JP3276625B2 - ロッカージョイントピン型サイレントチェーン - Google Patents

ロッカージョイントピン型サイレントチェーン

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JP3276625B2
JP3276625B2 JP2000254107A JP2000254107A JP3276625B2 JP 3276625 B2 JP3276625 B2 JP 3276625B2 JP 2000254107 A JP2000254107 A JP 2000254107A JP 2000254107 A JP2000254107 A JP 2000254107A JP 3276625 B2 JP3276625 B2 JP 3276625B2
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茂一 福田
隆幸 船本
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    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の動力伝
達チェーン等として用いられるロッカージョイントピン
型サイレントチェーンに関するものであって、ロッカー
ジョイントピンの短ピンによって動力伝達時に生じる騒
音を解消したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などに用いられているロッ
カージョイントピン型サイレントチェーンは、離間する
2以上のスプロケットに捲回され、これらのスプロケッ
ト間において動力を伝達している。この種のサイレント
チェーンは、図4の(a)および(b)に示すように、
前後一対の噛合い歯A1、A1と前後一対のピン孔A
2、A2を備えてスプロケットの歯と噛み合う複数のリ
ンクプレートAと前記リンクプレートAの外側に配置さ
れてスプロケットの歯の側面に沿って案内されるガイド
プレートBとを前記リンクプレートAのピン孔A2に挿
通されるロッカージョイントピンCによって指組み配列
状態で無端状に連結している。
【0003】そして、前記ロッカージョイントピンC
は、長ピンC1と短ピンC2とを構成されており、これ
らの長ピンC1と短ピンC2が断面円弧状の対向面でお
互いに接触して転動可能となっており、チェーン長手方
向に連結された相互のリンクプレートAが円滑に回動屈
曲できるようになっている。
【0004】ここで、図4の(c)に示すように、従来
のロッカージョイントピン型サイレントチェーンにおけ
る短ピンC2の両端とガイドプレートBの内側面との間
には、ガイドプレートBの内側面に対して非接触状態と
なるような若干のクリアランスが意図的に確保されてい
る。このようにクリアランスを確保する理由は、短ピン
C2の両端とガイドプレートBの内側面との接触に起因
する屈曲抵抗によってチェーンの屈曲が悪化し、伝動効
率が低下する恐れがあるという設計理論上の仮説があっ
たからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のロッカージョイントピン型サイレントチェーン
は、短ピンC2の両端とガイドプレートBの内側面との
間に若干のクリアランスが設けられているため、以下の
ような問題がある。すなわち、一般に、伝動チェーンを
2以上のスプロケットに巻き掛けて構成されるチェーン
伝動装置において、スラックサイドと称するチェーン戻
り側は、テンションサイドと称するチェーン張り側に比
較すると、チェーン張力が非常に低く、チェーン自体が
緩みがちになり、特に、実用回転域の低速回転域でチェ
ーン自体にバタツキ・共振が発生しやすいため、チェー
ン進行方向に一定速で運動せず、上下左右のあらゆる方
向に振動するような進行状態となる。
【0006】したがって、伝動チェーンとして短ピンC
2の両端とガイドプレートBの内側面との間に若干のク
リアランスが設けられている従来のロッカージョイント
ピン型サイレントチェーンを採用した場合には、リンク
プレートAのピン孔A2に挿通されている短ピンC2が
前述したクリアランスに応じてピン孔A2内部で遊動
し、ピン孔A2内面や長ピンC1との更なる接触を繰り
返して高周波の接触音もしくは衝突音を発する。
【0007】そして、このような短ピンC2の遊動に起
因する高周波の接触音もしくは衝突音が、スプロケット
の歯と噛み合う際に生じる噛み合い騒音に重畳されて、
伝動騒音の全体レベルを著しく増大させるという問題が
あるとともに、短ピンC2の遊動に起因して生じるピン
孔A2内面や長ピンC1との摺動摩耗が、リンクプレー
トAの相互屈曲を阻害してチェーン寿命を低下させると
いう問題があった。
【0008】また、このような問題を解決するために、
短ピンC2の遊動を規制する規制部材を付設する方策も
あるが、規制部材を付設した場合にはチェーン部品の点
数と重量が増加するとともにその付設形態が複雑化する
ため、チェーン製造上の不都合やチェーン取り扱い上の
不都合が新たに生じるという問題があった。
【0009】そこで、本発明では、ロッカージョイント
ピンにおける短ピンの遊動状態を解消することに着目し
て、上述したような従来の課題を解決することにした。
【0010】すなわち、本発明の目的は、騒音低減のた
めの部品点数を増加させることなく、ロッカージョイン
トピンの短ピンに起因する高周波の騒音を解消して伝動
騒音の全体レベルを著しく低減することができ、相互の
リンクプレートを円滑に回動屈曲させてチェーン寿命を
長期化させることのできるロッカージョイントピン型サ
イレントチェーンを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】まず、本請求項1に係る
発明は、前後一対の噛合い歯と前後一対のピン孔を備え
てスプロケットの歯と噛み合う複数のリンクプレートと
前記リンクプレートの外側に配置されてスプロケットの
歯の側面に沿って案内されるガイドプレートとが前記リ
ンクプレートのピン孔に挿通されたロッカージョイント
ピンによって指組み配列状態で無端状に連結されている
ロッカージョイントピン型サイレントチェーンにおい
て、前記ロッカージョイントピンが、両端をガイドプレ
ートの長ピン専用孔に嵌合固定した長ピンと、両端をリ
ンクプレートの外側面から突出してガイドプレートの平
坦な内側面と僅かに接触した短ピンとを具備しているこ
とによって、前記課題を解決したものである。そして、
本請求項2に係る発明は、前後一対の噛合い歯と前後一
対のピン孔を備えてスプロケットの歯と噛み合う複数の
リンクプレートと前記リンクプレートの外側に配置され
てスプロケットの歯の側面に沿って案内されるガイドプ
レートとが前記リンクプレートのピン孔に挿通されたロ
ッカージョイントピンによって指組み配列状態で無端状
に連結されているロッカージョイントピン型サイレント
チェーンにおいて、前記ロッカージョイントピンが、両
端をガイドプレートの長ピン専用孔に嵌合固定した長ピ
ンと、両端をリンクプレートの外側面から突出してガイ
ドプレートの平坦な内側面と僅かに接触した短ピンとを
具備し、前記ガイドプレートの一部を切り欠いて形成さ
れる舌片を前記長ピン専用孔に近接させるとともにガイ
ドプレートの内側に向けて僅かに屈曲した状態で設けた
ことによって、前記課題を解決したものである。
【0012】ここで、本発明で規定したところの「僅か
に接触した」とは、リンクプレートの外側面から突出し
た短ピンの端面とそのリンクプレートの外側に配置され
たガイドプレートの内側面とが圧接状態ではなく、軽く
触れ合う状態で接することを意味するか、あるいは、両
者の接触抵抗を無視し得る程度に接することを意味する
ものである。
【0013】なお、前記ロッカージョイントピンが具備
する長ピンと短ピンの厚みや対向面の曲率半径について
は、同等のもの、あるいは、異なるものも何れであって
も差し支えない。
【0014】
【作用】本発明におけるロッカージョイントピンが、両
端をガイドプレートの長ピン専用孔に嵌合固定した長ピ
ンと、両端をリンクプレートの外側面から突出してガイ
ドプレートの平坦な内側面と僅かに接触した短ピンとを
具備していることによって、以下のように作用する。
【0015】すなわち、長ピンの両端がガイドプレート
の長ピン専用孔に嵌合固定されていることによって、チ
ェーン幅が一定間隔に規定されるとともに、この長ピン
に形成された円弧状の対向面上をチェーン長手方向に半
ピッチずれて連結されるリンクプレートが回動屈曲す
る。
【0016】そして、本請求項1に係る発明によれば、
短ピンの両端がリンクプレートの外側面から突出してガ
イドプレートの平坦な内側面と僅かに接触していること
によって、スラックサイドと称するチェーン戻り側にお
いてチェーン張力が非常に低く、チェーン自体が緩みが
ちで、実用回転域の低速回転域でチェーン自体にバタツ
キ・共振が発生して上下左右のあらゆる方向に振動する
ようなチェーン進行状態であっても、チェーン幅方向に
重畳されているリンクプレートのピン孔内部において短
ピンのチェーン幅方向の遊動を完全に阻止して、リンク
プレートの円滑な回動屈曲を助成する。また、本請求項
2に係る発明によれば、ガイドプレートの一部を切り欠
いて形成される舌片を前記長ピン専用孔に近接させると
ともにガイドプレートの内側に向けて僅かに屈曲した状
態で設け、短ピンの両端がリンクプレートの外側面から
突出してガイドプレートの平坦な内側面と僅かに接触し
ていることによって、舌片の先端部がリンクプレートの
外側面から僅かに突出した短ピンの端面に対して積極的
に点接触するため、リンクプレートのピン孔内部におい
て短ピンのチェーン幅方向の遊動を確実に阻止すること
ができ、リンクプレートの外側面とガイドプレートの内
側面との間に若干のクリアランスを確保することができ
るので、両者の接触抵抗を回避して円滑に回動屈曲を達
成する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明の一実施例を示したもので
あって、(a)はガイドプレートを一部除いたロッカー
ジョイントピン型サイレントチェーンの側面図、(b)
はその平面図、(c)はその要部の拡大図である。
【0019】本実施例のロッカージョイントピン型サイ
レントチェーンは、複数のリンクプレート10、・・
・、10と前記リンクプレート10の外側に配置された
ガイドプレート20とがロッカージョイントピン30に
よって指組み配列状態で無端状に連結されており、図示
しないが、離間する2以上のスプロケットに捲回され、
これらのスプロケット間において動力を伝達するように
なっている。
【0020】そして、前記リンクプレート10は、スプ
ロケット(図示せず)の歯と噛み合う前後一対の噛合い
歯11、11とロッカージョイントピン30を挿通する
前後一対のピン孔12、12を備えている。他方、前記
ガイドプレート20は、リンクプレート10の外側に配
置されてスプロケットの歯の側面に沿って案内されるよ
うになっている。
【0021】また、前記ロッカージョイントピン30
は、長ピン31と短ピン32との組み合わせによって構
成され、断面円弧状の対向面でお互いに接触して転動可
能となっており、チェーン長手方向に連結された相互の
リンクプレート10、10が円滑に回動屈曲できるよう
になっている。なお、本実施例における長ピン31と短
ピン32は、母材から同一の引き抜きダイスを通した後
にそれぞれ所定の長さに切断して製造しているため、こ
れらの長ピン31と短ピン32の厚みと対向面の曲率半
径については、ほぼ同じである。
【0022】そして、前記長ピン31の両端は、ガイド
プレート20の長ピン専用孔21に嵌合固定されてお
り、チェーン幅を一定間隔に規定するとともに、この長
ピン31に形成された円弧状の対向面上をチェーン長手
方向に半ピッチずれて連結されるリンクプレート10が
回動屈曲するようになっている。
【0023】一方、前記短ピン32の両端は、図1の
(c)に拡大して図示したように、リンクプレート10
の外側面から突出してそのリンクプレート10の外側に
配置されたガイドプレート20の内側面と僅かに接触し
ている。
【0024】すなわち、短ピン32端部とガイドプレー
ト20の内側面とは、圧接状態ではなく、両者の接触抵
抗を無視し得る程度に軽く触れ合う状態で接しており、
スラックサイドと称するチェーン戻り側においてチェー
ン張力が非常に低く、チェーン自体が緩みがちで、低速
回転実用域でチェーン自体にバタツキ・共振が発生して
上下左右のあらゆる方向に振動するようなチェーン進行
状態であっても、チェーン幅方向に重畳されているリン
クプレート10のピン孔12内部において短ピン32の
チェーン幅方向の遊動を完全に阻止して、リンクプレー
ト10の円滑な回動屈曲を助成するようになっている。
【0025】したがって、前記短ピン32の長さを拡大
視すると、チェーン幅方向に配置されている一対のガイ
ドプレート20、20の内側面の相互間隔よりも僅かに
長くなっている。
【0026】このようにして得られた本実施例のロッカ
ージョイントピン型サイレントチェーンによれば、騒音
低減のための規制部材や緩衝部材などの部品点数を増加
させることなく、ロッカージョイントピン30の短ピン
32に起因する高周波の騒音を解消して伝動騒音の全体
レベルを著しく低減することができ、相互のリンクプレ
ート10、10を円滑に回動屈曲させてチェーン寿命を
長期化させることができる。
【0027】次に、図2ないし図3は、本発明の他の実
施例を示したものであって、(a)はガイドプレートを
一部除いたロッカージョイントピン型サイレントチェー
ンの側面図、(b)はその平面図、(c)はその要部の
拡大図である。なお、本実施例のロッカージョイントピ
ン型サイレントチェーンの基本的な構造については、図
1に示した実施例と同じであるから、同一の部材番号を
付記することにより、その説明を省略する。
【0028】そこで、本実施例が最も特徴とするところ
は、図3に示すように、ガイドプレート20の一部を切
り欠いて形成される舌片22を前記長ピン専用孔21に
近接させるとともにガイドプレート20の内側に向けて
僅かに屈曲した状態で設けたことである。
【0029】このようにして得られた本実施例のロッカ
ージョイントピン型サイレントチェーンによれば、舌片
22の先端部がリンクプレート10の外側面から僅かに
突出した短ピン32の端面に対して積極的に点接触する
ため、リンクプレート10のピン孔12内部において短
ピン32のチェーン幅方向の遊動を確実に阻止すること
ができるとともに、リンクプレート10の外側面とガイ
ドプレート20の内側面との間に若干のクリアランスを
確保することができるので、両者の接触抵抗を回避して
円滑に回動屈曲を達成し、更に一層の騒音低減を図るこ
とができる。
【0030】しかも、短ピン32の遊動を規制するため
の、別部材の規制部材や緩衝部材を付設することも不要
であるため、チェーン部品の点数と重量を増加させた
り、伝動効率を低下させたりすることなく、サイレント
チェーンとしての機能を十分に発揮することができるな
ど、その効果は甚大である。
【0031】
【発明の効果】本発明におけるロッカージョイントピン
が、両端をガイドプレートの長ピン専用孔に嵌合固定し
た長ピンと、両端をリンクプレートの外側面から突出し
てガイドプレートの平坦な内側面と僅かに接触した短ピ
ンとを具備していることによって、以下のような本発明
に特有の効果を奏することができる。すなわち、 (1)低速回転時にチェーン自体がバタツキ・共振し易
いスラックサイドにおいて、短ピンのピン孔内部での遊
動を完全に阻止することができるため、ロッカージョイ
ントピンの短ピンに起因する高周波の騒音を解消して伝
動騒音の全体レベルを著しく低減することができる。 (2)短ピンのピン孔内部での遊動を完全に阻止するた
め、短ピンの遊動に起因するピン孔内面や長ピンとの摺
動摩耗を回避することができるので、相互のリンクプレ
ートを円滑に回動屈曲させてチェーン寿命を長期化させ
ることができる。 (3)本請求項1に係る発明によれば、短ピンの両端を
リンクプレートの外側面から突出してガイドプレートの
平坦な内側面と僅かに接触させた簡素な構造によって、
短ピンの遊動を規制する規制部材や緩衝部材を付設した
場合に比較して、チェーン部品の点数と重量を増加させ
たり、伝動効率を低下させたりすることなく、騒音低減
を図ることができるため、サイレントチェーンとしての
機能を十分に発揮することができる。 (4)また、本請求項2に係る発明によれば、ガイドプ
レートの一部を切り欠いて形成される舌片を前記長ピン
専用孔に近接させるとともにガイドプレートの内側に向
けて僅かに屈曲した状態で設け、短ピンの両端がリンク
プレートの外側面から突出してガイドプレートの平坦な
内側面と僅かに接触していることによって、舌片の先端
部がリンクプレートの外側面から僅かに突出した短ピン
の端面に対して積極的に点接触するため、リンクプレー
トの外側面とガイドプレートの内側面との接触抵抗を回
避して円滑に回動屈曲を達成するとともに、一層の騒音
低減を図ることができる。しかも、短ピンの遊動を規制
するための、別部材の規制部材や緩衝部材を付設するこ
とも不要であるため、チェーン部品の点数と重量を増加
させたり、伝動効率を低下させたりすることなく、サイ
レントチェーンとしての機能を十分に発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示したものであって、
(a)はガイドプレートを一部除いたロッカージョイン
トピン型サイレントチェーンの側面図、(b)はその平
面図、(c)はその要部の拡大図。
【図2】 本発明の他の実施例を示したものであって、
(a)はガイドプレートを一部除いたロッカージョイン
トピン型サイレントチェーンの側面図、(b)はその平
面図、(c)はその要部の拡大図。
【図3】 図2に示すガイドプレートを拡大した斜視
図。
【図4】 従来例を示したものであって、(a)はガイ
ドプレートを一部除いたロッカージョイントピン型サイ
レントチェーンの側面図、(b)はその平面図、(c)
はその要部の拡大図。
【符号の説明】
10 ・・・ リンクプレート 11 ・・・ 噛合い歯 12 ・・・ ピン孔 20 ・・・ ガイドプレート 21 ・・・ 長ピン専用孔 22 ・・・ 舌片 30 ・・・ ロッカージョイントピン 31 ・・・ 長ピン 32 ・・・ 短ピン A ・・・ リンクプレート A1 ・・・ 噛合い歯 A2 ・・・ ピン孔 B ・・・ ガイドプレート C ・・・ ロッカージョイントピン C1 ・・・ 長ピン C2 ・・・ 短ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船本 隆幸 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 岩▲崎▼ 良紀 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 金平 誠 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 大原 均 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 昭61−105328(JP,A) 特開2000−352445(JP,A) 特開2000−320619(JP,A) 実開 平7−10586(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 13/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後一対の噛合い歯と前後一対のピン孔
    を備えてスプロケットの歯と噛み合う複数のリンクプレ
    ートと前記リンクプレートの外側に配置されてスプロケ
    ットの歯の側面に沿って案内されるガイドプレートとが
    前記リンクプレートのピン孔に挿通されたロッカージョ
    イントピンによって指組み配列状態で無端状に連結され
    ているロッカージョイントピン型サイレントチェーンに
    おいて、 前記ロッカージョイントピンが、両端をガイドプレート
    の長ピン専用孔に嵌合固定した長ピンと、両端をリンク
    プレートの外側面から突出してガイドプレートの平坦な
    内側面と僅かに接触した短ピンとを具備していることを
    特徴とするロッカージョイントピン型サイレントチェー
    ン。
  2. 【請求項2】 前後一対の噛合い歯と前後一対のピン孔
    を備えてスプロケットの歯と噛み合う複数のリンクプレ
    ートと前記リンクプレートの外側に配置されてスプロケ
    ットの歯の側面に沿って案内されるガイドプレートとが
    前記リンクプレートのピン孔に挿通されたロッカージョ
    イントピンによって指組み配列状態で無端状に連結され
    ているロッカージョイントピン型サイレントチェーンに
    おいて、 前記ロッカージョイントピンが、両端をガイドプレート
    の長ピン専用孔に嵌合固定した長ピンと、両端をリンク
    プレートの外側面から突出してガイドプレートの平坦な
    内側面と僅かに接触した短ピンとを具備し、 前記ガイドプレートの一部を切り欠いて形成される舌片
    を前記長ピン専用孔に近接させるとともにガイドプレー
    トの内側に向けて僅かに屈曲した状態で設けたことを特
    徴とするロッカージョイントピン型サイレントチェー
    ン。
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