JPH0716113Y2 - シンクロナイザリング - Google Patents
シンクロナイザリングInfo
- Publication number
- JPH0716113Y2 JPH0716113Y2 JP5379390U JP5379390U JPH0716113Y2 JP H0716113 Y2 JPH0716113 Y2 JP H0716113Y2 JP 5379390 U JP5379390 U JP 5379390U JP 5379390 U JP5379390 U JP 5379390U JP H0716113 Y2 JPH0716113 Y2 JP H0716113Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- synchronizer
- synchronizer ring
- gear
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願考案は、シンクロナイザリングのシンクロナイザキ
ー係合部の構造に関するものである。
ー係合部の構造に関するものである。
（従来の技術） 最近では、自動車用トランスミッションのシンクロメッ
シュ（同期噛み合い装置）として例えば実開昭59−1479
26号公報に示されているようなイナーシャロック型（所
謂ワーナー型）のシンクロメッシュが多く採用されてい
る。
シュ（同期噛み合い装置）として例えば実開昭59−1479
26号公報に示されているようなイナーシャロック型（所
謂ワーナー型）のシンクロメッシュが多く採用されてい
る。
そして、該装置では、一般に同期作用が完了しないと、
噛合いクラッチのギヤが噛合わないような機構となって
おり、噛合い時の衝撃を可能な限り小さくし、かつ噛合
騒音（ギヤ鳴り）を生じさせないようになっている。
噛合いクラッチのギヤが噛合わないような機構となって
おり、噛合い時の衝撃を可能な限り小さくし、かつ噛合
騒音（ギヤ鳴り）を生じさせないようになっている。
すなわち、このような構成のシンクロメッシュ（同期噛
合装置）では、通常、中立状態では例えば第２図（ａ）
のような状態にあるが、シフトアップが開始されるとク
ラッチのハブスリーブ（以下、単にスリーブと略称す
る）５がシンクロナイザキー６とともにドリブンギヤ
（クラッチギヤ）３側に或る程度移動してシンクロナイ
ザリング11のキー溝13端面に同シンクロナイザキー６が
接触した状態となる（第２図ｂ参照）。
合装置）では、通常、中立状態では例えば第２図（ａ）
のような状態にあるが、シフトアップが開始されるとク
ラッチのハブスリーブ（以下、単にスリーブと略称す
る）５がシンクロナイザキー６とともにドリブンギヤ
（クラッチギヤ）３側に或る程度移動してシンクロナイ
ザリング11のキー溝13端面に同シンクロナイザキー６が
接触した状態となる（第２図ｂ参照）。
そして、該状態から更にスリーブが移動すると、上記シ
ンクロナイザキー６がシンクロナイザリング11を押し、
それによってシンクロナイザリング11が被同期歯車９の
同期面に接触する。また、この時、上記シンクロナイザ
リング11と被同期歯車９の間には相対回転があるため、
上記キー溝13の隙間分だけシンクロナイザリング11は回
転し、スリーブ５のチャンファ14とシンクロナイザリン
グ11のチャンファ15とが相対する位置状態、つまりイン
デックス状態となる（第２図ｃ参照）。
ンクロナイザキー６がシンクロナイザリング11を押し、
それによってシンクロナイザリング11が被同期歯車９の
同期面に接触する。また、この時、上記シンクロナイザ
リング11と被同期歯車９の間には相対回転があるため、
上記キー溝13の隙間分だけシンクロナイザリング11は回
転し、スリーブ５のチャンファ14とシンクロナイザリン
グ11のチャンファ15とが相対する位置状態、つまりイン
デックス状態となる（第２図ｃ参照）。
このインデックス状態から更にスリーブ５が移動しよう
とすると、当該スリーブ５と上記シンクロナイザリング
11のチャンファ15同士が相互に接触して当該スリーブ５
の動きは阻止され、ドリブンギヤ（クラッチギヤ）９側
のテーパーコーン部9aを押すことによって摩擦トルクが
発生し、これにより同期が行われる（第２図ｄ参照）。
とすると、当該スリーブ５と上記シンクロナイザリング
11のチャンファ15同士が相互に接触して当該スリーブ５
の動きは阻止され、ドリブンギヤ（クラッチギヤ）９側
のテーパーコーン部9aを押すことによって摩擦トルクが
発生し、これにより同期が行われる（第２図ｄ参照）。
そして、該同期が完了すると、当該摩擦トルクが消滅し
て上記スリーブ５の阻止力も解除され、それによって上
記スリーブ５が移動可能となり、シンクロナイザリング
11を押し分け、ドリブンギヤ９のギヤスプラインに噛み
合って変速が完了する（第２図ｅ参照）。
て上記スリーブ５の阻止力も解除され、それによって上
記スリーブ５が移動可能となり、シンクロナイザリング
11を押し分け、ドリブンギヤ９のギヤスプラインに噛み
合って変速が完了する（第２図ｅ参照）。
（考案が解決しようとする課題） ところで、上記のようなシンクロメッシュ装置の構成で
は、通常キー溝13は上記シンクロナイザキー６に対して
完全に平行な係合面となっている。そして、同キー溝13
とシンクロナイザキー６との間には、シフトアップ又は
シフトダウン時におけるシンクロナイザリング11とシン
クロナイザキー６とのインデックス作用を容易にするた
めに所定量の隙間が形成されており、その結果、該隙間
によってシンクロナイザキー６とキー溝13との偏面接触
が生じ、該係合部の偏面接触によってキー溝13の側面に
異常摩耗が発生する問題がある。
は、通常キー溝13は上記シンクロナイザキー６に対して
完全に平行な係合面となっている。そして、同キー溝13
とシンクロナイザキー６との間には、シフトアップ又は
シフトダウン時におけるシンクロナイザリング11とシン
クロナイザキー６とのインデックス作用を容易にするた
めに所定量の隙間が形成されており、その結果、該隙間
によってシンクロナイザキー６とキー溝13との偏面接触
が生じ、該係合部の偏面接触によってキー溝13の側面に
異常摩耗が発生する問題がある。
（課題を解決するための手段） 本願考案は、上記の問題を解決することを目的としてな
されたもので、セレクタにより軸方向に移動されるシン
クロナイザキーと係合するキー溝又はキー凸部を有して
なるシンクロナイザリングにおいて、上記キー溝又はキ
ー凸部の上記軸方向両側係合面を当該軸方向並行面に対
して予じめ所定の角度傾斜させて形成したことを特徴と
するものである。
されたもので、セレクタにより軸方向に移動されるシン
クロナイザキーと係合するキー溝又はキー凸部を有して
なるシンクロナイザリングにおいて、上記キー溝又はキ
ー凸部の上記軸方向両側係合面を当該軸方向並行面に対
して予じめ所定の角度傾斜させて形成したことを特徴と
するものである。
（作用） 上記本願考案のシンクロナイザリングの構成では、シン
クロナイザリングのシンクロナイザキーとの係合部であ
るキー溝又はキー凸部の幅方向両側係合面が幅方向並行
面に対して予じめ所定の角度傾斜して形成されており、
シフト操作時においてシンクロナイザリング側キー溝又
はキー凸部の係合面とシンクロナイザキー側の係合面と
が全面当り状態で接触するようになり、相互の接面状態
が均一なものとなる。
クロナイザリングのシンクロナイザキーとの係合部であ
るキー溝又はキー凸部の幅方向両側係合面が幅方向並行
面に対して予じめ所定の角度傾斜して形成されており、
シフト操作時においてシンクロナイザリング側キー溝又
はキー凸部の係合面とシンクロナイザキー側の係合面と
が全面当り状態で接触するようになり、相互の接面状態
が均一なものとなる。
（考案の効果） 従って、本願考案のシンクロナイザリングの構成による
と、従来のような偏面当りによる異常摩耗を確実に防止
することができるようになり、同期精度の向上、騒音の
低減にも寄与し得るようになる。
と、従来のような偏面当りによる異常摩耗を確実に防止
することができるようになり、同期精度の向上、騒音の
低減にも寄与し得るようになる。
（実施例） 第１図〜第６図は、本願考案の第１実施例に係るシンク
ロナイザリングの構成を示している。
ロナイザリングの構成を示している。
先ず第１図は、同実施例のシンクロナイザリングを備え
て構成されたイナーシャ型シンクロメッシュ（イナーシ
ャ型同期噛み合い装置）部の全体構造を示している。
て構成されたイナーシャ型シンクロメッシュ（イナーシ
ャ型同期噛み合い装置）部の全体構造を示している。
第１図において、先ず符号１はエンジン側出力軸であ
り、該出力軸１上には例えば第１速用第１ギヤ２と第２
速用第２ギヤ３とが所定の間隔を置いて設けられてい
る。
り、該出力軸１上には例えば第１速用第１ギヤ２と第２
速用第２ギヤ３とが所定の間隔を置いて設けられてい
る。
そして、上記出力軸１上における第１速用第２ギヤ２と
第２速用第２ギヤ３との間には、該出力軸１に対して回
転自在なこれらのギヤを選択的に当該出力軸１に連結さ
せる第1,第２速用のシンクロメッシュ（同期噛合装置）
４が配置されている。そして、このシンクロメッシュ４
の構成要素であるスリーブ５を後方（図示矢印Ａ方向）
にスライドさせることにより、上記第１速用第２ギヤ２
が上記出力軸１の回転に同期された上で上記出力軸１に
連結され、逆に当該スリーブ５を前方（図示矢印Ｂ方
向）にスライドさせることにより、同様にして上記第２
速用第２ギヤ２が上記出力軸１に各々連結されるように
なっている。
第２速用第２ギヤ３との間には、該出力軸１に対して回
転自在なこれらのギヤを選択的に当該出力軸１に連結さ
せる第1,第２速用のシンクロメッシュ（同期噛合装置）
４が配置されている。そして、このシンクロメッシュ４
の構成要素であるスリーブ５を後方（図示矢印Ａ方向）
にスライドさせることにより、上記第１速用第２ギヤ２
が上記出力軸１の回転に同期された上で上記出力軸１に
連結され、逆に当該スリーブ５を前方（図示矢印Ｂ方
向）にスライドさせることにより、同様にして上記第２
速用第２ギヤ２が上記出力軸１に各々連結されるように
なっている。
すなわち、該シンクロメッシュ４は、例えば第１図の分
解斜視図に示されているように、上述したスリーブ５
と、該スリーブ５内にシンクロナイザー・キー6,6,6を
介して嵌挿されているクラッチハブ７と、上記シンクロ
ナイザー・キー６によって上記図示矢印Ａ又はＢ方向に
各々移動せしめられて第１速用クラッチギヤ８又は第２
速用クラッチギヤ９の各テーパーコーン部8a,9aのテー
パ面に押し付けられる一対のシンクロナイザリング10,1
1とから構成されている。そして、上記シンクロナイザ
ー・キー6,6,6は、環状のスプリング12a,12bによりクラ
ッチハブ７の外周側からスリーブ５の内周側に所定の弾
性力で当接されている。なお、第１図中、符号7aは、ク
ラッチハブのチャンファ、8b,9bは、クラッチギヤのチ
ャンファ、5aは、クラッチハブのコーン部を各々示して
いる。
解斜視図に示されているように、上述したスリーブ５
と、該スリーブ５内にシンクロナイザー・キー6,6,6を
介して嵌挿されているクラッチハブ７と、上記シンクロ
ナイザー・キー６によって上記図示矢印Ａ又はＢ方向に
各々移動せしめられて第１速用クラッチギヤ８又は第２
速用クラッチギヤ９の各テーパーコーン部8a,9aのテー
パ面に押し付けられる一対のシンクロナイザリング10,1
1とから構成されている。そして、上記シンクロナイザ
ー・キー6,6,6は、環状のスプリング12a,12bによりクラ
ッチハブ７の外周側からスリーブ５の内周側に所定の弾
性力で当接されている。なお、第１図中、符号7aは、ク
ラッチハブのチャンファ、8b,9bは、クラッチギヤのチ
ャンファ、5aは、クラッチハブのコーン部を各々示して
いる。
そして、該構成のシンクロメッシュ４では、先ず中立状
態では第２図（ａ）に示す状態にある。次に、該状態か
ら今例えば第２速へのシフトアップ操作が始まると、ス
リーブ５がシンクロナイザキー６とともに第２速用第２
ギヤ３側に或る程度移動してシンクロナイザリング11の
キー溝13端面にシンクロナイザキー６が接触した第２図
（ｂ）に示す状態となる。
態では第２図（ａ）に示す状態にある。次に、該状態か
ら今例えば第２速へのシフトアップ操作が始まると、ス
リーブ５がシンクロナイザキー６とともに第２速用第２
ギヤ３側に或る程度移動してシンクロナイザリング11の
キー溝13端面にシンクロナイザキー６が接触した第２図
（ｂ）に示す状態となる。
そして、該第２図（ｂ）の状態から更にスリーブ５が矢
印Ｂ方向に移動すると、上記シンクロナイザ・キー６が
シンクロナイザリング11を矢印Ｂ方向に押し、それによ
って当該シンクロナイザリング11が被同期歯車側である
第２速用クラッチギヤ９の同期面に接触する。また、こ
の時、上記シンクロナイザリング11と被同期歯車側クラ
ッチギヤ９との間には相対回転があるため、上記シンク
ロナイザーリング11のキー溝13の隙間分だけ当該シンク
ロナイザリング11は回転し、スリーブ５のスプラインチ
ャンファ14とシンクロナイザリング11のチャンファ15と
が相対する位置状態、つまり第２図（ｃ）に示すインデ
ックス状態となる。
印Ｂ方向に移動すると、上記シンクロナイザ・キー６が
シンクロナイザリング11を矢印Ｂ方向に押し、それによ
って当該シンクロナイザリング11が被同期歯車側である
第２速用クラッチギヤ９の同期面に接触する。また、こ
の時、上記シンクロナイザリング11と被同期歯車側クラ
ッチギヤ９との間には相対回転があるため、上記シンク
ロナイザーリング11のキー溝13の隙間分だけ当該シンク
ロナイザリング11は回転し、スリーブ５のスプラインチ
ャンファ14とシンクロナイザリング11のチャンファ15と
が相対する位置状態、つまり第２図（ｃ）に示すインデ
ックス状態となる。
この第２図（ｃ）のインデックス状態から更にスリーブ
５が移動しようとすると、当該スリーブ５のスプライン
チャンファ14と上記シンクロナイザリング11のチャンフ
ァ15同士が接触してスリーブ５の動きは阻止され、第２
速用クラッチギヤ９側のテーパーコーン部9aを押すこと
によって摩擦トルクが発生し、これによって同期が行わ
れる（第２図ｄの状態）。
５が移動しようとすると、当該スリーブ５のスプライン
チャンファ14と上記シンクロナイザリング11のチャンフ
ァ15同士が接触してスリーブ５の動きは阻止され、第２
速用クラッチギヤ９側のテーパーコーン部9aを押すこと
によって摩擦トルクが発生し、これによって同期が行わ
れる（第２図ｄの状態）。
そして、該同期が完了すると、上記摩擦トルクが消滅し
て上記スリーブ５の阻止力も解除され、それによって上
記スリーブ５が移動可能な状態となるので該移動により
上記シンクロナイザリング11を押し分け、第２図（ｅ）
に示すようにクラッチギヤ９のギヤスプラインに噛み合
って変速が完了する。
て上記スリーブ５の阻止力も解除され、それによって上
記スリーブ５が移動可能な状態となるので該移動により
上記シンクロナイザリング11を押し分け、第２図（ｅ）
に示すようにクラッチギヤ９のギヤスプラインに噛み合
って変速が完了する。
ところで、本実施例の場合、上記シンクロナイザリング
11のキー溝13は、その両側シンクロナイザキー６との係
合面13a,13bを例えば第３図〜第６図に示すように、上
記シンクロナイザキー６のスラスト方向面に対して所定
角θＤ傾斜させて形成されており、入口側よりも奥側口
径が小さくなる形状にして構成されている。
11のキー溝13は、その両側シンクロナイザキー６との係
合面13a,13bを例えば第３図〜第６図に示すように、上
記シンクロナイザキー６のスラスト方向面に対して所定
角θＤ傾斜させて形成されており、入口側よりも奥側口
径が小さくなる形状にして構成されている。
該キー溝13の傾斜角θＤは、例えば次式（１）の演算値
によって設定される。
によって設定される。
θＤ＝｛sin−１（B/D）−sin−１（b/D）｝±30′＝
（θ１−θ２）±30′ …（１） 但し、D:シンクロナイザリング11のコーン部内端の外形
（直径） B:クラッチハブ７のキー溝幅 b:シンクロナイザキー６のキー幅 30′：製造公差（一例） この構成の結果、上記第２図（ｃ）のインデックス作用
を良好にするために上記シンクロナイザキー６とシンク
ロナイザリング11との間に所定量の隙間（この隙間は、
結局上記θ１−θ２で示され、該θ１，θ２が上記キー
６のスラスト方向の傾斜角を表わすものでもある）があ
るとしても、その隙間に応じたキー６の傾斜角に対応し
て上記キー溝13の号面13a,13bをθＤ傾斜させているの
で、当該インデックス完了状態で生じるシンクロナイザ
キー６の側面6a,6bと上記シンクロナイザリング11のキ
ー溝13の両側係合面13a,13bとの接触状態は第６図に示
すような全面当り状態となり、偏摩耗等の異常摩耗を生
じることがなくなる。従って、常に正確なインデックス
機能を実現することが可能となって、同期性能が向上す
るとともに騒音の発生量も低減される。
（θ１−θ２）±30′ …（１） 但し、D:シンクロナイザリング11のコーン部内端の外形
（直径） B:クラッチハブ７のキー溝幅 b:シンクロナイザキー６のキー幅 30′：製造公差（一例） この構成の結果、上記第２図（ｃ）のインデックス作用
を良好にするために上記シンクロナイザキー６とシンク
ロナイザリング11との間に所定量の隙間（この隙間は、
結局上記θ１−θ２で示され、該θ１，θ２が上記キー
６のスラスト方向の傾斜角を表わすものでもある）があ
るとしても、その隙間に応じたキー６の傾斜角に対応し
て上記キー溝13の号面13a,13bをθＤ傾斜させているの
で、当該インデックス完了状態で生じるシンクロナイザ
キー６の側面6a,6bと上記シンクロナイザリング11のキ
ー溝13の両側係合面13a,13bとの接触状態は第６図に示
すような全面当り状態となり、偏摩耗等の異常摩耗を生
じることがなくなる。従って、常に正確なインデックス
機能を実現することが可能となって、同期性能が向上す
るとともに騒音の発生量も低減される。
なお、上記シンクロナイザリング11のキー溝13は、例え
ば第２実施例として第７図〜第10図に示すような凸部形
状の場合13′であってもよく、要するに係合面間の角度
を上記インデックス用の隙間に合せて設定することによ
り、上述の場合と全く同様に適用することができる。
ば第２実施例として第７図〜第10図に示すような凸部形
状の場合13′であってもよく、要するに係合面間の角度
を上記インデックス用の隙間に合せて設定することによ
り、上述の場合と全く同様に適用することができる。
第１図は、本願考案の第１実施例に係るシンクロナイザ
リングを備えたシンクロメッシュ部の分解斜視図、第２
図（ａ）〜第２図（ｅ）は、同シンクロメッシュの要部
の作動説明図、第３図は、上記シンクロナイザリングの
正面図、第４図は、同第３図のＡ−Ａ線断面図、第５図
は、同シンクロナイザリングのキー溝部の拡大斜視図、
第６図は、上記シンクロナイザリングのインデックス完
了後の一部切欠正面図、第７図は、本願考案の第２実施
例に係るシンクロナイザリングの正面図、第８図は、第
７図のＣ−Ｃ線断面図、第９図は、同シンクロナイザリ
ングのキー凸部の拡大斜視図、第10図は、同シンクロナ
イザリングのインデックス完了後の一部切欠正面図であ
る。 １……出力軸 ２……第１ギヤ ３……第２ギヤ ４……シンクロメッシュ ５……スリーブ ６……シンクロナイザキー ７……クラッチハブ ８……第１速用クラッチギヤ ９……第２速用クラッチギヤ 11……シンクロナイザリング 13……キー溝
リングを備えたシンクロメッシュ部の分解斜視図、第２
図（ａ）〜第２図（ｅ）は、同シンクロメッシュの要部
の作動説明図、第３図は、上記シンクロナイザリングの
正面図、第４図は、同第３図のＡ−Ａ線断面図、第５図
は、同シンクロナイザリングのキー溝部の拡大斜視図、
第６図は、上記シンクロナイザリングのインデックス完
了後の一部切欠正面図、第７図は、本願考案の第２実施
例に係るシンクロナイザリングの正面図、第８図は、第
７図のＣ−Ｃ線断面図、第９図は、同シンクロナイザリ
ングのキー凸部の拡大斜視図、第10図は、同シンクロナ
イザリングのインデックス完了後の一部切欠正面図であ
る。 １……出力軸 ２……第１ギヤ ３……第２ギヤ ４……シンクロメッシュ ５……スリーブ ６……シンクロナイザキー ７……クラッチハブ ８……第１速用クラッチギヤ ９……第２速用クラッチギヤ 11……シンクロナイザリング 13……キー溝
Claims (1)
- 【請求項１】セレクタにより軸方向に移動されるシンク
ロナイザキーと係合するキー溝又はキー凸部を有してな
るシンクロナイザリングにおいて、上記キー溝又はキー
凸部の上記軸方向両側係合面を当該軸方向並行面に対し
て所定の角度傾斜させて形成したことを特徴とするシン
クロナイザリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5379390U JPH0716113Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | シンクロナイザリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5379390U JPH0716113Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | シンクロナイザリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0411934U JPH0411934U (ja) | 1992-01-30 |
| JPH0716113Y2 true JPH0716113Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31575289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5379390U Expired - Lifetime JPH0716113Y2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | シンクロナイザリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0716113Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9173468B2 (en) | 2012-03-30 | 2015-11-03 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9282800B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-03-15 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9420865B2 (en) | 2013-07-05 | 2016-08-23 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9420864B2 (en) | 2013-07-05 | 2016-08-23 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9596916B2 (en) | 2013-07-05 | 2017-03-21 | Dyson Technologies Limited | Hand held appliance |
| USD791407S1 (en) | 2015-01-12 | 2017-07-04 | Dyson Technology Limited | Hair appliance |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP5379390U patent/JPH0716113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9173468B2 (en) | 2012-03-30 | 2015-11-03 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9282800B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-03-15 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9420865B2 (en) | 2013-07-05 | 2016-08-23 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9420864B2 (en) | 2013-07-05 | 2016-08-23 | Dyson Technology Limited | Hand held appliance |
| US9596916B2 (en) | 2013-07-05 | 2017-03-21 | Dyson Technologies Limited | Hand held appliance |
| USD791407S1 (en) | 2015-01-12 | 2017-07-04 | Dyson Technology Limited | Hair appliance |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0411934U (ja) | 1992-01-30 |
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