JPH08510078A - テープ式情報記録担体の駆動装置 - Google Patents

テープ式情報記録担体の駆動装置

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JPH08510078A
JPH08510078A JP7522799A JP52279995A JPH08510078A JP H08510078 A JPH08510078 A JP H08510078A JP 7522799 A JP7522799 A JP 7522799A JP 52279995 A JP52279995 A JP 52279995A JP H08510078 A JPH08510078 A JP H08510078A
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 テープ(6)をカセット(5)内の二つのリールハブ(7,8)間で繰り出すための駆動装置を有する磁気テープ装置(2)。駆動装置は両方のリールハブ(7,8)を、一つのモーター(1)および4つの伝達装置(11,19,21,22,51)、(11,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12,41,42,62)によって異なる伝達比で駆動する。駆動装置は、反時計回りおよび時計回りに回転可能なカム円板(70)によって完全に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 テープ式情報記録担体の駆動装置 本発明は、テープ式情報記録担体を第一のリールハブから第二のリールハブへ 、またはその逆方向に繰り出す駆動装置を具えた装置に関するものである。本装 置は、順方向および逆方向への回転が可能なモーター軸を有するモーターを具え 、少なくとも一つのモーターホイールが各回転方向への回転のためにモーター軸 と連結し、第一のリールハブを駆動する第一の駆動スピンドルが少なくとも一つ のスピンドルホイールを具え、第二のリールハブを駆動する第二の駆動スピンド ルが少なくとも一つのスピンドルホイールを具え、第一、第二、第三および第四 の伝達装置が、それぞれ第一、第二、第三および第四の駆動ホイールの組を具え 、前記駆動ホイールの少なくとも二つ以上が互いに相対的に動作可能で、それら の組がそれぞれ少なくとも一つのモーターホイールとスピンドルホイールの一つ を含み、伝達装置は非作動状態と作動状態との間の切換えが可能で、かつモータ ー軸が第一の駆動スピンドルを第一の伝達比で、第二の駆動スピンドルを第一の 伝達比で、第一の駆動スピンドルを第二の伝達比で、第二の駆動スピンドルを第 二の伝達比でそれぞれ駆動するための用をなし、切換え機構が第一、第二、第三 および第四の伝達装置の作動状態と非作動状態との間の切換えを行い、回転可能 なカム円板がガイド面を有し、このガイド面は少なくとも一つの切換え機構と協 調し、カム円板駆動ホイールはカム円板を駆動し、カム円板は複数の停止位置に 位置することができ、その停止位置は一つの伝達装置の一つの状態と協調し、こ れと同時に他の伝達装置は非作動状態にあるものである。 こうした装置としては欧州特許出願公開明細書第0,488,714号に開示されたも のがある(ここに文献として引用する)。この既知の装置は、コンパクトカセッ トの磁気テープから信号を再生、また必要に応じてテープ上に信号を記録するも のである。カセットは、テープの第一の送り方向およびこれと反対の第二の送り 方向での情報の記録および再生に適したものである。既知の装置は、前記送り方 向それぞれの再生モードを有し、カセットを装置から取り出す必要がない。また この装置は、テープ上の所定の情報を早送りするための、各送り方向での高速巻 き取りモードを有している。全てのテープ送りのモードは、電磁石への通電と組 み合わせた、モーターの二つの回転方向の内一方の回転の電気的制御によって選 択する。既知の装置において、何を、どのようにしてこれらのモードを選択する かについては以下で詳細に述べる。 既知の装置のカム円板は、一定の切換え動作のための駆動要素として働く。こ の目的のために、カム円板に多数の曲線ガイド面を、カム円板と正接するある角 度で設けている。この角度によって、ガイド面と接触する非回転要素はカム円板 の所定の回転によって移動する。既知の装置はさらにレバーによってカム円板と 接続する電磁石を具えている。 モーター軸の順方向回転の場合、電磁石への通電によって、第一および第二の 伝達装置が非作動状態にあるとき、カム円板は第一の停止位置から第二の停止位 置へと回転する。このように、第一の伝達装置は、第一のガイド面と第一の切換 え機構との協調によって作動状態に切り換わる。電磁石の作動の結果、カム円板 はわずかに回転し、その後カム円板の歯と噛み合う駆動ホイールを動かす。モー ター軸が順方向に回転する際、このカム円板駆動ホイールはカム円板を、カム円 板の歯部の中の窪みがカム円板駆動ホイールの位置、すなわち第二の停止位置に 達するまで同じ方向に回転させる。第一の切換え機構とカム円板の第一のガイド 面との協調の結果、モーター軸は第一の駆動ホイールの組によって第一の駆動ス ピンドルと駆動関係になる。モーター軸の順方向回転の場合、モーター軸は第一 の伝達比で第一の駆動スピンドルを動かす。 モーター軸の順方向回転の際、電磁石に中断を含んで二回通電すると、カム円 板は第一の停止位置から第二の停止位置へ回転し、第二の伝達装置は第一の切換 え機構と第二のガイド面との協調によって作動状態になる。この回転を始動する ために、電磁石に第一回目の通電を行う。第二回目の通電は、カム表面の第三の ガイド面に沿って作動するレバーにより第一の切換え機構を、第一の切換え機構 がカム形状の第二の表面と協調する位置に動かす。第一の切換え機構とカム形状 の第二のガイド面とを協調のために、モーター軸は第二のホイールの組により第 二の駆動スピンドルと駆動関係になる。この結果、モーター軸は、順方向回転の 場合、第一の伝達比で第二の駆動スピンドルを駆動する。 第二の停止位置で電磁石に通電することにより、カム円板は上記と同様な手順 で第一の停止位置へ回転する。この回転の結果、第一の切換え機構はカム円板と 協調して元の位置へ戻る。従って、第一の伝達装置または第二の伝達装置は作動 状態から非作動状態になる。 第三の伝達装置は、いわゆる摩擦クラッチによって、モーター軸の逆方向の回 転により作動状態となることができる。摩擦クラッチは移動可能な要素によって 支持される切換えホイールを具えている。この要素は摩擦により生じる摩擦力で 位置決めされるもので、摩擦は回転する駆動ホイールとその周囲との間で生じる 。摩擦力の方向は駆動ホイールの回転方向に依存し、そのため切換えホイールは その回転方向に依存して後段の駆動ホイールと噛み合い、またははずれる。摩擦 クラッチは第三の伝達装置の一部を形成し、モーター軸の逆方向の回転によって 作動し、その結果モーター軸は第三のホイールの組により第一の駆動スピンドル と駆動関係となる。モーター軸が逆方向に回転する場合、モーター軸は第二の伝 達比で第一の駆動スピンドルを駆動する。 第四の伝達装置は、カム円板が第一の停止位置にある際、モーター軸の順方向 の回転により作動状態となることができる。カム円板が他の角度を取る位置では 、第二の切換え機構とカム円板の第二のガイド面とが協調するため、これは不可 能である。この第二の切換え機構はスライド部材および摩擦クラッチを具えてい る。カム円板が前記第一の停止位置にあるとき、ガイド面の第二の組は摩擦クラ ッチがモーター軸の順方向回転により作動する手順でスライド部材を位置決めす る。従ってモーター軸はホイールの第三の組により第二の駆動スピンドルと駆動 関係となり、そのためモーター軸は第二の伝達比で第二の駆動スピンドルを駆動 する。 テープ上の情報を特定するため、使用者はテープ上の情報を再生するために第 一の伝達比を使おうとし、次いでより速い速度でテープの他の場所を特定するた めに第二の伝達比を使用する。これら二つの伝達比により第一のスピンドルを連 続的に駆動するために、既知の装置においては、モーター軸の回転方向を変える ための時間がそれぞれ必要となる。さらに、既知の装置では、摩擦クラッチで生 じる摩擦のため、操作時に頻繁にエネルギーの損失が生じる。加えて、エネルギ ーがテープの送りに寄与しない複数の歯車で損失し、不所望のノイズをも生じさ せる。これは既知の装置で独立した電流源、例えば乾電池や蓄電池を使用する際 、不必要な使用時間の減少をもたらす結果となる。 本発明の目的は本文冒頭で定義した形式の装置を改良するものであり、その改 良は、エネルギー損失を低減し、種々の伝達装置の非作動状態と作動状態との間 のより速い切換えを可能とすることによってなされ、かつ、以下に述べるような 適切なステップを適用することにより、使用部品点数を低減させた装置を提案す るものである。 この目的のために、本発明に係る装置は、前記第一、第二、第三および第四の 伝達装置をカム円板によって排他的に確定し、カム円板は時計回りの回転および 反時計回りの回転共に可能であり、かつ切換え機構とそれぞれの回転方向におい て協調する特徴を有している。 伝達装置の状態がカム円板によって排他的に確定し、その結果伝達装置の全て の駆動ホイールがカム円板によって作動するため、テープの駆動に摩擦クラッチ を必要としない。摩擦クラッチは常に通常の回転歯車よりもエネルギーの損失が 多く、かつ追加部品が必要なため、本発明のこのステップは従来技術と比較して エネルギー消耗を低減させる。本発明の一つの利点は、カム円板が時計回りおよ び反時計回りの両方の切換え機構と協調できることである。このことは、カム円 板が、モーター軸と、そのいずれの回転方向においても直接駆動関係をなすこと を可能とし、それによって伝達装置間の速い切換えを可能とする。もしカム円板 が、前記既知の装置のように一方向への回転においてのみ切換え機構と協調しう る場合、必要に応じてカム円板を駆動する前に、モーター軸の回転方向の逆転に 余計な時間が必要となる。このことにより使用者の命令後の不必要な待ち時間が 生じることとなる。カム円板駆動ホイールが全ての伝達装置の全ての作動状態に おいて同方向に回転する場合、他の解決策が考えられる。しかしながら、この場 合追加の部品が必要となり、また所定のモードに達するためにはしばしば不必要 な他のモードを経る必要がある。 本発明の第一の変形例を使用することにより、以下の特徴を有する他の利点を 得ることができる。すなわち、第一、第二、第三および第四の切換え機構の状態 の数がカム円板の現在の停止位置および回転方向によって決まり、このとき前記 カム円板は現在の停止位置に先立つ、前の停止位置から回転して現在の停止位置 まで回転することである。前記カム円板は二つの回転方向を有しているので、停 止位置の数が伝達装置の二つの異なる状態と一致する。結果として、停止位置は より少なくて済み、そのためカム円板の大部分は駆動ホイールを一つの状態から 他の状態へ、第一または第二の機構によって駆動することが可能となる。従って 、適切な移動が、限定された大きさの前記カム円板によって得られる。 本発明の他の実施例は、以下の特徴を有する。すなわち、本発明に係る装置は 第一の伝達装置および第二の伝達装置の作動状態と非作動状態との間の切換えを 行う第一の切換え機構を具え、前記第一の切換え機構は、カム円板の複数のガイ ド面と協調する第一のカムフォロワを具え、また本装置は第三の伝達装置および 第四の伝達装置の作動状態と非作動状態との間の切換えを行う第二の切換え機構 を具え、前記第二の切換え機構は前記カム円板の複数のガイド面と協調する第二 のカムフォロワを具え、前記カム円板が所定の角度位置から回転し、その際モー ター軸が順方向に回転するとき、第一のカムフォロワは第一のガイド面と係合し 、前記第一の切換え機構を、前記第一の伝達装置が作動状態にある位置にセット し、かつ前記カム円板が同方向にさらに回転するとき、前記第一のカムフォロワ が初期の位置に戻り、前記カム円板が所定の角度位置、すなわち所定の角度位置 に相対的に180°以上回転し、その際前記モーター軸が逆方向に回転するとき、 前記第一のカムフォロワは第二のガイド面と係合し、前記第一の切換え機構を、 前記第二の伝達装置が作動状態にある位置にセットし、また前記カム円板が同方 向にさらに回転するとき、前記第一のカムフォロワは初期の位置に戻り、前記カ ム円板が所定の角度位置、すなわち前記所定の角度位置に相対的に180°以上回 転し、その際前記モーター軸が順方向に回転するとき、前記第二のカムフォロワ は第三のガイド面と係合し、前記第二の切換え機構を、前記第三の伝達装置が作 動状態にある位置にセットし、カム円板がさらに同方向に回転するとき前記第二 のカムフォロワが初期位置に戻り、前記カム円板が前記所定の角度位置から回転 し、その際前記モーター軸が逆方向に回転するとき、前記第二のカムフォロワは 第四のガイド面と係合し、かつ前記第二の切換え機構を、前記第四の伝達装置が 作動状 態にある位置にセットし、前記カム円板がさらに同方向に回転すると前記第二の カムフォロワは初期位置に戻る。 これらのステップにより、以下のことが達成される。すなわち、両方向へのテ ープ送りにおいて、第一および第二の伝達比によって前記駆動軸の回転方向の変 化なしにテープ送りを連続的に行うことができ、それによってテープ上のある特 定の情報を素早く、かつ最小のエネルギー損失で行うことが可能となる。 上で述べた実施例の改良のもう一つの態様は、前記第一の切換え機構および前 記第二の切換え機構を、二つの最端位置および一つの中心位置に配置することが できる特徴を有する。すなわち、前記第一の伝達装置または前記第三の伝達装置 がそれぞれ一つの最端位置にある場合、作動状態にあり、前記第二の伝達装置ま たは前記第四の伝達装置がそれぞれもう一つの最端位置にある場合、作動状態で あり、第一の伝達装置および第二の伝達装置が一つの中心位置にある、または第 三および第四の伝達装置が一つの中心位置にそれぞれある場合、非作動状態であ る。 前述の実施例は、以下の利点を有する。すなわち、作動状態と非作動状態との 間の切換えが、常に別の作動状態を経ずに行うことが可能なことである。これは 、情報記録テープの交換または繰り出しの結果としてのリールハブの不必要な駆 動を不可能とする。今述べた特性は重要である。なぜならば繰り出しのループが 情報記録テープ中で形成されると、記録されている情報の損傷が避けられないか らである。 本発明に係る装置のもう一つの実施例は、以下の特徴を有する。すなわち、前 記第一のカムフォロワおよび前記第二のカムフォロワが、伝達装置の作動状態と 非作動状態との間の切換えのためにほぼ等しいストロークで働き、前記第一の切 換え機構および前記第二の切換え機構はカム円板の同じガイド面と協調する。各 切換え機構の分離した一組のガイド面を有する構造において、これらガイド面の 組は互いに幾何学的に分離していることが望ましい。このことは、これらの組の 同心的な配置(欧州特許出願公開第0,488,714号に記載のような)により達成さ れ、その結果前記カム円板の大きい方の半径が、前記カムフォロワの同様な移動 に必要であり、あるいは一方の面上で、前記カム円板のもう一方の面上で前記第 二の切換え機構のためにガイド面と結合している前記第一の切換え機構のための ガイド面の利用により、構造の高さが増加する結果となる。こうした欠点は本発 明の実施例では避けられる。 本発明のもう一つの実施例は、以下の特徴を有する。すなわち、前記伝達装置 の一つに含まれる二つの駆動ホイールはプーリを具え、プーリは回転軸に沿って 回転可能で、かつ、互いに駆動関係として弾性ベルトによって連結しており、前 記各プーリの前記回転軸を、前記駆動ホイールが含まれる前記伝達装置の作動状 態の時よりも、非作動時には互いにより接近して配置する。 前記プーリは、非作動時には作動時よりも互いに接近するため、前記弾性ベル トに加わる張力は、非作動時には、対応する前記伝達装置の作動時よりも小さく なる。これは前記ベルト、および前記ベルトが前記駆動スピンドルの駆動に寄与 しない作動時に連結されるプーリの軸受手段でのエネルギー損失を制限する。 本発明の他の実施例に従って装置を構築することにより、部品数の低減が可能 となる。実施例に係る装置は、前記駆動スピンドルおよび前記カム駆動ホイール が同一のモーターで駆動可能である特徴を有する。本実施例は、前記カム円板駆 動ホイールの駆動に別のモーターを必要としない利点を有する。 以下の実施例に従って本発明に係る装置を構築することにより、部品数の低減 がより一層可能となる。実施例に係る装置は以下の特徴を有する。すなわち、前 記駆動ホイールの第一の組または前記駆動ホイールの第二の組は前記カム円板の 全ての停止位置において前記モーターによる駆動が可能で、前記カム円板駆動ホ イールは前記駆動ホイールと同様に同じスピンドル上で支持され、またカム円板 駆動ホイールは前記駆動ホイールに回転不能に連結している。 前記カム円板駆動ホイールと前記の組の一つの駆動ホイールとを一つにまとめ ることにより、一つの分離した部分を保つことが可能となる。 本発明の他の実施例は、以下の特徴を有する。すなわち、前記カム円板は複数 の円周状の窪みを有し、これら窪みを、一つの停止位置で前記カム円板駆動ホイ ールに対向するようそれぞれ配置し、前記カム円板駆動ホイールは前記停止位置 において前記窪み中で自由に回転可能であり、本発明に係る装置は、前記カム円 板が、前記カム円板駆動ホイールに対向して配置した窪みで停止位置にあるとき 、 前記カム円板と前記カム円板駆動ホイールとの間で一時的に駆動関係を実現する ための位置決め機構を具え、前記位置決め機構は少なくとも一つのスライドを具 え、このスライドは引き込み位置と滑り出し位置との間を移動可能で、かつその 自由端に少なくとも一つの駆動部を具え、スライド装置が前記スライドに協調す るように取り付けられ、また開放可能なラッチが前記スライド機構に協調するよ うに取り付けられ、さらに前記ラッチの開放により前記スライド装置は滑り出し 位置へ移動可能であり、前記滑り出し位置において前記駆動部は前記カム円板駆 動ホイールと接触し、かつ前記スライドは前記カム円板に回転不能に連結し、ま た前記カム円板駆動ホイールは前記カム円板と駆動関係にある。 前記駆動ホイールの回転方向に依存するため、前記カム円板は停止位置から二 方向へ回転可能でなければならず、停止位置において前記カム円板駆動ホイール は前記カム円板の円周状の窪みに対向して位置し、欧州特許出願公開明細書第0, 488,714号に記載されたような解決策はもはや適切ではない。本発明による解決 策は、前記カム円板は開放後は常に同方向に回転することを提案する。本発明の 上記の実施例において、前記カム円板の円周状の窪みはスライドの駆動部により 一時的に塞がれ、その結果前記カム円板は前記駆動ホイールの位置に窪みがなく ても一時的に駆動する。 本発明の実施例について、非限定的な例により図面を参照してより詳細に述べ る。 図1は本発明に係る装置およびカセットの斜視図である。 図2は本発明に係る装置の駆動部の分解図である。 図3は駆動部の下面図であり、駆動ホイールの第一の組が第一の伝達比でモー ター軸の回転を第一の駆動スピンドルへ伝達していることを示す。 図4は図3と同様に、駆動ホイールの第二の組が第一の伝達比でモーター軸の 回転を第二の駆動スピンドルへ伝達していることを示す下面図である。 図5は図3と同様に、駆動ホイールの第三の組が第二の伝達比でモーター軸の 回転を第一の駆動スピンドルへ伝達していることを示す下面図である。 図6は図3と同様に、駆動ホイールの第四の組が第二の伝達比でモーター軸の 回転を第二の駆動スピンドルへ伝達していることを示す下面図である。 図7は図3と同様な図であるが、モーター軸の回転はどの駆動スピンドルにも 伝達していないことを示す。 図8は図3と同様な図であり、位置決め装置がカム円板駆動ホイールとスライ ドとをカム円板中で係合させるよう作動していることを示す。 図9は図3と同様な図であり、カム円板駆動ホイールがカム円板と係合し、位 置決め装置が元の位置に復帰していることを示す。 図10は駆動部とスイッチとの関係の異なるモードを図表に示したものである。 図11は他の位置決め装置の平面図である。 図12は図11の位置決め装置の一部の平面図である。 各図面は非常に模式的なものであり、かつ任意のスケールで示しており、スケ ールは常に同一ではないことに注意されたい。本装置の操作および種々のモード 間の切換えについて、図面を参照して詳述する。 図1は、ポータブル装置2およびカセット5を示すもので、カセット5は第一 のリールハブ7および第二のリールハブ8を有し、磁気テープ6が各リールハブ に巻き取られている。装置2は、例えば、カセット5中のテープ6に、音楽をア ナログおよび/またはデジタル標準形式で再生および/または記録を行うための ものである。装置2はテープ6上の情報の再生および/または記録を、テープ6 をリールハブ7および8だけで駆動する際にのみ可能とするような構成を取る。 これにより、テープ6の直接駆動のための圧力ローラー付キャプスタンを廃止す ることが可能となる。低速でのリールハブ7および8の駆動のための摩擦伝達装 置の使用により、ギヤ−ホイール伝達の場合のような伝達の不規則性が妨げられ る。このことはテープ6の送りを、テープ6上の情報を正しく再生するという均 一性の効果をもたらすことを可能とする。 図2は本発明に係る装置2の駆動部の部品を示すもので、これらの部品はテー プ6を第一のリールハブ7から第二のリールハブ8へ、およびその逆方向に巻き 取るためのものである。これら部品の互いに相対的な位置を一点鎖線で示す。駆 動部はモーター軸10を有するモーター1を具え、モーター軸10は順方向の回転15 およびその反対の逆方向の回転16が可能である。モーター軸10には少なくとも一 つのモーターホイールが、本実施例においてはモータープーリ11が取り付けられ 、 モーター歯車12がモーター軸10と回転可能に連結している。シャシ200は第一の 駆動スピンドル50を支持し、第一のリールハブ7の駆動のために、第一の駆動ス ピンドル50に、外側に摩擦スピンドルホイール51、内側に歯付スピンドルホイー ル52を具えた部品を設け、第二のリールハブ8の駆動のために、第二の駆動スピ ンドル60に、外側に摩擦スピンドルホイール61、内側に歯付スピンドルホイール 62を具えた部品を設ける。また図には第一のスライド部材81を示す。スライド部 材81はシャシ200上にスライド可能に支持され、第一のカムフォロワ89および二 つの突起85を具え、これらはばね83と協調するように取り付けられ、ばね83は回 動部材82と協調可能で、回動部材82はシャシ200に回動可能に支持されている。 回動部材82はスピンドル84を有し、スピンドル84はプーリ21を具えた部品を支持 し、プーリー21はベルト19によってモータープーリ11により駆動可能となってお り、カム円板23および摩擦ホイール22を、摩擦スピンドルホイール51および61と 協調するように取り付けている。前記シャシにスライド可能に支持される第二の スライド部材90は第二のカムフォロワ99を具え、かつ二つの相互連結している歯 車31、32および41、42それぞれを具える二つの部品を取り付け、第一の歯車31お よび41をモーター歯車12と噛み合うように取り付け、第二の歯車32および42を歯 付スピンドルホイール52および62とそれぞれ噛み合うように取り付ける。図2に はまた、窪み75、76、77および78を有する回転可能なカム円板70を示す。カム円 板70は、カム円板駆動ホイール23と噛み合うように取り付けた歯79を有し、かつ 四角形のカム140を有する。図2にはさらに位置決め装置の部品110、120、130、 131を示し、その内スライド110は駆動部111、溝112および二つの歯113を有し、 センタリングばね150をスライド110に取り付け、レバー120はシャシ200に回動可 能に支持され、第一のレバーカムフォロワ121および第二のレバーカムフォロワ1 22を有し、第一のレバーカムフォロワ121を溝112に沿って動作可能に取り付け、 第二のレバーカムフォロワ122を四角形のカム140と協調するように取り付け、ま たレバー120には開放可能なラッチ、本例では電磁石130、およびレバー120を作 動させるつる巻きばね131を取り付けている。 図3は駆動部の下面図であり、第一の伝達装置11、19、21、22、51を示すもの で、この第一の伝達装置は第一の駆動ホイールの組11、21、22、51を具え、これ らは少なくとも一つのモーターホイールおよびスピンドルホイールの一つを含み 、本実施例ではモータープーリ11、摩擦スピンドルホイール51、回動自在プーリ 21および摩擦ホイール22であり、図ではこれらは作動状態にある。この作動状態 において、モーター軸10は第一の駆動スピンドル50を、テープ6の送り方向13で 、カセット5中のテープ6上の情報の再生または記録のために第一の伝達比で駆 動することが可能である。第一の伝達装置11、19、21、22、51は第一の切換え機 構81、82、83によって非作動状態と作動状態との間で切換え可能であり、本実施 例ではこの第一の切換え機構は第一のスライド部材81、ばね83および回動部材82 を具える。カム円板70はガイド面71を有する。カム円板70はまた複数の円周状の 窪み75;76;77;78を有し、これら窪みは停止位置でカム円板駆動ホイール23と 対面し、そのため停止位置においてカム円板駆動ホイール23はカム円板70が駆動 していなくても回転可能となる。カム円板70のこの位置において、第一の伝達装 置11、19、21、22、51は作動状態にある。なぜならば第一のカムフォロワ89がガ イド面71によって位置決めされ、それによって第一のスライド部材81は摩擦ホイ ール22をばね83および回動部材82によって摩擦スピンドルホイール51に対して押 し付けるからである。もしこの状態においてモーター軸10をモーター1への通電 によって順方向15へ駆動した場合、モーター軸10と連結したモータープーリ11は 回動自在プーリ21をベルト19によって駆動する。回動自在プーリ21に固着した摩 擦ホイール22は、このとき、摩擦スピンドルホイール51を摩擦伝達装置で駆動し 、摩擦スピンドルホイール51は第一の駆動スピンドル50に回転自在に連結してい る。この結果として、カセット5が装置2に装着されているとき、テープ6は第 一のリールハブ7によって駆動される。 図4は駆動部の下面図であり、第二の伝達装置11、19、21、22、61を示すもの である。この第二の伝達装置は第二の駆動ホイールの組11、21、22、61を具え、 これらは少なくとも一つのモーターホイールおよびスピンドルホイールの一つを 含み、本実施例ではモータープーリ11、摩擦スピンドルホイール61、回動自在プ ーリ21および摩擦ホイール22であり、図ではこれらは作動状態にある。この作動 状態において、モーター軸10は第二の駆動スピンドル60を第一の伝達比で、カセ ット5中のテープ6を第二の送り方向14でテープ6上の情報を再生または記録の ために駆動することが可能である。第二の伝達装置11、19、21、22、61は第一の 切換え機構81、82、83によって非作動状態と作動状態との間で切換え可能である 。カム円板70のこの位置において、第二の伝達装置11、19、21、22、61は作動状 態にある。なぜならば第一のカムフォロワ89はガイド面71によって位置決めされ 、それによって第一のスライド部材81は摩擦ホイール22をばね83および回動部材 82によって摩擦スピンドルホイール61に対して押し付けるからである。もしこの 状態においてモーター軸10がモーター1への通電によって逆方向16へ駆動された 場合、モーター軸10と結合したモータープーリ11は回動自在プーリ21をベルト19 によって駆動する。回動自在プーリ21に固着した摩擦ホイール22は、このとき、 摩擦スピンドルホイール61を摩擦伝達装置で駆動し、摩擦スピンドルホイール61 は第二の駆動スピンドル60に回転自在に連結している。この結果として、カセッ ト5が装置2に装着されているとき、テープ6は第一のリールハブ8によって駆 動される。 図5は駆動部の下面図であり、第三の伝達装置12、31、32、52を示すものであ る。これら第三の伝達装置は第三の駆動ホイールの組12、31、32、52を具え、こ れらは少なくとも一つのモーターホイールおよび一つのスピンドルホイールを含 み、本実施例ではモータープーリ12、歯付スピンドルホイール52および歯車31お よび32であり、本図では作動状態にある。この作動状態において、第一の駆動ス ピンドル50を、カセット5中でテープ6をリールハブ7へ高速で巻き取るために 第二の伝達比で駆動する。第三の伝達装置12、31、32、52はまた非作動状態と作 動状態との間で第二の切換え機構90によって切換え可能である。第二の切換え機 構90は本実施例では第二のスライド部材90である。カム円板70のこの位置におい て、第三の伝達装置12、31、32、52は作動状態にある。なぜならば第二のスライ ド部材90は、第二のカムフォロワ99により位置決めされているので、歯車31はモ ーター歯車12と噛み合い、歯車32は歯付スピンドルホイール52と噛み合うからで ある。もしこの状態においてモーター軸10をモーター1への通電によって順方向 の回転15で駆動する場合、モーター軸10と連結しているモーター歯車12は、歯車 31および32によって歯付スピンドルホイール52を駆動する。第一の駆動スピンド ル50と回転自在に連結している歯付スピンドル52は、このとき、カセット5が装 置2に装着されていれば第一のリールハブ7によってテープ6を駆動する。 図6は駆動部の下面図であり、第四の伝達装置12、41、42、62を示すものであ る。これら第四の伝達装置は第四の駆動ホイールの組12、41、42、62を具え、こ れらは少なくとも一つのモーターホイールおよび一つのスピンドルホイールを含 み、本実施例ではモータープーリ12、歯付スピンドルホイール62および歯車41お よび42であり、図では作動状態にある。この作動状態において、第一の駆動スピ ンドル60を、カセット5中のテープ6をリールハブ8へ高速で巻き取るために第 二の伝達比で駆動する。第四の伝達装置12、41、42、62はまた非作動状態と作動 状態との間で第二の切換え機構90によって切換え可能である。カム円板70のこの 位置において、第二の伝達装置12、21、22、61は作動状態にある。なぜならば第 二のスライド部材90は、第二のカムフォロワ99により位置決めされているので、 歯車41はモーター歯車12と噛み合い、歯車42は歯付スピンドルホイール62と噛み 合うからである。もしこの状態においてモーター軸10をモーター1への通電によ って逆方向の回転16で駆動する場合、モーター軸10と連結しているモーター歯車 12は、歯車41および42によって歯付スピンドルホイール62を駆動する。第二の駆 動スピンドル60と回転自在に連結している歯付スピンドルホイール62は、このと き、カセット5が装置2に装着されていれば第二のリールハブ8によってテープ を駆動する。 図7は駆動部の下面図であり、第一、第二、第三および第四の伝達装置11、19 、21、22、51、11、19、21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、62が非作動 状態にあることを示す。駆動スピンドル50、61のいずれも駆動していない。伝達 装置11、19、21、22、51、11、19、21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、 62の状態は、カム円板70の位置によって決められ、第一のカムフォロワ89および 第二のカムフォロワ99はガイド面71によって中心位置に保持される。第一のカム フォロワ89は第一のスライド部材81と固着し、第一のスライド部材81はばね83に よって回動部材82を中心位置に保つ。回動部材82には回動スピンドル84を取り付 け、回動スピンドル84には回動自在プーリ21、カム円板駆動ホイール23および摩 擦ホイール22を取り付け、これらは全て回転のために互いに連結し、かつ回転す る。伝達装置11、19、21、22、51、11、19、21、22、61、12、31、32、52、12、 41、 42、62の一つに属している二つの駆動ホイール11および21はプーリを具え、これ らは回転軸線に対して回転可能であり、また弾性ベルト19によって駆動関係にお いて互いに連結する。本実施例においては回動自在プーリ21はベルト19およびモ ータープーリ11によってモーター1で駆動することが可能であり、モータープー リ11はモーター軸10と回転可能に連結している。第一および第二の伝達装置11、 19、21、22、51、11、19、21、22、61の非作動状態において、プーリ11および21 の回転軸線は、前記伝達装置の作動状態のときよりも互いにより接近する。第一 の切換え機構81、82、83に相対的なモーター1の位置のため、プーリ11および21 の軸線は、非作動状態では、対応する伝達装置の作動状態のときよりも自動的に 互いにより接近する。プーリ11および21は非作動状態には作動状態よりも互いに より接近するため、弾性ベルト19の張力は、対応する伝達装置の作動時に比べて 非作動時にはより小さくなる。操作時にはこれによりベルト19およびベルト19に よって接続しているプーリ11および21のベアリング手段でのエネルギー損失は制 限され、この状態においてベルト19は駆動スピンドル50および60の駆動には寄与 しない。しかしながら、この状態においてベルト19の張力は回動自在プーリ21に 対しては十分大きく保たれ、それによってカム円板駆動ホイール23をモーター軸 10によって駆動する。もし回動自在プーリ21をこのように駆動する場合、カム円 板駆動ホイール23はカム円板70を駆動しない。なぜならば、カム円板駆動ホイー ル23はカム円板79の歯中の窪み76に正確に対向する位置にあるからである。歯車 31、32、41および42は、カムフォロワ99が中心位置にあるときは、他のどの駆動 ホイールとも噛み合っていない。このことは不必要なエネルギー損失を防止する 。回動スピンドル上の駆動ホイール21、22および23は解離できない。なぜならば これらはベルト19によって駆動されるからである。カム円板駆動ホイール23と回 動自在プーリ21との上記の係合の方法は、モーターが、エネルギー損失のある追 加の伝達手段なしに、常にカム円板駆動ホイール23と駆動関係にあるという利点 をもたらす。従って、ベルト伝達手段によって、テープ送りに寄与しない駆動ホ イールの数を最小化する。これによって既知の装置と比較してエネルギー損失を 低減することとなる。 図8は駆動部の下面図であり、全ての伝達装置11、19、21、22、51、11、19、 21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、62は非作動状態にあり、かつ位置決 め機構は作動している。位置決め機構は、カム円板70が停止位置にあるとき、す なわちカム円板70の周縁部の窪み75;76;77;78がカム円板駆動ホイール23と対 向する位置にあるとき、カム円板70とカム円板駆動ホイール23との間の駆動関係 を一時的に実現する用をなす。この位置決め機構は、少なくとも一つのスライド 、本実施例ではスライド110を具え、このスライドは引き込み位置と滑り出し位 置との間を動作可能であり、またこのスライドは少なくとも一つの駆動装置、本 実施例では歯付部材111を具え、自由端にはスライド機構、本実施例ではレバー1 20およびつる巻きばね131、開放可能なラッチ、本実施例ではスライド機構に協 調するように取り付けた通電可能な電磁石130を具えている。本実施例において は、電磁石130はコイル、永久磁石および永久磁石によって互いに磁気吸着して いる二つの部品を具えている。電磁石に通電すると、コイルは磁界を発生し、二 つの部品間の吸引力は変化する。ラッチが電磁石130の通電の変化、すなわち電 流を流すことによって外れるとき、スライド装置はスライド110を滑り出し位置 へ動かす。この滑り出し位置において、歯付部材111はカム円板駆動ホイール23 と接触し、スライド110はカム円板70と回転不能に連結、すなわち本実施例では 歯113がカム円板70の歯79と噛み合う。結果として、カム円板駆動ホイール23は カム円板70と駆動関係となる。この場合、モーター軸10の順方向の回転15は、図 9に示すような状態をもたらす。 図9は駆動部の下面図であり、カム円板70に回転不能に連結した四角形カム14 0がレバー120を、レバー120に連結している第二のカムフォロワ122によって最初 の位置に戻していることを示す。その結果として、スライド110はカム円板70か ら再度カム円板70が回転するように外れ、センタリングスプリング150によって 最初の方向に復帰する。カム円板駆動ホイール23はこのときカム円板79の歯と噛 み合っているので、カム円板70は、図3に示すように、カム円板駆動ホイール23 が窪み75に対向する位置に来るまで回転する。 第一の切換え機構81、82、83および第二の切換え機構90は、これらがほぼ等し いストロークとなるような構成を取り、これは同一のガイド面71と協調すること を可能としている。カム円板70は複数のガイド面71を有し、これは本実施例では 第一のガイド面72および第二のガイド面73であり、これらは、カム円板70が回転 している間、カムフォロワ、本実施例では第一のカムフォロワ89および第二のカ ムフォロワ99を案内可能である。カム円板と正接するガイド面の角度は小さいた め、カム円板70は第一の切換え機構81、82、83および第二の切換え機構90が共に 反時計回りまたは時計回りに回転している間、これらと協調する。 カム円板70が所定の角度位置から回転したとき、図9に示すように、モーター 軸10が順方向の回転15をし、第一のカムフォロワ89は第一のガイド面72と係合す る。第一のカムフォロワ89によって、このガイド面72は第一の切換え機構81、82 、83を、第一の伝達装置11、19、21、22、51が作動状態となる位置にセットする 。カム円板駆動ホイール23は、カム円板70が回転する間は作動するので、カム円 板70は、図3に示すように、カム円板駆動ホイール23が窪み75に対向する位置に 来る前に、四分の一回転よりも小さい回転をする。カム円板70が同方向にさらに 回転すると、第一のカムフォロワ89は、本実施例では第一のガイド面72およびこ れと平行なガイド面72aによって初期位置に達する。第一の切換え機構を中心位 置に動かす弾性素子を設けるときは、第一のガイド面72のみが必要となる。 カム円板70がある角度位置から回転、すなわち所定の角度位置から相対的にほ ぼ180°以上回転したとき、モーター軸10が順方向の回転15をする間、第二のカ ムフォロワ99は第一のガイド面72と係合する。第二のカムフォロワ99によって、 このガイド面72は第二の切換え機構90を、第三の伝達装置12、31、32、52を作動 状態にする位置にセットする。カム円板駆動ホイール23は、このカム円板70の回 転の間は動かないため、カム円板70は、図3に示すように、カム円板駆動ホイー ル23が窪み77に対向する位置に来る前に四分の一回転する。カム円板70が同方向 にさらに回転すると、第二のカムフォロワ99は、本実施例では第一のガイド面72 およびこれと平行なガイド面72aによって初期位置に達する。第一の切換え機構 を中心位置に動かす弾性素子を設けるときは、第一のガイド面72のみが必要とな る。 同様な手順によって、第一および第二のカムフォロワ89および99はそれぞれ、 モーター軸10が逆方向の回転16をするとき、第二のガイド面73と係合し、第二の ガイド面73は第一または第二の切換え機構81、82、83、90を、第二の伝達装置11 、 19、21、22、61および第四の伝達装置12、41、42、62をそれぞれ作動状態にする 位置へセットする。カム円板70が同方向にさらに回転すると、カムフォロワ89お よび99は、本実施例では第二のガイド面73およびこれと平行なガイド面73aによ って初期位置に達する。第一および第二の切換え機構を中心位置に動かす弾性素 子を設けるときは、第二のガイド面73のみが必要となる。 第一の伝達装置11、19、21、22、51または第二の伝達装置11、19、21、22、62 の作動位置において、カム円板70の角度位置およびそれによる第一のカムフォロ ワ89の、ガイド面71に相対的な位置は、第三の伝達装置12、31、32、52または第 四の伝達装置12、41、42、62の作動位置とは異なっている。このことはさらなる 設計の自由をもたらす。 カムフォロワ89および99のストロークによって、ほぼ等しい第一の切換え機構 81、82、83および第二の切換え機構90をガイド面71の一つの組によって操作する ことができる。これは各カムフォロワ89、90がガイド面71の分離した組を有する 構成を採る場合に比べてより狭いスペースで済むという利点がある。 上記より、第一、第二、第三および第四の伝達装置11、19、21、22、51、11、 19、21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、62はカム円板70によって排他的 に規定されることは明らかである。それ故、これら伝達装置11、19、21、22、51 、11、19、21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、62の全ての動作可能なホ イールはカム円板によって作動するものとなり、そのためテープ6の駆動に摩擦 クラッチは必要なくなる。これらの摩擦クラッチの歯車は常に通常の回転歯車よ りも多くエネルギーを損失するため、このステップは既知の装置よりもエネルギ ー消費を減らすこととなる。 カム円板70はこうした構造を採るため、カム円板70は第一の切換え機構81、82 、83および第二の切換え機構90と、時計回りおよび反時計回りに回転するときの 両方で協調することができ、カム円板70はテープ送りを行うモーター1によって 駆動され、他の追加の部品を必要とせずに切換えを素早く行うことができる。も しカム円板70が、切換え機構81、82、83および90と一方向の回転時にのみ協調で きる場合、モーター軸10のいずれか一方向の回転15または16のみがなされ、この ことはスピンドルホイール50および60の正しい方向の回転を得るために追加の部 品 を必要とし、または、特別な状態においてモーター軸10の回転方向はカム円板70 の駆動ができるようになる前に変化しなければならず、そのため使用者のコマン ドに対する反応に、より多くの時間が必要となる。ここで述べた場合において、 駆動スピンドル50または60の同時駆動は、一時的に間違った方向への回転となり 、その結果テープ6は一方のリールハブ7または8から繰り出されることとなる 。これはテープ6の制御不能のループをもたらし、その結果テープ6は損傷を受 ける。 上記のことから、以下のことが明らかとなる。すなわち、ガイド面71の形状に よって、第一、第二、第三および第四の伝達装置11、19、21、22、51、11、19、 21、22、61、12、31、32、52、12、41、42、62の状態は、カム円板の現在の停止 位置、およびカム円板70が、現在の停止位置の前の停止位置から回転して現在の 停止位置に達する際の方向によって規定される。その結果として、カム円板の一 つの停止位置は伝達装置11、19、21、22、51、11、19、21、22、61、12、31、32 、52、12、41、42、62の二つの異なる状態と一致する。結果として、より少ない 数の停止位置が必要となり、そのためより大きいカム円板70が、駆動ホイール21 、22、31、32、41、42をある位置から他の位置へ、第一または第二の装置81、82 、83または90によってセットする。これによって、制限された大きさのカム円板 70での適切なストロークが得られる。 ガイド面71の輪郭によって、モードのシーケンスは電磁石130への繰り返しの 通電によりモーター軸の回転方向にほとんど依存せずに到達する。各モードは以 下の通り。 FWD(前進)161 第一のスピンドル50が、第一の伝達比での駆動のため モーター軸10と連結する。 RVS(逆転)162 第二のスピンドル60が、第一の伝達比での駆動のため モーター軸10と連結する。 FF(早送り)163 第一のスピンドル50が、第二の伝達比での駆動のため モーター軸10と連結する。 REW(巻戻し)164 第二のスピンドル60が、第二の伝達比での駆動のため モーター軸10と連結する。 STOP(停止)160 駆動スピンドル50、60のいずれも回転できるようにモ ーター軸10と連結していない。 図10は、モーター軸10の順方向の回転15および逆方向の回転16における電磁石 130の動作170によるモードのシーケンスを図示したものである。このシーケンス は、ある特定の方向への低速および高速での巻き取りを、モーター軸10の回転方 向の逆転を必要とすることなしに連続的に達成することができる利点を有する。 これはテープ6上の所定の量の情報を素早く位置決めすることを可能とする。こ れに加え、他のモードのシーケンスを、必要があれば、モーター軸10の回転方向 を作動モードで逆転させ、かつ直ちに電磁石に通電することによって使用するこ とができる。 図11は位置決め装置120、130、114、115の他の構成を示す下面図であり、この 装置は第一のピン116、第二のピン118および歯111を有する第一のスライド114と 、第三のピン117、第四のピン119および歯111を有する第二のスライド115、第一 、第二、第三および第四のピン116、117、118、119を配置した楯の形の開口部12 5を有するレバー120を具え、レバー120の一方の端部は電磁石130およびつる巻き ばね131と連結している。第一および第二のスライド114および115は共にカム円 板70と回転のために永久結合している。電磁石130に通電すると、つる巻きばね1 31はレバー120を、次のように動かすことができる。すなわち、第一のスライド1 14が、第三のピン118によって歯111と第一の窪み75を埋めるように動く。その結 果として、カム円板70をカム円板駆動ホイール23によって動かすことができ、前 述した位置決め装置の構成と同様の状態をなすこととなる。レバーも前述の装置 と同様の手順で復帰する。 図12は位置決め装置110、120、130、131;114、115の部分を示したもので、レ バー120が、楯の形の開口部125内部に配置され、かつカム円板70と回転不能に連 結した四角形カム140によって初期位置に動いている。カム円板駆動ホイール23 はここではカム円板の歯79と噛み合っているため、カム円板70は、カム円板駆動 ホイール23が次の窪み76に対向するまで回転を続ける。前の実施例に係る構成と 比較して、本実施例に係る位置決め機構110、120、130、131;114、115は以下の 利点を有する。すなわち、スライド114および115の歯とカム円板 の歯79をより正確に同期させることが可能であり、またスライド114と115のカム 円板70との係合がより簡単になる。さらに、スライド114および115を元の位置に 復帰するのにばねが不要となる。 本発明は以下の事実の認識に基づいている。すなわち、装置のどのモードにお いても最小数の駆動円板が回転し、エネルギー効率の高い装置を実現するために 、これら駆動円板の摩擦を最小化すべきであるということである。本発明は、カ セットを使用する装置に適用した場合について述べた。しかしながら、本発明は 他の形式のウェブ状の情報記録担体、例えば光テープなどを使用する装置への適 用も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デ ニール テオドラス ヘンリカス マ リア オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ホッフナヘルス ヨハネス フランシスカ ス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.テープ式情報記録担体(6)を第一のリールハブ(7)から第二のリールハブ (8)へ、またはその逆方向に繰り出す駆動装置を有するテープ式情報記録担体 の駆動装置(2)であって、 順方向(15)および逆方向(16)への回転が可能なモーター軸(10)を有す るモーター(1)と、 各回転方向(15,16)へ回転可能に前記モーター軸(10)と連結した、少な くとも一つのモーターホイール(11,12)と 第一のリールハブ(7)を駆動する第一の駆動スピンドル(50)に設けた少 なくとも一つのスピンドルホイール(51,52)と、 第二のリールハブ(8)を駆動する第二の駆動スピンドル(60)に設けた少 なくとも一つのスピンドルホイール(61,62)と、 少なくとも一つのモーターホイール(11,12)とスピンドルホイール(51, 52,61,62)の一つを含み、少なくとも二つ以上が互いに相対的に動作可能な第 一、第二、第三および第四の駆動ホイールの組(11,21,22,51)、(11,21, 22,61)、(12,31,32,52)、(12,41,42,62)をそれぞれ有する、非作動 状態と作動状態との間の切換えが可能で、かつ、モーター軸(10)により、 第一の駆動スピンドル(50)を第一の伝達比で、 第二の駆動スピンドル(60)を第一の伝達比で、 第一の駆動スピンドル(50)を第二の伝達比で、 第二の駆動スピンドル(60)を第二の伝達比で、 それぞれ駆動させる第一、第二、第三および第四の伝達装置(11,19,21,22 ,51)、(11,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12,41,42,62)と 、 少なくとも一つの切換え機構(81,82,83,90)と協調するガイド面(71) を有し、かつ複数の停止位置に位置することが可能で、その停止位置は伝達装置 (11,19,21,22,51)、(11,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12 ,41,42,62)の内の一つの、一つの状態と協調し、同時に他の伝達装置(11, 19,21,22,51)、(11,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12,41, 42,62)は非 作動状態にある回転可能なカム円板(70)と、 カム円板(70)を駆動するカム円板駆動ホイール(23) とを具える装置において、 前記第一、第二、第三および第四の伝達装置(11,19,21,22,51)、(11 ,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12,41,42,62)をカム円板(70 )によって排他的に規定し、 カム円板(70)を時計回りの回転(17)および反時計回りの回転(18)共に 可能とし、かつ切換え機構(81,82,83,90)とそれぞれの回転方向(17,18) において協調することを特徴とする、テープ式情報記録担体の駆動装置。 2.請求項1に記載の装置において、 前記第一、第二、第三および第四の伝達装置(11,19,21,22,51)、(11 ,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12,41,42,62)の状態の数がカ ム円板(70)の現在の停止位置および回転方向(17,18)によって規定され、こ のときカム円板(70)は現在の停止位置に先立つ、前の停止位置から現在の停止 位置まで回転することを特徴とする、テープ式情報記録担体の駆動装置。 3.請求項2に記載の装置において、 第一の伝達装置(11,19,21,22,51)および第二の伝達装置(11,19,21 ,22,61)の作動状態と非作動状態との間の切換えを行う第一の切換え機構(81 ,82,83)を具え、第一の切換え機構(81,82,83)は、カム円板(70)の複数 のガイド面(71)と協調する第一のカムフォロワ(89)を具え、 また、第三の伝達装置(12,31,32,52)および第四の伝達装置(12,41, 42,61)の作動状態と非作動状態との間の切換えを行う第二の切換え機構(90) を具え、第二の切換え機構(90)はカム円板(70)の複数のガイド面(71)と協 調する第二のカムフォロワ(99)を具え、 カム円板(70)が所定の角度位置から回転し、その際モーター軸(10)が順 方向(15)に回転するとき、第一のカムフォロワ(89)は第一のガイド面(72) と係合し、第一の切換え機構(81,82,83)を、第一の伝達装置(11,19,21, 22,51)が作動状態にある位置にセットし、かつカム円板(70)が同方向にさら に回転するとき、第一のカムフォロワ(89)が初期の位置に戻り、 カム円板(70)が所定の角度位置、すなわち前記所定の角度位置に相対的に 180°以上回転し、その際モーター軸(10)が逆方向(16)に回転するとき、第 一のカムフォロワ(89)は第二のガイド面(73)と係合し、第一の切換え機構( 81,82,83)を、第二の伝達装置(11,19,21,22,61)が作動状態にある位置 にセットし、またカム円板(70)が同方向にさらに回転するとき、第一のカムフ ォロワ(89)は初期の位置に戻り、 カム円板(70)が所定の角度位置、すなわち前記所定の角度位置に相対的に 180°以上回転し、その際モーター軸(10)が順方向(15)に回転するとき、第 二のカムフォロワ(99)は第三のガイド面と係合し、第二の切換え機構(90)を 、第三の伝達装置(12,31,32,52)が作動状態にある位置にセットし、カム円 板(70)がさらに同方向に回転するとき第二のカムフォロワ(90)が初期位置に 戻り、 カム円板(70)が前記所定の角度位置から回転し、その際モーター軸(10) が逆方向(16)に回転するとき、第二のカムフォロワ(99)は第四のガイド面と 係合し、かつ第二の切換え機構(90)を、第四の伝達装置(12,41,42,61)が 作動状態にある位置にセットし、カム円板(70)がさらに同方向に回転すると第 二のカムフォロワ(90)は初期位置に戻ることを特徴とする、テープ式情報記録 担体の駆動装置。 4.請求項2または3に記載の装置において、 第一の切換え機構(81,82,83)および第二の切換え機構(90)が、それぞ れ二つの端部および一つの中心位置をとることが可能、すなわち、 一方の端部では第一の伝達装置(11,19,21,22,51)または第三の伝達装 置(12,31,32,52)がそれぞれ作動状態にあり、 もう一方の端部では第二の伝達装置(11,19,21,22,61)または第四の伝 達装置(12,41,42,62)がそれぞれ作動状態にあり、 一つの中心位置では第一の伝達装置(11,19,21,22,51)および第二の伝 達装置(11,19,21,22,61)または第三の伝達装置(12,31,32,52)および 第四の伝達装置(12,41,42,62)がそれぞれ非作動状態にあることを特徴とす る、テープ式情報記録担体の駆動装置。 5.請求項3または4に記載の装置において、 第一のカムフォロワ(89)および第二のカムフォロワ(99)が、伝達装置( 11,19,21,22,51)、(11,19,21,22,61)、(12,31,32,52)、(12, 41,42,62)の作動状態と非作動状態との間での切換えを行うためほぼ等しいス トロークで作動し、かつ第一の切換え機構(81,82,83)および第二の切換え機 構(90)がカム円板(70)の同一のガイド面(71)と協調していることを特徴と する、テープ式情報記録担体の駆動装置。 6.請求項1から5までのいずれか1項に記載の装置において、 二つの駆動ホイール(11,21)が伝達装置(11,19,21,22,51)、(11, 19,21,22,61)の一つに属し、回転軸線に沿って回転可能なプーリ(11,21) を具え、かつこれらは弾性ベルト(19)によって駆動関係において共通に連結し 、 プーリ(11,21)の回転軸が、駆動ホイール(11,21)の属する伝達装置( 11,19,21,22,51)が非作動状態のときには作動状態のときよりも互いにより 接近していることを特徴とする、テープ式情報記録担体の駆動装置。 7.請求項1から6までのいずれか1項に記載の装置において、 駆動スピンドル(50,60)およびカム円板駆動ホイール(23)が同一のモー ター(1)で駆動可能であることを特徴とする、テープ式情報記録担体の駆動装 置。 8.請求項7に記載の装置において、 駆動ホイールの第一の組(11,21,22,51)または駆動ホイールの第二の組 (11,21,22,61)の駆動ホイール(21)が、モーター(1)によってカム円板 (70)の全ての停止位置において駆動可能であり、 前記カム円板駆動ホイール(23)が、前記駆動ホイール(21)と同一のスピ ンドル(84)で支持され、 前記カム円板駆動ホイール(23)が前記駆動ホイール(21)に回転不能に連 結していることを特徴とする、テープ式情報記録担体の駆動装置。 9.請求項1から8までのいずれか1項に記載の装置において、 カム円板(70)が複数の円周状の窪み(75,76,77,78)を有し、これら窪 みを、一つの停止位置においてカム円板駆動ホイール(23)と対向してそれぞれ 配置し、前記カム円板駆動ホイール(23)が前記停止位置で前記窪み(75,76, 77,78)中で自由に回転可能で、 位置決め機構(110,120,130,131;114,115)を具え、これら位置決め機 構はカム円板(70)が停止位置にあり、そこで円周状の窪み(75,76,77,78) がカム円板駆動ホイール(23)と対向する位置にあるとき、カム円板(70)とカ ム円板駆動ホイール(23)との間の駆動関係を一時的に実現し、 前記位置決め機構(110,120,130,131;114,115)が、 引き込み位置と滑り出し位置との間で移動可能で、かつ自由端に少なくとも 一つの駆動部(111)を具えた少なくとも一つのスライド(110;114,115)と、 前記スライド(110;114,115)に協調可能に取り付けたスライド機構(120 ,131)と、 前記スライド機構(120,131)に協調可能に取り付けた開放可能なラッチ( 130)とを具え、 前記ラッチ(130)の開放によって前記スライド機構(120,131)がスライ ド(110;114,115)を滑り出し位置へ移動させることが可能で、その位置にお いて駆動部(111)がカム円板駆動ホイール(23)と接触し、かつスライド(110 ;114,115)がカム円板(70)と回転不能に連結し、またカム円板駆動ホイール (23)がカム円板(70)と駆動関係にあることを特徴とする、テープ式情報記録 担体の駆動装置。
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