
【0066】そして、光伝播用反射面65により反射さ
れて、導光路61内を伝播するとともに、その一部は、
光射出用反射面64の光反射処理により高効率で反射さ
れ、ユーザ側(表ガラスユニット側)に出射されること
となる。このように複数のリング照明用光源、すなわ
ち、複数のフルカラーLEDを用いてリング照明を行う
結果、ムラなく高輝度の環状のリング照明を行うことが
できる。
【0067】以上の説明のように、本第5実施形態によ
れば、リング照明用の光源を文字板照明用の光源とは別
個に設けるとともに、光伝播距離を短く設定し、かつ、
高輝度のフルカラーLEDを用いて構成しているので、
高輝度でムラのない環状のリング照明を行うことがで
き、意匠的にも様々な形態に対応することができる。こ
の結果、リング照明をブラックフェイス型車両用コンビ
ネーションメータに適用することが可能となる。
【0068】また、高輝度なリング照明が行えるため、
昼間においてもリング照明をユーザが認識することがで
きる。また、フルカラーLEDを構成する赤色LED、
緑色LED及び青色LEDを個々に点灯/消灯制御及び
光量制御を行うことにより任意の色のリング照明を行う
ことができる。
【0069】以上の説明においては、リング照明用光源
として、フルカラーLEDを用いていたが、通常のバル
ブ電球を用いるように構成することも可能である。この
場合において、フィルターを用いて発光色を任意に設定
することも可能である。第4実施形態の変形例 以上の第4実施形態の説明においては、リング照明用光
LL1、LL2の入射面が二つの場合について説明した
が、より高輝度なリング照明を行いたい場合には、図1
4に示すように、リング照明用導光板70に入射面を3
ヶ所以上設け、フルカラーLED等の光源を対応する個
数(n個:nは3以上の整数)設けるように構成するこ
とも可能である。
【0070】この場合において、n個(図14では3
個)の光源71A〜71Cからリング照明用導光板70
の対応する入射面72A〜72Cを介してリング照明用
光LL1〜LL3がそれぞれ入射されるとともに、リン
グ照明用光LLの基準射出方向(紙面に垂直方向)に垂
直な平面(紙面に相当)への投影角がほぼ 360/n[゜] 毎になるように入射面72A〜72Cを配置すると、よ
りムラのない均一なリング照明を行える。
【0071】より具体的には図14の場合、リング照明
用光LL1〜LL3の基準射出方向(紙面に垂直な方
向)に垂直な平面(紙面に相当)への投影角がほぼ 360/3=120[゜] 毎に入射面72A〜72Cを配置している。
【0072】これらの結果、本第5実施形態(第5実施
形態の変形例も含む。)によれば、継ぎ目や欠けのない
環状のリング照明をムラなく高輝度で行うことができ
る。第5実施形態 本第5実施形態は、リング照明用導光板を介してユーザ
が車両用表示装置内部をのぞき見ることができないよう
にリング照明用導光板の形状を形成した場合の実施形態
である。
【0073】図15に第5実施形態のリング照明用導光
板の断面図を示す。リング照明用導光板80は、断面四
角形状を有しており、平面視環状あるいは平面視円弧状
の形状を有している。さらにリング照明用導光板80
は、フルカラーLED等の図示しない外部の光源から照
明用光LLが入射される図示しない入射面を有するとと
もに、平面視環状あるいは平面視円弧状の導光部材本体
としての導光路81を備え、導光路81は、所定の基準
光射出方向(図15では、上方向)から入射する仮想入
射光LVを仮定し、当該仮想入射光LVの入射角θ1が
臨界角θlim以上の所定の角度をなすように形成された
出射用反射面82と、仮想入射光LVの入射角θ2が臨
界角θlimより小さくなるように形成された導光用反射
面83と、を備えて構成する。
【0074】この結果、基準射出方向からユーザがリン
グ照明用導光板80を視認した場合に、入射角θ2は、
臨界角θlim未満であるので、全反射が起こらず、導光
用反射面83を透過した方向D1側を視認することとな
り、導光反射面83を介して方向D2側が視認されるこ
とは少なくなる。
【0075】このため、車両用表示装置の内部構造が見
える(中見え)状態が発生することが少なくなる。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、指示計器
の表示部の周囲をリング照明するに際し、導光路の光伝
播用反射面に施された光拡散処理により、外部の光源か
ら入射した照明用光は、拡散されて伝播しつつ射出さ
れ、環状あるいは円弧状の照明用光によって指示計器の
表示部の周囲をリング照明するので、より均一に照明用
光を伝播することができ、均一なリング照明を行える。
さらに光伝播距離を短く設定する事ができ、高輝度で環
状あるいは円弧状のリング照明が行え、昼間においても
リング照明をユーザが認識することができる。
【0077】また、高輝度のリング照明を行えるのでブ
ラックフェイス型車両用表示装置に好適である。請求項
2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加
えて、光拡散処理は、所定の間隔をおいて、照明用光を
反射する反射部と照明用光を拡散する拡散部とを交互に
形成するので、照明用光は導光路内を伝播するに際し
て、反射、拡散を繰り返すこととなり、均一な状態で射
出され、より均一なリング照明が行えるることとなる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、光拡散処理は、光伝播用反射
面に照明用光を反射する反射部と照明用光を拡散する拡
散部とを形成するとともに、光源からの距離に対応して
反射部の面積を減少し、拡散部の面積を増加するので、
光源からの距離が増大するにつれ、拡散部の面積が増大
し、拡散光の成分が多くなり、光源からの距離が異なっ
ても、ほぼ一様に照明用光が射出されることとなり、よ
り一層均一なリング照明を行うことが可能となる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、光拡散処理は、光伝播用反射
面に照明用光を拡散するドット状の拡散部を一様に形成
するので、照明用光は導光路内を伝播するに際して、反
射、拡散を繰り返すこととなり、均一な状態で射出され
ることとなり、高輝度で均一なリング照明を行うことが
できる。
【0080】請求項5記載の発明によれば、導光路の一
部を構成する光射出用反射面の光反射処理により、光射
出用反射面は、外部の光源から入射面を介して入射され
た照明用光を反射し、円弧状の照明用光を射出して、指
示計器の表示部の周囲をリング照明するので、光伝播距
離を短く設定することができ、高輝度で円弧状のリング
照明が行え、昼間においてもリング照明をユーザが認識
することができる。
【0081】また、高輝度のリング照明を行えるのでブ
ラックフェイス型車両用表示装置に好適である。請求項
6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の作用に加
えて、光反射処理は、白色塗装処理あるいはホットスタ
ンピング処理であるので、高効率で照明用光を反射する
ことができ、よりはっきりとしたリング照明を行うこと
ができる。る。
【0082】請求項7記載の発明によれば、n個の外部
の光源から照明用光の基準射出方向に垂直な平面への投
影角がほぼ 360/n[゜] 毎に配置されたn個の入射面にそれぞれ入射した照明用
光は、導光路内を伝播して、環状の射出部から射出さ
れ、指示計器の表示部の周囲をリング照明するので、さ
らに高輝度で、均一なリング照明を行うことができ、昼
間においてもリング照明を確実に認識できる。
【0083】請求項8記載の発明によれば、導光部材本
体の反射面は、射出面により反射された照明用光を反射
し、再び射出面側に導くことにより、照明用光は射出面
から環状あるいは円弧状のリング照明用光として射出さ
れるとともに、リング照明用光のブレを少なくし、ユー
ザ側から車両用表示装置内部が視認される可能性を低減
することができ、高輝度で意匠性に優れたリング照明を
行える。
【0084】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の発明の作用に加えて、反射処理は、白色塗装処理あ
るいはホットスタンピング処理であるので、高効率で照
明用光を反射することができるので、高輝度のリング照
明が容易に得られる。請求項10記載の発明によれば、
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の作用に
加えて、光拡散部材は、照明用光を拡散させた後に入射
面に入射するので、より均一な照明用光を入射すること
ができ、均一なリング照明を行うことができるので、高
輝度で意匠性に優れたリング照明が行える。
【0085】請求項11記載の発明によれば、見返しユ
ニット及び複数の光源は、請求項1乃至請求項10のい
ずれかに記載の導光ユニットと組み合わせられアッシー
を構成し、各光源から射出された照明用光は、導光ユニ
ットに入射され、環状あるいは円弧状のリング照明用光
として射出されて、指示計器の指針及び文字板ユニット
を含む表示部をリング照明するので、指示計器の指示機
能を損なうことなく、高輝度で、均一なリング照明を行
え、視認性の良い意匠性の高い車両用指示計器を構成す
ることができる。
【0086】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の作用に加えて、光源はフルカラーLED
であるので、任意の色のリング照明を行え、視認性を向
上させることができるとともに、意匠性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の車両用コンビネーションメータ
の分解斜視図である。
【図2】リング照明用導光板9Aの(a)平面図、
(b)正面図及び(c)側面図である。
【図3】第1実施形態の光拡散処理の説明図である。
【図4】リング照明用導光板9Bの(a)平面図、
(b)正面図及び(c)側面図である。
【図5】リング照明用導光板9A、9Bを文字板上に取
り付けた状態である車両用コンビネーションメータの組
立途中の部分拡大正面図である。
【図6】第1実施形態の動作状態説明図である。
【図7】リング照明状態の説明図である。
【図8】第1実施形態の第1変形例の部分拡大斜視図で
ある。
【図9】第1実施形態の第2変形例の部分拡大斜視図で
ある。
【図10】第1実施形態の第3変形例の部分拡大斜視図
である。
【図11】第2実施形態の説明図である。
【図12】第3実施形態のリング照明用導光板の取付状
態における断面図である。
【図13】第4実施形態のリング照明用導光板の平面図
を示す。
【図14】第4実施形態の変形例の平面図である。
【図15】第5実施形態の説明図である。
【図16】従来の車両用コンビネーションメータの分解
斜視図である。
【図17】従来のムーブメントアッシーの構成説明図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用コンビネーションメータ 2 文字板照明用光源 3 ケーシング 4 計器群 5 文字板用導光板 6 文字板 7 指針 8 フルカラーLED 9A、9B リング照明用導光板 10 見返しユニット 11 表ガラスユニット 20 フルカラーLED 21 リング照明用導光板 22 ディフューザフィルム(拡散フィルム) 29-1〜29-4 光拡散部 30 光射出用反射面 31 フルカラーLED 34 リング照明用導光板 35 光伝播用反射面3 36 光拡散部 37 光射出用反射面 40 リング照明用導光板 41 入射面 LEN 距離 42 反射部 43 拡散部 45 リング照明用導光板 46 光伝播用反射面 47 光拡散部 50 リング照明用導光板 51 導光路 52 光射出用反射透過面 53 光伝播用反射面 54 光伝播用反射面 55 文字板 56 見返しユニット 60 リング照明用導光板 61 導光路 62A、62B フルカラーLED 63A 第1入射面 63B 第2入射面 64 光射出用反射面 65 光伝播用反射面 70 リング照明用導光板 71A〜71C 光源 72A〜72C 入射面 80 リング照明用導光板 81 導光路 82 出射用反射面 83 導光用反射面 CL 文字板照明用光 LL、LL1、LL2、LL3 リング照明用光 LV 仮想入射光 θ1、θ2 入射角 θlim 臨界角

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用表示装置に設けられ、指示計器の
    表示部の周囲をリング照明するための導光ユニットであ
    って、 前記導光ユニットの導光路は、平面視環状あるいは平面
    視円弧状の形状を有し、前記導光路の一部を構成する光
    伝播用反射面には、外部の光源から入射面を介して入射
    された照明用光を拡散するための光拡散処理を施したこ
    とを特徴とする導光ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の導光ユニットにおいて、 前記光拡散処理は、所定の間隔をおいて、前記照明用光
    を反射する反射部と前記照明用光を拡散する拡散部とを
    交互に形成したことを特徴とする導光ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の導光ユニットにおいて、 前記光拡散処理は、前記光伝播用反射面に前記照明用光
    を反射する反射部と前記照明用光を拡散する拡散部とを
    形成するとともに、前記光源からの距離に対応して前記
    反射部の面積を減少し、前記拡散部の面積を増加するよ
    うに構成することを特徴とする導光ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の導光ユニットにおいて、 前記光拡散処理は、前記光伝播用反射面に前記照明用光
    を拡散するドット状の拡散部を一様に形成したことを特
    徴とする導光ユニット。
  5. 【請求項5】 車両用表示装置に設けられ、指示計器の
    表示部の周囲をリング照明するための導光ユニットであ
    って、 前記導光ユニットの導光路は、1又は複数の入射面を備
    え、平面視環状の形状を有し、前記導光路の一部を構成
    する光射出用反射面には、外部の光源から入射面を介し
    て入射された照明用光を反射するための光反射処理を施
    したことを特徴とする導光ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の導光ユニットにおいて、 前記光反射処理は、白色塗装処理あるいはホットスタン
    ピング処理であることを特徴とする導光ユニット。
  7. 【請求項7】 車両用表示装置に設けられ、指示計器の
    表示部の周囲をリング照明するための導光ユニットであ
    って、 照明用光が射出される環状の射出部と、 n個(n:2以上の整数)の外部の光源から対応する入
    射面を介して前記照明用光がそれぞれ入射されるととも
    に、前記照明用光の基準射出方向に垂直な平面への投影
    角がほぼ 360/n[゜] 毎に配置されたn個の入射面と、 を備えたことを特徴とする導光ユニット。
  8. 【請求項8】 車両用表示装置に設けられ、指示計器の
    表示部の周囲をリング照明するための導光ユニットであ
    って、 外部の光源から照明用光が入射する入射面を有するとと
    もに、平面視環状あるいは平面視円弧状の導光部材本体
    を備え、 前記導光部材本体は、所定の基準光射出方向に対し所定
    の角度をなすように形成された射出面と、 前記基準射出方向に対しほぼ直交するとともに、前記射
    出面により反射された前記照明用光を反射し、前記射出
    面から射出させるための反射処理を施した反射面と、 を備えたことを特徴とする導光ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の導光ユニットにおいて、 前記反射処理は、白色塗装処理あるいはホットスタンピ
    ング処理であることを特徴とする導光ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の導光ユニットにおいて、 前記入射面と前記外部の光源との間に設けられ、前記照
    明用光を拡散させた後に前記入射面に入射する光拡散部
    材を備えたことを特徴とする導光ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載の導光ユニットと、 前記導光ユニットと組み合わせられアッシーを構成する
    見返しユニットと、 前記アッシーを構成するとともに、前記導光ユニットに
    対応して設けられた複数の前記光源と、 指針を有し、各種表示を行う前記指示計器と、 前記表示部を構成する文字板ユニットと、 を備えたことを特徴とする車両用表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の車両用表示装置にお
    いて、 前記光源は、フルカラーLEDであることを特徴とする
    車両用表示装置。
JP9012888A 1997-01-27 1997-01-27 導光ユニット及び車両用表示装置 Pending JPH10207408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012888A JPH10207408A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 導光ユニット及び車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012888A JPH10207408A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 導光ユニット及び車両用表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10207408A true JPH10207408A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11817949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9012888A Pending JPH10207408A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 導光ユニット及び車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10207408A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001326064A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2002530725A (ja) * 1998-11-19 2002-09-17 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 反射フィルムを備えた標示板およびその使用法
US6969834B2 (en) 2001-07-03 2005-11-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Line type luminous device and induction heating cooker employing same
JP2007139791A (ja) * 2006-12-21 2007-06-07 Denso Corp 表示装置
JP2008068787A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Koito Mfg Co Ltd 照明装置
JP2009259708A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Fujikura Ltd 表示装置及び前記表示装置に用いられる導光体
JP2010091345A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Denso Corp 表示装置
JP2010153155A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sharp Corp 無端状照明装置
JP2012049097A (ja) * 2010-06-28 2012-03-08 Panasonic Corp 加熱調理器
JP2013528526A (ja) * 2010-06-14 2013-07-11 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト モジュール型セントラル・インストルメント
JP2014011056A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Panasonic Corp 出力調整装置および照明器具
WO2014061394A1 (ja) * 2012-10-16 2014-04-24 カルソニックカンセイ株式会社 ライトガイド装置
JP2018112435A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社デンソー 車両用表示装置
JP2018189382A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 株式会社デンソー 車両用表示装置
CN109964101A (zh) * 2016-11-08 2019-07-02 株式会社电装 车辆用显示装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530725A (ja) * 1998-11-19 2002-09-17 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 反射フィルムを備えた標示板およびその使用法
JP2001326064A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
US6969834B2 (en) 2001-07-03 2005-11-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Line type luminous device and induction heating cooker employing same
US7109450B2 (en) 2001-07-03 2006-09-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Line type luminous device and induction heating cooker employing same
JP2008068787A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Koito Mfg Co Ltd 照明装置
JP4668153B2 (ja) * 2006-09-15 2011-04-13 株式会社小糸製作所 照明装置
JP2007139791A (ja) * 2006-12-21 2007-06-07 Denso Corp 表示装置
JP2009259708A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Fujikura Ltd 表示装置及び前記表示装置に用いられる導光体
JP2010091345A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Denso Corp 表示装置
JP2010153155A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Sharp Corp 無端状照明装置
JP2013528526A (ja) * 2010-06-14 2013-07-11 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト モジュール型セントラル・インストルメント
JP2012049097A (ja) * 2010-06-28 2012-03-08 Panasonic Corp 加熱調理器
JP2014011056A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Panasonic Corp 出力調整装置および照明器具
WO2014061394A1 (ja) * 2012-10-16 2014-04-24 カルソニックカンセイ株式会社 ライトガイド装置
JP2014081264A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Calsonic Kansei Corp ライトガイド装置
US9718399B2 (en) 2012-10-16 2017-08-01 Calsonic Kansei Corporation Light guide device
CN109964101A (zh) * 2016-11-08 2019-07-02 株式会社电装 车辆用显示装置
US11117468B2 (en) 2016-11-08 2021-09-14 Denso Corporation Display device for vehicle
CN109964101B (zh) * 2016-11-08 2021-10-29 株式会社电装 车辆用显示装置
JP2018112435A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 株式会社デンソー 車両用表示装置
JP2018189382A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 株式会社デンソー 車両用表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4067387B2 (ja) 導光材および照明装置
US7744230B2 (en) Backlighting device
JPH10207408A (ja) 導光ユニット及び車両用表示装置
US10260917B2 (en) Structure of scale graduation and vehicle instrument
JP3714498B2 (ja) 車両用表示装置
JP3680828B2 (ja) 車両用指針計器
JP3204086B2 (ja) 導光装置およびそれを用いた表示装置
JP4182601B2 (ja) 車両用メータの照明装置
JP3246359B2 (ja) 表示装置
JP3362385B2 (ja) 導光ユニット及び車両用表示装置
JP4352528B2 (ja) 車両用メータの照明装置
JP2940798B2 (ja) 計器の指針装置
JP5338070B2 (ja) 計器装置
JPH10207407A (ja) 導光ユニット及び車両用表示装置
JP4228273B2 (ja) 照明装置
JP2004325102A (ja) 計器照明装置
JP4314704B2 (ja) 車両用メータの文字盤照明装置
JP2003344119A (ja) メータ装置
JP3235257B2 (ja) 計器指針
JPH0996551A (ja) 発光指針
JP2003344117A (ja) 照明装置
JP4350828B2 (ja) 面発光光源装置を用いた表示装置
JP3052868B2 (ja) 計器照明装置
JP4119216B2 (ja) 照明装置
JP2001264126A (ja) 車両用照明装置及び、導光ユニット