JP2587784Y2 - シールドケース - Google Patents

シールドケース

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JP2587784Y2
JP2587784Y2 JP1990106880U JP10688090U JP2587784Y2 JP 2587784 Y2 JP2587784 Y2 JP 2587784Y2 JP 1990106880 U JP1990106880 U JP 1990106880U JP 10688090 U JP10688090 U JP 10688090U JP 2587784 Y2 JP2587784 Y2 JP 2587784Y2
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JP
Japan
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cable
shield case
cable clamp
shield
jacket
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JP1990106880U
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博充 児玉
義次 藤浦
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシールドケース、特に電気コネクタを包囲し
て外部から又は外部への電磁ノイズを遮蔽すると共に電
気コネクタから引出される多心ケーブルを保持するシー
ルドケースに関する。
〔従来の技術と解決すべき課題〕
コネクタから引出される多心ケーブルを保持するため
に、従来、第4図に示すようにケーブルクランプ部材10
0が広く用いられていた(実開昭61−101979号公報)。
このケーブルクランプ部材100は、多心ケーブル110を確
実に保持するものの、シールドケース120と別体に形成
され、且つビス130止めを必要とするために、部品点数
が多くなると共に組立の作業効率が悪いという欠点を有
していた。
そこで、第5図に示すように、多心ケーブル110の外
被を包囲するように保持するケーブルクランプ部140を
シールドケース本体150と一体的に形成したシールドケ
ース160(例えば、実開平1−158674号公報に示される
「一方のシールドケース部分」)が、最近使用されるよ
うになった。このケーブルクランプ部140は、シールド
ケース本体150と一体で且つビス等の他の固定具を必要
としない。従って、部品点数が少なくなり、また、短時
間の圧着作業により多心ケーブル110を固定できるの
で、作業効率が良いという利点がある。
しかしながら、圧着されたケーブルクランプ部140
は、多心ケーブル110に対して捩る(多心ケーブル110の
軸に対して回転する)方向(矢印A)に外力が印加され
ると圧着が緩んでしまい、多心ケーブル110を充分に保
持し得ないという問題がある。
従って、本考案は上述した従来のシールドケースの欠
点を解決する新規なシールドケースを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のシールドケースは、電気コネクタを包囲する
本体部と、該本体部と一体的に形成し、前記電気コネク
タに接続するケーブル外被を双方向から回り込んで包囲
する1対の帯状に形成されたケーブルクランプ部とを有
するシールドケースにおいて、前記ケーブルクランプ部
の各々の先端近傍の両側端位置には前記多心ケーブルの
外被に食い込む1対の爪が形成され、該爪は前記ケーブ
ルクランプ部の側端縁からの略L字形の切込みにより画
定され、前記ケーブルクランプ部の先端の向きと略逆向
きの内方へ延びるよう傾斜方向に折り曲げられてケーブ
ルの回転を制止する端縁を具えるよう構成される板状片
からなることを特徴とする。
従って、多心ケーブルに対して捩るような外力が印加
されるとケーブルクランプ部に設けた爪が多心ケーブル
の外被に食い込むことによってケーブルクランプ部の緩
みを効果的に防止する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例を詳細に説明
する。
第1図は本考案のシールドケースの一実施例を含む電
気ハーネスの分解斜視図である。第2図は本考案のシー
ルドケースの一実施例と電気コネクタとの組立図であ
る。第3図は第2図のIII−III断面図である。
第1図において、シールドケースは、上側の第1シー
ルドケース10と下側の第2シールドケース12との2体で
構成され、電気コネクタ14の相手コネクタ(図示せず)
との嵌合面16及び多心ケーブル18側を除く略全体を包囲
する。2つのシールドケース10,12は、共にステンレス
鋼等の金属板を打抜き及び曲げ加工することにより形成
される。第1シールドケース10は、電気コネクタ14の金
属製のシェル20の穴22,22に係止する係止突起24,24及び
シェル20に当接する接触突部26を有する上壁28と、係止
孔30,30を有する左右(右側のみ図示)の側壁32,32と、
ケーブル引出し口34を有する後壁36(嵌合面16側を前、
その反対側を後とする)とからなる。また、第2シール
ドケース12は、底壁38及び左右両側壁40,42を有する本
体部44と、本体部44の後端に一体的に形成されたケーブ
ルクランプ部46とを具えている。底壁38には第1シール
ドケース10と同様に係止突起48,48及び接触突部50が設
けられている。また、側壁40,42は第1シールドケース1
0の側壁32の係止孔30と係合する突起52,52がそれぞれ形
成されていると共に、側壁40には内方へ突出する切起し
片54,54及び外方へ突出し、ロックアーム56の支点部58
を支持するL字状の突出片60が形成されている。一方、
ケーブルクランプ部46は、その断面が略U字状に形成さ
れており、多心ケーブル18の外周を包囲するに足る長さ
を有する。上方を向いたケーブルクランプ部46の2つの
先端62,64は、圧着の際に相補うようにそれぞれ山形、
谷形に形成されている。各先端62,64近傍の外側には各
先端62,64の向きと略逆向きの内方へ延びる爪66が各1
対形成されている。また、ケーブルクランプ部46の略中
央には長手方向に沿って、圧着を補強し、ケーブルクラ
ンプ部46を緩みにくくするためにビード加工部68が形成
されている。
上述のシールドケースに包囲される電気コネクタ14
は、絶縁ハウジング70、その絶縁ハウジング70内に上下
2段に収容保持されるコンタクト(図示せず)、嵌合面
16の周囲を覆うシェル20、及びコンタクトの圧接部(図
示せず)を覆う上下のカバー72より構成される。また、
この電気コネクタ14を含む電気ハーネスは、電気コネク
タ14及びシールドケース10,12のほかに電気コネクタ14
から引出される多心ケーブル18、第2シールドケース12
の突出片60に軸支して相手コネクタの係合部(図示せ
ず)にロックするロックアーム56,56、及び電気コネク
タ14を包囲するシールドケース10,12を更に覆う、絶縁
材料製のエンクロージャ74から構成される。
次に、この電気ハーネスの製造手順を説明する。先
ず、多心ケーブル18の端部の外被76(第3図参照)を一
定長取り除き、編組線等のシールド部78(第3図参照)
を折返す。そして、折返したシールド部80上に導電性テ
ープ82を巻き付けてシールド部80を固定する。次に、絶
縁ハウジング70(シェル20は既に取付けられている)に
収容保持されているコンタクトの圧接部(図示せず)に
対応する多心ケーブル18の被覆心線84を圧接接続し、圧
接部を保護及び絶縁するためにカバー72,72を取付け
る。続いて、多心ケーブル18を接続した電気コネクタ14
を第2シールドケース12に載置する。このとき、第2シ
ールドケース12の底壁38上の係止突起48,48がシェル20
の図示しない穴(シェル20の穴22に対応する下側の穴)
に係止し、かつ側壁40,40の切起し片54,54が電気コネク
タ14の後端を規制することにより、電気コネクタ14の位
置決めをする。そして、多心ケーブル18をケーブルクラ
ンプ部46に載置した状態で、ケーブルクランプ部46を公
知の圧着機を用いて圧着する。圧着状態においては、第
3図に示すようにケーブルクランプ部46の爪66が導電性
テープ82、折返したシールド部80及び外被76に食い込ん
でいる。このため、多心ケーブル18の軸に対して回転す
るような外力が印加されても回転を阻止する。また、も
し、回転を阻止できない場合であっても、外被76に食い
込む爪66が回転に追従するので、いずれにしても、ケー
ブルクランプ部46の緩みは防止される。尚、爪66の突出
量を外被76を貫通しない程度(例えば、外被厚の半分)
に設定すると被覆心線84に悪影響を与えない。
さて、次に第1シールドケース10の係止孔30を第2シ
ールドケース12の突起52に係止させることにより、第2
図に示すように電気コネクタ14を両シールドケース10,1
2で包囲する。このとき、第2シールドケース12の突出
片60が第1シールドケース10の2つの側壁32,32間の間
隙から外側に突出するので、この突出片60にロックアー
ム56の支点部58を軸支させる。その後、予め多心ケーブ
ル18を通しておいてエンクロージャ74にシールドケース
10,12に覆われた電気コネクタ14を挿入すると、シール
ドケース10,12の突起86が図示しないエンクロージャ74
の凹部と係合することにより、エンクロージャ74と電気
コネクタ14が結合し、電気ハーネスが完成する。このと
き、ロックアーム56の絶縁操作部88が金属板ばね90によ
り外方へ付勢されながらエンクロージャ74の開口92から
露出する。
上述のように製造された電気ハーネスにおいては、ケ
ーブルクランプ部46に設けた爪66が導電性テープ82及び
シールド部80と高い圧力で接触し、接触抵抗を低く抑え
ている。従って、多心ケーブル18に向って入射した電磁
波ノイズはシールド部78,80、導電性テープ82、ケーブ
ルクランプ部46、第2シールドケース12、接触突部50、
シェル20、及び相手側コネクタのシェル(図示せず)を
介して、又は別の経路で速やかに接地される。
尚、上記実施例では、ケーブルクランプ部46の爪66
は、両先端62,64近傍の両側に各1対設けられていた
が、爪66の位置、数共に上記実施例に限定されない。
また、上記実施例では、シールドケースは上下2体で
構成されているが、単体であってもよく、更に蝶番等に
より一体的に構成されていてもよい。
〔考案の効果〕
本考案のシールドケースは、一体的に形成されたその
1対の帯状のケーブルクランプ部の各々の両側端位置
に、先端の向きと略逆向きの内方へ延びるよう折り曲げ
て構成される板状の爪を具え、この爪がケーブル外被に
食い込んでケーブルを確実に支持するので、ケーブルの
軸に対して回転するような外力が加えられても爪の端縁
がケーブルの回転を阻止する。更にこのとき爪にはケー
ブルの回転に追従するよう力が作用するのでケーブルを
支持するケーブルクランプ部の緩みが防止される。これ
は1対のケーブルクランプ部に形成さる板状の爪の延び
る向きが回転方向に対して互いに逆方向であるため、1
回転方向に外力を受けたときケーブルの外被に食い込ん
だ1対のケーブルクランプ部の内の一方のケーブルクラ
ンプ部の爪の端縁が回転阻止の機能をするが、爪はケー
ブルクランプ部の先端の向きと逆向きに延びるため、回
転阻止の機能をする一方のケーブルクランプ部はケーブ
ルを締めつけるように作用することによる。しかも、ケ
ーブルクランプ部の従来の圧着作業と同時にケーブルク
ランプ部の爪が多心ケーブルのシールド部に高い圧力で
接触するので、接地経路の抵抗値を低く抑え、かつ安定
させる効果に寄与している。また、斯かる圧着作業に何
ら特別の操作及び工具を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシールドケースの一実施例を含む電気
ハーネスの分解斜視図、第2図は本考案のシールドケー
スの一実施例と電気コネクタとの組立図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は従来のケーブルクランプ
部材を示す図、及び第5図は従来のシールドケースの問
題点を示す図である。 10,12…シールドケース 14…電気コネクタ 18…多心ケーブル 44…シールドケースの本体部 46…シールドケースのケーブルクランプ部 66…爪、76…外被
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−43570(JP,U) 実開 昭62−20478(JP,U) 実開 平1−158674(JP,U) 実開 昭62−195985(JP,U) 実開 昭63−139774(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/56 - 13/58 H01R 13/648 - 13/658

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気コネクタを包囲する本体部と、該本体
    部と一体的に形成し、前記電気コネクタに接続するケー
    ブル外被を双方向から回り込んで包囲する1対の帯状に
    形成されたケーブルクランプ部とを有するシールドケー
    スにおいて、 前記ケーブルクランプ部の各々の先端近傍の両側端位置
    には前記多心ケーブルの外被に食い込む1対の爪が形成
    され、 該爪は前記ケーブルクランプ部の側端縁からの略L字形
    の切込みにより画定され、前記ケーブルクランプ部の先
    端の向きと略逆向きの内方へ延びるよう傾斜方向に折り
    曲げられてケーブルの回転を制止する端縁を具えるよう
    構成される板状片からなることを特徴とするシールドケ
    ース。
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