JPH081312Y2 - 低騒音サイレントチェ−ン - Google Patents

低騒音サイレントチェ−ン

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JPH081312Y2
JPH081312Y2 JP1992026094U JP2609492U JPH081312Y2 JP H081312 Y2 JPH081312 Y2 JP H081312Y2 JP 1992026094 U JP1992026094 U JP 1992026094U JP 2609492 U JP2609492 U JP 2609492U JP H081312 Y2 JPH081312 Y2 JP H081312Y2
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JP
Japan
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tooth
meshing
link plate
curvature
pitch
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JP1992026094U
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JPH0579087U (ja
Inventor
正夫 丸山
優 森本
裕樹 石田
信之 藤本
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00—Chains
    • F16G13/02—Driving-chains
    • F16G13/04—Toothed chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は離間対設した一対のスプ
ロケット間に無端懇回して動力を噛合い伝達するチェー
ンである。
【０００２】
【従来の技術】サイレントチェーンが動力を噛合伝達す
る際に生ずる噛合い騒音を抑止するため、従来は、連結
ピン上に挿通重合されている複数の歯付きリンクプレー
ト間にバネ板を介装してリンクプレートを連結ピンの軸
方向に押圧し、チェーンの屈曲時のリンクプレート連結
端部側面を相互に摩擦接触させ、その摩擦力で噛合い衝
撃或はチェーンの直線区間の弦振動を抑止して騒音を低
減する手段、また、リンクプレートの噛合い面の噛合い
ピッチ或は圧力角の異なるリンクプレートを不規則に混
在配列して噛合い騒音の発生時点を分散させ、騒音の相
互干渉によって騒音を低減させる手段等が採用されてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来技術にお
いて、前者の手段はチェーンの低速域から高速域に亘っ
て全体の騒音平均値を低減させようとするものであり、
後者の手段は共振によるピーク音の発生を抑止しようと
するものであって、全体の騒音平均値の低減とピーク音
の抑止とを同時に達成することは困難であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は既述し
た従来技術の課題を解決して、ピーク音発生の抑止と全
体の騒音平均値の低減とを同時に達成したものであっ
て、リンクプレートの噛合い面を凹面と凸面の連続曲面
で形成した歯形で形成した異形歯リンクプレートを主体
とし、該異形歯リンクプレートと僅かに異なる噛合いピ
ッチを有する直線歯形のリンクプレートを不規則に配列
して連鎖するか、或は、前記異形歯リンクプレートを主
体とし、該異形歯リンクプレートと同形の歯形を有し噛
合いピッチのみが僅かに異なる異ピッチリンクプレート
を不規則に混在配列して連鎖したサイレントチェーンで
ある。
【０００５】
【作用】異形歯リンクプレートの噛合い面におけるスプ
ロケット歯との噛合い初期においては、スプロケット歯
がリンクプレートの歯先から噛合いを開始するが、該歯
先部分の歯形は直線形ではなく、曲率中心が噛合いピッ
チ線より歯元側にある円弧凸面であるから、直線歯形に
比し干渉圧が軽減されて円弧凹面の歯元歯形部分へと噛
合してゆく。
【０００６】該円弧凹面とスプロケット歯との噛合いに
おいては、円弧凹面の歯形がスプロケット歯の凸面歯形
と曲率が略々等しくされているので、両歯形の接触面積
が増大し、噛合い衝撃が緩和されて全体の騒音平均値を
低減させ、さらに、噛合いピッチの異なる歯を有するリ
ンクプレートを不規則に混在配列することによって、噛
合い周期が不均一となって共振励振周期が分散し、ピー
ク音の発生を抑止させる。
【０００７】
【実施例】図１は、スプロケット歯とガイドリンクＧを
一部欠如したサイレントチェーンの歯付きリンクプレー
トの噛合説明図であって、スプロケット歯１の噛合面は
インボリュート歯形を有し、スプロケット歯１に噛合し
チェーンの過半数のリンクプレートを占める歯付き異形
歯リンクプレート２の噛合い面３の歯形は、図２に示す
如く、スプロケット歯１の噛合いピッチ線Ｐ−Ｐ上にお
ける噛合い点の曲率半径より小さくなく略々等しい曲率
半径Ｒ１を有する円弧凹面４と曲率中心Ｏが前記ピッチ
線Ｐ−Ｐより歯元側にあって前記曲率半径Ｒ１の約１〜
1.5倍の曲率半径Ｒ２を有する円弧凸面５との連続曲面
で形成されており、噛合いピッチＰ１を有している。
【０００８】また、請求項１における不規則に混在配列
する直線歯リンクプレート６は、図３に示す如く、噛合
い面が直線歯形７を有し、噛合いピッチＰ２は前記異形
歯リンク２の噛合いピッチＰ１より僅かに小さくされて
いる。
【０００９】そして、請求項２における不規則に混在配
列する異ピッチリンクプレートの噛合いピッチは、歯形
が図２のリンクプレート２と同じであるので図示しない
が、図３の直線歯リンクプレート６と同様のピッチＰ２
を有している。
【００１０】
【考案の効果】本考案は、サイレントチェーンを構成す
る歯付きリンクプレートの過半数のリンクプレートの噛
合い面をスプロケット歯の噛合い面に略々等しい曲率半
径の円弧凹面と中心を噛合いピッチ線より歯元側に位置
させてスプロケット歯に僅かに干渉する円弧凸面の連続
曲面で形成した異形歯歯形にしたことによって、スプロ
ケット歯との噛合初期における前記異形歯形の前記円弧
凸面とスプロケット歯との干渉が直線歯形の場合に比し
著しく軽減されるから、噛合い面の干渉圧が減少して歯
付きリンクプレートおよびスプロケットの耐久性が増大
するとともに、リンクプレートの噛合い面に形成した前
記円弧凹面がスプロケット歯の凸面と噛合するときは、
両者の歯形が凹凸形で互いに略々補完する形状になって
いるので、両者の噛合い面の接触面積が増大し、噛合い
衝撃を著しく緩和して、チェーンの低速域から高速域に
亘る全域での全体の騒音平均値を低減させるものであ
り、また、不規則に混在配列する歯付きリンクプレート
の噛合いピッチを前記過半数を占める歯付きリンクプレ
ートと異ならせることにより、噛合い周期を不規則にし
て分散させ、ピーク音の相殺作用を高めて騒音の発生を
抑止することができるものであり、全速度域における騒
音平均値の低減とピーク音発生の抑止とを同時に達成で
きるすぐれた効果を有するものであり、該不規則に混在
配列した少数の歯付きリンクプレートが噛合いピッチの
み異なり、噛合い歯形が過半数を占める歯付きリンクプ
レートと同様に円弧凹面と円弧凸面の連続曲面で形成す
るときは、騒音平均値はさらに低減するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】スプロケットとガイドリンクを一部切欠したサ
イレントチェーンの噛合状態説明図である。
【図２】異形歯リンクプレートの拡大正面図である。
【図３】直線歯形のリンクプレートの拡大正面図であ
る。
【符号の説明】 １ スプロケット歯 ２ 異形歯リンクプレート ３ 異形歯リンクプレートの噛合い面 ４ 円弧凹面歯形部分 ５ 円弧凸面歯形部分 ６ 直線歯リンクプレート ７ 直線歯形 Ｇ ガイドリング Ｐ１，Ｐ２ 噛合いピッチ長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤本 信之 大阪府大阪市鶴見区鶴見４丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 平２−118231（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−188639（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−164042（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−136345（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 噛合い面がスプロケット歯の噛合い点の
    曲率半径に略々等しい円弧凹面と曲率中心が噛合いピッ
    チ線より歯元側にあってスプロケット歯に僅少の干渉を
    する曲率半径を有する円弧凸面との連続曲面で形成され
    た歯形を有する異形歯リンクプレートを主体とし、噛合
    い面が直線歯形であって噛合いピッチが前記異形リンク
    プレートと僅少の差異を有する直線歯リンクプレートを
    不規則に混在配列して連鎖した低騒音サイレントチェー
    ン
  2. 【請求項２】 噛合い面がスプロケット歯の噛合い点の
    曲率半径に略々等しい円弧凹面と曲率中心が噛合いピッ
    チ線より歯元側にあってスプロケット歯に僅少の干渉を
    する曲率半径を有する円弧凸面との連続曲面で形成され
    た歯形を有する異形歯リンクプレートを主体とし、該異
    形歯リンクプレートに同じ歯形を有し噛合いピッチが僅
    かに相違する異ピッチリンクプレートを不規則に混在配
    列して連鎖した低騒音サイレントチェーン。
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