JPH08264619A - 搬送装置及びこの搬送装置を有する検査装置 - Google Patents

搬送装置及びこの搬送装置を有する検査装置

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JPH08264619A
JPH08264619A JP7091766A JP9176695A JPH08264619A JP H08264619 A JPH08264619 A JP H08264619A JP 7091766 A JP7091766 A JP 7091766A JP 9176695 A JP9176695 A JP 9176695A JP H08264619 A JPH08264619 A JP H08264619A
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cassette
liquid crystal
crystal display
arm
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JP7091766A
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English (en)
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Yoichi Nakagome
陽一 中込
Hideto Yokomori
秀人 横森
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TERU ENG KK
Tokyo Electron Ltd
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TERU ENG KK
Tokyo Electron Ltd
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型で薄くて撓みやすいLCD用基板であっ
ても、カセットにおいてLCD用基板を円滑に出し入れ
でき、しかもLCD用基板を安定的且つ確実に保持して
搬送できる搬送装置を提供する。 【構成】 本搬送装置14は、カセットCの内側面に上
下方向で所定間隔をあけた複数の支持溝C1により水平
に支持されたLCD用基板Sを1枚ずつ保持し、そのL
CD用基板SをカセットCとLCD用基板Sの検査部1
2との間で搬送する搬送装置14において、上記搬送装
置14に、上記LCD用基板Sを保持した時に生じるL
CD用基板Sの撓みを少なくとも3箇所に分散するアー
ム26、27を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示体(LCD)
用基板を搬送する搬送装置及びこの搬送装置を備えた検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTFT型LCDには、その部品と
してLCDの画素データをON、OFF制御する電気回
路が形成されたガラス基板がLCD用基板として用いら
れている。そして、このLCD用基板には複数の電気回
路が成膜装置等の処理装置を用いてマトリックス状に形
成され、後にそれぞれを個々に分割し、使用するように
している。マトリックス状に配列された個々の電気回路
には、その周辺に電気的接点となる電極パッドが多数形
成されている。そして、個々の電気回路の良否を判定す
るための電気的検査はLCD用基板の状態のまま検査装
置によって行なわれている。尚、電気的検査を行なう場
合には、LCD用基板を正確に位置決めした後行なう必
要があるため、LCD用基板上のコーナー部には例えば
クロスマークなどからなる位置決め用のマークが形成さ
れている。
【0003】そこで、LCD用基板の処理装置として、
例えば、検査装置を例に挙げて説明する。検査装置は、
一般に、LCD用基板を基板載置台に対してロード、ア
ンロードするハンドリング部と、このハンドリング部か
ら受け取ったLCD用基板の電気的検査を行なう検査部
とを備えている。ハンドリング部はカセット内に例えば
25枚収納されたLCD用基板を1枚ずつ取り出してハ
ンドリングするように構成されている。このハンドリン
グ部は、例えばカセットを載置するカセット載置部と、
このカセット載置部に載置されたカセット内のLCD用
基板を1枚ずつ取り出して検査部へ搬送する搬送装置と
を備えている。この搬送装置は、図7に示すように、L
CD用基板Sを1枚ずつ吸着保持するアーム1を有して
いる。このアーム1はX方向、Y方向、Z方向及びθ方
向で移動できるように構成されている。また、検査部
は、ハンドリング部の搬送装置から受け取ったLCD用
基板を保持する基板載置台と、この基板載置台上に載置
されたLCD用基板の各電極パッドと電気的に接触する
プローブ針を有するプローブボードとを備えている。基
板載置台は、X方向、Y方向、Z方向及びθ方向で移動
し、ハンドリング部から受け取ったLCD用基板をプロ
ーブボードの下方へ移動させると共にLCD用基板の各
電気回路の電極をそれぞれに対応したプローブボードの
各プローブ針に電気的に接触させるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LCD用基板はその大きさが、縦370mm×横470mm
×厚さ1.1mm程度であったが、最近はLCD用基板及
び電気回路の作製技術が著しく向上して来ているため、
大型で薄いLCD用基板、例えば縦550mm×横650
mm×厚さ0.7mmの大きさのLCD用基板が供給される
ようになって来ている。そのため、従来の搬送装置によ
りLCD用基板をハンドリングすると、LCD用基板が
アーム1上で大きく撓み、カセットCでのLCD用基板
の出し入れを円滑に行なうことが難しくなって来た。
【0005】即ち、搬送装置のアームによりカセット内
でLCD用基板を持ち上げて取り出そうとすると、図7
で示すように従来のアーム1であれば、LCD用基板S
を中央の一箇所で支持するようになっているため、上述
のような大型で薄いLCD用基板を保持しようとする
と、図4の(b)で示すようにLCD用基板Sがアーム
1の左右で大きく撓み、そのLCD用基板Sが支持溝C
1から完全に持ち上がる前にそのLCD用基板Sの中央
部が上方のLCD用基板S'に接触し、LCD用基板S
を円滑に取り出すことができず、ここでLCD用基板S
を無理矢理取り出そうとするとLCD用基板S表面の電
気回路が上方のLCD用基板S'に摺接し、表面の電気
回路を損傷する虞があるなどという課題があった。
【0006】逆に、検査済みのLCD用基板Sをカセッ
トC内に収納する場合には、アーム1上で検査済みのL
CD用基板Sが撓み、その撓みのためLCD用基板Sの
中央部が上方のLCD用基板S'と干渉すると共にLC
D用基板Sの両側端がカセットCの支持溝C1と干渉
し、LCD用基板SをカセットC内へ円滑に収納できな
いという課題があった。
【0007】これらに対する対策として、アーム1の支
持面積を大きくしてLCD用基板Sの両側の撓みを軽減
する方法もあるが、この方法ではLCD用基板Sの両側
の撓みが軽減する反面、アームの自重によりアーム1自
体に撓みを生じ、アーム1によってLCD用基板Sを円
滑に保持できなくなる虞がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、大型で薄くて撓みやすい液晶表示体用基板
であっても、カセットにおいて液晶表示体用基板を円滑
に出し入れでき、しかも液晶表示体用基板を安定的且つ
確実に保持して搬送できる搬送装置及びこの搬送装置を
有する検査装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の搬送装置は、カセットの内側面に上下方向で所定間隔
をあけて形成された複数の支持溝により水平に支持され
た液晶表示体用基板を1枚ずつ保持し、その液晶表示体
用基板をカセットと液晶表示体用基板の処理部との間で
搬送する搬送装置において、上記搬送装置に、上記液晶
表示体用基板を保持した時に生じる液晶表示体用基板の
撓みを少なくとも3箇所に分散するアームを設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の搬送装置
は、請求項1に記載の発明において、上記アームは、上
記液晶表示体用基板を離間した2箇所で支持する一対の
分岐支持部を有することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項3に記載の搬送装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記各分岐支持部間の間隔を、上記液晶表示体用基板を静
置した時の撓み量と上記液晶表示体用基板を持ち上げる
時の撓み量が略等しくなる寸法に設定したことを特徴と
するものである。
【0012】また、本発明の請求項4に記載の搬送装置
は、請求項2または請求項3に記載の発明において、上
記各分岐支持部の間隔を、各分岐支持部の長手方向の中
心線がそれぞれで支持された液晶表示体用基板の両側端
から1/4の位置に来るように設定したことを特徴とす
るものである。
【0013】また、本発明の請求項5に記載の検査装置
は、カセットの内側面に上下方向で所定間隔をあけて形
成された複数の支持溝により水平に支持された液晶表示
体用基板を1枚ずつ保持し、その液晶表示体用基板をカ
セットと検査部との間で搬送する搬送装置を有する検査
装置において、上記搬送装置に、上記液晶表示体用基板
を保持した時に生じる液晶表示体用基板の撓みを少なく
とも3箇所に分散するアームを設けたことを特徴とする
ものである。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、カセ
ットと処理部との間で液晶表示体用基板を搬送する際
に、カセット内の上下の液晶表示体用基板間にアームを
挿入した後、アームにより液晶表示体用基板を支持すれ
ば、液晶表示体用基板をカセットから1枚ずつ取り出し
処理部へ搬送することができる。この際、アームをカセ
ット内の液晶表示体用基板間の隙間において支持すると
液晶表示体用基板がその自重により下方へ撓むが、この
撓みはアーム上で少なくとも3箇所に分散するため、液
晶表示体用基板が両端の2箇所で撓む従来の場合と比較
して撓み量が軽減する。従って、液晶表示体用基板が大
型で薄くても上方の液晶表示体用基板やカセット内の支
持溝と干渉する虞がなく、液晶表示体用基板をカセット
内から円滑に取り出すことができる。逆に、処理済みの
液晶表示体用基板をカセットへ戻す際には、アームで支
持された液晶表示体用基板の撓み量が上述のように少な
いため、カセットの支持溝に対して円滑に収納すること
ができる。
【0015】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記アームは上
記液晶表示体用基板を離間した2箇所で支持する一対の
分岐支持部を有するため、アーム上の液晶表示体用基板
はその両端及び分岐支持部の間の3箇所で撓むため、液
晶表示体用基板が大型で薄くてもカセットにおいて円滑
に出し入れすることができる。
【0016】また、本発明の請求項3に記載の検査装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記各分岐支持部間の間隔を、上記液晶表示体用基板を静
置した時の撓み量と上記液晶表示体用基板を持ち上げる
時の撓み量が略等しくなる寸法に設定したため、カセッ
ト内で液晶表示体用基板を持ち上げる時でも撓みが殆ど
変動せず、液晶表示体用基板の出し入れを安定させるこ
とができる。
【0017】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項2または請求項3に記載の発明において、
上記各分岐支持部の間隔を、各分岐支持部の長手方向の
中心線がそれぞれで支持された液晶表示体用基板の両側
端から1/4の位置に来るように設定したため、アーム
により支持された液晶表示体用基板の撓み量が各分岐支
持部間とこれらの外側とで略均等に分散し、撓みが部分
的に突出する虞がない。
【0018】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、カセットと検査部との間で液晶表示体用基板を搬
送する際に、カセット内の上下の液晶表示体用基板間に
搬送装置のアームを挿入した後、アームにより液晶表示
体用基板を支持すれば、液晶表示体用基板をカセットか
ら1枚ずつ取り出し検査部へ搬送することができる。こ
の際、アームをカセット内の液晶表示体用基板間の隙間
において支持すると液晶表示体用基板がその自重により
下方へ撓むが、この撓みはアーム上で少なくとも3箇所
に分散するため、液晶表示体用基板が両端の2箇所で撓
む従来の場合と比較して撓み量が軽減する。従って、液
晶表示体用基板が大型で薄くても上方の液晶表示体用基
板やカセット内の支持溝と干渉する虞がなく、液晶表示
体用基板をカセット内から円滑に取り出すことができ
る。逆に、処理済みの液晶表示体用基板をカセットへ戻
す際には、アームで支持された液晶表示体用基板の撓み
量が上述のように少ないため、カセットの支持溝に対し
て円滑に収納することができる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図6に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。本実施例の検査装置10は、例えば図
1に示すように、LCD用基板Sをロード、アンロード
するハンドリング部11と、このハンドリング部11か
ら受け取ったLCD用基板Sの電気的検査を行なう検査
部12とを備えて構成されている。そして、これらのハ
ンドリング部11と検査部12は互いに隣合って並設さ
れている。更に、ハンドリング部11は、LCD用基板
Sを例えば25枚単位で収納するカセットCを載置す
る、カセット載置部13と、このカセット載置部13上
に載置されたカセットC内のLCD用基板Sを1枚ずつ
取り出して検査部12へ搬送する搬送装置14とを備え
ている。上記カセットCの正面にはLCD用基板Sを出
し入れする開口部が全面に形成されている。また、カセ
ットCの内側面には図4に示すように上下方向で所定間
隔(例えば、10mmの間隔)をあけた支持溝C1が形成
され、各支持溝C1によりLCD用基板Sを水平に支持
するようにしてある。
【0020】また、本実施例の検査装置10は、自動搬
送車(図示せず)との間でカセットCを自動的に授受す
るように構成されている。即ち、ハンドリング部11の
正面(図1の左側)を基準にした右側方(図1では手前
側)にはカセットCを載置する上述のカセット載置部1
3が2箇所に設けられており、これらのカセット載置部
13は正面側から奥行方向(図1の右側)に向けて所定
間隔をあけて縦列に2箇所配置されている。このカセッ
ト載置部13は必要に応じて更に増設することができ
る。そして、各カセット載置部13には自動搬送車のア
ーム(図示せず)が侵入する溝空間15が装置正面に対
して平行に形成され、この溝空間15内でカセットCを
保持したアームが昇降し、カセットCが溝空間15を跨
いだ状態でカセット載置部13上へカセットCを載置す
るようにしてある。従って、溝空間15の幅はカセット
Cの幅よりも広く形成されている。尚、上記自動搬送車
は図示しないホストコンピュータとの交信に基づいて前
工程のLCD用基板Sをカセット単位で検査装置10ま
で搬送し、検査後には後工程へ搬送するようにしてあ
る。また、図示してないがカセット載置部13にはカセ
ットCのコーナー部に係合する位置決め部材が設けられ
ている。
【0021】また、ハンドリング部11の側面にはカセ
ットCを検出するカセット検出装置16が溝空間15の
両側に位置させて配設されている。このカセット検出装
置16は、発光ダイオードなどからなる発光素子を有す
る発光部16Aと、この発光部16Aからの光線を受光
する受光素子を有する受光部16Bとを備えたラインセ
ンサとして構成されている。これら発光部16A及び受
光部16Bは溝空間15の両側にカセットCを挟むよう
に配設され、これら両者16A、16B間での光線の遮
断によりカセットCを検出し、それを認識するようにし
てある。また、ハンドリング部11の側面には自動搬送
車との間で例えば光通信を行なう通信手段17が各溝空
間15の下方に位置させて配設され、この通信手段17
が自動搬送車との間で光通信を行なうことによりカセッ
トCの搬入、搬出動作を行なうようにしてある。
【0022】また、カセット載置部13の載置面には物
体検出装置18が外側に偏倚させて配設されている。こ
の物体検出装置18は、例えば正面側(図1では端左
側)に配設された発光部18Aと、最奥側(図1では右
端側)に配設された受光部18Bとを備え、両者18
A、18B間の光線によりカセットC及びそれ以外の物
体を検出するラインセンサとして構成されている。即
ち、自動搬送車との間でカセットCの授受を行なうと、
発光部18Aからの光線が遮断され、カセットCを授受
した旨の信号を図示しない内蔵コンピュータへ送信し、
後述する搬送装置14等の駆動部を作動させるようにし
てある。更に、カセットCの通過範囲から外れた位置で
光線が遮断されれば、カセット検出装置16によりカセ
ットCを検出してもカセットC以外の物体が障害物とし
てハンドリング部内に侵入した旨の信号を内蔵コンピュ
ータへ送信し、各駆動部の作動を阻止すると共にパイロ
ットライト等の警告灯19を点燈したり、警告ブザーを
鳴らして異常を知らせるようにしてある。
【0023】上記カセット載置部13にはカセットC内
に収納されたLCD用基板Sの収納枚数を計数する計数
装置20が配設されている。この計数装置20は発光部
20A及び受光部20Bからなり、これら両者20A、
20Bは溝空間15の両側に形成された開口部21に配
設されている。そして、発光部20Aと受光部20Bは
溝空間15の下方で連結され、ボールネジなどの駆動機
構(図示せず)により開口部21において昇降するよう
に構成されている。従って、計数装置20が開口部21
において昇降する間に光線が遮断された回数などを計数
することによりLCD用基板Sの収納枚数を計数するよ
うにしてある。
【0024】また、図1に示すようにカセット載置部1
3の内方で溝空間15の両側にはカセットCの高さをカ
バーするイオナイザ22がそれぞれ配設され、各イオナ
イザ22によりカセットCの両側からカセットCに帯電
した静電気を除去するようにしてある。また、カセット
Cの上方にはバーコードリーダなどからなるカセット識
別装置23が配設され、このカセット識別装置23によ
りカセットC上面に形成されたバーコードなどの識別符
号24を読取り、LCD用基板Sをロット単位で識別す
ると共に、その読取り内容に応じて検査部12が動作す
るようにしてある。この識別符号24は検査内容を示す
検査情報を表示している。そして、ハンドリング部11
の状況はハンドリング部11内に設けられたCCDカメ
ラなどを介してハンドリング部11正面の表示装置25
に表示するようにしてある。この表示装置25は操作パ
ネルとしても機能するようにしてある。
【0025】上記搬送装置14は、図1に示すように、
カセット載置部13と検査部12の間に形成された空間
に配設され、この空間でX方向、Y方向、Z方向及びθ
方向で移動できるようにしてある。この搬送装置14
は、上下に互いに平行に配置された2枚のアーム26、
27と、各アーム26、27を支持する支持板28とを
有し、停止時には図1〜図3に示すように奥行方向(X
方向)と直交するY方向を向いて配設されている。そし
て、上記各アーム26、27は支持板28上で移動でき
るようにしてある。また、支持板28は昇降駆動機構を
構成するボールネジ29を介して下方の回転体30に連
結されている。これにより、各アーム26、27は、ボ
ールネジ29を介して上下方向(Z方向)で移動し、回
転体30を介してθ方向で正逆回転するようにしてあ
る。上記ボールネジ29は、例えば図示しないナット
(またはウォームギヤー)及びモータにより回転するよ
うに構成されている。
【0026】上記回転体30は、図2、図3に示すよう
に、Xテーブル31上に配設されている。このXテーブ
ル31の下方には正面側から最奥部に至る基台32が配
設され、この基台32上面には正面側から最奥部に至る
X方向のボールネジ33及びこのボールネジ33を挟む
一対のレール34がそれぞれ配設されている。そして、
ボールネジ33にはXテーブル31の裏面に取り付けら
れたナット35が螺合し、一対のレール34にはXテー
ブル31の裏面に取り付けられた係合部材36が係合
し、ボールネジ33に連結されたパルスモータ37によ
り、Xテーブル31がカセット載置部13に沿って往復
移動するようにしてある。
【0027】ここで、上記アーム26、27について更
に詳述する。各アーム26、27は例えばいずれも図
2、図3に示すように同一形状に形成され、後述のよう
に各アーム26、27は互いに独立して駆動するように
してある。そして、例えば上方のアーム26はカセット
C内からLCD用基板Sを取り出し、後述する検査部1
2の基板載置台上へLCD用基板Sをロードするアーム
として用いられ、また、下方のアーム27は基板載置台
から検査済みのLCD用基板Sをアンロードするアーム
として用いられる。従って、以下の説明では上方のアー
ム26をロードアーム26と称し、下方のアーム27を
アンロードアーム27と称する。また、各アーム26、
27の上面には孔38(図3参照)が形成され、それぞ
れの裏面側に取り付けられた図示しない吸引配管及び真
空排気装置を介してアーム上のLCD用基板Sを真空吸
着するようにしてある。
【0028】各アーム26、27はいずれも同様に構成
されているため、ロードアーム26について説明する
と、ロードアーム26は、図3に示すように、2枚のフ
ラットバーからなる2枚の分岐支持部26Aと、これら
を基端部で水平に支持する基端支持部材26Bとから構
成されている。そして、2枚の分岐支持部26Aの間隔
は、図示してないが基端支持部材26Bに形成された長
孔を介して必要に応じて適宜調整できるようにしてあ
る。基端支持部材26Bの一端には連結部材39を介し
て第1Y方向駆動機構40に連結されている。これによ
りロードアーム26は支持板28上でY方向で往復移動
できるようになっている。この第1Y方向駆動機構40
は、支持板28の長手方向側縁の先端部に配設されたパ
ルスモータ40Aと、支持板28の長手方向側縁の後端
部に配設された回転ローラ40Bと、これら両者40
A、40B間に掛け回された無端状のタイミングベルト
40Cとを備え、このタイミングベルト40Cに連結部
材39を介してロードアーム26が連結されている。
【0029】また、アンロードアーム27は支持板28
上で第1Y方向駆動機構40と平行に配設された第2Y
方向駆動機構41に連結されている。従って、各アーム
26、27は、第1、第2Y方向駆動機構40、41に
より支持板28上をY方向で互いに独立して往復移動す
るようになっている。これらの各部材はいずれも合成樹
脂などの絶縁性部材により形成されている。尚、第1、
第2Y方向駆動機構40、41はボールネジなどによっ
て構成されたものであっても良い。
【0030】そして、上記ロードアーム26は、例えば
図4に示すように、その分岐支持部26A、26Aの幅
方向の中心を通る長手方向の軸線がLCD用基板Sの幅
Wを4等分する線のうち外側の2本の線上に来るように
形成されている。従って、例えば縦550mm×横650
mm×厚さ0.7mmの大型で薄いLCD用基板Sの場合で
あっても、ロードアーム26の分岐支持部26A、26
AによりこのLCD用基板Sを支持すれば、各分岐支持
部26A、26Aにより撓み量を3箇所、つまりLCD
用基板Sの両端の2箇所と各分岐支持部26A、26A
の間の1箇所に分散させ、各部位での撓み量を軽減する
ことができる。従って、カセットCからLCD用基板S
を取り出す際に、そのLCD用基板Sをロードアーム2
6によりその挿入位置から図4の(a)で示すように仮
想線で示す位置まで持ち上げても、カセットC内でロー
ドアーム26上のLCD用基板Sがその上方のLCD用
基板S'に接触してLCD用基板S表面の電気回路が摺
接して損傷する虞がない。
【0031】つまり、本実施例では、上記各分岐支持部
26A、26Aの間隔を、各分岐支持部26A、26A
の長手方向の中心線がそれぞれで支持されたLCD用基
板Sの両側端から1/4の位置に来るように設定してあ
るため、各分岐支持部26A、26Aの外側における撓
み量と、両分岐支持部26A、26Aの間における撓み
量が略同一にすることができ、LCD用基板Sをロード
アーム26上に静置した時の撓み量とLCD用基板Sを
持ち上げる時の撓み量が略等しくなり、取り出し時のL
CD用基板Sはロードアーム26上で殆ど上下に振れる
ことなく安定している。
【0032】また、上記回転体30上にはこの上でθ方
向に正逆回転するプリアライメント機構42が配設さ
れ、このプリアライメント機構42によりカセットCか
ら受け取ったLCD用基板Sを検査部12の基板載置台
に引き渡す前にプリアライメントするようにしてある。
このプリアライメント機構42の載置面42Aには真空
吸着用の孔42Bが形成され、この孔42BによりLC
D用基板Sを真空吸着するようにしてある。そして、支
持板28には上記プリアライメント機構42の上方で開
口する開口部29Aが形成され、ボールネジ29により
ロードアーム26及びアンロードアーム27が下降した
時に、開口部29Aから支持板28の上方へ突出し、各
アーム26、27からLCD用基板Sを受け取ってLC
D用基板Sをプリアライメントするようにしてある。
【0033】また、上記カセット載置部13から検査部
12へLCD用基板Sを搬送する経路にはロードアーム
26上で支持されたLCD用基板Sの周縁の一部に形成
されたバーコード等の識別符号(図示せず)を読取る基
板識別装置43が配設され、ロードアーム26により検
査部12へ引き渡すLCD用基板Sを1枚ずつ識別し、
その識別内容に従って電気的検査を行なうようにしてあ
る。尚、上記識別符号はLCD用基板Sの特徴を表わす
情報を表示してあり、この情報に従って検査部12にお
いて検査するようにしてある。
【0034】上記検査部12には基板載置台44が検査
部12に形成された空間内でX方向、Y方向、Z方向及
びθ方向で移動可能に配設されている。即ち、基板載置
台44は、図1に示すように、Yテーブル45上に配設
されている。このYテーブル45はXテーブル46上面
にそれぞれ配設されたボールネジ47及びこの両側のレ
ール48を介してY方向で移動するようにしてある。ま
た、Xテーブル46は基台49上面にそれぞれ配設され
たボールネジ50及びこの両側のレール51を介してX
方向で移動するようにしてある。
【0035】また、基板載置台44の近傍には図示しな
いCCDカメラが基板載置台44と一体化して上向きに
取り付けられ、図示しないヘッドプレートに固定された
プローブ針を撮像し、検査時の基準となる2本のプロー
ブ針に基づいて基板載置台44の位置決めを行なうよう
にしてある。この基板載置台44はLCD用基板Sを検
査部12のプローブ針(図示せず)の真下まで移動した
後、基板載置台44を上昇させてプローブ針にLCD用
基板Sの電極パッドをプローブ針に接触させて電気的検
査を行なうようにしてある。尚、基板載置台44とプロ
ーブ針間の距離は例えば静電容量センサなどからなるハ
イトセンサ(図示せず)により検出するようにしてあ
る。
【0036】また、基板載置台44は、円形載置部44
Aを上端に有するロッド44Bと、このロッド44Bの
円形載置部44Aを囲む矩形状の載置板44Cと、この
載置板44Cの下方に配設された筐体44Dと、この筐
体44D内に配設された駆動源例えばエアシリンダ44
Eとを備えている。そして、載置板44Cの裏面にはエ
アシリンダ44Eのシリンダロッドが連結され、エアシ
リンダ44Eにより載置板44Cがロッド44Bの円形
載置部44Aから下降するようにしてある。また、円形
載置部44A及び載置板44CにはLCD用基板Sを吸
着するための孔(図示せず)が形成されている。この円
形載置部44Aは載置板44Cの中央部に形成された凹
部44F内に収納され、収納された状態でこれら両者4
4A、44Cの表面に段差ができないようにしてある。
そして、この凹部44Fの中心にロッド44Bの貫通孔
44Gが形成されている。従って、エアシリンダ44E
により載置板44Cが円形載置部44Aから下降した状
態の時、搬送装置14の各アーム26、27が図6の
(b)で示すようにロッド44Bを挟むようにして進出
し、各アーム26、27と基板載置台44との間でLC
D用基板Sをを授受するようにしてある。
【0037】尚、図1において、52は検査部12の操
作用のパネルを兼ねたモニター用の表示装置で、この表
示装置52は、画像処理手段を介してCCDカメラに接
続され、CCDカメラにより撮像された画像を表示する
ようにしてある。53は検査前にLCD用基板Sをアラ
イメントする時に使用するアライメント機構で、図示し
ないヘッドプレートに取り付けられている。そして、こ
のアライメント機構53及びCCDカメラによりLCD
用基板Sに形成された位置決め用マークを検出し、この
位置決めマークに基づいてLCD用基板Sをアライメン
トするようにしてある。
【0038】次に動作について説明する。LCD用基板
を検査する場合には、まず、ホストコンピュータから自
動搬送車に対してLCD用基板の供給指令が送信され
る。自動搬送車は、この指令により前工程からカセット
単位でLCD用基板Sを受け取って検査装置10まで走
行し、図1で示す検査装置10の通信手段17と対峙し
た位置で停止する。然る後、自動搬送車が通信手段17
を介して検査装置10との間で通信すると、検査装置1
0ではカセットCの受け入れ態勢ができる。これにより
カセットCを保持した自動搬送車のアームが駆動し、こ
のアームによるカセットCの搬入動作が開始すると、ま
ずカセット検出装置16がそのカセットCを検出し、カ
セットCの搬入を検出し、搬送装置14などの駆動部が
始動する。次いでカセット載置部13において物体検出
装置18がそのカセットCを検出すると駆動部はそのま
ま駆動すると共にカセットCをカセット載置部13上へ
載置する。ところがこの時、物体検出装置18がカセッ
トCと共に、カセットCの通過範囲外でカセットC以外
の物体を検出すると、この物体が検査に不要な障害物の
侵入と判断し、各駆動部を緊急停止させる。
【0039】障害物を検出することなくカセットCを載
置すると、カセット識別装置23がカセットCのバーコ
ード24を検出して検査すべきLCD用基板Sをロット
単位で識別し、その識別結果を検査部12の制御装置に
送信し、その識別結果に基づいた検査を行なう態勢を採
る。この動作と並行してイオナイザ22がカセットCの
両側面において左右に振れ、カセットCに帯電した静電
気を除去して電気的に中和する。
【0040】この時、例えば搬送装置14は先端をカセ
ット載置部13側に向け、ロードアーム26及びアンロ
ードアーム27が図2、図3に示すように互いに上下の
位置にある。その態勢から昇降駆動機構のボールネジ2
9が上述のように駆動し、ロードアーム26が支持板2
8と共に下降して取り出すべきLCD用基板Sのやや下
方に達すると、ボールネジ29が停止する。引き続いて
第1Y方向駆動機構40のモータ40Aの正回転により
タイミングベルト40Cが回転すると、図5において仮
想線で示すようにロードアーム26が支持板28上で前
方に進出しカセットC内に侵入する。そして、再びボー
ルネジ29が駆動し、図4の(a)に示すようにロード
アーム26でLCD用基板Sを持ち上げる。
【0041】この時、ロードアーム26の分岐支持部2
6A、26AはLCD用基板Sの両側端からそれぞれ1
/4の位置で支持しているため、同図にも示したように
LCD用基板Sの撓みが少なく、そのLCD用基板Sの
中央部分がその上方のLCD用基板S'に接触したり、
LCD用基板Sの両側端がカセットCの支持溝C1と接
触したりする虞がなく、ロードアーム26によりLCD
用基板Sを円滑に取り出すことができる。
【0042】この状態で第1Y方向駆動機構40のモー
タ40Aが逆回転すると、タイミングベルト40Cを介
してロードアーム26がアンロードアーム28の位置ま
で後退する。ロードアーム27が後退する途中で、プリ
アライメント機構42によりLCD用基板Sのプリアラ
イメントを行なう。ロードアーム27が後退した後、搬
送装置14は仮想線の位置から矢印で示すようにX方向
へ移動し、検査部12のアライメント位置へ到達する
が、この間に回転体30がθ方向で180°回転し、図
5の実線で示すように先端を検査部12に向ける。
【0043】その後引き続き第1Y方向駆動機構40が
駆動し、検査部12のアライメント位置で既に待機する
基板載置台44に向けて進出し、図6に示すようにロー
ドアーム26のLCD用基板Sを基板載置台44上へ引
き渡す。すると基板載置台44はアライメント機構53
を介してLCD用基板Sをアライメントした後、プロー
ブ針の下方まで移動してLCD用基板Sの電気的検査を
行なう。
【0044】電気的検査の間に、ロードアーム26が検
査部12から最後端まで後退すると共に、180°回転
してカセットCまで戻り、次に検査すべきLCD用基板
Sを取り出し、プリアライメント後上述のように180
°回転しながらアライメント位置まで移動し、検査後の
LCD用基板Sが基板載置台44により搬送されて来る
のを待機する。検査後、基板載置台44がプリアライメ
ント位置に達すると、図5の実線で示すように搬送装置
14のアンロードアーム27が第2Y方向駆動機構41
を介して基板載置台44に向けて進出し、検査済みのL
CD用基板Sをアンロードし、図5の実線矢印で示すよ
うにアンロードアーム27が最後端まで後退すると共
に、ロードアーム26が実線矢印で示すようにアライメ
ント位置まで進出して基板載置台44上に次に検査すべ
きLCD用基板Sをロードする。検査済みのLCD用基
板Sはアンロードアーム27によりカセットCの元の位
置に収納する。この時、アンロードアーム27上のLC
D用基板Sの撓みが少ないため、LCD用基板Sがカセ
ットC内のLCD用基板Sや支持溝C1と干渉する虞が
なく、円滑に収納することができる。
【0045】そして、カセットC内の全てのLCD用基
板Sの検査が終了すると、検査部12の制御装置からホ
ストコンピュータにその旨の信号を送信し、更に、ホス
トコンピュータは自動搬送車に搬出指令を送信し、自動
搬送車により検査済みのLCD用基板Sを検査装置10
搬出し、後工程へ搬送する。
【0046】以上説明したように本実施例によれば、カ
セットCにおいてロードアーム26によりLCD用基板
Sを取り出す際に、アーム26により支持すると、LC
D用基板Sの撓みを分岐支持部26A、26Aにより3
箇所に分散するため、LCD用基板Sの両端の2箇所が
撓む従来の場合と比較して各部位での撓み量が軽減す
る。そのため、縦550mm×横650mm×厚さ0.7mm
のような大型で薄いLCD用基板Sであってもロードア
ーム26によりカセットC内からLCD用基板Sを引き
出す時に、LCD用基板Sが上方のLCD用基板S'や
カセットCの支持溝C1と干渉する虞がなく、LCD用
基板SをカセットC内から円滑に取り出すことができ
る。逆に、検査済みのLCD用基板Sをアンロードアー
ム27によりカセットC内へ戻す時にも、アンロードア
ーム27で支持されたLCD用基板Sの撓み量が上述の
ように少ないため、カセットC内のLCD用基板S'や
支持溝C1と干渉する虞がなく、LCD用基板Sを円滑
に収納することができる。
【0047】また、本実施例によれば、ロードアーム2
6の各分岐支持部26A、26A間の間隔を、それぞれ
の長手方向の中心線がそれぞれで支持されたLCD用基
板Sの両側端から1/4の位置に来るように設定したた
め、ロードアーム26により支持されたLCD用基板S
の撓み量が各分岐支持部26A、26A間とこれらの外
側とで略均等に分散し、撓みが部分的に大きくなって上
下に突出する虞がない。また、LCD用基板Sをロード
アーム26上に静置した時の撓み量とそれを持ち上げる
時の撓み量が略等しくなり、カセットC内でLCD用基
板Sを持ち上げる時でも撓み量が変動せず、LCD用基
板Sの出し入れを安定させることができる。
【0048】尚、上記実施例では搬送装置14を検査装
置10に適用したものについて説明したが、本発明の搬
送装置は、検査装置の他、LCD用基板に種々の処理を
施す処理装置、例えばCVD装置、エッチング装置、ア
ッシング装置などに広く適用することができる。また、
アーム26、27は2枚の分岐支持部26A、26Aが
基端支持部材26Bで支持されたものについて説明した
が、分岐支持部と基端支持部材とが一体的に形成された
ものであっても良い。また、本実施例では全自動対応の
検査装置について説明したが、カセットの搬入、搬出を
オペレータが行なう装置についても適用できることは言
うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、搬送装置に、LCD用基板を保持した時に生じるL
CD用基板の撓みを少なくとも3箇所に分散するアーム
を設けたため、大型で薄くて撓みやすいLCD用基板で
あっても、カセットにおいてLCD用基板を円滑に出し
入れでき、しかもLCD用基板を安定的且つ確実に保持
して搬送できる搬送装置を提供することができる。
【0050】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記アームは、
上記液晶表示体用基板を離間した2箇所で支持する一対
の分岐支持部を有するため、アーム上のLCD用基板は
その両端及び分岐支持部の間の3箇所で撓むため、LC
D用基板が大型で薄くてもカセットにおいて円滑に出し
入れできる搬送装置を提供することができる。
【0051】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
上記各分岐支持部間の間隔を、上記液晶表示体用基板を
静置した時の撓み量と上記液晶表示体用基板を持ち上げ
る時の撓み量が略等しくなる寸法に設定したため、カセ
ット内で液晶表示体用基板を持ち上げる時でも撓みが変
動せず、液晶表示体用基板の出し入れを安定させる搬送
装置を提供することができる。
【0052】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項2または請求項3に記載の発明において、
上記各分岐支持部の間隔を、各分岐支持部の長手方向の
中心線がそれぞれで支持された液晶表示体用基板の両側
端から1/4の位置に来るように設定したため、アーム
により支持された液晶表示体用基板の撓み量が各分岐支
持部間とこれらの外側とで略均等に分散し、撓みが部分
的に突出する虞がない搬送装置を提供することができ
る。
【0053】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、搬送装置に、LCD用基板を保持した時に生じる
LCD用基板の撓みを少なくとも3箇所に分散するアー
ムを設けたため、大型で薄くて撓みやすいLCD用基板
であっても、カセットにおいてLCD用基板を円滑に出
し入れでき、しかもLCD用基板を安定的且つ確実に保
持して搬送できる搬送装置を有する検査装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施例を示す全体斜視図
である。
【図2】図1に示す検査装置に用いられる搬送装置を示
す側面図である。
【図3】図2に示す搬送装置の平面図である。
【図4】図1に示す搬送装置のアームによりカセット内
のLCD用基板を持ち上げる時の動作を示す説明するた
めの要部断面図である。
【図5】図2に示す搬送装置の動作を説明するための平
面図である。
【図6】図1に示す検査装置に用いられる載置台による
LCD用基板の授受を説明するための要部断面図であ
る。
【図7】従来の検査装置に用いられた搬送装置のアーム
によりLCD用基板を搬送する状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 検査装置 12 検査部 13 カセット載置部 14 搬送装置 26 ロードアーム 26A 分岐支持部 27 アンロードアーム 27A 分岐支持部 C カセット C1 支持溝 S LCD用基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットの内側面に上下方向で所定間隔
    をあけて形成された複数の支持溝により水平に支持され
    た液晶表示体用基板を1枚ずつ保持し、その液晶表示体
    用基板をカセットと液晶表示体用基板の処理部との間で
    搬送する搬送装置において、上記搬送装置に、上記液晶
    表示体用基板を保持した時に生じる液晶表示体用基板の
    撓みを少なくとも3箇所に分散するアームを設けたこと
    を特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記アームは、上記液晶表示体用基板を
    離間した2箇所で支持する一対の分岐支持部を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記各分岐支持部間の間隔を、上記液晶
    表示体用基板を静置した時の撓み量と上記液晶表示体用
    基板を持ち上げる時の撓み量が略等しくなる寸法に設定
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記各分岐支持部の間隔を、各分岐支持
    部の長手方向の中心線がそれぞれで支持された液晶表示
    体用基板の両側端から1/4の位置に来るように設定し
    たことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 カセットの内側面に上下方向で所定間隔
    をあけて形成された複数の支持溝により水平に支持され
    た液晶表示体用基板を1枚ずつ保持し、その液晶表示体
    用基板をカセットと検査部との間で搬送する搬送装置を
    有する検査装置において、上記搬送装置に、上記液晶表
    示体用基板を保持した時に生じる液晶表示体用基板の撓
    みを少なくとも3箇所に分散するアームを設けたことを
    特徴とする検査装置。
JP7091766A 1994-05-31 1995-03-24 搬送装置及びこの搬送装置を有する検査装置 Pending JPH08264619A (ja)

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KR1019960706745A KR970703536A (ko) 1994-05-31 1995-05-31 라디오 범위 탐지기(radio range finder)
US08/737,338 US5742173A (en) 1995-03-18 1996-03-18 Method and apparatus for probe testing substrate
KR1019960706529A KR100261325B1 (ko) 1994-05-31 1996-03-18 기판검사방법 및 기판검사장치
PCT/JP1996/000699 WO1996029607A1 (fr) 1995-03-18 1996-03-18 Procede et appareil de controle d'un substrat
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