JPH088588Y2 - 藺草ハーベスタ - Google Patents

藺草ハーベスタ

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JPH088588Y2
JPH088588Y2 JP1989147862U JP14786289U JPH088588Y2 JP H088588 Y2 JPH088588 Y2 JP H088588Y2 JP 1989147862 U JP1989147862 U JP 1989147862U JP 14786289 U JP14786289 U JP 14786289U JP H088588 Y2 JPH088588 Y2 JP H088588Y2
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晴充 牧園
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圃場に植え付けられた藺草を刈り取りなが
ら、藺草の株元側から屑藺草をすぐり取って結束してい
くように構成した藺草ハーベスタに関する。
〔従来の技術〕
前述のような藺草ハーベスタの一例が、特開平1−25
2217号公報に開示されている。
この藺草ハーベスタでは、刈り取られた藺草の茎先側
を茎先挟持搬送装置により挟持し吊り下げて搬送して、
搬送される藺草の株元側部分をすぐり装置により茎先挟
持搬送装置とは反対の機体横側に移送し、藺草を機体左
右方向に沿った横倒れ姿勢に変更しながら藺草の株元側
部分にすぐり力を加えて、すぐり選別後に切断装置によ
り株端側を切り揃えて結束装置により藺草を結束するよ
うに構成している。
この場合、茎先挟持搬送装置及びすぐり装置により横
倒れ姿勢で支持されている藺草の株元側湾曲部分に対
し、上端から接当して受け止め支持する細い丸棒状の押
圧部材を備えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の構造では藺草の株元側湾曲部分に接当する押圧
部材が、単純な細い丸棒状に構成されているので、藺草
が細い丸棒状の押圧部材に強く押圧されて無理やりに横
倒れ姿勢にさせられる状態となり、押圧部材が接当する
藺草の株元側部分に損傷や折損の生じるおそれがある等
種々の問題があり、藺草の損傷を抑えるなど性能面で改
善の余地がある。
本考案は前述のような茎先挟持搬送装置及びすぐり装
置、結束装置を備えた藺草ハーベスタにおいて、損傷や
折損を抑えながら藺草を的確に収穫していけるように構
成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような藺草ハーベスタにおい
て、次のように構成することにある。
複数条用の引起し装置と引起し装置によって引き起こ
された植立藺草の株元側を切断して刈り取る刈取装置と
を機体の横一側に配置し、刈り取られた複数条の藺草を
掻き込んで機体後方側に搬送する左右一対の突起付きの
無端搬送帯を備え、 無端搬送帯によって集められた藺草の茎先側を挟持し
吊り下げて搬送する茎先挟持搬送装置を、無端搬送帯の
上側で引起し装置の背面付近から機体後方側に延出し
て、 茎先挟持搬送装置により吊り下げて搬送される藺
草の挟持位置よりも株元側部分を茎先挟持搬送装置の存
在側とは反対の機体横側に移送して、藺草を機体左右方
向に沿った横倒れ姿勢に変更しながら、藺草の株元側部
分に茎先挟持藺草と非挟持の屑藺草の双方に直接すぐり
力を付与して選別するすぐり装置を設け、 そのすぐり装置の終端側に、すぐり装置によるすぐり
作用を受けて茎先を挟持されている藺草の株端よりも茎
先側から離れる方向で突出する屑藺草に作用して引き出
すように、すぐり装置のすぐり作用の方向に沿って回転
駆動される一対の回転ローラを備え、 すぐり装置及び回転ローラの機体後方側に、横倒れ姿
勢となった藺草の株端側を切り揃える切断装置と、切断
装置によって株端側が切り揃えられた藺草を結束する結
束装置とを備えると共に、 茎先挟持搬送装置及びすぐり装置により横倒れ姿勢に
された藺草の株元側湾曲部分に対し、上側から接当して
受け止め支持する押圧部材を、無端搬送帯の下側で引起
し装置の背面付近から茎先挟持搬送装置及び無端搬送帯
に沿って機体後方側に向けて、切断装置により藺草の株
端側が切り揃えられる位置に延出し、 押圧部材は、藺草の株元側湾曲部分に対する接当面
を、藺草の茎方向で幅広の緩やかな湾曲面に形成してあ
る。
〔作用〕
(i) 本考案のように構成すると例えば第1図に示すよう
に、押圧部材(20)の接当面が藺草の茎方向で幅広の緩
やかな湾曲面に形成されているので、藺草が押圧部材
(20)の接当面に強く押圧される状態となっても、藺草
の茎方向に沿って比較的長い範囲に亘り押圧部材(20)
の接当面が接当し、この接当面によって藺草が緩やかに
曲げられる状態となる。
これにより、押圧部材(20)の接当面から藺草に掛か
る面圧(単位面積当たりの押圧力)が小さなものにな
る。
(ii) 本考案では、押圧部材(20)の接当面が藺草の茎方向
に沿って比較的長い範囲に亘り接当する状態となるの
で、押圧部材(20)の接当面から藺草に藺草に対して作
用する茎方向の摩擦抵抗が比較的大きなものとなる。
これにより、例えば第5図に示すように、すぐり装置
(6),(17)から藺草の株元側部分にすぐり作用(第
5図の紙面下方)が加えられて、藺草がすぐり装置
(6),(17)による引き抜き方向の作用力を受けて
も、押圧部材(20)の接当面における茎方向の摩擦抵抗
並びに茎先挟持搬送装置(5)の挟持作用によって、藺
草は引き抜き方向の作用方向に抗することになる。
押圧部材(20)の接当面における茎方向の摩擦抵抗が
小さいと、藺草が引き抜かれないようにする為に、茎先
挟持搬送装置(5)の挟持力を特に強力なものに設定す
る必要がある。特に、複数条の藺草を導入して挟持搬送
する場合は、その挟持量が増やされるために、より強力
な挟持力が必要となり、その挟持力の強さに起因して挟
持される藺草の茎先側を損傷する虞れがある。
これに対し本考案では、押圧部材(20)の接当面にお
ける接触が藺草の茎方向での摩擦抵抗として比較的大き
く作用する。従って、茎先挟持搬送装置(5)の挟持力
を特に強力なものに設定する必要がなく、茎先挟持搬送
装置(5)での挟持力が強力すぎることによる藺草の損
傷や折損を伴うことが少ない。
(iii) この種の藺草ハーベスタにおいては例えば第5図に示
すように、すぐり装置(6),(17)の機体後方側に、
横倒れ姿勢となった藺草の株端側を切り揃える切断装置
(22)を備えている。この場合、本考案では押圧部材
(20)を引起し装置(2)の背面付近から茎先挟持搬送
装置(5)に沿って機体後方側に向けて、切断装置(2
2)により藺草の株端側が切り揃えられる位置へ延出し
ている。
これにより、前項(ii)で説明したような、押圧部材
(20)の接当面における茎方向の摩擦抵抗並びに茎先挟
持搬送装置(5)の挟持作用によって、藺草の引き抜き
に対する抗力を強めた状態が、引起し装置(2)の背面
付近から切断装置(22)まで確実に維持されて、引き抜
きによるズリ下がり、折れによる不揃いな状態を伴う虞
れ少なく藺草の株元側部分が切断装置(22)に達する。
従って、切断装置(22)により藺草の株端側を切り揃
えた場合、藺草の茎先側も、あまり不揃いな状態となる
ことはなく比較的揃った状態となる。
藺草は稈そのものが商品であり、重量が売上高に影響
するものであるが、引き抜かれ、ズリ下がった株端側を
切断すること、即ち切断しなくもよい重量の大きい株端
部分が切断されることを防止でき、藺草の商品価値を向
上させることができる。
(iv) 本考案では例えば第4図及び第5図に示すように、藺
草の株元側部分においてすぐり装置(6),(17)のす
ぐり作用の方向に沿って、回転駆動される一対の回転ロ
ーラ(18A),(18B)を備えている。これにより、すぐ
り装置(6),(17)からすぐり作用を受けた藺草の株
元側部分に屑藺草が残っていても、茎先側を挟持されて
いる藺草に大きい引き抜き力を与えずに一対の回転ロー
ラ(18A),(18B)によって残った屑藺草が引き出され
て除去される。
(v) 複数条用の引起し装置により引き起こされ刈取装置に
よって刈り取られた藺草が、左右一対の突起付きの無端
搬送帯によって一箇所に掻き集められ、この一箇所に集
められた藺草の茎先側が茎先挟持搬送装置によって挟持
されるので、圃場に植え付けられた複数条の藺草を刈り
取る場合でも、藺草を落とすことなく茎先挟持搬送装置
に藺草の茎先側が挟持される。
〔考案の効果〕
以上のように、茎先挟持搬送装置及びすぐり装置、結
束装置を備えた藺草ハーベスタにおいて、藺草の株元側
湾曲部分に接当する押圧部材を備える場合、押圧部材の
接当面から藺草に掛かる面圧(単位面積当たりの押圧
力)を小さなものに抑えて、押圧部材の接当面での藺草
の損傷や折損を抑えて後方への移送をスムーズに行うこ
とができるようになり、押圧部材の接当面における茎方
向の摩擦抵抗により茎先挟持搬送装置での藺草の損傷を
抑えることができるようになって、藺草ハーベスタの収
穫性能を向上させることができた。
押圧部材の接当面における茎方向の摩擦抵抗並びに茎
先挟持搬送装置の挟持作用により、藺草の株元側部分が
引き抜かれ、ズリ下がって不揃いになる虞れ少なく切断
装置に送られて株端側が切り揃えられるので、切断しな
くてもよい株端部分を切断することがなく、藺草が全体
的に揃った状態で結束されるようになって、藺草ハーベ
スタの収穫性能及び結束性能をさらに向上させることが
できた。
すぐり装置では引き出されなかった屑藺草を引き出し
て除去する回転ローラを備えることにより、屑藺草が残
っていることによる藺草の搬送不良及び結束装置での結
束不良を未然に防止することができて、藺草ハーベスタ
の収穫性能をさらに向上させることができた。しかも、
その屑藺草のすぐり出しを、最後まで茎先を挟持してい
る藺草にも大きいすぐり力を付与しながら屑藺草をすぐ
り出すすぐり装置によって行う場合に比べ、この回転ロ
ーラの存在箇所では茎先側を挟持している藺草に直接す
ぐり力を付与せず屑藺草のみを回転ローラで挟持して引
き出すものであるから、茎先側を挟持して搬送している
藺草に対する引き抜き方向への作用力を軽減できるの
で、押圧部材の幅広の緩やかな湾曲面構造とあいまっ
て、回収する藺草の引き抜きやズリ下がりを防止して、
見栄え扱いをよくする株揃えのための切断装置により、
切断しなくともよい株端部分を切断することが減少する
とともに、回収する藺草の折損や損傷を防ぎ残留する屑
藺草を減少させてすぐり選別性能を向上させ、効率的に
株揃えの切断をすることができ、より一層収穫性能を向
上させることができる。
そして、複数条用の藺草を左右一対の突起付きの無端
搬送帯によって一箇所に掻き集めることにより、藺草を
落とすことなく茎先挟持搬送装置に送り込むことができ
るとともに、茎先挟持搬送装置による搬送及び左右一対
の突起付き無端搬送帯による係止搬送に加えて、後方へ
の搬送を左右一対の突起付き無端搬送帯による係止搬送
で補助しながら、押圧部材の幅広の緩やかな湾曲面の接
当面に沿わせて切断装置へ送り込むので、茎先挟持搬送
装置に対するすぐり装置による引き抜き力の影響を緩和
するとともに、茎先を挟持している藺草への引き抜き力
の小さい回転ローラとの協働作用とあいまって、折損や
損傷を少なくして、又、引き抜きやスリ下がりの少ない
状態で効率的な株揃えの切断をすることができ、藺草ハ
ーベスタの収穫性能をさらに向上させることができた。
〔実施例〕
第6図及び第7図に示すように、圃場に植え付けられ
た藺草の絡みを解して分草する左右一対の分草装置
(1)、分草後の藺草を導入しながら引き起こす左右一
対の引起し装置(2)、引き起こされた藺草の株元を切
断するバリカン型の刈取装置(3)等を走行機体(4)
の前端の横一側方に配置している。刈り取られた複数条
の藺草を掻き込んで機体後方に搬送する左右一対の突起
付きの無端搬送帯(13)、及び無端搬送帯(13)によっ
て集められた藺草の茎先側を挟持し吊り下げて機体後方
の斜め上方に向けて搬送する茎先挟持搬送装置(5)
を、引起し装置(2)の背面付近に備え、茎先挟持搬送
装置(5)を引起し装置(2)の背面付近から機体後方
側に延出しており、藺草の株元側を機体横側方に向けて
強制的に搬送する横送り搬送装置(8)を備えている。
送風装置(6A)の吹出口(6a)の前方に横送り搬送装
置(8)により放出風に抗して強制的に搬送された藺草
の株元側を、吹出口(6a)からの放出風によって上方に
向けて吹き上げ、屑藺草をすぐり出す風力式の第1すぐ
り装置(6)(すぐり装置に相当)を備えている。放出
風によって吹き上げられた藺草の株元側を湾曲させて、
結束床(10)に導く係止爪式の持ち上げ搬送装置(12)
を備え、結束床(10)に横倒れ姿勢で支持された藺草を
結束する結束装置(7)を備えており、以上のものを刈
取フレーム(33)に搭載し、刈取フレーム(33)を走行
機体(4)に対して横軸芯(X)周りで上下揺動自在に
支持している。
結束装置(7)の後方に、シリンダ(14)とパンタグ
ラフ式の昇降リンク機構(52)とによって上下し、後支
点(Y)で昇降リンク機構(52)と一体で上下揺動(ダ
ンプ作動)する積載台(15)を備え、積載台(15)の後
端に藺草を受止める受止め杆(37)を後方倒れになるよ
うに設置して、引起し装置(2)とは反対側にエンジン
(16)及び運転部(9)を備え、これらを左右のクロー
ラ走行装置(11)を備えた走行機体(4)に搭載して乗
用型の藺草ハーベスタを構成している。
第4図及び第5図に示すように、結束床(10)に機体
左右方向に沿った状態で前後一対の縦回し式突起付きの
搬送ベルトを設置して、持上げ搬送装置(12)で結束床
(10)に持ち上げられる藺草に対し、すぐり作用を加え
る第2すぐり装置(17)(すぐり装置に相当)を構成し
ている。これにより、茎先挟持搬送装置(5)により吊
り下げて搬送される藺草の株元側部分が、第2すぐり装
置(17)により茎先挟持搬送装置(5)とは反対側の機
体横側に移送され、藺草が機体左右方向に沿った横倒れ
姿勢に変更させられながら、藺草の株元側部分にすぐり
作用が加えられる。第2すぐり装置(17)は、藺草の株
元側部分を結束床(10)に保持してすぐり作用を加えな
がら、株元側部分の絡みを解して揃える機能もある。
第2すぐり装置(17)の横外側に、第2すぐり装置
(17)のすぐり方向に沿って回転する上下一対の回転ロ
ーラ(18A),(18B)を設置しており、第2すぐり装置
(17)ですぐり出された屑藺草を上下の回転ローラ(18
A),(18B)が挟持して引き出す。下側の回転ローラ
(18B)には全周面に亘ってゴムコーティングが施され
てあり、このゴムコーティングにより屑藺草の挟持を確
実に行うように構成している。
第2すぐり装置(17)の機体後方側に、左右一対の機
体前後方向に沿った突起付きの搬送ベルト(21)を備え
ており、搬送ベルト(21)が第2すぐり装置(17)です
ぐり作用を受けた藺草を、挟持搬送装置(5)と協働で
結束装置(7)に送り込むように構成している。回転ロ
ーラ(18A),(18B)の後部に株揃え用の切断装置(2
2)を備えており、搬送ベルト(21)で送られる藺草の
株端側を切断装置(22)で切り揃える。
茎先挟持搬送装置(5)と結束床(10)との間の上下
中間位置において、結束床(10)に横倒れ姿勢で支持さ
れた藺草の株元側湾曲部分(A)に対し、上側から接当
して受け止め支持する押圧部材(20)を、引起し装置
(2)の背面付近から茎先挟持搬送装置(5)に沿って
機体後方側に向けて、切断装置(22)により株端側が切
り揃えられる位置へ延出している。第1,2,4図に示すよ
うに、押圧部材(20)において藺草の株元側湾曲部分
(A)に接当する接当面を、藺草の茎方向で幅広の緩や
かな湾曲面に形成している。
次に押圧部材(20)の支持構造について説明する。第
1図及び第2図に示すように、引起し装置(2)の後面
側にブラケット(23)を介してボルト固定した平面視L
字形の支持フレーム(24)に支軸(25)を片持ち状に固
定して、支軸(25)に逆U字形の支持部材(26)を回動
自在に支持し、支持部材(26)に押圧部材(20)を溶接
固定して、押圧部材(20)を茎先挟持搬送装置(5)の
搬送経路に沿って後方に片持ち状に延出している。支持
部材(26)と一体的に支軸(25)の軸芯(XI)周りで揺
動する操作レバー(27)を、支持部材(26)の縦方向軸
芯(YI)周りで揺動自在に取り付け、第1図及び第3図
に示すように操作レバー(27)を支持フレーム(24)の
前後向き部分に形成した挿通孔(28)に挿通している。
第3図に示すように操作レバー(27)を断面L字形に
形成しており、挿通孔(28)の一側縁に操作レバー(2
7)の一側端縁(27a)が係入する複数の係合溝(29)
を、操作レバー(27)の揺動方向に沿って形成してい
る。操作レバー(27)と支持フレーム(24)との間にコ
イルバネ(30)を架設し、操作レバー(27)を係合溝
(29)の係入側に付勢するように構成している。これに
より、操作レバー(27)の一側端縁(27a)をいずれか
の係合溝(29)に係入させることにより、押圧部材(2
0)を軸芯(XI)周りで揺動調節並びに固定操作自在な
調節機構(31)を構成している。これにより、押圧部材
(20)の揺動に伴い、押圧部材(20)による藺草の株元
側湾曲部分(A)の位置を、茎先挟持搬送装置(5)の
搬送方向に対して交差する方向に変更調節する。
以上の構造により、押圧部材(20)の位置を藺草の横
倒れ姿勢の強弱に応じて上下に変更することによって、
藺草が撓み難くく藺草の株元側部分が結束装置(7)の
結束位置よりも大きく機体横側に突出してしまうような
場合、押圧部材(20)を低い位置に固定して、押圧部材
(20)の接当面で藺草の株元側湾曲部分(A)を強く押
圧する。これによって、藺草の株元側部分が大きく湾曲
し押圧部材(20)側に引き込まれて、藺草が最適の結束
位置で結束される。以上のような押圧部材(20)の調節
作業は、操作レバー(27)を係合溝(29)から外して揺
動操作するだけの一連の動作で行え、操作性の優れたも
のとなっている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にするために符号を記すが、該記入により本考案は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る藺草ハーベスタの実施例を示し、第
1図は押圧部材付近の縦断正面図、第2図は押圧部材付
近の縦断側面図、第3図は押圧部材の位置を上下に変更
する操作レバー及び結合溝付近の側面図、第4図は藺草
ハーベスタの前部の正面図、第5図は藺草ハーベスタの
前部の平面図、第6図は藺草ハーベスタの全体側面図、
第7図は藺草ハーベスタの全体平面図である。 (2)……引起し装置、(3)……刈取装置、(5)…
…挟持搬送装置、(7)……結束装置、(13)……突起
付きの無端搬送帯、(6),(17)……すぐり装置、
(18A),(18B)……回転ローラ、(20)……押圧部
材、(22)……切断装置、(A)……藺草の株元側湾曲
部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数条用の引起し装置(2)と前記引起し
    装置(2)によって引き起こされた植立藺草の株元側を
    切断して刈り取る刈取装置(3)とを機体の横一側に配
    置し、前記刈り取られた複数条の藺草を掻き込んで機体
    後方側に搬送する左右一対の突起付きの無端搬送帯(1
    3)を備え、 前記無端搬送帯(13)によって集められた藺草の茎先側
    を挟持し吊り下げて搬送する茎先挟持搬送装置(5)
    を、前記無端搬送帯(13)の上側で前記引起し装置
    (2)の背面付近から機体後方側に延出して、 前記茎先挟持搬送装置(5)により吊り下げて搬送され
    る藺草の挟持位置よりも株元側部分を前記茎先挟持搬送
    装置(5)の存在側とは反対の機体横側に移送して、前
    記藺草を機体左右方向に沿った横倒れ姿勢に変更しなが
    ら、前記藺草の株元側部分に茎先挟持藺草と非挟持の屑
    藺草の双方に直接すぐり力を付与して選別するすぐり装
    置(6),(17)を設け、 そのすぐり装置(6),(17)の終端側に、前記すぐり
    装置(6),(17)によるすぐり作用を受けて茎先を挟
    持されている藺草の株端よりも茎先側から離れる方向で
    突出する屑藺草に作用して引き出すように、前記すぐり
    装置(6),(17)のすぐり作用の方向に沿って回転駆
    動される一対の回転ローラ(18A),(18B)を備え、 前記すぐり装置(6),(17)及び回転ローラ(18
    A),(18B)の機体後方側に、前記横倒れ姿勢となった
    藺草の株端側を切り揃える切断装置(22)と、前記切断
    装置(22)によって株端側が切り揃えられた藺草を結束
    する結束装置(7)とを備えると共に、 前記茎先挟持搬送装置(5)及びすぐり装置(6),
    (17)により横倒れ姿勢にされた藺草の株元側湾曲部分
    (A)に対し、上側から接当して受け止め支持する押圧
    部材(20)を、前記無端搬送帯(13)の下側で前記引起
    し装置(2)の背面付近から前記茎先挟持搬送装置
    (5)及び前記無端搬送帯(13)に沿って機体後方側に
    向けて、前記切断装置(22)により藺草の株端側が切り
    揃えられる位置に延出し、 前記押圧部材(20)は、藺草の前記株元側湾曲部分
    (A)に対する接当面を、藺草の茎方向で幅広の緩やか
    な湾曲面に形成してある藺草ハーベスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01252217A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Iseki & Co Ltd 藺草刈取結束装置

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JPH0385827U (ja) 1991-08-30

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