JP2671503B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンベアで連続的に搬送されてくる被塗物
を、レシプロケータを取り付けた塗装機で塗装する方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車ボディ等の塗装をするに当たっては、コ
ンベアで連続的に搬送される被塗装物はある程度幅があ
るため、複数の塗装機を用い、且つそれらをレシプロケ
ータでレシプロ運動(往復動)をさせながら塗装するの
が一般的である。上記塗装の場合、もし仮に1個の塗装
機のみで幅広くレシプロ運動をさせて塗装を行なうとす
るとコンベア進行速度を遅くしなければならず、塗装効
率の著しい低下を招く。したがって自動車のフード面や
ルーフ面のような広い面積を持つ被塗面を有するものの
面を塗装する場合、コンベア進行方向に対して直角方向
に2ないし4個の塗装機を配置し、それらを適当にレシ
プロ運動をさせながら塗装を行なっている。なお、この
方式の塗装においては、広く均一な塗膜を形成させるの
に適するベル型静電塗装機が汎用されている。
ところで上記塗装機に取り付けられるレシプロケータ
は、その機構上、レシプロストロークの折り返し端部す
なわち末端部でその進行速度が遅くなるという欠点があ
る。したがって塗料の吐出量条件が常時一定であるとす
れば、単位面積あたりの塗布量はレシプロストロークの
折り返し端部で大きくなることを免れない。したがって
上記のごとく複数の塗装機で塗装するようなときは、塗
装面上に各レシプロストロークの折り返し端部がくるこ
とになるため、全面にわたって塗料の膜厚を均一に塗装
することはできないことになる。外観的な品質の面で膜
厚が余り問題とされないソリッド、クリア系塗料の場合
はさほど問題はないが、メタリック塗料では明瞭に塗装
ムラが現われる。したがって従来は、膜厚依存性の大き
なメタリック塗料を用いる場合は、ベル型静電塗装機の
霧化頭(ベル)の回転数を大幅に上げて塗料の噴霧飛散
範囲を広げるようにすることにより上記不具合の修正に
努めていた。
なお、これとは別に、被塗面積の変化に対応させて塗
料吐出量を自動的に制御し、且つ該塗料吐出量の変化に
応じてベル回転数及び/又はシェービングエア圧力を可
変して所望の塗装パターンを得るように制御する塗装方
法が特開昭61−234970号で提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来から行なわれているベル回転数を大幅に上げて吐
出パターンを広げる対策方法は、各ベル毎に吐出量を微
妙に調整することによって行なうものである(一旦調整
して塗装を開始すれば吐出量は変化しない)が、レシプ
ロストロークの折り返し端部での吐出量調整ではないた
め、膜厚の不均一さの解消にはおのずと限度がある。し
かもその場合には、ベルの高回転による塗料中のメタル
片の破砕という問題もある。
一方上記特開昭61−234970号で提案されている方法
は、実際問題として、レシプロストロークの折り返し端
部でどのように吐出量とかシェービングエア圧力の条件
を設定するかの調整が非常に難しく、噴霧パターンの制
御探究に多くの日時を費やす上に、その作業も塗装条件
の変更によって度々必要となることから容易に採用する
ことはできない。
本発明は以上のような問題を解決する目的でなされた
ものであり、その解決しようとする課題は、レシプロス
トロークの折り返し端部を塗装面上に設定せざるを得な
い複数のレベル型静電塗装機によるレシプロ塗装におい
て、簡便な手段を以って均一な膜厚の塗装が行なえる塗
装方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決できる本発明の塗装方法は、コンベア
で連続的に搬送されてくる被塗物を、コンベア進行方向
に対して直角方向にレシプロ運動する複数の塗装機で塗
装する方法において、塗装面上にあるレシプロストロー
クの折り返し端部で塗料の吐出カットオフを行なうこと
を特徴とする。
そして上記のカットオフする範囲は、塗装面全面にわ
たって塗膜の厚さができるだけ均一となるように選定す
るのが良い。この選定は単位面積あたりの吐出時間等か
ら演算して又は予備試験により容易に定めることができ
る。塗料の吐出カットオフを行なう塗装機は、隣り合う
塗装機の両方であっても又は一方のみであっても良い。
塗装機の種類としてはベル型静電塗装機が好ましい
が、これに限定されるものではない。塗装中の塗料の吐
出条件は絶えず一定にすべきであるが各塗装機毎に吐出
条件、例えば吐出速度(吐出量÷時間)、ベル回転数、
エア圧力等が異なっていてよい。
全塗装機を一台のレシプロケータで動かすか、各塗装
機をそれぞれ専用のレシプロケータで動かすかは任意で
あり、都合により各塗装機毎にレシプロストロークやカ
ットオフ範囲を異なるようにしてもよい。
なお、塗装機が被塗物の形状により塗装面から外れる
時は、その外れる領域でも塗料の吐出カットオフを行な
う方が、塗料をムダに消費しない点で好ましい。
〔作用〕
塗装面上にあるレシプロストロークの折り返し端部で
塗料の吐出カットオフを行なうと、カットオフした分、
塗装面のレシプロストロークの折り返し端部付近で膜厚
が減少する。このレシプロストロークの折り返し端部付
近は本来、塗装機の移動速度の低速化により単位面積あ
たりの塗料の吐出量が増大し、膜厚が増大する所である
から、上記カットオフによって膜厚の増大が阻止され
る。
〔実施例〕
以下は本発明の塗装方法の一実施例を開示するもので
あって、これにより本発明の要旨は何ら限定されるもの
ではない。
実施例1 第3図に示すように、コンベア1で連続的に前進して
くる自動車ボディ2のフード面3及びルーフ面4を、ベ
ル型噴霧静電塗装装置の2個の塗装機5,5で塗装する。
これら塗装機5,5は共に、電動レシプロケータ6の左右
にレシプロ運動する支持アーム7に取り付けられてい
る。図中の矢印()はレシプロストロークを示す。上
記レシプロケータ6は、油圧式の昇降用シリンダ8に取
り付けられており、フード面3とルーフ面4の高さ変化
に応じて上下移動できるようになっている。上記シリン
ダ8の作動はコンベア軌道に沿って設けられたリミット
スイッチ(図示せず)により自動的に行なわれる。
ここでの塗装は一般的なメタリック塗料を用いた上塗
り塗装であり、両塗装機5,5間距離:500mm、レシプロス
トローク:500mm、レシプロ周期:30回/分、コンベアス
ピード:4.5m/分という条件で塗装するが、但しレシプロ
ストロークの折り返し端部付近で0.5秒間塗料の吐出カ
ットオフを行なう。カットオフ制御方法には種々の方法
があるが、ここではレシプロケータ6内のモータに連動
しレシプロ運動と同期した回転体にリミットスイッチを
設置する。
第1図は以上のようにして塗装した際の、ルーフ面4
上を移動する2個の塗装機5,5の軌跡を示している。図
中のA,Cが塗装機5,5のレシプロストローク中央部、Bが
塗装面上のレシプロストロークの折り返し端部、D,Dが
塗装面上に無いレシプロストロークの折り返し端部を指
している。また黒点は一定時間間隔で塗装機5,5の位置
をプロットしたものであり、実線は塗料吐出中、点線は
吐出カットオフ中を表わしている。
該図から、レシプロストロークの折り返し端部では塗
装機5,5の移動速度が遅くなっていること、そして遅い
所で塗料の吐出カットオフが行なわれていることが判か
る。こうして形成された塗膜のレシプロストローク方向
の膜厚分布を第2図に示す。該図中のD,A,B,C,Dは第1
図のそれに相当する。第2図から膜厚分布に問題のない
ことが判かる。
なおこの実施例は水平面での塗装方法であるが、本発
明の塗装方法は水平面に限らず、垂直面にも適用できる
ことは勿論である。
比較例 従来の塗装方法で、すなわち、塗料の吐出カットオフ
を行なわず絶えず吐出させる以外は上記実施例1と同様
な方法で塗装を行なう。その際の塗装機の軌跡を第5図
に、膜厚分布を第6図に示す。これら図中の記号の意味
は前記と同様である。
この塗装方法では第4図から明らかなようにレシプロ
ストロークの折り返し端部8で膜厚が大きくなって、膜
厚分布が不均一となる。
実施例2 第4図に示すように、3個の塗装機を用い、中央の塗
装機のみレシプロストロークの折り返し端部での塗料の
吐出カットオフを行なう以外は実施例1と同様にして塗
装する。このようにしても膜厚の均一化を図ることがで
きる。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明の塗装方法によれば、
単位面積あたりの塗料の吐出量が多くならざるを得なか
ったレシプロストロークの折り返し端部で塗料の吐出カ
ットオフをするので、塗装面全体にわたって膜厚が均一
化され、外観上の塗装品質が大幅に向上する。特にメタ
リック塗料で現われ易い塗装ムラ等の見栄え不良を無く
すことができる。
また膜厚が均一になることにより、一定基準を満たす
厚さの塗膜を形成する上で余分な塗料がいらず、塗料の
節約ができる。
しかも、本発明方法は、吐出量を制御しながら塗装す
る方法でないため、厄介な噴霧パターンの制御探究を必
要とせず、従来の塗装設備を利用し簡便な手段で実施で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例に係る、塗装面上を移動
する塗装機の軌跡と塗料の吐出カットオフ時を示す図、 第2図は一実施例により形成された塗膜の膜厚分布を示
す図、 第3図は塗装設備を概略的に示す正面図、 第4図は他の実施例に係る図、 第5図は比較例(従来方法)での塗装機の軌跡を示す
図、 第6図は比較例により形成された塗膜の膜厚分布を示す
図である。 図中: 1……コンベア、3……フード面(塗装面) 4……ルーフ面(塗装面)、5……塗装機 6……レシプロケータ B……塗装面上のレシプロストロークの折り返し端部 S……レシプロストローク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベア上を連続的に搬送されてくる被塗
    物を、コンベア進行方向に対して直角方向にレシプロ運
    動する複数の塗装機で塗装する方法において、塗装面上
    における各レシプロストロークの折り返し端部で塗料の
    吐出カットオフを行なうことを特徴とする塗装方法。
JP13968589A 1989-06-01 1989-06-01 塗装方法 Expired - Lifetime JP2671503B2 (ja)

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