JPH07121923A - 光学式ピックアップヘッド装置 - Google Patents

光学式ピックアップヘッド装置

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JPH07121923A
JPH07121923A JP5268925A JP26892593A JPH07121923A JP H07121923 A JPH07121923 A JP H07121923A JP 5268925 A JP5268925 A JP 5268925A JP 26892593 A JP26892593 A JP 26892593A JP H07121923 A JPH07121923 A JP H07121923A
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JP
Japan
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light
beam splitter
polarization beam
polarized light
head device
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JP5268925A
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Hisanori Komatsu
久展 小松
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1356Double or multiple prisms, i.e. having two or more prisms in cooperation
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10532Heads
    • G11B11/10541Heads for reproducing
    • G11B11/10543Heads for reproducing using optical beam of radiation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 廉価な構成の表面偏光ビームスプリッタを具
える光学式ピックアップヘッド装置を提供する。 【構成】 表面偏光ビームスプリッタ21を平行平板と
し、表面21a に偏光膜を、裏面21b に反射防止コートを
形成している。ビームスプリッタ3 で反射される光は1/
2 波長板22に入射されて光軸が45°回転され、この光軸
が回転された光は集光レンズ6 によって集光され、光軸
中心の空気側入射角を約70°にして表面偏光ビームスプ
リッタ21に入射させる。入射された光は表面21a におい
てP偏光である透過光とS偏光である反射光とに分離さ
れ、P偏光は受光素子8aに、S偏光は受光素子8bにそれ
ぞれ入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクなどの
光学式記録媒体または光学式記録再生媒体上に記録され
ている光記録情報を記録、再生または消去できる光学式
ピックアップヘッド装置およびこれを用いた光情報装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述した光学式ピックアップヘッド装置
は種々のものが提案されており、記録媒体からの反射光
をビームスプリッタに入射させて偏光方向が互いに直交
するP偏光とS偏光とに分離し、これらのP偏光および
S偏光を各別に光検出器で受光するようにしたものが例
えば特開平2-118936号公報に記載されている。
【0003】図6は上述した特開平2-118936号公報に記
載されている光学式ピックアップヘッド装置の構成を示
すものである。この構成において、レーザー光源1から
照射される直線偏光された光をコリメートレンズ2によ
って平行光束とし、ビームスプリッタ3および対物レン
ズ4を経て光磁気記録媒体5へスポットとして入射させ
る。光磁気記録媒体5から反射される光を対物レンズ4
で集光して平行光束とし、ビームスプリッタ3に入射さ
せる。ビームスプリッタ3で反射される光を単レンズか
ら成る集光レンズ6によって集光し、偏光ビームスプリ
ッタ7に入射させる。入射された光は偏光方向が互いに
直交するP偏光とS偏光とに分離され、これらP偏光お
よびS偏光は光検出器8の受光素子8aおよび8bにそ
れぞれ入射される。受光素子8aおよび8bの出力信号
を差動増幅器9に供給し、P偏光とS偏光との差を表す
信号を出力する。
【0004】図7は上述した特開平2-118936号公報に記
載されている光学式ピックアップヘッド装置の偏光ビー
ムスプリッタの詳細な構成を示すものである。偏光ビー
ムスプリッタ7はプリズム10および11から成る接合
プリズムであり、偏光分離面7aは屈折率の高い物質と
屈折率の低い物質の多層の薄膜12および13から構成
されている。図7の偏光ビームスプリッタ7は図6にお
いて光軸に対し45度回転して設置しており、上述したよ
うにP偏光の透過光とS偏光の反射光とに分離すること
ができ、これらP偏光およびS偏光は光検出器8の受光
素子8aおよび8bにそれぞれ入射され、これらの光量
差を取ることにより光磁気記録媒体5に記録された情報
を再生することができる。ここで、偏光ビームスプリッ
タ7のうちプリズム11の面14には角度依存性の少な
い偏光膜がコートされており、集光レンズ6によって収
束された光束の周辺光に対しても光軸中心と同様の偏光
特性を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図7に示す偏光ビームスプリッタはプリズム10およ
び11からなる接合偏光ビームスプリッタであり、プリ
ズム11の面14には偏光膜が、面15には反射防止コ
ートがそれぞれコートされている。また、プリズム10
の面16および17には反射防止コートが、面18には
保護コートがそれぞれ施されている。さらに、プリズム
10および11は接着剤により接着されている。したが
って、このような構造をとる偏光ビームスプリッタを製
造するに当たり5面コートした後接着するため高価なも
のになる。またこのような偏光ビームスプリッタを構成
するためには、三角形プリズムと平行四辺形プリズムの
最低2個のプリズムが必要となるためさらに高価なもの
になる。また、面14の偏光膜の高屈折率材料として例
えばTiO2を用いた場合、接着剤とコート材料との化学変
化により吸収が発生し、例えばP偏光透過率は設計で10
0%であるのに対して実際は95% 止まりになり情報光量を
損失してしまう。
【0006】本発明の目的は、廉価な構成の表面偏光ビ
ームスプリッタを具えるとともに吸収の発生による情報
光量の損失が発生しない光学式ピックアップヘッド装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式ピックア
ップヘッド装置は、光を放射する光源と、この光源から
放射される光を、検出すべき情報を記録した光学式記録
媒体に投射するとともにこの光学式記録媒体からの反射
光を前記光源とは異なる方向へ導くビームスプリッタ
と、このビームスプリッタから前記光源とは異なる方向
に導かれた光を収束光とする集光レンズと、この収束光
中に配置され、この収束光をS偏光とP偏光に分離する
表面偏光ビームスプリッタと、この表面偏光ビームスプ
リッタにより分離されたP偏光およびS偏光を各別に受
光する光検出器とを具える光学式ピックアップヘッド装
置において、前記表面偏光ビームスプリッタを単一のプ
リズムまたはプレートとし、前記表面偏光ビームスプリ
ッタの一面に偏光膜を形成し、前記収束光の前記表面偏
光ビームスプリッタへの光軸中心の空気側入射角または
屈折角を70°±10°に設定することを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本発明の光学式ピックアップヘッド装置では、
例えば表面偏光ビームスプリッタとしてプレートを用い
た場合、表面偏光ビームスプリッタのコーティングとし
て一面に偏光膜を形成しているため、従来のように5面
コートする場合に比べて工程数が半減し、廉価に光学式
ピックアップヘッド装置を構成することができる。さら
に、上述した図7に示す2個のプリズムを接着した偏光
ビームスプリッタと同等の役割を果たすものとして、例
えばガラス表面に偏光膜のみをコートし、接着剤により
接着されていない単一のプリズムまたはプレートからな
る表面偏光ビームスプリッタを用いている。したがって
接着剤を用いないために接着剤とコート材料との化学変
化による吸収の発生によって情報光量を損失するおそれ
がなくなる。また、本発明の光学式ピックアップヘッド
装置の表面偏光ビームスプリッタは単一のプリズムまた
はプレートからなるので、2個のプリズムからなる場合
に比べて表面偏光ビームスプリッタの材料費を半分以下
にすることができる。
【0009】上述したような表面偏光ビームスプリッタ
を使用した場合、表面偏光ビームスプリッタの偏光膜面
は入射角依存性及び波長依存性が大きく、収束光の光軸
中心の空気側入射角または屈折角±3°においてP偏光
透過率が90% 以上、S偏光反射率が90% 以上の両方を満
足できない。そこで本発明の光学式ピックアップヘッド
装置ではこの課題を解決するために、光軸中心の空気側
入射角または屈折角を70°±10°に設定した。こうする
ことにより入射角依存性および波長依存性を改善でき、
収束光の光軸中心の空気側入射角または屈折角±3 °に
おいてP偏光透過率90% 以上、S偏光反射率90% 以上の
両方を満足することができる。この理由を図1に示す平
面偏光ビームスプリッタの偏光膜面のS偏光反射率、P
偏光透過率ともに90% 以上を満足する波長幅を示すグラ
フを用いて説明する。図1において、横軸は光軸中心の
空気側入射角または屈折角を、縦軸は収束光が光軸中心
の空気側入射角または屈折角±3 °においてP偏光透過
率が90% 以上、S偏光反射率が90% 以上の両方を満足す
る分光特性上の波長の幅をそれぞれ示す。例えば55±3
°の範囲で入射角を振って入射させたときのP偏光透過
率が90% 以上、S偏光反射率が90% 以上の両方を満足す
る波長幅が設計では5nm しかなく徐々に入射角を大きく
することにより波長幅が増加し、入射角を70°±10°に
することにより設計で20nm以上の波長幅をとることがで
きるようになる。この場合製造ばらつき、耐性試験等を
考慮しても収束光の光軸中心の空気側入射角または屈折
角±3 °におけるP偏光透過率90% 以上、S偏光反射率
90% 以上の条件に対して十分な余裕を取ることができ
る。
【0010】ここでP偏光透過率が90% 以上、S偏光反
射率が90% 以上という条件は実質許容できるC/N 低下量
から算出したものである。C/N 低下量は
【数1】C/N ∝{(TP + RS )-(RP + TS ) }/(TP
RS + RP + TS )1/2 から算出される。この式によれば、P偏光透過率が100
%、S偏光反射率が100%の場合に比べてP偏光透過率が9
0% 以上、S偏光反射率が90% 以上の場合理論的にはC/N
の低下を1.9dB に抑えることができ、実際使用するに
当たりこの範囲内であれば光学式ピックアップヘッド装
置として問題はない。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。図2は本発明による光学式ピックアップヘッド装
置の一実施例の構成を示すものである。本例では表面偏
光ビームスプリッタ21を平行平板とし、表面21aの
偏光膜として、Al2O3(293nm)、TiO2(135nm) 、SiO2(137
nm) 、TiO2(78nm)、SiO2(137nm) 、TiO2(78nm)、SiO2(1
37nm) 、TiO2(78nm)、SiO2(137nm) 、TiO2(78nm)、SiO2
(137nm) 、TiO2(78nm)、SiO2(137nm) 、TiO2(78nm)、Si
O2(137nm) 、Al 2O3(293nm)、SiO2(137nm) 、Al2O3(293n
m)、SiO2(137nm) 、TiO2(78nm)を順次コーティングした
ものを用いており、裏面21bには反射防止コートが蒸
着されている。
【0012】この構成において、レーザー光源1から放
射される直線偏光された発散光をコリメートレンズ2に
よって平行光束とし、ビームスプリッタ3および対物レ
ンズ4を経て光磁気記録媒体5へスポットとして入射さ
せる。光磁気記録媒体5から反射される光を対物レンズ
4で集光して平行光束とし、ビームスプリッタ3に再び
入射させる。ビームスプリッタ3で反射される光は1/2
波長板22に入射されて光軸が45°回転され、この光軸
が回転された光は単レンズから成る集光レンズ6によっ
て集光され、光軸中心の空気側入射角が約70°となるよ
うにして表面偏光ビームスプリッタ21に入射させる。
入射された光は表面21aにおいてP偏光である透過光
とS偏光である反射光とに分離される。表面21aを透
過したP偏光は、裏面21bの反射防止コートを透過し
て光検出器8の受光素子8aに入射する。一方表面21
aで反射されたS偏光は受光素子8bに入射する。受光
素子8aおよび8bの出力信号の差を差動増幅器9で求
めることにより光磁気記録媒体5に記録された情報を再
生することができる。
【0013】本例において、フォーカスエラー信号は光
検出器8の受光素子8aおよび8bを単レンズから成る
集光レンズ6の焦点の前後にそれぞれ配置することによ
りビームサイズ法で得ることができ、トラックエラー信
号はプッシュプル法により得ることができる。
【0014】上述したように本例では、表面偏光ビーム
スプリッタ21を平行平板とすることにより装置を廉価
に構成することができる。また、表面偏光ビームスプリ
ッタ21への光軸中心の空気側入射角を約70°にしてい
るため、光軸中心に対し周辺の光が±3 °となる収束光
路中に使用した場合にも波長依存性の少ない分光特性を
得ることができ、したがってC/N の大きな再生信号を安
定して得ることができる。また本例では表面偏光ビーム
スプリッタに平行平板形状のものを使用したが、裏面の
干渉などの影響を少なくするために楔形のものを使用し
てもよい。
【0015】図3は本発明による光学式ピックアップヘ
ッド装置の他の実施例の構成を示すものである。本例で
は表面偏光ビームスプリッタ31として三角プリズムを
用い、その表面31aに偏光面を形成したものである。
この場合プリズムの形状によっては非点収差が発生する
おそれがあるため、フォーカスエラー読み取り方法とし
て非点収差法を用いてもよい。他の構成および動作は上
述した実施例と同様である。本例では上述した実施例の
効果を有するとともに、表面偏光ビームスプリッタとし
てプリズムを使用しているので、平行平板の場合に比べ
てP偏光光束とS偏光光束との分離角を大きくとること
ができる。
【0016】図4は本発明による光学式ピックアップヘ
ッド装置のさらに他の実施例の構成を示すものである。
本例では表面偏光ビームスプリッタ41として45°プリ
ズムを用い、その表面41aと対向する裏面41bに偏
光面を形成しており、表面偏光ビームスプリッタ41の
内面反射を利用してP偏光透過光とS偏光反射光とを分
離している。表面偏光ビームスプリッタに硝材としてBK
7 を用いた場合、表面偏光ビームスプリッタへの光軸中
心の屈折角Aが70°のときプリズム内での入射角Bが3
8.5°となるように設定してある。他の構成および動作
は上述した実施例と同様である。本例では上述した実施
例の効果を有するとともに、45°プリズムを用いている
ので汎用性が高く、光学式ピックアップヘッド装置を廉
価に供給することができ、さらに光軸を約90°方向に曲
げることができるため光学式ピックアップヘッド装置を
小型化することができる。
【0017】図5は本発明による光学式ピックアップヘ
ッド装置の表面偏光ビームスプリッタへの光軸中心の空
気側入射角または屈折角が70°前後での分光特性を示す
グラフである。このグラフにおいて、aは入射角または
屈折角が70°でのP偏光反射率を、bは入射角または屈
折角が67°でのP偏光反射率を、cは入射角または屈折
角が73°でのP偏光反射率を、dは入射角または屈折角
が70°でのS偏光反射率を、eは入射角または屈折角が
67°でのS偏光反射率を、fは入射角または屈折角が73
°でのS偏光反射率をそれぞれ示す曲線である。このグ
ラフから入射角または屈折角を70°±3 °にすることに
よりP偏光透過率が90% 以上、S偏光反射率が90% 以上
を満足する波長幅を20nm以上とすることができることが
わかる。
【0018】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変更や変形が可能である。例えば
上述した実施例では光源としてレーザ光源を使用してい
るが準単色のビームを発する光源を用いることもでき
る。さらに上述した実施例においてフォーカスエラー信
号およびトラックエラー信号を従来既知の他の方法で得
ることもできる。
【0019】
【発明の効果】従来のようにプリズムを接着剤によって
接合した表面偏光ビームスプリッタを用いた光学式ピッ
クアップヘッド装置では、表面偏光ビームスプリッタを
2個のプリズムを接着剤で接合したもので構成するとと
もに5面コートを施していたために高価となり、また、
接着剤を用いるために接着剤とコート材料との化学変化
による吸収が発生する。このような不都合をなくすため
に接合のない表面偏光ビームスプリッタを用いる場合、
表面偏光ビームスプリッタの偏光膜面は入射角依存性お
よび波長依存性が大きくなる。
【0020】本発明の光学式ピックアップヘッド装置に
よれば表面偏光ビームスプリッタのコーティングとして
一面に偏光膜を形成しているため、5面コートする場合
に比べて工程数が半減し、廉価に光学式ピックアップヘ
ッド装置を構成することができるという効果を有する。
さらに偏光ビームスプリッタと同等の役割を果たすもの
として、例えばガラス表面に偏光膜のみをコートし、接
着剤により接着されていない単一のプリズムまたはプレ
ートからなる表面偏光ビームスプリッタを用いており、
接着剤を用いないために接着剤とコート材料との化学変
化による吸収の発生によって情報を損失するおそれがな
くなるという効果を有する。また、本発明の光学式ピッ
クアップヘッド装置の表面偏光ビームスプリッタは単一
のプリズムまたはプレートからなるので、2個のプリズ
ムからなる場合に比べて表面偏光ビームスプリッタの材
料費を半分以下にすることができるという効果を有す
る。
【0021】また本発明の光学式ピックアップヘッド装
置によれば、収束光の表面偏光ビームスプリッタへの光
軸中心の空気側入射角または屈折角を70°±10°に設定
することによりP偏光透過率が90% 以上、S偏光反射率
が90% 以上という光学式ピックアップヘッド装置として
実用可能な条件を満足する波長幅を大きくすることがで
き、収束光の光軸中心の空気側入射角または屈折角±3
°におけるP偏光透過率90% 以上、S偏光反射率90% 以
上の条件に対して十分な余裕をとることができる。さら
に表面偏光ビームスプリッタとしてプリズムを使用する
場合には、プレートの場合に比べてP偏光光束とS偏光
光束との分離角を大きくとることができる。また45°プ
リズムを用いる場合には汎用性が高いために光学式ピッ
クアップヘッド装置を廉価に供給することができ、さら
に光軸を約90°方向に曲げることができるため光学式ピ
ックアップヘッド装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面偏光ビームスプリッタの偏光膜面のS偏光
反射率、P偏光透過率ともに90% 以上を満足する波長幅
を示すグラフである。
【図2】本発明の光学式ピックアップヘッド装置の一実
施例の構成を示す線図である。
【図3】本発明の光学式ピックアップヘッド装置の他の
実施例の構成を示す線図である。
【図4】本発明の光学式ピックアップヘッド装置のさら
に他の実施例の構成を示す線図である。
【図5】本発明による光学式ピックアップヘッド装置の
表面偏光ビームスプリッタへの光軸中心の空気側入射角
または屈折角が70°±3 °での分光特性を示すグラフで
ある。
【図6】従来の光学式ピックアップヘッド装置の構成を
示す線図である。
【図7】従来の光学式ピックアップヘッド装置の偏光ビ
ームスプリッタの詳細な構成を示す線図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 コリメートレンズ 3 ビームスプリッタ 4 対物レンズ 5 光磁気記録媒体 6 集光レンズ 7,21,31,41 偏光ビームスプリッタ 8 光検出器 8a,8b 受光素子 9 差動増幅器 21a,31a,41a 表面 21b,31b,41b 裏面 22 1/2 波長板 A 屈折角 B 入射角 a 入射角または屈折角が70°でのP偏光反射率 b 入射角または屈折角が67°でのP偏光反射率 c 入射角または屈折角が73°でのP偏光反射率 d 入射角または屈折角が70°でのS偏光反射率 e 入射角または屈折角が67°でのS偏光反射率 f 入射角または屈折角が73°でのS偏光反射率

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を放射する光源と、 この光源から放射される光を、検出すべき情報を記録し
    た光学式記録媒体に投射するとともにこの光学式記録媒
    体からの反射光を前記光源とは異なる方向へ導くビーム
    スプリッタと、 このビームスプリッタから前記光源とは異なる方向に導
    かれた光を収束光とする集光レンズと、 この収束光中に配置され、この収束光をS偏光とP偏光
    に分離する表面偏光ビームスプリッタと、 この表面偏光ビームスプリッタにより分離されたP偏光
    およびS偏光を各別に受光する光検出器とを具える光学
    式ピックアップヘッド装置において、 前記表面偏光ビームスプリッタを単一のプリズムまたは
    プレートとし、前記表面偏光ビームスプリッタの一面に
    偏光膜を形成し、前記収束光の前記表面偏光ビームスプ
    リッタへの光軸中心の空気側入射角または屈折角を70°
    ±10°に設定することを特徴とする光学式ピックアップ
    ヘッド装置。
JP5268925A 1993-10-27 1993-10-27 光学式ピックアップヘッド装置 Withdrawn JPH07121923A (ja)

Priority Applications (2)

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JP5268925A JPH07121923A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 光学式ピックアップヘッド装置
US08/329,845 US5657306A (en) 1993-10-27 1994-10-27 Optical pick-up head having polarizing beam splitter

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