JPH10176346A - 建設機械の発電機用油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の発電機用油圧駆動装置

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JPH10176346A
JPH10176346A JP33723796A JP33723796A JPH10176346A JP H10176346 A JPH10176346 A JP H10176346A JP 33723796 A JP33723796 A JP 33723796A JP 33723796 A JP33723796 A JP 33723796A JP H10176346 A JPH10176346 A JP H10176346A
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hydraulic
generator
flow rate
hydraulic motor
driving
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JP33723796A
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Yoshio Tani
良雄 谷
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電機の駆動にあたって発電機駆動回路に優
先して作動油を供給しても作業能力が低下しないように
する。 【解決手段】 作業用アクチュエータ10に作動油を供
給する第1油圧ポンプ1と、補機駆動用油圧モータ14
および発電機駆動用油圧モータ4に作動油を供給する第
2油圧ポンプ13と、第2油圧ポンプ13の吐出管路に
設けられ、第2油圧ポンプ13の吐出流量が規定値未満
の場合には、その吐出流量の全てを発電機駆動用油圧モ
ータ4に導き、吐出量が規定値以上の場合には、第2油
圧ポンプ13の吐出流量のうち一定流量を発電機駆動用
油圧モータ4に導くとともに、残りの流量を補機駆動用
油圧モータ14に導く流量優先弁3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械に搭載さ
れた発電機の油圧駆動装置に関し、特に作業機による作
業性の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の建設機械の発電機用油圧
駆動装置として、例えば実開平3−97474号明細書
に開示されているものが知られている。これは油圧ポン
プの吐出管路に流量優先弁を設け、この流量優先弁によ
り作動油を流量優先側と余剰側とに分流し、流量優先側
の作動油を発電機用油圧モータに、余剰側の作動油を作
業機用アクチュエータにそれぞれ導くようにしたもので
ある。発電機油圧モータの駆動により発電機が発電を行
い、その電力は例えばリフティングマグネット等に供給
される。上記流量優先側の管路には操作弁が設けられ、
発電を必要としないときには操作弁を介して作動油を余
剰側つまり作業機駆動側に合流させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成では、発電
機非駆動時には油圧ポンプの吐出量が全て作業機用アク
チュエータに導かれるためスムーズな作業が行えるが、
発電機駆動時は油圧ポンプの吐出油が優先的に発電機用
油圧モータ4に導かれるため、その分だけ作業機用アク
チュエータへの流量が減少し、作業能力が低下するおそ
れがある。
【0004】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、発電機の駆動にあたって発電機駆動回路に優先し
て作動油を供給しても作業能力が低下しないようにした
建設機械の発電機用油圧駆動装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて説明すると、本発明に係る建設機械の発電
機用油圧駆動装置は、作業用アクチュエータ10に作動
油を供給する第1油圧ポンプ1と、補機駆動用油圧モー
タ14および発電機駆動用油圧モータ4に作動油を供給
する第2油圧ポンプ13と、第2油圧ポンプ13の吐出
管路に設けられ、第2油圧ポンプ13の吐出流量が規定
値未満の場合には、その吐出流量の全てを発電機駆動用
油圧モータ4に導き、吐出量が規定値以上の場合には、
第2油圧ポンプ13の吐出流量のうち一定流量を発電機
駆動用油圧モータ4に導くとともに、残りの流量を補機
駆動用油圧モータ14に導く流量優先弁3とを具備し、
これにより上記問題点を解決する。請求項2の発明は、
補機駆動用油圧モータ14’(図7)を可変容量形と
し、この補機駆動用可変容量油圧モータ14’へ導かれ
る作動油の流量が所定値未満になったことを検出して、
その傾転角を小さくする制御手段21(図8)を備えた
ものである。請求項3の発明は、第2油圧ポンプ13を
駆動する駆動源の回転数を検出し、検出された駆動源の
回転数が所定値未満の場合には補機駆動用可変容量油圧
モータ14’へ導かれる作動油の流量が所定値未満にな
ったと判断して補機駆動用可変容量油圧モータ14’の
傾転角を小さくするようにしたものである。請求項4の
発明は、補機駆動用油圧モータ14および発電機駆動用
油圧モータ4に作動油を供給する第2および第3油圧ポ
ンプ13,20(図9)と、第2油圧ポンプ13の吐出
油と第3油圧ポンプ20の吐出油とが合流する管路に設
けられ、第2油圧ポンプ13の吐出流量と第3油圧ポン
プ20の吐出流量との合計流量が規定値未満の場合に
は、その合計流量の全てを発電機駆動用油圧モータ4に
導き、合計流量が規定値以上の場合には、合計流量のう
ち一定流量を発電機駆動用油圧モータ4に導くととも
に、残りの流量を補機駆動油圧モータ14に導く流量優
先弁3とを備えたものである。請求項5の発明は、補機
駆動用油圧モータ14として、空調用コンプレッサを駆
動するための油圧モータを用いたものである。請求項6
の発明は、発電機駆動用油圧モータ4の駆動によって発
電を行う発電機6と、発電機6で発生した電力によって
夜間照明用のライト12を点灯せしめるライト制御手段
11とを更に備えたものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 図1〜図5により、本発明を夜間照明のための発電を行
う発電機用油圧駆動装置に適用した場合の一実施の形態
を説明する。図1は建設機械に搭載された発電機用油圧
駆動装置の回路図を示している。作業機駆動用の第1油
圧ポンプ1は、エンジンにより駆動されて作業機駆動用
コントロールバルブ2に作動油を供給し、コントロール
バルブ2の切換制御により作業機アクチュエータ10が
駆動制御される。13はエンジンにより駆動される発電
用の第2油圧ポンプであり、その吐出油は流量優先弁3
で流量優先回路Iと余剰回路IIとに分流される。流量優
先弁3の詳細は後述する。
【0008】流量優先回路Iに導かれた作動油は操作弁
5を介して発電機駆動用油圧モータ(以下、発電機用モ
ータと呼ぶ)4へ流入し、余剰回路IIに導かれた作動油
は空調用コンプレッサ15を駆動するための油圧モータ
(以下、コンプレッサ用モータと呼ぶ)14へ流入す
る。発電機用モータ4の回転により発電機6が駆動され
て発電を行い、その電力がコントローラ11を介して夜
間照明用のライト12に供給される。操作弁5は流量優
先回路12を発電機用モータ4と連通する位置aと、コ
ンプレッサ用モータ14と連通する位置bとに切換え可
能とされ、その切換えはスイッチ7,パイロット油圧ポ
ンプ8および開閉弁(電磁弁)9から成る操作機構を介
して行われる。
【0009】図2は建設機械の空調装置を構成するエア
コンサイクルを示している。上記コンプレッサ15が駆
動されると、冷媒がコンプレッサ15→コンデンサ16
→リキッドタンク17→膨張弁18→エバポレータ19
→コンプレッサ15の順で循環し、エバポレータ19で
空気と冷媒との熱交換が行われて空気が冷却される。冷
却空気は建設機械の運転室に吹出され、室内の冷房に寄
与する。
【0010】次に、上述した流量優先弁3の機能を図3
および図4により詳述する。第2油圧ポンプ13からの
作動油はPポートから流量優先弁3のスプールに流入
し、その一部(場合によっては全部)が流量優先回路I
に導かれる。流量優先回路Iには絞り弁Bが設けられ、
その前後差圧に応じてスプールが切換制御される。絞り
弁Bの前後の圧力をそれぞれP1,P2とし、油圧が作
用する面積をA、ばね3aのばね力をFとすると、スプ
ールを図示右側へ押す力はP1・A、左側へ押す力はP
2・A+Fとなる。
【0011】図2において、Pポートからの流量が絞り
弁Bのセット流量未満の場合(第2油圧ポンプ13の吐
出流量が規定値未満の場合)にはP1−P2≦F/Aと
なり、P1・A≦P2・A+Fとなるためスプールは左
側に完全に押され、Pポートからの流量はその全量が流
量優先回路Iに流れる。Pポートからの流量が絞り弁B
のセット流量以上になると(第2油圧ポンプ13の吐出
流量が規定値以上になると)圧力P1が上昇し、P1−
P2≧F/Aとなり、P1A≧P2・A+Fとなるた
め、スプールが右側に押されて図3に示す如く余剰回路
IIにも作動油が流れる状態となる。P1とP2の差圧が
P1−P2=F/Aのとき、すなわちP1・A=P2・
A+Fのときにバランスする。
【0012】発電機用モータ4の作動によって圧力P2
が上昇すると、流量優先回路Iへの流量が減少しないよ
うに、P1・A=P2・A+Fとなるまでスプールは左
側へ移動し、流量優先回路Iの流量が一定になるように
自動的にバランスする。コンプレッサ用モータ14の作
動により余剰回路II側の圧力が上昇すると、流量優先回
路I側の圧力P1も上昇し、スプールはP1・A=P2
・A+Fの位置で静止する。すなわち、油圧の作用する
面積A、ばね力Fは一定であるので、P1−P2=F/
A=一定となり、絞り弁Bを流れる流量Qは、絞り弁B
の断面積Sと圧力差(P1−P2)=F/Aに比例する
から、ポートPに流入する第2モータ13からの吐出量
の変動があっても、流量優先回路Iに流れる流量Qは常
にS・(F/A)となる。
【0013】次に、全体の動作を説明する。第1油圧ポ
ンプ1の吐出油は全量がコントロールバルブ2に導か
れ、不図示の操作手段によりコントロールバルブ2を切
換制御することにより作業機アクチュエータ10が駆動
される。これにより作業機(不図示)が駆動されて作業
が行われる。
【0014】昼間作業時にはライト12は不要なため、
発電機6を駆動する必要はない。この場合にはスイッチ
7をオフにして開閉弁9をd位置に保持し、操作弁5の
パイロットポートをタンクに連通することにより操作弁
5をb位置に保持する。したがって流量優先回路Iの作
動油は操作弁5を介して全て余剰回路IIに合流し、コン
プレッサ用モータ14の駆動に寄与する。すなわち発電
機用モータ4には作動油は流れない。
【0015】夜間作業時にライト12を点灯させるべく
スイッチ7をオンさせると、開閉弁9がc位置に切換わ
り、パイロット油圧ポンプ8からの制御油圧によって操
作弁5がa位置に切換わる。これにより、第2油圧ポン
プ13の吐出油が流量優先弁3を介して優先的に流量優
先回路Iに導かれ、操作弁5を介して発電機用モータ4
へ流れる。発電機用モータ4の回転により発電機6が駆
動され、ライト12が点灯する。上述した流量優先弁3
の作用により、第2油圧ポンプ13の吐出量、つまりエ
ンジン回転数に拘らず発電機用モータ4には一定量の作
動油が導かれるから、発電機用油圧モータ4は一定回転
で駆動され、発電機6は安定した発電を行う。
【0016】図5は発電機6の回転数とその出力電圧と
の関係を示す図であり、図から分かるように発電機6が
定格回転数範囲b内で運転されてば、その出力電圧は略
一定値aに調整される。したがって、放電型ランプ(例
えば水銀ランプ)のように発電電圧と発電周波数の変動
により照度が著しく増減するようなライト12を使用す
る場合でも、エンジン回転数の高低に拘らず略一定の照
度でライト12を点灯することができる。
【0017】一方、第2油圧ポンプ13の吐出油のうち
余剰油は流量優先弁3を介して余剰回路IIに導かれ、コ
ンプレッサ用モータ14の駆動に寄与する。モータ14
の駆動によりコンプレッサ15が作動して図2に示すエ
アコンサイク中を冷媒が循環し、エバポレータ19にて
冷却された空気が運転室内に吹出される。
【0018】図6は発電機駆動時におけるエンジン回転
数と第2油圧ポンプ13の吐出量との関係を示してい
る。図から分かるように、エンジンにより駆動される第
2油圧ポンプ13の吐出量はエンジン回転数の上昇に比
例して増大するが、優先流量回路Iすなわち発電用油圧
モータ4にはエンジン回転数の高低に拘らず常に発電に
必要な流量が流れる。
【0019】以上のように本実施の形態では、第1モー
タ1を作業専用のモータとし、発電機6の駆動はコンプ
レッサ駆動用の第2モータ13で行うようにしたので、
発電機の駆動/停止(ライト12の点灯/消灯)によっ
て作業機側への作動油の流量は全く影響を受けず、常に
スムーズな作業が行える。一方、コンプレッサ用モータ
14には発電機非駆動時には十分な油量が供給される
が、発電機駆動時には供給される油量が減少して冷房能
力が低下するおそれがある。特に第2油圧ポンプ13の
吐出容量が小さい場合に冷房能力の低下が顕著となる。
しかし、作業性能は冷房性能よりも優先されるべきであ
り、また冷房が全く効かなくなるということもないの
で、従来と比較して本実施の形態のメリットは大きい。
【0020】−第2の実施の形態− 図7〜図9により本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、小容量の第2モータを用いた場合
でも発電機駆動時における冷房性能の悪化を最小限に抑
制することを目的としたものである。
【0021】図7は本実施の形態における回路図を示
し、コンプレッサ用モータ14’が可変容量形である
点、およびその傾転角(吐出容量)を調節するレギュレ
ータ14aが設けられている点以外は図1と同様であ
る。レギュレータ14aは、図8に示すようにレギュレ
ータ制御回路22を介してCPU21により制御され
る。CPU21には、上述したスイッチ7が接続される
とともに、エンジンの回転数を検出する回転数センサ2
0が接続されている。
【0022】図7の回路の動作は第1の実施の形態と同
様である。加えて本実施の形態では、CPU21が図9
に示す手順に従ってコンプレッサ用モータ14’の傾転
角を制御する。図9において、ステップS1ではスイッ
チ7のオン・オフを判定し、オフであれば、すなわち発
電機用モータ4の駆動が指示されていないときにはステ
ップS4に進み、レギュレータ制御回路22を介してレ
ギュレータ14aを駆動し、コンプレッサ用モータ14
の傾転角を所定の角度まで上げる。
【0023】一方、スイッチ7がオンであれば、すなわ
ち発電機用モータ4の駆動が指示されているときにはス
テップS2に進み、エンジン回転数が所定値以下か否か
を判定する。エンジン回転数が所定値以下ということは
コンプレッサ用モータ14へ流入する流量が所定量以下
ということであり、この場合にはステップS3でレギュ
レータ制御回路22を介してレギュレータ14aを駆動
し、コンプレッサ用モータ14’の傾転角を上述よりも
小さくする。これによりコンプレッサ用モータ14’は
増速され、最低限必要な回転速度を維持する。エンジン
回転数が所定値以上の場合にはステップS4に進み、レ
ギュレータ14aにより傾転角を大きくする。
【0024】なお以上では、エンジン回転数に基づいて
コンプレッサ用モータ14の傾転角を制御するようにし
たが、これに代えて例えば余剰回路IIの流量を検出し、
その流量に基づいてモータ14の傾転角を制御するよう
にしてもよい。
【0025】−第3の実施の形態− 図10により本発明の第3の実施の形態を説明する。本
実施の形態では、図10に示すように第3油圧ポンプ3
0(エンジンにより駆動される)を追加し、発電機駆動
時にコンプレッサ用モータ14’に流入する作動油の流
量が最低限必要な量となるように、第3油圧ポンプ30
の吐出油と第2油圧ポンプ13の吐出油を合流させて流
量優先弁3に導くようにしたものである。第3油圧ポン
プ30は、発電機用モータ4に所定の流量が供給されて
もコンプレッサ用モータ14に必要な流量が供給される
だけの吐出容量を持つものが用いられる。したがって、
コンプレッサ用モータに可変容量の油圧モータを使用せ
ず、発電機駆動時の冷媒能力低下を防止することができ
る。
【0026】なお上述した第1〜第3の実施の形態で
は、補機駆動用油圧モータとしてコンプレッサ用モータ
14を用いた例を示したが、それ以外の補機を駆動する
ための油圧モータであってもよい。また、夜間照明ライ
トの発電機を用いた例を示したが、他の発電機を用いた
ものにも本発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、発電機駆動用油圧モー
タを作業用の第1油圧ポンプではなく補機(例えば空調
用コンプレッサ)を駆動するための第2油圧ポンプで駆
動するようにしたので、発電の有無に拘らず作業機側へ
安定した流量の作動油を導くことができ、作業性能の低
下を防止できる。また、第2油圧ポンプの吐出管路に流
量優先弁を設け、第2油圧ポンプの吐出流量が規定値未
満の場合には、その吐出流量の全てを発電機駆動用油圧
モータに導き、吐出量が規定値以上の場合には、一定流
量を発電機駆動用油圧モータに導くとともに、残りの流
量を補機駆動油圧モータに導くようにしたので、補機駆
動用の油圧ポンプで発電を行う構成であっても安定した
発電が行える。補機駆動用油圧モータを可変容量形と
し、この補機駆動用可変容量油圧モータへ導かれる作動
油の流量が所定値未満になったことを検出して、その傾
転角を小さくするようにすれば、第2油圧ポンプの吐出
容量が比較的小さい場合でも補機の性能低下を抑制でき
る。補機駆動用油圧モータおよび発電機駆動用油圧モー
タに作動油を供給する第2および第3油圧ポンプを設
け、それらの合計吐出流量を上記流量優先弁に接続する
ようにすれば、可変容量モータを用いることなく補機の
性能低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発電機用油圧
駆動装置の構成を示す回路図。
【図2】エアコンサイクルを示す図。
【図3】流量優先弁3の機能を説明する図。
【図4】図3と同様の図。
【図5】発電機の回転数とその出力電圧との関係を示す
図。
【図6】エンジン回転数と第2油圧ポンプ吐出量との関
係を示す図。
【図7】第2の実施の形態に係る発電機用油圧駆動装置
の回路図。
【図8】図7の油圧駆動装置の制御系を示すブロック
図。
【図9】CPUの制御内容を示すフローチャート。
【図10】第3の実施の形態に係る発電機用油圧駆動装
置の回路図。
【符号の説明】
1 第1油圧ポンプ 2 作業機駆動用コントロールバルブ 3 流量優先弁 4 発電機用モータ 5 操作弁 6 発電機 7 スイッチ 8 パイロット油圧ポンプ 9 開閉弁 10 作業機用アクチュエータ 11 コントローラ 12 ライト 13 第2油圧ポンプ 14,14’ コンプレッサ用モータ 14a レギュレータ 15 コンプレッサ 20 回転数センサ 21 CPU 22 レギュレータ制御回路 30 第3油圧ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業用アクチュエータに作動油を供給す
    る第1油圧ポンプと、 補機駆動用油圧モータおよび発電機駆動用油圧モータに
    作動油を供給する第2油圧ポンプと、 前記第2油圧ポンプの吐出管路に設けられ、該第2油圧
    ポンプの吐出流量が規定値未満の場合には、その吐出流
    量の全てを前記発電機駆動用油圧モータに導き、前記吐
    出量が規定値以上の場合には、前記第2油圧ポンプの吐
    出流量のうち一定流量を前記発電機駆動用油圧モータに
    導くとともに、残りの流量を前記補機駆動用油圧モータ
    に導く流量優先弁とを具備することを特徴とする建設機
    械の発電機用油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 作業用アクチュエータに作動油を供給す
    る第1油圧ポンプと、補機駆動用可変容量油圧モータお
    よび発電機駆動用油圧モータに作動油を供給する第2油
    圧ポンプと、 前記第2油圧ポンプの吐出管路に設けられ、該第2油圧
    ポンプの吐出流量が規定値未満の場合には、その吐出流
    量の全てを前記発電機駆動用油圧モータに導き、前記吐
    出量が規定値以上の場合には、前記第2油圧ポンプの吐
    出流量のうち一定流量を前記発電機駆動用油圧モータに
    導くとともに、残りの流量を前記補機駆動用可変容量油
    圧モータに導く流量優先弁と、 前記補機駆動用可変容量油圧モータへ導かれる作動油の
    流量が所定値未満になったことを検出して、前記補機駆
    動用可変容量油圧モータの傾転角を小さくする制御手段
    とを具備することを特徴とする建設機械の発電機用油圧
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2油圧ポンプを
    駆動する駆動源の回転数を検出する検出部と、前記検出
    された駆動源の回転数が所定値未満の場合には前記補機
    駆動用可変容量油圧モータへ導かれる作動油の流量が所
    定値未満になったと判断して前記補機駆動用可変容量油
    圧モータの傾転角を小さくする制御部とを含むことを特
    徴とする請求項2に記載の建設機械の発電機用油圧駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 作業用アクチュエータに作動油を供給す
    る第1油圧ポンプと、 補機駆動用油圧モータおよび発電機駆動用油圧モータに
    作動油を供給する第2および第3油圧ポンプと、 前記第2油圧ポンプの吐出油と前記第3油圧ポンプの吐
    出油とが合流する管路に設けられ、前記第2油圧ポンプ
    の吐出流量と第3油圧ポンプの吐出流量との合計流量が
    規定値未満の場合には、その合計流量の全てを前記発電
    機駆動用油圧モータに導き、前記合計流量が規定値以上
    の場合には、前記合計流量のうち一定流量を前記発電機
    駆動用油圧モータに導くとともに、残りの流量を前記補
    機駆動油圧モータに導く流量優先弁とを具備することを
    特徴とする建設機械の発電機用油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記補機駆動用油圧モータは、空調用コ
    ンプレッサを駆動するための油圧モータであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械の発
    電機用油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記発電機駆動用油圧モータの駆動によ
    って発電を行う発電機と、該発電機で発生した電力によ
    って夜間照明用のライトを点灯せしめるライト制御手段
    とを更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の建設機械の発電機用油圧駆動装置。
JP33723796A 1996-12-17 1996-12-17 建設機械の発電機用油圧駆動装置 Pending JPH10176346A (ja)

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JP2006028930A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の作動油タンク配管
JP2008150193A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd リフティングマグネット作業機械
CN105473874A (zh) * 2013-12-20 2016-04-06 日立建机株式会社 工程机械
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