JPH07239232A - 圧電振動ジャイロ用駆動検出回路 - Google Patents

圧電振動ジャイロ用駆動検出回路

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JPH07239232A
JPH07239232A JP6029224A JP2922494A JPH07239232A JP H07239232 A JPH07239232 A JP H07239232A JP 6029224 A JP6029224 A JP 6029224A JP 2922494 A JP2922494 A JP 2922494A JP H07239232 A JPH07239232 A JP H07239232A
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JP
Japan
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circuit
drive
detection
temperature
piezoelectric
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JP6029224A
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English (en)
Inventor
Nagayuki Ono
長幸 小野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電振動ジャイロの検出感度が温度に依存せ
ず常に一定の値で得られる駆動検出回路を提供するこ
と。 【構成】 圧電振動子の検出端子5、7にサーミスタ1
3、14を含む温度補償回路を接続して圧電振動ジャイ
ロの温度変化に起因する前記圧電振動子の出力電圧の変
動を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ一体型VTRの手
振れ防止や自動車のナビゲーションシステムなどに用い
られるジャイロスコープの内、特に圧電振動子の超音波
振動を用いた、いわゆる圧電振動ジャイロに関し、特に
圧電振動子の自励振駆動と回転角速度の検出信号を得る
ための駆動検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電振動ジャイロは、振動している物体
に回転角速度が与えられると、その振動方向と直角な方
向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャ
イロスコープである。一方の振動を励振した状態で、振
動子を回転させると、前述のコリオリ力の作用によりこ
の振動と直角な方向に力が働き、他方の振動が励振され
る。この振動の大きさは入力側の振動の大きさ及び回転
角速度に比例するため、入力電圧を一定にした状態で、
この振動の大きさに比例した出力電圧の大きさから回転
角速度の大きさを求めることができる。
【0003】図3は圧電振動ジャイロに用いられる圧電
振動子の構造概略図である。図3において、圧電セラミ
ックス円柱1の外周面上の円周を6等分する位置に、長
さ方向と平行な6個の帯状電極2〜7(5,6は図示せ
ず)が形成されている。6個の帯状電極2〜7は、円周
に沿って一つおきに、その両端を接続電極8a〜8bに
接続されている。これらの帯状電極2〜7は、圧電セラ
ミックス円柱1の周囲にスクリーン印刷で直接形成する
か、あるいはメッキ等で全面に電極膜を形成したのち、
電極以外の不要部分をフォトエッチングにより除去する
ことによって容易に製造される。
【0004】図4は、圧電振動子の横断面図である。前
記の6個の帯状電極2〜7のうち、円周に沿って一つお
きにアース端子2,4,6とし、1個の帯状電極3を駆
動端子、残りの2個の帯状電極5,7を検出端子とす
る。以下の説明では、アース端子2,4,6、駆動端子
3、検出端子5,7と呼ぶこととする。
【0005】図5は、従来の圧電振幅ジャイロに用いら
れている駆動検出回路の回路例であり、差動増幅回路1
9、加算増幅回路20、同期検波回路21および移相回
路22から構成されている。図5において、検出端子5
および7は加算増幅回路20の入力端子に接続され、加
算増幅回路20の出力電圧は移相回路22を介して駆動
端子3に印加されて圧電セラミックス円柱1の屈曲振動
の共振周波数で発振する自励発振駆動回路を構成してい
る。
【0006】一方、検出端子5および7は同時に差動増
幅回路19の入力端子に接続され、差動増幅回路19の
出力端子には回転角速度に比例した振幅の交流電圧が得
られる。差動増幅回路19の出力電圧および加算増幅回
路20の出力電圧を同期検波回路21に入力することに
より、回転方向に応じた極性を有し回転角速度に比例し
た直流電圧を得ることができる。すなわち、差動増幅回
路19と同期検波回路21は検出回路として作用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
た従来の駆動検出回路を用いた場合、圧電振動子の機械
的尖鋭度Qが周囲温度により変化するのにともない、駆
動端子3への駆動電圧が一定でも圧電振動子の出力が変
化し、その結果、圧電振動ジャイロの検出感度も温度の
影響を受けてしまうことになる。
【0008】本発明の課題は、上述した従来の圧電振動
ジャイロ用駆動検出回路の欠点を除去し、圧電振動ジャ
イロの検出感度が温度に依存せず常に一定の値で得られ
る駆動検出回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動端子と2
つの検出端子とを含む圧電振動子の前記2つの検出端子
の出力電圧を入力する差動増幅回路を含む検出回路と、
前記2つの出力電圧を合成する加算増幅回路と移相回路
とを含んで前記駆動端子に駆動信号を与える発振回路と
を有する圧電振動ジャイロ用駆動検出回路において、前
記圧電振動子の検出端子に温度補償回路を接続して圧電
振動ジャイロの温度変化に起因する前記出力電圧の変動
を補償することを特徴とする。
【0010】
【作用】圧電振動ジャイロにおいて、圧電振動子の機械
的尖鋭度Qが周囲温度により変化するのにともない、駆
動電圧が一定でも圧電振動子の出力電圧が変化する。本
発明の圧電振動ジャイロ用駆動検出回路を用いた場合、
2つの検出端子のそれぞれに接続した2つの抵抗とサー
ミスタの定数を適宜に選択することにより、温度補償回
路の抵抗値に温度変化をもたせ、圧電振動子の出力電圧
が温度によって変化したときにも、その変化分を補うよ
うに抵抗値を変化させることができる。よって、本発明
の圧電振動ジャイロ用駆動検出回路を用いた圧電振動ジ
ャイロは、温度変化による影響を受けずに常に一定の検
出感度が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1、図2に本発明の温度補償回路を用いた
圧電振動ジャイロ用駆動検出回路を2つの例について示
す。図1において、移相回路22の出力は圧電振動子の
駆動端子3に接続されている。圧電振動子としては図3
に示した圧電振動子と同じものを使用している。
【0012】圧電振動子の機械的尖鋭度Qは周囲温度に
依存し、この機械的尖鋭度Qの温度特性が圧電振動子の
出力電圧(検出端子5,7の出力電圧)に影響する。例
えば、駆動電圧(駆動端子3の入力電圧)が一定であっ
ても、70〜80℃程度の高温状態においては機械的尖
鋭度Qは小さくなり、それにともなって圧電振動子の出
力電圧も小さくなる。その結果、圧電振動ジャイロの検
出感度は低下してしまう。一方、0℃以下の低温状態に
おいてはこの逆である。また、圧電振動子の検出端子に
負荷抵抗を接続した場合、駆動電圧が一定であれば負荷
抵抗値が大きいほど検出感度は大きくなり、その逆に負
荷抵抗値が小さいほど検出感度も小さくなる。
【0013】そこで、図1に示すように、圧電振動子の
検出端子5の出力ラインに抵抗15を挿入接続すると共
に、抵抗15に並列に負の温度係数を持つサーミスタ1
3を接続し、検出端子7の出力ラインには抵抗16を挿
入接続すると共に、抵抗16に並列に負の温度係数を持
つサーミスタ14を接続している。更に、検出端子5と
は反対側の抵抗15の一端と基準電圧源(図示せず)と
の間に抵抗17を接続し、同様に、抵抗16と基準電圧
源との間にも抵抗18を接続している。
【0014】これらの回路を温度補償回路として作用さ
せるためには、圧電振動子の出力電圧が温度によって変
化した場合に、その出力電圧の変化分を補正するように
温度補償回路の抵抗値を変化させることが必要である。
ここで、サーミスタ13,14、抵抗15,16,1
7,18の定数を適切に選択することにより温度補償回
路の抵抗値に、出力電圧の温度変化に対応した任意の温
度特性を持たせることができる。
【0015】例えば、80℃程度の高温状態の時、従来
の駆動検出回路では圧電振動子の出力電圧、つまり差動
増幅回路19および加算増幅回路20の入力電圧が小さ
くなる。これに対し、本発明の圧電振動ジャイロ用駆動
検出回路を用いた場合、高温状態ではサーミスタ13,
14の抵抗値が小さくなるので、温度補償回路における
抵抗15とサーミスタ13との並列回路と抵抗17との
分圧回路及び抵抗16とサーミスタ14との並列回路と
抵抗18との分圧回路による分圧効果により差動増幅回
路19および加算増幅回路20の入力電圧が相対的に大
きくなり、圧電振動子の出力電圧が小さくなった分を補
正することになる。0℃以下のような低温状態において
はこの逆である。
【0016】図2においては、検出端子5,7のそれぞ
れと基準電圧源(図示せず)との間に正の温度係数を持
つサーミスタ23,24を用いた温度補償回路を接続し
ている。すなわち、検出端子5と基準電圧源との間に、
抵抗25と26の直列回路を接続すると共に、抵抗25
にサーミスタ23を並列接続し、検出端子7と基準電圧
源との間には、抵抗27と28の直列回路を接続すると
共に、抵抗27にサーミスタ24を並列接続している。
この例においても図1の場合と同様に、サーミスタ2
3,24および各抵抗の定数を適切に選択することによ
り、温度補償回路の抵抗値に、出力電圧の温度変化に対
応した任意の温度特性を持たせることができる。例え
ば、高温状態の時、サーミスタ23,24は正の温度係
数を持つので、その抵抗値は大きくなる。つまり温度補
償回路の抵抗値が大きくなる。その結果、検出端子5,
7の出力ラインと温度補償回路との接続点の電圧が上昇
し、差動増幅回路19および加算増幅回路20の入力電
圧が大きくなって、圧電振動子の出力電圧が小さくなっ
た分を補正することができる。低温状態においてはこの
逆である。
【0017】以上のように、本発明による温度補償回路
を用いた圧電振動ジャイロ用駆動検出回路を用いた結
果、周囲温度変化による影響を受けない安定した検出感
度が得られる。このような本発明による圧電振動ジャイ
ロ用駆動検出回路は、−20℃〜100℃程度の範囲で
の使用に適している。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば周囲の温度変化の影響を受けず常に一定の検出感度が
得られる圧電振動ジャイロ用駆動検出回路が得られ、高
精度の圧電振動ジャイロを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電振動ジャイロ用駆動検出回路の第
1の例を示した図である。
【図2】本発明の圧電振動ジャイロ用駆動検出回路の第
2の例を示した図である。
【図3】本発明に用いられる圧電振動子の構造概略図で
ある。
【図4】図3に示された圧電振動子の横断面図である。
【図5】従来の圧電振動ジャイロ用駆動検出回路を示し
た図である。
【符号の説明】
1 圧電セラミックス円柱 2,4,6 アース端子(帯状電極) 3 駆動端子(帯状電極) 5,7 検出端子(帯状電極) 8a,8b 接続電極 19 差動増幅回路 20 加算増幅回路 21 同期検波回路 22 移相回路 13,14 負の温度係数を持つサーミスタ 23,24 正の温度係数を持つサーミスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動端子と2つの検出端子とを含む圧電
    振動子の前記2つの検出端子の出力電圧を入力する差動
    増幅回路を含む検出回路と、前記2つの出力電圧を合成
    する加算増幅回路と移相回路とを含んで前記駆動端子に
    駆動信号を与える発振回路とを有する圧電振動ジャイロ
    用駆動検出回路において、前記圧電振動子の検出端子に
    温度補償回路を接続して圧電振動ジャイロの温度変化に
    起因する前記出力電圧の変動を補償することを特徴とす
    る圧電振動ジャイロ用駆動検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電振動ジャイロ用駆動
    検出回路において、前記温度補償回路は、前記2つの検
    出端子の出力ラインにそれぞれ挿入接続した第1、第2
    の抵抗と、これらの第1、第2の抵抗にそれぞれ並列接
    続した負の温度特性を有するサーミスタと、前記第1、
    第2の抵抗における前記検出端子と反対側の端部のそれ
    ぞれと基準電圧源との間に接続した第3、第4の抵抗と
    を含むことを特徴とする圧電振動ジャイロ用駆動検出回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の圧電振動ジャイロ用駆動
    検出回路において、前記温度補償回路は、前記2つの検
    出端子の出力ラインのそれぞれと基準電圧源との間に接
    続した第1、第2の温度補償部とから成り、これらの温
    度補償部はそれぞれ直列接続した第1、第2の抵抗と該
    第1の抵抗に並列接続した正の温度特性を有するサーミ
    スタとから成ることを特徴とする圧電振動ジャイロ用駆
    動検出回路。
JP6029224A 1994-02-28 1994-02-28 圧電振動ジャイロ用駆動検出回路 Pending JPH07239232A (ja)

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JP (1) JPH07239232A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854428A (en) * 1996-02-16 1998-12-29 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibration gyroscope
KR100450994B1 (ko) * 2002-04-26 2004-10-02 학교법인 대양학원 퍼지로직을 이용한 진동형 자이로스코프의 온도 바이어스드리프트 보정방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021009