JPH0768984B2 - 手動変速機の同期装置 - Google Patents

手動変速機の同期装置

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JPH0768984B2
JPH0768984B2 JP2099095A JP9909590A JPH0768984B2 JP H0768984 B2 JPH0768984 B2 JP H0768984B2 JP 2099095 A JP2099095 A JP 2099095A JP 9909590 A JP9909590 A JP 9909590A JP H0768984 B2 JPH0768984 B2 JP H0768984B2
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ring
synchronizer
gear
hub
shaft
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は手動変速機の同期装置に関し、特に前進段用の
同期作用と後退段用の同期作用とを併せ持った同期装置
に関する。
(従来技術) 手動変速機においては、前進段へのシフト操作時同期作
用して円滑なシフト操作を行わせる前進段用の1または
複数の同期装置を備えているのが一般であり、また近年
後退段へのシフト操作時ギヤ鳴りを防止するため後退段
用の同期装置を備えているものがある。しかしながら、
前者の手動変速機に前進段用の同期装置と同じ構成の後
退段用の同期装置を新たに配設する場合には、同期装置
を配設する新たなスペースを確保しなければならず、ま
たかかるスペースを確保するには入力側、出力側の両軸
を長くしなければならず、手動変速機が大型化しかつそ
の重量が増大することになる。
かかる問題に対処すべく特開昭60−129428号公報には、
一前進段用の同期装置に同装置のテーパコーンおよびシ
ンクロナイザリングに対応する第2のテーパコーンおよ
びシンクロナイザリングを配設し、当該同期装置に前進
段用の同期作用のみならず後退段用の同期作用をも付与
した例が示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、当該同期装置においても2個のテーパコ
ーンを軸方向に直列状に配置することから軸方向に大き
な配設スペースを確保しなければならないとともに、テ
ーパコーンとシンクロナイザリングとが形成するコーン
クラッチが軸方向に2個存在することからコーンクラッ
チにて発生する引きずりトルクも大きくなる。従って、
本発明の目的はこれらの問題を解決するとともに、簡単
な設定により容易にダブルコーンクラッチ化を達成し得
て同期容量の増大を可能にすることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は手動変速機の同期装置であり、回転軸上に一体
回転可能に組付けたクラッチハブと、同クラッチハブの
外周に軸方向へのみ摺動可能に組付けたハブスリーブ
と、内外両周面がテーパコーン部に形成され前記回転軸
上にて前記クラッチハブの一側に回転可能に組付けたギ
ヤに一体回転可能かつ軸方向へ所定量移動可能に組付け
られて同ギヤと前記クラッチハブ間に位置するミドルリ
ングと、前記クラッチハブとギヤ間にて前記ミドルリン
グの外周に配置されて前記ハブスリーブの一側への摺動
により軸方向へ押動されて前記ミドルリングの外周テー
パコーン部に圧接するシンクロナイザリングと、外周面
がテーパコーン部に形成され前記ミドルリングの内周に
配置され同リングとの軸方向の相対移動により同リング
のテーパコーン部に圧接されるインナリングを備えると
ともに、前記ハブスリーブの他側に位置し同ハブスリー
ブの他側への摺動により軸方向へ押動される第2のシン
クロナイザリングを備え、同シンクロナイザリングと前
記インナリングとが互に軸方向に連結してことを特徴と
するものである。
(発明の作用・効果) かかる構成の同期装置においては、ハブスリーブの一側
への摺動によりシンクロナイザリングが軸方向の一側へ
押動されてミドルリングの外周テーパコーン部に圧接さ
れ、これによりハブスリーブとギヤとが同期して同ハブ
スリーブがギヤに円滑に噛合し、同ギヤと回転軸が連結
して一前進段のシフトが完了する。また、当該同期装置
においては、ハブスリーブの他側への摺動により第2の
シンクロナイザリングが軸方向の他側へ押動され、かつ
これに伴い同リングと連結しているインナリングが他側
へ引張られる。このため、インナリングがミドルリング
の内周テーパコーンに圧接され、これにより回転軸はギ
ヤに同期されかつ同ギヤに噛合するギヤと一体の他の回
転軸と同期する。これら両回転軸はその一方が入力側の
回転軸でかつその他方が出力側の回転軸であるため、後
退段へのシフト時慣性で回転している入力側の回転軸が
停止状態にある出力側の回転軸に同期して、入力側の回
転軸が微速または停止状態となり、後退段へのシフトを
ギヤ鳴りを生じさせることなく円滑に行うことができ
る。
このように、当該同期装置は前進段用の同期作用と後退
段用の同期作用とを併せ持っているが、両同期作用をク
ラッチハブの一方側のみにて形成したテーパコーンクラ
ッチを利用して行う構成のため、クラッチハブの両側に
テーパコーンクラッチを軸方向へ直列状に配設する同期
装置に比較して軸方向の長さが短縮される。従って、当
該同期装置によれば、軸方向に大きな配設スペースを確
保する必要がなくて入力側、出力側の両回転軸が短縮さ
れ、変速機の大型化およびその重量の増大を防止するこ
とができる。また、当該同期装置においてはテーパコー
ンクラッチがクラッチハブの片側にあるにすぎないため
これにより発生する引きずりトルクも大きくなく、耐久
性が高く、発熱が低く、燃費がよく、かつ他の前進段の
シフト操作に悪影響を及ぼすこともない。さらにまた、
当該同期装置においてはミドルリングおよび/またはイ
ンナリングの軸方向の移動量を適宜設定することによ
り、前進段および/または後退段へのシフト時ミドルリ
ングの内外周のテーパコーン部にシンクロナイザリング
およびインナリングを同時に圧接させて、ダブルコーン
クラッチを形成することができる。これにより、簡単な
設定により同期容量の増大を容易に行うことができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明するに、第1
図には本発明の一実施例にかかる同期装置が示されてい
る。当該同期装置は5速シフト時およびリバースシフト
時に作動して同期作用を行うもので、第3図に示す縦置
エンジン用の5段変速機に採用されている。
変速機はミッションケースに回転可能に軸支されたイン
プットシャフト11、ミッションケースに回転可能に軸支
されてインプットシャフト11に同軸的かつ回転可能に連
結するアエウトプットシャフト12、ミッションケースに
回転可能に軸支されてインプットシャフト11、アウトプ
ットシャフト12に並列するカウンタシャフト13、および
ミッションケースに固定的に軸支されてアウトプットシ
ャフト12、カウンタシャフト13に並列するアイドラシャ
フト14を備えている。かかる変速機において、アウトプ
ットシャフト12およびカウンタシャフト13上のギヤ12
a、13aは1速ギヤ、ギヤ12b、13bは2速ギヤ、ギヤ12
c、13cは3速ギヤ、ギヤ12d、13dは5速ギヤを構成する
とともに、インプットシャフト11上のギヤ11aは4速ギ
ヤを構成している。また、アウトプットシャフト12、カ
ウンタシャフト13およびアイドラシャフト14上のギヤ12
e、13e、14eはリバースギヤを構成している。なお、イ
ンプットシャフト11の4速ギヤ11aはカウンタシャフト1
3のカウンタギヤ13fに常時噛合してインプットシャフト
11の駆動力をカウンタシャフト13に伝達し、またアウト
プットシャフト12の1速ギヤ12aおよび2速ギヤ12bは第
1同期装置15のハブスリーブにより同シャフト12に結合
してカウンタシャフト13の駆動力をアウトプットシャフ
ト12に伝達するとともに、アウトプットシャフト12の3
速ギヤ12cおよびインプットシャフト11の4速ギヤ11aは
第2同期装置16のハブスリーブによりアウトプットシャ
フト12に結合して、カウンタシャフト13またはインプッ
トシャフト11の駆動力をアウトプットシャフト12に伝達
する。一方、カウンタシャフト13の5速ギヤ13dは本発
明に係る同期装置20のハブスリーブにて同シャフト13に
結合し、同シャフト13の駆動力をアウトプットシャフト
12に伝達し、またアウトプットシャフト12およびカウン
タシャフト13のリバースギヤ12e、13eはアイドラシャフ
ト14のリバースギヤ14aと噛合させることにより互にト
ルク伝達可能に連結し、カウンタシャフト13の駆動力が
逆転されてアウトプットシャフト12に伝達される。
なお、第3図に示す第1、第2同期装置15、16はボルグ
ワーナ式の周知のものであって一部省略して示してあ
り、また本発明に係る同期装置20も一部省略して示して
あるが、当該同期装置20については以下に詳細に説明す
る。
第1図には当該同期装置20の断面が示されており、当該
同期装置20はクラッチハブ21、ハブスリーブ22、第1シ
ンクロナイザリング23、第2シンクロナイザリング24、
ミドルリング25、インナリング26、シフティングキー27
およびキースプリング28により構成されている。
クラッチハブ21はカウンタシャフト13上に一体回転可能
に組付けられて5速ギヤ13dの一側に位置し、外周の3
箇所に等間隔に溝部21aを備えている。各溝部21aは外周
に開口し、かつ軸方向に貫通している。ハブスリーブ22
は内スプライン部を備えた公知の構造のもので、内スプ
ライン部には周方向の3箇所に等間隔に係合凹所22aを
備え、クラッチハブ21の外スプライン部に軸方向へ摺動
可能に組付けられている。第1シンクロナイザリング23
は外スプライン部を備えるとともに内周にテーパコーン
部23aを備え、かつ内端な外周の3箇所が係合凹所23bに
形成されている。第1シンクロナイザリング23は後述す
るミドルリング25の外周テーパコーン部25a上に遊嵌状
に組付けられている。ミドルリング25は第1シンクロナ
イザリング23のテーパコーン部23aに係脱する外周テー
パコーン部25aを備えるとともに、内周テーパコーン部2
5bを備え、かつ外端および内端に周方向の複数箇所に等
間隔に係合凸起cおよび25dを備えている。ミドルリン
グ25は後述するインナリング26の外周に回転可能に組付
けられ、5速ギヤ13dのボス部に一体的に設けたスプラ
インピース部29の各係合穴29aに各係合凸起25cが嵌挿さ
れている。これにより、ミドルリング25は5速ギヤ13d
に対して一体回転可能に連結されている。
第2シンクロナイザリング24は、リング部24aの内周側
の内端の周方向の複数箇所に等間隔に軸方向に延びるフ
ランジ部24bと、リング部24aの外周に外スプライン部を
備えている。フランジ部24bは周方向に円弧状に形成さ
れていて、第2シンクロナイザリング24は後述するイン
ナリング26の外周に回転可能に組付けられてフランジ部
24bがクラッチハブ21の溝部21aに嵌合し、同クラッチハ
ブ21とはわずかに相対回転可能になっている。
インナリング26は第1図および第2図に示すように一端
側に外周テーパコーン部26aを備えるとともに、他端側
にはその周方向の複数箇所に等間隔にアーム部26bを備
え、クラッチハブ21のボス部21b上に軸方向へ摺動可能
に嵌合されて各アーム部26bがクラッチハブ21の各溝部2
1aを貫通し、クラッチハブ21の他側に延びている。第2
シンクロナイザリング24はかかるインナリング26の各ア
ーム部26b上に回転可能に組付けられ、かつスナップリ
ングにて抜止めされている。また、ミドリリング25はか
かるインナリング26の外周テーパコーン部26a上に回転
可能に組付けられている。かかるインナリング26は各ア
ーム部26bにてクラッチハブ21に周方向に係合し、同ク
ラッチハブ21とは一体回転可能である。シフティグキー
27はクラッチハブ21の各溝部21a内に位置し、一対のキ
ースプリング28に支承されてハブスリーブ22の係合凹所
22aに弾撥的に係合している。シフティングキー27はこ
の状態で一端部をシンクロナイザリング23の係合凹所23
bに臨ませていて、シンクロナイザリング23とはわずか
に相対回転可能になっている。
当該同期装置20においては、クラッチハブ21、ハブスリ
ーブ22、インナリング26およびシフティングキー27がカ
ウンタシャフト13と一体回転可能であり、両シンクロナ
イザリング23,24がクラッチハブ21に対してわずかに相
対回転可能であり、これに対してミドルリング25は5速
ギヤ13dと一体回転可能であり、かつカウンタシャフト1
3に対しては回転可能である。
かかる構成の当該同期装置20においては、5速へのシフ
ト操作時ハブスリーブ22は第1図の図示右方へ摺動し、
これに伴いシフティングキー27がハブスリーブ22と一体
に移動して第1シンクロナイザリング23を押動し、同シ
ンクロナイザリング23をミドルリング25の外周テーパコ
ーン部25aに圧接するとともに、ミドルリング25を押動
して同リング25の内周テーパコーン部25bをインナリン
グ26の外周テーパコーン部26aに圧接する。このため、
第1シンクロナイザリング23はクラッチハブ21およびハ
ブスリーブ22に対して所定量相対回転し、その後のハブ
スリーブ22の摺動によりシフティングキー23がハブスリ
ーブ22から外れ、ハブスリーブ22のスプラインチャンフ
ァが第1シンクロナイザリング23のスプラインチャンフ
ァに当接して、同シンクロナイザリング23をミドルリン
グ25にかつミドルリング25をインナリング26に一層強く
圧接する。これにより、ハブスリーブ22、第1シンクロ
ナイザリング23および5速ギヤ13dは互いに同期し、ハ
ブスリーブ22はスプラインピース29に円滑に噛合する。
この結果、カウンタシャフト13と5速ギヤ13dとは互い
に結合し、5速へのシフト操作が完了する。この場合、
第1シンクロナイザリング23、ミドルリング25およびイ
ンナリング26によりダブルコーンクラッチが形成され、
同期容量が高められる。
一方、当該同期装置20においてリバースシフト操作時ハ
ブスリーブ22は第1図の図示左方へ摺動し、これに伴い
シフティングキー27がハブスリーブ22と一体に移動して
第2シンクロナイザリング24を図示左方へ押動する。こ
の結果、インナリング26が第2シンクロナイザリング24
と一体に軸方向へ移動して同リング26の外周テーパコー
ン部26aをミドルリング25の内周テーパコーン部25bに圧
接する。このため、第1シンクロナイザリング23はクラ
ッチハブ21およびハブスリーブ22に対して所定量相対回
転し、その後のハブスリーブ22の摺動によりシフティン
グキー23がハブスリーブ22から外れ、ハブスリーブ22の
スプラインチャンファが第2シンクロナイザリング24の
スプラインチャンファに当接して同シンクロナイザリン
グ24を一層強く押圧する。この結果、同シンクロナイザ
リング24はインナリング26を一層強く引張ってミドルリ
ング25に一層強く圧接する。これにより、ハブスリーブ
22、第2シンクロナイザリング24および5速ギヤ13dは
互いに同期し、クラッチを切った後慣性で回転している
カウンタシャフト13を、停止しているアウトプットシャ
フト12に両5速ギヤ12d,13dを介して同期させて停止さ
せる。この場合、ミドルリング25およびインナリング26
によりシングルコーンクラッチが形成され、同期容量は
5速へのシフト操作時の同期容量より所定量小さい。こ
の間、アイドラシャフト14上のアイドラリバースギヤ14
aが摺動され、回転停止直前または直後のカウンタシャ
フト13上のカウンタリバースギヤ13eに噛合し、次いで
アウトプットシャフト12上のリバースギヤ12eに噛合
し、これによりギヤ鳴りを生じさせることなくリバース
シフトを円滑に完了させることができる。なお、ハブス
リーブ22は同期後第2シンクロナイザリング24に噛合す
る。
ところで、当該同期装置20においては、5速シフト用の
同期作用とリバースシフト用の同期作用とを併せ持って
いるが、両同期作用をクラッチハブ21の片側に形成され
るテーパコーンクラッチを利用して行う構成のため軸方
向に短く、軸方向に大きな配設スペースを確保する必要
がない。従って、かかるスペースを確保すべくカウンタ
シャフト13を長くする必要がなく、変速機の大型化およ
びその重量の増大を防止するこのができる。また、当該
同期装置20においては、コーンクラッチがクラッチハブ
21の片側にのみ存在しているにすぎないため、これによ
り発生する引きずりトルクも大きくなく、耐久性が高
く、発熱が低く、燃費が良く、かつ他の前進段のシフト
操作に悪影響を及ぼすこともない。
しかして、当該同期装置20において、ミドルリング25と
スプラインピース29間の間隔l1を小さくかつインナリン
グ26とスプラインピース29間の間隔l2を大きく設定すれ
ば、5速へのシフト操作時第1シンクロナイザリング23
およびミドルリング25によりシングルコーンクラッチが
形成される。また、ミドルリング25とスプラインピース
29間の間隔l1およびクラッチハブ11とインナリング26間
の間隔l3を大きくかつクラッチハブ11と第1シンクロナ
イザリング23間の間隔l4を小さく設定すれば、リバース
シフト操作時にも第1シンクロナイザリング23、ミドル
リング25およびインナリング26によりダブルコーンクラ
ッチが形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる同期装置の断面図、
第2図は同期装置を構成するインナリングの斜視図、第
3図は同期装置を作用した変速機のスケルトン図であ
る。 符号の説明 11……インプットシャフト、12……アウトプットシャフ
ト、13……カウンタシャフト、14……アイドラシャフ
ト、12d、13d……5速ギヤ、12e、13e、14a……リバー
スギヤ、20……同期装置、21……クラッチハブ、22……
ハブスリーブ、23、24……シンクロナイザリング、25…
…ミドルリング、26……インナリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸上に一体回転可能に組付けたクラッ
    チハブと、同クラッチハブの外周に軸方向へのみ摺動可
    能に組付けたハブスリーブと、内外両周面がテーパコー
    ン部に形成され前記回転軸上にて前記クラッチハブの一
    側に回転可能に組付けたギヤに一体回転可能かつ軸方向
    へ所定量移動可能に組付けられて同ギヤと前記クラッチ
    ハブ間に位置するミドルリングと、前記クラッチハブと
    ギヤ間にて前記ミドルリングの外周に配置されて前記ハ
    ブスリーブの一側への摺動により軸方向へ押動されて前
    記ミドルリングの外周テーパコーン部に圧接するシンク
    ロナイザリングと、外周面がテーパコーン部に形成され
    前記ミドルリングの内周に配置され同リングとの軸方向
    の相対移動により同リングのテーパコーン部に圧接され
    るインナリングを備えるとともに、前記ハブスリーブの
    他側に位置し同ハブスリーブの他側への摺動により軸方
    向へ押動される第2のシンクロナイザリングを備え、同
    シンクロナイザリングと前記インナリングとが互に軸方
    向に連結してなる手動変速機の同期装置。
JP2099095A 1990-04-13 1990-04-13 手動変速機の同期装置 Expired - Lifetime JPH0768984B2 (ja)

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JPH0420A JPH0420A (ja) 1992-01-06
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