JPH0730Y2 - 穀稈引き起し機 - Google Patents

穀稈引き起し機

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JPH0730Y2
JPH0730Y2 JP15983388U JP15983388U JPH0730Y2 JP H0730 Y2 JPH0730 Y2 JP H0730Y2 JP 15983388 U JP15983388 U JP 15983388U JP 15983388 U JP15983388 U JP 15983388U JP H0730 Y2 JPH0730 Y2 JP H0730Y2
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JP
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grain culm
grain
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culm
culms
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JP15983388U
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JPH0281141U (ja
Inventor
昭介 上定
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、風雨により倒伏した穀稈を引き起す引き起し
機に係り、詳しくは走行機体を有し、分草、梳き上げ結
束等を行なう穀稈引き起し機に関する。
(ロ)従来の技術 稲作の収穫期にはよく台風の襲来があり、稲等の穀稈は
これにより大量に倒伏することが起る。
しかしながら、倒伏した穂が地面に接したり、水に浸た
ると発芽したり、味が悪くなる上に、収穫量が減少し、
収穫作業も困難になるので、倒伏した穀稈を引き起す穀
稈引き起し機の出現が要望されていた。この要望に答え
て、例えば実開昭60−44536号公報に開示されたような
倒伏茎稈分捌機が提案されている。
この実開昭60−44536号公報によると、単車輪の手押走
行体の下端に分草板が設けられ、この分草板に連設し
て、タインを有する無端ベルトが斜上方に向いたケース
に設けられ、操作者に携帯された駆動源により前記無端
ベルトを駆動することにより、このタインを有する無端
ベルトにより前記分草板で分草された穀稈を梳き上げる
ようにしたものである。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記倒伏状茎稈分捌機によると、引き起
した穀稈を立状態に保持する機能が欠除しているため、
手作業により、この機能を補備する労力を要する。
しかも、台風等により倒伏する穀稈は大量のものであっ
て、このように大量のものを処理するには、作業者に多
大の労力を強要するもので、作業者が耐え得るものでな
いという問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、
例えば第1図、第3図並びに第5図を参照して示すと、
走行機体(2)を備え、倒伏した穀稈(a),(b)を
引き起す穀稈引き起し機(1)において、前記機体
(2)の先端に設けられ、倒伏した穀稈(a),(b)
を分草するデイバイダー(13)と、該デイバイダー(1
3)に連設され、穀稈を梳き上げる梳き上げ手段(15)
と、該梳き上げ手段(15)に連設され、引き起こした穀
稈(c),(d)を立状態で案内しながら、その幅を漸
減するナローガイド(16)と、該ナローガイドに連設さ
れ、立状態の穀稈(c),(d)を前記機体(2)の後
端へ搬送すると共に該穀稈を立状態に保持させる立毛保
持手段(7),(23),(26)と、を備えたことを特徴
とする。
また、前記立毛保持手段が2条の倒伏した穀稈(e),
(f)を互いにもたせ掛ける搬送装置(7)により構成
してもよい。
また、前記立毛保持手段を複数本の穀稈をまとめて間欠
的に送出する分集装置(23)と、該分集装置(23)に連
設されて、前記分集された穀稈(25)に捩りを与える搬
送装置(7)とより構成してもよい。
更に、前記立毛保持手段を搬送装置(7)と該搬送装置
(7)の中間上方に設けられた穀稈結束装置(26)とよ
り構成してもよい。
(ホ)作用 上述の構成に基づき、倒伏した穀稈(a),(b)は機
体(2)先端のデイバイダー(13)により分草され、梳
き上げ手段(15)により梳き上げられて立状態になり、
続いて、ナローガイド(16)により立状態の幅が狭めら
れ、続いて、立毛保持手段(7),(23),(26)によ
り機体(2)の後端へ搬送されると共に該穀稈は立状態
に保持される。
また、前記立毛保持手段としての搬送装置(7)により
2条の穀稈(l),(r)が互いにもたせ掛けられて機
体(2)の後端から送り出される。
また、前記立毛保持手段の分集装置(23)により引き起
した穀稈(c),(d)が複数本まとめて間欠的に送り
出され、搬送装置(7)により捩れ、絡まりを与えられ
て、機体(2)の後端から送り出される。
更にまた、前記立毛保持手段の搬送装置(7)により前
記穀稈(c),(d)が搬送される途中において、穀稈
結束装置(26)により複数本づつの穀稈(c),(d)
が結束された後、機体(2)の後端から送り出される。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って本考案による実施例を説明する。
先づ、第1実施例を第1図及び第2図を参照して説明す
る。1は穀稈引き起し機であり、走行機体2が前輪3、
後輪5により支持され、エンジン6が走行機体2の中央
に設けられ、このエンジン6によって、少なくとも後輪
5と、機体2に吊持された搬送装置7が駆動されるよう
になっていると共に、エンジン6により駆動された油圧
ポンプ9により駆動される油圧シリンダ10に駆動され、
支持リンク11と連動して昇降される前処理部12が機体2
の前部に設けられている。
また、前処理部12には前端にデイバイダー13が設けら
れ、このデイバイダー13に、梳き上げ装置15が斜め上方
に向いて連設され、この梳き上げ装置15の両側の中間部
から後方に向って幅が漸減するナローガイド16,16が姿
勢調整可能に取付けられている。なお、図中17は穀稈l
l,rr等を機体2の外側にかき分けるガイドであり、前記
搬送装置7は突起7aを備え、対向する一対のベルト7bよ
り形成され、梳き上げ装置15は一対のケース15aとこの
ケース15aに沿って上方に移動する突片15bとにより形成
され、この突片15bはエンジン6により駆動されるよう
になっている。
また、18はエンジン6の近傍に設けられ、梳き上げ装置
及び搬送装置7の速度を切換える速度切換えレバー、1
9,20はそれぞれ梳き上げ装置15及び搬送装置7の引き起
しクラッチレバー、搬送クラッチレバーであり、機体2
の後端部に設けられた機体操作ハンドル21の近傍に設け
られている。
また、22は両ベルト7bの差動速度レバーであり、機体操
作ハンドル21の近傍に設けられている。
また、前後輪3,5及びデイバイダー13の左右の幅は第2
図に示す穀稈l,llとr,rrとの中間を移動できるように形
成されている。
第1実施例は以上のように構成されているので、前処理
部12を油シリンダ10により適宜下降させ、圃場の倒伏穀
稈の状態に合わせて予め、速度切換レバー18により梳き
上げ装置15及び搬送装置7の運転速度を設定し、機体操
作ハンドル21を把持して運転者は穀稈引き起し機1を車
輪3,5及びデイバイダー13が1条目、2条目の穀稈ll,l
の間、及び3条目、4条目の穀稈l,llの間を移動するよ
うに、走行クラッチレバー20により走行クラッチをオン
にして走行し、引き起しクラッチレバー19、搬送クラッ
チレバー20により引き起しクラッチ、搬送クラッチをオ
ンにして、梳き上げ装置15、搬送装置7を所期の速度で
運転する。
そして、デイバイダー13によって倒伏した穀稈a,b等を
分草し、梳き上げ装置15の突片15bにより穀稈a,b等を梳
き上げて穀稈cのように立状態にし、立状態になった穀
稈c等をナローガイド16,16によって幅寄せし、搬送装
置7の突起7aを有するベルト7b,7bにより挟持し機体2
の後方に搬送する。この際、2条の穀稈e,fの夫々が互
いにもたせ掛けられて機体2の後端から送り出され、立
状態を保持する。なお、搬送装置7のベルト7b,7bの一
方は機体2の走行速度よりも少し速く、他方は機体2の
走行速度よりも少し遅くすると、互いにもたせ掛けられ
た2条の穀稈e,fの夫々を互いに少し絡ますようにする
ことができる。なお、差動速度レバー22により、上記の
速度差を調節する。また、ガイド17は穀稈ll,rr等を機
体2の外側に分草する。
次に、第2実施例を第3図及び第4図を参照して説明す
る。同じ構成・作用をする部材には同符号を付して説明
の重複をさける。
本実施例においては、ナローガイド16,16の終端の少し
手前に、搬送装置7のベルト7a,7aのプーリ軸心にS字
形弾性23a,23aの先端が少し圧接するように機体2の中
心面に対稲に支軸され、夫々が半回転することによって
一束の穀稈を分集して、搬送装置7内に押し込むように
分集装置23が形成されている。
また、搬送装置7のベルト7a,7aの対向する部分はV1,V
2の同方向の速度を有して回動されているが、速度V1
機体2の速度よりも少し速く、速度V2は機体2の速度よ
りも少し遅く回動するようになっている。
従って、分集装置23により、適宜な量の一束に形成され
た穀稈は搬送装置7により機体の後端に搬送される間
に、搬送装置7の各ベルト7aの速度と機体2の速度の差
により、捩じられて絡ませられ、機体2の後端より送り
出され、捩じられ絡まされてて少し縄状になった穀稈束
25は立状に保持される。
次に第3実施例は、第5図乃至第7図に示すように、第
1実施例における搬送装置7の中間上部において機体2
に穀稈結束装置26が吊持され、油圧ポンプ9の軸心に設
けたプーリを介してエンジン6に駆動されるようになっ
ている。
そして、この穀稈結束装置26は搬送装置7のベルト7b,7
bの突起7aに掻込まれた穀稈をパッカー27により圧縮
し、ドア29により感知した所定量の穀稈をノードル30に
より紐を巻き掛け、ビル・ホルダー31により結節し、結
束された一束の穀稈33をスイーパー32により間欠的に後
方へ放出し、結束された一束の穀稈33を再び搬送装置7
により機体2の後方に移動して機体2の後端より送り出
し、各束の穀稈33は圃場において、立状態に保持され
る。
本考案では、このように穀稈を結束して圃場に立状態の
まま保持することができるので、収穫する際にはコンバ
インによりそのまま刈取るだけでよく、従って該コンバ
インは結束装置のないもので足りる。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、倒伏した穀稈
(a),(b)等をデイバイダー(13)により分草し、
梳き上げ手段(15)により立状態にし、ナローガイド
(16)により幅寄せし、立毛保持手段(7),(23),
(26)により穀稈(e),(f),(25),(33)が立
状態に保持されるので、一度立状態に保持された穀稈は
再度倒伏することなく、発芽したり、腐熱して、味を悪
くしたり、収穫量を減少することを防止できる。また、
倒伏した穀稈を立状態に保持しておけば、収穫期におけ
るコンバイン等による収穫作業を大幅に容易化できる。
更に、また穀稈結束装置(26)を有する穀稈引き起し機
(1)を使用した場合には収穫機に結束装置が不要とな
り、従って簡易なコンバインにより収穫できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す側面図、第2図はそ
の平面図、第3図は第2実施例を示す平面図、第4図は
その作業状況を示す説明図、第5図は第3実施例を示す
側面図、第6図は第5図の主として穀稈結束装置の部分
を示す平面図、第7図は第6図の作業状況を示す説明図
である。 1…穀稈引き起し機、2…走行機体、7,7,23,7,26…立
毛保持手段、7…搬送装置、13…デイバイダー、15…梳
き上げ手段(梳き上げ装置)、16…ナローガイド、23…
分集装置、26…穀稈結束装置、a,b,c,d,l,r…穀稈。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体を備え、倒伏した穀稈を引き起こ
    す穀稈引き起し機において、 前記機体の先端に設けられ、倒伏した穀稈を分草するデ
    イバイダーと、該デイバイダーに連設され、穀稈を梳き
    上げる梳き上げ手段と、該梳き上げ手段に連設され、引
    き起した穀稈を立状態で案内しながら、その幅を漸減す
    るナローガイドと、該ナローガイドに連設され、立状態
    の穀稈を前記機体の後端へ搬送すると共に該穀稈を立状
    態に保持させる立毛保持手段と、を備えたことを特徴と
    する穀稈引き起し機。
  2. 【請求項2】前記立毛保持手段が2条の倒伏した穀稈を
    互いにもたせ掛けるようにする搬送装置よりなる請求項
    1記載の穀稈引き起し機。
  3. 【請求項3】前記立毛保持手段が複数本の穀稈をまとめ
    て間欠的に送出する分集装置と、該分集装置に連設され
    て、前記分集された穀稈に捩りを与える搬送装置とより
    なる請求項1記載の穀稈引き起し機。
  4. 【請求項4】前記立毛保持手段が前記ナローガイドに連
    設された搬送装置と該搬送装置の中間上方に設けられた
    穀稈結束装置とよりなる請求項1記載の穀稈引き起し
    機。
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JPH0281141U JPH0281141U (ja) 1990-06-22
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