JPH08210380A - 歯車式変速機の同期装置 - Google Patents

歯車式変速機の同期装置

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JPH08210380A
JPH08210380A JP1365395A JP1365395A JPH08210380A JP H08210380 A JPH08210380 A JP H08210380A JP 1365395 A JP1365395 A JP 1365395A JP 1365395 A JP1365395 A JP 1365395A JP H08210380 A JPH08210380 A JP H08210380A
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chamfer
gear
sleeve
cone
synchronizer
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Takashi Matsugaseko
隆 松ケ迫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同期容量や強度を低下させることなく同期状態
から係合するまでのストロークを短く設定でき、同期不
良等を防止できる歯車式変速機の同期装置を提案する。 【構成】出力軸300に歯合するクラッチハブ1と、こ
のクラッチハブ1に歯合し、シフトホークにより軸方向
に摺動可能なスリーブ10と、内面を円錐状に形成され
たアウタコーン30と、外面をアウタコーン30の内面
と同じ角度に形成されたインナコーン2と、インナコー
ン2とアウタコーン30に挟まれて摩擦力によりクラッ
チハブ1から駆動力が伝達される中間コーン42とを備
える同期装置であって、スリーブ1の外周面には、その
側面から軸方向に延設された延設部12が突出され、そ
の先端部に延設チャンファ13が設けられ、この延設チ
ャンファ13とギヤチャンファ41との間の長さt2
は、スリーブチャンファ11とギヤチャンファ41との
間の長さt1に対し、短く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車式変速機の同期装
置に関し、特に自動車用手動変速機の同期側出力軸に結
合されたスリーブと被同期側歯車の間に設けられ、変速
を迅速且つ容易に行うための歯車式変速機の同期装置す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から採用されている代表的な歯車式
変速機の同期装置としてキー式と呼ばれるものがある。
このキー式同期装置は、出力軸に歯合するシンクロナイ
ザハブと、このシンクロナイザハブに歯合し、シフトホ
ークにより軸方向に摺動可能なスリーブと、シンクロナ
イザハブとスリーブの溝に嵌合するシンクロナイザキー
と、内面を円錐状に形成されたシンクロナイザリング
と、シンクロナイザリングに接触して摩擦力により回転
力が伝達される被同期側歯車を構成するシンクロナイジ
ングコーンとからなり、スリーブ及びシンクロナイザキ
ーを軸方向に移動させることでシンクロナイザリングを
被同期歯車側に押しつけて被同期歯車の回転を同調させ
ると共に、シンクロナイザキーとシンクロナイザリング
に形成されたキー溝によりスリーブチャンファとシンク
ロナイザリングチャンファとを相対位置に位置決めした
後、スリーブを更に移動して変速段の被同期歯車に完全
に連結させるものである。
【0003】このようなキー式の同期装置として、例え
ば、特開平3−66923号公報に開示されているよう
に、短い第1内側スプライン部、長い第2内側スプライ
ン部を夫々円周等間隔に配設して内側スプラインを形成
すると共に、第2内側スプライン部の下部に抜け防止用
のシンクロナイザキーを設け、第2内側スプライン部に
対応する部位のシンクロナイザリングのリング側スプラ
インを切除して設けることにより、同期完了後に生ずる
無効ストロークを減少させ、シフトフィーリングを向上
させるように構成されたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上述の
特開平3−66923号公報に開示されたスリーブチャ
ンファを互い違いに配置させた構造の従来技術では、一
般のキー式同期装置のチャンファに比べて強度的に弱く
なるため、歯厚を厚くしたり、歯幅を長くする必要があ
り、その場合シフトストロークが長くなるという問題が
ある。
【0005】また、従来のキー式同期装置では、シンク
ロナイザリングを被同期歯車側に押しつけて被同期側歯
車の回転を同調させた後、スリーブを更に移動して変速
段の被同期側歯車に完全に連結させるまでの期間は被同
期側歯車に対して回転を同調させる作用が働かないた
め、同期させてから噛み合うまでに要する時間(シフト
ストローク)が比較的長いものでは、その期間中に一旦
同期させたものが再度回転数のズレを発生してしまい、
噛み合うときにギアチャンファ同士の歯打ち音等が生じ
る原因となっていた。
【0006】また、特に低速段での変速においては、ギ
ヤ比等が低く設定されているため、被同期側歯車のギヤ
の径が大きくなりその分同期させるための慣性質量(同
期容量)が増し、結果的に変速時に要する操作力が重く
なる等の欠点があった。従って、そこで本発明は上記従
来技術の欠点を解消するために提案されたもので、その
目的とするところは、同期容量や強度を低下させること
なく同期状態から係合するまでのストロークを短く設定
でき、同期不良等を防止すると共に、変速の際のシフト
ストロークを短く設定できるので、変速レバー比を大き
く取ることが可能となり操作力を低減できる歯車式変速
機の同期装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、目的
を達成するために、本発明の歯車式変速機の同期装置
は、以下の構成を備える。即ち、駆動軸に固定された該
クラッチハブに歯合するスリーブを所定方向に移動さ
せ、該スリーブに設けられたチャンファをシンクロナイ
ザリングを介して所望の被同期側のギヤチャンファに噛
み合わせることにより変速を行う歯車式変速機の同期装
置であって、前記スリーブに設けられ、前記シンクロナ
イザリングのチャンファに係合する第1のチャンファ
と、前記スリーブに設けられ、前記ギヤチャンファに係
合する第2のチャンファとを独立に形成し、前記第1の
チャンファとギヤチャンファとの間の長さに対して、前
記第2のチャンファとギヤチャンファとの間の長さを短
く設定したことを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のように本発明の歯車式変速機の同期装置
では、第1チャンファとギヤチャンファとの間の長さに
対し、第2チャンファとギヤチャンファとの間の長さを
短く設定しているので、同期容量やチャンファの強度を
低下させることなく、第1チャンファとシンクロナイザ
リングのチャンファとの係合による同期状態から第2チ
ャンファとギヤチャンファが係合するまでのストローク
を短くでき、一旦同期させたものが再度回転数のズレを
発生するような同期不良の発生を防止できる。
【0009】また、変速の際のシフトストロークを短く
設定できるので、変速レバー比を大きく取ることが可能
となり操作力を低減できる。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照しながら、本発明の歯車
式変速機の同期装置をキー式同期装置として車両のトラ
ンスミッションに適用した実施例を説明する。図1は、
車両の歯車変速機に本実施例のキー式同期装置を設けた
要部断面図である。以下の説明では、最初に、図1の中
心線Iの左側に示す2速段における同期装置の構成につ
いて説明し、次に、図1の中心線Iの右側に示す1速段
における同期装置の構成について説明する。
【0011】図1において、本実施例のキー式同期装置
は、クランクシャフトから駆動力を伝達する出力軸30
0に歯合するクラッチハブ1と、このクラッチハブ1に
歯合し、不図示のシフトホークにより軸方向に摺動可能
なスリーブ10と、クラッチハブ1とスリーブ10の溝
に嵌合するシンクロナイザキー20と、内面を円錐状に
形成されたアウタコーン(シンクロナイザリング)30
と、クラッチハブ1に接合されその外面をアウタコーン
30の内面と同じ角度に円錐状に形成されたインナコー
ン2と、インナコーン2とアウタコーン30に挟まれて
摩擦力によりクラッチハブ1から駆動力が伝達される被
同期側歯車40に接続された中間コーン(シンクロナイ
ジングコーン)42とから成る。
【0012】クラッチハブ1は、出力軸300にキー溝
で嵌合し、出力軸300と共に回転する。クラッチハブ
1の外周には複数のキー溝が形成され、シンクロナイザ
キー20が嵌合され、その上からスリーブ10が嵌合さ
れている。クラッチハブ1の側面は、シンクロナイザリ
ング30が嵌まるように全周に亘って凹状の溝が形成さ
れている。
【0013】スリーブ10は、シンクロナイザキー20
の上部に嵌まっている。また、スリーブ10は、クラッ
チハブ1の凹状の溝には設けられたキースプリング3に
よりシンクロナイザキー20を介して内側から押しつけ
られている。スリーブ1の内面に形成されたキー溝の中
心部分には、キーの突起部が嵌合する溝14が形成され
ている。更に、スリーブ10の内面には複数のスリーブ
チャンファ11が形成されている。スリーブ1の外周面
には、その側面から軸方向に延設された延設部12が突
出され、その先端部に延設チャンファ13が設けられて
いる。この延設チャンファ13と後述するギヤチャンフ
ァ41との間の長さt2は、スリーブチャンファ11と
ギヤチャンファ41との間の長さt1に対し、短く設定
している。
【0014】複数のシンクロナイザキー20は、夫々ク
ラッチハブ1のキー溝に嵌まると共に、その背中の突起
部がスリーブ10の溝14に嵌合している。アウタコー
ン(シンクロナイザリング)30は、その側面に複数の
キー溝33が設けられ、キー20の先端部21が嵌合
し、クラッチハブと共に回転する。また、アウタコーン
30は、その内周面30aを円錐状に形成され、シンク
ロナイザキー20の先端部21で軸方向に押されていく
に従って中間コーン42の外周面42aに当接し、その
摩擦力により回転を伝達する。アウタコーン30の外周
面には、スリーブチャンファ11と同形のシンクロナイ
ザリングチャンファ31がスリーブチャンファ11に対
向する位置に設けられている。インナコーン2は、接合
面2bでクラッチハブ1の側面の溝に接合されるととも
に、その外周面2aをアウタコーン30の内周面30a
と同じ角度に円錐状に形成されている。インナコーン2
とアウタコーン30に挟まれた位置にある中間コーン4
2は、その内周面42a及び外周面42bをインナコー
ン2及びアウタコーン30の内周面2a、30aと同じ
角度に円錐状に形成されている。この中間コーン42
は、アウタコーン30がシンクロナイザキー20の先端
部21で軸方向に押されていくに従ってインナコーン2
とアウタコーン30に挟持されてその摩擦力によりクラ
ッチハブ1から駆動力が伝達される。中間コーン42に
接続された被同期側歯車40は、2速ギヤ100に接続
されて、クラッチハブから回転力を伝達されると共に、
その回転力を2速ギヤ100に伝達する。被同期側歯車
40の外周には、延設チャンファ13と同形のギヤチャ
ンファ41が延設チャンファ13に対向する位置に設け
られている。2速ギヤ100は、出力軸300と回転中
心が同じで、出力軸300の回りに軸受け101を介し
て軸支されている。
【0015】次に、図1の中心線Iの右側に示す1速段
における同期装置の構成について説明する。この1速段
における同期装置の構成は、従来例で説明したものと同
じ構成である。従って、詳しい説明は省略し概略のみ説
明する。1速段における同期装置は、出力軸300に歯
合するクラッチ1ハブと、このクラッチハブ1に歯合
し、シフトホークにより軸方向に摺動可能なスリーブ1
0と、クラッチハブ1とスリーブ10の溝に嵌合するシ
ンクロナイザキー20と、内周面30aを円錐状に形成
されたシンクロナイザリング30と、シンクロナイザリ
ング30に外周面40’aで接触することで摩擦力によ
り回転力が伝達される被同期側歯車を構成するシンクロ
ナイジングコーン40’とから成る。シンクロナイジン
グコーン40’は、1速ギヤ200に接続されて、クラ
ッチハブ1から回転力を伝達されると共に、その回転力
を1速ギヤ200に伝達する。シンクロナイジングコー
ン40’の外周には、スリーブチャンファ11と同形の
ギヤチャンファ41’がスリーブチャンファ11に対向
する位置に設けられている。1速ギヤ200は、出力軸
300と回転中心が同じで、出力軸300の回りに軸受
け201を介して軸支されている。 ところで、図1
は、中心線Iの右側及び左側の構成を比較すると、本実
施例のキー式同期装置と従来技術との構成上の相違点を
示している。即ち、従来例では、スリーブ10及びシン
クロナイザキー20を軸方向に移動させることでシンク
ロナイザリング30のアウタコーンテーパ面30aを被
同期歯車側のシンクロナイジングコーンテーパ面40a
に押しつけて被同期歯車40’の回転を同調させるのに
対して、本実施例では、被同期歯車40に接続された中
間コーン42をアウタコーン30とインナコーン2によ
り挟持して回転を同調させる点で従来例とは異なってい
る。また、スリーブ10に延設部12を延設し、更にそ
の先端部に延設チャンファ13が設けられている点が、
従来例にはない新たな構成である。本実施例の作動原理 次に、上述した本実施例のキー式同期装置の具体的な作
動原理について図2〜図4を参照して説明する。図2〜
図4は、本実施例のキー式同期装置の作動状態を説明す
る図である。尚、以下では、図1の中心線Iの右側に示
す1速段から図1の中心線Iの左側に示す2速段へ変速
した場合の作動原理について説明する。
【0016】(i)先ず、図1に示すように、スリーブ
10が1速段、2速段のいずれにも連結されていない中
立状態から、不図示のシフトレバーを2速段に少し寄せ
ると、不図示のシフトホークにより、スリーブ10はキ
ー20と共に矢視S1方向に移動する。すると、キー先
端部21がアウタコーン(シンクロナイザリング)30
のキー溝端面32に当接する(図2参照)。更にスリー
ブを移動させると、キー21はアウタコーン(シンクロ
ナイザリング)30を押し、アウタコーン(シンクロナ
イザコーン)30の内周面30aが中間コーン42の外
周面42aに接触する。また、アウタコーン(シンクロ
ナイザリング)30と被同期歯車40との間には相対回
転があるため、キー溝33の隙間分だけアウタコーン3
0は回転し、スリーブチャンファ11とシンクロナイザ
チャンファ31とは相対する位置となる。このとき、ス
リーブチャンファ11は、シンクロナイザリングチャン
ファ31に対して相対位置にあり、延設チャンファ13
は、ギヤチャンファ41から離れた位置にある。
【0017】(ii)更にスリーブを移動させると、ス
リーブチャンファ11は、シンクロナイザリングチャン
ファ31に接触し、スリーブ10の動きが規制されると
共に、キー21はアウタコーン(シンクロナイザリン
グ)30を押し、アウタコーン(シンクロナイザコー
ン)30の内周面30aが中間コーン42の外周面42
aに接触する。すると、アウタコーン(シンクロナイザ
コーン)30の内周面30aとインナコーン2の外周面
2aとの間で中間コーン42を挟み込むように摩擦トル
クが発生し、中間コーン42がスリーブ10と同じ速度
となり同期が行われる(図3参照)。このとき、スリー
ブチャンファ11とギヤチャンファ41との間の長さt
1に対し、延設チャンファ13とギヤチャンファ41と
の間の長さt2を短く設定しているのでスリーブチャン
ファ11とシンクロナイザリングチャンファ31との係
合による同期状態から延設チャンファ13とギヤチャン
ファ41が係合するまでのストロークが短くなり、延設
チャンファ13は、ギヤチャンファ41に対してより近
接し、相対する位置となる。
【0018】(iii)スリーブ10と中間コーン42
とが同速度になると、スリーブ10と中間コーン42に
接合された被同期側歯車(2速ギヤに接続されている歯
車)40が同速度になるので、アウタコーン30及びイ
ンナコーン2と中間コーン42との間の摩擦トルクが消
滅し、スリーブ10の規制も解除され、スリーブ10は
軸方向に移動可能となり、アウタコーン(シンクロナイ
ザリング)30を押し分けて、シンクロナイザチャンフ
ァに噛み合う。このとき、延設チャンファ13は、ギヤ
チャンファ41に接触し、スリーブ10と2速ギヤ40
との同期を維持しながら、スリーブ10の軸方向の移動
に伴って2速ギヤを押し分けて、ギヤチャンファ41に
噛み合い変速が終了する(図4参照)。このように、ス
リーブチャンファ11とギヤチャンファ41との間の長
さt1に対し、延設チャンファ13とギヤチャンファ4
1との間の長さt2を短く設定しているのでスリーブチ
ャンファ11とシンクロナイザリングチャンファ31と
の係合による同期状態から延設チャンファ13とギヤチ
ャンファ41が係合するまでのストロークを短くでき、
一旦同期させたものが再度回転数のズレを発生するよう
な同期不良の発生を防止できる。 変形例 本発明はその趣旨を逸脱することなく種々に変形が可能
である。
【0019】例えば、上記実施例においては、図1の中
心線Iの右側に示す1速段側の同期装置には延設部12
や中間コーン42、インナコーン2を設けていないが、
1速段側と2速段側とを同形状(即ち、中心線Iに対し
て線対称な形状)に形成することも可能である。また、
上記実施例においては、2速段へのアップシフト変速を
例にとって説明したが、本実施例の同期装置を低速段へ
のダウンシフト変速に用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の歯車式変速機の同
期装置では、第1チャンファとギヤチャンファとの間の
長さに対し、第2チャンファとギヤチャンファとの間の
長さを短く設定しているので、同期容量やチャンファの
強度を低下させることなく、第1チャンファとシンクロ
ナイザリングのチャンファとの係合による同期状態から
第2チャンファとギヤチャンファが係合するまでのスト
ロークを短くでき、一旦同期させたものが再度回転数の
ズレを発生するような同期不良の発生を防止できる。
【0021】また、変速の際のシフトストロークを短く
設定できるので、変速レバー比を大きく取ることが可能
となり操作力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の歯車変速機に本実施例のキー式同期装置
を設けた要部断面図である。
【図2】本実施例のキー式同期装置の作動状態を説明す
る図である。
【図3】本実施例のキー式同期装置の作動状態を説明す
る図である。
【図4】本実施例のキー式同期装置の作動状態を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…クラッチハブ 2…インナコーン 3…キースプリング 10…スリーブ 11…スリーブチャンファ 13…延設チャンファ 20…キー 30…アウタコーン 31…シンクロナイザリングチャンファ 40…被同期歯車 41…ギヤチャンファ 42…中間コーン 100…2速ギヤ 200…1速ギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定された該クラッチハブに歯
    合するスリーブを所定方向に移動させ、該スリーブに設
    けられたチャンファをシンクロナイザリングを介して所
    望の被同期側のギヤチャンファに噛み合わせることによ
    り変速を行う歯車式変速機の同期装置であって、 前記スリーブに設けられ、前記シンクロナイザリングの
    チャンファに係合する第1のチャンファと、 前記スリーブに設けられ、前記ギヤチャンファに係合す
    る第2のチャンファとを独立に形成し、 前記第1のチャンファとギヤチャンファとの間の長さに
    対して、前記第2のチャンファとギヤチャンファとの間
    の長さを短く設定したことを特徴とする歯車式変速機の
    同期装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のチャンファは、前記スリーブ
    において、前記第1のチャンファより外周側に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の歯車式変速機
    の同期装置。
  3. 【請求項3】 変速時においては、前記第1のチャンフ
    ァとシンクロナイザリングのチャンファとが係合してか
    ら、前記第2のチャンファとギヤチャンファとが係合す
    ることを特徴とする請求項1に記載の歯車式変速機の同
    期装置。
  4. 【請求項4】 前記被同期側のギヤチャンファは、1速
    又は2速等の低速段のギヤに固定されていることを特徴
    とする請求項1に記載の歯車式変速機の同期装置。
JP1365395A 1995-01-31 1995-01-31 歯車式変速機の同期装置 Pending JPH08210380A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020083288A (ko) * 2001-04-26 2002-11-02 현대자동차주식회사 수동변속기용 동기장치
KR100392018B1 (ko) * 2001-07-03 2003-07-22 위아 주식회사 자동차용 수동변속기의 더블콘의 싱크로핀 이탈 방지장치

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