JPH08257478A - 建材の化粧方法 - Google Patents

建材の化粧方法

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JPH08257478A
JPH08257478A JP6749095A JP6749095A JPH08257478A JP H08257478 A JPH08257478 A JP H08257478A JP 6749095 A JP6749095 A JP 6749095A JP 6749095 A JP6749095 A JP 6749095A JP H08257478 A JPH08257478 A JP H08257478A
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JP
Japan
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coated
spray gun
coating
same
flat
Prior art date
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Pending
Application number
JP6749095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kawakami
雄一 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じ塗装設備にて平物と役物を同じタクト内
で塗装することができる建材の化粧方法を提供する。 【構成】 平板状の如く単一の被塗装面を有する被塗装
物と、コーナー状の如く異なる向きの複数の被塗装面2
a,2bを有する被塗装物2を、スプレーガン7を有す
る塗装ロボット6により塗装するに際して、上記スプレ
ーガン7のエアー吐出条件を変えずに、上記スプレーガ
ン7の移動速度vと、スプレーガン・被塗装面間距離s
を変えて塗装する。これにより同じ塗装設備にて平物と
役物を同じタクト内で塗装することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外装材や内装材等に
用いられる建材の化粧方法に係り、特に平板状とコーナ
ー状の如く形状の異なる被塗装物を同じ設備にて同じタ
クト内で塗装し得るようにした建材の化粧方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建材等の被塗装物の被塗装面に連続した
斑点状の模様を連続的に施す技術として、例えば特開平
3−186381号公報に記載されているような建材の
化粧方法が知られている。この建材の化粧方法は、平板
状の被塗装物をコンベアにより連続的に移動させ、その
基材の幅の大きさに応じてスプレーガンの数を変え、幅
方向で隣り合うスプレーガンにより吹き付けられるスプ
レーパターンが相互に重なるよう、かつその重なりが一
定範囲に納まるように設定して被塗装面に塗料を吹き付
けて、基材に斑点状の模様付けを連続して行うようにし
ている。また、上記公報には平板状の被塗装物に塗装す
る方法しか開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記建
材の化粧方法においては、平板状の如き単一の被塗装面
を有するもの(平物という)と異なり、コーナー状の如
く向きの異なる複数(2つ以上)の被塗装面を有するも
の(役物ともいう)については、 コンベアライン上を通過させる回数は、被塗装面の
数だけ必要になる、 そのとき、塗装されている面以外に塗料の飛散ミス
トが付着しないようにマスキングする必要がある、 等の問題があった。
【0004】また、被塗装面が垂直上部を向く平物で
は、スプレーパターンの幅の半分を重ねて順に塗装して
行く重ね塗りを所定のタクト内で行うことができるが、
役物では向きの異なる複数の被塗装面を有することから
同じタクト内で重ね塗りを行うことは困難である。
【0005】この発明は、上記課題を解決すべくなされ
たもので、同じ塗装設備にて平物と役物の双方を同じタ
クト内で塗装することができる建材の化粧方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の建材の化粧方法は、平板状の如く単一
の被塗装面を有する被塗装物と、コーナー状の如く異な
る向きの複数の被塗装面を有する被塗装物を、スプレー
ガンを有する塗装ロボットにより塗装するに際して、上
記スプレーガンのエアー吐出条件を変えずに、上記スプ
レーガンの移動速度と、スプレーガン・被塗装面間距離
を変えて塗装することを特徴とする建材の化粧方法。
【0007】請求項2記載の建材の化粧方法は、請求項
1記載の建材の化粧方法において、異なる向きの複数の
被塗装面を有する被塗装物を塗装する場合には、単一の
被塗装面を有する被塗装物を塗装する場合よりも上記ス
プレーガンの移動速度を速くし、かつスプレーガン・被
塗装面間距離を同じかやや近くして塗装することを特徴
とする。
【0008】ここでいうエアー吐出条件とは、霧化エア
ー量とパターンエアー量をいい、霧化エアー量は塗料の
粒径を決めるものであり、パターンエアー量は被塗装物
表面のパターンを決めるものである。共に単位はSL
(スタンダードリットル)/分であり、SLは1気圧で
温度0℃に換算したときの容量である。
【0009】
【作用】請求項1記載の建材の化粧方法によれば、スプ
レーガンのエアー吐出条件を変えずに、上記スプレーガ
ンの移動速度と、スプレーガン・被塗装面間距離を変え
て塗装するようにしたので、同じ塗装設備にて平物と役
物を同じタクト内で塗装することが可能となる。
【0010】また、請求項2記載の建材の化粧方法によ
れば、異なる向きの複数の被塗装面を有する被塗装物を
塗装する場合には、単一の被塗装面を有する被塗装物を
塗装する場合よりも上記スプレーガンの移動速度を速く
し、かつスプレーガン・被塗装面間距離を同じかやや近
くして塗装するようにしたので、役物を平物と同じ塗装
設備およびタクト内で塗装することが可能となり、塗装
設備の有効利用および生産性の向上が図れる。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基い
て詳述する。
【0012】図1において、1は被塗装物2をトレー3
に載せて搬送するコンベアで、このコンベア1の一側方
には塗装装置4が設置されている。この塗装装置4は、
例えば7軸制御が可能な作業アーム5を有する塗装ロボ
ット6を図示例では二基備え、その作業アーム5の先端
にスプレーガン7が取付けられている。
【0013】上記スプレーガン7は、例えば図2に示す
ようにノズル本体8の中心に塗料噴射孔9を有し、この
塗料噴射孔9の周りに霧化空気噴射孔10を設けると共
に、更にその外側にパターン形成用霧化空気噴射孔11
を設けており、塗料をスプレーして所望パターンの斑点
状の模様を施せるように構成されている。また、上記ス
プレーガン7は、斑点状の模様の粒径が3mm以下0.
5mm以上で、塗料を所定の範囲内で均一に分布させて
スプレーするように設定されている。
【0014】上記被塗装物2としては、内装材や外装材
として使用される建材が用いられ、平板状の平パネル等
のように単一の被塗装面を有するもの(平物)や、コー
ナー状のコーナーパネル等のように向きの異なる複数の
被塗装面を有するもの(役物)が適用される。実施例で
は、役物として、図3に示すように幅の異なる2つの被
塗装面2a,2bを有するコーナーパナルが用いられて
いる。
【0015】平物および役物を塗装する場合には、スプ
レーガン7のエアー吐出条件は変えずに、上記スプレー
ガン7の移動速度vと、スプレーガン・被塗装面間距離
sを変えて塗装する。具体的には、表1ないし表2に示
すようにエアー吐出条件(エアー条件)である霧化エア
ーについては共に35SL(スタンダードリットル)/
分、パターンエアーについては共に50SL/分とされて
いる。また、役物を塗装する場合には、平物の被塗装面
に塗装する場合よりも上記スプレーガン7の移動速度v
を速くし、かつスプレーガン・被塗装面間距離sを同じ
かやや近くして塗装する。この場合、スプレーガンの移
動速度は、平物が55m/分であるのに対し、役物が8
4m/分とされ、また、塗料吐出量は、平物が120g
/分であるのに対し、役物が180g/分とされてい
る。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】このようにスプレーガン7の移動速度sと
塗料吐出量を変えたのは、平物と役物で単位面積当たり
の塗着量を同じにすると共に、同じタクト内で塗装を行
うためである。また、スプレーガン7と被塗装面2a,
2bとの間の距離sを変えるのは、被塗装面2a,2b
の幅に応じた所望のパターン幅を得るためである。表1
の役物および表2の役物の長辺(幅の広い被塗装面2
a)においては、図3に示すようにスプレーガン7を被
塗装面2aにほぼ垂直に対向させて長手方向に往復移動
させて塗装するため、2列の塗装パターンが干渉(塗り
重なる)して筋が発生しないように塗装幅を狭くすべく
スプレーガン・被塗装面間距離sが0.27mとやや近
く設定されている。役物の被塗装面の幅が短辺の被塗装
面2bのように狭い場合には、スプレーガン7を往復移
動させる必要がないので、平物と同様、スプレーガン・
被塗装面間距離sが0.3mとされている。また、平物
と同じタクト内で塗装を行うために、役物の場合には重
ね塗りは行わない。平物の場合は、単一の被塗装面であ
り、重ね塗りを行っても所定のタクト内で納まるため、
重ね塗りを行っても良いが、役物と同じ塗装パターンを
得るためには重ね塗りを行わない方が好ましい。
【0019】上記塗装ロボット6の制御としては、例え
ば上記スプレーガン7を予め被塗装物2の被塗装面2
a,2bに沿って移動させてティーチングし、このティ
ーチングに基づいて塗装を実行するティーチングプレイ
バック方式が適用される。
【0020】このような建材の化粧方法によれば、平板
状の如く単一の被塗装面を有する被塗装物(平物)と、
コーナー状の如く異なる向きの複数の被塗装面2a,2
bを有する被塗装物(役物)を、スプレーガン7を有す
る塗装ロボット6により塗装するに際して、上記スプレ
ーガン7のエアー吐出条件を変えずに、上記スプレーガ
ン7の移動速度vと、スプレーガン・被塗装面間距離s
を変えて塗装するようにしたので、同じ塗装設備にて平
物と役物を同じタクト内で塗装することが可能となる。
また、異なる向きの複数の被塗装面2a,2bを有する
被塗装物(役物)を塗装する場合には、単一の被塗装面
を有する被塗装物(平物)を塗装する場合よりも上記ス
プレーガン7の移動速度vを速くし、かつスプレーガン
・被塗装面間距離sを同じかやや近くして塗装するよう
にしたので、平物も役物も同じ塗装設備および同じタク
ト内で塗装し得ると共に同じ塗装外観が得られ、塗装設
備の有効利用および生産性の向上が図れる。
【0021】更に、上記塗装においては、スプレーパタ
ーンが重なる重ね塗りを行わないので、スプレーパター
ンが干渉して筋が入るようなことがなくなり、外観の向
上が図れる。また、スプレ−ガン7を塗装ロボット6に
より被塗装物2の各被塗装面2a,2bに略直角に位置
させつつその長手方向に移動させてスプレー塗装するの
で、被搬送物2の搬送が一回で済み、工程の簡素化が図
れると共に、塗料ミストの飛散を抑制できてマスキング
を不要にでき、向きの異なる被塗装面に良好な斑点状の
模様を効率よく施すことができる。また、上記斑点状の
模様の粒径が3mm以下0.5mm以上になるように設
定することにより、更に良好な斑点状の模様を均一な分
布で施すことができる。
【0022】下記の使用態様、塗装条件および表1ない
し表2の塗装方法により、平物と役物とでスプレーガン
の移動速度(塗装ロボットの稼動速度)と、スプレーガ
ン・被塗装面間距離を変えて塗装を行った。
【0023】使用塗料;大日本塗料(株)製,Vセラン
300(アクリルエマルジョン系) 使用基材;積水化学工業(株)製,シンセライト 塗装機 ;ロボット:川崎重工(株)製 スプレーガン:旭サナック(株)製,エアースプレー 塗装条件;霧化エアー圧:0.3kg/cm2 パターンエアー圧:0.3kg/cm2 その結果、平物と役物で同じ限定されたタクト内で同一
の塗装外観が得られた。
【0024】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更等が
あってもこの発明に含まれる。例えば、役物としては、
断面L字状のものだけでなく、断面コ字状、多面体等、
向きの異なる複数の被塗装面を有する種々のものが適用
可能である。
【0025】
【発明の効果】以上要するにこの発明によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の建材の化粧方法によれば、スプレ
ーガンのエアー吐出条件を変えずに、上記スプレーガン
の移動速度と、スプレーガン・被塗装面間距離を変えて
塗装するようにしたので、同じ塗装設備にて平物と役物
を同じタクト内で塗装することが可能となり、生産性の
向上が図れる。 (2)請求項2記載の建材の化粧方法によれば、異なる
向きの複数の被塗装面を有する被塗装物を塗装する場合
には、単一の被塗装面を有する被塗装物を塗装する場合
よりも上記スプレーガンの移動速度を速くし、かつスプ
レーガン・被塗装面間距離を同じかやや近くして塗装す
るようにしたので、役物を平物と同じ塗装設備およびタ
クト内で塗装することが可能となり、塗装設備の有効利
用および生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す塗装装置の概略的正
面図である。
【図2】スプレーガンの一部断面側面図である。
【図3】役物の被塗装面を塗装する方法を説明する斜視
図である。
【符号の説明】
2 被塗装物 6 塗装ロボット 7 スプレーガン 2a,2b 被塗装面 s スプレーガン・被塗装面間距離 v スプレーガンの移動速度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の如く単一の被塗装面を有する被塗
    装物と、コーナー状の如く異なる向きの複数の被塗装面
    を有する被塗装物を、スプレーガンを有する塗装ロボッ
    トにより塗装するに際して、上記スプレーガンのエアー
    吐出条件を変えずに、上記スプレーガンの移動速度と、
    スプレーガン・被塗装面間距離を変えて塗装することを
    特徴とする建材の化粧方法。
  2. 【請求項2】異なる向きの複数の被塗装面を有する被塗
    装物を塗装する場合には、単一の被塗装面を有する被塗
    装物を塗装する場合よりも上記スプレーガンの移動速度
    を速くし、かつスプレーガン・被塗装面間距離を同じか
    やや近くして塗装することを特徴とする請求項1記載の
    建材の化粧方法。
JP6749095A 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法 Pending JPH08257478A (ja)

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JP6749095A JPH08257478A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 建材の化粧方法

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JP (1) JPH08257478A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11267992A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Nissan Motor Co Ltd 塗装ロボットの教示方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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