JPH07260493A - 振動ジャイロにおける角速度検出回路 - Google Patents

振動ジャイロにおける角速度検出回路

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JPH07260493A
JPH07260493A JP6050103A JP5010394A JPH07260493A JP H07260493 A JPH07260493 A JP H07260493A JP 6050103 A JP6050103 A JP 6050103A JP 5010394 A JP5010394 A JP 5010394A JP H07260493 A JPH07260493 A JP H07260493A
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piezoelectric elements
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vibrator
signal
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JP6050103A
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Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
Shinichi Aotsu
信一 青津
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Akai Electric Co Ltd
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Akai Electric Co Ltd
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    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5642Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams
    • G01C19/5649Signal processing

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角速度を効率良く検出できると共に、圧電素
子対の等価抵抗に差が生じても、オフセットの発生を極
めて低く抑えることができる振動ジャイロにおける角速
度検出回路を提供する。 【構成】 共振点を有する振動体の側面に実質一対の圧
電素子2,3 を有する振動子4の共振状態下で、圧電素子
2,3 の通過電流の差を検出する検出手段20と、この検出
手段20の出力を振動子4の変位速度が零となるタイミン
グでサンプリングしてホールドするサンプルホールド手
段21とを有し、このサンプルホールド手段21の出力に基
づいて角速度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、圧電形振動ジ
ャイロにおいて角速度を検出するための角速度検出回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電型振動ジャイロとして、本願人は、
例えば、特開平5−113336号公報や特願平6−1
0348号等において、励振、検出および帰還の三つの
機能を有する二つの圧電素子の通過電流の差により角速
度を検出するようにしたものを提案している。
【0003】図4は、上記特願平6−10348号にお
いて提案した振動ジャイロの構成を示すものである。こ
の振動ジャイロでは、駆動装置6の信号出力端子9を、
それぞれ帰還抵抗RfL ,RfR を有する帰還増幅器1
0L,10Rの信号用入力端子11L,11Rに接続
し、これら帰還増幅器10L,10Rの帰還用入力端子
12L,12Rを、振動子4を構成する圧電素子2,3
の一方の電極に接続している。圧電素子2,3の他方の
電極は、コンデンサCC を経て、振動子4の制動容量の
補償信号を出力する駆動装置6の補償信号出力端子13
に接続し、これにより圧電素子2,3の他方の電極側の
信号と補償信号とを合成している。この合成信号は、和
動増幅器17で電圧変換して増幅し、この和動増幅器1
7の出力端子18を駆動装置6の入力端子14に接続し
て、振動子4を自励振動させるようにしている。また、
帰還増幅器10L,10Rの出力は、差動増幅器20に
供給し、この出力に基づいて、振動子4に作用する角速
度によって生じるコリオリの力を検出するようにしてい
る。
【0004】一方、駆動装置6は、図5に示すように、
非反転増幅器15および反転増幅器16を有し、入力端
子14からの信号を非反転増幅器15で増幅し、その出
力を補償信号として補償信号出力端子13に供給すると
共に、反転増幅器16で増幅して、駆動信号として信号
出力端子9に供給するよう構成している。すなわち、信
号出力端子9に供給される駆動信号と、補償信号出力端
子13に供給される補償信号との位相を180°異なら
せると共に、振幅比を反転増幅器16によって適切に設
定するようにしている。
【0005】なお、振動子4としては、例えば、図6
(A)に示すように、横断面形状が四角形を成し、共振
点を有する振動体1の一側面1aに圧電素子2を、その
側面1aと隣接する他の側面1bに圧電素子3をそれぞ
れ形成したもの、図6(B)に示すように、振動体1の
同一側面上に幅方向に分割して圧電素子2,3を形成し
たもの、図6(C)に示すように、振動体1の対向する
側面上に幅方向にずらして圧電素子2,3を形成したも
の、あるいは、図6(D)に示すように、振動体1の対
向する側面に実質的に一つの圧電素子2として作用する
ように、それぞれ圧電素子2a,2bを形成してこれら
を並列接続すると共に、他の対向する側面にも実質的に
一つの圧電素子3として作用するように、それぞれ圧電
素子3a,3bを形成してこれらを並列接続したものが
用いられる。
【0006】また、その他の振動子4として、図6
(E)に示すように、横断面形状が三角形を成し、共振
点を有する振動体1の二つの側面に圧電素子2,3を形
成したものや、図6(F)に示すように、横断面形状が
円形を成し、共振点を有する振動体1の円周側面に圧電
素子2,3を形成したもの等、種々の横断面形状を有す
る振動体の側面に実質的に二つの圧電素子を形成したも
のが用いられる。
【0007】図4に示す振動ジャイロによれば、圧電素
子2,3に流れる電流成分のうち、それぞれの制動容量
Cdに関わる虚数成分は、コンデンサCC を経て合成さ
れる補償信号により打ち消されるので、和動増幅器17
の出力は、圧電素子2,3を流れる電流成分のうちの実
数成分のみとなる。したがって、和動増幅器17の電圧
利得は、振動子4の機械的直列共振周波数fS において
最大となるので、振動子4をその機械的直列共振周波数
S に正確に一致した周波数で安定して自励振動させる
ことができる。
【0008】また、振動子4に角速度が作用すると、コ
リオリの力が発生して圧電素子2,3の通過電流に差が
生じ、その結果、二つの帰還増幅器10L,10Rの出
力電圧に差が生じるので、差動増幅器20の出力を、例
えば、同期検波回路に供給して、駆動装置6からの駆動
信号に同期して検波することにより、角速度の印加方向
およびその大きさを検出することが可能となる。
【0009】図7は、かかる同期検波回路の一例の構成
を示すものである。この同期検波回路25は、帰還増幅
器26と、その非反転入力端子に接続された電界効果型
トランジスタよりなるスイッチング素子27とを有する
もので、帰還増幅器26の反転および非反転入力端子に
差動増幅器20の出力を並列に印加すると共に、スイッ
チング素子27のゲート端子に駆動装置6からの駆動信
号を供給して、帰還増幅器26の非反転入力端子を駆動
信号に同期して接地することにより、差動増幅器20の
出力を同期検波することができる。
【0010】また、図7に示す同期検波回路25に類す
る回路として、特開昭62−150116号公報には、
循環的駆動による所望方向成分が極大、極小となるタイ
ミングに同期して、偏位検知信号をサンプルホールドす
ることにより、角速度を検出するようにしたものが開示
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような同期検波回路においては、入力信号レベルに対
して必ずしも直線的な特性を有さず、例えば、圧電素子
2,3の等価抵抗に差があると、駆動装置6からの駆動
信号と同相または逆相の漏れ信号が入力して、図8に示
すように、直流レベルが変動するオフセットが生じるこ
とになる。
【0012】一方、振動子4の振動の変位x(t)は、
周期的な外力F(t)を、 F(t)=F0cosωt ………(1) とすると、
【数1】 で与えられる。ここで、rは機械抵抗、mは等価質量、
ω0 は機械的直列共振角周波数(2πfS )である。
【0013】また、ベクトルで表される変位速度X
(t)は、
【数2】 で与えられる。
【0014】したがって、ω=ω0 で振動する振動子4
の変位x(t)および変位速度X(t)は、それぞれ、
【数3】 となって、外力F(t)と同じ時間関数でみて、変位速
度X(t)が極大、極小となる時刻は、外力F(t)が
極大、極小となる時刻と一致する。上記の、F(t)、
x(t)およびX(t)の波形図を、図2(A)に示
す。
【0015】同様に、印加角速度Ωにより発生するコリ
オリの力FC (t)は、
【数4】 で表され、変位速度X(t)が極大、極小となる時刻
で、同様に極大、極小となる。
【0016】したがって、変位速度X(t)が極大、極
小となるタイミングで、差動増幅器20の出力をサンプ
ルホールドすれば、理論的には、角速度を検出すること
ができる。
【0017】しかしながら、例えば、図4に示したよう
に、一対の圧電素子2,3の通過電流を電圧変換して駆
動装置6に帰還するような場合には、外力に対応する駆
動装置6の駆動信号v(t)を、v(t)=v0 cosω
t、圧電素子2,3の並列アドミッタンスをYとする
と、圧電素子2,3を流れる電流I(t)は、 I(t)=Y・v0 cosωt ………(7) となり、特に機械的直列共振角周波数ω0 においては、
力係数をAとすると、
【数5】 となるので、変位に対応する和動増幅器17による電圧
変換値vout (t)およびそれを微分して得られるベク
トルで表される時間微分値Vout (t)は、それぞれ、 vout (t)∝ cosω0 t ………(8) Vout (t)∝ω0sinω0 t ………(9) で表されるようになり、上記(4)式および(5)式で
示された振動子4の実際の運動に対して、電気的には位
相がπ/2ずれた信号として検知されることになる。
【0018】このため、差動増幅器20の出力を、変位
速度X(t)が極大、極小となるタイミングでサンプル
ホールドしても、観測値は、Vout (t)=0となり、
その結果、電気的信号としては、その時刻で速度が零と
して観測されるため、角速度を検出することができなく
なる。上記の、v(t)、vout (t)およびV
out(t)の波形図を、図2(B)に示す。
【0019】この発明は、上述したような問題点に着目
してなされたもので、角速度を効率良く検出できると共
に、圧電素子対の等価抵抗に差が生じても、オフセット
の発生を極めて低く抑えることができるよう適切に構成
した振動ジャイロにおける角速度検出回路を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の角速度検出回路は、共振点を有する振動
体の側面に実質一対の圧電素子を有する振動子の共振状
態下で、前記実質一対の圧電素子の通過電流の差を検出
する検出手段と、この検出手段の出力を前記振動子の変
位速度が零となるタイミングでサンプリングしてホール
ドするサンプルホールド手段とを有し、このサンプルホ
ールド手段の出力に基づいて角速度を検出するよう構成
したことを特徴とするものである。
【0021】この発明の好適実施例においては、前記一
対の圧電素子は、その一方の圧電素子の一方の電極を、
一方の帰還増幅器の帰還用入力端子に、他方の圧電素子
の一方の電極を、他方の帰還増幅器の帰還用入力端子に
それぞれ結合すると共に、これら圧電素子のそれぞれ他
方の電極を、前記振動子の制動容量の補償信号を出力す
る駆動装置の補償信号出力端子に結合し、前記二つの帰
還増幅器のそれぞれの信号用入力端子は、前記振動子の
駆動信号を出力する前記駆動装置の信号出力端子に結合
し、さらに前記一対の圧電素子のそれぞれ他方の電極側
の信号と前記補償信号との合成信号を前記駆動装置に帰
還して、前記振動子をその機械的直列共振周波数で自励
振動させるよう構成し、前記検出手段は、前記二つの帰
還増幅器の出力差を検出するよう構成したことを特徴と
するものである。
【0022】
【作用】この発明において、検出手段で検出される実質
一対の圧電素子の通過電流の差を、サンプルホールド手
段により振動子の変位速度が零となるタイミングでサン
プリングしてホールドすると、この実質一対の圧電素子
の通過電流の差は、角速度の検出信号が極大、極小とな
るタイミングでサンプルホールドされることになる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して説明する。図1は、この発明の一実施例を示すも
のである。この実施例は、図4に示す振動ジャイロにお
ける角速度を検出するものである。すなわち、この実施
例では、駆動装置6の信号出力端子9を、それぞれ帰還
抵抗RfL ,RfR を有する帰還増幅器10L,10R
の信号用入力端子11L,11Rに接続し、これら帰還
増幅器10L,10Rの帰還用入力端子12L,12R
を、振動子4を構成する圧電素子2,3の一方の電極に
接続する。圧電素子2,3の他方の電極は、コンデンサ
C を経て、振動子4の制動容量の補償信号を出力する
駆動装置6の補償信号出力端子13に接続し、これによ
り圧電素子2,3の他方の電極側の信号と補償信号とを
合成する。この合成信号は、和動増幅器17で電圧変換
して増幅し、この和動増幅器17の出力端子18を駆動
装置6の入力端子14に接続して、振動子4を自励振動
させるようにする。また、帰還増幅器10L,10Rの
出力は、差動増幅器20に供給する。
【0024】差動増幅器20の出力は、サンプルホール
ド回路21の信号入力端子22に供給する。このサンプ
ルホールド回路21のパルス入力端子23には、図2に
白抜き矢印で示すタイミングのサンプリングパルスを供
給し、このサンプリングパルスにより、すなわちベクト
ルで表される変位速度X(t)が零となるタイミング
で、差動増幅器20の出力をサンプルホールドして出力
端子24に供給し、このサンプルホールド回路21の出
力信号に基づいて、振動子4に作用する角速度を検出す
る。
【0025】このように、ベクトルで表される変位速度
X(t)が零となるタイミングで、差動増幅器20の出
力をサンプルホールドすれば、図2から明らかなよう
に、角速度の検出信号Vout (t)が、極大値、極小値
を示すので、最も効率良く角速度を検出することができ
る。
【0026】また、圧電素子2,3の等価抵抗に差が生
じて、差動増幅器20の出力に駆動装置6の駆動信号v
(t)と同相または逆相のもれ信号が入力しても、差動
増幅器20の出力は、駆動信号v(t)が零となるタイ
ミングでサンプルホールドされるので、図3に示すよう
に、等価抵抗差にかかわらず、直流レベルの変動をきわ
めて低く抑えることができる。
【0027】なお、この発明は、上述した実施例にのみ
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、上述した実施例においては、帰還増幅
器10L,10Rとして演算増幅器を用いたが、その他
の帰還増幅器を用いることもできる。
【0028】また、和動増幅器17の出力を反転増幅器
で反転増幅して、駆動信号と同相とし、この反転増幅器
の出力をそれぞれ可変抵抗を経て帰還増幅器10L,1
0Rの帰還用入力端子12L,12Rに供給して、圧電
素子2,3の等価抵抗を流れる電流値に対応する電流を
帰還用入力端子12L,12Rに流入させるよう構成す
ることもできる。このように構成すれば、帰還増幅器1
0L,10Rの帰還抵抗RfL ,RfR には、実数成分
の電流が流れず、コリオリの力に対応した電流、すなわ
ち虚数成分の電流のみが流れることになるので、帰還増
幅器10L,10Rにおいて、ヌル電圧の発生を有効に
低減できると共に、入力角速度に対応した位相成分を有
効に増幅でき、したがって角速度をより高精度で検出す
ることができる。
【0029】さらに、かかる変形例において、帰還増幅
器10L,10Rの帰還用入力端子12L,12R側に
供給する駆動信号と同相の信号に、圧電素子2,3の等
価抵抗の温度依存性に対応する変化をもたせるよう構成
することもできる。この場合には、和動増幅器17の出
力と駆動装置6からの補償信号とを和動増幅器に供給し
て合成し、その出力を同様に、可変抵抗により圧電素子
2,3の等価抵抗の微妙な差異を調整して帰還増幅器1
0L,10Rの帰還用入力端子12L,12Rに供給す
ればよい。
【0030】このようにすれば、和動増幅器17の出力
と駆動装置6からの補償信号とを合成する和動増幅器か
ら帰還増幅器10L,10Rの帰還用入力端子12L,
12Rに流入する電流は、圧電素子2,3の等価抵抗を
流れる電流に対応し、かつその温度依存性に対応して変
化することになる。したがって、周囲温度が変化して
も、帰還増幅器10L,10Rの帰還抵抗RfL ,Rf
R には、常に実数成分の電流が流れず、コリオリの力に
対応した電流、すなわち虚数成分の電流のみが流れるこ
とになるので、ヌル電圧の発生およびその変動を有効に
低減することができると共に、入力角速度に対応した位
相成分をより有効に増幅でき、角速度をより高精度で検
出することができる。
【0031】また、上記の和動増幅器17の出力と補償
信号とを合成する和動増幅器に代えて差動増幅器を設
け、この差動増幅器に、和動増幅器17の出力と駆動装
置6からの駆動信号とを供給して、それらの差動出力
を、可変抵抗を経て帰還増幅器10L,10Rの帰還用
入力端子12L,12Rに供給し、これにより帰還用入
力端子12L,12Rに圧電素子2,3の等価抵抗を流
れる電流値に対応し、かつその温度依存性に対応して変
化する電流を流入させるようにすることもできる。この
ように構成すれば、上記の場合と同様に、角速度をより
高精度で検出することができる。
【0032】さらに、この発明は、上記の特開平5−1
13336号公報に開示されているように、振動体の側
面に貼着した二つの圧電素子を増幅器の正帰還ループに
挿入して、振動子を自励振動させると共に、これら二つ
の圧電素子の帰還電流値に基づいて角速度を検出する場
合にも、有効に適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、実質
一対の圧電素子を有する振動子の共振状態下で、実質一
対の圧電素子の通過電流の差を、振動子の変位速度が零
となるタイミングでサンプルホールして角速度を検出す
るようにしたので、最も効率良く角速度を検出すること
ができると共に、実質一対の圧電素子の等価抵抗に差が
生じても、直流レベル変動、したがってオフセットの発
生をきわめて低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】その動作を説明するための信号波形図である。
【図3】図1に示す構成において、二つの圧電素子の等
価抵抗差による電圧オフットの発生を示す図である。
【図4】この発明を適用し得る振動ジャイロの一例の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す駆動装置の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】この発明に使用可能な振動子の6つの例を示す
図である。
【図7】この発明に使用可能なサンプルホールド回路の
一例の回路構成図である。
【図8】従来の問題点の一つを説明するための二つの圧
電素子の等価抵抗差による電圧オフットの発生を示す図
である。
【符号の説明】
1 振動体 2,3 圧電素子 4 振動子 6 駆動装置 10L,10R 帰還増幅器 17 和動増幅器 20 差動増幅器 21 サンプルホールド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振点を有する振動体の側面に実質一対
    の圧電素子を有する振動子の共振状態下で、前記実質一
    対の圧電素子の通過電流の差を検出する検出手段と、こ
    の検出手段の出力を前記振動子の変位速度が零となるタ
    イミングでサンプリングしてホールドするサンプルホー
    ルド手段とを有し、このサンプルホールド手段の出力に
    基づいて角速度を検出するよう構成したことを特徴とす
    る振動ジャイロにおける角速度検出回路。
JP6050103A 1994-03-22 1994-03-22 振動ジャイロにおける角速度検出回路 Pending JPH07260493A (ja)

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