JPH0826410A - ゴミ吸引輸送装置 - Google Patents

ゴミ吸引輸送装置

Info

Publication number
JPH0826410A
JPH0826410A JP16026594A JP16026594A JPH0826410A JP H0826410 A JPH0826410 A JP H0826410A JP 16026594 A JP16026594 A JP 16026594A JP 16026594 A JP16026594 A JP 16026594A JP H0826410 A JPH0826410 A JP H0826410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
trash
suction
pipe
discharge chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16026594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3174219B2 (ja
Inventor
Shozo Maruo
昇三 丸尾
Akio Okazaki
昭夫 岡崎
Hitoshi Usui
仁 碓井
Yasunori Matsuo
康則 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP16026594A priority Critical patent/JP3174219B2/ja
Publication of JPH0826410A publication Critical patent/JPH0826410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174219B2 publication Critical patent/JP3174219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一旦ゴミ吸引作業を停止することなく自動的に
ゴミの閉塞を解除でき、作業者の負担がなく、ゴミの吸
引作業を円滑に効率良く行うことができるゴミ吸引輸送
装置を提供する。 【構成】ゴミ貯留排出装置10と、ゴミ貯留排出装置1
0のゴミ搬出口13に連設され、底部にゴミ輸送管18
が接続されたゴミ排出室20と、ゴミ排出室20に接続
された二次空気導入管21,24と、二次空気導入管2
1,24に介装された二次空気弁22,25と、一端が
ゴミ排出室20の上部に、他端がゴミ輸送管18に接続
されたバイパス管27と、一端がゴミ排出室20の上部
に、他端がバイパス管27とゴミ輸送管18との接続部
よりも下流側となるゴミ輸送管18に接続され、且つ逆
吸引ゲート29が介装された逆吸引管28と、ゴミ輸送
管18におけるバイパス管27の連通部とゴミ輸送管1
8への逆吸引管28の連通部との間に配設された排出ゲ
ート19を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ貯留排出装置に貯
留されたゴミをゴミ輸送管を介して吸引輸送により収集
するゴミ吸引輸送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ収容タンク及び吸引装置を備
えたゴミ吸引車に設けられた吸引管をドッキングステー
ションに接続し、吸引装置により上記ドッキングステー
ションにゴミ輸送管を介して連通されたゴミ貯留容器内
を負圧化させ、該ゴミ貯留容器に二次空気を導入しなが
ら、この二次空気とともにゴミ貯留容器内のゴミをゴミ
貯留容器の排出口からゴミ輸送管、ドッキングステーシ
ョン、吸引管を介してゴミ収容タンクに吸引輸送するこ
とにより、上記ゴミ貯留容器が設置された集合住宅でゴ
ミを随時収集するゴミ吸引輸送装置が提供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、ゴミ貯留容器を負圧化させて該ゴミ貯留容
器内に二次空気を導入しながらゴミを吸引輸送するもの
では、ゴミ貯留容器の排出口にゴミが詰まって完全に閉
塞してしまった場合、これを解除する手段がなく、一旦
ゴミ吸引作業を停止し、この詰まったゴミを作業者が解
除した後に作業を再開することになり、解除作業が作業
者の負担になるとともに、吸引作業の低下を招くという
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ゴミ吸引輸送装置は、一端にゴミ投入口が、他端にゴミ
搬出口がそれぞれ形成され、前記ゴミ投入口から投入さ
れたゴミを前記ゴミ搬出口に向けて搬送する搬送手段を
備えたゴミ貯留排出装置と、前記ゴミ貯留排出装置のゴ
ミ搬出口に連設され、底部にドッキングステーションに
連通されたゴミ輸送管が接続されたゴミ排出室と、前記
ゴミ排出室に接続され該ゴミ排出室内に二次空気を導入
する二次空気導入管と、前記二次空気導入管に介装され
ゴミ排出室内への二次空気の導入を制御する二次空気弁
と、一端が前記ゴミ排出室の上部に他端が前記ゴミ輸送
管に接続されたバイパス管と、一端が前記ゴミ排出室の
上部に接続されるとともに、他端が前記バイパス管とゴ
ミ輸送管との接続部よりも下流側となるゴミ輸送管に接
続され、且つ逆吸引ゲートが介装された逆吸引管と、前
記ゴミ輸送管における前記バイパス管との連通部と、前
記逆吸引管の連通部との間に配設された排出ゲートを備
えたものである。
【0005】本発明の請求項2記載のゴミ吸引輸送装置
は、前記ゴミ排出室と前記ゴミ輸送管との間でゴミが閉
塞し、ゴミ輸送管内が所定の負圧以上に負圧化した時
に、前記排出ゲートを閉じて前記逆吸引ゲートを開き、
閉塞したゴミを逆吸引管からゴミ輸送管に吸引する手段
と、閉塞が解除され正常の状態に戻った時に、逆吸引ゲ
ートを閉じて排出ゲートを開き、通常の吸引輸送を行う
手段とを備えている。
【0006】
【作用】ゴミ貯留排出装置及びゴミ排出室を吸引装置に
より負圧化させ、二次空気を導入管から導入しながら、
ゴミ貯留排出装置からゴミ排出室に排出されるゴミをこ
の二次空気とともにゴミ輸送管を介して吸引輸送する。
【0007】この吸引作業時において、ゴミ排出室の排
出口にゴミが詰まって該排出口を完全に閉塞した場合に
は、排出ゲートを閉じて逆吸引ゲートを開放すること
で、ゴミ排出室内のゴミを今度は該ゴミ排出室の上方か
ら逆吸引管を介してゴミ輸送管に吸引する。これにより
ゴミ排出室の排出口で閉塞を起こしたゴミを解除させ、
この後に逆吸引ゲートを閉じるとともに排出ゲートを開
いて上述した正常時の吸引作業に戻る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1は本発明に係るゴミ吸引輸送装置の概
略構成を示している。
【0010】本発明のゴミ吸引輸送装置は、家庭から出
されたゴミをゴミ貯留排出装置10に一時貯留し、ゴミ
吸引車Cに搭載されたゴミ収容タンク40に吸引輸送す
るものである。
【0011】ゴミ貯留排出装置10は、例えば高層住宅
等の建物Aの地下(場合によっては地上でもよい。)に
設置されており、貯留容器本体11の一端上部にゴミ投
入口12が形成されるとともに、他端にゴミ搬出口13
が形成され、該貯留容器本体11の底部に亘って2本の
スクリュー14a,14bが配設されている。貯留容器
本体11のゴミ投入口12には、建物Aの各階に亘って
垂直に配設されたシュート15の下端が連設されてい
る。シュート15には所要階に投入部16がそれぞれ設
けられており、投入部16から投入されたゴミはシュー
ト15を経てゴミ投入口12から貯留容器本体11に貯
留される。
【0012】前記スクリュー14a,14bは、図示し
ない駆動装置により回転駆動され、ゴミ投入口12から
貯留容器本体11内に投入されたゴミをゴミ搬出口13
に向けて搬送するものである。
【0013】前記ゴミ投入口12には、投入ゲート12
aがエアシリンダ12b等のアクチュエータにより開閉
自在に設けられている。上記投入ゲート12aの近傍に
は該投入ゲート12aの開閉を検出するリミットスイッ
チ等のセンサ(図示省略)が設けられている。
【0014】前記ゴミ貯留排出装置10のゴミ搬出口1
3にはゴミ排出室20が連設されている。
【0015】ゴミ排出室20は、図2乃至図4に示すよ
うに、ゴミ貯留排出装置10からゴミ搬出口13を経て
排出されるゴミをその上部から搬入し、下部へ落下させ
るよう前記ゴミ貯留排出装置10に連設されている。
【0016】このゴミ排出室20の下端には排出口20
aが形成されている。排出口20aはゴミ輸送管18と
の接続部であり、このゴミ輸送管18の径と合致させる
ためにゴミ排出室20の下部を漸次小径に絞った形状に
形成している。
【0017】このゴミ排出室20の平断面形状は、円
形、楕円形、または多角形に形成されている。
【0018】また、ゴミ排出室20の周側面途中部に
は、該ゴミ排出室20内に外気(二次空気)を導入する
第1二次空気導入管21が接続されている。第1二次空
気導入管21は、ゴミ排出室20の周側面途中部からゴ
ミ排出室20内のやや上方に向かって二次空気を導入す
るよう構成されている。
【0019】この第1二次空気導入管21には第1二次
空気弁22が介装されている。第1二次空気弁22はエ
アシリンダ23の伸縮によって開閉作動され、この第1
二次空気弁22の開閉によりゴミ排出室20内への二次
空気の導入を制御する。また、前記第1二次空気弁22
の近傍には該第1二次空気弁22の開閉を検出するリミ
ットスイッチ等のセンサ(図示省略)が設けられてい
る。
【0020】また、ゴミ排出室20の下部には、このゴ
ミ排出室20内の下部に外気(二次空気)を導入する第
2二次空気導入管24が接続されている。第2二次空気
導入管24は、ゴミ排出室20とゴミ輸送管18との接
続部近傍に配置されている。
【0021】この第2二次空気導入管24には第2二次
空気弁25が介装されている。第2二次空気弁25はエ
アシリンダ26の伸縮によって開閉作動され、この第2
二次空気弁25の開閉によりゴミ排出室20内の下部へ
の二次空気の導入を制御する。また、前記第2二次空気
弁25の近傍には該第2二次空気弁25の開閉を検出す
るリミットスイッチ等のセンサ(図示省略)が設けられ
ている。
【0022】前記ゴミ排出室20の上部にはバイパス管
27の一端が接続され、該バイパス管27の他端は前記
ゴミ排出室20への前記ゴミ輸送管18の接続部近傍に
連通されている。
【0023】さらに、前記ゴミ排出室20の上面略中央
には、逆吸引管28の一端が接続され、該逆吸引管28
の他端が上記バイパス管27が連通されたゴミ輸送管1
8の下流側に連通されている。この逆吸引管28には逆
吸引ゲート29がエアシリンダ29a等の適宜なアクチ
ュエータにより開閉自在に設けられている。逆吸引ゲー
ト29の近傍には該逆吸引ゲート29の開閉を検出する
リミットスイッチ等のセンサ(図示省略)が設けられて
いる。
【0024】また、前記バイパス管27と前記逆吸引管
28とが連通されたゴミ輸送管18には、排出ゲート1
9が配設されている。この排出ゲート19はバイパス管
27と前記逆吸引管28との間に配設されており、エア
シリンダ19a等の適宜なアクチュエータにより開閉自
在に構成されている。排出ゲート19の近傍には該排出
ゲート19の開閉を検出するリミットスイッチ等のセン
サ(図示省略)が設けられている。
【0025】前述した各エアシリンダ12a、19a、
23,26、29aは、図示しないエアホースによりド
ッキングステーション60を介してゴミ吸引車Cに設け
られたエア源(図示省略)に接続されている。
【0026】さらに、前記貯留容器本体11のゴミ投入
口12の近傍には該貯留容器本体11に貯留されるゴミ
のレベルを検知するレベルセンサ111が設けられ、こ
のレベルセンサ111によりゴミが満杯になったことを
検知する。また、図示はしないが貯留容器本体11もし
くはゴミ排出室20には、これら貯留容器本体11及び
ゴミ排出室20のゴミが無くなったことを検知するセン
サが設けられている。
【0027】前記ドッキングステーション60には、図
1に示すように、ゴミ吸引車Cの吸引管50が着脱自在
になされている。
【0028】ゴミ吸引車Cは、吸引装置30と、この吸
引装置30により吸引したゴミを収容するゴミ収容タン
ク40とを搭載している。
【0029】前記吸引装置30は、一端が上記ゴミ収容
タンク40に接続され他端が大気に開放された吸引通路
31と、該吸引通路31に設けられたウォータスクラバ
32と、ブロワを有し且つウォータスクラバ32よりも
大気開放側の吸引通路31に設けられたブロア33と、
該ブロア33よりも大気開放側の吸引通路31に設けら
れた消音器35とを備え、上記ブロア33によりゴミ収
容タンク40、ゴミ輸送管18を介してゴミ排出室20
及びゴミ貯留排出装置10を負圧化するようになされて
いる。上記ブロア33の吸込側には圧力センサ36が設
けられている。
【0030】前記ゴミ収容タンク40は、そのゴミ排出
時に後端壁がその上端縁を中心にして後方に開く開閉扉
41に形成されていて、ゴミ収容タンク40内のゴミを
車輌後方に投棄するようにしている。
【0031】前記吸引管50は、上記ゴミ収容タンク4
0の上部において該ゴミ収容タンク40に接続され且つ
鉛直軸回りに回転可能に設けられた旋回管51と、該旋
回管51に接続された可撓管52と、該可撓管52に接
続され且つ起伏可能に設けられた起伏管53と、該起伏
管53に接続された伸縮管55と、該伸縮管55に接続
された可撓管56と、該可撓管56に接続された先端部
57とからなる。尚、58は上記先端部57を支持する
ための支持部材、59は上記起伏管53を支持するため
の支持フレームである。
【0032】よって、ゴミ収集時において、ゴミ吸引車
Cを前記ドッキングステーション60に寄せて停車さ
せ、上記旋回管51の旋回動、起伏管53の起伏動、伸
縮管55の伸縮動等によって、吸引管50の先端部57
をドッキングステーション60に容易に接続することが
でき、これによりゴミ収容タンク40、ゴミ輸送管18
を介してゴミ排出室20及びゴミ貯留排出装置10を連
通させる。
【0033】さらに、前記圧力センサ36で検出された
情報信号は、ゴミ吸引車Cに設けられた図示しない制御
装置に入力される。
【0034】制御装置には、前記圧力センサ36で検出
された情報信号の他に、ゴミ貯留排出装置10に設けら
れた各センサの信号等がドッキングステーション60を
介して接続された信号ケーブル(図示省略)により入力
されており、制御装置では、各入力された信号等に基づ
いて投入ゲート12a、排出ゲート19、第1,第2二
次空気弁22,25、逆吸引ゲート29の開閉を制御す
る。
【0035】なお、図3における符号17はゴミ貯留排
出装置10側に設けられた制御盤で、該制御盤17によ
りメンテナンスの際などに各ゲート等の手動操作を行
う。
【0036】次に、このように構成されたゴミ吸引輸送
装置の動作について、図5及び図6を参照しながら説明
する。
【0037】建物Aの所要階に設けられた投入部16に
投入されたゴミは、シュート15を経てゴミ貯留排出装
置10に投入され、スクリュー14a,14bの回転作
用によりゴミ搬出口13側に移送されながら貯留され
る。
【0038】そして、このようにゴミ貯留排出装置10
に貯留されたゴミを吸引輸送するにあたり、まず、ステ
ップS1でゴミ吸引車Cをドッキングステーション60
の近傍に停車させ、ゴミ吸引車Cの吸引管50とゴミ輸
送管18とをドッキングステーション60を介して接続
するとともに、エアシリンダ12a、19a、23,2
6、29aとゴミ吸引車Cのエア源とをエアホースによ
りドッキングステーション60を介して接続し、さら
に、各センサ及びエアシリンダ12a、19a、23,
26、29aとゴミ吸引車Cの制御装置とを信号ケーブ
ルによりドッキングステーション60を介して電気的に
接続する。
【0039】この後、ステップS2でブロワ33を作動
させて起動操作を行う。次に、ステップS3で投入ゲー
ト12aを閉じ、排出ゲート19及び第1,第2二次空
気弁22,25を開くとともに、ステップS4で投入ゲ
ート12aの「閉」、排出ゲート19及び第1,第2二
次空気弁22,25の「開」を確認し、ステップS5で
ゴミの吸引作業を開始する。
【0040】このゴミの吸引作業は、ゴミ貯留排出装置
10からスクリュー14a,14bの回転作用によりゴ
ミ搬出口13を経てゴミ排出室20に搬入されるゴミ
を、ブロワ33による吸引力によりゴミ排出室20の排
出口、ゴミ輸送管18を介してゴミ収容タンク40に吸
引輸送する。
【0041】上記ゴミ吸引作業時において、ステップS
6ではゴミ排出室20が予め設定された所定の負圧値以
上であるか否かを判断する。この負圧値は圧力センサ3
6で検知され、上記所定の負圧値以下であれば、ゴミが
円滑に排出口から吸引輸送されているものと判断し、ス
テップS7でゴミ排出室20のゴミが検知されなくなる
までゴミの吸引作業を引き続き行う。このようにしてゴ
ミ貯留排出装置からゴミ排出室20に搬入されたゴミが
全て無くなれば、ステップS8で投入ゲート12aを開
き、ステップS9で吸引作業を終了する。この後、ステ
ップS10でゴミ吸引車Cをドッキングステーション6
0から離脱させる。
【0042】また、上述したゴミの吸引作業中におい
て、前記ステップS6で所定の負圧値以上であれは、ゴ
ミ排出室20からのゴミの排出が行えていない、完全な
閉塞状態であると判断し、ステップS11〜S18の動
作を行う。
【0043】この動作は、まず、ステップS11で排出
ゲート19を閉じた後、ステップS12で逆吸引ゲート
29を開ける。
【0044】このように、まずステップS11で排出ゲ
ート19を閉じることでゴミ排出室内の負圧値が一旦弛
み、ステップS12による逆吸引ゲート29の開放を円
滑に行える。これは負圧値が高い状態では、この負圧の
影響で逆吸引ゲート29が吸着されるような形となり、
逆吸引ゲート29が開放側に移動しない現象が起こるか
らである。
【0045】この後、ステップS13で第1,第2二次
空気弁22,25を閉じ、ステップS14により再び一
定値まで負圧化させると、ステップS15で第1,2二
次空気弁22,25を開放する。これによりゴミ排出室
20内のゴミは今度は該ゴミ排出室20の上方から逆吸
引管28を介してゴミ輸送管18に吸引される。
【0046】そして、この吸引が行われていくとゴミ排
出室20内で閉塞を起こしたゴミも解除され、この解除
によりゴミ排出室20内の負圧値も正常な負圧値に戻る
ことになる。これをステップS16で検知し、正常な負
圧値であれば、ステップS17、S18により逆吸引ゲ
ート29を閉じるとともに排出ゲート19を開いてステ
ップS7に戻り、前述した正常時の吸引作業を行う。
【0047】なお、ステップS5〜S7の吸引作業時に
おいて、ステップS6で完全な閉塞状態であると判断さ
れないまでも、ゴミ排出室20の排出口20aにゴミが
詰まり、ゴミの吸引が円滑に行われない現象が生じた場
合、ゴミ排出室20に第1,第2二次空気弁22,25
を経て導入される二次空気は、流れにくい排出口20a
よりもバイパス管27を経てゴミ輸送管18に吸引され
ることになる。
【0048】これにより、ゴミ排出室20内のゴミはゴ
ミ排出室20内において上方に吸い上げられる形とな
り、この作用によって排出口20aに詰まったゴミも上
方に吸い上げられてこの詰まりがほぐされる。そして、
排出口20aに詰まったゴミがほぐされると、排出口2
0aが再び開放されるので、ゴミが再び排出口20aを
介してゴミ輸送管18に吸引される。
【0049】なお、本例では、一台のゴミ貯留排出装置
10を設置したものについて説明したが、ゴミ貯留排出
装置10を適宜位置に複数台設置し、これらゴミ貯留排
出装置10をゴミ輸送管18に接続しても良い。
【0050】さらに、本例では、搬送手段として2本の
スクリュー14a,14bを設けたゴミ貯留排出装置を
示したが、これに限らず、円筒状のドラムを回転自在に
支持するとともに、このドラムの内壁に螺旋状のブレー
ドを設け、ドラムの回転によるブレードの作用によりゴ
ミを搬送するゴミ貯留排出装置でも良い。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のゴミ吸引輸
送装置によれば、吸引作業時において、ゴミ排出室の排
出口にゴミが詰まって該排出口を完全に閉塞した場合に
は、排出ゲートを閉じて逆吸引ゲートを開放すること
で、ゴミ排出室内のゴミを今度は該ゴミ排出室の上方か
ら逆吸引管を介してゴミ輸送管に吸引し、これによりゴ
ミ排出室の排出口で閉塞を起こしたゴミを解除した後
に、逆吸引ゲートを閉じるとともに排出ゲートを開いて
上述した正常時の吸引作業に戻ることになるので、従来
のように、一旦ゴミ吸引作業を停止してこの詰まったゴ
ミを作業者が解除する必要がなく、自動的にゴミの閉塞
を解除でき、作業者の負担がなく、ゴミの吸引作業を円
滑に効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミ吸引輸送装置の全体構成を示す概
略の側面図である。
【図2】ゴミ貯留排出装置及びゴミ排出室の構成を示す
側面図である。
【図3】ゴミ貯留排出装置及びゴミ排出室の構成を示す
正面図である。
【図4】ゴミ排出室の概略構成を示す図である。
【図5】ゴミ吸引輸送装置の動作を説明するフローチャ
ート図である。
【図6】ゴミ吸引輸送装置の動作を説明するフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
10 ゴミ貯留排出装置 12 ゴミ投入口 13 ゴミ搬出口 14a,14b スクリュー(搬送手段) 18 ゴミ輸送管 20 ゴミ排出室 21 第1二次空気導入管 22 第1二次空気弁 24 第2二次空気導入管 25 第2二次空気弁 60 ドッキングステーション
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】前述した各エアシリンダ12b、19a、
23,26、29aは、図示しないエアホースによりド
ッキングステーション60を介してゴミ吸引車Cに設け
られたエア源(図示省略)に接続されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】そして、このようにゴミ貯留排出装置10
に貯留されたゴミを吸引輸送するにあたり、まず、ステ
ップS1でゴミ吸引車Cをドッキングステーション60
の近傍に停車させ、ゴミ吸引車Cの吸引管50とゴミ輸
送管18とをドッキングステーション60を介して接続
するとともに、エアシリンダ12b、19a、23,2
6、29aとゴミ吸引車Cのエア源とをエアホースによ
りドッキングステーション60を介して接続し、さら
に、各センサ及びエアシリンダ12b、19a、23,
26、29aとゴミ吸引車Cの制御装置とを信号ケーブ
ルによりドッキングステーション60を介して電気的に
接続する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】この動作は、まず、ステップS11で排出
ゲート19を閉じた後、ステップS12で第1,第2二
次空気弁22,25を閉じる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このように、まずステップS11で排出ゲ
ート19を閉じ、ステップS12で第1,第2二次空気
弁22,25を閉じ、ゴミ輸送管18の負圧を弛めるこ
とでステップS13での逆吸引ゲート29の開放を円滑
に行える。これは負圧値が高い状態では、この負圧の影
響で逆吸引ゲート29が吸着されるような形となり、逆
吸引ゲート29が開放側に移動しない現象が起こるから
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】この後、ステップS13で逆吸引ゲート2
9を開放し、ステップS14により再び一定値まで負圧
化させると、ステップS15で第1,2二次空気弁2
2,25を開放する。これによりゴミ排出室20内のゴ
ミは今度は該ゴミ排出室20の上方から逆吸引管28を
介してゴミ輸送管18に吸引される。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 康則 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にゴミ投入口が、他端にゴミ搬出口
    がそれぞれ形成され、前記ゴミ投入口から投入されたゴ
    ミを前記ゴミ搬出口に向けて搬送する搬送手段を備えた
    ゴミ貯留排出装置と、 前記ゴミ貯留排出装置のゴミ搬出口に連設され、底部に
    ドッキングステーションに連通されたゴミ輸送管が接続
    されたゴミ排出室と、 前記ゴミ排出室に接続され該ゴミ排出室内に二次空気を
    導入する二次空気導入管と、 前記二次空気導入管に介装されゴミ排出室内への二次空
    気の導入を制御する二次空気弁と、 一端が前記ゴミ排出室の上部に他端が前記ゴミ輸送管に
    接続されたバイパス管と、 一端が前記ゴミ排出室の上部に接続されるとともに、他
    端が前記バイパス管とゴミ輸送管との接続部よりも下流
    側となるゴミ輸送管に接続され、且つ逆吸引ゲートが介
    装された逆吸引管と、 前記ゴミ輸送管における前記バイパス管との連通部と、
    前記逆吸引管の連通部との間に配設された排出ゲートを
    備えたことを特徴とするゴミ吸引輸送装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴミ排出室と前記ゴミ輸送管との間
    でゴミが閉塞し、ゴミ輸送管内が所定の負圧以上に負圧
    化した時に、前記排出ゲートを閉じて前記逆吸引ゲート
    を開き、閉塞したゴミを逆吸引管からゴミ輸送管に吸引
    する手段と、閉塞が解除され正常の状態に戻った時に、
    逆吸引ゲートを閉じて排出ゲートを開き、通常の吸引輸
    送を行う手段とを備えた請求項1記載のゴミ吸引輸送装
    置。
JP16026594A 1994-07-12 1994-07-12 ゴミ吸引輸送装置 Expired - Lifetime JP3174219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16026594A JP3174219B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ゴミ吸引輸送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16026594A JP3174219B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ゴミ吸引輸送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0826410A true JPH0826410A (ja) 1996-01-30
JP3174219B2 JP3174219B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=15711269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16026594A Expired - Lifetime JP3174219B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ゴミ吸引輸送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174219B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009080884A1 (en) 2007-12-21 2009-07-02 Maricap Oy Method and apparatus in pneumatic material conveying system
WO2013079783A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Maricap Oy Method an apparatus for feeding material in a pneumatic pipe transporting system for wastes
WO2013079784A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Maricap Oy Method and pneumatic material conveying system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009080884A1 (en) 2007-12-21 2009-07-02 Maricap Oy Method and apparatus in pneumatic material conveying system
JP2011506232A (ja) * 2007-12-21 2011-03-03 マリキャップ オーワイ 空気圧式材料搬送システムの方法及び装置
EP2227425A4 (en) * 2007-12-21 2015-07-01 Maricap Oy METHOD AND APPARATUS IMPLEMENTED IN A PNEUMATIC TRANSPORTATION SYSTEM OF MATERIALS
WO2013079783A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Maricap Oy Method an apparatus for feeding material in a pneumatic pipe transporting system for wastes
WO2013079784A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Maricap Oy Method and pneumatic material conveying system
KR20140105804A (ko) * 2011-12-02 2014-09-02 마리캡 오이 공압식 물질 운반 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3174219B2 (ja) 2001-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5062868A (en) Method and apparatus for unloading mobile vacuum loaders
US20190388856A1 (en) Vacuum dust extractor
JPH0826410A (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2669767B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0664705A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JP2703846B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH068097Y2 (ja) 塵芥収集装置
JPH068096Y2 (ja) 塵芥収集装置
JP3295535B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2669770B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2703847B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0645919U (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2693705B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP3125027B2 (ja) 空気輸送によるゴミ収集設備
JP7467015B2 (ja) 吸引車および吸引車の吸引装置を制御する方法
JP2501964B2 (ja) ゴミ吸引輸送方法
JP2693704B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2573227Y2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH06206604A (ja) 空気抽出によるごみ容器の排出方式
JP2693657B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH04272002A (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH069006A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JPH10291605A (ja) ごみ吸引輸送装置
JPH0623933B2 (ja) ごみ吸引装置
JPH0533449Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term