JPH09240809A - 物品保管設備 - Google Patents

物品保管設備

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JPH09240809A
JPH09240809A JP5147596A JP5147596A JPH09240809A JP H09240809 A JPH09240809 A JP H09240809A JP 5147596 A JP5147596 A JP 5147596A JP 5147596 A JP5147596 A JP 5147596A JP H09240809 A JPH09240809 A JP H09240809A
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Yoshiaki Taguchi
義明 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の収納量を増大し得て、物品取出し作業
の時間も短く、物品の位置ずれを修正する調芯手段を必
ずしも設ける必要のない物品保管設備の提供。 【解決手段】 奥行き方向に複数の物品Cを収納する物
品収納部8を縦横に並べた物品保管棚5と、搬出部や物
品収納部8に対して物品Cを移載する移載装置14と、
移載装置14を搬送する搬送装置1と、物品保管状態を
管理し搬送装置1などの作動を制御する制御手段Hとを
備え、移載装置14が、各別に物品Cを取出すことが可
能で、かつ、手前に物品Aが存在しないときに奥の物品
Bを取出すことが可能なものであり、移載装置14を複
数個備え、制御手段Hが、奥の物品Bを取出す際に手前
に物品Aが存在すると、手前の物品Aをひとつの移載装
置14Aによって取出し、奥の物品Bを他の移載装置1
4Bにより取出して搬出部にまで搬送して搬出部に移載
する取出し制御を実行するように構成してある物品保管
設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、奥行き方向に複数
の物品保持部を有する物品収納部を縦横に複数個並べて
構成された物品保管棚と、この物品保管棚に対する搬出
部や各物品収納部に対して物品を移載する移載装置と、
この移載装置を前記搬出部と各物品収納部との間で搬送
する搬送装置と、前記物品保管棚における各物品収納部
の物品保管状態を記憶して管理するとともに、前記搬送
装置ならびに移載装置の作動を制御する制御手段とを備
え、前記移載装置が、各物品収納部の複数の物品保持部
から各別に物品を取出すことが可能で、かつ、各物品収
納部の手前に位置する物品保持部に物品が存在しないと
きに奥に位置する物品保持部から物品を取出すことが可
能に構成された物品保管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】このような物品保管設備においては、従
来、移載装置がひとつしかなかったので、物品収納部の
手前に物品が存在する状態で奥に位置する物品を取出そ
うとすると、まず手前の物品を取出して仮置き収納部に
収納し、その後に奥の物品を取出す必要があり、例え
ば、実開平5ー19210号公報に開示のように、複数
個の物品収納部のうちで特定の物品収納部を常に仮置き
専用の収納部として固定的に確保し、物品を収納する際
は勿論のこと、物品を取出す際にも、その取出し作業完
了後において特定の仮置き収納部を常に空の状態に維持
するように構成したものが存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示のように仮置き専用の収納部を固定的に確保す
るものにおいては、仮置き用の収納部を常に空の状態に
維持する必要があり、必然的にその分だけ物品の収納量
が少なくなるという欠点があった。特に、奥行き方向に
複数の物品保持部を有する物品収納部において、その物
品収納部を常に空の状態に維持するとなると、当然のこ
とながら、物品保持部の数だけ物品収納量も低下し、こ
の点に改良の余地があった。
【0004】かかる欠点を解消するには、例えば、移載
装置を搬送する搬送装置の上面などに仮置き専用の空間
を設け、この仮置き用空間に手前の物品を一時的に仮置
きすることが考えられる。しかし、このような解決手段
では、移載装置によって一旦手前の物品を取出して仮置
き用空間に仮置きし、その後、その移載装置によって再
び奥の物品を取出す必要があるため、どうしても物品の
取出し作業に要する時間が長くなる欠点がある。その
上、仮置きされる物品についてみると、何度も移し替え
られることになるため、その度に位置ずれを生じる虞れ
があり、その位置ずれが集積されると、遂には許容範囲
を越える可能性もあり、そのため、仮置き用空間や各物
品保持部に位置ずれを修正するための調芯手段などが必
要となって、物品保管設備のコストアップを招くという
別の問題も生じる。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、仮置き専用の収納部を確保す
る必要がなくて物品の収納量を増大し得るとともに、物
品取出し作業に要する時間を極力短縮することができ、
かつ、上述のような調芯手段を必ずしも設ける必要のな
い物品保管設備の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、物品保管棚に対す
る搬出部や各物品収納部に対して物品を移載する移載装
置を複数個備えていて、物品保管状態を記憶管理し、か
つ、搬送装置や移載装置の作動を制御する制御手段が、
物品収納部の奥に位置する物品保持部から物品を取出す
際に手前に位置する物品保持部に物品が存在すると、そ
の手前の物品を複数個のうちのひとつの移載装置によっ
て取出し、かつ、奥の物品を他の移載装置により取出し
て、この奥の物品を搬出部にまで搬送して移載する取出
し制御を実行するものであるから、ひとつの移載装置に
よって取出した手前の物品をいちいち仮置きする必要が
なく、したがって、仮置き専用の収納部が不要となって
物品の収納量を増大し得、かつ、物品取出し作業に要す
る時間も極力短縮することができ、しかも、上述のよう
な調芯手段を必ずしも設ける必要がなく、保管設備全体
のコストダウンを図ることも可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記搬送
装置が、複数個の移載装置を一体的に搬送するように構
成するものであるから、複数個の移載装置をそれぞれ別
の搬送装置で搬送するのに較べて搬送装置の数を減らす
ことができ、また、数が減った分だけ搬送装置の制御も
簡単となり、保管設備のコストダウンを図ることができ
る。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記制御
手段が、取出し制御を実行する際において、ひとつの移
載装置によって取出した手前の物品を、前記搬送装置に
より奥の物品とともに搬出部にまで搬送し、この搬出部
に奥の物品を移載した後、手前の物品を空の物品保持部
に収納するものであるから、取出したい物品が物品収納
部の奥にあっても、その物品を迅速に取出すことができ
る。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、前記制御
手段が、取出し制御を実行する際において、ひとつの移
載装置によって取出した手前の物品を、このひとつの移
載装置によって空の物品保持部に収納し、その後、奥の
物品を搬出部にまで搬送して移載するものであるから、
物品取出しまでに若干時間はかかるが、物品取出し後に
元の位置に復帰移動して手前の物品を収納する必要がな
く、搬送装置の移動距離が短くなってランニングコスト
の低減を図ることができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、各物品収
納部が、奥行き方向に2個の物品保持部を有するもので
あるから、3個以上有する場合に較べて、物品の収納量
は若干低下するものの、物品の取出し作業が容易で、2
個の移載装置を作動させて迅速な作業ができ、特に、物
品の出し入れを頻繁に行う場合に好都合である。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、前記搬送
装置が、2個の移載装置を水平方向に配設して備えてい
るため、例えば倉庫内に物品保管棚を設置する場合、床
や天井に物品収納部が近接していても、その物品収納部
の物品保持部に対して物品を移載することができ、換言
すると、床から天井に至るまでの空間を有効に利用して
物品を保管することができる。
【0012】請求項7に記載の発明によれば、前記搬送
装置が、2個の移載装置を垂直方向に配設して備えてい
るため、上述のように床から天井に至るまでの空間を有
効に利用することはできないが、逆に水平方向に対する
制約がないので、壁と壁との間の空間を有効に利用して
物品を保管することができる。
【0013】請求項8に記載の発明によれば、前記制御
手段が、取出し制御を実行する際において、手前の物品
を空の物品保持部に収納する際、物品収納部の手前に位
置する空の物品保持部に優先的に収納する取出し優先モ
ードを実行するものであるから、その後に物品の取出し
作業を行う際、手前に位置する物品を迅速に取出すこと
ができ、取出し作業を優先させる際に作業時間を短縮し
て作業能率の向上を図ることができる。
【0014】請求項9に記載の発明によれば、前記制御
手段が、取出し制御を実行する際において、手前の物品
を空の物品保持部に収納する際、物品収納部の奥に位置
する空の物品保持部に優先的に収納する収納優先モード
を実行するものであるから、その後に物品の収納作業を
行う際、手前の物品保持部に必要な物品を迅速に収納す
ることができ、収納作業を優先させる際に作業時間を短
縮して作業能率の向上を図ることができる。
【0015】請求項10に記載の発明によれば、前記制
御手段が、取出し制御を実行する際において、手前の物
品を空の物品保持部に収納する際、物品収納部の手前に
位置する空の物品保持部に優先的に収納する取出し優先
モードの実行と、物品収納部の奥に位置する空の物品保
持部に優先的に収納する収納優先モードの実行とに切り
換え可能に構成するものであるから、取出し作業を優先
させたい場合には、取出し優先モードを実行することに
より取出し作業の能率向上を、また、収納作業を優先さ
せたい場合には、収納優先モードの実行により収納作業
の能率向上を図ることができ、そのときの状況に対応し
た最適な使用が可能となる。
【0016】請求項11に記載の発明によれば、物品保
管棚が、搬送装置の搬送径路を挟んでその両側に、か
つ、両物品保管棚における物品収納部の収納取出口を搬
送径路側に向けて配設されるものであるから、搬送径路
を挟んで両側に位置する両物品保管棚に対する物品の取
出しや収納とを共通の搬送装置や移載装置で行うことが
でき、保管設備の使用面積の割りには多数の物品を保管
することができる。
【0017】請求項12に記載の発明によれば、物品保
持部が、物品を載置したパレットを保持するものである
から、物品の取出しや収納をパレットを介して行うこと
ができ、物品の種類や形状などに左右されることがな
く、しかも、前記搬送装置が、物品保管棚における物品
収納部の収納取出口に沿って走行可能でかつ上下方向に
昇降可能な昇降台を備え、この昇降台に伸縮可能なフォ
ークからなる移載装置を備えているものであるから、例
えば昇降装置を備えた自走可能な台車を設けて、この台
車を搬送装置と各物品収納部との間で走行可能に構成
し、この台車の走行と昇降装置とによって物品を移載す
るものなどに較べて、構造が極めて簡単で、かつ、その
作動も簡単となり、比較的低コストで実施することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による物品保管設備の実施
の形態を図面に基づいて説明する。この物品保管設備
は、物流センターなどの倉庫内に設置して物品保管のた
めに使用されるもので、図1から図3に示すように、搬
送装置としてのスタッカークレーン1が、上下一対のレ
ール2,3に沿って移動可能に構成され、このスタッカ
ークレーン1による搬送径路4を挟んでその両側には、
物品保管棚5が設置されている。これら物品保管棚5
は、上下方向に立設の複数本の柱部材6や水平方向に配
設の複数本の棚部材7などから構成され、物品収納部8
を縦方向と横方向とに複数個ずつ並べた構造となってい
る。
【0019】各物品収納部8は、図4に示すように、柱
部材6に固着の腕部材9や、この腕部材9に固着の棚部
材7などからなり、一対の棚部材7上に物品載置用のパ
レットPが載置可能に構成されている。つまり、各パレ
ットP上に物品Cを載置して、そのパレットPを一対の
棚部材7間にわたって載置保持することで、物品Cを物
品収納部8に収納するのであり、この一対の棚部材7が
物品保持部10を構成し、この物品保持部10が2個並
べられている。換言すると、各物品収納部8が、その奥
行き方向に2個の物品保持部10を有し、かつ、物品収
納部8の収納取出口側がスタッカークレーン1による搬
送径路4側を向くように各物品保管棚5が設置されてい
る。
【0020】前記スタッカークレーン1は、物品保管棚
5に対する物品Cの搬入部11や搬出部12と各物品保
管棚5の物品収納部8との間を往復移動して物品Cを搬
送するもので、そのため、上下方向に昇降可能な昇降台
13を備え、かつ、この昇降台13には、搬入出部1
1,12や各物品収納部8に対して物品Cを移載する移
載装置としての伸縮可能なフォーク14を2個備え、2
個のフォーク14が水平方向に並んで配設されている。
これら2個のフォーク14は、いずれも物品収納部8の
奥に位置する物品保持部10にまで伸長可能な構造で、
手前に位置する物品保持部10と奥に位置する物品保持
部10とに対して各別に物品CをパレットPに載置した
状態で収納したり、取出したりできるように、かつ、搬
送径路4の両側に位置する物品保管棚5の各物品収納部
8に対して収納ならびに取出し可能に構成されている。
【0021】なお、本明細書においては、便宜上、手前
に位置する物品保持部10に収納の物品を物品Aと、奥
に位置する物品保持部10に収納の物品を物品Bと称
し、これら物品Aと物品Bとを総称して物品Cと称す
る。同様に、便宜上、手前に位置する物品Aを取出すフ
ォークをフォーク14Aと、奥に位置する物品Bを取出
すフォークをフォーク14Bと称し、これらフォーク1
4Aとフォーク14Bとを総称してフォーク14と称す
る。
【0022】前記物品保管棚5における各物品収納部8
の物品保管状態は、マイクロコンピュータからなる主制
御部H1で記憶されて管理され、かつ、スタッカークレ
ーン1の作動は、スタッカークレーン1に搭載のマイク
ロコンピュータからなるクレーン制御部H2により制御
されるように構成されている。この主制御部H1とクレ
ーン制御部H2とは、互いに通信可能に構成されてい
て、これら両制御部H1,H2からなる制御手段として
の制御部Hにより全体が制御され、後述する収納制御や
取出し制御を実行するように構成され、この制御部Hに
制御指令を指示する操作装置15が設けられている。
【0023】つぎに、この物品保管設備の制御作動を図
5から図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、オペレータが操作装置15を操作して入庫か出庫
かを指令することにより、図5に示すように、入庫指令
であれば入庫モードを実行し、出庫指令であれば出庫モ
ードを実行する。
【0024】入庫モードにおいては、パレットP上に載
置されて搬入部11にまで搬入されてきた物品Cに応じ
て、図6に示すように、入庫する物品Cの種類などの必
要な情報を入力する。すると、各物品保管棚5の物品収
納部8に空の物品保持部10があるか否かを検索し、空
の物品保持部10があれば、そのうちのひとつの物品収
納部8と物品保持部10とを特定して、その物品保持部
10に物品Cを収納する。
【0025】この物品Cの収納作業においては、まず、
スタッカークレーン1の2個のフォーク14A,14B
のうちのいずれか一方、例えばフォーク14Aの方が伸
縮して、搬入部11にある物品CをパレットPごと昇降
台13上に移載する。その後、搬送径路4に沿ってスタ
ッカークレーン1が移動するとともに、昇降台13が昇
降して特定した物品収納部8の収納取出口にまで至り、
再びフォーク14Aが伸縮し、物品CをパレットPごと
棚部材7上に移載して収納作業が完了する。これを繰り
返して順次収納作業を行いながら収納制御を実行し、収
納する余裕がなくなると、異常警報を発してリターン
し、収納作業を停止する。
【0026】出庫モードにおいては、図7に示すよう
に、出庫する物品の種類などを入力し、必要に応じて出
庫時におけるモードの設定を行う。このモード設定は、
スピード出庫モードか否かを選択し、かつ、取出し優先
モードと収納優先モードとを選択するもので、詳しくは
後述するが、いずれにせよ入力された物品情報に基づい
て、出庫すべき物品Cが収納されている物品収納部8を
検索する。その検索結果に基づいて、スタッカークレー
ン1が移動し、かつ、昇降台13が昇降して、出庫すべ
き物品Cが収納されている物品収納部8の収納取出口に
まで至る。そして、出庫すべき物品Cが、物品収納部8
の手前側の物品保持部10にあれば、その手前側の物品
Aをフォーク14Aまたはフォーク14Bの伸縮で昇降
台13に移載し、その後は入庫時と逆の作動で搬出部1
2にまで搬送して移載する。
【0027】出庫すべき物品Cが奥の物品保持部10に
あると、まず、フォーク14Aが伸縮して手前の物品保
持部10にある物品Aを取出し、その後、スタッカーク
レーン1が横移動して、別のフォーク14Bで物品収納
部8の奥にある物品Bを取出す。その後、物品Bを搬出
部12にまで搬送するのであるが、上述のモード設定時
にスピード出庫モードを選択すると、フォーク14Aに
物品Aを、また、フォーク14Bに物品Bを載置したま
まで、スタッカークレーン1が搬出部12にまで移動
し、フォーク14Bを伸縮して物品Bのみを搬出部12
に移載し、その後、スタッカークレーン1が元の位置に
復帰移動し、フォーク14Aが伸縮して物品Aを元の物
品収納部8に収納する。スピード出庫モードを選択しな
い場合には、まず、フォーク14Aが伸縮して物品Aを
元の物品収納部8に収納し、その後、スタッカークレー
ン1が搬出部12にまで移動して、フォーク14Bの伸
縮で物品Bを搬出部12に移載して出庫作業が完了す
る。
【0028】そして、この取出し制御時において、さら
に上述した取出し優先モードと収納優先モードとのいず
れか一方のモードを選択して実行することができる。つ
まり、取出し優先モードを選択すると、スピード出庫モ
ードを選択したか否かにかかわらず、手前にあった物品
Aを元の物品収納部8に収納する際、物品収納部8の手
前側の物品保持部10に収納しておいて、その物品Aを
何時でも取出せる取出し優先モードを実行するのであ
り、収納優先モードを選択すると、物品収納部8の奥の
物品保持部10に収納して手前側を空にし、何時でも手
前側に別の物品を収納できる収納優先モードを実行する
のである。
【0029】〔別実施形態〕これまでの実施形態におい
ては、スタッカークレーン1の昇降台13に2個のフォ
ーク14A,14Bを水平方向に並んで配設したものを
示したが、図8に示すように、2個のフォーク14A,
14Bを垂直方向に配設して実施することもできる。こ
の場合には、昇降台13が2個必要で、各昇降台13上
にそれぞれフォーク14Aとフォーク14Bとを配設す
ることになり、これら両昇降台13を一体的に上下昇降
可能に構成することも、また、両昇降台13を各別に上
下昇降可能に構成することもできる。同様に、2個のフ
ォーク14A,14Bを水平方向に配設する場合におい
ても、昇降台13を2個設けて、各昇降台13上にそれ
ぞれフォーク14Aとフォーク14Bとを配設し、両昇
降台13を各別に横方向に移動可能に構成することもで
きる。
【0030】また、各物品収納部8において、その奥行
き方向に物品保持部10を2個ずつ設けたものを示した
が、3個以上設けて実施することもできる。この場合に
は、フォーク14の数を増やして、取出すべき物品Bが
奥にあれば、手前にある物品Aを順次フォーク14で取
出し、その後に物品Bを取出して搬出すことになる。フ
ォーク14の数を増やす場合、水平方向や垂直方向に配
設することは勿論、水平方向と垂直方向とにそれぞれ複
数個ずつ、例えば、水平方向に2個配設し、その水平方
向に配設した2個のフォーク14の上方にひとつずつ配
設して、合計4個のフォーク14を設けるなど種々の態
様が可能である。
【0031】また、移載装置にしても、必ずしもフォー
ク14に限るものではなく、例えば、昇降装置を備えた
自走可能な台車を設け、この台車をスタッカークレーン
1の昇降台13と各物品収納部8との間で走行可能に構
成し、この台車による走行と昇降装置による昇降操作と
によって、物品Cを各物品収納部8の物品保持部10と
昇降台13との間で移載可能に構成して実施することも
できる。さらに、物品Cに係合する係合部を備えたチェ
ンなどを用いて、このチェンなどの正逆回転駆動によっ
て、物品Cを各物品収納部8の物品保持部10と昇降台
13との間で移載可能に構成して実施することもでき、
この場合、物品Cが各物品収納部8内を摺動するように
構成することも、また、各物品収納部8内に遊転ローラ
を設けて、ローラ上を移動するように構成することもで
きる。
【0032】また、上述の実施形態においては、固定式
の物品保管棚5を使用したものを示したが、複数の物品
保管棚を移動式にし、必要に応じて物品保管棚を適宜移
動させ、移動させた物品保管棚の間でスタッカークレー
ン1などの搬送装置を移動させる、いわゆる移動ラック
式の物品保管棚にも適用することができ、さらに、各物
品収納部8の物品保管状態を記憶して管理する主制御部
H1とスタッカークレーン1の作動を制御するクレーン
制御部H2とをひとつの制御部Hから構成し、その制御
部Hを地上側に設置したり、あるいは、スタッカークレ
ーン1に搭載して実施することもできる。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品保管設備の平面図
【図2】物品保管設備の側面図
【図3】物品保管設備の背面図
【図4】物品収納部の平面図
【図5】物品保管設備の作動を示すフローチャート
【図6】物品保管設備の作動を示すフローチャート
【図7】物品保管設備の作動を示すフローチャート
【図8】別の実施形態を示す物品保管設備の背面図
【符号の説明】
1 搬送装置 4 搬送径路 5 物品保管棚 8 物品収納部 10 物品保持部 12 搬出部 13 昇降台 14、14A、14B 移載装置 P パレット A、B、C 物品 H 制御手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奥行き方向に複数の物品保持部(10)
    を有する物品収納部(8)を縦横に複数個並べて構成さ
    れた物品保管棚(5)と、この物品保管棚(5)に対す
    る搬出部(12)や各物品収納部(8)に対して物品
    (C)を移載する移載装置(14)と、この移載装置
    (14)を前記搬出部(12)と各物品収納部(8)と
    の間で搬送する搬送装置(1)と、前記物品保管棚
    (5)における各物品収納部(8)の物品保管状態を記
    憶して管理するとともに、前記搬送装置(1)ならびに
    移載装置(14)の作動を制御する制御手段(H)とを
    備え、前記移載装置(14)が、各物品収納部(8)の
    複数の物品保持部(10)から各別に物品(C)を取出
    すことが可能で、かつ、各物品収納部(8)の手前に位
    置する物品保持部(10)に物品(A)が存在しないと
    きに奥に位置する物品保持部(10)から物品(B)を
    取出すことが可能に構成された物品保管設備であって、 前記移載装置(14)を複数個備えていて、前記制御手
    段(H)が、前記物品収納部(8)の奥に位置する物品
    保持部(10)から物品(B)を取出す際に手前に位置
    する物品保持部(10)に物品(A)が存在すると、そ
    の手前の物品(A)を複数個のうちのひとつの移載装置
    (14A)によって取出し、かつ、奥の物品(B)を他
    の移載装置(14B)により取出して、この奥の物品
    (B)を前記搬出部(12)にまで搬送して移載する取
    出し制御を実行するように構成してある物品保管設備。
  2. 【請求項2】 前記搬送装置(1)が、複数個の移載装
    置(14A),(14B)を一体的に搬送するように構
    成してある請求項1記載の物品保管設備。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(H)が、前記取出し制御
    を実行する際において、前記ひとつの移載装置(14
    A)によって取出した手前の物品(A)を、前記搬送装
    置(1)により奥の物品(B)とともに前記搬出部(1
    2)にまで搬送し、この搬出部(12)に奥の物品
    (B)を移載した後、前記手前の物品(A)を空の物品
    保持部(8)にまで搬送して収納するように構成してあ
    る請求項2記載の物品保管設備。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(H)が、前記取出し制御
    を実行する際において、前記ひとつの移載装置(14
    A)によって取出した手前の物品(A)を、このひとつ
    の移載装置(14A)によって空の物品保持部(8)に
    収納し、その後、奥の物品(B)を前記搬出部(12)
    にまで搬送して移載するように構成してある請求項2記
    載の物品保管設備。
  5. 【請求項5】 前記各物品収納部(8)が、奥行き方向
    に2個の物品保持部(10)を有し、かつ、前記搬送装
    置(1)が、2個の移載装置(14A),(14B)を
    備えている請求項3または4記載の物品保管設備。
  6. 【請求項6】 前記搬送装置(1)が、2個の移載装置
    (14A),(14B)を水平方向に配設して備えてい
    る請求項5記載の物品保管設備。
  7. 【請求項7】 前記搬送装置(1)が、2個の移載装置
    (14A),(14B)を垂直方向に配設して備えてい
    る請求項5記載の物品保管設備。
  8. 【請求項8】 前記制御手段(H)が、前記取出し制御
    を実行する際において、手前の物品(A)を空の物品保
    持部(10)に収納する際、物品収納部(8)の手前に
    位置する空の物品保持部(10)に優先的に収納する取
    出し優先モードを実行するように構成してある請求項
    3、4、5、6または7記載の物品保管設備。
  9. 【請求項9】 前記制御手段(H)が、前記取出し制御
    を実行する際において、手前の物品(A)を空の物品保
    持部(10)に収納する際、物品収納部(8)の奥に位
    置する空の物品保持部(10)に優先的に収納する収納
    優先モードを実行するように構成してある請求項3、
    4、5、6または7記載の物品保管設備。
  10. 【請求項10】 前記制御手段(H)が、前記取出し制
    御を実行する際において、手前の物品(A)を空の物品
    保持部(10)に収納する際、物品収納部(8)の手前
    に位置する空の物品保持部(10)に優先的に収納する
    取出し優先モードの実行と、物品収納部(8)の奥に位
    置する空の物品保持部(10)に優先的に収納する収納
    優先モードの実行とに切り換え可能に構成してある請求
    項3、4、5、6または7記載の物品保管設備。
  11. 【請求項11】 前記物品保管棚(5)が、前記搬送装
    置(1)の搬送径路(4)を挟んでその両側に、かつ、
    両物品保管棚(5)における物品収納部(8)の収納取
    出口を前記搬送径路(4)側に向けて配設されている請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記
    載の物品保管設備。
  12. 【請求項12】 前記物品保持部(10)が、物品
    (C)を載置したパレット(P)を保持するように構成
    され、かつ、前記搬送装置(1)が、物品保管棚(5)
    における物品収納部(8)の収納取出口に沿って走行可
    能でかつ上下方向に昇降可能な昇降台(13)を備え、
    この昇降台(13)に伸縮可能なフォークからなる移載
    装置(14A),(14B)を備えている請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載
    の物品保管設備。
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