JPH0968169A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH0968169A
JPH0968169A JP7223389A JP22338995A JPH0968169A JP H0968169 A JPH0968169 A JP H0968169A JP 7223389 A JP7223389 A JP 7223389A JP 22338995 A JP22338995 A JP 22338995A JP H0968169 A JPH0968169 A JP H0968169A
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engine
target
rotation speed
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switching
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JP7223389A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Narita
和義 成田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アイドル状態から復帰するときに、ポンプ吸収
トルクを小さくしエンジン回転数をすばやく増大するこ
とができる建設機械の油圧駆動装置を提供する。 【解決手段】アイドリング状態からの復帰時、オートア
イドルスイッチ11ONのまま操作手段9を操作し、パ
イロットスイッチ12がONになりオートアイドル制御
部1aでの目標回転数N1が大きな回転数N11に復帰す
るので、最小値選択部1cでスロットル制御部1bの目
標回転数N2が選択されエンジン2回転数は通常に復帰
する。そして傾転角切換信号S3がOFFになり、馬力
制御部5bでは通常のテーブルで目標傾転角θ2を設定
し最小値選択部5cでθ2とポジコン制御部5aのθ1
の最小値が選択され、目標傾転角は通常の馬力制御・ポ
ジコン制御による設定に復帰する。このとき傾転角切換
信号は、復帰時から所定時間Tuが経過後にOFFにな
るので、エンジン回転数が十分に大きくなり通常の目標
回転数N2に等しくなった後にポンプ傾転角を通常の目
標傾転角に増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジンの
回転数をスロットルレバーからの目標値で決定する建設
機械の油圧駆動装置に係わり、特に、その目標値を、例
えばオートアイドルスイッチで他の指令値に切り換える
ことにより、燃料消費・騒音・振動を低減する建設機械
の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の建設機械の油圧駆動装置
を図9〜図11により説明する。油圧駆動装置全体の油
圧回路図を図9に示す。図9において、油圧駆動装置
は、いわゆる電子制御型のエンジン102と、エンジン
102内に設けられエンジン102の回転数を制御する
回転数制御装置103と、このエンジン102によって
駆動される可変容量型の油圧ポンプ104と、この可変
容量型の油圧ポンプ104の傾転角を決定する傾転角設
定装置105と、この傾転角設定装置105で決定され
た値になるように油圧ポンプ104の容量(傾転角)を
調整するレギュレータ115と、油圧ポンプ104から
送り出される圧油によって駆動されるアクチュエータ1
06と、アクチュエータ106の駆動により動作する負
荷107と、油圧ポンプ104から吐出される圧油の方
向と流量を制御するパイロット式の方向切換弁108
と、その方向切換弁108の切換方向を制御する操作手
段109と、傾転角設定装置105に油圧ポンプ傾転角
切換信号を送信するとともに回転数制御装置103にエ
ンジン回転数指令値を送る回転数設定装置101と、エ
ンジン回転数を操作するためのエンジン回転数操作手
段、例えばスロットルレバー113と、エンジン回転数
をアイドリング回転数に制限する制限状態及びこの制限
を行わない通常状態の切り換えを行う切換手段、例えば
オートアイドルスイッチ111及びパイロットスイッチ
112と、方向制御弁108を操作するパイロット圧の
うち最大のものを選択してパイロットスイッチ112へ
と導くシャトル弁110とを備えている。
【0003】傾転角設定装置105及び回転数設定装置
101の制御機能の詳細を表すブロック図を図10に示
す。図10において、傾転角設定装置105は、操作手
段9からのパイロット圧信号のうち最大のものが導かれ
るポジコン制御部105aと、油圧ポンプ4の自己吐出
圧信号が導かれる馬力制御部105bとを備えている。
ポジコン制御部105aは図示するようなテーブルに基
づいて最大パイロット圧P1にほぼ比例した目標流量と
なる目標傾転角を算出し、馬力制御部105bは図示す
るようなテーブルに基づいて油圧ポンプ104の吐出圧
2にほぼ反比例した目標流量となる目標傾転角を算出
する。なおこのとき、馬力制御部105bのテーブルは
後述する傾転角切換信号によって切り換えられるように
なっており、図中実線が傾転角切換信号がオフのとき、
破線が傾転角切換信号がオンのときに対応している。す
なわち、傾転角切換信号がオンの時には油圧ポンプの吸
収トルクが小さくなるようになっている。そしてこれら
2つの目標傾転角のうち小さい方が最小値選択部105
cで選択され、最終的な傾転角指令値としてレギュレー
タ115に出力される。
【0004】一方、回転数設定装置101は、オートア
イドルスイッチ111からの信号及びパイロットスイッ
チ112からの信号が入力されるオートアイドル制御部
101aと、スロットルレバー113からのスロットル
信号Vが入力されるスロットル制御部101bとを備え
ている。
【0005】オートアイドル制御部101aにおける制
御詳細を表す図を図11に示す。図11において、オー
トアイドル制御部101aは、オートアイドルスイッチ
111からの信号S1がオンの状態でパイロットスイッ
チ112からの信号S2がオフになると、ある定められ
た時間Teだけ遅らせて、エンジン目標回転数N2を所定
のアイドリング回転数に落とす。そしてこのときに傾転
角切換信号S3も同時にオンに切り換わり、傾転角設定
装置105の馬力制御部105bの目標流量が図10中
破線で示される状態に切り換わる。これらにより、油圧
ポンプ104の吸収トルクが小さくなり、エンジン10
2の負荷が軽くなるので、オートアイドル時にエンジン
回転数が必要以上に下がることを防止する。そして、パ
イロットスイッチ112が再びオンになると傾転角切換
信号S3はオフに直ちに復帰し、エンジン目標回転数N1
ももとの回転数に直ちに復帰するようになっている。
【0006】図10に戻り、スロットル制御部101b
は、図示するようなテーブルに基づいてスロットルレバ
ー113からのスロットル信号Vにほぼ比例したエンジ
ン目標回転数N2を算出する。そして、エンジン目標回
転数N1,N2のうち小さい方が最小値選択部101cで
選択され、最終的なエンジン回転数指令値として回転数
制御装置103に出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、以下の課題が存在する。すなわ
ち、アイドル状態からパイロットスイッチ112が再び
オンになった場合、オートアイドル制御部101aにお
いて、上記したようにエンジン目標回転数N1は直ちに
もとの値に復帰する。しかし、このN1が最小値選択部
101cで選択されてエンジン回転数指令値として回転
数制御装置103へ出力されたとしても、この時に実際
のエンジン回転数は応答に時間がかかり、すぐには追従
しない。これに対して、傾転角切換信号により、馬力制
御部105bにおいて目標流量Q2(破線で示されたも
の)に応じた目標傾転角が最小値選択部105cで選択
され傾転角指令値としてレギュレータ115に出力され
るときには、油圧ポンプ104の傾転角の応答は比較的
早く、迅速にもとの値に復帰する。
【0008】よってすなわち、 アイドル状態から通常
の状態に復帰する際においてパイロットスイッチ112
がオフからオンになった直後には、エンジン回転数が十
分大きくなっていないうちに油圧ポンプ104の傾転角
のみが大きくなることとなる場合がある。これにより、
油圧ポンプ104の吸収トルクが大きくなり、エンジン
102の回転数が上がりにくくなって排気に黒煙が多く
なったり、燃料消費量が多くなったり、あるいは騒音や
振動が増大するおそれがある。
【0009】本発明の目的は、アイドル状態から通常の
状態に復帰するときに、油圧ポンプの吸収トルクを小さ
くしエンジン回転数をすばやく増大することができる建
設機械の油圧駆動装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、エンジンと、このエンジンによっ
て駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポン
プから吐出される圧油によって駆動するアクチュエータ
と、前記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給され
る圧油の流れを制御する方向切換弁と、この方向切換弁
のストローク量を制御する切換弁操作手段と、前記エン
ジンの回転数をアイドリング回転数に制限する制限状態
及びこの制限を行わない通常状態の切り換えを行う切換
手段と、この切換手段が通常状態に切り換えられている
ときに前記エンジンの第1の目標回転数を演算する第1
の目標回転数演算手段、及び前記切換手段が制限状態に
切り換えられているときに前記第1の目標回転数よりも
小さい値である第2の目標回転数を演算する第2の目標
回転数演算手段を備えたエンジン回転数設定手段と、こ
のエンジン回転数設定手段で設定された前記第1及び第
2の目標回転数に応じて前記エンジンの回転数を制御す
るエンジン制御手段と、前記切換手段が通常状態に切り
換えられているときに前記油圧ポンプの入力トルクを前
記エンジンの出力トルク以下に制限する前記油圧ポンプ
の第1の目標押しのけ容積を演算する第1の目標押しの
け容積演算手段、及び前記切換手段が制限状態に切り換
えられているときに前記油圧ポンプの低吐出圧領域で前
記第1の目標押しのけ容積よりも小さい値となる第2の
目標押しのけ容積を演算する第2の目標押しのけ容積演
算手段を備えた押しのけ容積設定手段と、この押しのけ
容積設定手段で設定された前記第1及び第2の目標押し
のけ容積に応じて前記油圧ポンプの押しのけ容積を制御
するポンプ制御手段とを有する建設機械の油圧駆動装置
において、前記押しのけ容積設定手段は、前記切換手段
が制限状態から通常状態に切り換えられたときには、そ
の切り換えられたときから所定の時間遅れを経た後に、
前記第2の目標押しのけ容積の設定状態から第1の目標
押しのけ容積の設定状態に移行することを特徴とする建
設機械の油圧駆動装置が提供される。
【0011】好ましくは、前記建設機械の油圧駆動装置
において、前記切換手段は、前記切換弁操作手段の操作
状態・非操作状態を検出する操作状態検出手段と、エン
ジン回転数をアイドリング回転数に切り換え可能とする
ためのオートアイドルスイッチとを備えており、前記オ
ートアイドルスイッチがONでかつ前記操作状態検出手
段で切換弁操作手段の非操作状態が検出されたときに
は、前記エンジンの回転数を前記アイドリング回転数に
制限し、前記オートアイドルスイッチがOFFであると
き、及び前記オートアイドルスイッチがONでかつ前記
操作状態検出手段で前記切換弁操作手段の操作状態が検
出されたときには、前記エンジンの回転数に前記制限を
解除することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置が提
供される。
【0012】また好ましくは、前記建設機械の油圧駆動
装置において、前記エンジンの回転数を操作するための
回転数操作手段と、この回転数操作手段の操作量を検出
する回転数操作量検出手段とをさらに有し、かつ、前記
エンジン回転数設定手段は、前記回転数操作量検出手段
で検出された操作量に応じて前記エンジンの第3の目標
回転数を演算する第3の目標回転数演算手段と、前記第
1〜第3の目標回転数のうち最小のものを選択して前記
エンジン制御手段に出力する最小目標回転数選択手段と
をさらに備えていることを特徴とする建設機械の油圧駆
動装置が提供される。
【0013】また好ましくは、前記建設機械の油圧駆動
装置において、前記切換弁操作手段の操作量を検出する
切換弁操作量検出手段をさらに有し、かつ、前記押しの
け容積設定手段は、前記切換弁操作量検出手段で検出さ
れた操作量に応じて前記油圧ポンプの第3の目標押しの
け容積を演算する第3の目標押しのけ容積演算手段と、
前記第1〜第3の目標押しのけ容積のうち最小のものを
選択して前記ポンプ制御手段に出力する最小押しのけ容
積選択手段とをさらに備えていることを特徴とする建設
機械の油圧駆動装置が提供される。
【0014】すなわち、このような構成において、オペ
レータが比較的長期間作業を行わない場合には、切換手
段を、エンジンをアイドリング回転数に制限するための
制限状態に切り換える。つまり例えば、切換弁操作手段
を操作することなく、エンジン回転数をアイドリング回
転数に切り換え可能とするためのオートアイドルスイッ
チをONにする。このとき、方向切換弁のストローク量
を制御する切換弁操作手段の非操作状態が操作状態検出
手段で検出されていることから、エンジン回転数設定手
段に備えられた第2の目標回転数演算手段で、アイドリ
ング回転数に対応した比較的小さな第2の目標回転数が
演算される。そして、エンジン制御手段ではこの第2の
目標回転数に応じてエンジンの回転数を制御し、これに
よって、エンジンの回転数はこれに追従しアイドリング
回転数に低下する。そしてこのとき同時に、押しのけ容
積設定手段に備えられた第2の目標押しのけ容積演算手
段で低吐出圧領域で比較的小さい値となる第2の目標押
しのけ容積が演算され、ポンプ制御手段ではこの第2の
目標押しのけ容積に応じて油圧ポンプの押しのけ容積を
制御し、これによって油圧ポンプの容量はこれに追従し
て小容量となる。
【0015】この状態から、オペレータが作業を再開す
る場合には、切換手段を制限状態から通常状態に切り換
える。つまり例えば、切換弁操作手段を操作して方向切
換弁をストロークさせ圧油をアクチュエータに供給すれ
ば、このときの切換弁操作手段の操作状態が操作状態検
出手段で検出されることから、エンジン回転数設定手段
に備えられた第1の目標回転数演算手段で第2の目標回
転数より大きな第1の目標回転数が演算される。オペレ
ータがオートアイドルスイッチをOFFにしてもよい。
この場合も同様である。そしてエンジン制御手段ではこ
の第1の目標回転数に応じてエンジンの回転数を制御
し、エンジンの回転数はこれに追従してアイドリング回
転数から通常の回転数に復帰する。一方このとき、押し
のけ容積設定手段に備えられた第1の目標押しのけ容積
演算手段において油圧ポンプの入力トルクをエンジンの
出力トルク以下に制限するような第1の目標押しのけ容
積が演算され、ポンプ制御手段ではこの第1の目標押し
のけ容積に応じて油圧ポンプの押しのけ容積を制御し、
油圧ポンプの容量はこれに追従して小容量から通常容量
へと復帰する。このような復帰時においては、押しのけ
容積設定手段は、第2の目標押しのけ容積を設定する状
態から第1の目標押しのけ容積を設定する状態へと移行
することになる。ここにおいて、通常、エンジン制御手
段による制御における実際のエンジン回転数の応答は比
較的遅く、ポンプ制御手段による制御における実際のポ
ンプ押しのけ容積の応答よりも、追従のために長い時間
を要する。本発明の構成においては、この応答時間の差
に対応し、目標押しのけ容積設定手段は、切換手段が制
限状態から通常状態に切り換えられると同時に第2の目
標押しのけ容積の設定状態から第1の目標押しのけ容積
の設定状態へと移行するのでなく、切換手段が制限状態
から通常状態に切り換えられたときから所定の時間遅れ
が経過した後に、第1の目標押しのけ容積の設定状態へ
と移行する。よって、エンジンの回転数が十分に大きく
なって第1の目標回転数にほぼ等しくなった後に、油圧
ポンプの押しのけ容積を第1の目標押しのけ容積へと増
大させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図3により説明する。本実施形態による建設機械の油圧
駆動装置の油圧回路図を図1に示す。
【0017】図1において、油圧駆動装置は、いわゆる
電子制御型のエンジン2と、エンジン2内に設けられエ
ンジン2の回転数を制御する回転数制御装置23と、こ
のエンジン2によって駆動される可変容量型の油圧ポン
プ4及びパイロット圧を発生させる補助ポンプ17と、
油圧ポンプ4の容量(傾転角)を調整するいわゆる電子
式のレギュレータ24と、油圧ポンプ4から送り出され
る圧油によって駆動されるアクチュエータ6と、アクチ
ュエータ6の駆動により動作する負荷7と、油圧ポンプ
4から吐出される圧油の方向と流量とを制御するパイロ
ット式の方向切換弁8と、その方向切換弁8の切換方向
を制御する操作手段9と、エンジン2の回転数を操作す
るための回転数操作手段、例えばスロットルレバー13
と、エンジン回転数をアイドリング回転数に制限する制
限状態及びこの制限を行わない通常状態の切り換えを行
う切換手段、例えばオートアイドルスイッチ11及びパ
イロットスイッチ12と、方向制御弁8を操作するパイ
ロット圧のうち最大のものを選択してパイロットスイッ
チ12へと導くシャトル弁10と、油圧ポンプ4の吐出
圧を検出し対応する検出信号をコントローラ29に出力
する吐出圧センサ25と、シャトル弁10からの最大パ
イロット圧を検出し対応する検出信号をコントローラ2
9に出力する操作圧センサ26とを備えている。
【0018】コントローラ29の制御機能の詳細を表す
ブロック図を図2に示す。図2において、コントローラ
29は、油圧ポンプ4の目標押しのけ容積(目標傾転
角)を演算しレギュレータ24へ出力する傾転角設定部
5と、エンジン2の目標回転数を演算し回転数制御装置
23へ出力する回転数設定部1とから構成されている。
傾転角設定部5は、操作手段9からのパイロット圧信号
のうち最大のものが導かれるポジコン制御部5aと、油
圧ポンプ4の自己吐出圧信号が導かれる馬力制御部5b
とを備えている。ポジコン制御部5aは図示するような
テーブルに基づいて最大パイロット圧P1にほぼ比例し
た目標流量Q1となる目標傾転角θ1を算出し、馬力制御
部5bは図示するようなテーブルに基づいて油圧ポンプ
4の吐出圧P2にほぼ反比例した目標流量Q2となる目標
傾転角θ2を算出する。なおこのとき、馬力制御部5b
のテーブルは後述する傾転角切換信号によって切り換え
られるようになっており、図中実線が傾転角切換信号が
オフのとき、破線が傾転角切換信号がオンのときに対応
している。すなわち、傾転角切換信号がオンの時には油
圧ポンプの吸収トルクが小さくなるように切り換えられ
る。そしてこれら2つの目標傾転角θ1,θ2のうち小さ
い方が最小値選択部5cで選択され、最終的な傾転角指
令値としてレギュレータ24に出力される。
【0019】一方、回転数設定部1は、オートアイドル
スイッチ11からの信号及びパイロットスイッチ12か
らの信号が入力されるオートアイドル制御部1aと、ス
ロットルレバー13からのスロットル信号が入力される
スロットル制御部1bとを備えている。
【0020】オートアイドル制御部1aにおける制御詳
細を表す図を図3に示す。図3において、オートアイド
ル制御部1aは、オートアイドルスイッチ11からの信
号S1がオンの状態でパイロットスイッチ12からの信
号S2がオフになると、所定時間Teだけ遅らせて、エン
ジン目標回転数N1を所定のアイドリング回転数N10
落とす。これは、オートアイドルスイッチ11がONの
ままオペレータが操作中に、中立位置を挟んで逆方向に
操作レバーを動かす場合等、ある短い瞬間だけ操作量が
ゼロとなって過渡的にパイロットスイッチ12がOFF
になる場合があり、このような場合の誤動作を防止する
ためである。そしてまたこのとき傾転角切換信号S
3も、所定時間Td(但しTd<Te)だけ遅らせてオンに
切り換わり、傾転角設定部5の馬力制御部5bの目標流
量が前述したような図2中破線で示される状態に切り換
わる。これにより、油圧ポンプ4の吸収トルクが小さく
なり、エンジン2の負荷が軽くなるので、オートアイド
ル時にエンジン回転数が必要以上に下がることを防止す
ることができる。そして、パイロットスイッチ12が再
びオンになると、エンジン目標回転数N1がもとの回転
数に直ちに復帰する一方で、傾転角切換信号S3は所定
時間Tu経過後にオフに復帰するようになっている。
【0021】図2に戻り、スロットル制御部1bは、図
示するようなテーブルに基づいてスロットルレバー13
からのスロットル信号Vにほぼ比例したエンジン目標回
転数N2を算出する。そして、エンジン目標回転数N1
2のうち小さい方が最小値選択部1cで選択され、最
終的なエンジン回転数指令値として回転数制御装置23
に出力される。
【0022】本実施形態の動作及び作用を以下に説明す
る。上記構成において、オートアイドルスイッチ11を
ONにして、オペレータが比較的長期間作業を行わない
場合には、操作手段9を中立位置にする。このとき、操
作手段9の非操作状態によってシャトル弁10を介して
接続されたパイロットスイッチ12がOFFになる。こ
れにより、コントローラ29の回転数設定部1に備えら
れたオートアイドル制御部1aで、目標回転数N1が比
較的小さなアイドリング回転数N10に設定される。この
ときスロットル制御部1bにおいても、図2に示すテー
ブルに基づき、目標回転数N2がスロットル信号Vに対
応した回転数に設定されるが、最小値選択部1cでこれ
らN10,N2のうちの小さい方が最終的な目標回転数で
ある指令値として選択され、これに応じて回転数制御装
置23でエンジン2の回転数が制御される。よって、ス
ロットルレバー13が比較的高い回転数に設定してあっ
たとしても、エンジン2の回転数はアイドリング回転数
10になるまで低下する。一方このとき、オートアイド
ル制御部1aから押しのけ容積設定部5の馬力制御部5
bに出力される傾転角切換信号S3がONになる。馬力
制御部5bでは、これに応じて、図2に示す実線のテー
ブルに代えて、低吐出圧領域で比較的小さい値となる破
線のテーブルを用い、そのときの吐出圧P2に応じた目
標傾転角θ2を設定する。このときポジコン制御部5a
においても、図2に示すテーブルに基づき、目標傾転角
θ1が、パイロット圧信号P1=0に対応した目標流量Q
10になるような目標傾転角θ10に設定され、最小値選択
部5cでこれらθ2,θ10のうちの小さい方が最終的な
目標傾転角である指令値として選択され、これに応じて
レギュレータ24で油圧ポンプ4の傾転角が制御され
る。よって、θ10が比較的高い傾転角に設定してあった
としても、油圧ポンプ4の傾転角は馬力制御部5bのテ
ーブル中破線で表される特性線に基づく所定の小さい傾
転角に低下する。
【0023】このようなアイドリング状態から、オペレ
ータが作業を再開する場合には、例えば、操作手段9を
操作して方向切換弁8をストロークさせ圧油をアクチュ
エータ6に供給する。すると、このときの最大パイロッ
ト圧がシャトル弁10を介して導かれ、パイロットスイ
ッチ12がONになる。これにより、オートアイドル制
御部1aで設定される目標回転数N1が、アイドリング
回転数N10から比較的大きな回転数N11に復帰する。オ
ペレータが操作手段9を操作する代わりにオートアイド
ルスイッチ11をOFFにしてもよい。この場合も同様
である。これにより、最小値選択部1cでは常にスロッ
トル制御部1bからの目標回転数N2が指令値として選
択され、回転数制御装置23ではこのスロットル信号V
に対応した目標回転数N2に応じてエンジン2の回転数
を制御するようになる。そして、エンジン2の回転数は
これに追従してアイドリング回転数から通常の回転数に
復帰する。一方このとき、オートアイドル1aから馬力
制御部5bに出力されている傾転角切換信号S3がOF
Fになる。馬力制御部5bではこれに対応して、図2に
示す破線のテーブルから実線のテーブルを再び用いて、
そのときの吐出圧P2に応じて油圧ポンプ4の入力トル
クをエンジン2の出力トルク以下に制限するような目標
傾転角θ2を設定する。このときポジコン制御部5aに
おいても、図2に示すテーブルに基づき、パイロット圧
信号P1に対応した目標流量Q1になるような目標傾転角
θ1が設定され、最小値選択部5cでこれらθ2,θ1
うちの小さい方が最終的な目標傾転角である指令値とし
て選択される。すなわち、ポンプ目標傾転角の設定は、
アイドリング状態の制限から解放され、通常の馬力制御
及びポジコン制御による設定に復帰する。そして、この
指令値に応じてレギュレータ24で油圧ポンプ4の傾転
角が制御され、油圧ポンプ4の容量はこれに追従して小
容量から通常容量へと復帰する。
【0024】ここで、上記したように、アイドリング状
態から通常状態への復帰時においては、馬力制御部5b
は、図2中のテーブルで破線で示すような低吐出圧領域
で比較的小さな傾転角を設定する状態から、実線で示す
ような通常の傾転角を設定する状態へと移行することに
なる。ここにおいて、通常、回転数制御装置23で制御
されるときの実際のエンジン2の回転数の応答は比較的
遅く、レギュレータ24で制御されるときの実際の油圧
ポンプ4の押しのけ容積の応答よりも、追従のために長
い時間を要する。本実施形態の油圧駆動装置において
は、この応答時間の差に対応し、馬力制御部5bのテー
ブルを切り換える傾転角切換信号は、オペレータが制限
状態から通常状態に復帰させる(操作手段9を操作する
若しくはオートアイドルスイッチ11をOFFにする)
と同時にONからOFFに復帰するのでなく、復帰の時
から所定時間Tuが経過した後にOFFになる(図3参
照)。よって、エンジン2の回転数が十分に大きくなっ
て通常状態の目標回転数N2にほぼ等しくなった後に、
油圧ポンプ4の傾転角を通常時の目標傾転角に増大させ
ることができる。したがって、通常状態に復帰すると同
時に傾転角切換信号がOFFになり傾転角が増大してい
た従来のように、エンジン2の回転数が十分上がりきら
ないうちに油圧ポンプ4の傾転角が先に増大して吸収ト
ルクが大きくなってしまうことがなく、すなわち油圧ポ
ンプ4の吸収トルクが小さい状態でエンジン2の回転数
をすばやく増大させることができる。よって、エンジン
2の排気に黒煙が多くなったり、燃料消費量・騒音・振
動が増大したりするのを防止することができる。
【0025】なお、上記第1の実施形態においては、コ
ントローラ29の傾転角制御部5では、馬力制御部5b
で行う馬力制御と、ポジコン制御部5aで行うポジコン
制御とを組み合わせたが、これに限られず、ポジコン制
御に代えてネガコン制御等を行っても良い。この場合も
同様の効果を得る。
【0026】本発明の第2の実施形態を図4及び図5に
より説明する。本実施形態は、油圧式レギュレータを用
いる場合の実施形態である。第1の実施形態と同等の部
材には同一の符号を付す。本実施形態による建設機械の
油圧駆動装置の油圧回路図を図4に示す。図4におい
て、本実施形態が第1の実施形態と異なる主要な点は、
電子式のレギュレータ24及びコントローラ29内の傾
転角設定部5の機能を併せ持つ、いわゆる油圧式の傾転
角制御装置205が設けられていることである。すなわ
ち傾転角制御装置205は、公知の構成であり特に詳細
は図示しないが、電磁比例弁219を介したパイロット
ポンプ17からの圧油が導かれるとともにシャトル弁1
0を介した最大操作圧及び油圧ポンプ4の吐出圧が導か
れ、これによって第1の実施形態の図2で示した傾転角
設定部5に備えられたポジコン制御部5a、馬力制御部
5b、及び最小値選択部5cの機能を果たすようになっ
ている。また、これに応じて吐出圧センサ25及び操作
圧センサ26は省略されている。また、これに応じる形
でコントローラ228の制御内容が第1の実施形態のコ
ントローラ29と若干異なっている。この詳細を表すブ
ロック図を図5に示す。図5において、コントローラ2
28の制御機能は、図2に示した第1の実施形態のコン
トローラ29の回転数設定部1の機能と類似したものと
なっている。すなわち、コントローラ228は、オート
アイドル制御部1aとスロットル制御部1bとを備えて
おり、オートアイドル制御部1aは、オートアイドルス
イッチ11からの信号S1がオンの状態でパイロットス
イッチ12からの信号S2がオフになると、所定時間Te
だけ遅らせて、エンジン目標回転数N1を所定のアイド
リング回転数に落とす。そしてまたこのとき、傾転角切
換信号に相当する傾転角切換用駆動信号S4が電磁比例
弁219に出力されるが、この駆動信号S4が所定時間
d(但しTd<Te)だけ遅れてオン状態に切り換わ
り、電磁比例弁219で油圧信号に変換されて傾転角制
御装置205に送信される。一方スロットル制御部1b
は、図示するようなテーブルに基づいてスロットルレバ
ー13からのスロットル信号Vにほぼ比例したエンジン
目標回転数N2を算出し、N1,N2のうち小さい方が最
小値選択部1cで選択され、最終的なエンジン回転数指
令値として回転数制御装置23に出力される。
【0027】その他の構成及び動作は、第1の実施形態
とほぼ同様である。本実施形態によっても、第1の実施
形態と同様の効果を得る。
【0028】本発明の第3の実施形態を図6により説明
する。本実施形態は、エンジン外に設けたステッピング
モータを用いてエンジンの回転数を調整する場合の実施
形態である。第1及び第2の実施形態と同等の部材には
同一の符号を付す。本実施形態による建設機械の油圧駆
動装置の油圧回路図を図6に示す。図6において、本実
施形態が第2の実施形態と異なる主要な点は、エンジン
302がいわゆる電子制御型でなく、エンジン302内
に備えられたガバナレバー320を、ケーブル314を
介してエンジン302外のステッピングモータ322で
駆動し所定角度に変位させることによって回転数が制御
されることと、これに応じる形で、コントローラ327
からのエンジン回転数指令値を示す信号は、ステッピン
グモータ322に入力されることである。
【0029】その他の構成及び動作は、第2の実施形態
とほぼ同様である。本実施形態によっても、第1及び第
2の実施形態と同様の効果を得る。
【0030】本発明の第4の実施形態を図7により説明
する。本実施形態は、手動レバーによりエンジンの回転
数を調整する場合の実施形態である。第1〜第3の実施
形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形態に
よる建設機械の油圧駆動装置の油圧回路図を図7に示
す。図7において、本実施形態が第3の実施形態と異な
る主要な点は、エンジン402において、ガバナレバー
320にスプリング416を介してガバナ駆動用リンク
421が接続されており、このガバナ駆動用リンク42
1にケーブル314を介してスロットルレバー413が
連結されていることと、ガバナレバー320を駆動する
ために備えられた油圧シリンダ415に補助ポンプ17
からの圧油を制御しつつ供給するための電磁比例弁41
8が設けられていることである。
【0031】また、これに応じる形でコントローラ40
1の制御内容が異なっている。この詳細を表す図を図8
に示す。図8において、コントローラ401の制御機能
は、図3に示した第1の実施形態のオートアイドル制御
部1aの機能と類似したものとなっている。すなわち、
コントローラ401は、オートアイドルスイッチ11か
らの信号S1がオンの状態でパイロットスイッチ12か
らの信号S2がオフになると、所定時間Teだけ遅らせ
て、エンジン目標回転数N1を所定のアイドリング回転
数に落とすように、電磁比例弁418に目標回転数指示
用駆動信号S5を出力する。そしてまたこのとき、電磁
比例弁219に出力される傾転角切換用駆動信号S4
所定時間Td(但しTd<Te)だけ遅れてオン状態に切
り換わり、電磁比例弁219で油圧信号に変換されて傾
転角制御装置205に送信される。
【0032】ここで、エンジン402における目標回転
数の選択・設定は以下のようになる。すなわち、スロッ
トルレバー413、ガバナレバー320、ガバナ駆動用
リンク421はすべて、図中A方向がエンジン2の回転
数の増大方向、B方向がエンジン回転数の減少方向とな
っている。エンジン2の回転数は、最終的にはガバナレ
バー320の変位角度によって決定されるが、このガバ
ナレバー320を、油圧シリンダ415側からと、スプ
リング416・ガバナ駆動用リンク421・ケーブル3
14を介したスロットルレバー413側からの両方から
駆動可能であることから、それぞれの目標回転数の指示
がどのように選択されるかが重要となる。
【0033】(1)スロットルレバー413による目標
回転数<油圧シリンダ415による目標回転数の場合 すなわち、この場合は、油圧シリンダ415が伸長して
ガバナレバー320を図示A方向に変位させる力より
も、スロットルレバー413によるA方向変位の力の方
が大きいので、後者の力のみによって、ガバナレバー3
20はガバナ駆動用リンク421とともに大きくA方向
に変位し、エンジン402は、スロットルレバー413
による目標回転数となる。 (2)油圧シリンダ415による目標回転数<スロット
ルレバー413による目標回転数の場合 すなわち、この場合は、スロットルレバー413が引っ
張ってガバナレバー320を図示A方向に変位させる力
よりも、油圧シリンダ415が伸長してA方向に変位さ
せる力の方が大きいので、スプリング416をたわませ
つつ、ガバナレバー320はガバナ駆動用リンク421
よりも大きくA方向に変位する。したがって、エンジン
402は、油圧シリンダ415による目標回転数とな
る。
【0034】上記(1)(2)より、結局、エンジン4
02の回転数は、油圧シリンダ415による目標回転数
とスロットルレバー413による目標回転数とのうち、
小さい方になるように調整されることから、第2の実施
形態の図5中に示した最小値選択部1cの機能を果たし
ていることがわかる。その他の構成及び動作は、第3の
実施形態とほぼ同様である。本実施形態によっても、第
1〜第3の実施形態と同様の効果を得る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、目標押しのけ容積設定
手段は、切換手段が制限状態から通常状態に切り換えら
れると同時に第2の目標押しのけ容積の設定状態から第
1の目標押しのけ容積の設定状態へと移行するのでな
く、切換手段が制限状態から通常状態に切り換えられた
ときから所定の時間遅れが経過した後に、第1の目標押
しのけ容積の設定状態へと移行する。よって、エンジン
の回転数が十分に大きくなって第1の目標回転数にほぼ
等しくなった後に、油圧ポンプの押しのけ容積を第1の
目標押しのけ容積へと増大させることができる。したが
って、切換手段が通常状態に切り換えられると同時に押
しのけ容積設定手段が第1の目標押しのけ容積設定状態
へと移行していた従来のように、エンジン回転数が十分
上がりきらないうちにポンプ押しのけ容積が先に増大し
て吸収トルクが大きくなってしまうことがなく、油圧ポ
ンプの吸収トルクが小さい状態でエンジン回転数を増大
させることができる。よって、エンジンの回転数が上が
りにくくなって排気に黒煙が多くなったり、燃料消費量
・騒音・振動が増大したりするのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による建設機械の油圧
駆動装置の油圧回路図である。
【図2】図1に示されたコントローラの制御機能の詳細
を表すブロック図である。
【図3】図2に示されたオートアイドル制御部における
制御詳細を表す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による建設機械の油圧
駆動装置の油圧回路図である。
【図5】図4に示されたコントローラの制御機能の詳細
を表すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による建設機械の油圧
駆動装置の油圧回路図である。
【図7】本発明の第4の実施形態による建設機械の油圧
駆動装置の油圧回路図である。
【図8】図4に示されたコントローラの制御機能の詳細
を表す図である。
【図9】従来技術による建設機械の油圧駆動装置の油圧
回路図である。
【図10】図9に示された傾転角設定装置及び回転数設
定装置の制御機能の詳細を表すブロック図である。
【図11】図10に示されたオートアイドル制御部にお
ける制御詳細を表す図である。
【符号の説明】
1 回転数設定部(エンジン回転数設定手
段) 2 エンジン 4 油圧ポンプ 5 傾転角設定部(押しのけ容積設定手
段) 6 アクチュエータ 7 負荷 8 方向切換弁 9 操作手段 10 シャトル弁 11 オートアイドルスイッチ(切換手
段) 12 パイロットスイッチ(切換手段) 13 スロットルレバー(回転数操作手
段) 17 補助ポンプ 23 回転数制御装置(エンジン制御手
段) 24 レギュレータ(ポンプ制御手段) 25 吐出圧センサ 26 操作圧センサ 29 コントローラ 205 傾転角制御装置 219 電磁比例弁 228 コントローラ 302 エンジン 314 ケーブル 320 ガバナレバー 322 ステッピングモータ 327 コントローラ 401 コントローラ 402 エンジン 413 スロットルレバー 415 油圧シリンダ 416 スプリング 418 電磁比例弁 421 ガバナ駆動用リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/00 F15B 11/00 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンによって駆動
    される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから
    吐出される圧油によって駆動するアクチュエータと、前
    記油圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油
    の流れを制御する方向切換弁と、この方向切換弁のスト
    ローク量を制御する切換弁操作手段と、前記エンジンの
    回転数をアイドリング回転数に制限する制限状態及びこ
    の制限を行わない通常状態の切り換えを行う切換手段
    と、この切換手段が通常状態に切り換えられているとき
    に前記エンジンの第1の目標回転数を演算する第1の目
    標回転数演算手段、及び前記切換手段が制限状態に切り
    換えられているときに前記第1の目標回転数よりも小さ
    い値である第2の目標回転数を演算する第2の目標回転
    数演算手段を備えたエンジン回転数設定手段と、このエ
    ンジン回転数設定手段で設定された前記第1及び第2の
    目標回転数に応じて前記エンジンの回転数を制御するエ
    ンジン制御手段と、前記切換手段が通常状態に切り換え
    られているときに前記油圧ポンプの入力トルクを前記エ
    ンジンの出力トルク以下に制限する前記油圧ポンプの第
    1の目標押しのけ容積を演算する第1の目標押しのけ容
    積演算手段、及び前記切換手段が制限状態に切り換えら
    れているときに前記油圧ポンプの低吐出圧領域で前記第
    1の目標押しのけ容積よりも小さい値となる第2の目標
    押しのけ容積を演算する第2の目標押しのけ容積演算手
    段を備えた押しのけ容積設定手段と、この押しのけ容積
    設定手段で設定された前記第1及び第2の目標押しのけ
    容積に応じて前記油圧ポンプの押しのけ容積を制御する
    ポンプ制御手段とを有する建設機械の油圧駆動装置にお
    いて、 前記押しのけ容積設定手段は、前記切換手段が制限状態
    から通常状態に切り換えられたときには、その切り換え
    られたときから所定の時間遅れを経た後に、前記第2の
    目標押しのけ容積の設定状態から第1の目標押しのけ容
    積の設定状態に移行することを特徴とする建設機械の油
    圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記切換手段は、前記切換弁操作手段の操作
    状態・非操作状態を検出する操作状態検出手段と、エン
    ジン回転数をアイドリング回転数に切り換え可能とする
    ためのオートアイドルスイッチとを備えており、前記オ
    ートアイドルスイッチがONでかつ前記操作状態検出手
    段で切換弁操作手段の非操作状態が検出されたときに
    は、前記エンジンの回転数を前記アイドリング回転数に
    制限し、前記オートアイドルスイッチがOFFであると
    き、及び前記オートアイドルスイッチがONでかつ前記
    操作状態検出手段で前記切換弁操作手段の操作状態が検
    出されたときには、前記エンジンの回転数に前記制限を
    解除することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記エンジンの回転数を操作するための回転
    数操作手段と、この回転数操作手段の操作量を検出する
    回転数操作量検出手段とをさらに有し、かつ、前記エン
    ジン回転数設定手段は、前記回転数操作量検出手段で検
    出された操作量に応じて前記エンジンの第3の目標回転
    数を演算する第3の目標回転数演算手段と、前記第1〜
    第3の目標回転数のうち最小のものを選択して前記エン
    ジン制御手段に出力する最小目標回転数選択手段とをさ
    らに備えていることを特徴とする建設機械の油圧駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置
    において、前記切換弁操作手段の操作量を検出する切換
    弁操作量検出手段をさらに有し、かつ、前記押しのけ容
    積設定手段は、前記切換弁操作量検出手段で検出された
    操作量に応じて前記油圧ポンプの第3の目標押しのけ容
    積を演算する第3の目標押しのけ容積演算手段と、前記
    第1〜第3の目標押しのけ容積のうち最小のものを選択
    して前記ポンプ制御手段に出力する最小押しのけ容積選
    択手段とをさらに備えていることを特徴とする建設機械
    の油圧駆動装置。
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