JPH11142160A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH11142160A
JPH11142160A JP9318916A JP31891697A JPH11142160A JP H11142160 A JPH11142160 A JP H11142160A JP 9318916 A JP9318916 A JP 9318916A JP 31891697 A JP31891697 A JP 31891697A JP H11142160 A JPH11142160 A JP H11142160A
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JP
Japan
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circuit
resistor
vibrating gyroscope
operational amplifier
amplifier
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JP9318916A
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Kazuhiro Ebara
原 和 博 江
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 温度による出力信号の変化の小さい振動ジャ
イロを安価に提供する。 【解決手段】 振動ジャイロは、集積回路を含む。集積
回路内には、差動回路24が形成される。差動回路24
は、演算増幅器36を含む。演算増幅器36の入力端に
は、入力抵抗としての第1の拡散抵抗32,33が接続
される。また、演算増幅器36の反転入力端と出力端と
の間には、帰還抵抗としての第2の拡散抵抗34が接続
される。さらに、演算増幅通話36の非反転入力端は、
第2の拡散抵抗35を介して接地される。第1の拡散抵
抗32,33の温度特性は、約1500〜2500pp
m/℃であり、第2の拡散抵抗34,35の温度特性
は、約4000〜5000ppm/℃である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、カメラの手振れ補正、回転角速度を
検出することにより移動体の位置を検出して適切な誘導
を行うナビゲーションシステム、あるいは移動体の姿勢
制御に利用される回転角速度検出のための振動ジャイロ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来の振動ジャイロの一例を
示すブロック図であり、図22は、従来の振動ジャイロ
の他の例を示すブロック図である。これらの振動ジャイ
ロ1は、正三角柱状の振動体2を含む。振動体2の側面
には、それぞれ圧電素子3a,3b,3cが形成され
る。振動体2と圧電素子3a,3b,3cとで振動子が
形成される。圧電素子3a,3bは、振動体2を屈曲振
動させるための駆動用として用いられ、また回転角速度
に応じた信号を検出するための検出用としても用いられ
る。そして、圧電素子3cは、帰還用として用いられ
る。圧電素子3a,3bと圧電素子3cとの間には、発
振回路4が接続される。また、圧電素子3a,3bは、
差動回路5の入力端に接続される。差動回路5の出力端
は同期検波回路6に接続され、さらに同期検波回路6は
平滑回路7に接続される。そして平滑回路7の出力端
は、直流増幅回路8に接続される。
【0003】振動ジャイロ1は、発振回路4からの駆動
信号によって振動体2が圧電素子3cの形成面に直交す
る方向に屈曲振動する。この状態で、振動体2の軸を中
心として回転すると、コリオリ力により振動体2の振動
方向が変わる。それにより、検出用の圧電素子3a,3
b間に出力信号の差が生じ、この出力信号の差が差動回
路5から出力される。そして、差動回路5の出力を検波
して平滑し、さらに増幅することによって振動ジャイロ
1に加わった回転角速度に対応した信号を検出すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、振動ジャイ
ロ1は、雰囲気温度の変化によって検出用の圧電素子3
a,3bからの出力信号が変動し検出感度が変化してし
まうため、検出感度の温度特性を補正する必要がある。
そこで、従来、たとえばサーミスタや正リニア温度特性
抵抗などの温度特性補正用部品9とチップ抵抗Rとを図
21や図22に示すように直流増幅回路8を構成する演
算増幅器の入力抵抗または帰還抵抗として接続して、温
度変化に対する直流増幅回路8のゲインを調整してい
た。つまり、圧電素子3a,3bからの出力信号の変化
と逆の変化をするように直流増幅回路8のゲインを調整
し、最終的な出力信号の温度変化が小さくなるように調
整していた。しかしながら、この場合、温度特性補正用
部品9が高価なため製品のコストの低減化を図ることが
困難になるという問題があった。
【0005】それゆえに、本発明の主たる目的は、温度
による出力信号の変化の小さい振動ジャイロを安価に提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる振動ジャ
イロは、振動子の検出回路を構成する集積回路と、集積
回路内に形成される演算増幅器と、集積回路内に形成さ
れ、演算増幅器の入力端に接続される入力抵抗と、集積
回路内に形成され、演算増幅器の出力端と入力端との間
に接続される帰還抵抗とを含む振動ジャイロであって、
入力抵抗と帰還抵抗とは、互いに温度特性の異なる拡散
抵抗で形成された、振動ジャイロである。演算増幅器の
入力抵抗と帰還抵抗は、回路ゲインを決定する抵抗であ
る。そのため、入力抵抗と帰還抵抗とを互いに異なる温
度特性を有する拡散抵抗でそれぞれ形成することによ
り、検出系の回路ゲインの温度特性を安価に調整するこ
とができる。この検出系の回路ゲインの温度特性によ
り、振動子の検出感度の温度特性を相殺して補正するこ
とができ、振動ジャイロの最終的な出力信号の温度によ
る変化を小さくすることができる。しかも、拡散抵抗を
用いることにより、集積回路に外付けする部品の点数を
減らすことができる。
【0007】また、本発明にかかる振動ジャイロにおい
て、入力抵抗または帰還抵抗は、互いに温度特性の異な
る拡散抵抗が複数個直列または並列に接続された合成抵
抗で形成されてもよい。温度特性の異なる拡散抵抗を直
列または並列に接続して、演算増幅器の入力抵抗または
帰還抵抗として用いることにより、検出系の回路ゲイン
の温度特性を所望の状態に調整することができる。
【0008】さらに、本発明にかかる振動ジャイロにお
いて、入力抵抗と帰還抵抗とが接続された演算増幅器
は、集積回路内に複数個形成され、かつそれらが互いに
直列に接続されてもよい。入力抵抗と帰還抵抗とを上述
のように接続した演算増幅器を複数直列に接続すること
により、回路ゲインの温度による変化をより大きくする
ことができる。そのため、振動子による回転角速度検出
感度の温度による変化が大きい場合であっても最終的な
出力信号の温度による変化を小さくすることができる。
【0009】また、本発明にかかる振動ジャイロにおい
て、拡散抵抗として、温度特性が1500〜2500p
pm/℃の拡散抵抗と、4000〜5000ppm/℃
の拡散抵抗とを用いてもよい。
【0010】本発明の上述の目的,その他の目的,特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる振動ジャ
イロの一例を示すブロック図である。まず、図1を参照
しながらこの振動ジャイロ10の基本的な構成および動
作を説明する。図1に示す振動ジャイロ10は、たとえ
ばエリンバで形成された正三角柱状の振動体12を含
む。振動体12の側面には、それぞれ圧電素子14a,
14b,14cが形成される。圧電素子14a,14b
は、振動体12を屈曲振動させるための駆動用として用
いられ、同時に、回転角速度に応じた信号を検出するた
めの検出用としても用いられる。そして、圧電素子14
cは、帰還用として用いられる。つまり、この振動ジャ
イロ10では、振動体12と圧電素子14a,14b,
14cとで、振動子16が形成されている。なお、振動
体12は、エリンバで形成された金属三角柱に限らず、
金属四角柱、セラミック三角柱、セラミック四角柱、セ
ラミック円柱、セラミックバイモルフなどを用いてもよ
い。
【0012】また、この振動ジャイロ10は、駆動回路
および検出回路が内部に形成された集積回路18を含
む。この集積回路18としては、たとえばバイポーラカ
スタムICなどが用いられる。集積回路18内には、駆
動系を構成するための回路として反転増幅器20および
位相回路22が形成される。反転増幅器20および位相
回路22は、発振回路を構成するものであり、振動子1
6の圧電素子14aおよび14bと圧電素子14cとの
間に接続される。
【0013】さらに、集積回路18内には、検出系を構
成するための回路として差動回路24、同期検波回路2
6、平滑回路28および直流増幅回路30が、直列に接
続されて形成される。差動回路24の出力信号は、反転
増幅器20からの信号に基づいて、同期検波回路26に
よって同期検波される。そして、同期検波回路26の出
力信号は平滑回路28で平滑された後、直流増幅回路3
0で増幅されて出力される。
【0014】図1に示す振動ジャイロ10は、反転増幅
器20および位相回路22で構成される発振回路からの
駆動信号によって振動子16が圧電素子14cの形成面
に直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振動子1
6の軸を中心として回転すると、コリオリ力により振動
子16の振動方向が変わる。それにより、圧電素子14
a,14b間に出力信号の差が生じ、この出力信号の差
が差動回路24から出力される。そして、差動回路24
の出力を検波して平滑し、さらに直流増幅回路30で増
幅することによって振動ジャイロ10に加わった回転角
速度に対応した信号を得ることができる。
【0015】図2は、図1に示す振動ジャイロ10に用
いられる差動回路の一例を示す回路図である。図2に示
す差動回路24は、第1の拡散抵抗32,33と、第2
の拡散抵抗34,35と、演算増幅器36とから構成さ
れる。
【0016】ここで拡散抵抗とは、集積回路18の半導
体基板に不純物をドーピングすることにより形成される
抵抗である。この拡散抵抗の温度特性は、ドーピングさ
れる不純物の量によって変化する。バイポーラカスタム
ICの場合、拡散抵抗は、正の温度特性を持っており、
約1500〜2500ppm/℃の温度特性を有するも
のと、約4000〜5000ppm/℃の温度特性を有
するものが一般的である。そこで、以下に説明する実施
形態においては、第1の拡散抵抗として比較的温度特性
の小さい前者を使用し、第2の拡散抵抗として比較的温
度特性の大きい後者を使用した。以下の説明において引
用する各図面において、第1の拡散抵抗はR(−)と表
示し、第2の拡散抵抗はR(+)と表示する。
【0017】図2に示す差動回路24では、演算増幅器
36の反転入力端および非反転入力端に第1の拡散抵抗
32,33が入力抵抗として接続される。そして、演算
増幅器36は、第1の拡散抵抗32,33を介して振動
子16の圧電素子14a,14bに接続される。また、
演算増幅器36の出力端と反転入力端との間には、第2
の拡散抵抗34が帰還抵抗として接続される。さらに、
演算増幅器36の非反転入力端は、別の第2の拡散抵抗
35を介して接地される。そして、演算増幅器36の出
力端は、同期検波回路26の入力端に接続される。
【0018】図2に示した差動回路24を用いた振動ジ
ャイロ10では、検出系の回路ゲインが図3に示すよう
な温度特性を有する。すなわち、この振動ジャイロ10
の回路ゲインの温度特性は、図3に黒丸でプロットした
直線で示すように、たとえば25℃のときの回路ゲイン
を基準として、低温側では回路ゲインが下がり、高温側
では回路ゲインが上がる。したがって、この振動ジャイ
ロ10では、振動子16の回転角速度検出感度が、図3
に×印でプロットした直線で示すように、25℃のとき
の感度を基準として低温側で上がり高温側で下がる温度
特性を有する場合に、振動子16の感度の温度特性を相
殺して補正することができる。その結果、この振動ジャ
イロ10では、図3に白三角でプロットした直線で示す
ように、最終的な出力信号の温度による変化が小さくな
り、フラットな感度温度特性を得ることができる。した
がって、この振動ジャイロ10によれば、従来のように
回路ゲインの温度特性調整用としてサーミスタなどの高
価な部品を用いる必要がなく、部品点数も削減すること
ができるため、回転角速度の検出感度の温度による変化
の小さい振動ジャイロを安価に得ることができる。
【0019】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第2
の実施形態を説明する。第2の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には図1に示した第1の実施形態
と同様の構成を有するが差動回路が相違する。図4は、
第2の実施形態に用いられる差動回路の一例を示す回路
図である。図4に示す差動回路40は、図2に示す差動
回路24と比べて、演算増幅器36に対する第1の拡散
抵抗32,33および第2の拡散抵抗34,35の接続
のされ方が異なる。すなわち、この差動回路40では、
演算増幅器36の反転入力端および非反転入力端にそれ
ぞれ第2の拡散抵抗34,35が入力抵抗として接続さ
れる。そして、演算増幅器36は、第2の拡散抵抗3
4,35を介して振動子16の圧電素子14a,14b
に接続される。また、演算増幅器36の出力端と反転入
力端との間には、第1の拡散抵抗32が帰還抵抗として
接続される。さらに、演算増幅器36の非反転入力端
は、別の第1の拡散抵抗33を介して接地される。そし
て、演算増幅器36の出力端は、同期検波回路26の入
力端に接続される。
【0020】図4に示した差動回路40を用いた振動ジ
ャイロ10では、検出系の回路ゲインが図5に示すよう
な温度特性を有する。すなわち、図4に示した差動回路
40を用いた振動ジャイロ10の回路ゲインの温度特性
は、図5に黒丸でプロットした直線で示すように、たと
えば25℃のときの回路ゲインを基準として、低温側で
は回路ゲインが上がり、高温側では回路ゲインが下が
る。したがって、この振動ジャイロ10では、振動子1
6の回転角速度検出感度が、図5に×印でプロットした
直線で示すように、25℃のときの感度を基準として低
温側で下がり高温側で上がる温度特性を有する場合に、
振動子16の温度特性を相殺して補正することができ
る。その結果、この振動ジャイロ10では、図5に白三
角でプロットした直線で示すように、最終的な出力信号
の温度による変化が小さくなり、フラットな感度温度特
性を得ることができる。したがって、図4に示した差動
回路40を用いた場合にも、従来のように回路ゲインの
温度特性調整用としてサーミスタなどの高価な部品を用
いる必要がなく、部品点数も削減することができるた
め、回転角速度の検出感度の温度による変化の小さい振
動ジャイロを安価に得ることができる。
【0021】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第3
の実施形態を説明する。第3の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には、図1に示したものと同様の
構成を有するが、差動回路および直流増幅回路が相違す
る。すなわち、第3の実施形態の振動ジャイロ10で
は、差動回路を構成する演算増幅器36の入力抵抗およ
び帰還抵抗として、全て同一の温度特性を有する拡散抵
抗が用いられる。一方、直流増幅回路として、図1に示
した直流増幅回路30の代わりに図6に示す直流増幅回
路50が用いられる。図1に示した直流増幅回路30
は、演算増幅器38を含み、その入力抵抗および帰還抵
抗として互いに同じ温度特性の拡散抵抗が用いられてい
るものであるが、図6に示す直流増幅回路50では、演
算増幅器38の入力抵抗として第1の拡散抵抗52が用
いられ、帰還抵抗として第2の拡散抵抗54が用いられ
る。そして、直流増幅回路50を構成する演算増幅器3
8の入力端は、第1の拡散抵抗52を介して平滑回路2
8の出力端に接続され、演算増幅器38の出力端から振
動ジャイロ10の出力が取り出される。図6に示す直流
増幅回路50を用いた振動ジャイロ10では、直流増幅
回路50を構成する入力抵抗と帰還抵抗として、互いに
温度特性の異なる拡散抵抗を用いることにより、検出系
の回路ゲインの温度特性を調整し、振動子16の感度温
度特性を相殺して補正することができる。したがって、
第3の実施形態にかかる振動ジャイロ10によっても、
上述した第1の実施形態にかかる振動ジャイロ10と同
様の効果を得ることができる。
【0022】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第4
の実施形態を説明する。第4の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には第3の実施形態として説明し
たものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違す
る。すなわち、第4の実施形態の振動ジャイロ10で
は、図6に示した直流増幅回路50の代わりに図7に示
す直流増幅回路60が用いられる。図7に示す直流増幅
回路60では、演算増幅器38の入力抵抗として第2の
拡散抵抗54が用いられ、帰還抵抗として第1の拡散抵
抗52が用いられる。図7に示す直流増幅回路60を用
いた振動ジャイロ10では、直流増幅回路60の入力抵
抗と帰還抵抗として、互いに温度特性の異なる拡散抵抗
を用いることにより検出系の回路ゲインの温度特性を調
整することができ、振動子16の感度温度特性を相殺し
て補正することができる。したがって、第4の実施形態
にかかる振動ジャイロ10によっても、上述した第2の
実施形態にかかる振動ジャイロ10と同様の効果を得る
ことができる。
【0023】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第5
の実施形態を説明する。第5の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には、図1に示したものと同様の
構成を有するが差動回路が相違する。図8は、第5の実
施形態に用いられる差動回路の一例を示す回路図であ
る。図8に示す差動回路70は、演算増幅器36の反転
入力端および非反転入力端にそれぞれ第1の拡散抵抗3
2,33が入力抵抗として接続される。そして、演算増
幅器36は、第1の拡散抵抗32,33を介して振動子
16の圧電素子14a,14bに接続される。また、演
算増幅器36の出力端と反転入力端との間には、第1の
拡散抵抗42と第2の拡散抵抗32とが直列に接続され
て帰還抵抗が形成される。さらに、演算増幅器36の非
反転入力端は、直列に接続された第1の拡散抵抗44お
よび第2の拡散抵抗35を介して接地される。そして、
演算増幅器36の出力端は、同期検波回路26の入力端
に接続される。この場合には、第1の拡散抵抗と第2の
拡散抵抗とを直列に接続した合成抵抗を帰還抵抗として
用いるので、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗の中間の
温度特性を得ることができる。したがって、図8に示し
た差動回路70を用いた振動ジャイロ10でも、上述し
た第1の実施形態にかかる振動ジャイロ10と同様の効
果を得ることができるとともに、単独の拡散抵抗を帰還
抵抗として用いた場合には相殺できない振動子16の温
度特性を相殺して補正することができ、より所望する振
動ジャイロの感度温度特性を得ることができる。
【0024】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第6
の実施形態を説明する。第6の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には第1の実施形態として説明し
たものと同様の構成を有するが差動回路が相違する。図
9は、第6の実施形態に用いられる差動回路の一例を示
す回路図である。図9に示す差動回路80は、演算増幅
器36の反転入力端に第1の拡散抵抗32と第2の拡散
抵抗34とが直列に接続され、非反転入力端に第1の拡
散抵抗33と第2の拡散抵抗35とが直列に接続され
る。そして、演算増幅器36は、第1の拡散抵抗32,
33および第2の拡散抵抗34,35を介して振動子1
6の圧電素子14a,14bに接続される。また、演算
増幅器36の出力端と反転入力端との間には、第1の拡
散抵抗42が帰還抵抗として接続される。さらに、演算
増幅器36の非反転入力端は、第1の拡散抵抗44を介
して接地される。そして、演算増幅器36の出力端は、
同期検波回路26の入力端に接続される。この場合に
は、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に接続し
た合成抵抗を入力抵抗として用いるので、第1の拡散抵
抗と第2の拡散抵抗の中間の温度特性を得ることができ
る。したがって、図9に示した差動回路80を用いた振
動ジャイロ10でも、上述した第2の実施形態にかかる
振動ジャイロ10と同様の効果を得ることができるとと
もに、単独の拡散抵抗を入力抵抗として用いた場合には
相殺できない振動子16の温度特性を相殺して補正する
ことができ、より所望する振動ジャイロの感度温度特性
を得ることができる。
【0025】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第7
の実施形態を説明する。第7の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には第1の実施形態として説明し
たものと同様の構成を有するが差動回路が相違する。図
10は、第7の実施形態に用いられる差動回路の一例を
示す回路図である。図10に示す差動回路90は、演算
増幅器36の反転入力端に第2の拡散抵抗46が接続さ
れ、非反転入力端に第2の拡散抵抗48が接続される。
そして、演算増幅器36は、第2の拡散抵抗46,48
を介して振動子16の圧電素子14a,14bに接続さ
れる。また、演算増幅器36の出力端と反転入力端との
間には、第1の拡散抵抗42と第2の拡散抵抗34とを
直列に接続した合成抵抗が帰還抵抗として接続される。
さらに、演算増幅器36の非反転入力端は、第1の拡散
抵抗44と第2の拡散抵抗35とを直列に接続した合成
抵抗を介して接地される。そして、演算増幅器36の出
力端は、同期検波回路26の入力端に接続される。この
場合には、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に
接続した合成抵抗を帰還抵抗として用いるので、第1の
拡散抵抗と第2の拡散抵抗の中間の温度特性を得ること
ができる。したがって、図10に示した差動回路90を
用いた振動ジャイロ10でも、上述した第2の実施形態
にかかる振動ジャイロ10と同様の効果を得ることがで
きるとともに、単独の拡散抵抗を帰還抵抗として用いた
場合には相殺できない振動子16の温度特性を相殺して
補正することができ、より所望する振動ジャイロの感度
温度特性を得ることができる。
【0026】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第8
の実施形態を説明する。第8の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には第1の実施形態として説明し
たものと同様の構成を有するが差動回路が相違する。図
11は、第8の実施形態に用いられる差動回路の一例を
示す回路図である。図11に示す差動回路100は、演
算増幅器36の反転入力端に第1の拡散抵抗32と第2
の拡散抵抗34とが直列に接続され、非反転入力端に第
1の拡散抵抗33と第2の拡散抵抗35とが直列に接続
される。そして、演算増幅器36は、第1の拡散抵抗3
2,33および第2の拡散抵抗34,35を介して振動
子16の圧電素子14a,14bに接続される。また、
演算増幅器36の出力端と反転入力端との間には、第2
の拡散抵抗46が帰還抵抗として接続される。さらに、
演算増幅器36の非反転入力端は、第2の拡散抵抗48
を介して接地される。そして、演算増幅器36の出力端
は、同期検波回路26の入力端に接続される。この場合
には、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に接続
した合成抵抗を入力抵抗として用いるので、第1の拡散
抵抗と第2の拡散抵抗の中間の温度特性を得ることがで
きる。したがって、図11に示した差動回路100を用
いた振動ジャイロ10でも、上述した第1の実施形態に
かかる振動ジャイロ10と同様の効果を得ることができ
るとともに、単独の拡散抵抗を入力抵抗として用いた場
合には相殺できない振動子16の温度特性を相殺して補
正することができ、より所望する振動ジャイロの感度温
度特性を得ることができる。
【0027】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第9
の実施形態を説明する。第9の実施形態にかかる振動ジ
ャイロ10は、基本的には第3の実施形態として説明し
たものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違す
る。すなわち、第9の実施形態の振動ジャイロ10で
は、直流増幅回路として、図1に示した直流増幅回路3
0の代わりに図12に示す直流増幅回路110が用いら
れる。図12に示す直流増幅回路110では、演算増幅
器38の入力抵抗として第1の拡散抵抗52が用いら
れ、帰還抵抗として第1の拡散抵抗56と第2の拡散抵
抗54とを直列に接続した合成抵抗が用いられる。そし
て、直流増幅回路110を構成する演算増幅器38の入
力端は、第1の拡散抵抗52を介して平滑回路28の出
力端に接続され、演算増幅器38の出力端から振動ジャ
イロ10の出力が取り出される。この場合には、第1の
拡散抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に接続した合成抵抗
を帰還抵抗として用いるので、第1の拡散抵抗と第2の
拡散抵抗の中間の温度特性を得ることができる。したが
って、図12に示した直流増幅回路110を用いた振動
ジャイロ10でも、上述した第3の実施形態にかかる振
動ジャイロ10と同様の効果を得ることができるととも
に、単独の拡散抵抗を帰還抵抗として用いた場合には相
殺できない振動子16の温度特性を相殺して補正するこ
とができ、より所望する振動ジャイロの感度温度特性を
得ることができる。
【0028】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第1
0の実施形態を説明する。第10の実施形態にかかる振
動ジャイロ10は、基本的には第4の実施形態として説
明したものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違
する。すなわち、第10の実施形態の振動ジャイロ10
では、図1に示した直流増幅回路30の代わりに図13
に示す直流増幅回路120が用いられる。図13に示す
直流増幅回路120では、演算増幅器38の入力抵抗と
して第2の拡散抵抗54が用いられ、帰還抵抗として第
1の拡散抵抗56と第2の拡散抵抗54とを直列に接続
した合成抵抗が用いられる。そして、直流増幅回路12
0を構成する演算増幅器38の入力端は、第2の拡散抵
抗54を介して平滑回路28の出力端に接続され、演算
増幅器38の出力端から振動ジャイロ10の出力が取り
出される。この場合には、第1の拡散抵抗と第2の拡散
抵抗とを直列に接続した合成抵抗を帰還抵抗として用い
るので、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗の中間の温度
特性を得ることができる。したがって、図13に示した
直流増幅回路120を用いた振動ジャイロ10でも、上
述した第4の実施形態にかかる振動ジャイロ10と同様
の効果を得ることができるとともに、単独の拡散抵抗を
帰還抵抗として用いた場合には相殺できない振動子16
の温度特性を相殺して補正することができ、より所望す
る振動ジャイロの感度温度特性を得ることができる。
【0029】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第1
1の実施形態を説明する。第11の実施形態にかかる振
動ジャイロ10は、基本的には第4の実施形態として説
明したものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違
する。すなわち、第11の実施形態の振動ジャイロ10
では、図1に示した直流増幅回路30の代わりに図14
に示す直流増幅回路130が用いられる。図14に示す
直流増幅回路130では、演算増幅器38の入力抵抗と
して第1の拡散抵抗52と第2の拡散抵抗58とが直列
に接続されて用いられ、帰還抵抗として第1の拡散抵抗
56が用いられる。そして、直流増幅回路130を構成
する演算増幅器38の入力端は、第1の拡散抵抗52お
よび第2の拡散抵抗58を介して平滑回路28の出力端
に接続され、演算増幅器38の出力端から振動ジャイロ
10の出力が取り出される。この場合には、第1の拡散
抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に接続した合成抵抗を入
力抵抗として用いるので、第1の拡散抵抗と第2の拡散
抵抗の中間の温度特性を得ることができる。したがっ
て、図14に示した直流増幅回路130を用いた振動ジ
ャイロ10でも、上述した第4の実施形態にかかる振動
ジャイロ10と同様の効果を得ることができるととも
に、単独の拡散抵抗を入力抵抗として用いた場合には相
殺できない振動子16の温度特性を相殺して補正するこ
とができ、より所望する振動ジャイロの感度温度特性を
得ることができる。
【0030】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第1
2の実施形態を説明する。第12の実施形態にかかる振
動ジャイロ10は、基本的には第3の実施形態として説
明したものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違
する。すなわち、第12の実施形態の振動ジャイロ10
では、図1に示した直流増幅回路30の代わりに図15
に示す直流増幅回路140が用いられる。図15に示す
直流増幅回路140では、演算増幅器38の入力抵抗と
して第1の拡散抵抗52と第2の拡散抵抗58とが直列
に接続されて用いられ、帰還抵抗として第2の拡散抵抗
54が用いられる。そして、直流増幅回路140を構成
する演算増幅器38の入力端は、第1の拡散抵抗52お
よび第2の拡散抵抗58を介して平滑回路28の出力端
に接続され、演算増幅器38の出力端から振動ジャイロ
10の出力が取り出される。この場合には、第1の拡散
抵抗と第2の拡散抵抗とを直列に接続した合成抵抗を入
力抵抗として用いるので、第1の拡散抵抗と第2の拡散
抵抗の中間の温度特性を得ることができる。したがっ
て、図15に示した直流増幅回路140を用いた振動ジ
ャイロ10でも、上述した第3の実施形態にかかる振動
ジャイロ10と同様の効果を得ることができるととも
に、単独の拡散抵抗を入力抵抗として用いた場合には相
殺できない振動子16の温度特性を相殺して補正するこ
とができ、より所望する振動ジャイロの感度温度特性を
得ることができる。
【0031】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第1
3の実施形態を説明する。第13の実施形態にかかる振
動ジャイロ10は、基本的には第3の実施形態として説
明したものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違
する。すなわち、第13の実施形態の振動ジャイロ10
では、図1に示した直流増幅回路30の代わりに図16
に示す直流増幅回路150が用いられる。図16に示す
直流増幅回路150は、図6に示した直流増幅回路50
を2段直列に接続してなるものである。この場合には、
図17に示すように、1段の直流増幅回路50では補正
しきれない振動子16の感度温度特性を相殺して補正す
ることができる。
【0032】次に、本発明にかかる振動ジャイロの第1
4の実施形態を説明する。第14の実施形態にかかる振
動ジャイロ10は、基本的には第4の実施形態として説
明したものと同様の構成を有するが直流増幅回路が相違
する。すなわち、第14の実施形態の振動ジャイロ10
では、図1に示した直流増幅回路30の代わりに図18
に示す直流増幅回路160が用いられる。図18に示す
直流増幅回路160は、図7に示した直流増幅回路60
を2段直列に接続してなるものである。この場合には、
図19に示すように、1段の直流増幅回路60では補正
しきれない振動子16の感度温度特性を相殺して補正す
ることができる。
【0033】図20は、本発明にかかる振動ジャイロの
他の例を示すブロック図である。なお、図20に示す振
動ジャイロ170において、図1に示した振動ジャイロ
10と同一の構成箇所については同一符号を付してその
説明を省略する。図20に示す振動ジャイロ170は、
図1に示した振動ジャイロ10と比べて振動子16とそ
の電気的接続状況が異なる。すなわち、振動体12の側
面にそれぞれ圧電素子14a,14b,14cが形成さ
れ、圧電素子14a,14bは、回転角速度に応じた信
号を検出するための検出用として用いられ、同時に帰還
用としても用いられる。一方、圧電素子14cは、駆動
用として用いられる。圧電素子14aおよび14bと圧
電素子14cとの間には、加算回路21および位相回路
22が接続されて発振回路が構成される。このいわゆる
1駆動2検出型の振動ジャイロ170においても、第1
ないし第14の実施形態を適用することにより、上述し
た各実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0034】なお、第5ないし第12の実施形態におい
ては、第1の拡散抵抗と第2の拡散抵抗とを2つ直列に
接続したものについて説明したが、所望の感度ゲインの
温度特性を得るためにさらに多数の拡散抵抗を直列に接
続してもよく、また、並列に接続してもよい。また、第
13および第14の実施形態においては、第3の実施形
態および第4の実施形態の直流増幅回路を複数段接続し
て使用する場合について説明したが、これに限らず、上
述した他の実施形態にかかる振動ジャイロを複数段接続
して使用してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる振動ジャ
イロによれば、従来のように回路ゲインの温度特性調整
用としてサーミスタなどの高価な部品を用いる必要がな
く、部品点数も削減することができるため、回転角速度
の検出感度の温度による変化の小さい振動ジャイロを安
価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる振動ジャイロの一例を示すブロ
ック図である。
【図2】第1の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる差動回路の一例を示す回路図である。
【図3】図2に示す差動回路を用いた振動ジャイロの検
出系の回路ゲインの温度特性と、振動子の感度の温度特
性と、振動ジャイロの感度の温度特性との関係を示すグ
ラフである。
【図4】第2の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる差動回路の一例を示す回路図である。
【図5】図4に示す差動回路を用いた振動ジャイロの検
出系の回路ゲインの温度特性と、振動子の感度の温度特
性と、振動ジャイロの感度の温度特性との関係を示すグ
ラフである。
【図6】第3の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図7】第4の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図8】第5の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる差動回路の一例を示す回路図である。
【図9】第6の実施形態にかかる振動ジャイロに用いら
れる差動回路の一例を示す回路図である。
【図10】第7の実施形態にかかる振動ジャイロに用い
られる差動回路の一例を示す回路図である。
【図11】第8の実施形態にかかる振動ジャイロに用い
られる差動回路の一例を示す回路図である。
【図12】第9の実施形態にかかる振動ジャイロに用い
られる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図13】第10の実施形態にかかる振動ジャイロに用
いられる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図14】第11の実施形態にかかる振動ジャイロに用
いられる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図15】第12の実施形態にかかる振動ジャイロに用
いられる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図16】第13の実施形態にかかる振動ジャイロに用
いられる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図17】図16に示す直流増幅回路を用いた振動ジャ
イロの検出系の回路ゲインの温度特性と、図6に示す直
流増幅回路を用いた振動ジャイロの検出系の回路ゲイン
の温度特性と、振動子の感度の温度特性と、振動ジャイ
ロの感度の温度特性との関係を示すグラフである。
【図18】第14の実施形態にかかる振動ジャイロに用
いられる直流増幅回路の一例を示す回路図である。
【図19】図18に示す直流増幅回路を用いた振動ジャ
イロの検出系の回路ゲインの温度特性と、図7に示す直
流増幅回路を用いた振動ジャイロの検出系の回路ゲイン
の温度特性と、振動子の感度の温度特性と、振動ジャイ
ロの感度の温度特性との関係を示すグラフである。
【図20】本発明にかかる振動ジャイロの他の例を示す
ブロック図である。
【図21】従来の振動ジャイロの一例を示すブロック図
である。
【図22】従来の振動ジャイロの他の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】 10,170 振動ジャイロ 12 振動体 14a,14b,14c 圧電素子 16 振動子 18 集積回路 20 反転増幅器 22 位相回路 24,40,70,80,90,100 差動回路 26 同期検波回路 28 平滑回路 30,50,60,110,120,130,140,
150,160 直流増幅回路 32,33,42,44,52,56 第1の拡散抵抗 34,35,46,48,54,58 第2の拡散抵抗 36,38 演算増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子の検出回路を構成する集積回路、 前記集積回路内に形成される演算増幅器、 前記集積回路内に形成され、前記演算増幅器の入力端に
    接続される入力抵抗、および前記集積回路内に形成さ
    れ、前記演算増幅器の出力端と入力端との間に接続され
    る帰還抵抗を含む振動ジャイロであって、 前記入力抵抗と前記帰還抵抗とは、互いに温度特性の異
    なる拡散抵抗で形成された、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記入力抵抗または前記帰還抵抗は、互
    いに温度特性の異なる拡散抵抗が複数個直列または並列
    に接続された合成抵抗で形成された、請求項1に記載の
    振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記入力抵抗と前記帰還抵抗とが接続さ
    れた前記演算増幅器は、前記集積回路内に複数個形成さ
    れ、かつそれらが互いに直列に接続された、請求項1ま
    たは請求項2に記載の振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記拡散抵抗として、温度特性が150
    0〜2500ppm/℃の拡散抵抗と、4000〜50
    00ppm/℃の拡散抵抗とを用いた、請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の振動ジャイロ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081530A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Citizen Watch Co Ltd 増幅回路及びそれを用いた物理量センサ
EP1813913A3 (en) * 2006-01-31 2007-09-05 Fujitsu Limited Sensor signal processing system and detector
JP2008082866A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Citizen Holdings Co Ltd 物理量センサ
JP2008261844A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Citizen Holdings Co Ltd 物理量センサ

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