JP4064019B2 - 建設機械のエンジン制御装置 - Google Patents

建設機械のエンジン制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4064019B2
JP4064019B2 JP27217799A JP27217799A JP4064019B2 JP 4064019 B2 JP4064019 B2 JP 4064019B2 JP 27217799 A JP27217799 A JP 27217799A JP 27217799 A JP27217799 A JP 27217799A JP 4064019 B2 JP4064019 B2 JP 4064019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
rotational speed
speed
target
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27217799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001090577A (ja
Inventor
陽一 古渡
繁哉 今野
健 飯島
正雄 西村
剛志 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP27217799A priority Critical patent/JP4064019B2/ja
Publication of JP2001090577A publication Critical patent/JP2001090577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4064019B2 publication Critical patent/JP4064019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に備えられるエンジンの制御装置に係わり、特にアクチュエータが非作動になるとエンジンの目標回転数を低下させる建設機械のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベル等の建設機械は、一般に、原動機としてディーゼルエンジンを備え、このエンジンにより油圧ポンプを回転駆動し、油圧ポンプから吐出した圧油により油圧アクチュエータを駆動し、必要な作業を行っている。
【0003】
また、オペレータは操作レバーやペダルを動かし、パイロットポンプからのパイロット油圧を方向切換弁に導き、方向切換弁を動かすことによって油圧アクチュエータの動作を制御している。
【0004】
ディーゼルエンジンに対しては入力手段、例えばエンジンコントロールダイヤルが設けられ、エンジンコントロールダイヤルで目標とするエンジン回転数が指示される。エンジンコントロールダイヤルの指示は電圧で与えられコントローラに入力される。コントローラはその指示(電圧)に基づき演算によってディーゼルエンジンの目標回転数を求め、この目標回転数に応じて燃料噴射量を制御し、エンジン回転数を制御する。
【0005】
従来の建設機械のエンジン制御装置では、エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数にダイレクトにエンジン回転を追従させるのが一般的である。
【0006】
これに対し、オートアイドル制御と呼ばれるエンジン制御を行うものが知られており、その一例が特開平10−122003号公報に示されている。オートアイドル制御の概要は次のようである。
【0007】
(1) 油圧アクチュエータの作動時は、エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数でエンジンを回転させる。
【0008】
(2) 油圧アクチュエータが非作動になると、ある一定の時間(例えば3.5秒)それまでのエンジン回転を保持した後、エンジン回転を急速にオートアイドルの目標回転数(例えば1200rpm)まで下げる。
【0009】
(3) 油圧アクチュエータが再び作動すると、再びエンジン回転数をエンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数まで上昇させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
【0011】
エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数にダイレクトにエンジン回転を追従させる従来の一般的なエンジン制御装置では、エンジン回転が高回転数域にあり、かつオペレータが油圧ショベルの操作を行っていないときは、
1)油圧アクチュエータが非作動状態でもエンジン回転が高いため、無駄に燃料が消費される;
2)エンジン回転が高く、エンジン冷却ファンの回転数も高く、その分騒音が大きくなる;
という問題が発生する。
【0012】
特開平10−122003号公報に示されるようなオートアイドル制御を行うエンジン制御装置では、アクチュエータの非作動後、一定時間経過後、エンジン回転をアイドル回転数まで自動的に下げるので、上記1)及び2)のような問題はない。しかし、オートアイドル制御では、エンジン回転はアイドル回転数まで下がるので、エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数が定格回転数等の高回転である場合は、エンジン回転の下げ量が大きくなり、これに伴いエンジン回転復帰時の上げ量も大きくなり、このため、
3)エンジン回転の変化をオペレータが感じ易くなり、オペレータに違和感を与える;
4)油圧アクチュエータに負荷がかかっている状態でアクチュエータの作動を再開すると、エンジンに負荷がかかった状態でエンジン回転数が上昇するため、 急にエンジンが吹き上がり、エンジン排気に黒煙が混じる;
などの問題を生じる。
【0013】
本発明の目的は、非操作時にエンジン回転を下げ、燃費及び騒音を低減できると共に、エンジン回転変化時の違和感が少なく操作フィーリングが良く、かつ操作開始後の黒煙の発生も少ない建設機械のエンジン制御装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンの目標回転数を指示する回転数指示手段と、前記エンジンにより液圧駆動されるアクチュエータの作動を検出する作動検出手段と、前記アクチュエータが非作動になると前記エンジンの目標回転数を第1回転数まで下げ、前記アクチュエータが作動すると前記エンジンの目標回転数を前記回転数指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第1回転数制御手段とを備え、最終目標回転数に応じて前記エンジンの回転数を制御する建設機械のエンジン制御装置において、前記回転数指示手段により指示された目標回転数が、予め定めた第2の回転数よりも高いとき、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記第1回転数よりも高い前記第2回転数まで下げ、前記アクチュエータが作動すると前記エンジンの目標回転数を前記回転数指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第2回転数制御手段と、前記第1回転数制御手段の目標回転数としての前記第1回転数と前記第2回転数制御手段の目標回転数としての前記第2回転数のいずれか一方を選択し前記最終目標回転数とする選択手段とを備え、前記選択手段は、前記回転数指示手段により指示された目標回転数が前記第2回転数よりも低いときに、前記アクチュエータが非作動になると、前記第2回転数を選択せずに、前記第1回転数を前記最終目標回転数として選択することを特徴とする。
【0015】
このように第2回転数制御手段と選択手段を設け、第1回転数制御手段の目標回転数と第2回転数制御手段の目標回転数のいずれか一方を選択し最終目標回転数とすることにより、第2回転数制御手段の目標回転数を選択した場合は、アクチュエータが非作動になると、第1回転数よりも高い第2回転数にエンジン回転数を下げるため、燃費及び騒音を低減できると共に、エンジン回転の下げ量及びエンジン回転復帰時の上げ量が小さくなるので、エンジン回転変化時の違和感が少なくなり操作フィーリングが良好となる。また、エンジン回転復帰時の上げ量が少なくなるので、アクチュエータに負荷がかかっている状態でアクチュエータの作動を再開しても、エンジンの急な吹き上がりを緩和し、黒煙の発生を低減する。
【0016】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を徐々に下げる。
【0017】
これによりエンジン回転数を滑らかに下げることが可能となり、オペレータにエンジン回転の変化が分かり難くなるため、エンジン回転低下時の違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好となる。
【0018】
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが非作動になると、ある時間経過した後、前記エンジンの目標回転数を下げる。
【0019】
これによアクチュエータの非作動がある時間継続しないと、エンジン回転数を下げないため、砂利撒きや土破打ち作業等の操作レバー往復操作により一瞬の中立状態が発生する場合、エンジン回転数が下がり、オペレータに対するフィーリングを悪くすることを避けることができる。
【0020】
(4)また、上記(1)〜(3)において、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記第2回転数として定格回転数より低く、前記第1回転数より高い所定の回転数を予め設定しておき、前記回転数指示手段が指示する目標回転数が前記第2回転数よりも高いときに、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記所定の回転数まで下げる。
【0021】
これにより上記所定の回転数をある程度の作業量を確保できる回転数に設定しておくことで、前記回転数指示手段が指示する目標回転数が前記第2回転数よりも高いときは、エンジン回転数は当該所定の回転数以下には下がらず、エンジン回転数を下げない場合と同等の作業性、作業量を確保できる。
【0022】
(5)上記(1)〜(3)において、前記第2回転数制御手段は、前記エンジンの目標回転数の下げ量を予め設定しておき、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記下げ量だけ下げるようにしてもよい。
【0023】
これにより前記回転数指示手段が指示する目標回転数がいずれであっても、第2回転数制御手段による制御が行え、かつ上記下げ量をオペレータに違和感を与えない範囲で設定しておくことで、上記のようにエンジン回転変化時の違和感が少なくなり、操作フィーリングが良好になる。
【0024】
(6)また、上記(1)〜(3)において、好ましくは、前記第1回転数制御手段による制御を行うかどうかを選択する入力手段を更に備え、前記選択手段は、前記入力手段が前記第1回転数制御手段による制御を行うことを選択したとき、前記第1回転数制御手段の目標回転数と前記第2回転数制御手段の目標回転数の小さい方を選択する。
【0025】
これにより入力手段で第1回転数制御手段による制御を行うことを選択したときは、選択手段で第1回転数制御手段の目標回転数と第2回転数制御手段の目標回転数の小さい方が選択されるため、第1回転数制御手段による制御と第2回転数制御手段による制御とを組み合わせた制御が行え、アクチュエータが非作動になると、事前に第1回転数よりも高い第2回転数までエンジン回転数を下げ、その後第2回転数までエンジン回転数を下げることとなり、その結果燃費が良くなりかつ騒音が低減する。
【0026】
(7)更に、上記(1)〜(3)において、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが作動すると前記回転数指示手段が指示する目標回転数に徐々に復帰させる。
【0027】
これによりエンジン回転数を滑らかに復帰させることが可能となり、オペレータにエンジン回転の変化が更に分かり難くなるため、エンジン回転復帰時の違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好となる。また、エンジン回転復帰時の黒煙の発生を更に低減する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。以下の実施形態では、建設機械として油圧ショベルを例にとり説明する。
【0029】
図1において、1はメインポンプとして設けられた例えば斜板式の可変容量型の油圧ポンプであり、油圧ポンプ1は方向切換弁2を介して油圧アクチュエータ3に接続されている。油圧ポンプ1から吐出した圧油は方向切換弁2を介して油圧アクチュエータに供給され、方向切換弁2を操作することによりアクチュエータ3に供給される圧油の方向と流量を制御し、油圧アクチュエータ3の動作を制御する。油圧アクチュエータ3は例えば油圧ショベルのフロントを駆動するブームシリンダ等のアクチュエータであり、油圧アクチュエータ3の動作を制御することで必要な作業を行う。
【0030】
5は固定容量型のパイロットポンプであり、パイロットポンプ5の吐出路5aにパイロットリリーフ弁6が設けられ、パイロットポンプ5の吐出圧力を一定圧に保持している。
【0031】
方向切換弁2はパイロット切換式であり、操作レバー装置7からのパイロット圧により切換操作される。操作レバー装置7は、操作レバー7aと1対のパイロット弁(減圧弁)7b,7cを有し、操作レバー7aを操作すると、その操作方向に応じて対応するパイロット弁7b又は7cが作動し、パイロットポンプ5の吐出圧力を基に操作レバー7aの操作量に応じたパイロット圧が生成される。
【0032】
つまり、オペレータが操作レバー7aを動かしパイロット弁7bを下げると、パイロット弁7bで生成されたパイロット圧が方向切換弁2のメインスプール2aを図示右方に動かし、油圧アクチュエータ3のピストン3aを図示下方に動かす。オペレータが操作レバー7aを動かしパイロット弁7cを下げると、パイロット弁7cで生成されたパイロット圧が方向切換弁2のメインスプール2aを図示左方に動かし、油圧アクチュエータ3のピストン3aを図示上方に動かす。
【0033】
油圧ポンプ1及びパイロットポンプ5は原動機10の出力軸11に接続され、原動機10により回転駆動される。
【0034】
原動機10はディーゼルエンジンであり、メカニカルガバナ機構のガバナレバー12をモータ13で動かすことにより燃料噴射量が制御され、エンジン回転が制御される。
【0035】
以上のような油圧駆動装置に本発明のエンジン制御装置が設けられている。このエンジン制御装置はエンジン10の目標回転数を指示するエンジンコントロールダイヤル20を有し、エンジンコントロールダイヤル20の指示信号は電圧で与えられコントローラ21に入力される。コントローラ21は演算によってエンジン10の目標回転数を求め、目標回転数に応じてモータ13を制御し、ガバナレバー12を動かす。エンジン10の回転数は、メインの油圧ポンプ1から受ける負荷で変動する。エンジン回転数が変動するとメカニカルガバナ機構が作動し、エンジンコントロールダイヤル20から指示される目標回転数に維持する。
【0036】
また、エンジン制御装置はオートアイドル制御を行うかどうかを選択するモードスイッチ22と、信号ライン24の圧力を検出してアクチュエータ3の作動を検出する圧力スイッチ23とを有し、これらの信号もコントローラ21に入力される。
【0037】
モードスイッチ22はOFF位置とON位置との間で切り換え可能であり、ON位置に切り換えられるとON信号を出力し、オートアイドル制御を選択する。
【0038】
圧力スイッチ23が圧力を検出する信号ライン24は、一端が固定絞り25を介してパイロットポンプ5の吐出路5aに接続され、他端は方向切換弁2のメインスプール2aと連動するサブスプール26を介してタンク15に接続されている。サブスプール26は、方向切換弁2が中立位置にあるときは開位置Aにあり、信号ライン24をタンク15に連通させることで、信号ライン24の作動油をタンク15に流し信号ライン24の圧力はタンク圧(低圧)にする。また、サブスプール26は、方向切換弁2が中立位置から切り換えられると閉位置B,Cに移動し、信号ライン24とタンク15の連通を遮断し、信号ライン24の圧力をパイロットポンプ5の吐出圧力(高圧)まで上昇させる。
【0039】
これにより油圧アクチュエータ3が非作動状態にあるときは信号ライン24の圧力は低圧であり、油圧アクチュエータ3が作動状態にあるときは信号ライン24の圧力が高圧であり、油圧アクチュエータ3が非作動状態から作動状態になると信号ライン24の圧力は低圧から高圧に変化し、油圧アクチュエータ3が作動状態から非作動状態になると信号ライン24の圧力は高圧から低圧に変化するので、圧力スイッチ23で信号ライン24の圧力を検出することによりアクチュエータ3の作動を検出することができる。
【0040】
コントローラ21の処理機能を図2に機能ブロック図で示す。
【0041】
図2において、コントローラ21は、オートアイドル制御部21a、エコロジー制御部21b、最小値選択部21cの各機能を有している。
【0042】
オートアイドル制御部21aの処理機能を図3にフローチャートで示す。オートアイドル制御部21aは以下のステップ1〜6の各処理を行う。
【0043】
ステップ1
エンジンコントロールダイヤル20の指示信号(以下、ダイヤル指示信号という)、モードスイッチ22の信号(以下、モードスイッチ信号という)、圧力スイッチ23の信号(以下、圧力スイッチ信号という)を入力する。
【0044】
ステップ2
モードスイッチ信号がONかどうかを判断し、ONでなければオートアイドル制御が選択されていないと認識しステップ3に進み、ONであればオートアイドル制御が選択されていると認識しステップ4に進む。
【0045】
ステップ3
オートアイドル制御部21aの目標回転数をダイヤル指示信号が指示する目標回転数とする。即ち、
NOA=Na
NOA:オートアイドル制御部21aの目標回転数
Na:ダイヤル指示の目標回転数
ステップ4
圧力スイッチ信号がOFFかどうかを判断し、OFFでなければ油圧アクチュエータ3が作動状態であると認識し上記ステップ3に進み、ONであれば油圧アクチュエータが非作動状態であると認識しステップ5に進む。
【0046】
ステップ5
圧力スイッチ信号がOFFになってから所定時間、例えば5秒経過したかどうかを判断し、所定時間経過していなければ上記ステップ3に進み、所定時間経過していれば、ステップ6に進む。
【0047】
ステップ6
オートアイドル制御部21aの目標回転数をオートアイドル制御の目標回転数1200rpmとする。即ち、
NOA=1200rpm
エコロジー制御部21bの処理機能を図4にフローチャートで示す。エコロジー制御部21bは以下のステップ10〜17の各処理を行う。
【0048】
ステップ10
ダイヤル指示信号及び圧力スイッチ信号を入力する。
【0049】
ステップ11
ダイヤル指示信号の指示回転数がエコロジー制御の基準となるエンジン回転数、例えば2000rpm以上かどうかを判断し、2000rpm以上でなければステップ12に進み、2000rpm以上であればステップ13に進む。
【0050】
ここで、エコロジー制御の基準となるエンジン回転数はエンジン回転数が定格(最大)の2200rpmにあるとき比べ燃費や騒音が低減し、しかもある程度の作業量を確保できる回転数であり、例えば上記の2000rpmである。
【0051】
ステップ12
エコロジー制御部21bの目標回転数をダイヤル指示信号の指示回転数とする。即ち、NOE=Na
NOE:エコロジー制御部21bの目標回転数
Na:ダイヤル指示の目標回転数
ステップ13
圧力スイッチ信号がOFFかどうかを判断し、OFFでなければ油圧アクチュエータ3が作動状態であると認識し上記ステップ12に進み、ONであれば油圧アクチュエータが非作動状態であると認識しステップ14に進む。
【0052】
ステップ14
圧力スイッチ信号がOFFになってから所定時間、例えば1秒経過したかどうかを判断し、所定時間経過していなければ上記ステップ12に進み、所定時間経過していれば、ステップ15に進む。
【0053】
ステップ15
エコロジー制御部21bで前回の演算サイクルで演算した目標回転数NOEが2000rpm以上かどうかを判断し、2000rpm以上であればステップ16に進み、2000rpm以上でなければステップ17に進む。
【0054】
ステップ16
エコロジー制御部21bの目標回転数を徐々に下げるため、前回演算サイクルのNOEから所定回転数ΔNを差し引いた値をエコロジー制御部21bの目標回転数とする。即ち、
NOE=前回NOE−ΔN
ここで、例えば演算サイクルタイムを0.2秒とすると、ΔN=10rpmと設定する。この場合、エンジン回転は50rpm/秒の速度で低下する。
【0055】
ステップ17
エコロジー制御部21bの目標回転数を2000rpmとする。即ち、
NOE=2000rpm
最小値選択部21cは以上のようにして演算されたオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、コントローラ21の目標回転数とする。目標回転数NOAと目標回転数NOEが等しい場合は、そのいずれか一方を選択するよう予め定めておけばよく、本実施形態では、便宜上目標回転数NOEを選択するよう定めておく。その結果、モードスイッチ22の指示信号がOFF時はオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAはダイヤル指示の目標回転数Naとなり、NOA≧NOEとなるため、コントローラ21の目標回転数はエコロジー制御部21bの目標回転数NOEになる。
【0056】
以上のように構成したエンジン制御装置の動作を図5に示すタイムチャートを用いて説明する。
【0057】
図5において、(a)は圧力スイッチ23の出力の時間的変化であり、ONが油圧アクチュエータ3の作動時、OFFが油圧アクチュエータ3の非作動時である。(b)はエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの時間的変化であり、モードスイッチ22の指示信号がOFF時(オートアイドル制御の非選択時)におけるコントローラ21の目標回転数の時間的変化に一致する。(c)はモードスイッチ22の指示信号がON時(オートアイドル制御の選択時)におけるオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAの時間的変化であり、(d)はそのときのコントローラ21の目標回転数の時間的変化である。
【0058】
モードスイッチ信号OFF時
モードスイッチ22の指示信号がOFFのときは、上記のようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAはエンジンコントロールダイヤル20が指示する目標回転数Naで、NOA≧NOEとなるため、エコロジー制御部21bの目標回転数NOEがコントローラ21の目標回転数になる。この場合、エコロジー制御部21bでは図5(b)に示すように目標回転数NOEが演算され、次のようにエコロジー制御が行われる。
【0059】
エコロジー制御
(1)エンジンコントロールダイヤル20の指示が定格の2200rpmの時
1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作し、定格の2200rpmの目標回転数を指示しているとする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン10は2200rpmで回転する。
【0060】
1-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0061】
1-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
【0062】
(2)エンジンコントロールダイヤル20の指示が2100rpmの時
2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2100rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回転する。
【0063】
2-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2100rpmから2000rpmまで2秒かけて目標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0064】
2-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
【0065】
(3)エンジンコントロールダイヤル20の指示が1900rpmの時
3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの1900rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回転する。
【0066】
3-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にしても、目標回転数は1900rpmのままであり、エンジン10は1900rpmで回転し続ける。
【0067】
3-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動したときも、目標回転数は1900rpmのままであり、エンジン10は1900rpmで回転する。
【0068】
モードスイッチ信号ON時
モードスイッチ22の指示信号がONのときは、最小値選択部21cでオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択してコントローラ21の目標回転数とするため、エコロジー制御とオートアイドル制御を組み合わせた制御がなされる。この場合、エコロジー制御部21bで演算される目標回転数NOEの変化は上記の如く図5(b)に示すようである。また、オートアイドル制御部21aでは図5(c)に示すように目標回転数NOAが演算される。
【0069】
オートアイドル制御
エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作し、定格の2200rpmの目標回転数を指示しているとする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOA=Naとなる。
【0070】
上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2200rpmに5秒間保持し、その後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下する。
【0071】
上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOA=Naとなり、2200rpmに復帰する。
【0072】
エコロジー制御+オートアイドル制御
最小値選択部21cでは図5(d)に示すようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択してコントローラ21の目標回転数とし、次のようにエコロジー制御とオートアイドル制御を組み合わせた制御を行う。
【0073】
(1)エンジンコントロールダイヤル20の指示が定格の2200rpmの時
1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作し、定格の2200rpmの目標回転数を指示しているとする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン10は2200rpmで回転する。
【0074】
1-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0075】
1-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
【0076】
(2)エンジンコントロールダイヤル20の指示が2100rpmの時
2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2100rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回転する。
【0077】
2-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2100rpmから2000rpmまで2秒かけて目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0078】
2-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
【0079】
(3)エンジンコントロールダイヤル20の指示が1900rpmの時
3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの1900rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回転する。
【0080】
3-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にしても、目標回転数は1900rpmのままであり、目標回転数を1900rpmに5秒間保持し、その後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0081】
3-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
【0082】
以上のように本実施形態では、モードスイッチ22の指示信号をOFFにしてオートアイドル制御を解除した場合は、油圧アクチュエータ3が一定時間作動されないとき、つまり油圧ショベルが一定時間操作されないとき、アイドル回転数(1200rpm)よりも高い2000rpm(ある程度作業量を確保できる回転数)までエンジン回転数を徐々に下げ、油圧ショベルを操作するとエンジン回転数をエンジンコントロールダイヤル20が指示する目標回転数に直ちに復帰させるものとなり、次のような効果が得られる。
【0083】
(1)油圧ショベルの非操作時、エンジン回転を下げ、燃費を低減できる。
【0084】
(2)油圧ショベルの非操作時、エンジン回転を下げ、騒音を抑えることができる。
【0085】
(3)油圧ショベルの非操作が一定時間継続しないと、エンジン回転を下げないため、砂利撒きや土破打ち等の操作レバー往復操作により一瞬の中立状態が発生する場合、エンジン回転が下がり、オペレータに対するフィーリングを悪くすることを避けることができる。
【0086】
(4)油圧ショベルの非操作時、エンジン回転数の下げ量が少なく、これに伴いエンジン回転数復帰時の上げ量も少ないので、エンジン回転の変化をオペレータが感じ難くなり、エンジン回転フィーリングを良くできる。
【0087】
(5)油圧ショベルの非操作時、エンジン回転を徐々に下げるので、エンジン回転の変化をオペレータが更に感じ難くなり、エンジン回転フィーリングを更に良くできる。
【0088】
(6)油圧ショベルを非操作状態から操作した時、エンジン回転数の上げ量が少ないので、油圧アクチュエータ3に負荷がかかっていても、エンジンの急な吹き上がりは緩和され、黒煙の発生が低減する。
【0089】
(7)油圧ショベルを非操作状態から操作した時、エンジン回転数の上げ量が少ないので、レスポンスが良好となり、操作性、作業性が向上する。
【0090】
(8)油圧ショベルを非操作状態から操作した時、エンジン回転数はある程度作業量を確保できる回転数である2000rpmから上昇するので、エンジン回転数を下げない場合と同等の作業性、作業量を確保することができる。
【0091】
また、本実施形態では、モードスイッチ22の指示信号をONにしてオートアイドル制御を入れた場合は、エコロジー制御とオートアイドル制御が同時に行われるため、油圧ショベルが一定時間操作されない時は、エンジン回転数を徐々に下げた後、オートアイドル制御の目標回転数まで下げるものとなり、これにより次のような効果が得られる。
【0092】
(9)従来のオートアイドル制御では、油圧ショベルを操作状態から非操作にすると、一定時間、それまでのエンジン回転を保持するため(図5(c))、この間の燃料消費が無駄でかつ騒音も大きくなる。これに比べ、本実施形態では、エコロジー制御と組み合わせ、エンジン回転数を徐々に下げることで燃費が良くなり、かつ騒音が低減する。
【0093】
本発明の第2の実施形態を図6及び図7により説明する。本実施形態はエコロジー制御でエンジン回転数を下げるとき下げ量を予め定めておき、その下げ量だけ徐々に下げるものである。
【0094】
本実施形態のエンジン制御装置の装置構成及びコントローラの機能構成は第1の実施形態と同じであり、コントローラの機能構成中、図2に示すエコロジー制御部21bの処理機能が次の点で第1の実施形態と異なる。
【0095】
エコロジー制御部21bの処理機能を図6にフローチャートで示す。エコロジー制御部21bはステップ10〜14,15A,16,17Aの各処理を行う。ステップ10〜14,16の処理は図4に示した第1の実施形態のものと同じである。ステップ15A,17Aでは次の処理を行う。
【0096】
ステップ15A
エコロジー制御部21bでステップ15Aに進んでから所定の時間、例えば4秒経過したかどうかを判定し、4秒経過していなければ、ステップ16Aに進み、4秒経過していればステップ17Aに進む。
【0097】
なお、ステップ16では、前述したように、エコロジー制御部21bの目標回転数を徐々に下げるため、前回演算サイクルのNOEから所定回転数ΔNを差し引いた値をエコロジー制御部21bの目標回転数とする。即ち、
NOE=前回NOE−ΔN
ここで、ステップ16の処理はステップ15Aにより4秒間継続するため、その間のΔNの累積が目標回転数の下げ量となる。ΔNは等が下げ量がオペレータに違和感を与えない範囲で設定する。例えば、ば演算サイクルタイムを0.2秒とすると、ΔN=10rpmと設定する。この場合、エンジン回転は50rpm/秒の速度で低下し、下げ量は200rpmとなる。
【0098】
ステップ17A
エコロジー制御部21bの目標回転数を前回の演算サイクルで計算した目標回転数とする。即ち、
NOE=前回NOE
最小値選択部21cは、上述したようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、コントローラ21の目標回転数とする。
【0099】
以上のように構成したエンジン制御装置の動作を図7に示すタイムチャートを用いて説明する。図7において、(b)及び(d)のエコロジー制御に係わる部分の動作が第1の実施形態と異なっている。
【0100】
本実施形態では、モードスイッチ22の指示信号がOFFのとき、図7(b)に示すようにエコロジー制御部21bで目標回転数NOEが演算され、エコロジー制御が行われる。
【0101】
エコロジー制御
(1)エンジンコントロールダイヤル20の指示が定格の2200rpmの時
1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作し、定格の2200rpmの目標回転数を指示しているとする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン10は2200rpmで回転する。
【0102】
1-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0103】
1-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
【0104】
(2)エンジンコントロールダイヤル20の指示が2100rpmの時
2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2100rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回転する。
【0105】
2-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2100rpmから1900rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0106】
2-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
【0107】
(3)エンジンコントロールダイヤル20の指示が1900rpmの時
3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの1900rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回転する。
【0108】
3-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を1900rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、1900rpmから1700rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0109】
3-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
【0110】
また、モードスイッチ22の指示信号がONのときは、図7(d)に示すようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、エコロジー制御とオートアイドル制御を組み合わせた制御がなされる。
【0111】
エコロジー制御+オートアイドル制御
(1)エンジンコントロールダイヤル20の指示が定格の2200rpmの時
1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作し、定格の2200rpmの目標回転数を指示しているとする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン10は2200rpmで回転する。
【0112】
1-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0113】
1-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
【0114】
(2)エンジンコントロールダイヤル20の指示が2100rpmの時
2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの2100rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回転する。
【0115】
2-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、2100rpmから1900rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0116】
2-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
【0117】
(3)エンジンコントロールダイヤル20の指示が1900rpmの時
3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rpmの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの1900rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回転する。
【0118】
3-2)上記の状態から操作レバー7aの操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数を1900rpmに1秒間保持し、その後、エンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、1900rpmから1700rpmまで4秒かけて目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の回転数も低下する。
【0119】
3-3)上記の状態から再び操作レバー7aを動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
【0120】
以上のように構成した本実施形態によっても、非操作時にエンジン回転を下げ、燃費及び騒音を低減できると共に、エンジン回転変化時の違和感が少なく操作フィーリングが良く、かつ操作開始後の黒煙の発生も少なくできるなど、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、エンジンコントロールダイヤル20が指示する目標回転数がいずれであっても、エコロジー制御部21bの制御が行える
本発明の第3の実施形態を図8及び図9により説明する。本実施形態は操作レバーが操作されたとき、エンジンコントロールダイヤルで指示された目標回転数に徐々に復帰させるものである。
【0121】
本実施形態のエンジン制御装置の装置構成及びコントローラの機能構成も第1の実施形態と同じであり、コントローラの機能構成中、図2に示すエコロジー制御部21bの処理機能が次の点で第1の実施形態と異なる。
【0122】
エコロジー制御部21bの処理機能を図8にフローチャートで示す。エコロジー制御部21bはステップ10〜17に加え、更にステップ21,22の各処理を行う。ステップ10〜17の処理は図4に示した第1の実施形態のものと同じである。ただし、ステップ13では圧力スイッチ信号がOFFでなければ油圧アクチュエータ3が作動状態にあると認識し、ステップ21に進む。ステップ21,22では次の処理を行う。なお、コントローラの電源ON時は、その後圧力スイッチ信号が最初にONになるまでの間及びその後のON状態の間(圧力スイッチ信号が最初にOFFになるまでの間)は、NOE=Naに設定しておく。
【0123】
ステップ21
圧力スイッチ信号がONのときは、エコロジー制御部21bで前回の演算サイクルで演算した目標回転数NOEがエンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回転数Na以下(前回NOE<Na)かどうかを判定し、Na以下であればエコロジー制御を終了させるためのステップ22に進み、Na以下でなければステップ12に進む。
【0124】
ステップ22
エコロジー制御を終了するとき、エコロジー制御部21bの目標回転数を滑らかに上げるため、前回演算サイクルのNOEに所定回転数ΔNを加算した値をエコロジー制御部21bの目標回転数とする。即ち、
NOE=前回NOE+ΔN
ここで、ΔNはステップ21の処理によりエンジン回転数がエンジンコントロールダイヤルで指示された目標回転数まで復帰するまでの上げ速度であり、エンジン回転数の復帰が遅れすぎずかつ滑らかに行えるように設定する。例えば、演算サイクルタイムを0.2秒とすると、ΔN=40rpmと設定する。この場合、エンジン回転は200rpm/秒の速度で上昇する。
【0125】
最小値選択部21cは、上述したようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、コントローラ21の目標回転数とする。
【0126】
以上のように構成したエンジン制御装置の動作を図9に示すタイムチャートを用いて説明する。図9において、(b)及び(d)のエコロジー制御に係わる部分の操作再開時の動作が第1の実施形態と異なっている。
【0127】
即ち、本実施形態では、上記の図8のステップ22でエコロジー制御部21bの目標回転数NOEをNOE=前回NOE+ΔNとするので、それに対応して図9(b)に示すように、操作レバーの再操作によりエコロジー制御が終了すると、目標回転数NOEは一定速度で徐々に増加するようになり、エンジン回転数は滑らかにエンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回転数まで上昇する。これにより、オペレータにエンジン回転の変化が更に分かり難くなるため、エンジン回転フィーリングを更に良くできる。また、また、エンジン回転数は滑らかに上昇するため、エンジン回転復帰時の黒煙の発生が更に低減する。
【0128】
また、図9(d)のオートアイドル制御とエコロジー制御を組み合わせた制御でも、操作レバーの再操作によりオートアイドル制御が終了すると、目標回転数NOEは一定速度で徐々に増加するようになり、いずれもエンジン回転数は急上昇することなく、滑らかにエンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回転数まで上昇するため、オペレータにエンジン回転の変化が分かり難くなるため、エンジン回転フィーリングを良くできると共に、黒煙を低減することができる。
【0129】
従って、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果が得られると共に、エンジン回転数上昇時のエンジン回転フィーリングを良好にし、かつ排気ガス中の黒煙を低減することができる。
【0130】
本発明の第4の実施形態を図10により説明する。本実施形態は電子ガバナユニットを有する燃料噴射装置を有するエンジンに本発明を適用したものである。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符号を付している。
【0131】
図10において、エンジン10は燃料供給量制御手段として電子ガバナユニット30を備え、コントローラ21は演算して求めた目標回転数に応じて電子ガバナユニット30に指令を出し、電子ガバナユニット30を作動することにより燃料噴射量を制御し、目標回転数が維持されるようエンジン回転を制御する。
【0132】
コントローラ21の処理機能は第1の実施形態と同じであるか、第2又は第3の実施形態のものと同じである。
【0133】
本実施形態によれば、エンジン10の燃料供給量制御手段として電子ガバナユニット30を備えたもので、第1の実施形態、或いは第2又は第3の実施形態と同様の効果が得られる。
【0134】
なお、上記の実施の形態では、エンジン目標回転数の指示手段としてエンジンコントロールダイヤルを例示したが、スロットルレバーを設け、このレバー操作量を検出してエンジン目標回転数を指示するようにしてもよい。
【0135】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、第2回転数制御手段による制御(エコロジー制御)により、非操作時にエンジン回転数を下げ燃費及び騒音を低減できると共に、エンジン回転数を第1回転数制御手段による制御(オートアイドル制御)の第1回転数(アイドル回転数)よりも高い第2回転数に下げるので、エンジン回転の下げ量が少なくなり、これに伴ってエンジン回転復帰時の上げ量も小さくなり、エンジン回転変化時の違和感が少なくなり操作フィーリングが良好となる。また、エンジン回転復帰時の上げ量が少ないので、アクチュエータに負荷がかかっている状態でアクチュエータの作動を再開しても、エンジンの急な吹き上がりは緩和し、黒煙の発生が低減する。
【0136】
(2)非操作時、エンジン回転数を徐々に下げるので、エンジン回転数を滑らかに下げることができ、エンジン回転低下時の違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好となる。
【0137】
(3)非操作がある時間継続しないと、エンジン回転数を下げないため、砂利撒きや土破打ち作業等の操作レバー往復操作により一瞬の中立状態が発生する場合、エンジン回転数が下がり、オペレータに対するフィーリングを悪くすることを避けることができる。
【0138】
(4)第2回転数を所定の回転数に設定しておき、回転数指示手段が指示する目標回転数が所定の回転数よりも高いときの非操作時にその所定の回転数まで下げるので、エンジン回転数は当該所定の回転数以下には下がらず、エンジン回転数を下げない場合と同等の作業性、作業量を確保できる。
【0139】
(5)エンジンの目標回転数の下げ量を予め設定しておき、非操作時にエンジン回転数をその下げ量だけ下げるので、回転数指示手段が指示する目標回転数がいずれであっても、第2回転数制御手段による制御が行え、上記効果が得られる。
【0140】
(6)第1回転数制御手段による制御(オートアイドル制御)と第2回転数制御手段による制御(エコロジー)を組み合わせた制御が行えるため、事前に第1回転数よりも高い第2回転数までエンジン回転数が下がり、その後第2回転数までエンジン回転数が下がり、その結果燃費が良くなりかつ騒音が低減する。
【0141】
(7)操作時に回転数指示手段が指示する目標回転数に徐々に復帰させるので、エンジン回転数を滑らかに復帰させることができ、エンジン回転復帰時の違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好となると共に、エンジン回転復帰時の黒煙の発生が更に低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるエンジン制御装置を、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧駆動装置と共に示す図である。
【図2】コントローラの機能構成を示すブロック図である。
【図3】コントローラにおけるオートアイドル制御部の処理機能を示すフローチャートである。
【図4】コントローラにおけるエコロジー制御部の処理機能を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態によるエンジン制御装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態によるエンジン制御装置のコントローラにおけるエコロジー制御部の処理機能を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態によるエンジン制御装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態によるエンジン制御装置のコントローラにおけるエコロジー制御部の処理機能を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態によるエンジン制御装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態によるエンジン制御装置を、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧駆動装置と共に示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ(メインポンプ)
2 方向切換弁
3 油圧アクチュエータ
5 パイロットポンプ
6 パイロットリリーフ弁
7 操作レバー装置
7a 操作レバー
7b,7c パイロット弁(減圧弁)
10 原動機(ディーゼルエンジン)
11 出力軸
12 ガバナレバー
13 モータ
20 エンジンコントロールダイヤル
21 コントローラ
22 モードスイッチ
23 圧力スイッチ
24 信号ライン
25 固定絞り
26 サブスプール
21a オートアイドル制御部
21b エコロジー制御部
21c 最小値選択部

Claims (7)

  1. エンジンと、このエンジンの目標回転数を指示する回転数指示手段と、前記エンジンにより液圧駆動されるアクチュエータの作動を検出する作動検出手段と、前記アクチュエータが非作動になると前記エンジンの目標回転数を第1回転数まで下げ、前記アクチュエータが作動すると前記エンジンの目標回転数を前記回転数指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第1回転数制御手段とを備え、最終目標回転数に応じて前記エンジンの回転数を制御する建設機械のエンジン制御装置において、
    前記回転数指示手段により指示された目標回転数が、予め定めた第2の回転数よりも高いとき、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記第1回転数よりも高い前記第2回転数まで下げ、前記アクチュエータが作動すると前記エンジンの目標回転数を前記回転数指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第2回転数制御手段と、
    前記第1回転数制御手段の目標回転数としての前記第1回転数と前記第2回転数制御手段の目標回転数としての前記第2回転数のいずれか一方を選択し前記最終目標回転数とする選択手段とを備え
    前記選択手段は、前記回転数指示手段により指示された目標回転数が前記第2回転数よりも低いときに、前記アクチュエータが非作動になると、前記第2回転数を選択せずに、前記第1回転数を前記最終目標回転数として選択する
    ことを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  2. 請求項1記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を徐々に下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが非作動になると、ある時間経過した後、前記エンジンの目標回転数を下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記第2回転数として定格回転数より低く、前記第1回転数より高い所定の回転数を予め設定しておき、前記回転数指示手段が指示する目標回転数が前記第2回転数よりも高いときに、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記所定の回転数まで下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記エンジンの目標回転数の下げ量を予め設定しておき、前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を前記下げ量だけ下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第1回転数制御手段による制御を行うかどうかを選択する入力手段を更に備え、前記選択手段は、前記入力手段が前記第1回転数制御手段による制御を行うことを選択したとき、前記第1回転数制御手段の目標回転数と前記第2回転数制御手段の目標回転数の小さい方を選択することを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが作動すると前記回転数指示手段が指示する目標回転数に徐々に復帰させることを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
JP27217799A 1999-09-27 1999-09-27 建設機械のエンジン制御装置 Expired - Lifetime JP4064019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27217799A JP4064019B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 建設機械のエンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27217799A JP4064019B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 建設機械のエンジン制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001090577A JP2001090577A (ja) 2001-04-03
JP4064019B2 true JP4064019B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=17510163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27217799A Expired - Lifetime JP4064019B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 建設機械のエンジン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4064019B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101592372B (zh) * 2008-05-30 2012-06-13 日立空调·家用电器株式会社 空调机

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4827714B2 (ja) * 2006-12-14 2011-11-30 日立建機株式会社 建設機械のエンジン制御装置
JP5871612B2 (ja) * 2011-12-26 2016-03-01 株式会社クボタ 作業車
JP5808726B2 (ja) * 2012-11-15 2015-11-10 株式会社竹内製作所 油圧駆動装置
US9551284B2 (en) 2013-04-04 2017-01-24 Doosan Infracore Co., Ltd. Apparatus for controlling construction equipment engine and control method therefor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417738A (ja) * 1990-05-07 1992-01-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧式建設機械のエンジン回転数制御方法および装置
JPH0968169A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101592372B (zh) * 2008-05-30 2012-06-13 日立空调·家用电器株式会社 空调机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001090577A (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3936364B2 (ja) 建設機械の原動機制御装置
JP5192367B2 (ja) 作業車両および作業車両の制御方法
JPH10220359A (ja) 可変容量型ポンプの制御装置
JP2013538310A (ja) 荷重調節式エコノミーモードを有する制御システム
JP2010043712A (ja) 油圧作業機械のエンジンラグダウン抑制装置
JPS63239327A (ja) 油圧建設機械の駆動制御装置
JP4064019B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JPWO2004029460A1 (ja) 建設機械の制御装置、および入力トルク演算方法
JP4109405B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JP3686324B2 (ja) 油圧走行車両
JPH0968169A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP3748759B2 (ja) ポンプ駆動エンジンの回転数制御装置
JP2735978B2 (ja) 油圧建設機械のトルク制御装置
JP2002276807A (ja) 走行制御装置
JP2005090354A (ja) 油圧作業機械の油圧制御装置
JP3812728B2 (ja) 上部旋回式作業車両
JP3441834B2 (ja) 建設機械の駆動制御装置
JP2001295681A (ja) ホイール走行式油圧建設機械
JP2790650B2 (ja) 油圧式建設機械の原動機回転数制御装置
JPS629736B2 (ja)
JP2001295675A (ja) 油圧走行車両
JP2866178B2 (ja) 作業車両の油圧駆動装置
JP3877917B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JPS6211174B2 (ja)
JP2633095B2 (ja) 油圧建設機械の油圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4064019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term