JPH0755826Y2 - 電線接続部の構造 - Google Patents

電線接続部の構造

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JPH0755826Y2
JPH0755826Y2 JP1990063999U JP6399990U JPH0755826Y2 JP H0755826 Y2 JPH0755826 Y2 JP H0755826Y2 JP 1990063999 U JP1990063999 U JP 1990063999U JP 6399990 U JP6399990 U JP 6399990U JP H0755826 Y2 JPH0755826 Y2 JP H0755826Y2
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connecting portion
terminal
electric wire
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chamber
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智洋 池田
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の電線の導体部を相互に接続し、その接
続部を絶縁保護する構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は、従来の電線接続部の構造を示すものである。
この構造は、複数の被覆電線35の露出させた端末導体部
36を重合して熱圧着や超音波溶着あるいはハンダ付け等
によって接続してなるものであり、接続部37には、さら
に図示しない絶縁テープを巻回したり絶縁シートを溶着
して、絶縁保護を図る。しかしながら、この構造にあっ
ては、電線35を矢印ロ方向に相互に引っ張った場合に、
接続部37が剥がれやすい(すなわちピーリング強度が弱
い)という欠点があった。
そこで、実開平1-164671号には、第6図〜第7図に示す
構造が開示されている。
この構造は、電線38の端末導体部39を端子金具40に溶着
し、該端子金具40の把持片41を端末被覆部42に圧着把持
させて、接続部43のピーリング強度を上げ、さらに該端
子金具40を硬質樹脂製の絶縁ハウジング44内に収容係止
させて、保護絶縁を図るものである。しかしながら、こ
の構造にあっては、端子金具40を用いるために部品コス
トが高くつき、さらに、端子金具40と電線38の溶着およ
び圧着把持に大掛かりな専用設備が必要であると共に工
程が多いために製造コストが増し、また、専用設備を用
いる関係で、工程場所が限定されてしまうというような
多くの問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した点に鑑み、接続部のピーリング強度
を確保するのは勿論のこと、端子金具に起因する高コス
ト化を防ぎ、さらに、どこでも簡単に組付けできる電線
接続部の構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、複数の電線の導
体部を束ねて溶着やハンダ等により固化して真直な剛性
接続部を形成し、該剛性接続部の近傍において該導体部
を屈曲させ、該剛性接続部に対する第一収容室と、該第
一収容室から屈曲して続く第二収容室とを有する絶縁ハ
ウジングに該剛性接続部と導体部とを折れ曲がった状態
で収容する電線接続部の構造を採用する。
〔作用〕
絶縁ハウジングの屈曲した端末収容室に電線の剛性接続
部を収容することにより、該剛性接続部がその基部より
鉤状に屈曲して該端末収容室内に係止されるから、電線
を引っ張っても該接続部が抜けることはない。さらに、
従来のような端子金具を用いないから、低コスト化で
き、また、絶縁ハウジングへの接続部の収容作業はどこ
でも簡単に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係る電線接続部の構造の一実施例を
示すものである。
図で、1は、電線接続体を示し、該電線接続体1は、従
来同様に複数の被覆電線2の端末被覆2aを剥がして導体
部2bを露出させ、該導体部2bを重合して熱圧着や超音波
溶着あるいはハンダ付け等によって接続して剛性接続部
3を形成させてなるものである。
また、4は、前記電線接続体1を収容する合成樹脂製の
絶縁ハウジングを示し、該絶縁ハウジング4は、上部を
開口したL字状の端末収容室5を有するハウジング本体
6と、該ハウジング本体6に薄肉ヒンジ7を介して連成
されて上部開口8を塞ぐ蓋体9とにより構成される。こ
こで該端末収容室5の一端は、電線導出口10として開口
し、他端は側壁11により閉塞されており、閉塞側収容室
5aは、開口側収容室5bよりも幅狭に形成されている。ま
た、ハウジング本体6の内側屈曲部12には、開口側収容
室5bに臨む突条13を設け、該突条13と対向壁14との間隙
Lを閉塞側収容室5aの幅と同程度に設定してある。ま
た、蓋体9には、前記開口側収容室5bに臨む押圧用突起
15を設けてあり、該蓋体9の端側には、ハウジング本体
6の係止突起16に対する係止枠片17を設けている。
第2図は、上記絶縁ハウジング4に電線接続体1を屈曲
させて収容した状態を示す横断面図であり、ハウジング
本体6の上部開口8から閉塞側収容室5aに剛性接続部3
を挿通すると共に、該剛性接続部3の基部すなわち柔軟
な導体部2bを前記突条13を支点として端末収容室5の形
状に沿って直角に屈曲させて、開口側収容室5bに端末被
覆部2aを収容されている。ここで、電線1を矢印イ方向
に引っ張っても、先端の剛性接続部3は変形せずに棒形
状を維持して閉塞側収容室5a内でロックされ、さらに前
記突条13がその作用を助長するから、抜けを生じること
がなく、接続部3のピーリング強度も確保される。な
お、端末被覆部2aは前記蓋体9の押圧用突起15によって
しっかりと押圧固定される。
なお、端末収容室5の屈曲角度は90°以上であることが
好ましく、第3図に示す絶縁ハウジング18のように、端
末収容室19の屈曲角度を180°に設定することにより、
ピーリング強度をより向上させることができる。
すなわち、該絶縁ハウジング18は、ハウジング本体20内
に中間壁21を立設して、略U字状に屈曲した端末収容室
19を形成させ、該端末収容室19の上部開口22を塞ぐ蓋体
23を薄肉ヒンジ24で一体に連繋したものであり、閉塞側
収容室19aは、開口側収容室19bよりも幅狭に形成され、
電線導出口25には、外壁端26から斜め内側に向けて突条
27を設け、中間壁21の先端21aには、開口側収容室19bに
臨む突条28を設けてある。また、前記蓋体23には、該閉
塞側収容室19aと開口側収容室19bとに臨む押圧用突起29
を設け、前記中間壁21には、該押圧用突起29に対する逃
げ(切欠)30を設けている。さらに、該蓋体23には係止
枠片31、ハウジング本体20には、該係止枠片31に対する
係止突起32と、図示しない取付パネル等に対する嵌合用
レール33を設けてある。
第4図は、上記絶縁ハウジング18に電線接続体1′を屈
曲させて収容した状態を示す横断面図であり、電線接続
体1′の剛性接続部3′を閉塞側収容室19aに挿通する
と共に、該剛性接続部3′の基部すなわち柔軟な導体部
2b′を中間壁21の先端21aを支点として180度方向に屈曲
させ、開口側収容室19bに端末被覆部2a′を収容させ
る。ここで前記それぞれの突条27,28は、端末被覆部2
a′に当接してそれを固定させる。そして、電線1′を
矢印イ方向に引っ張っても、剛性接続部3′が閉塞側収
容室19a内でロックするから、抜け出すことがない。
〔考案の効果〕
以上の如くに、本考案によれば、絶縁ハウジングの屈曲
した端末収容室内で電線の真直な剛性接続部がロックさ
れ、それにより電線の接続部を従来のような端子金具を
使わずに簡単に絶縁ハウジング内に係止させることがで
きるから、部品及び製造にかかるコストが安く済み、ま
た、どこでも簡単に組付けできるから、工程設定の自由
度が増すものである。また、絶縁ハウジングにより接続
部の絶縁保護が図られると共に、ピーリング強度も確保
される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は同じく組付状態を示す横断面図、 第3図は絶縁ハウジングの他の実施例を示す斜視図、 第4図は同じく組付状態を示す横断面図、 第5図は従来例を示す正面図、 第6図は他の従来例を示す分解斜視図、 第7図は同じく組付状態の縦断面図である。 2……電線、2b……導体部、3……剛性接続部、4,18…
…絶縁ハウジング、5,19……端末収容室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電線の導体部を束ねて溶着やハンダ
    等により固化して真直な剛性接続部を形成し、該剛性接
    続部の近傍において該導体部を屈曲させ、該剛性接続部
    に対する第一収容室と、該第一収容室から屈曲して続く
    第二収容室とを有する絶縁ハウジングに該剛性接続部と
    導体部とを折れ曲がった状態で収容することを特徴とす
    る電線接続部の構造。
JP1990063999U 1990-06-19 1990-06-19 電線接続部の構造 Expired - Lifetime JPH0755826Y2 (ja)

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JP1990063999U JPH0755826Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 電線接続部の構造

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JP1990063999U JPH0755826Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 電線接続部の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0424266U JPH0424266U (ja) 1992-02-27
JPH0755826Y2 true JPH0755826Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31594547

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990063999U Expired - Lifetime JPH0755826Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 電線接続部の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57528U (ja) * 1980-05-31 1982-01-05

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JPH0424266U (ja) 1992-02-27

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