JPH08243931A - 研磨シート及びその製造方法 - Google Patents

研磨シート及びその製造方法

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JPH08243931A
JPH08243931A JP7245395A JP7245395A JPH08243931A JP H08243931 A JPH08243931 A JP H08243931A JP 7245395 A JP7245395 A JP 7245395A JP 7245395 A JP7245395 A JP 7245395A JP H08243931 A JPH08243931 A JP H08243931A
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JP
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polishing
sheet
adhesive
resin
polishing layer
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JP7245395A
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Inventor
Nobuyoshi Watanabe
信義 渡辺
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Nihon Micro Coating Co Ltd
Original Assignee
Nihon Micro Coating Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨シートの研磨面の平坦性を向上させ、被
研磨物表面に研磨によって形成される凹凸を減少させ
た、精密な研磨に適した研磨シート及びその製造方法を
提供する。 【構成】 研磨シートは、研磨材粒子(1)とバインダ
ー接着剤(2)とを混合したスラリー(3)を乾燥させ
た研磨層(3′)をプラスチックシート基板(6)に接
着させて成る研磨シートにおいて、研磨材粒子(1)と
バインダー接着剤(2)とを混合したスラリー(3)を
可剥離部材(4)の表面(4′)に塗布した後にこのス
ラリー(3)を乾燥させて可剥離部材(4)の表面
(4′)に研磨層(3′)を形成し、接着剤(5)を塗
布したプラスチックシート基板(6)を研磨層(3′)
の表面に重ねて接着し、プラスチックシート基板(6)
と共に研磨層(3′)を可剥離部材(4)から剥離させ
ることによって、可剥離部材(4)の表面(4′)に接
していた研磨層(3′)の表面に形成された、可剥離部
材(4)からの剥離面を当該研磨シートの研磨面(9)
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、磁気ハードデイス
ク、レンズ、磁気ヘッド等の研磨に使用するための研磨
シート及びその製造方法に関し、特に、精密な仕上げ研
磨に使用するための研磨シート及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来の研磨シートは一般に、研磨材粒子と
バインダー接着剤とを混合したスラリーをプラスチック
フィルム上にローラやドクターブレードを使用して均一
且つ平坦に塗布した後、スラリーを乾燥させてプラスチ
ックフィルム上に研磨層を形成させて成るものである
(例えば、特公昭53ー44714号である)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の研磨
シートでは、乾燥前にスラリーの表面をローラやドクタ
ーブレードを使用して平坦に整えたにもかかわらず、シ
ート基板にスラリーを塗布した後の乾燥中にこのスラリ
ーの表面に凹凸を生じ、研磨層表面に突起部分が形成さ
れる。そのため、従来の研磨シートを使用して被研磨物
表面を研磨すると、この凹凸の突起部分が被研磨物表面
に食い込むために精密な仕上げ研磨ができなかった。
【0004】従来の研磨シートの研磨層表面に凹凸が形
成される理由を、図6も参照して、以下に述べる。 図
6は、従来の研磨シートの部分拡大断面図であり、プラ
スチックシート基板6の表面にスラリー3を塗布した後
にスラリー3を乾燥させたところを示し、図6(A)
は、スラリーの塗布直後の従来の研磨シートの部分拡大
断面図であり、図6(B)は、スラリーを乾燥中の従来
の研磨シートの部分拡大断面図である。
【0005】従来の研磨シートでは、図6(A)に示す
ように、スラリー3の塗布後にその表面をローラーやブ
レードを使用して平坦に整えるので、塗布されたスラリ
ー3の表面は、乾燥工程前は平坦である。
【0006】しかし、図6(B)に示すように、スラリ
ー3表面付近のバインダー接着剤2から溶剤が蒸発し気
化熱を奪うのでバインダー接着剤2の温度が下がるが、
スラリー3表面付近に比較的大きい研磨材粒子1′があ
ると、この研磨材粒子1′の大きい体積部分にはバイン
ダー接着剤2が少ないので蒸発による温度低下がほとん
どない。
【0007】つまり、大きい研磨材粒子1′付近にある
バインダー接着剤2の温度は他の部分よりも高温なの
で、大きい研磨材粒子1′のある部分は他の部分よりも
蒸発が一層盛んに行われ、一層速く乾燥する。このた
め、大きい研磨材粒子1′付近のバインダー接着剤の表
面張力が増加し、この表面張力が図6(B)の矢印13
の方向に働く。
【0008】そして、バインダー接着剤2の多い部分は
溶剤も比較的多く残留し流動性もあるので、この部分の
スラリーが、大きい研磨材粒子1′付近のバインダー接
着剤2の表面張力が働く方向13に移動され、大きい研
磨材粒子1′の在る部分にスラリーが引き寄せられて盛
り上がり、突起部分11を形成し、この突起部分11の
周囲に谷間12が形成される。
【0009】そこで、従来は、研磨材粒子の平均粒径を
厳密に揃えるための努力がなされてきたが、研磨材粒子
の平均粒径を厳密に揃えることができず、粒径にバラツ
キがあった。 結果として、従来のように研磨材粒子の
平均粒径を厳密に揃えたり、乾燥前にスラリーの表面を
平坦に整えたにもかかわらず、このスラリーを乾燥させ
てシート基板上に研磨層を形成させたときにはその研磨
面に凹凸又は突起部分を有する研磨シートが製造され
る。
【0010】このように、従来の研磨シートでは、研磨
面に凹凸又は突起部分が形成されるため、この突起部分
が被研磨物表面に食い込むため被研磨物表面に凹凸を形
成し、精密な仕上げ研磨ができなかった。
【0011】したがって、本発明の目的は、研磨シート
の研磨面の平坦性を向上させ、被研磨物表面に研磨によ
って形成される凹凸を減少させた、精密な研磨に適した
研磨シート及びその製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、研磨材粒子とバインダー接着剤とを混合
したスラリーを乾燥させた研磨層をプラスチックシート
基板に接着させて成る研磨シートにおいて、研磨材粒子
とバインダー接着剤とを混合したスラリーを可剥離部材
の表面に塗布しこのスラリーを乾燥させて可剥離部材の
表面に研磨層を形成した後に、接着剤を塗布したプラス
チックシート基板を研磨層の表面に重ねて接着し、プラ
スチックシート基板と共に研磨層を可剥離部材から剥離
させることによって、可剥離部材の表面に接していた研
磨層の表面に形成された、可剥離部材からの剥離面を当
該研磨シートの研磨面としたことを特徴とする研磨シー
トである。
【0013】そして、本発明の研磨シートは、研磨材粒
子とバインダー接着剤とを混合したスラリーを可剥離部
材の表面に塗布し、可剥離部材の表面に塗布したスラリ
ーを乾燥させて可剥離部材の表面に研磨層を形成させた
後に、接着剤を塗布したプラスチックシート基板を研磨
層の表面に重ねて接着させ、可剥離部材からプラスチッ
クシート基板と共に研磨層を剥離させて製造される。
【0014】上記本発明の研磨シート及びその製造方法
において、研磨材粒子には、ダイヤモンド(C)、アル
ミナ(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3)、カーボランダム(Si
C)、酸化クロム(Cr2O3)、若しくは酸化セリウム(Ce
O2)又はそれらの混合物が使用される。 バインダー接
着剤には、ニトロセルロース、アセチルセルロース、ト
リエチルセルロース、ポリビニルアセタール、ポリアク
リル酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、エポキシ樹脂、ポリイソブチレン、若しくは天然ゴ
ム又はこれらの混合物が使用される。
【0015】プラスチックシート基板を研磨層に接着さ
せるための接着剤が、紫外線硬化樹脂接着剤であるとき
は、光開始剤、増感剤を含む、エポキシアクリレート、
ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ジ
エン系アクリレート、若しくはシリコン系アクリレート
又はこれらの混合物が好適である。このような紫外線硬
化樹脂接着剤を均一に塗布したプラスチックシート基板
を研磨層に重ね、紫外線を照射すると、プラスチックシ
ート基板を研磨層に接着することができる。
【0016】また、プラスチックシート基板を研磨層に
接着させるための接着剤が、熱接着性樹脂であるとき
は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、若しくはナイロン又はこれら混合物が好適
である。このような熱接着性樹脂を均一に塗布したプラ
スチックシート基板を研磨層に重ね、熱ローラ等で加熱
し加圧すると、プラスチックシート基板を研磨層に接着
することができる。
【0017】プラスチックシート基板を研磨層に接着さ
せるための接着剤として、更に、常温で硬化する、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸樹脂、若し
くはポリ塩化ビニル樹脂、又はこれらの混合物を使用す
ることができる。このような接着性樹脂を均一に塗布し
たプラスチックシート基板を研磨層に重ね、ローラ等で
加圧する(又は、熱ローラで加熱し加圧する)と、常温
で、プラスチックシート基板を研磨層に接着することが
できる。
【0018】プラスチックシート基板は、好適には、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、又はポリ
ウレタンシートである。
【0019】可剥離部材には研磨層に対して剥離性のよ
い材料を使用することが望ましく、可剥離部材は、テフ
ロン、ポリプロピレン、ガラス、又は鏡面研磨した金属
から成ることが望ましい。
【0020】また、可剥離部材は、テフロンシート、ポ
リプロピレンシート、又はポリエチレンシートであって
もよい。
【0021】
【作用】砥粒とバインダー接着剤とを混合したスラリー
を可剥離部材に塗布し、このスラリーを乾燥させて可剥
離部材表面に研磨層を形成させると、研磨層表面には凹
凸が生じるが、可剥離部材の表面に接している研磨層の
表面には、上述のような凹凸を生じることなく、可剥離
部材表面に沿った表面が形成される。
【0022】可剥離部材として研磨層に対して剥離性の
よい材料を使用することで、接着剤を塗布したプラスチ
ックシート基板を可剥離部材表面に形成された研磨層の
表面に重ねて接着した後、プラスチックシート基板を可
剥離部材から引き離すと、プラスチックシート基板に接
着した研磨層が可剥離部材から容易に剥離され、凹凸の
形成された研磨層の表面はプラスチックシート基板に接
着剤によって接着され、可剥離部材表面に沿った形状の
表面が形成された研磨層が露出する。
【0023】
【実施例】本発明の研磨シート及びその製造方法につい
て添付図面に従って具体的に説明する。
【0024】図1は、本発明の研磨シートの製造方法
の、スラリーを可剥離部材の表面に塗布する工程と、可
剥離部材の表面に塗布したスラリーを乾燥させて可剥離
部材の表面に研磨層を形成させる工程とに従って、スラ
リーを可剥離部材の表面に塗布して乾燥させたところを
示す部分拡大断面図であり、図2は、本発明の研磨シー
トの製造方法の、接着剤を塗布したプラスチックシート
基板を研磨層の表面に重ねて接着させる工程に従って、
スラリーを乾燥させて形成した研磨層の表面にプラスチ
ックシート基板を接着させたところを示す部分拡大断面
図である。
【0025】図1に示すように、本発明の実施におい
て、まず、研磨材粒子1とバインダー接着剤2とを混合
したスラリー3を可剥離部材4の表面4′に塗布し、可
剥離部材4の表面4′に塗布したスラリー3を乾燥させ
て可剥離部材4の表面4′に研磨層3′を形成する。
【0026】このとき、研磨層3′の表面には上述のよ
うな凹凸(図7の符号11及び12を参照)が形成され
るが、可剥離部材4の表面に接している研磨層3′の表
面には、上述のような凹凸が形成されず、可剥離部材4
の表面4′に沿った表面が形成されている。
【0027】次に、図2に示すように、接着剤5を塗布
したプラスチックシート基板6を凹凸が形成された研磨
層3′の表面に重ねて接着する。
【0028】次に、本発明の研磨シートの製造方法の、
可剥離部材からプラスチックシート基板と共に研磨層を
剥離させる工程に従って、図3に示すように、可剥離部
材4からプラスチックシート基板6と共に研磨層3′を
剥離する。
【0029】ここで、可剥離部材4には、研磨層3′に
対して剥離性のよい材料、例えばテフロンを使用するこ
とで、可剥離部材4に接している研磨層3′の表面を損
傷させることなく、可剥離部材4の表面4′に沿った研
磨層3′の表面を露出させることができる。 図4は、
上記本発明の研磨シートの製造方法に従って製造された
研磨シートの部分拡大断面図である。
【0030】上述のように製造された本発明の研磨シー
トは、図4に示すように、研磨材粒子1とバインダー接
着剤2とを混合したスラリー3を乾燥させた研磨層3′
をプラスチックシート基板6に接着剤5で接着させて成
り、可剥離部材4の表面4′に接していた研磨層3′の
表面に形成された可剥離部材4からの剥離面を当該研磨
シートの研磨面9とする。研磨面9は、可剥離部材4の
表面4′に沿った平坦な面となっている。
【0031】研磨シートの研磨面9に在る研磨材粒子が
バインダー接着剤2により実質的に被覆されているとき
は、表面から研磨材粒子を露出させるために、例えば、
この研磨面9に圧縮空気を利用してメチルケトンとアセ
トンとの混合溶剤を噴霧するか又はこの溶剤を含んだフ
ェルトブラシで研磨面9を軽く払い拭って(米国特許第
4835052号を参照)、研磨材粒子を被覆している
バインダー接着剤2を除去して、研磨面9′を形成する
(図5を参照)。
【0032】[実施例1]図7は、本発明の実施例1の
研磨シートを製造するための装置である。
【0033】図7に示すように、実施例1の研磨シート
はの製造として、まず、矢印Rの方向に回転する円筒状
のテフロン製可剥離部材4aにスラリー3を塗布し、ブ
レードBによってスラリー3の表面を整え、赤外線加熱
器Hによってこのスラリー3を乾燥させて円筒状可剥離
部材4aの表面に研磨層3′を形成した。
【0034】そして、紫外線硬化樹脂接着剤5aを塗布
した厚さ20μmのポリエステルシート6を円筒状可剥
離部材4aの表面の研磨層3′にポリエステルシート6
の張力を利用して圧接し、紫外線照射装置20(例え
ば、水銀灯光源)からの紫外線を照射してポリエステル
シート6を研磨層3′に接着し、ポリエステルシート6
を可剥離部材4aから遠ざける方向(図8の矢印Tの方
向)へと走行させてポリエステルシート6に接着した研
磨層3′を可剥離部材4aの表面から剥離した。
【0035】ここで、研磨材粒子には平均粒径3μmの
アルミナが使用され、バインダー接着剤にはニトロセル
ロースが使用された。そして、スラリー3は、バインダ
ー接着剤の重量1に対して重量0.5〜10.0の研磨材
粒子を混合し、分散機により均一に撹拌して製造され、
80〜500cpの粘度を有する。
【0036】ブレードBと可剥離部材4aとの距離は、研
磨層3′の厚さが10μmとなるように調節された。
【0037】紫外線硬化樹脂接着剤5aは、表1に示す
組成の薬剤を撹拌して製造される。
【表1】 表 1 薬 剤 (重量%) ベースレンジ:エポキシアクリレート (60.5%) 架橋剤:トリメチロールプロパントリアクレート (10.0%) 反応性希釈剤:2-エチルヘキシルアクリレート (15.0%) 反応性希釈剤:酢酸ビニル ( 5.0%) 光開始剤:ベンゾインエチルエーテル ( 7.0%) 接着促進剤:i-オクチルチオグリコレート ( 1.5%) 安定剤:Mark 275 ( 1.0%)
【0038】この接着剤5aは、在来の手段(図示せ
ず)によってポリエステルシート6の表面に均一に塗布
される。この接着剤5aを塗布したポリエステルシート
6を研磨層3′に圧接し、紫外線を照射すると、接着剤
5aが硬化し、ポリエステルシート6が研磨層3′に接
着される。このとき、研磨層3′を可剥離部材4aから
剥離できる程度にポリエステルシート6を研磨層3′に
紫外線硬化樹脂接着剤5aを硬化させればよいので、研
磨層3′をポリエステルシート6に接着させたまま可剥
離部材4aから剥離させた後、紫外線照射手段23によ
って紫外線を照射して紫外線硬化樹脂接着剤5aを十分
に硬化させた。
【0039】[実施例2]図8は、本発明の実施例2の
研磨シートを製造するための装置である。
【0040】図8に示すように、実施例2の研磨シート
の製造として、まず、矢印Rの方向に回転する円筒状の
テフロン製可剥離部材4aにスラリー3を塗布し、ブレ
ードBによってスラリー3の表面を整え、赤外線加熱器H
によってこのスラリー3を乾燥させて円筒状可剥離部材
4aの表面に研磨層3′を形成した。
【0041】そして、熱接着性樹脂5bを塗布した厚さ
20μmのポリエステルシート6を円筒状可剥離部材4a
の表面の研磨層3′に熱ローラ21を利用して加圧し、
同時にこの熱ローラ21の熱によりポリエステルシート
6を研磨層3′に接着し、ポリエステルシート6を可剥
離部材4aから遠ざける方向(図9の矢印Tの方向)へと
走行させてポリエステルシート6に接着した研磨層3′
を可剥離部材4aの表面から剥離した。
【0042】ここで、研磨材粒子には平均粒径3μmの
アルミナが使用され、バインダー接着剤にはニトロセル
ロースが使用された。そして、スラリー3は、バインダ
ー接着剤の重量1に対して重量0.5〜10.0の研磨材
粒子を混合し、分散機により均一に撹拌して製造され、
80〜500cpの粘度を有する。
【0043】ブレードBと可剥離部材4aとの距離は、研
磨層3′の厚さが10μmとなるように調節された。
【0044】熱接着性樹脂5bとしては熱接着性ポリエ
チレン樹脂が使用され、この熱接着性樹脂は、在来の手
段(図示せず)によってポリエステルシート6の表面に
均一に塗布される。
【0045】熱ローラ21は100〜150℃の範囲に
加熱される。
【0046】この接着剤5bを塗布したポリエステルシ
ート6を研磨層3′に重ね、熱ローラ21で加熱し加圧
すると、接着剤5bが硬化し、ポリエステルシート6が
研磨層3′に接着される。このとき、研磨層3′を可剥
離部材4aから剥離できる程度にポリエステルシート6
を研磨層3′に熱接着性樹脂5aを硬化させ、研磨層
3′をポリエステルシート6に接着させたまま可剥離部
材4aから剥離させた後、乾燥手段24によって熱接着
性樹脂5bを十分に硬化させる。
【0047】プラスチックシート基板6としてのポリエ
ステルシートは、熱接着性ポリエチレン樹脂5bよりも
耐熱性はあるが、長時間高温にすると軟化し変形してし
まうので、熱ロール21の温度及びプラスチックシート
基板6への加圧時間を適宜に調節し、プラスチックシー
ト基板6の変形を防ぐ。ここで、テフロン製可剥離部材
4aには、十分な耐熱性がある。
【0048】[実施例3]図9は、本発明の実施例3の
研磨シートを製造するための装置である。
【0049】実施例3の研磨シートでは、可剥離部材4
には、バインダー接着剤に対して剥離性のよいシートが
使用され、厚さ16μmのポリプロピレンシート4bが使
用された。
【0050】図9に示すように、ポリプロピレンシート
4bをローラ22に巻き付けるようにしてローラ22の
回転方向(図10の矢印Rの方向)に走行させながらポ
リプロピレンシート4bの表面にスラリー3を塗布し、
ブレードBによってスラリー3の表面を整え、赤外線加
熱器Hによってこのスラリー3を乾燥させてローラ22
と共に回転するポリプロピレンシート4bの表面に研磨
層3′を形成した。
【0051】そして、接着剤5cを塗布した厚さ16μm
のポリエステルシート6をポリプロピレンシート4bの
表面の研磨層3′に熱ローラ21を利用して加圧してポ
リエステルシート6を研磨層3′に接着し、ポリエステ
ルシート6を図10の矢印Tの方向へと走行させ、図1
0の矢印tの方向へと走行するポリプロピレンシート4b
から遠ざけてポリエステルシート6に接着した研磨層
3′をポリプロピレンシート4bの表面から剥離し、そ
の後、ポリエステルシート6に研磨層3′を確実に接着
させるために乾燥手段24で十分に乾燥させた。
【0052】ここで、研磨材粒子には平均粒径1μmの
アルミナが使用され、バインダー接着剤には、ニトロセ
ルロースにその5重量%のエポキシ樹脂をメチルケトン
とアセトンとの混合溶剤中で撹拌して製造したものが使
用された。そして、スラリーは、バインダー接着剤の重
量1に対して重量1.0〜10.0の研磨材粒子を混合
し、分散機により均一に撹拌して製造され、80〜50
0cpの粘度を有する。
【0053】ブレードBと可剥離部材4bとの距離は、研
磨層3′の厚さが5μmとなるように調節された。
【0054】接着剤5cにはポリエステル樹脂が使用さ
れ、このポリエステル樹脂は、在来の手段(図示せず)
によってポリエステルシート6の表面に均一に塗布され
常温で接着性を失わない程度に乾燥された。
【0055】熱ローラ21は60〜80℃の範囲に加熱
される。
【0056】この接着剤5cを塗布したポリエステルシ
ート6を研磨層3′に重ね、熱ローラ21で加熱し加圧
すると、接着剤5cが硬化し、ポリエステルシート6が
研磨層3′に接着される。このとき、研磨層3′を可剥
離部材4bから剥離できる程度にポリエステルシート6
を研磨層3′に熱接着性樹脂を硬化させ、研磨層3′を
ポリエステルシート6に接着させたまま可剥離部材4b
から剥離させた後、乾燥手段24によって熱接着性樹脂
を十分に硬化させる。
【0057】[比較例]比較例として従来の研磨シート
A及びBを製造し、上記の実施例1、2及び3と比較し
た。比較例で使用される研磨材粒子は、その粒径が揃う
ように、再度にわたって分級された。
【0058】従来の研磨シートAは、ニトロセルロース
のバインダー接着剤と、平均粒径が3μmのアルミナの
研磨材粒子とを1:10.0の重量比で分散機で均一に
撹拌して粘度80〜500cpのスラリーを製造し、厚さ
20μmのポリエステルシート基板に、スラリーを10
μmの厚さに塗布した後に乾燥させて製造され、実施例
1及び2と比較した。
【0059】従来の研磨シートBは、ニトロセルロース
にその5重量%のエポキシ樹脂をメチルケトンとアセト
ンとの混合溶剤中で撹拌して製造したバインダー接着剤
と、平均粒径が1μmのアルミナの研磨材粒子とを1:
10.0の重量比で分散機で均一に撹拌して粘度80〜
500cpのスラリーを製造し、厚さ16μmのポリエス
テルシート基板に、スラリーを5μmの厚さに塗布した
後に乾燥させて製造され、実施例3と比較した。
【0060】実施例1、2及び3と、従来の研磨シート
A及びBとを使用して、磁気ハードデイスク表面を研磨
し、研磨後のハードデイスク表面に形成された凹凸量を
観察した結果、実施例1、2及び3の研磨シートを使用
したときのハードデイスク表面に形成された凹凸距離
(つまり、凹凸の高低差)は、従来の研磨シートを使用
したときの凹凸距離の半分以下であった。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明が構成されるので、
以下のような効果を奏する。
【0062】研磨シートの研磨層の表面が可剥離部材か
ら剥離することで形成されることから、本発明の研磨シ
ートの研磨層の表面には、凹凸が生じることなく可剥離
部材表面に沿った表面を形成することができる。したが
って、被研磨物表面を精密に仕上げ研磨することができ
る。
【0063】また、従来技術では、研磨材粒子の平均粒
径を厳密に揃える必要があったが、本発明に従った研磨
シートでは、研磨材粒子の平均粒径を厳密に揃える必要
がないので、製造コストが削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の研磨シートの製造方法の、ス
ラリーを可剥離部材の表面に塗布する工程と、可剥離部
材の表面に塗布したスラリーを乾燥させて可剥離部材の
表面に研磨層を形成させる工程とに従って、スラリーを
可剥離部材の表面に塗布して乾燥させたところを示す部
分拡大断面図である。
【図2】図2は、本発明の研磨シートの製造方法の、接
着剤を塗布したプラスチックシート基板を研磨層の表面
に重ねて接着させる工程に従って、スラリーを乾燥させ
て形成した研磨層の表面にプラスチックシート基板を接
着させたところを示す部分拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明の研磨シートの製造方法の、可
剥離部材からプラスチックシート基板と共に研磨層を剥
離させる工程に従って、プラスチックシート基板と共に
研磨層を可剥離部材から剥離させるところを示す部分拡
大断面図である。
【図4】図4は、本発明の研磨シートの製造方法に従っ
て製造された研磨シートの部分拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明の研磨シートの製造方法に従っ
て製造された研磨シートの研磨層表面において、研磨材
粒子を被覆しているときのバインダーを、溶剤を噴霧又
はブラシで払拭って除去し、研磨層表面に研磨材粒子を
露出させたところを示す、研磨シートの部分拡大断面図
である。
【図6】図6は、従来の研磨シートの部分拡大断面図で
あり、プラスチックシート基板の表面にスラリーを塗布
した後にスラリーを乾燥させたところを示し、図6
(A)は、スラリーの塗布直後の従来の研磨シートの部
分拡大断面図であり、図6(B)は、スラリーを乾燥中
の従来の研磨シートの部分拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明の研磨シートの実施例1の製造
装置の概念図である。
【図8】図8は、本発明の研磨シートの実施例2の製造
装置の概念図である。
【図9】図9は、本発明の研磨シートの実施例3の製造
装置の概念図である。
【符号の説明】
1 ...研磨材粒子 1′...比較的大きい研磨材粒子 2 ...バインダー接着剤 3 ...スラリー 3′...研磨層 4 ...可剥離部材 4a ...可剥離ローラ 4b ...可剥離シート 4′...可剥離部材の表面 5 ...接着剤 5a ...紫外線硬化樹脂接着剤 5b、5c ...熱接着性樹脂 6 ...プラスチックシート基板 9、9′...研磨面 11...突出部 12...谷間部 13...表面張力による盛り上がり方向 20...紫外線照射装置 21...熱ローラ 22...ローラ 23...紫外線照射手段 24...乾燥手段 H ...赤外線熱加熱器 B ...ブレード R ...ローラの回転方向 T、t ...シートの走行方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 このとき、研磨層3′の表面には上述の
ような凹凸(図6(B)の符号11及び12を参照)が
形成されるが、可剥離部材4の表面に接している研磨層
3′の表面には、上述のような凹凸が形成されず、可剥
離部材4の表面4′に沿った表面が形成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 そして、紫外線硬化樹脂接着剤5aを塗
布した厚さ20μmのポリエステルシート6を円筒状可
剥離部材4aの表面の研磨層3′にポリエステルシート
6の張力を利用して圧接し、紫外線照射装置20(例え
ば、水銀灯光源)からの紫外線を照射してポリエステル
シート6を研磨層3′に接着し、ポリエステルシート6
を可剥離部材4aから遠ざける方向(図7の失印Tの方
向)へと走行させてポリエステルシート6に接着した研
磨層3′を可剥離部材4aの表面から剥離した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 そして、熱接着性樹脂5bを塗布した厚
さ20μmのポリエステルシート6を円筒状可剥離部材
4aの表面の研磨層3′に熱ローラ21を利用して加圧
し、同時にこの熱ローラ21の熱によりポリエステルシ
ート6を研磨層3′に接着し、ポリエステルシート6を
可剥離部材4aから遠ざける方向(図8の失印Tの方
向)へと走行させてポリエステルシート6に接着した研
磨層3′を可剥離部材4aの表面から剥離した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 図9に示すように、ポリプロピレンシー
ト4bをローラ22に巻き付けるようにしてローラ22
の回転方向( の失印Rの方向)に走行させながらポ
リプロピレンシート4bの表面にスラリー3を塗布し、
ブレードBによってスラリー3の表面を整え、赤外線加
熱器Hによってこのスラリー3を乾燥させてローラ22
と共に回転するポリプロピレンシート4bの表面に研磨
層3′を形成した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】 そして、接着剤5cを塗布した厚さ16
μmのポリエステルシート6をポリプロピレンシート4
bの表面の研磨層3′に熱ローラ21を利用して加圧し
てポリエステルシート6を研磨層3′に接着し、ポリエ
ステルシート6を図9の矢印Tの方向へと走行させ、
の矢印tの方向へと走行するポリプロピレンシート4
bから遠ざけてポリエステルシート6に接着した研磨層
3′をポリプロピレンシート4bの表面から剥離し、そ
の後、ポリエステルシート6に研磨層3′を確実に接着
させるために乾燥手段24で十分に乾燥させた。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨材粒子とバインダー接着剤とを混合し
    たスラリーを乾燥させた研磨層をプラスチックシート基
    板に接着させて成る研磨シートにおいて、前記スラリー
    を可剥離部材の表面に塗布し乾燥させて前記可剥離部材
    の表面に前記研磨層を形成させた後に、接着剤を塗布し
    た前記プラスチックシート基板を前記研磨層の表面に重
    ねて接着し、前記プラスチックシート基板と共に前記研
    磨層を前記可剥離部材から剥離させることによって、前
    記可剥離部材の表面に接していた前記研磨層の表面に形
    成された、前記可剥離部材からの剥離面を当該研磨シー
    トの研磨面としたことを特徴とする、研磨シート。
  2. 【請求項2】前記研磨材粒子が、ダイヤモンド(C)、
    アルミナ(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3)、カーボランダム
    (SiC)、酸化クロム(Cr2O3)、若しくは酸化セリウム
    (CeO2)又はそれらの混合物である、請求項1記載の研
    磨シート。
  3. 【請求項3】前記バインダー接着剤が、ニトロセルロー
    ス、アセチルセルロース、トリエチルセルロース、ポリ
    ビニルアセタール、ポリアクリル酸エステル、ポリビニ
    ルアルコール、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹脂、ポリイ
    ソブチレン、若しくは天然ゴム又はこれらの混合物であ
    る、請求項1記載の研磨シート。
  4. 【請求項4】前記接着剤が、紫外線硬化樹脂接着剤であ
    って、光開始剤、増感剤を含む、エポキシアクリレー
    ト、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレー
    ト、ジエン系アクリレート、若しくはシリコン系アクリ
    レート又はこれらの混合物である、請求項1記載の研磨
    シート。
  5. 【請求項5】前記接着剤が、熱接着性樹脂であって、ポ
    リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル
    樹脂、若しくはナイロン又はこれら混合物である、請求
    項1記載の研磨シート。
  6. 【請求項6】前記接着剤が、常温で硬化する、ポリエス
    テル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸樹脂、若しくは
    ポリ塩化ビニル樹脂、又はこれらの混合物である、請求
    項1記載の研磨シート。
  7. 【請求項7】前記プラスチックシート基板が、ポリエス
    テル、ポリプロピレン、ポリエチレン、又はポリウレタ
    ンシートである、請求項1記載の研磨シート。
  8. 【請求項8】前記可剥離部材が、テフロン、ポリプロピ
    レン、ガラス、又は鏡面研磨した金属から成る、請求項
    1記載の研磨シート。
  9. 【請求項9】前記可剥離部材が、テフロンシート、ポリ
    プロピレンシート、又はポリエチレンシートである、請
    求項1記載の研磨シート。
  10. 【請求項10】 研磨材粒子とバインダー接着剤とを混
    合したスラリーを乾燥させた研磨層をプラスチックシー
    ト基板に接着させて成る研磨シートの製造方法におい
    て、 前記スラリーを可剥離部材の表面に塗布する工程と、 前記可剥離部材の表面に塗布した前記スラリーを乾燥さ
    せて前記可剥離部材の表面に研磨層を形成させる工程
    と、 接着剤を塗布したプラスチックシート基板を前記研磨層
    の表面に重ねて接着させる工程と、 前記可剥離部材から前記プラスチックシート基板と共に
    前記研磨層を剥離させる工程とから成ることを特徴とす
    る、研磨シートの製造方法。
  11. 【請求項11】前記研磨材粒子が、ダイヤモンド
    (C)、アルミナ(Al2O3)、酸化鉄(Fe2O3)、カーボ
    ランダム(SiC)、酸化クロム(Cr2O3)、若しくは酸化
    セリウム(CeO2)又はそれらの混合物である、請求項1
    0記載の方法。
  12. 【請求項12】前記バインダー接着剤が、ニトロセルロ
    ース、アセチルセルロース、トリエチルセルロース、ポ
    リビニルアセタール、ポリアクリル酸エステル、ポリビ
    ニルアルコール、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹脂、ポリ
    イソブチレン、若しくは天然ゴム又はこれらの混合物で
    ある、請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】前記接着剤が、紫外線硬化樹脂接着剤で
    あって、光開始剤、増感剤を含む、エポキシアクリレー
    ト、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレー
    ト、ジエン系アクリレート、若しくはシリコン系アクリ
    レート又はこれらの混合物である、請求項10記載の方
    法。
  14. 【請求項14】前記接着剤が、熱接着性樹脂であって、
    ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニ
    ル樹脂、若しくはナイロン又はこれら混合物である、請
    求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】前記接着剤が、常温で硬化する、ポリエ
    ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸樹脂、若しく
    はポリ塩化ビニル樹脂、又はこれらの混合物である、請
    求項10記載の方法。
  16. 【請求項16】前記プラスチックシート基板が、ポリエ
    ステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、又はポリウレ
    タンシートである、請求項10記載の方法。
  17. 【請求項17】前記可剥離部材が、テフロン、ポリプロ
    ピレン、ガラス、又は鏡面研磨した金属から成る、請求
    項10記載の方法。
  18. 【請求項18】前記可剥離部材が、テフロンシート、ポ
    リプロピレンシート、又はポリエチレンシートである、
    請求項10記載の方法。
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