JPH07163602A - 眼内レンズ - Google Patents
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- JPH07163602A JPH07163602A JP6174555A JP17455594A JPH07163602A JP H07163602 A JPH07163602 A JP H07163602A JP 6174555 A JP6174555 A JP 6174555A JP 17455594 A JP17455594 A JP 17455594A JP H07163602 A JPH07163602 A JP H07163602A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 眼内組織に作った小さな切開部を通して眼内
に移植するための眼内レンズであって、光学帯域部に遮
光部を備えることで所望の光透過効果を得る。 [構成] 光学帯域部を80%以下に変形可能とし、変
形後、所定の焦点距離に復元可能な特性を有する眼内レ
ンズであって、この眼内レンズは更に、光学帯域部に変
形可能な周囲支持リング45と、実質的に連続した周囲
フランジとなる着色あるいは遮光した周囲部46とを有
する。
に移植するための眼内レンズであって、光学帯域部に遮
光部を備えることで所望の光透過効果を得る。 [構成] 光学帯域部を80%以下に変形可能とし、変
形後、所定の焦点距離に復元可能な特性を有する眼内レ
ンズであって、この眼内レンズは更に、光学帯域部に変
形可能な周囲支持リング45と、実質的に連続した周囲
フランジとなる着色あるいは遮光した周囲部46とを有
する。
Description
【産業上の利用分野】本発明は眼球組織に作った比較的
小さい切開部を通して移植する眼内レンズに関するもの
である。
小さい切開部を通して移植する眼内レンズに関するもの
である。
【従来の技術】一般に白内障で水晶体を摘出した後、水
晶体の代わりに人工の眼内レンズを挿入することが広く
行なわれている。人の水晶体は、一般に、約5ミリメー
トルの厚みと約9ミリメートルの直径を有する透明な構
造体と考えられており、内部の粘弾性物質とそれを包む
袋(嚢)により構成されている。そして、この水晶体は
眼内の毛様体に連結している小帯繊維によって虹彩の後
につり下げられている。また、この嚢の前部は前嚢、後
部は後嚢と、普通、呼ばれている。眼から水晶体を摘出
し、代わりに眼内レンズを移植する白内障摘出処置方法
は種々開発されている。摘出処置は、一般に、嚢内法
(水晶体を嚢と一緒に摘出する)と嚢外法(前嚢及び内
部の粘弾性物質を一緒に摘出し、後嚢はそのまま残す)
とに分類される。1949年頃にRidleyが初めて
眼内レンズを移植して以来、水晶体摘出、眼内レンズ移
植に伴う問題について多くの眼科系外科医が関心を示し
てきた。種々の眼内レンズが提案され、患者の不快感を
減らし、術後合併症を防ぐべく適切な外科処置が開発さ
れている。これについては、N.Jaffe等のPse
udophakos’、D.P.Choyce著「Hi
story Intraocular Implant
s」(Annals of Ophthalmolog
y、1973年10月号)、(1976年11月16日
にFlomに許可された)米国特許第3,991,42
6号、および、(1977年11月8日にKelman
に許可された)米国特許第4,092,743号を参照
されたい。これらの刊行物は参考資料として本願で援用
する。本発明に関連して特に重要なのは、米国特許第
4,002,169号および同第3,996,935号
に開示されているように、水晶体を摘出するための切開
部が小さくて良い外科技術を開発するということであ
る。過去多数の熟練した技術者が、光学用途に適したガ
ラスあるいはプラスチックで光学帯域部を作った硬い眼
内レンズの構造を提案している。
晶体の代わりに人工の眼内レンズを挿入することが広く
行なわれている。人の水晶体は、一般に、約5ミリメー
トルの厚みと約9ミリメートルの直径を有する透明な構
造体と考えられており、内部の粘弾性物質とそれを包む
袋(嚢)により構成されている。そして、この水晶体は
眼内の毛様体に連結している小帯繊維によって虹彩の後
につり下げられている。また、この嚢の前部は前嚢、後
部は後嚢と、普通、呼ばれている。眼から水晶体を摘出
し、代わりに眼内レンズを移植する白内障摘出処置方法
は種々開発されている。摘出処置は、一般に、嚢内法
(水晶体を嚢と一緒に摘出する)と嚢外法(前嚢及び内
部の粘弾性物質を一緒に摘出し、後嚢はそのまま残す)
とに分類される。1949年頃にRidleyが初めて
眼内レンズを移植して以来、水晶体摘出、眼内レンズ移
植に伴う問題について多くの眼科系外科医が関心を示し
てきた。種々の眼内レンズが提案され、患者の不快感を
減らし、術後合併症を防ぐべく適切な外科処置が開発さ
れている。これについては、N.Jaffe等のPse
udophakos’、D.P.Choyce著「Hi
story Intraocular Implant
s」(Annals of Ophthalmolog
y、1973年10月号)、(1976年11月16日
にFlomに許可された)米国特許第3,991,42
6号、および、(1977年11月8日にKelman
に許可された)米国特許第4,092,743号を参照
されたい。これらの刊行物は参考資料として本願で援用
する。本発明に関連して特に重要なのは、米国特許第
4,002,169号および同第3,996,935号
に開示されているように、水晶体を摘出するための切開
部が小さくて良い外科技術を開発するということであ
る。過去多数の熟練した技術者が、光学用途に適したガ
ラスあるいはプラスチックで光学帯域部を作った硬い眼
内レンズの構造を提案している。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、普通の
硬い眼内レンズには根本的な欠点がある。その1つは眼
内レンズを移植するときに眼球組織に比較的大きい切開
部を作らなければならず治癒に要する時間がかかるう
え、切開部の縫合に伴う変形が生じやすい、ということ
である。また、硬い構造の眼内レンズの移植に伴う重大
な欠点としては、感染、網膜剥離、眼球組織、特に瞳孔
まわりの眼球組織の破傷の危険が高いということがあ
る。したがって、当業者間では、比較的小さな切開から
挿入できるという臨床的な利点に加えて、定焦点距離を
有する光学帯域部を所有しながら移植した後に所定の形
態を保ち、より安全、便利な外科処置を行なうことがで
き、かつ眼にも不快感なしに適合する眼内レンズ移植装
置がどうしても必要と考えられていた。本発明はこの要
望に応えることを目的とする。
硬い眼内レンズには根本的な欠点がある。その1つは眼
内レンズを移植するときに眼球組織に比較的大きい切開
部を作らなければならず治癒に要する時間がかかるう
え、切開部の縫合に伴う変形が生じやすい、ということ
である。また、硬い構造の眼内レンズの移植に伴う重大
な欠点としては、感染、網膜剥離、眼球組織、特に瞳孔
まわりの眼球組織の破傷の危険が高いということがあ
る。したがって、当業者間では、比較的小さな切開から
挿入できるという臨床的な利点に加えて、定焦点距離を
有する光学帯域部を所有しながら移植した後に所定の形
態を保ち、より安全、便利な外科処置を行なうことがで
き、かつ眼にも不快感なしに適合する眼内レンズ移植装
置がどうしても必要と考えられていた。本発明はこの要
望に応えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】光学帯域部を備え、該光
学帯域部は所望の光透過効果を得るようにした遮光部を
有するものである。
学帯域部は所望の光透過効果を得るようにした遮光部を
有するものである。
【作用】本発明は眼球組織に作った比較的小さい切開部
を通して移植することのできる改良した眼内レンズであ
る。もっと詳しく言えば、本発明の眼内レンズは、光学
帯域部を備え、少なくとも該光学帯域部を変形すること
により変形可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部
は横断面直径に関し80%以下に変形可能であり、且つ
変形後所定の焦点距離に復元可能な特性を備えたことを
特徴とする眼内レンズである。本発明の眼内レンズに関
連する移植の方法は、人の水晶体の交換あるいは眼屈折
力補正のために利用することができる。これらの方法は
次の段階から成る。すなわち、所定の復元可能な特性を
持ち、少なくとも光学帯域部を変形することにより変形
可能な眼内レンズを用意する段階と、この眼内レンズの
光学帯域部をその外部圧力のかかっていない状態の横断
面直径に関し80%以下の直径まで変形させる段階と、
眼球組織に作った比較的小さい切開部を通して眼内レン
ズを挿入する段階と、この挿入段階後に外部圧力解除に
より眼内レンズをその当初の形状、寸法、一定焦点距離
に復元させる段階とで、これによって、より安全便利な
外科処置を行ない、眼に一層うまく適合させることがで
きる。本発明の眼内レンズに関連し、眼内挿入時に眼内
レンズを変形させ、小さな切開部を通して眼内に挿入す
る方法としては、眼内レンズを適当に変形させ、眼球組
織に作った切開部を通して引っ張れるように眼内レンズ
に取付けるようになっているただ1つのマイクロフック
装置を用いる方法や、別の方法としては、二重マイクロ
フック装置が設けてあり、これにより、眼球組織に作っ
た比較的小さい切開部を通して眼内レンズを挿入するに
充分な量、切開部に対して直角な方向に眼内レンズを引
伸ばせるようになっている方法、また別の方法として
は、特に、カニューレを通して眼内レンズを外部圧力に
より圧縮し、それを眼に挿入するようになっている注入
式装置を用いる方法、更に別の方法としては、眼内レン
ズを外部圧力により部分的または完全に包み、それを変
形させて眼内への挿入を容易にする圧縮部材を有するピ
ンセット形式の装置を用いる方法がある。本発明は、所
定の復元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変
形することにより変形可能な眼内レンズであって、この
眼内レンズの独特の光学帯域部は横断面直径に関し80
%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離に
復元可能な特性を備えたことを特徴とするもので、それ
によってより安全、便利性を向上させ、且つ不快感の減
じた外科処置が行なえる。また、本発明は、上述した特
性の眼内レンズに、更に遮光部を加えて所望の光透過効
果を得るようにしたものである。
を通して移植することのできる改良した眼内レンズであ
る。もっと詳しく言えば、本発明の眼内レンズは、光学
帯域部を備え、少なくとも該光学帯域部を変形すること
により変形可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部
は横断面直径に関し80%以下に変形可能であり、且つ
変形後所定の焦点距離に復元可能な特性を備えたことを
特徴とする眼内レンズである。本発明の眼内レンズに関
連する移植の方法は、人の水晶体の交換あるいは眼屈折
力補正のために利用することができる。これらの方法は
次の段階から成る。すなわち、所定の復元可能な特性を
持ち、少なくとも光学帯域部を変形することにより変形
可能な眼内レンズを用意する段階と、この眼内レンズの
光学帯域部をその外部圧力のかかっていない状態の横断
面直径に関し80%以下の直径まで変形させる段階と、
眼球組織に作った比較的小さい切開部を通して眼内レン
ズを挿入する段階と、この挿入段階後に外部圧力解除に
より眼内レンズをその当初の形状、寸法、一定焦点距離
に復元させる段階とで、これによって、より安全便利な
外科処置を行ない、眼に一層うまく適合させることがで
きる。本発明の眼内レンズに関連し、眼内挿入時に眼内
レンズを変形させ、小さな切開部を通して眼内に挿入す
る方法としては、眼内レンズを適当に変形させ、眼球組
織に作った切開部を通して引っ張れるように眼内レンズ
に取付けるようになっているただ1つのマイクロフック
装置を用いる方法や、別の方法としては、二重マイクロ
フック装置が設けてあり、これにより、眼球組織に作っ
た比較的小さい切開部を通して眼内レンズを挿入するに
充分な量、切開部に対して直角な方向に眼内レンズを引
伸ばせるようになっている方法、また別の方法として
は、特に、カニューレを通して眼内レンズを外部圧力に
より圧縮し、それを眼に挿入するようになっている注入
式装置を用いる方法、更に別の方法としては、眼内レン
ズを外部圧力により部分的または完全に包み、それを変
形させて眼内への挿入を容易にする圧縮部材を有するピ
ンセット形式の装置を用いる方法がある。本発明は、所
定の復元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変
形することにより変形可能な眼内レンズであって、この
眼内レンズの独特の光学帯域部は横断面直径に関し80
%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離に
復元可能な特性を備えたことを特徴とするもので、それ
によってより安全、便利性を向上させ、且つ不快感の減
じた外科処置が行なえる。また、本発明は、上述した特
性の眼内レンズに、更に遮光部を加えて所望の光透過効
果を得るようにしたものである。
【実施例】以下、図面に沿って本発明の様々な実施態様
を説明する。図1は眼の概略正面図であり、眼球の主要
構成要素、すなわち、虹彩11、瞳孔12、縁13、強
膜14を示している。なお、小さい切開部15は本発明
に従って眼内レンズを移植するために眼球組織に作った
ものである。図2は図1に示す眼の側断面図であり、眼
球の主要構成要素がもっと詳しく示してある。角膜16
は透明な組織からなり、この組織は縁13のところで強
膜14につながっている。前眼部は虹彩11および瞳孔
12によって2つの室に分けられている。1つは前房1
7で角膜16と虹彩11の間の空間で構成されている。
他は後房18で虹彩11、硝子体19間に構成されてい
る。嚢内法白内障摘出手術として普通に知られている外
科処置では、水晶体を嚢ごと摘出するため水晶体摘出手
術後は後房18との境にはハイロイド(hyloid)
膜20がある。一方嚢外法白内障摘出手術として知られ
ている外科処置では後嚢を残して水晶体を摘出するの
で、水晶体摘出手術後は後房18の境には小帯繊維23
によって毛様体22に取付けられた後嚢21がある。前
嚢の部分はフラップ24として残してもよく、これらの
フラップは後嚢21と共に「水晶体嚢」と呼ばれる部分
を構成する。虹彩11と毛様体22の延長部との間の後
房18の周囲区域は毛様体溝26と呼ばれている。角膜
16と虹彩11の間の前房周囲区域は隅角27と呼ばれ
ている。虹彩の平面に対して後方で、硝子体19に対し
て前方にある強膜区域は毛様体輪28と呼ばれている。
前述の眼球構成要素に沿って言えば、本発明の原理的特
徴は、少なくとも光学帯域部が変形することにより変形
可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部は横断面直
径に関し80%以下に変形可能であり、且つ変形後所定
の焦点距離に復元可能な特性を備えた眼内レンズを提供
することにある。したがって、本発明の眼内レンズは、
同じ寸法のいかなる硬い眼内レンズと異なり、眼球組織
に設けたさらに小さい切開部を通して移植することがで
きる。図3は本発明による眼内レンズ30を示してい
る。図示の形態では、固定用支持部はまったくなく、眼
内レンズは変形可能な光学帯域部31を包含し、この光
学帯域部は所望の復元特性、適切な構造寸法を備え、眼
への挿入を可能とする適切な寸法に眼内レンズを変形さ
せうるような変形可能な材料で作ってある。代表的に
は、眼内レンズ30の光学帯域部31は、ポリウレタン
・エラストマー、シリコーン・エラストマー、ヒドロゲ
ル・ポリマー、コラーゲン化合物、有機または合成ゲル
化合物およびその組合わせのような1種類またはそれ以
上の種類の適当な材料で作ってある。ある実施例では、
眼内レンズの光学帯域部31は前記材料の任意のものか
らなる基礎部材を持つように作ることができ、さらに、
第2または第3の材料で親水性表面層(単数または複
数)形成することができる。さらには、この眼内レンズ
は着色したり、遮光部を設けて所望の光透過効果を得る
ようにしてもよい。図4,図5,図6,図7,図8は別
の実施例で、本発明眼内レンズは、外科的に摘出した水
晶体を交換したり、あるいは水晶体を摘出せずに眼屈折
力を補正したりすることができるようになっている種々
の眼内レンズであり、すなわち図4〜図8は、それぞ
れ、両凸レンズ32、平凸レンズ33、平凹レンズ3
4、両凹レンズ35、凹凸レンズ36の形をしている。
図9には本発明による別の眼内レンズ構造37が示して
あり、この眼内レンズは縫合、取扱い、液体の流通を助
ける孔38を備えている。またこの眼内レンズは適当な
位置に1つまたはそれ以上の孔38を随意に備えること
ができ、この孔は図10に示すように眼内レンズの横断
面を完全に貫いて延びていてもよいし、あるいは外科処
置中に眼内レンズの操作を容易にするくぼみとしてもよ
い。さらに、本発明によれば、眼内レンズ構造は一体ま
たは一体でない支持部を持ち、眼内での眼内レンズの位
置決めを容易にしてもよい。図11〜図20はこの目的
で利用できる種々の支持部を示している。もっと詳しく
言えば、図11は圧縮性の一体支持要素式の支持部39
を備えた眼内レンズ30を示す。図12では、これらの
支持部39は眼内レンズの光学帯域部31と同一平面に
ある。図13,図14は、眼内レンズを貫く複数の孔4
0と、眼内レンズの平面を通り、この平面に対して角度
を持った支持部41とを備えた眼内レンズを示してい
る。この支持部は任意適当な材料で作ることができ、材
料は眼内レンズの光学帯域部とは異なった材料から選ん
でもよい。図15,図16は、眼内レンズと一体の支持
要素を備えその中に角度のある圧縮性支持部43を設け
た眼内レンズ42を示す。図17,図18は、変形可能
な周囲支持リング45と、実質的に連続した周囲フラン
ジとなる着色あるいは遮光した周囲部46とを有する眼
内レンズ44を示す。図19,図20は本発明によるま
た別の実施例の眼内レンズ構造47を示しており、この
構造では、光学帯域部48はその外周部から離間して同
一平面内に配設されかつ適当な材料で形成した外周部材
である周囲支持リング50と、中間支持部材である糸あ
るいはスポーク49によって複数個所連結された構造と
なっている。そして、図19においては、中間支持部材
である糸あるいはスポーク49は光学帯域部の外周縁部
から放射状に配設されていて、その先端部が前記周囲支
持リング50に連結された状態を示している。図21,
図23は眼内レンズ30を移植して瞳孔12の前方にお
いて虹彩11に固定したところを示している。この実施
例では、眼から既に摘出した水晶体を眼内レンズと交換
する外科処置において、ステンレス鋼から作った穿刺縫
合材51が眼内レンズ周縁に沿った適当な位置で虹彩1
1を貫いて配置してある。なお、これら図21,図23
は図3に示す眼内レンズの固定法を示しているが、前記
図4,図5,図6,図7,図8,図9,図10に示す実
施例の眼内レンズ構造それぞれも同様な要領で固定しう
ることはいうまでもない。図22,図24は瞳孔12の
後で虹彩11の背面に、本発明による眼内レンズ30を
取付けた別の例を示している。この実施例においては、
眼内レンズ30は同様にステンレス鋼からなる穿刺縫合
材51によって所定位置に縫合されている。図25,図
26は図11,図12に示す眼内レンズ30を支持部3
9で虹彩11の前方の前房内に位置決めし、瞳孔を覆っ
て眼内レンズを固定した代表的な方法を示す。図27,
図28は図15,図16に示す眼内レンズ42を、眼内
レンズ平面に対して角度を持つ支持部43で、虹彩11
および瞳孔12の前方の位置に設置した状態を示してい
る。図29,図30は図13,図14に示す眼内レンズ
を虹彩11および瞳孔12の背後の位置に設置したとこ
ろを示している。支持部41は毛様体22の前方にあ
り、眼内レンズの光学帯域部は後嚢21の前にある。図
31,図32は移植後の図19,図20に示す眼内レン
ズ47を示しており、水晶体嚢内で虹彩11および瞳孔
12の背後に設置してある。したがって、当業者には容
易にわかるように、本発明による眼内レンズは眼内の種
々の位置に固定でき、また、変形可能な光学帯域部と共
にこれらが保有する種々の支持部で任意所望位置に固定
することができる。本発明による眼内レンズの重要な特
徴の1つは瞳孔の自由な運動を許す、すなわち眼内レン
ズそのものを眼内の所定位置に取付けた状態で通常の瞳
孔機能を損なわないということである。なお、本発明に
関連して光学帯域部を横断面直径に関し、圧力のかかっ
ていない状態の80%以下の直径まで一時的に変形させ
ることによって眼内レンズの移植を行なう独特の方法、
装置を以下に示す。図33,図34に示す方法では、眼
内レンズ30の遠位部30′を眼球組織に外科手術によ
り設けた比較的小さい切開部15を通して押込むことに
よってこの眼内レンズを変形させる状況を示している。
図34は単一のマイクロフック装置として示した特別設
計の移植器具であり、前部にフック52を設けたニード
ル51を包含し、このフック52は眼内レンズ30の周
縁部または孔と係合する。この移植器具は切開部15を
通して眼内レンズ30を挿入するのに利用できる。これ
に関連して、フック52は種々の形態、たとえば、まっ
すぐな形状あるいは外側に曲がった形状をとることがで
き、眼内レンズ30の周縁部あるいは孔との係合を容易
にする。したがって、眼内レンズ30と係合するマイク
ロフック装置は、最初、切開部15を通して挿入され、
眼内レンズ30は切開部15のまわりの周囲組織の加え
る圧力によって圧縮されることによって適当な直径まで
変形する。眼内レンズ30は、その後、眼内の所望位置
まで充分に挿入される。マイクロフック装置には所望に
応じて歯を設け、眼内レンズが滑ってそれにかかる張力
をなくしてしまうという悪い結果を避けるようにしても
よい。別の方法が図35に示してあり、この方法も切開
部15を用いて眼内レンズ30を変形させる。この形態
では、眼内レンズ30は縫合糸などの結合材料53を用
いて切開部15を通して引っ張られる。結合材料53は
眼の反対側に設けた第2の小切開部15′を通して挿入
され、眼内レンズ30の周囲に設けた孔54に通されて
から小切開部15′にもどされる。したがって、結合材
料53の両端をつかんで引っ張れば、眼内レンズ30が
眼内の正しい位置に引っ張られうる。眼内に眼内レンズ
を位置決めしたならば、結合材料53の一端を放し、そ
れを完全に引出し、眼内レンズ30を所定位置に残す。
図36には、結合材料53の代りに、図34とは別のマ
イクロフック装置55を用いても小切開部15から眼内
に眼内レンズ30を引込むことができる。図37,図3
8には眼内に眼内レンズ30を移植するまた別の方法が
示してある。この方法では、図37に示す二重マイクロ
フック装置56を利用し、眼内レンズ30を切開部15
の方向に対して直角の方向に伸ばして切開部15の平面
内で充分に眼内レンズ30を変形させ、前記実施例で生
じるような眼球組織の圧力なしに比較的小さい切開部1
5を通して挿入しうる。図37に示すように、二重マイ
クロフック装置56は平行に位置した2つのニードル5
7,58を包含し、これらのニードルは同心あるいは並
列に配置してあって外科医が片手で扱いやすいようにな
っており、図34,図36に示す2つのマイクロフック
装置50,55と同じ変形を行ないうる。もっと詳しく
言えば、図37に示す二重マイクロフック装置56は第
2のニードル58を組み合わせて摺動自在に装着した第
1のニードル57を包含し、このニードル57はフック
57′部で眼内レンズ30の近位部と係合してそれを安
定状態に保持する手段となり、ニードル58はフック5
8′部で眼内レンズ30の遠位部と係合する。眼内レン
ズ30を変形させるに必要な力はプランジャ59で与え
られ、2つのフック57′,58′を互いに離れる方向
に動かして眼内レンズ30を伸ばす。図39ないし図4
8にはさらに別の方法と装置60が示してある。ここで
図39は機械的/液圧的な外部圧力を利用する移植装置
60を示している。この移植装置60は入口62と、切
開部15内あるいはそれに隣接して置くようになってい
る小さい出口63とを有する眼内レンズ保持室61を包
含する。機械的、液圧的あるいは空気圧的な外部圧力
は、移植装置60の入口62を通して加えられ、眼内レ
ンズ30は小さい出口63の方向へ押出され、移植装置
の遠位端にあるカニューレ64を通して眼内に押込まれ
る。眼内レンズ30は、最初、圧力源、たとえば、図示
のような手動注射器65あるいは他の適当な同等の装置
と、眼内に入る前に通ることになる出口63との間の眼
内レンズ保持室61内に置かれる。ここで眼内レンズ保
持室61は殺菌した透明材料で作り、眼内レンズ30を
眼内レンズ保持室61の外から点検してそれの汚染を防
げるようにしてもよい。図43に示す装置は比較的短い
ノズル67を包含し、前方あるいは後方の室にレンズを
設置するのを容易にしたものである。ここで、この装置
は図44に示すように比較的長いノズル68を備えてい
てもよく、その場合、瞳孔12を通して後房18に眼内
レンズ30を置くのが容易になる。図40は図39に示
す移植装置60の眼内レンズ保持室61をもっと明瞭に
断面図で示したものである。この眼内レンズ保持室61
は、好ましくは、透明材料で作ってあり、外部圧力のか
かっていない状態で眼内レンズ30を、入口62を通し
て収容するようになっている。このとき、眼内レンズ3
0は、眼内レンズ保持室61に挿入する前に、適当な液
体、たとえば、蒸留水、塩水、あるいはヒアルロン酸、
硫酸コンドロイチン(condroitin sulf
ate)のような生体適合潤滑液内に浮かせて行なうと
操作は容易である。図40では眼内レンズ保持室61に
支持部を持たない眼内レンズ30が保持できるようにな
っているが、このような眼内レンズ保持室は種々の形態
により、本発明による種々の眼内レンズの設置を容易に
しうる。図41は眼内レンズ保持室61の後部から加え
られた外部圧力の作用で変形する眼内レンズ30の様子
を示しており、眼内レンズ30は狭いカニューレ64
と、眼球組織に作った切開部15を通して予め置かれた
出口63の方向に押出され図42に示すように眼球内に
出たとき、外部圧力の解除により図44に示すように、
眼内レンズ30が圧力を受けていない状態に復元する。
比較的長いノズル68から眼球内に出たときにも外部圧
力を受けていない状態に復元する。本発明によれば、眼
内レンズの復元特性は、眼内レンズ材料の適当な選択お
よび所望の眼内レンズ形態を与える寸法、製造技術の組
合わせによって得られる。眼内レンズの変形可能な光学
帯域部は少なくとも降伏点まで50パーセント、好まし
くは、約50パーセントないし約20パーセント以上の
範囲の伸びを持たねばならない。図43は短いノズル6
7を備えた、図39に示す移植装置60の眼内レンズ保
持室61の位置を示しており、前房あるいは後房に(虹
彩切除部または毛様体輪を通して)置くように切開部1
5を通して眼内レンズ30を放出したばかりの状態を示
している。図44は比較的長いノズル68を利用して瞳
孔12を通して後房に眼内レンズ30を置くのを容易と
した別の実施例を示している。図45ないし図48は移
植装置60のカニューレ64内で外部圧力により変形し
た眼内レンズ30の横断面図である。図45は巻いた状
態に変形した眼内レンズ30を示し、図46はアコーデ
ィオン状に折り畳まれた状態に変形した眼内レンズ30
を示し、図47は一部ロール状に巻き込まれ、一部折り
畳まれた状態に変形した眼内レンズ30を示し、図48
は図33,図35に示す移植技術で予想されるランダム
な「しわ」を持つように折り畳まれた状態に変形した眼
内レンズ30を示している。図49は注入式の移植装置
70を示している。ここでは、眼内レンズ30は図40
に示したような眼内レンズ保持用隔室71に保持してあ
るが、この眼内レンズ保持用隔室71は移植装置70の
出口66の前方に装着するようになっている。したがっ
て、まず、変形可能な眼内レンズ30を眼内レンズ保持
用隔室71から取出し、次に図49に示す移植装置70
のカニューレ72に装填する。その後、この眼内レンズ
保持用隔室71を取外し、カニューレ72を切開部に挿
入して眼内レンズ30を置く、すなわち眼内レンズ保持
用隔室71は小さな出口73を備えており、この出口は
眼球組織の小さい切開部分あるいはそこに隣接して位置
させる移植装置70のノズル74と緊密に係合する。変
形可能な眼内レンズは、出口73を通して、たとえば、
機械的な力あるいな吸引力が与えられるまでほぼ外部圧
力のかかっていない状態に保持され、吸引力がかかった
ときに出口73を通ってノズル74内に移動する。もっ
と詳しく言えば、図50はカニューレ72から吸引力を
作用させてレンズ保持用隔室71から眼内レンズ30を
取込む方法の1つを示しており、この場合、反対側から
対応する正圧力はかけてもかけなくともよい。図51は
マイクロフックあるいは結合材料53を用いて図36と
同様な要領で所定位置に眼内レンズを引っ張ることによ
ってカニューレ72に眼内レンズを装填する別の方法を
示している。図49に示す装置は、隔室71からノズル
74に眼内レンズを取込むのを容易にする弁、孔その他
の入口を包含してもよい。図52は、変形可能な眼内レ
ンズ30をつかむと同時に外部圧力により変形させ眼内
に直接あるいは間接的に眼内レンズ30を挿入するよう
になっているまた別の移植装置75を示している。この
移植装置75はピンセット形式であり、閉じたときにレ
ンズを包み込む前端部76を包含する。この移植装置7
5は図53に示すように変更してもよい。その場合、前
端部76′は短くなりかつ中空となっていて、切開部を
最大限利用しながら最小量の器具材料で眼内レンズを圧
縮する。もちろん、別の変形例も可能であり、たとえ
ば、孔、切欠きなどを設けて眼内レンズの取扱いを容易
にすることもできる。図54に示すように、移植装置7
5はピンセットが部分的に閉じた状態にあるときに眼内
レンズを部分的に変形させることになる。眼内レンズの
上下にある2つのプレートあるいはシート77、78は
眼内レンズ30を前端部76内に完全に包み込むのを容
易にすべく設けたものである。図55は眼内レンズを外
部圧力により折り畳み完全に包み込んだときの移植装置
75を示す。図56は図52と別のピンセット形式の移
植装置を示しており、前端部76″はまず頂部で接触あ
るいは回動し、次に底部で閉じる。ボウル型の圧縮機構
を用いて眼内レンズを外部圧力により包み込み容易に
し、眼内での眼内レンズ外部圧力解除による放出性能を
向上させることができる。図57は図56の移植装置を
一層詳細に示しており、眼内レンズ30は前端部76″
内で外部応力により折り畳み完全に包み込まれている。
図58はピンセット形式の移植装置の1つを利用し、比
較的小さい切開部15および虹彩切除部を通して後房に
眼内レンズ30を移植する外科処置を示している。図5
9は虹彩切除可能なピンセット形式の移植装置75を用
いて瞳孔12を通して後房内に眼内レンズ30を置く状
態を示している。そして、これらの装置を用いて前房へ
も眼内レンズ30を容易に置きうることはいうまでもな
い。図60,図61はピンセット形式の移植装置の別の
例を示している。ここでは、移植装置79は液圧を用い
て眼内レンズ30を前端部76から眼内に注入する。装
置の隣接部に装着したチューブまたはパイプ80によっ
て機械的、液圧的、空気圧的な外部圧力を加えることが
できる。なお先に述べたように、水晶体を摘出すること
なく眼屈折力を補正するために眼内レンズを移植するの
にも容易に適用できる。図62,図63に示すように、
眼内レンズ47は虹彩11と人の水晶体との間の後房1
8内に置かれる。図示の眼内レンズ47は図19,図2
0に示す形式のものである。図63は図19,図20に
示す眼内レンズ47を眼の前房17に置き、人の水晶体
をそのままにしている状態を示している。代表的には、
本発明の眼内レンズは、その全長約9ミリメートルない
し約14ミリメートルであり、幅は約4ミリメートルな
いし約14ミリメートルであり、種々の屈折率を持つよ
うに作ることができる。変形可能な光学帯域部は、厚さ
約0.1ミリメートルないし約1.0ミリメートル、直径約
4ミリメートルないし約6ミリメートルを持つものが代
表的である。本発明の眼内レンズを作る方法としては一
般的な方法が利用でき、降伏点まで前述の範囲の伸びを
持つようにされる。たとえば、圧縮成形、トランスファ
ー成形、射出成形、鋳造、機械加工、あるいはこれらの
技術の組合せを利用できる。本発明による変形可能な眼
内レンズは、万が一移植後に非外傷性の合併症が生じた
場合には眼から容易に取出すこともできる。図39ない
し図51に示す移植装置の眼内レンズ保持室および眼内
レンズ保持用隔室は、もちろん、変形可能な眼内レンズ
を収容する種々の適当な形状を持って作ることができ
る。予め変形したレンズ保持室およびレンズ保持用隔室
は、注入する眼内レンズ装置とは別に分離してもよい。
また、本発明では、眼内レンズに着色したり、遮光部を
設けてある。これにより、所望の光透過効果を持たせ、
患者の眼内レンズ使用に正しく対応できる。さらに、本
発明では、上述した特性の眼内レンズの成分のエラスト
マー基礎部材を親水性材料の表面層内に包み込むような
構造にすることができる。これによって眼内組織との適
合性を向上させることができる。こうして、ここに説明
した本発明の眼内レンズに関連した移植処置および装置
は、従来、眼球組織に比較的大きい切開部を設け、とり
わけ、合併症の発生率が高く、回復期間も長期を要する
従来の硬質眼内レンズ移植に伴う根本的な欠点を最小限
に抑える。以上の説明から明らかなように、本発明では
特定の実施例を図示し、説明してきたが、発明の精神、
範囲から逸脱することなく種々の修正、変更をなしう
る。
を説明する。図1は眼の概略正面図であり、眼球の主要
構成要素、すなわち、虹彩11、瞳孔12、縁13、強
膜14を示している。なお、小さい切開部15は本発明
に従って眼内レンズを移植するために眼球組織に作った
ものである。図2は図1に示す眼の側断面図であり、眼
球の主要構成要素がもっと詳しく示してある。角膜16
は透明な組織からなり、この組織は縁13のところで強
膜14につながっている。前眼部は虹彩11および瞳孔
12によって2つの室に分けられている。1つは前房1
7で角膜16と虹彩11の間の空間で構成されている。
他は後房18で虹彩11、硝子体19間に構成されてい
る。嚢内法白内障摘出手術として普通に知られている外
科処置では、水晶体を嚢ごと摘出するため水晶体摘出手
術後は後房18との境にはハイロイド(hyloid)
膜20がある。一方嚢外法白内障摘出手術として知られ
ている外科処置では後嚢を残して水晶体を摘出するの
で、水晶体摘出手術後は後房18の境には小帯繊維23
によって毛様体22に取付けられた後嚢21がある。前
嚢の部分はフラップ24として残してもよく、これらの
フラップは後嚢21と共に「水晶体嚢」と呼ばれる部分
を構成する。虹彩11と毛様体22の延長部との間の後
房18の周囲区域は毛様体溝26と呼ばれている。角膜
16と虹彩11の間の前房周囲区域は隅角27と呼ばれ
ている。虹彩の平面に対して後方で、硝子体19に対し
て前方にある強膜区域は毛様体輪28と呼ばれている。
前述の眼球構成要素に沿って言えば、本発明の原理的特
徴は、少なくとも光学帯域部が変形することにより変形
可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部は横断面直
径に関し80%以下に変形可能であり、且つ変形後所定
の焦点距離に復元可能な特性を備えた眼内レンズを提供
することにある。したがって、本発明の眼内レンズは、
同じ寸法のいかなる硬い眼内レンズと異なり、眼球組織
に設けたさらに小さい切開部を通して移植することがで
きる。図3は本発明による眼内レンズ30を示してい
る。図示の形態では、固定用支持部はまったくなく、眼
内レンズは変形可能な光学帯域部31を包含し、この光
学帯域部は所望の復元特性、適切な構造寸法を備え、眼
への挿入を可能とする適切な寸法に眼内レンズを変形さ
せうるような変形可能な材料で作ってある。代表的に
は、眼内レンズ30の光学帯域部31は、ポリウレタン
・エラストマー、シリコーン・エラストマー、ヒドロゲ
ル・ポリマー、コラーゲン化合物、有機または合成ゲル
化合物およびその組合わせのような1種類またはそれ以
上の種類の適当な材料で作ってある。ある実施例では、
眼内レンズの光学帯域部31は前記材料の任意のものか
らなる基礎部材を持つように作ることができ、さらに、
第2または第3の材料で親水性表面層(単数または複
数)形成することができる。さらには、この眼内レンズ
は着色したり、遮光部を設けて所望の光透過効果を得る
ようにしてもよい。図4,図5,図6,図7,図8は別
の実施例で、本発明眼内レンズは、外科的に摘出した水
晶体を交換したり、あるいは水晶体を摘出せずに眼屈折
力を補正したりすることができるようになっている種々
の眼内レンズであり、すなわち図4〜図8は、それぞ
れ、両凸レンズ32、平凸レンズ33、平凹レンズ3
4、両凹レンズ35、凹凸レンズ36の形をしている。
図9には本発明による別の眼内レンズ構造37が示して
あり、この眼内レンズは縫合、取扱い、液体の流通を助
ける孔38を備えている。またこの眼内レンズは適当な
位置に1つまたはそれ以上の孔38を随意に備えること
ができ、この孔は図10に示すように眼内レンズの横断
面を完全に貫いて延びていてもよいし、あるいは外科処
置中に眼内レンズの操作を容易にするくぼみとしてもよ
い。さらに、本発明によれば、眼内レンズ構造は一体ま
たは一体でない支持部を持ち、眼内での眼内レンズの位
置決めを容易にしてもよい。図11〜図20はこの目的
で利用できる種々の支持部を示している。もっと詳しく
言えば、図11は圧縮性の一体支持要素式の支持部39
を備えた眼内レンズ30を示す。図12では、これらの
支持部39は眼内レンズの光学帯域部31と同一平面に
ある。図13,図14は、眼内レンズを貫く複数の孔4
0と、眼内レンズの平面を通り、この平面に対して角度
を持った支持部41とを備えた眼内レンズを示してい
る。この支持部は任意適当な材料で作ることができ、材
料は眼内レンズの光学帯域部とは異なった材料から選ん
でもよい。図15,図16は、眼内レンズと一体の支持
要素を備えその中に角度のある圧縮性支持部43を設け
た眼内レンズ42を示す。図17,図18は、変形可能
な周囲支持リング45と、実質的に連続した周囲フラン
ジとなる着色あるいは遮光した周囲部46とを有する眼
内レンズ44を示す。図19,図20は本発明によるま
た別の実施例の眼内レンズ構造47を示しており、この
構造では、光学帯域部48はその外周部から離間して同
一平面内に配設されかつ適当な材料で形成した外周部材
である周囲支持リング50と、中間支持部材である糸あ
るいはスポーク49によって複数個所連結された構造と
なっている。そして、図19においては、中間支持部材
である糸あるいはスポーク49は光学帯域部の外周縁部
から放射状に配設されていて、その先端部が前記周囲支
持リング50に連結された状態を示している。図21,
図23は眼内レンズ30を移植して瞳孔12の前方にお
いて虹彩11に固定したところを示している。この実施
例では、眼から既に摘出した水晶体を眼内レンズと交換
する外科処置において、ステンレス鋼から作った穿刺縫
合材51が眼内レンズ周縁に沿った適当な位置で虹彩1
1を貫いて配置してある。なお、これら図21,図23
は図3に示す眼内レンズの固定法を示しているが、前記
図4,図5,図6,図7,図8,図9,図10に示す実
施例の眼内レンズ構造それぞれも同様な要領で固定しう
ることはいうまでもない。図22,図24は瞳孔12の
後で虹彩11の背面に、本発明による眼内レンズ30を
取付けた別の例を示している。この実施例においては、
眼内レンズ30は同様にステンレス鋼からなる穿刺縫合
材51によって所定位置に縫合されている。図25,図
26は図11,図12に示す眼内レンズ30を支持部3
9で虹彩11の前方の前房内に位置決めし、瞳孔を覆っ
て眼内レンズを固定した代表的な方法を示す。図27,
図28は図15,図16に示す眼内レンズ42を、眼内
レンズ平面に対して角度を持つ支持部43で、虹彩11
および瞳孔12の前方の位置に設置した状態を示してい
る。図29,図30は図13,図14に示す眼内レンズ
を虹彩11および瞳孔12の背後の位置に設置したとこ
ろを示している。支持部41は毛様体22の前方にあ
り、眼内レンズの光学帯域部は後嚢21の前にある。図
31,図32は移植後の図19,図20に示す眼内レン
ズ47を示しており、水晶体嚢内で虹彩11および瞳孔
12の背後に設置してある。したがって、当業者には容
易にわかるように、本発明による眼内レンズは眼内の種
々の位置に固定でき、また、変形可能な光学帯域部と共
にこれらが保有する種々の支持部で任意所望位置に固定
することができる。本発明による眼内レンズの重要な特
徴の1つは瞳孔の自由な運動を許す、すなわち眼内レン
ズそのものを眼内の所定位置に取付けた状態で通常の瞳
孔機能を損なわないということである。なお、本発明に
関連して光学帯域部を横断面直径に関し、圧力のかかっ
ていない状態の80%以下の直径まで一時的に変形させ
ることによって眼内レンズの移植を行なう独特の方法、
装置を以下に示す。図33,図34に示す方法では、眼
内レンズ30の遠位部30′を眼球組織に外科手術によ
り設けた比較的小さい切開部15を通して押込むことに
よってこの眼内レンズを変形させる状況を示している。
図34は単一のマイクロフック装置として示した特別設
計の移植器具であり、前部にフック52を設けたニード
ル51を包含し、このフック52は眼内レンズ30の周
縁部または孔と係合する。この移植器具は切開部15を
通して眼内レンズ30を挿入するのに利用できる。これ
に関連して、フック52は種々の形態、たとえば、まっ
すぐな形状あるいは外側に曲がった形状をとることがで
き、眼内レンズ30の周縁部あるいは孔との係合を容易
にする。したがって、眼内レンズ30と係合するマイク
ロフック装置は、最初、切開部15を通して挿入され、
眼内レンズ30は切開部15のまわりの周囲組織の加え
る圧力によって圧縮されることによって適当な直径まで
変形する。眼内レンズ30は、その後、眼内の所望位置
まで充分に挿入される。マイクロフック装置には所望に
応じて歯を設け、眼内レンズが滑ってそれにかかる張力
をなくしてしまうという悪い結果を避けるようにしても
よい。別の方法が図35に示してあり、この方法も切開
部15を用いて眼内レンズ30を変形させる。この形態
では、眼内レンズ30は縫合糸などの結合材料53を用
いて切開部15を通して引っ張られる。結合材料53は
眼の反対側に設けた第2の小切開部15′を通して挿入
され、眼内レンズ30の周囲に設けた孔54に通されて
から小切開部15′にもどされる。したがって、結合材
料53の両端をつかんで引っ張れば、眼内レンズ30が
眼内の正しい位置に引っ張られうる。眼内に眼内レンズ
を位置決めしたならば、結合材料53の一端を放し、そ
れを完全に引出し、眼内レンズ30を所定位置に残す。
図36には、結合材料53の代りに、図34とは別のマ
イクロフック装置55を用いても小切開部15から眼内
に眼内レンズ30を引込むことができる。図37,図3
8には眼内に眼内レンズ30を移植するまた別の方法が
示してある。この方法では、図37に示す二重マイクロ
フック装置56を利用し、眼内レンズ30を切開部15
の方向に対して直角の方向に伸ばして切開部15の平面
内で充分に眼内レンズ30を変形させ、前記実施例で生
じるような眼球組織の圧力なしに比較的小さい切開部1
5を通して挿入しうる。図37に示すように、二重マイ
クロフック装置56は平行に位置した2つのニードル5
7,58を包含し、これらのニードルは同心あるいは並
列に配置してあって外科医が片手で扱いやすいようにな
っており、図34,図36に示す2つのマイクロフック
装置50,55と同じ変形を行ないうる。もっと詳しく
言えば、図37に示す二重マイクロフック装置56は第
2のニードル58を組み合わせて摺動自在に装着した第
1のニードル57を包含し、このニードル57はフック
57′部で眼内レンズ30の近位部と係合してそれを安
定状態に保持する手段となり、ニードル58はフック5
8′部で眼内レンズ30の遠位部と係合する。眼内レン
ズ30を変形させるに必要な力はプランジャ59で与え
られ、2つのフック57′,58′を互いに離れる方向
に動かして眼内レンズ30を伸ばす。図39ないし図4
8にはさらに別の方法と装置60が示してある。ここで
図39は機械的/液圧的な外部圧力を利用する移植装置
60を示している。この移植装置60は入口62と、切
開部15内あるいはそれに隣接して置くようになってい
る小さい出口63とを有する眼内レンズ保持室61を包
含する。機械的、液圧的あるいは空気圧的な外部圧力
は、移植装置60の入口62を通して加えられ、眼内レ
ンズ30は小さい出口63の方向へ押出され、移植装置
の遠位端にあるカニューレ64を通して眼内に押込まれ
る。眼内レンズ30は、最初、圧力源、たとえば、図示
のような手動注射器65あるいは他の適当な同等の装置
と、眼内に入る前に通ることになる出口63との間の眼
内レンズ保持室61内に置かれる。ここで眼内レンズ保
持室61は殺菌した透明材料で作り、眼内レンズ30を
眼内レンズ保持室61の外から点検してそれの汚染を防
げるようにしてもよい。図43に示す装置は比較的短い
ノズル67を包含し、前方あるいは後方の室にレンズを
設置するのを容易にしたものである。ここで、この装置
は図44に示すように比較的長いノズル68を備えてい
てもよく、その場合、瞳孔12を通して後房18に眼内
レンズ30を置くのが容易になる。図40は図39に示
す移植装置60の眼内レンズ保持室61をもっと明瞭に
断面図で示したものである。この眼内レンズ保持室61
は、好ましくは、透明材料で作ってあり、外部圧力のか
かっていない状態で眼内レンズ30を、入口62を通し
て収容するようになっている。このとき、眼内レンズ3
0は、眼内レンズ保持室61に挿入する前に、適当な液
体、たとえば、蒸留水、塩水、あるいはヒアルロン酸、
硫酸コンドロイチン(condroitin sulf
ate)のような生体適合潤滑液内に浮かせて行なうと
操作は容易である。図40では眼内レンズ保持室61に
支持部を持たない眼内レンズ30が保持できるようにな
っているが、このような眼内レンズ保持室は種々の形態
により、本発明による種々の眼内レンズの設置を容易に
しうる。図41は眼内レンズ保持室61の後部から加え
られた外部圧力の作用で変形する眼内レンズ30の様子
を示しており、眼内レンズ30は狭いカニューレ64
と、眼球組織に作った切開部15を通して予め置かれた
出口63の方向に押出され図42に示すように眼球内に
出たとき、外部圧力の解除により図44に示すように、
眼内レンズ30が圧力を受けていない状態に復元する。
比較的長いノズル68から眼球内に出たときにも外部圧
力を受けていない状態に復元する。本発明によれば、眼
内レンズの復元特性は、眼内レンズ材料の適当な選択お
よび所望の眼内レンズ形態を与える寸法、製造技術の組
合わせによって得られる。眼内レンズの変形可能な光学
帯域部は少なくとも降伏点まで50パーセント、好まし
くは、約50パーセントないし約20パーセント以上の
範囲の伸びを持たねばならない。図43は短いノズル6
7を備えた、図39に示す移植装置60の眼内レンズ保
持室61の位置を示しており、前房あるいは後房に(虹
彩切除部または毛様体輪を通して)置くように切開部1
5を通して眼内レンズ30を放出したばかりの状態を示
している。図44は比較的長いノズル68を利用して瞳
孔12を通して後房に眼内レンズ30を置くのを容易と
した別の実施例を示している。図45ないし図48は移
植装置60のカニューレ64内で外部圧力により変形し
た眼内レンズ30の横断面図である。図45は巻いた状
態に変形した眼内レンズ30を示し、図46はアコーデ
ィオン状に折り畳まれた状態に変形した眼内レンズ30
を示し、図47は一部ロール状に巻き込まれ、一部折り
畳まれた状態に変形した眼内レンズ30を示し、図48
は図33,図35に示す移植技術で予想されるランダム
な「しわ」を持つように折り畳まれた状態に変形した眼
内レンズ30を示している。図49は注入式の移植装置
70を示している。ここでは、眼内レンズ30は図40
に示したような眼内レンズ保持用隔室71に保持してあ
るが、この眼内レンズ保持用隔室71は移植装置70の
出口66の前方に装着するようになっている。したがっ
て、まず、変形可能な眼内レンズ30を眼内レンズ保持
用隔室71から取出し、次に図49に示す移植装置70
のカニューレ72に装填する。その後、この眼内レンズ
保持用隔室71を取外し、カニューレ72を切開部に挿
入して眼内レンズ30を置く、すなわち眼内レンズ保持
用隔室71は小さな出口73を備えており、この出口は
眼球組織の小さい切開部分あるいはそこに隣接して位置
させる移植装置70のノズル74と緊密に係合する。変
形可能な眼内レンズは、出口73を通して、たとえば、
機械的な力あるいな吸引力が与えられるまでほぼ外部圧
力のかかっていない状態に保持され、吸引力がかかった
ときに出口73を通ってノズル74内に移動する。もっ
と詳しく言えば、図50はカニューレ72から吸引力を
作用させてレンズ保持用隔室71から眼内レンズ30を
取込む方法の1つを示しており、この場合、反対側から
対応する正圧力はかけてもかけなくともよい。図51は
マイクロフックあるいは結合材料53を用いて図36と
同様な要領で所定位置に眼内レンズを引っ張ることによ
ってカニューレ72に眼内レンズを装填する別の方法を
示している。図49に示す装置は、隔室71からノズル
74に眼内レンズを取込むのを容易にする弁、孔その他
の入口を包含してもよい。図52は、変形可能な眼内レ
ンズ30をつかむと同時に外部圧力により変形させ眼内
に直接あるいは間接的に眼内レンズ30を挿入するよう
になっているまた別の移植装置75を示している。この
移植装置75はピンセット形式であり、閉じたときにレ
ンズを包み込む前端部76を包含する。この移植装置7
5は図53に示すように変更してもよい。その場合、前
端部76′は短くなりかつ中空となっていて、切開部を
最大限利用しながら最小量の器具材料で眼内レンズを圧
縮する。もちろん、別の変形例も可能であり、たとえ
ば、孔、切欠きなどを設けて眼内レンズの取扱いを容易
にすることもできる。図54に示すように、移植装置7
5はピンセットが部分的に閉じた状態にあるときに眼内
レンズを部分的に変形させることになる。眼内レンズの
上下にある2つのプレートあるいはシート77、78は
眼内レンズ30を前端部76内に完全に包み込むのを容
易にすべく設けたものである。図55は眼内レンズを外
部圧力により折り畳み完全に包み込んだときの移植装置
75を示す。図56は図52と別のピンセット形式の移
植装置を示しており、前端部76″はまず頂部で接触あ
るいは回動し、次に底部で閉じる。ボウル型の圧縮機構
を用いて眼内レンズを外部圧力により包み込み容易に
し、眼内での眼内レンズ外部圧力解除による放出性能を
向上させることができる。図57は図56の移植装置を
一層詳細に示しており、眼内レンズ30は前端部76″
内で外部応力により折り畳み完全に包み込まれている。
図58はピンセット形式の移植装置の1つを利用し、比
較的小さい切開部15および虹彩切除部を通して後房に
眼内レンズ30を移植する外科処置を示している。図5
9は虹彩切除可能なピンセット形式の移植装置75を用
いて瞳孔12を通して後房内に眼内レンズ30を置く状
態を示している。そして、これらの装置を用いて前房へ
も眼内レンズ30を容易に置きうることはいうまでもな
い。図60,図61はピンセット形式の移植装置の別の
例を示している。ここでは、移植装置79は液圧を用い
て眼内レンズ30を前端部76から眼内に注入する。装
置の隣接部に装着したチューブまたはパイプ80によっ
て機械的、液圧的、空気圧的な外部圧力を加えることが
できる。なお先に述べたように、水晶体を摘出すること
なく眼屈折力を補正するために眼内レンズを移植するの
にも容易に適用できる。図62,図63に示すように、
眼内レンズ47は虹彩11と人の水晶体との間の後房1
8内に置かれる。図示の眼内レンズ47は図19,図2
0に示す形式のものである。図63は図19,図20に
示す眼内レンズ47を眼の前房17に置き、人の水晶体
をそのままにしている状態を示している。代表的には、
本発明の眼内レンズは、その全長約9ミリメートルない
し約14ミリメートルであり、幅は約4ミリメートルな
いし約14ミリメートルであり、種々の屈折率を持つよ
うに作ることができる。変形可能な光学帯域部は、厚さ
約0.1ミリメートルないし約1.0ミリメートル、直径約
4ミリメートルないし約6ミリメートルを持つものが代
表的である。本発明の眼内レンズを作る方法としては一
般的な方法が利用でき、降伏点まで前述の範囲の伸びを
持つようにされる。たとえば、圧縮成形、トランスファ
ー成形、射出成形、鋳造、機械加工、あるいはこれらの
技術の組合せを利用できる。本発明による変形可能な眼
内レンズは、万が一移植後に非外傷性の合併症が生じた
場合には眼から容易に取出すこともできる。図39ない
し図51に示す移植装置の眼内レンズ保持室および眼内
レンズ保持用隔室は、もちろん、変形可能な眼内レンズ
を収容する種々の適当な形状を持って作ることができ
る。予め変形したレンズ保持室およびレンズ保持用隔室
は、注入する眼内レンズ装置とは別に分離してもよい。
また、本発明では、眼内レンズに着色したり、遮光部を
設けてある。これにより、所望の光透過効果を持たせ、
患者の眼内レンズ使用に正しく対応できる。さらに、本
発明では、上述した特性の眼内レンズの成分のエラスト
マー基礎部材を親水性材料の表面層内に包み込むような
構造にすることができる。これによって眼内組織との適
合性を向上させることができる。こうして、ここに説明
した本発明の眼内レンズに関連した移植処置および装置
は、従来、眼球組織に比較的大きい切開部を設け、とり
わけ、合併症の発生率が高く、回復期間も長期を要する
従来の硬質眼内レンズ移植に伴う根本的な欠点を最小限
に抑える。以上の説明から明らかなように、本発明では
特定の実施例を図示し、説明してきたが、発明の精神、
範囲から逸脱することなく種々の修正、変更をなしう
る。
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は所定の復
元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変形する
ことにより変形可能な眼内レンズであって、眼内レンズ
の独特の光学帯域部は横断面直径に関し80%以下に変
形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離に復元可能な
特性を備えたことを特徴とするもので、それによってよ
り安全、便利性を向上させ、且つ不快感の減じた外科処
置が行なえる。また、本発明は、上述した特性の眼内レ
ンズに、更に遮光部を加えて所望の光透過効果を得るこ
とができる。
元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変形する
ことにより変形可能な眼内レンズであって、眼内レンズ
の独特の光学帯域部は横断面直径に関し80%以下に変
形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離に復元可能な
特性を備えたことを特徴とするもので、それによってよ
り安全、便利性を向上させ、且つ不快感の減じた外科処
置が行なえる。また、本発明は、上述した特性の眼内レ
ンズに、更に遮光部を加えて所望の光透過効果を得るこ
とができる。
【図1】主要眼球要素と眼球組織に設けた比較的小さい
外科的切開部を示す人の眼の概略正面図である。
外科的切開部を示す人の眼の概略正面図である。
【図2】従来の処置による嚢外法白内障摘出手術後の眼
球区域の内部状態を説明する、図1に示す眼の部分側面
断面図である。
球区域の内部状態を説明する、図1に示す眼の部分側面
断面図である。
【図3】本発明による変形可能な眼内レンズのある形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】図3の眼内レンズが両凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図5】図3の眼内レンズが平凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図6】図3の眼内レンズが平凹レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図7】図3の眼内レンズが両凹レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図8】図3の眼内レンズが凹凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図9】縫合、取扱い、液体流通を容易にする手段を包
含する眼内レンズ実施例を示す正面図である。
含する眼内レンズ実施例を示す正面図である。
【図10】レンズの全厚みを貫いて設けた孔を示す、図
9の眼内レンズの側断面図である。
9の眼内レンズの側断面図である。
【図11】圧縮性内部支持要素を有する固定用支持部を
備えた眼内レンズ実施例を示す正面図である。
備えた眼内レンズ実施例を示す正面図である。
【図12】同一平面固定用支持部を説明する、図11の
眼内レンズの側断面図である。
眼内レンズの側断面図である。
【図13】縫合、取扱い、液体流通を容易にする手段と
非一体式固定用支持部を包含する眼内レンズ実施例を示
す正面図である。
非一体式固定用支持部を包含する眼内レンズ実施例を示
す正面図である。
【図14】角度の付いた非一体式固定用支持部を説明す
る、図13の眼内レンズの側断面図である。
る、図13の眼内レンズの側断面図である。
【図15】一体の支持要素を持ち、その中に角度付き圧
縮性固定用支持部を有する眼内レンズ実施例の正面図で
ある。
縮性固定用支持部を有する眼内レンズ実施例の正面図で
ある。
【図16】図15の眼内レンズの側断面図である。
【図17】変形可能な周囲支持リングと着色あるいは遮
光した周囲フランジを有する眼内レンズ実施例の正面図
である。
光した周囲フランジを有する眼内レンズ実施例の正面図
である。
【図18】図17の眼内レンズの側断面図である。
【図19】別の眼内レンズ実施例の正面図であり、それ
の光学帯域部が非一体式の周囲支持リングから糸あるい
はスポークでつり下げられている状態を示す図である。
の光学帯域部が非一体式の周囲支持リングから糸あるい
はスポークでつり下げられている状態を示す図である。
【図20】図19の眼内レンズの側断面図である。
【図21】図3の眼内レンズを瞳孔の前方で虹彩に固定
した状態を示す正面図である。
した状態を示す正面図である。
【図22】図3の眼内レンズを瞳孔後方で虹彩に固定し
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図23】図23は図21の固定した眼内レンズの側断
面図である。
面図である。
【図24】図22の固定した眼内レンズの側断面図であ
る。ある。
る。ある。
【図25】虹彩の前方で前房に固定した図11の眼内レ
ンズの正面図であり、眼内レンズが瞳孔を覆って位置さ
せる同一平面一体式支持部を有することを示す図であ
る。
ンズの正面図であり、眼内レンズが瞳孔を覆って位置さ
せる同一平面一体式支持部を有することを示す図であ
る。
【図26】図25の固定した眼内レンズの側断面図であ
る。
る。
【図27】虹彩および瞳孔の前方に固定した図15の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図28】図27の眼内レンズの側断面図である。
【図29】虹彩および瞳孔の背後に固定した図13の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図30】毛様体の前方に支持部を、後房の前方に眼内
レンズを位置させた状態を示す、図29の眼内レンズの
側断面図である。
レンズを位置させた状態を示す、図29の眼内レンズの
側断面図である。
【図31】虹彩および瞳孔の背後に固定した図19の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図32】水晶体嚢内の所定位置に固定した図31の眼
内レンズの側断面図である。
内レンズの側断面図である。
【図33】外科手術により設けた切開部を囲む眼球組織
を利用して眼内レンズを圧縮し、適当な直径まで変形さ
せ、マイクロフック装置の助けにより所望位置に眼内レ
ンズを挿入する移植方法の正面図である。
を利用して眼内レンズを圧縮し、適当な直径まで変形さ
せ、マイクロフック装置の助けにより所望位置に眼内レ
ンズを挿入する移植方法の正面図である。
【図34】図33に示す技術で利用されるマイクロフッ
ク装置の側面図である。
ク装置の側面図である。
【図35】眼内レンズの別の挿入技術をしているときの
眼の正面図であり、切開部を通って変形するように引っ
張るために眼内レンズの周縁に取外自在に取付けた結合
材料を用いる状態を示す図である。
眼の正面図であり、切開部を通って変形するように引っ
張るために眼内レンズの周縁に取外自在に取付けた結合
材料を用いる状態を示す図である。
【図36】結合材料の代わりに利用して切開部を通して
変形可能な眼内レンズを引っ張り、眼内の所望位置に置
くのを助ける別のマイクロフック装置を示す側面図であ
る。
変形可能な眼内レンズを引っ張り、眼内の所望位置に置
くのを助ける別のマイクロフック装置を示す側面図であ
る。
【図37】図33,図35に示す眼球組織の圧力の代わ
りとして切開部に対して直角の方向に変形可能な眼内レ
ンズを引伸ばすようになっている二重マイクロフック装
置を示す側面図である。
りとして切開部に対して直角の方向に変形可能な眼内レ
ンズを引伸ばすようになっている二重マイクロフック装
置を示す側面図である。
【図38】図37の二重マイクロフック装置を利用して
眼内の所望位置に挿入するときに変形可能な眼内レンズ
を引伸ばす移植処置を説明する眼の正面図である。
眼内の所望位置に挿入するときに変形可能な眼内レンズ
を引伸ばす移植処置を説明する眼の正面図である。
【図39】機械的、液圧的な外部圧力を利用する移植装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図40】図39の挿入装置の前部を示す拡大断面図で
あり、この装置の眼内レンズ保持室内で眼内レンズが外
部圧力のかかっていない状態で収容しているところを示
す図である。
あり、この装置の眼内レンズ保持室内で眼内レンズが外
部圧力のかかっていない状態で収容しているところを示
す図である。
【図41】図39の装置の前方に装着する眼内レンズ保
持室の拡大断面図であり、眼内レンズの後部に加えた外
部圧力の作用によって眼内レンズを変形させ、装置から
眼内レンズを追い出す様子を示す図である。
持室の拡大断面図であり、眼内レンズの後部に加えた外
部圧力の作用によって眼内レンズを変形させ、装置から
眼内レンズを追い出す様子を示す図である。
【図42】図39の装置の眼内レンズ保持室の拡大断面
図であり、変形可能な眼内レンズが比較的長いノズルの
出口から出て眼内に移植されるときにその当初の外部圧
力のかかっていない状態に復元するところを示す図であ
る。
図であり、変形可能な眼内レンズが比較的長いノズルの
出口から出て眼内に移植されるときにその当初の外部圧
力のかかっていない状態に復元するところを示す図であ
る。
【図43】図39の装置が眼内レンズ保持室の前部に短
いノズルを備えていて前房または後房に固定するために
切開部を通して眼内レンズを放出する移植処置を示す正
面図である。
いノズルを備えていて前房または後房に固定するために
切開部を通して眼内レンズを放出する移植処置を示す正
面図である。
【図44】図39の装置を利用する移植処置を示す正面
図であり、眼内レンズ保持室が瞳孔を通して後房に眼内
レンズを置くのを容易にする比較的長いノズルを有する
ところを示す図である。
図であり、眼内レンズ保持室が瞳孔を通して後房に眼内
レンズを置くのを容易にする比較的長いノズルを有する
ところを示す図である。
【図45】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、移植処置中に外部圧力により変形す
る眼内レンズを示し、巻いた状態に変形した眼内レンズ
を示す図である。
方向斜視図であり、移植処置中に外部圧力により変形す
る眼内レンズを示し、巻いた状態に変形した眼内レンズ
を示す図である。
【図46】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力により折り畳んだ状態に変
形した眼内レンズを示す図である。
方向斜視図であり、外部圧力により折り畳んだ状態に変
形した眼内レンズを示す図である。
【図47】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力により一部巻いてあり、一
部折り畳んでいる状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
方向斜視図であり、外部圧力により一部巻いてあり、一
部折り畳んでいる状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
【図48】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力によりランダムな「しわ」
のある折り畳んだ状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
方向斜視図であり、外部圧力によりランダムな「しわ」
のある折り畳んだ状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
【図49】注入式の移植装置を示す斜視図であり、この
移植装置の出口前方に装着したレンズ保持用隔室を示す
図である。
移植装置の出口前方に装着したレンズ保持用隔室を示す
図である。
【図50】カニューレから加えられる吸引力によって眼
内レンズ保持用隔室から眼内レンズを引出し、眼球切開
部に入れる移植装置に装填する、図49の移植装置の眼
内レンズ保持用隔室および出口間の結合部の拡大断面図
である。
内レンズ保持用隔室から眼内レンズを引出し、眼球切開
部に入れる移植装置に装填する、図49の移植装置の眼
内レンズ保持用隔室および出口間の結合部の拡大断面図
である。
【図51】図49の移植装置の眼内レンズ保持用隔室、
出口間の結合部の拡大断面図であり、眼内レンズ保持用
隔室から出口を通し眼内レンズを取り込むことによって
移植装置のカニューレに装填する別の方法を示す図であ
る。
出口間の結合部の拡大断面図であり、眼内レンズ保持用
隔室から出口を通し眼内レンズを取り込むことによって
移植装置のカニューレに装填する別の方法を示す図であ
る。
【図52】眼球切開部を通して挿入しているときに眼内
レンズを変形させるのに利用するピンセット形式のまた
別の移植装置を示す斜視図である。
レンズを変形させるのに利用するピンセット形式のまた
別の移植装置を示す斜視図である。
【図53】眼球切開部を最大限利用しながら移植装置に
よって加えられる最小限の圧力で眼内レンズを変形させ
る前端部を有する、図52の移植装置を示す拡大図であ
る。
よって加えられる最小限の圧力で眼内レンズを変形させ
る前端部を有する、図52の移植装置を示す拡大図であ
る。
【図54】図52の移植装置前端部の概略横断面図であ
り、移植装置が部分的に閉じた状態にあるときに眼内レ
ンズを部分的に変形させ、上下2つのプレートが眼内レ
ンズを前端部に完全に包み込むのを容易にする状態を示
す図である。
り、移植装置が部分的に閉じた状態にあるときに眼内レ
ンズを部分的に変形させ、上下2つのプレートが眼内レ
ンズを前端部に完全に包み込むのを容易にする状態を示
す図である。
【図55】眼内レンズを外部圧力により折り畳み完全に
包み込んだときの移植装置の長手方向斜視図である。
包み込んだときの移植装置の長手方向斜視図である。
【図56】前端部の頂部の接触あるいは回動によりボウ
ル型の圧縮機構とを有し、移植装置の包み込み性能およ
び眼内での放出性能を高めたピンセット形式の移植装置
の前端部を示す長手方向断面図である。
ル型の圧縮機構とを有し、移植装置の包み込み性能およ
び眼内での放出性能を高めたピンセット形式の移植装置
の前端部を示す長手方向断面図である。
【図57】図56の移植装置の長手方向斜視図であり、
眼内レンズが外部圧力により折り畳み完全に包み込まれ
ている状態を示す。
眼内レンズが外部圧力により折り畳み完全に包み込まれ
ている状態を示す。
【図58】比較的小さい切開部と虹彩切除部とを通して
後房内に眼内レンズを設置する、図52のピンセット形
式移植装置を利用する移植装置を示す正面図である。
後房内に眼内レンズを設置する、図52のピンセット形
式移植装置を利用する移植装置を示す正面図である。
【図59】瞳孔を通して後房内に眼内レンズを 設置す
る虹彩切除可能なピンセット形式移植装置を利用する移
植装置を示す正面図である。
る虹彩切除可能なピンセット形式移植装置を利用する移
植装置を示す正面図である。
【図60】図41,図42と同様に前端部から眼内に眼
内レンズを注入するのに液圧的な外部圧力を用いるよう
になっているピンセット形式移植装置の前端部を示す拡
大斜視図である。
内レンズを注入するのに液圧的な外部圧力を用いるよう
になっているピンセット形式移植装置の前端部を示す拡
大斜視図である。
【図61】図60の装置の拡大正面図である。
【図62】人の水晶体をそのままにし、図21,図22
に示す眼屈折力の補正用の眼内レンズを虹彩と人の水晶
体との間の後房内に位置させた状態を示す、眼の側断面
図である。
に示す眼屈折力の補正用の眼内レンズを虹彩と人の水晶
体との間の後房内に位置させた状態を示す、眼の側断面
図である。
【図63】人の水晶体をそのままにし眼屈折力の補正の
ために眼の前房内に眼内レンズを置いた状態を示す眼の
側横断面図である。
ために眼の前房内に眼内レンズを置いた状態を示す眼の
側横断面図である。
14 強膜 12 瞳孔 15 切開部 16 角膜 17 前房 18 後房 19 硝子体 20 ハイロイド膜 21 後嚢 22 毛様体 30 眼内レンズ 31 光学帯域部 37 眼内レンズ構造 38 孔 39 支持部 40 孔 41 支持部 42 眼内レンズ 43 支持部 44 眼内レンズ 45 支持リング 47 眼内レンズ 48 光学帯域部 50 支持リング 51 軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 眼内レンズ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼球組織に作った切開部
を通して移植する眼内レンズに関するものである。
を通して移植する眼内レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に白内障で水晶体を摘出した後、水
晶体の代わりに人工の眼内レンズを挿入することが広く
行なわれている。人の水晶体は、一般に、約5ミリメー
トルの厚みと約9ミリメートルの直径を有する透明な構
造体と考えられており、内部の粘弾性物質とそれを包む
袋(嚢)により構成されている。そして、この水晶体は
眼内の毛様体に連結している小帯繊維によって虹彩の後
につり下げられている。また、この嚢の前部は前嚢、後
部は後嚢と、普通、呼ばれている。
晶体の代わりに人工の眼内レンズを挿入することが広く
行なわれている。人の水晶体は、一般に、約5ミリメー
トルの厚みと約9ミリメートルの直径を有する透明な構
造体と考えられており、内部の粘弾性物質とそれを包む
袋(嚢)により構成されている。そして、この水晶体は
眼内の毛様体に連結している小帯繊維によって虹彩の後
につり下げられている。また、この嚢の前部は前嚢、後
部は後嚢と、普通、呼ばれている。
【0003】眼から水晶体を摘出し、代わりに眼内レン
ズを移植する白内障摘出処置方法は種々開発されてい
る。摘出処置は、一般に、嚢内法(水晶体を嚢と一緒に
摘出する)と嚢外法(前嚢及び内部の粘弾性物質を一緒
に摘出し、後嚢はそのまま残す)とに分類される。19
49年頃にRidleyが初めて眼内レンズを移植して
以来、水晶体摘出、眼内レンズ移植に伴う問題について
多くの眼科系外科医が関心を示してきた。
ズを移植する白内障摘出処置方法は種々開発されてい
る。摘出処置は、一般に、嚢内法(水晶体を嚢と一緒に
摘出する)と嚢外法(前嚢及び内部の粘弾性物質を一緒
に摘出し、後嚢はそのまま残す)とに分類される。19
49年頃にRidleyが初めて眼内レンズを移植して
以来、水晶体摘出、眼内レンズ移植に伴う問題について
多くの眼科系外科医が関心を示してきた。
【0004】種々の眼内レンズが提案され、患者の不快
感を減らし、術後合併症を防ぐべく適切な外科処置が開
発されている。これについては、N.Jaffe等のP
seudophakos’、D.P.Choyce著
「History Intraocular Impl
ants」(Annals of Ophthalmo
logy、1973年10月号)、(1976年11月
16日にFlomに許可された)米国特許第3,99
1,426号、および、(1977年11月8日にKe
lmanに許可された)米国特許第4,092,743
号を参照されたい。これらの刊行物は参考資料として本
願で援用する。
感を減らし、術後合併症を防ぐべく適切な外科処置が開
発されている。これについては、N.Jaffe等のP
seudophakos’、D.P.Choyce著
「History Intraocular Impl
ants」(Annals of Ophthalmo
logy、1973年10月号)、(1976年11月
16日にFlomに許可された)米国特許第3,99
1,426号、および、(1977年11月8日にKe
lmanに許可された)米国特許第4,092,743
号を参照されたい。これらの刊行物は参考資料として本
願で援用する。
【0005】本発明に関連して特に重要なのは、米国特
許第4,002,169号および同第3,996,93
5号に開示されているように、水晶体を摘出するための
切開部が小さくて良い外科技術を開発するということで
ある。過去多数の熟練した技術者が、光学用途に適した
ガラスあるいはプラスチックで光学帯域部を作った硬い
眼内レンズの構造を提案している。
許第4,002,169号および同第3,996,93
5号に開示されているように、水晶体を摘出するための
切開部が小さくて良い外科技術を開発するということで
ある。過去多数の熟練した技術者が、光学用途に適した
ガラスあるいはプラスチックで光学帯域部を作った硬い
眼内レンズの構造を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所望の
光透過効果を得る光学帯域部を備えた眼内レンズが存在
しなかったため、患者の眼内レンズ使用に正しく対応で
きないという問題点があった。本発明は、上述した問題
点を解決することを目的とする。
光透過効果を得る光学帯域部を備えた眼内レンズが存在
しなかったため、患者の眼内レンズ使用に正しく対応で
きないという問題点があった。本発明は、上述した問題
点を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る眼
内レンズは、光学帯域部を備え、該光学帯域部は所望の
光透過効果を得るようにした遮光部を有するものであ
る。
内レンズは、光学帯域部を備え、該光学帯域部は所望の
光透過効果を得るようにした遮光部を有するものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の発明は眼球組織に作った切開部を通
して移植することのできる改良した眼内レンズである。
請求項1の発明の眼内レンズは、より好ましくは光学帯
域部を備え、少なくとも該光学帯域部を変形することに
より変形可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部は
横断面直径に関し例えば80%以下に変形可能であり、
且つ変形後所定の焦点距離に復元可能な特性を備えた眼
内レンズである。
して移植することのできる改良した眼内レンズである。
請求項1の発明の眼内レンズは、より好ましくは光学帯
域部を備え、少なくとも該光学帯域部を変形することに
より変形可能な眼内レンズであって、前記光学帯域部は
横断面直径に関し例えば80%以下に変形可能であり、
且つ変形後所定の焦点距離に復元可能な特性を備えた眼
内レンズである。
【0009】より好ましくは、請求項1の発明の眼内レ
ンズに関連する移植の方法は、人の水晶体の交換あるい
は眼屈折力補正のために利用することができる。これら
の方法は次の段階から成る。すなわち、所定の復元可能
な特性を持ち、少なくとも光学帯域部を変形することに
より変形可能な眼内レンズを用意する段階と、この眼内
レンズの光学帯域部をその外部圧力のかかっていない状
態の横断面直径に関し例えば80%以下の直径まで変形
させる段階と、眼球組織に作った比較的小さい切開部を
通して眼内レンズを挿入する段階と、この挿入段階後に
外部圧力解除により眼内レンズをその当初の形状、寸
法、一定焦点距離に復元させる段階とで、これによっ
て、より安全便利な外科処置を行ない、眼に一層うまく
適合させることができる。
ンズに関連する移植の方法は、人の水晶体の交換あるい
は眼屈折力補正のために利用することができる。これら
の方法は次の段階から成る。すなわち、所定の復元可能
な特性を持ち、少なくとも光学帯域部を変形することに
より変形可能な眼内レンズを用意する段階と、この眼内
レンズの光学帯域部をその外部圧力のかかっていない状
態の横断面直径に関し例えば80%以下の直径まで変形
させる段階と、眼球組織に作った比較的小さい切開部を
通して眼内レンズを挿入する段階と、この挿入段階後に
外部圧力解除により眼内レンズをその当初の形状、寸
法、一定焦点距離に復元させる段階とで、これによっ
て、より安全便利な外科処置を行ない、眼に一層うまく
適合させることができる。
【0010】より好ましくは請求項1の発明の眼内レン
ズに関連し、眼内挿入時に眼内レンズを変形させ、小さ
な切開部を通して眼内に挿入する方法としては、眼内レ
ンズを適当に変形させ、眼球組織に作った切開部を通し
て引っ張れるように眼内レンズに取付けるようになって
いるただ1つのマイクロフック装置を用いる方法や、別
の方法としては、二重マイクロフック装置が設けてあ
り、これにより、眼球組織に作った比較的小さい切開部
を通して眼内レンズを挿入するに充分な量、切開部に対
して直角な方向に眼内レンズを引伸ばせるようになって
いる方法、また別の方法としては、特に、カニューレを
通して眼内レンズを外部圧力により圧縮し、それを眼に
挿入するようになっている注入式装置を用いる方法、更
に別の方法としては、眼内レンズを外部圧力により部分
的または完全に包み、それを変形させて眼内への挿入を
容易にする圧縮部材を有するピンセット形式の装置を用
いる方法がある。
ズに関連し、眼内挿入時に眼内レンズを変形させ、小さ
な切開部を通して眼内に挿入する方法としては、眼内レ
ンズを適当に変形させ、眼球組織に作った切開部を通し
て引っ張れるように眼内レンズに取付けるようになって
いるただ1つのマイクロフック装置を用いる方法や、別
の方法としては、二重マイクロフック装置が設けてあ
り、これにより、眼球組織に作った比較的小さい切開部
を通して眼内レンズを挿入するに充分な量、切開部に対
して直角な方向に眼内レンズを引伸ばせるようになって
いる方法、また別の方法としては、特に、カニューレを
通して眼内レンズを外部圧力により圧縮し、それを眼に
挿入するようになっている注入式装置を用いる方法、更
に別の方法としては、眼内レンズを外部圧力により部分
的または完全に包み、それを変形させて眼内への挿入を
容易にする圧縮部材を有するピンセット形式の装置を用
いる方法がある。
【0011】より好ましくは請求項1の発明は、所定の
復元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変形す
ることにより変形可能な眼内レンズであって、この眼内
レンズの独特の光学帯域部は横断面直径に関し例えば8
0%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離
に復元可能な特性を備えたもので、それによってより安
全、便利性を向上させ、且つ不快感の減じた外科処置が
行なえる。
復元可能な特性を有し、少なくとも光学帯域部を変形す
ることにより変形可能な眼内レンズであって、この眼内
レンズの独特の光学帯域部は横断面直径に関し例えば8
0%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離
に復元可能な特性を備えたもので、それによってより安
全、便利性を向上させ、且つ不快感の減じた外科処置が
行なえる。
【0012】請求項1の発明は、眼内レンズに、更に遮
光部を加えて所望の光透過効果を得るようにしたもので
ある。
光部を加えて所望の光透過効果を得るようにしたもので
ある。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って眼内レンズの様々な具体
例を説明する。図1は眼の概略正面図であり、眼球の主
要構成要素、すなわち、虹彩11、瞳孔12、縁13、
強膜14を示している。なお、小さい切開部15は眼内
レンズを移植するために眼球組織に作ったものである。
例を説明する。図1は眼の概略正面図であり、眼球の主
要構成要素、すなわち、虹彩11、瞳孔12、縁13、
強膜14を示している。なお、小さい切開部15は眼内
レンズを移植するために眼球組織に作ったものである。
【0014】図2は図1に示す眼の側断面図であり、眼
球の主要構成要素がもっと詳しく示してある。角膜16
は透明な組織からなり、この組織は縁13のところで強
膜14につながっている。前眼部は虹彩11および瞳孔
12によって2つの室に分けられている。1つは前房1
7で角膜16と虹彩11の間の空間で構成されている。
他は後房18で虹彩11、硝子体19間に構成されてい
る。
球の主要構成要素がもっと詳しく示してある。角膜16
は透明な組織からなり、この組織は縁13のところで強
膜14につながっている。前眼部は虹彩11および瞳孔
12によって2つの室に分けられている。1つは前房1
7で角膜16と虹彩11の間の空間で構成されている。
他は後房18で虹彩11、硝子体19間に構成されてい
る。
【0015】嚢内法白内障摘出手術として普通に知られ
ている外科処置では、水晶体を嚢ごと摘出するため水晶
体摘出手術後は後房18との境にはハイロイド(hyl
oid)膜20がある。一方嚢外法白内障摘出手術とし
て知られている外科処置では後嚢を残して水晶体を摘出
するので、水晶体摘出手術後は後房18の境には小帯繊
維23によって毛様体22に取付けられた後嚢21があ
る。前嚢の部分はフラップ24として残してもよく、こ
れらのフラップは後嚢21と共に「水晶体嚢」と呼ばれ
る部分を構成する。虹彩11と毛様体22の延長部との
間の後房18の周囲区域は毛様体溝26と呼ばれてい
る。角膜16と虹彩11の間の前房周囲区域は隅角27
と呼ばれている。虹彩の平面に対して後方で、硝子体1
9に対して前方にある強膜区域は毛様体輪28と呼ばれ
ている。
ている外科処置では、水晶体を嚢ごと摘出するため水晶
体摘出手術後は後房18との境にはハイロイド(hyl
oid)膜20がある。一方嚢外法白内障摘出手術とし
て知られている外科処置では後嚢を残して水晶体を摘出
するので、水晶体摘出手術後は後房18の境には小帯繊
維23によって毛様体22に取付けられた後嚢21があ
る。前嚢の部分はフラップ24として残してもよく、こ
れらのフラップは後嚢21と共に「水晶体嚢」と呼ばれ
る部分を構成する。虹彩11と毛様体22の延長部との
間の後房18の周囲区域は毛様体溝26と呼ばれてい
る。角膜16と虹彩11の間の前房周囲区域は隅角27
と呼ばれている。虹彩の平面に対して後方で、硝子体1
9に対して前方にある強膜区域は毛様体輪28と呼ばれ
ている。
【0016】前述の眼球構成要素に沿って言えば、より
好ましくは上記眼内レンズの原理的特徴は、少なくとも
光学帯域部が変形することにより変形可能な眼内レンズ
であって、前記光学帯域部は横断面直径に関し例えば8
0%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離
に復元可能な特性を備えた眼内レンズを提供することに
ある。したがって、上記眼内レンズは、同じ寸法のいか
なる硬い眼内レンズと異なり、眼球組織に設けたさらに
小さい切開部を通して移植することができる。
好ましくは上記眼内レンズの原理的特徴は、少なくとも
光学帯域部が変形することにより変形可能な眼内レンズ
であって、前記光学帯域部は横断面直径に関し例えば8
0%以下に変形可能であり、且つ変形後所定の焦点距離
に復元可能な特性を備えた眼内レンズを提供することに
ある。したがって、上記眼内レンズは、同じ寸法のいか
なる硬い眼内レンズと異なり、眼球組織に設けたさらに
小さい切開部を通して移植することができる。
【0017】図3は眼内レンズ30を示している。図示
の形態では、固定用支持部はまったくなく、眼内レンズ
は変形可能な光学帯域部31を包含し、この光学帯域部
は所望の復元特性、適切な構造寸法を備え、眼への挿入
を可能とする適切な寸法に眼内レンズを変形させうるよ
うな変形可能な材料で作ってある。
の形態では、固定用支持部はまったくなく、眼内レンズ
は変形可能な光学帯域部31を包含し、この光学帯域部
は所望の復元特性、適切な構造寸法を備え、眼への挿入
を可能とする適切な寸法に眼内レンズを変形させうるよ
うな変形可能な材料で作ってある。
【0018】代表的には、眼内レンズ30の光学帯域部
31は、ポリウレタン・エラストマー、シリコーン・エ
ラストマー、ヒドロゲル・ポリマー、コラーゲン化合
物、有機または合成ゲル化合物およびその組合わせのよ
うな1種類またはそれ以上の種類の適当な材料で作って
ある。ある具体例では、眼内レンズの光学帯域部31は
前記材料の任意のものからなる基礎部材を持つように作
ることができ、さらに、第2または第3の材料で親水性
表面層(単数または複数)形成することができる。さら
には、この眼内レンズは着色したり、遮光部を設けて所
望の光透過効果を得るようにしてもよい。
31は、ポリウレタン・エラストマー、シリコーン・エ
ラストマー、ヒドロゲル・ポリマー、コラーゲン化合
物、有機または合成ゲル化合物およびその組合わせのよ
うな1種類またはそれ以上の種類の適当な材料で作って
ある。ある具体例では、眼内レンズの光学帯域部31は
前記材料の任意のものからなる基礎部材を持つように作
ることができ、さらに、第2または第3の材料で親水性
表面層(単数または複数)形成することができる。さら
には、この眼内レンズは着色したり、遮光部を設けて所
望の光透過効果を得るようにしてもよい。
【0019】図4,図5,図6,図7,図8は別の具体
例で、眼内レンズは、外科的に摘出した水晶体を交換し
たり、あるいは水晶体を摘出せずに眼屈折力を補正した
りすることができるようになっている種々の眼内レンズ
であり、すなわち図4〜図8は、それぞれ、両凸レンズ
32、平凸レンズ33、平凹レンズ34、両凹レンズ3
5、凹凸レンズ36の形をしている。
例で、眼内レンズは、外科的に摘出した水晶体を交換し
たり、あるいは水晶体を摘出せずに眼屈折力を補正した
りすることができるようになっている種々の眼内レンズ
であり、すなわち図4〜図8は、それぞれ、両凸レンズ
32、平凸レンズ33、平凹レンズ34、両凹レンズ3
5、凹凸レンズ36の形をしている。
【0020】図9には別の眼内レンズ構造37が示して
あり、この眼内レンズは縫合、取扱い、液体の流通を助
ける孔38を備えている。またこの眼内レンズは適当な
位置に1つまたはそれ以上の孔38を随意に備えること
ができ、この孔は図10に示すように眼内レンズの横断
面を完全に貫いて延びていてもよいし、あるいは外科処
置中に眼内レンズの操作を容易にするくぼみとしてもよ
い。
あり、この眼内レンズは縫合、取扱い、液体の流通を助
ける孔38を備えている。またこの眼内レンズは適当な
位置に1つまたはそれ以上の孔38を随意に備えること
ができ、この孔は図10に示すように眼内レンズの横断
面を完全に貫いて延びていてもよいし、あるいは外科処
置中に眼内レンズの操作を容易にするくぼみとしてもよ
い。
【0021】さらに、眼内レンズ構造は一体または一体
でない支持部を持ち、眼内での眼内レンズの位置決めを
容易にしてもよい。図11〜図20はこの目的で利用で
きる種々の支持部を示している。
でない支持部を持ち、眼内での眼内レンズの位置決めを
容易にしてもよい。図11〜図20はこの目的で利用で
きる種々の支持部を示している。
【0022】もっと詳しく言えば、図11は圧縮性の一
体支持要素式の支持部39を備えた眼内レンズ30を示
す。図12では、これらの支持部39は眼内レンズの光
学帯域部31と同一平面にある。
体支持要素式の支持部39を備えた眼内レンズ30を示
す。図12では、これらの支持部39は眼内レンズの光
学帯域部31と同一平面にある。
【0023】図13,図14は、眼内レンズを貫く複数
の孔40と、眼内レンズの平面を通り、この平面に対し
て角度を持った支持部41とを備えた眼内レンズを示し
ている。この支持部は任意適当な材料で作ることがで
き、材料は眼内レンズの光学帯域部とは異なった材料か
ら選んでもよい。
の孔40と、眼内レンズの平面を通り、この平面に対し
て角度を持った支持部41とを備えた眼内レンズを示し
ている。この支持部は任意適当な材料で作ることがで
き、材料は眼内レンズの光学帯域部とは異なった材料か
ら選んでもよい。
【0024】図15,図16は、眼内レンズと一体の支
持要素を備えその中に角度のある圧縮性支持部43を設
けた眼内レンズ42を示す。
持要素を備えその中に角度のある圧縮性支持部43を設
けた眼内レンズ42を示す。
【0025】図17,図18は、変形可能な周囲支持リ
ング45と、実質的に連続した周囲フランジとなる着色
あるいは遮光した周囲部46とを有する、本発明の一実
施例の眼内レンズ44を示す。
ング45と、実質的に連続した周囲フランジとなる着色
あるいは遮光した周囲部46とを有する、本発明の一実
施例の眼内レンズ44を示す。
【0026】図19,図20はまた別の具体例の眼内レ
ンズ構造47を示しており、この構造では、光学帯域部
48はその外周部から離間して同一平面内に配設されか
つ適当な材料で形成した外周部材である周囲支持リング
50と、中間支持部材である糸あるいはスポーク49に
よって複数個所連結された構造となっている。そして、
図19においては、中間支持部材である糸あるいはスポ
ーク49は光学帯域部の外周縁部から放射状に配設され
ていて、その先端部が前記周囲支持リング50に連結さ
れた状態を示している。
ンズ構造47を示しており、この構造では、光学帯域部
48はその外周部から離間して同一平面内に配設されか
つ適当な材料で形成した外周部材である周囲支持リング
50と、中間支持部材である糸あるいはスポーク49に
よって複数個所連結された構造となっている。そして、
図19においては、中間支持部材である糸あるいはスポ
ーク49は光学帯域部の外周縁部から放射状に配設され
ていて、その先端部が前記周囲支持リング50に連結さ
れた状態を示している。
【0027】図21,図23は眼内レンズ30を移植し
て瞳孔12の前方において虹彩11に固定したところを
示している。この具体例では、眼から既に摘出した水晶
体を眼内レンズと交換する外科処置において、ステンレ
ス鋼から作った穿刺縫合材51が眼内レンズ周縁に沿っ
た適当な位置で虹彩11を貫いて配置してある。なお、
これら図21,図23は図3に示す眼内レンズの固定法
を示しているが、前記図4,図5,図6,図7,図8,
図9,図10に示す具体例の眼内レンズ構造それぞれも
同様な要領で固定しうることはいうまでもない。
て瞳孔12の前方において虹彩11に固定したところを
示している。この具体例では、眼から既に摘出した水晶
体を眼内レンズと交換する外科処置において、ステンレ
ス鋼から作った穿刺縫合材51が眼内レンズ周縁に沿っ
た適当な位置で虹彩11を貫いて配置してある。なお、
これら図21,図23は図3に示す眼内レンズの固定法
を示しているが、前記図4,図5,図6,図7,図8,
図9,図10に示す具体例の眼内レンズ構造それぞれも
同様な要領で固定しうることはいうまでもない。
【0028】図22,図24は瞳孔12の後で虹彩11
の背面に、眼内レンズ30を取付けた別の例を示してい
る。この具体例においては、眼内レンズ30は同様にス
テンレス鋼からなる穿刺縫合材51によって所定位置に
縫合されている。
の背面に、眼内レンズ30を取付けた別の例を示してい
る。この具体例においては、眼内レンズ30は同様にス
テンレス鋼からなる穿刺縫合材51によって所定位置に
縫合されている。
【0029】図25,図26は図11,図12に示す眼
内レンズ30を支持部39で虹彩11の前方の前房内に
位置決めし、瞳孔を覆って眼内レンズを固定した代表的
な方法を示す。
内レンズ30を支持部39で虹彩11の前方の前房内に
位置決めし、瞳孔を覆って眼内レンズを固定した代表的
な方法を示す。
【0030】図27,図28は図15,図16に示す眼
内レンズ42を、眼内レンズ平面に対して角度を持つ支
持部43で、虹彩11および瞳孔12の前方の位置に設
置した状態を示している。
内レンズ42を、眼内レンズ平面に対して角度を持つ支
持部43で、虹彩11および瞳孔12の前方の位置に設
置した状態を示している。
【0031】図29,図30は図13,図14に示す眼
内レンズを虹彩11および瞳孔12の背後の位置に設置
したところを示している。支持部41は毛様体22の前
方にあり、眼内レンズの光学帯域部は後嚢21の前にあ
る。
内レンズを虹彩11および瞳孔12の背後の位置に設置
したところを示している。支持部41は毛様体22の前
方にあり、眼内レンズの光学帯域部は後嚢21の前にあ
る。
【0032】図31,図32は移植後の図19,図20
に示す眼内レンズ47を示しており、水晶体嚢内で虹彩
11および瞳孔12の背後に設置してある。したがっ
て、当業者には容易にわかるように、より好ましくは本
発明による眼内レンズは眼内の種々の位置に固定でき、
また、変形可能な光学帯域部と共にこれらが保有する種
々の支持部で任意所望位置に固定することができる。
に示す眼内レンズ47を示しており、水晶体嚢内で虹彩
11および瞳孔12の背後に設置してある。したがっ
て、当業者には容易にわかるように、より好ましくは本
発明による眼内レンズは眼内の種々の位置に固定でき、
また、変形可能な光学帯域部と共にこれらが保有する種
々の支持部で任意所望位置に固定することができる。
【0033】本発明による眼内レンズの重要な特徴の1
つは瞳孔の自由な運動を許す、すなわち眼内レンズその
ものを眼内の所定位置に取付けた状態で通常の瞳孔機能
を損なわないということである。なお、光学帯域部を横
断面直径に関し、圧力のかかっていない状態の80%以
下の直径まで一時的に変形させることによって眼内レン
ズの移植を行なう独特の方法、装置を以下に示す。
つは瞳孔の自由な運動を許す、すなわち眼内レンズその
ものを眼内の所定位置に取付けた状態で通常の瞳孔機能
を損なわないということである。なお、光学帯域部を横
断面直径に関し、圧力のかかっていない状態の80%以
下の直径まで一時的に変形させることによって眼内レン
ズの移植を行なう独特の方法、装置を以下に示す。
【0034】図33,図34に示す方法では、眼内レン
ズ30の遠位部30′を眼球組織に外科手術により設け
た比較的小さい切開部15を通して押込むことによって
この眼内レンズを変形させる状況を示している。図34
は単一のマイクロフック装置として示した特別設計の移
植器具であり、前部にフック52を設けたニードル51
を包含し、このフック52は眼内レンズ30の周縁部ま
たは孔と係合する。この移植器具は切開部15を通して
眼内レンズ30を挿入するのに利用できる。これに関連
して、フック52は種々の形態、たとえば、まっすぐな
形状あるいは外側に曲がった形状をとることができ、眼
内レンズ30の周縁部あるいは孔との係合を容易にす
る。
ズ30の遠位部30′を眼球組織に外科手術により設け
た比較的小さい切開部15を通して押込むことによって
この眼内レンズを変形させる状況を示している。図34
は単一のマイクロフック装置として示した特別設計の移
植器具であり、前部にフック52を設けたニードル51
を包含し、このフック52は眼内レンズ30の周縁部ま
たは孔と係合する。この移植器具は切開部15を通して
眼内レンズ30を挿入するのに利用できる。これに関連
して、フック52は種々の形態、たとえば、まっすぐな
形状あるいは外側に曲がった形状をとることができ、眼
内レンズ30の周縁部あるいは孔との係合を容易にす
る。
【0035】したがって、眼内レンズ30と係合するマ
イクロフック装置は、最初、切開部15を通して挿入さ
れ、眼内レンズ30は切開部15のまわりの周囲組織の
加える圧力によって圧縮されることによって適当な直径
まで変形する。眼内レンズ30は、その後、眼内の所望
位置まで充分に挿入される。マイクロフック装置には所
望に応じて歯を設け、眼内レンズが滑ってそれにかかる
張力をなくしてしまうという悪い結果を避けるようにし
てもよい。
イクロフック装置は、最初、切開部15を通して挿入さ
れ、眼内レンズ30は切開部15のまわりの周囲組織の
加える圧力によって圧縮されることによって適当な直径
まで変形する。眼内レンズ30は、その後、眼内の所望
位置まで充分に挿入される。マイクロフック装置には所
望に応じて歯を設け、眼内レンズが滑ってそれにかかる
張力をなくしてしまうという悪い結果を避けるようにし
てもよい。
【0036】別の方法が図35に示してあり、この方法
も切開部15を用いて眼内レンズ30を変形させる。こ
の形態では、眼内レンズ30は縫合糸などの結合材料5
3を用いて切開部15を通して引っ張られる。結合材料
53は眼の反対側に設けた第2の小切開部15′を通し
て挿入され、眼内レンズ30の周囲に設けた孔54に通
されてから小切開部15′にもどされる。したがって、
結合材料53の両端をつかんで引っ張れば、眼内レンズ
30が眼内の正しい位置に引っ張られうる。眼内に眼内
レンズを位置決めしたならば、結合材料53の一端を放
し、それを完全に引出し、眼内レンズ30を所定位置に
残す。
も切開部15を用いて眼内レンズ30を変形させる。こ
の形態では、眼内レンズ30は縫合糸などの結合材料5
3を用いて切開部15を通して引っ張られる。結合材料
53は眼の反対側に設けた第2の小切開部15′を通し
て挿入され、眼内レンズ30の周囲に設けた孔54に通
されてから小切開部15′にもどされる。したがって、
結合材料53の両端をつかんで引っ張れば、眼内レンズ
30が眼内の正しい位置に引っ張られうる。眼内に眼内
レンズを位置決めしたならば、結合材料53の一端を放
し、それを完全に引出し、眼内レンズ30を所定位置に
残す。
【0037】図36には、結合材料53の代りに、図3
4とは別のマイクロフック装置55を用いても小切開部
15から眼内に眼内レンズ30を引込むことができる。
4とは別のマイクロフック装置55を用いても小切開部
15から眼内に眼内レンズ30を引込むことができる。
【0038】図37,図38には眼内に眼内レンズ30
を移植するまた別の方法が示してある。この方法では、
図37に示す二重マイクロフック装置56を利用し、眼
内レンズ30を切開部15の方向に対して直角の方向に
伸ばして切開部15の平面内で充分に眼内レンズ30を
変形させ、前記具体例で生じるような眼球組織の圧力な
しに比較的小さい切開部15を通して挿入しうる。
を移植するまた別の方法が示してある。この方法では、
図37に示す二重マイクロフック装置56を利用し、眼
内レンズ30を切開部15の方向に対して直角の方向に
伸ばして切開部15の平面内で充分に眼内レンズ30を
変形させ、前記具体例で生じるような眼球組織の圧力な
しに比較的小さい切開部15を通して挿入しうる。
【0039】図37に示すように、二重マイクロフック
装置56は平行に位置した2つのニードル57,58を
包含し、これらのニードルは同心あるいは並列に配置し
てあって外科医が片手で扱いやすいようになっており、
図34,図36に示す2つのマイクロフック装置50,
55と同じ変形を行ないうる。
装置56は平行に位置した2つのニードル57,58を
包含し、これらのニードルは同心あるいは並列に配置し
てあって外科医が片手で扱いやすいようになっており、
図34,図36に示す2つのマイクロフック装置50,
55と同じ変形を行ないうる。
【0040】もっと詳しく言えば、図37に示す二重マ
イクロフック装置56は第2のニードル58を組み合わ
せて摺動自在に装着した第1のニードル57を包含し、
このニードル57はフック57′部で眼内レンズ30の
近位部と係合してそれを安定状態に保持する手段とな
り、ニードル58はフック58′部で眼内レンズ30の
遠位部と係合する。眼内レンズ30を変形させるに必要
な力はプランジャ59で与えられ、2つのフック5
7′,58′を互いに離れる方向に動かして眼内レンズ
30を伸ばす。
イクロフック装置56は第2のニードル58を組み合わ
せて摺動自在に装着した第1のニードル57を包含し、
このニードル57はフック57′部で眼内レンズ30の
近位部と係合してそれを安定状態に保持する手段とな
り、ニードル58はフック58′部で眼内レンズ30の
遠位部と係合する。眼内レンズ30を変形させるに必要
な力はプランジャ59で与えられ、2つのフック5
7′,58′を互いに離れる方向に動かして眼内レンズ
30を伸ばす。
【0041】図39ないし図48にはさらに別の方法と
装置60が示してある。ここで図39は機械的/液圧的
な外部圧力を利用する移植装置60を示している。この
移植装置60は入口62と、切開部15内あるいはそれ
に隣接して置くようになっている小さい出口63とを有
する眼内レンズ保持室61を包含する。機械的、液圧的
あるいは空気圧的な外部圧力は、移植装置60の入口6
2を通して加えられ、眼内レンズ30は小さい出口63
の方向へ押出され、移植装置の遠位端にあるカニューレ
64を通して眼内に押込まれる。
装置60が示してある。ここで図39は機械的/液圧的
な外部圧力を利用する移植装置60を示している。この
移植装置60は入口62と、切開部15内あるいはそれ
に隣接して置くようになっている小さい出口63とを有
する眼内レンズ保持室61を包含する。機械的、液圧的
あるいは空気圧的な外部圧力は、移植装置60の入口6
2を通して加えられ、眼内レンズ30は小さい出口63
の方向へ押出され、移植装置の遠位端にあるカニューレ
64を通して眼内に押込まれる。
【0042】眼内レンズ30は、最初、圧力源、たとえ
ば、図示のような手動注射器65あるいは他の適当な同
等の装置と、眼内に入る前に通ることになる出口63と
の間の眼内レンズ保持室61内に置かれる。ここで眼内
レンズ保持室61は殺菌した透明材料で作り、眼内レン
ズ30を眼内レンズ保持室61の外から点検してそれの
汚染を防げるようにしてもよい。図43に示す装置は比
較的短いノズル67を包含し、前方あるいは後方の室に
レンズを設置するのを容易にしたものである。ここで、
この装置は図44に示すように比較的長いノズル68を
備えていてもよく、その場合、瞳孔12を通して後房1
8に眼内レンズ30を置くのが容易になる。
ば、図示のような手動注射器65あるいは他の適当な同
等の装置と、眼内に入る前に通ることになる出口63と
の間の眼内レンズ保持室61内に置かれる。ここで眼内
レンズ保持室61は殺菌した透明材料で作り、眼内レン
ズ30を眼内レンズ保持室61の外から点検してそれの
汚染を防げるようにしてもよい。図43に示す装置は比
較的短いノズル67を包含し、前方あるいは後方の室に
レンズを設置するのを容易にしたものである。ここで、
この装置は図44に示すように比較的長いノズル68を
備えていてもよく、その場合、瞳孔12を通して後房1
8に眼内レンズ30を置くのが容易になる。
【0043】図40は図39に示す移植装置60の眼内
レンズ保持室61をもっと明瞭に断面図で示したもので
ある。この眼内レンズ保持室61は、好ましくは、透明
材料で作ってあり、外部圧力のかかっていない状態で眼
内レンズ30を、入口62を通して収容するようになっ
ている。このとき、眼内レンズ30は、眼内レンズ保持
室61に挿入する前に、適当な液体、たとえば、蒸留
水、塩水、あるいはヒアルロン酸、硫酸コンドロイチン
(condroitin sulfate)のような生
体適合潤滑液内に浮かせて行なうと操作は容易である。
図40では眼内レンズ保持室61に支持部を持たない眼
内レンズ30が保持できるようになっているが、このよ
うな眼内レンズ保持室は種々の形態により、種々の眼内
レンズの設置を容易にしうる。
レンズ保持室61をもっと明瞭に断面図で示したもので
ある。この眼内レンズ保持室61は、好ましくは、透明
材料で作ってあり、外部圧力のかかっていない状態で眼
内レンズ30を、入口62を通して収容するようになっ
ている。このとき、眼内レンズ30は、眼内レンズ保持
室61に挿入する前に、適当な液体、たとえば、蒸留
水、塩水、あるいはヒアルロン酸、硫酸コンドロイチン
(condroitin sulfate)のような生
体適合潤滑液内に浮かせて行なうと操作は容易である。
図40では眼内レンズ保持室61に支持部を持たない眼
内レンズ30が保持できるようになっているが、このよ
うな眼内レンズ保持室は種々の形態により、種々の眼内
レンズの設置を容易にしうる。
【0044】図41は眼内レンズ保持室61の後部から
加えられた外部圧力の作用で変形する眼内レンズ30の
様子を示しており、眼内レンズ30は狭いカニューレ6
4と、眼球組織に作った切開部15を通して予め置かれ
た出口63の方向に押出され図42に示すように眼球内
に出たとき、外部圧力の解除により図44に示すよう
に、眼内レンズ30が圧力を受けていない状態に復元す
る。比較的長いノズル68から眼球内に出たときにも外
部圧力を受けていない状態に復元する。眼内レンズの復
元特性は、眼内レンズ材料の適当な選択および所望の眼
内レンズ形態を与える寸法、製造技術の組合わせによっ
て得られる。眼内レンズの変形可能な光学帯域部は少な
くとも降伏点まで50パーセント、好ましくは、約50
パーセントないし約20パーセント以上の範囲の伸びを
持たねばならない。
加えられた外部圧力の作用で変形する眼内レンズ30の
様子を示しており、眼内レンズ30は狭いカニューレ6
4と、眼球組織に作った切開部15を通して予め置かれ
た出口63の方向に押出され図42に示すように眼球内
に出たとき、外部圧力の解除により図44に示すよう
に、眼内レンズ30が圧力を受けていない状態に復元す
る。比較的長いノズル68から眼球内に出たときにも外
部圧力を受けていない状態に復元する。眼内レンズの復
元特性は、眼内レンズ材料の適当な選択および所望の眼
内レンズ形態を与える寸法、製造技術の組合わせによっ
て得られる。眼内レンズの変形可能な光学帯域部は少な
くとも降伏点まで50パーセント、好ましくは、約50
パーセントないし約20パーセント以上の範囲の伸びを
持たねばならない。
【0045】図43は短いノズル67を備えた、図39
に示す移植装置60の眼内レンズ保持室61の位置を示
しており、前房あるいは後房に(虹彩切除部または毛様
体輪を通して)置くように切開部15を通して眼内レン
ズ30を放出したばかりの状態を示している。
に示す移植装置60の眼内レンズ保持室61の位置を示
しており、前房あるいは後房に(虹彩切除部または毛様
体輪を通して)置くように切開部15を通して眼内レン
ズ30を放出したばかりの状態を示している。
【0046】図44は比較的長いノズル68を利用して
瞳孔12を通して後房に眼内レンズ30を置くのを容易
とした別の具体例を示している。
瞳孔12を通して後房に眼内レンズ30を置くのを容易
とした別の具体例を示している。
【0047】図45ないし図48は移植装置60のカニ
ューレ64内で外部圧力により変形した眼内レンズ30
の横断面図である。図45は巻いた状態に変形した眼内
レンズ30を示し、図46はアコーディオン状に折り畳
まれた状態に変形した眼内レンズ30を示し、図47は
一部ロール状に巻き込まれ、一部折り畳まれた状態に変
形した眼内レンズ30を示し、図48は図33,図35
に示す移植技術で予想されるランダムな「しわ」を持つ
ように折り畳まれた状態に変形した眼内レンズ30を示
している。
ューレ64内で外部圧力により変形した眼内レンズ30
の横断面図である。図45は巻いた状態に変形した眼内
レンズ30を示し、図46はアコーディオン状に折り畳
まれた状態に変形した眼内レンズ30を示し、図47は
一部ロール状に巻き込まれ、一部折り畳まれた状態に変
形した眼内レンズ30を示し、図48は図33,図35
に示す移植技術で予想されるランダムな「しわ」を持つ
ように折り畳まれた状態に変形した眼内レンズ30を示
している。
【0048】図49は注入式の移植装置70を示してい
る。ここでは、眼内レンズ30は図40に示したような
眼内レンズ保持用隔室71に保持してあるが、この眼内
レンズ保持用隔室71は移植装置70の出口66の前方
に装着するようになっている。したがって、まず、変形
可能な眼内レンズ30を眼内レンズ保持用隔室71から
取出し、次に図49に示す移植装置70のカニューレ7
2に装填する。その後、この眼内レンズ保持用隔室71
を取外し、カニューレ72を切開部に挿入して眼内レン
ズ30を置く、すなわち眼内レンズ保持用隔室71は小
さな出口73を備えており、この出口は眼球組織の小さ
い切開部分あるいはそこに隣接して位置させる移植装置
70のノズル74と緊密に係合する。変形可能な眼内レ
ンズは、出口73を通して、たとえば、機械的な力ある
いは吸引力が与えられるまでほぼ外部圧力のかかってい
ない状態に保持され、吸引力がかかったときに出口73
を通ってノズル74内に移動する。
る。ここでは、眼内レンズ30は図40に示したような
眼内レンズ保持用隔室71に保持してあるが、この眼内
レンズ保持用隔室71は移植装置70の出口66の前方
に装着するようになっている。したがって、まず、変形
可能な眼内レンズ30を眼内レンズ保持用隔室71から
取出し、次に図49に示す移植装置70のカニューレ7
2に装填する。その後、この眼内レンズ保持用隔室71
を取外し、カニューレ72を切開部に挿入して眼内レン
ズ30を置く、すなわち眼内レンズ保持用隔室71は小
さな出口73を備えており、この出口は眼球組織の小さ
い切開部分あるいはそこに隣接して位置させる移植装置
70のノズル74と緊密に係合する。変形可能な眼内レ
ンズは、出口73を通して、たとえば、機械的な力ある
いは吸引力が与えられるまでほぼ外部圧力のかかってい
ない状態に保持され、吸引力がかかったときに出口73
を通ってノズル74内に移動する。
【0049】もっと詳しく言えば、図50はカニューレ
72から吸引力を作用させてレンズ保持用隔室71から
眼内レンズ30を取込む方法の1つを示しており、この
場合、反対側から対応する正圧力はかけてもかけなくと
もよい。
72から吸引力を作用させてレンズ保持用隔室71から
眼内レンズ30を取込む方法の1つを示しており、この
場合、反対側から対応する正圧力はかけてもかけなくと
もよい。
【0050】図51はマイクロフックあるいは結合材料
53を用いて図36と同様な要領で所定位置に眼内レン
ズを引っ張ることによってカニューレ72に眼内レンズ
を装填する別の方法を示している。
53を用いて図36と同様な要領で所定位置に眼内レン
ズを引っ張ることによってカニューレ72に眼内レンズ
を装填する別の方法を示している。
【0051】図49に示す装置は、隔室71からノズル
74に眼内レンズを取込むのを容易にする弁、孔その他
の入口を包含してもよい。
74に眼内レンズを取込むのを容易にする弁、孔その他
の入口を包含してもよい。
【0052】図52は、変形可能な眼内レンズ30をつ
かむと同時に外部圧力により変形させ眼内に直接あるい
は間接的に眼内レンズ30を挿入するようになっている
また別の移植装置75を示している。この移植装置75
はピンセット形式であり、閉じたときにレンズを包み込
む前端部76を包含する。この移植装置75は図53に
示すように変更してもよい。その場合、前端部76′は
短くなりかつ中空となっていて、切開部を最大限利用し
ながら最小量の器具材料で眼内レンズを圧縮する。もち
ろん、別の変形例も可能であり、たとえば、孔、切欠き
などを設けて眼内レンズの取扱いを容易にすることもで
きる。
かむと同時に外部圧力により変形させ眼内に直接あるい
は間接的に眼内レンズ30を挿入するようになっている
また別の移植装置75を示している。この移植装置75
はピンセット形式であり、閉じたときにレンズを包み込
む前端部76を包含する。この移植装置75は図53に
示すように変更してもよい。その場合、前端部76′は
短くなりかつ中空となっていて、切開部を最大限利用し
ながら最小量の器具材料で眼内レンズを圧縮する。もち
ろん、別の変形例も可能であり、たとえば、孔、切欠き
などを設けて眼内レンズの取扱いを容易にすることもで
きる。
【0053】図54に示すように、移植装置75はピン
セットが部分的に閉じた状態にあるときに眼内レンズを
部分的に変形させることになる。眼内レンズの上下にあ
る2つのプレートあるいはシート77、78は眼内レン
ズ30を前端部76内に完全に包み込むのを容易にすべ
く設けたものである。
セットが部分的に閉じた状態にあるときに眼内レンズを
部分的に変形させることになる。眼内レンズの上下にあ
る2つのプレートあるいはシート77、78は眼内レン
ズ30を前端部76内に完全に包み込むのを容易にすべ
く設けたものである。
【0054】図55は眼内レンズを外部圧力により折り
畳み完全に包み込んだときの移植装置75を示す。
畳み完全に包み込んだときの移植装置75を示す。
【0055】図56は図52と別のピンセット形式の移
植装置を示しており、前端部76″はまず頂部で接触あ
るいは回動し、次に底部で閉じる。ボウル型の圧縮機構
を用いて眼内レンズを外部圧力により包み込み容易に
し、眼内での眼内レンズ外部圧力解除による放出性能を
向上させることができる。
植装置を示しており、前端部76″はまず頂部で接触あ
るいは回動し、次に底部で閉じる。ボウル型の圧縮機構
を用いて眼内レンズを外部圧力により包み込み容易に
し、眼内での眼内レンズ外部圧力解除による放出性能を
向上させることができる。
【0056】図57は図56の移植装置を一層詳細に示
しており、眼内レンズ30は前端部76″内で外部応力
により折り畳み完全に包み込まれている。
しており、眼内レンズ30は前端部76″内で外部応力
により折り畳み完全に包み込まれている。
【0057】図58はピンセット形式の移植装置の1つ
を利用し、比較的小さい切開部15および虹彩切除部を
通して後房に眼内レンズ30を移植する外科処置を示し
ている。
を利用し、比較的小さい切開部15および虹彩切除部を
通して後房に眼内レンズ30を移植する外科処置を示し
ている。
【0058】図59は虹彩切除可能なピンセット形式の
移植装置75を用いて瞳孔12を通して後房内に眼内レ
ンズ30を置く状態を示している。そして、これらの装
置を用いて前房へも眼内レンズ30を容易に置きうるこ
とはいうまでもない。
移植装置75を用いて瞳孔12を通して後房内に眼内レ
ンズ30を置く状態を示している。そして、これらの装
置を用いて前房へも眼内レンズ30を容易に置きうるこ
とはいうまでもない。
【0059】図60,図61はピンセット形式の移植装
置の別の例を示している。ここでは、移植装置79は液
圧を用いて眼内レンズ30を前端部76から眼内に注入
する。装置の隣接部に装着したチューブまたはパイプ8
0によって機械的、液圧的、空気圧的な外部圧力を加え
ることができる。なお先に述べたように、水晶体を摘出
することなく眼屈折力を補正するために眼内レンズを移
植するのにも容易に適用できる。図62,図63に示す
ように、眼内レンズ47は虹彩11と人の水晶体との間
の後房18内に置かれる。図示の眼内レンズ47は図1
9,図20に示す形式のものである。
置の別の例を示している。ここでは、移植装置79は液
圧を用いて眼内レンズ30を前端部76から眼内に注入
する。装置の隣接部に装着したチューブまたはパイプ8
0によって機械的、液圧的、空気圧的な外部圧力を加え
ることができる。なお先に述べたように、水晶体を摘出
することなく眼屈折力を補正するために眼内レンズを移
植するのにも容易に適用できる。図62,図63に示す
ように、眼内レンズ47は虹彩11と人の水晶体との間
の後房18内に置かれる。図示の眼内レンズ47は図1
9,図20に示す形式のものである。
【0060】図63は図19,図20に示す眼内レンズ
47を眼の前房17に置き、人の水晶体をそのままにし
ている状態を示している。代表的には、本発明の眼内レ
ンズは、その全長約9ミリメートルないし約14ミリメ
ートルであり、幅は約4ミリメートルないし約14ミリ
メートルであり、種々の屈折率を持つように作ることが
できる。変形可能な光学帯域部は、厚さ約0.1ミリメー
トルないし約1.0ミリメートル、直径約4ミリメートル
ないし約6ミリメートルを持つものが代表的である。
47を眼の前房17に置き、人の水晶体をそのままにし
ている状態を示している。代表的には、本発明の眼内レ
ンズは、その全長約9ミリメートルないし約14ミリメ
ートルであり、幅は約4ミリメートルないし約14ミリ
メートルであり、種々の屈折率を持つように作ることが
できる。変形可能な光学帯域部は、厚さ約0.1ミリメー
トルないし約1.0ミリメートル、直径約4ミリメートル
ないし約6ミリメートルを持つものが代表的である。
【0061】上記眼内レンズを作る方法としては一般的
な方法が利用でき、降伏点まで前述の範囲の伸びを持つ
ようにされる。たとえば、圧縮成形、トランスファー成
形、射出成形、鋳造、機械加工、あるいはこれらの技術
の組合せを利用できる。上記変形可能な眼内レンズは、
万が一移植後に非外傷性の合併症が生じた場合には眼か
ら容易に取出すこともできる。
な方法が利用でき、降伏点まで前述の範囲の伸びを持つ
ようにされる。たとえば、圧縮成形、トランスファー成
形、射出成形、鋳造、機械加工、あるいはこれらの技術
の組合せを利用できる。上記変形可能な眼内レンズは、
万が一移植後に非外傷性の合併症が生じた場合には眼か
ら容易に取出すこともできる。
【0062】図39ないし図51に示す移植装置の眼内
レンズ保持室および眼内レンズ保持用隔室は、もちろ
ん、変形可能な眼内レンズを収容する種々の適当な形状
を持って作ることができる。予め変形したレンズ保持室
およびレンズ保持用隔室は、注入する眼内レンズ装置と
は別に分離してもよい。また、上述した眼内レンズに着
色したり、遮光部を設けることができる。これにより所
望の光透過効果を持たせ、患者の眼内レンズ使用に正し
く対応できる。
レンズ保持室および眼内レンズ保持用隔室は、もちろ
ん、変形可能な眼内レンズを収容する種々の適当な形状
を持って作ることができる。予め変形したレンズ保持室
およびレンズ保持用隔室は、注入する眼内レンズ装置と
は別に分離してもよい。また、上述した眼内レンズに着
色したり、遮光部を設けることができる。これにより所
望の光透過効果を持たせ、患者の眼内レンズ使用に正し
く対応できる。
【0063】さらに、上述した特性の眼内レンズの成分
のエラストマー基礎部材を親水性材料の表面層内に包み
込むような構造にすることができる。これによって眼内
組織との適合性を向上させることができる。こうして、
ここに説明した眼内レンズに関連した移植処置および装
置は、従来、眼球組織に比較的大きい切開部を設け、と
りわけ、合併症の発生率が高く、回復期間も長期を要す
る従来の硬質眼内レンズ移植に伴う根本的な欠点を最小
限に抑える。
のエラストマー基礎部材を親水性材料の表面層内に包み
込むような構造にすることができる。これによって眼内
組織との適合性を向上させることができる。こうして、
ここに説明した眼内レンズに関連した移植処置および装
置は、従来、眼球組織に比較的大きい切開部を設け、と
りわけ、合併症の発生率が高く、回復期間も長期を要す
る従来の硬質眼内レンズ移植に伴う根本的な欠点を最小
限に抑える。
【0064】以上の説明から明らかなように、特定の具
体例を図示し、説明してきたが、発明の精神、範囲から
逸脱することなく種々の修正、変更をなしうる。
体例を図示し、説明してきたが、発明の精神、範囲から
逸脱することなく種々の修正、変更をなしうる。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明は、眼内レンズに、更に
遮光部を加えて所望の光透過効果を持たせ、患者の眼内
レンズ使用に正しく対応できる。
遮光部を加えて所望の光透過効果を持たせ、患者の眼内
レンズ使用に正しく対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】主要眼球要素と眼球組織に設けた比較的小さい
外科的切開部を示す人の眼の概略正面図である。
外科的切開部を示す人の眼の概略正面図である。
【図2】従来の処置による嚢外法白内障摘出手術後の眼
球区域の内部状態を説明する、図1に示す眼の部分側面
断面図である。
球区域の内部状態を説明する、図1に示す眼の部分側面
断面図である。
【図3】変形可能な眼内レンズのある形態を示す正面図
である。
である。
【図4】図3の眼内レンズが両凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図5】図3の眼内レンズが平凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図6】図3の眼内レンズが平凹レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図7】図3の眼内レンズが両凹レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図8】図3の眼内レンズが凹凸レンズである場合を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図9】縫合、取扱い、液体流通を容易にする手段を包
含する眼内レンズ具体例を示す正面図である。
含する眼内レンズ具体例を示す正面図である。
【図10】レンズの全厚みを貫いて設けた孔を示す、図
9の眼内レンズの側断面図である。
9の眼内レンズの側断面図である。
【図11】圧縮性内部支持要素を有する固定用支持部を
備えた眼内レンズ具体例を示す正面図である。
備えた眼内レンズ具体例を示す正面図である。
【図12】同一平面固定用支持部を説明する、図11の
眼内レンズの側断面図である。
眼内レンズの側断面図である。
【図13】縫合、取扱い、液体流通を容易にする手段と
非一体式固定用支持部を包含する眼内レンズ具体例を示
す正面図である。
非一体式固定用支持部を包含する眼内レンズ具体例を示
す正面図である。
【図14】角度の付いた非一体式固定用支持部を説明す
る、図13の眼内レンズの側断面図である。
る、図13の眼内レンズの側断面図である。
【図15】一体の支持要素を持ち、その中に角度付き圧
縮性固定用支持部を有する眼内レンズ具体例の正面図で
ある。
縮性固定用支持部を有する眼内レンズ具体例の正面図で
ある。
【図16】図15の眼内レンズの側断面図である。
【図17】変形可能な周囲支持リングと着色あるいは遮
光した周囲フランジを有する本発明の眼内レンズ具体例
の正面図である。
光した周囲フランジを有する本発明の眼内レンズ具体例
の正面図である。
【図18】図17の眼内レンズの側断面図である。
【図19】別の眼内レンズ具体例の正面図であり、それ
の光学帯域部が非一体式の周囲支持リングから糸あるい
はスポークでつり下げられている状態を示す図である。
の光学帯域部が非一体式の周囲支持リングから糸あるい
はスポークでつり下げられている状態を示す図である。
【図20】図19の眼内レンズの側断面図である。
【図21】図3の眼内レンズを瞳孔の前方で虹彩に固定
した状態を示す正面図である。
した状態を示す正面図である。
【図22】図3の眼内レンズを瞳孔後方で虹彩に固定し
た状態を示す正面図である。
た状態を示す正面図である。
【図23】図23は図21の固定した眼内レンズの側断
面図である。
面図である。
【図24】図22の固定した眼内レンズの側断面図であ
る。ある。
る。ある。
【図25】虹彩の前方で前房に固定した図11の眼内レ
ンズの正面図であり、眼内レンズが瞳孔を覆って位置さ
せる同一平面一体式支持部を有することを示す図であ
る。
ンズの正面図であり、眼内レンズが瞳孔を覆って位置さ
せる同一平面一体式支持部を有することを示す図であ
る。
【図26】図25の固定した眼内レンズの側断面図であ
る。
る。
【図27】虹彩および瞳孔の前方に固定した図15の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図28】図27の眼内レンズの側断面図である。
【図29】虹彩および瞳孔の背後に固定した図13の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図30】毛様体の前方に支持部を、後房の前方に眼内
レンズを位置させた状態を示す、図29の眼内レンズの
側断面図である。
レンズを位置させた状態を示す、図29の眼内レンズの
側断面図である。
【図31】虹彩および瞳孔の背後に固定した図19の眼
内レンズを示す正面図である。
内レンズを示す正面図である。
【図32】水晶体嚢内の所定位置に固定した図31の眼
内レンズの側断面図である。
内レンズの側断面図である。
【図33】外科手術により設けた切開部を囲む眼球組織
を利用して眼内レンズを圧縮し、適当な直径まで変形さ
せ、マイクロフック装置の助けにより所望位置に眼内レ
ンズを挿入する移植方法の正面図である。
を利用して眼内レンズを圧縮し、適当な直径まで変形さ
せ、マイクロフック装置の助けにより所望位置に眼内レ
ンズを挿入する移植方法の正面図である。
【図34】図33に示す技術で利用されるマイクロフッ
ク装置の側面図である。
ク装置の側面図である。
【図35】眼内レンズの別の挿入技術をしているときの
眼の正面図であり、切開部を通って変形するように引っ
張るために眼内レンズの周縁に取外自在に取付けた結合
材料を用いる状態を示す図である。
眼の正面図であり、切開部を通って変形するように引っ
張るために眼内レンズの周縁に取外自在に取付けた結合
材料を用いる状態を示す図である。
【図36】結合材料の代わりに利用して切開部を通して
変形可能な眼内レンズを引っ張り、眼内の所望位置に置
くのを助ける別のマイクロフック装置を示す側面図であ
る。
変形可能な眼内レンズを引っ張り、眼内の所望位置に置
くのを助ける別のマイクロフック装置を示す側面図であ
る。
【図37】図33,図35に示す眼球組織の圧力の代わ
りとして切開部に対して直角の方向に変形可能な眼内レ
ンズを引伸ばすようになっている二重マイクロフック装
置を示す側面図である。
りとして切開部に対して直角の方向に変形可能な眼内レ
ンズを引伸ばすようになっている二重マイクロフック装
置を示す側面図である。
【図38】図37の二重マイクロフック装置を利用して
眼内の所望位置に挿入するときに変形可能な眼内レンズ
を引伸ばす移植処置を説明する眼の正面図である。
眼内の所望位置に挿入するときに変形可能な眼内レンズ
を引伸ばす移植処置を説明する眼の正面図である。
【図39】機械的、液圧的な外部圧力を利用する移植装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図40】図39の挿入装置の前部を示す拡大断面図で
あり、この装置の眼内レンズ保持室内で眼内レンズが外
部圧力のかかっていない状態で収容しているところを示
す図である。
あり、この装置の眼内レンズ保持室内で眼内レンズが外
部圧力のかかっていない状態で収容しているところを示
す図である。
【図41】図39の装置の前方に装着する眼内レンズ保
持室の拡大断面図であり、眼内レンズの後部に加えた外
部圧力の作用によって眼内レンズを変形させ、装置から
眼内レンズを追い出す様子を示す図である。
持室の拡大断面図であり、眼内レンズの後部に加えた外
部圧力の作用によって眼内レンズを変形させ、装置から
眼内レンズを追い出す様子を示す図である。
【図42】図39の装置の眼内レンズ保持室の拡大断面
図であり、変形可能な眼内レンズが比較的長いノズルの
出口から出て眼内に移植されるときにその当初の外部圧
力のかかっていない状態に復元するところを示す図であ
る。
図であり、変形可能な眼内レンズが比較的長いノズルの
出口から出て眼内に移植されるときにその当初の外部圧
力のかかっていない状態に復元するところを示す図であ
る。
【図43】図39の装置が眼内レンズ保持室の前部に短
いノズルを備えていて前房または後房に固定するために
切開部を通して眼内レンズを放出する移植処置を示す正
面図である。
いノズルを備えていて前房または後房に固定するために
切開部を通して眼内レンズを放出する移植処置を示す正
面図である。
【図44】図39の装置を利用する移植処置を示す正面
図であり、眼内レンズ保持室が瞳孔を通して後房に眼内
レンズを置くのを容易にする比較的長いノズルを有する
ところを示す図である。
図であり、眼内レンズ保持室が瞳孔を通して後房に眼内
レンズを置くのを容易にする比較的長いノズルを有する
ところを示す図である。
【図45】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、移植処置中に外部圧力により変形す
る眼内レンズを示し、巻いた状態に変形した眼内レンズ
を示す図である。
方向斜視図であり、移植処置中に外部圧力により変形す
る眼内レンズを示し、巻いた状態に変形した眼内レンズ
を示す図である。
【図46】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力により折り畳んだ状態に変
形した眼内レンズを示す図である。
方向斜視図であり、外部圧力により折り畳んだ状態に変
形した眼内レンズを示す図である。
【図47】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力により一部巻いてあり、一
部折り畳んでいる状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
方向斜視図であり、外部圧力により一部巻いてあり、一
部折り畳んでいる状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
【図48】図39の眼内レンズ保持室のノズル部の長手
方向斜視図であり、外部圧力によりランダムな「しわ」
のある折り畳んだ状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
方向斜視図であり、外部圧力によりランダムな「しわ」
のある折り畳んだ状態に変形した眼内レンズを示す図で
ある。
【図49】注入式の移植装置を示す斜視図であり、この
移植装置の出口前方に装着したレンズ保持用隔室を示す
図である。
移植装置の出口前方に装着したレンズ保持用隔室を示す
図である。
【図50】カニューレから加えられる吸引力によって眼
内レンズ保持用隔室から眼内レンズを引出し、眼球切開
部に入れる移植装置に装填する、図49の移植装置の眼
内レンズ保持用隔室および出口間の結合部の拡大断面図
である。
内レンズ保持用隔室から眼内レンズを引出し、眼球切開
部に入れる移植装置に装填する、図49の移植装置の眼
内レンズ保持用隔室および出口間の結合部の拡大断面図
である。
【図51】図49の移植装置の眼内レンズ保持用隔室、
出口間の結合部の拡大断面図であり、眼内レンズ保持用
隔室から出口を通し眼内レンズを取り込むことによって
移植装置のカニューレに装填する別の方法を示す図であ
る。
出口間の結合部の拡大断面図であり、眼内レンズ保持用
隔室から出口を通し眼内レンズを取り込むことによって
移植装置のカニューレに装填する別の方法を示す図であ
る。
【図52】眼球切開部を通して挿入しているときに眼内
レンズを変形させるのに利用するピンセット形式のまた
別の移植装置を示す斜視図である。
レンズを変形させるのに利用するピンセット形式のまた
別の移植装置を示す斜視図である。
【図53】眼球切開部を最大限利用しながら移植装置に
よって加えられる最小限の圧力で眼内レンズを変形させ
る前端部を有する、図52の移植装置を示す拡大図であ
る。
よって加えられる最小限の圧力で眼内レンズを変形させ
る前端部を有する、図52の移植装置を示す拡大図であ
る。
【図54】図52の移植装置前端部の概略横断面図であ
り、移植装置が部分的に閉じた状態にあるときに眼内レ
ンズを部分的に変形させ、上下2つのプレートが眼内レ
ンズを前端部に完全に包み込むのを容易にする状態を示
す図である。
り、移植装置が部分的に閉じた状態にあるときに眼内レ
ンズを部分的に変形させ、上下2つのプレートが眼内レ
ンズを前端部に完全に包み込むのを容易にする状態を示
す図である。
【図55】眼内レンズを外部圧力により折り畳み完全に
包み込んだときの移植装置の長手方向斜視図である。
包み込んだときの移植装置の長手方向斜視図である。
【図56】前端部の頂部の接触あるいは回動によりボウ
ル型の圧縮機構とを有し、移植装置の包み込み性能およ
び眼内での放出性能を高めたピンセット形式の移植装置
の前端部を示す長手方向断面図である。
ル型の圧縮機構とを有し、移植装置の包み込み性能およ
び眼内での放出性能を高めたピンセット形式の移植装置
の前端部を示す長手方向断面図である。
【図57】図56の移植装置の長手方向斜視図であり、
眼内レンズが外部圧力により折り畳み完全に包み込まれ
ている状態を示す。
眼内レンズが外部圧力により折り畳み完全に包み込まれ
ている状態を示す。
【図58】比較的小さい切開部と虹彩切除部とを通して
後房内に眼内レンズを設置する、図52のピンセット形
式移植装置を利用する移植装置を示す正面図である。
後房内に眼内レンズを設置する、図52のピンセット形
式移植装置を利用する移植装置を示す正面図である。
【図59】瞳孔を通して後房内に眼内レンズを 設置す
る虹彩切除可能なピンセット形式移植装置を利用する移
植装置を示す正面図である。
る虹彩切除可能なピンセット形式移植装置を利用する移
植装置を示す正面図である。
【図60】図41,図42と同様に前端部から眼内に眼
内レンズを注入するのに液圧的な外部圧力を用いるよう
になっているピンセット形式移植装置の前端部を示す拡
大斜視図である。
内レンズを注入するのに液圧的な外部圧力を用いるよう
になっているピンセット形式移植装置の前端部を示す拡
大斜視図である。
【図61】図60の装置の拡大正面図である。
【図62】人の水晶体をそのままにし、図21,図22
に示す眼屈折力の補正用の眼内レンズを虹彩と人の水晶
体との間の後房内に位置させた状態を示す、眼の側断面
図である。
に示す眼屈折力の補正用の眼内レンズを虹彩と人の水晶
体との間の後房内に位置させた状態を示す、眼の側断面
図である。
【図63】人の水晶体をそのままにし眼屈折力の補正の
ために眼の前房内に眼内レンズを置いた状態を示す眼の
側横断面図である。
ために眼の前房内に眼内レンズを置いた状態を示す眼の
側横断面図である。
【符号の説明】 14 強膜 12 瞳孔 15 切開部 16 角膜 17 前房 18 後房 19 硝子体 20 ハイロイド膜 21 後嚢 22 毛様体 30 眼内レンズ 31 光学帯域部 37 眼内レンズ構造 38 孔 39 支持部 40 孔 41 支持部 42 眼内レンズ 43 支持部 44 眼内レンズ 45 支持リング 47 眼内レンズ 48 光学帯域部 50 支持リング 51 軸
Claims (1)
- 【請求項1】 光学帯域部を備え、該光学帯域部は所
望の光透過効果を得るようにした遮光部を有することを
特徴とする眼内レンズ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US346105 | 1982-02-05 | ||
US06/346,105 US4573998A (en) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | Methods for implantation of deformable intraocular lenses |
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---|---|
JPH07163602A true JPH07163602A (ja) | 1995-06-27 |
JP2554845B2 JP2554845B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
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Family Applications (9)
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---|---|---|---|
JP58018005A Granted JPS58146346A (ja) | 1982-02-05 | 1983-02-05 | 変形可能な眼内レンズおよびそれを移植する方法,装置 |
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JP6174552A Pending JPH07144002A (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
JP6174557A Expired - Lifetime JP2554846B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
JP6174551A Expired - Lifetime JP2554844B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
JP6174555A Expired - Lifetime JP2554845B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
JP6174554A Expired - Lifetime JP2576045B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
JP6174556A Expired - Lifetime JP2672782B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
Family Applications Before (6)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP58018005A Granted JPS58146346A (ja) | 1982-02-05 | 1983-02-05 | 変形可能な眼内レンズおよびそれを移植する方法,装置 |
JP3060188A Granted JPH04212350A (ja) | 1982-02-05 | 1991-03-25 | 変形可能な眼内レンズ移植装置 |
JP6174553A Pending JPH07144003A (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
JP6174552A Pending JPH07144002A (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
JP6174557A Expired - Lifetime JP2554846B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
JP6174551A Expired - Lifetime JP2554844B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 変形可能な眼内レンズ |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6174554A Expired - Lifetime JP2576045B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
JP6174556A Expired - Lifetime JP2672782B2 (ja) | 1982-02-05 | 1994-07-26 | 眼内レンズ |
Country Status (8)
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AU (1) | AU566203B2 (ja) |
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DE (2) | DE3348066C2 (ja) |
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GB (2) | GB2114315B (ja) |
IT (1) | IT1167161B (ja) |
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