JPH0673980A - 埋設管の地中引き込み装置 - Google Patents

埋設管の地中引き込み装置

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JPH0673980A
JPH0673980A JP22672792A JP22672792A JPH0673980A JP H0673980 A JPH0673980 A JP H0673980A JP 22672792 A JP22672792 A JP 22672792A JP 22672792 A JP22672792 A JP 22672792A JP H0673980 A JPH0673980 A JP H0673980A
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JP
Japan
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pipe
guide plate
discharge pipe
reamer
excavated
Prior art date
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Application number
JP22672792A
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English (en)
Inventor
Teruo Kabeuchi
輝夫 壁内
Katsuhiko Mukono
勝彦 向野
Takashi Oshima
高 大島
Masaya Hattori
正也 服部
Michihiko Kamata
充彦 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】掘削排土等用の排出用空間49を、拡大リーマ
の互いに隣接する掘削部21間に形成してある。埋設管
11内に挿通可能で、掘削排土16等を排出するための
排出管17に連結した掘削排土吸引装置19を作動させ
て拡大リーマ周りに取り入れた吸引用気体と掘削排土1
6等を排出管17の吸引口にガイドするガイド部46を
設けてあり、このガイド部46を構成するに、第1ガイ
ド板46Aを拡大リーマに設けるとともに、第2ガイド
板46Bを排出管17側に設け、両者の遊端部同士を、
それらの間に気体の流通路Rが形成されるように離間し
た状態で重ね合わせて配置し、拡大リーマ15に、第2
ガイド板46Bの内面に対するスクレーパ47を取付け
てある。 【効果】 掘削部にかかる土圧を小さくでき、かつ、施
工後の地盤沈下の危険性を防止できながらも、土質の異
なるあらゆる地域において、掘削排土等を円滑に吸引排
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削しながら地中内に
挿通させた推進管と、前記推進管の先端側に連結する埋
設管との間に取り付け、かつ、前記推進管を引き戻して
前記地中内に前記埋設管を埋設していく際に、地中穴内
面を掘削しながら拡径する拡大リーマを設け、前記拡大
リーマに連結する埋設管連結具を設けてある埋設管の地
中引き込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の埋設管の地中引き込み装置
においては、拡大リーマは、リーマ本体部を推進管側ほ
ど縮径するように形成し、そのリーマ本体部に掘削刃を
螺旋状に形成して構成してあった。そして、推進管を引
き戻す際、リーマ本体部をその軸芯周りに回転させて、
掘削刃の周りに土を押しのけながら掘削し、掘削排土と
掘削時に使用する滑材とを、埋設管の外周面と地中穴の
内壁との間の空間を通して地中外へ排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成によれば、掘削刃の周りに土を押しのけながら掘削
していたために、掘削穴の内壁とリーマ本体部との間に
掘削排土等が詰まりやすくなり、リーマ本体部に土圧が
大きく作用して掘削抵抗が増大するという欠点があっ
た。そのうえ、掘削排土と掘削時に使用する滑材とを、
埋設管の外周面と地中穴の内壁との間の空間を通して地
中外へ排出していたために、掘削排土等を円滑に排出で
きるように、地中穴の径を埋設管の径よりもかなり大き
めに形成しなければならず、そのように形成した場合、
埋設管の外周面と地中穴の内壁との間に大きな空間がで
きて、後で地盤が沈下する危険性があった。上記の欠点
を解消するものとして、複数の掘削刃を前記地中穴の径
方向に向けて並設した掘削部を拡大リーマに設けるとと
もに、前記掘削部を地中穴の周方向に分散させて配置
し、掘削排土と、掘削時に使用する滑材とを排出させる
ための排出用空間を、互いに隣接する前記掘削部間で地
中穴の長手方向に貫通した状態で形成し、前記埋設管内
に挿通可能で、前記滑材と前記掘削排土とを排出するた
めの排出管を設け、前記排出管を前記埋設管内に挿通さ
せた状態で、前記拡大リーマによって拡径した空間と連
通するように前記排出管の一端部を埋設管連結具に連結
し、前記拡大リーマと前記排出管とを相対回転自在に連
結するための回転機構を、前記拡大リーマと前記排出管
との間に設け、前記排出管の他端部に、前記滑材と前記
掘削排土とを吸引するための吸引装置を連結し、外部か
らの吸引用の空気を前記排出管の吸引口に取り入れるた
めの長孔状貫通孔を、前記回転機構周りのリング状部材
に設けてある埋設管の地中引き込み装置が提案されてい
る。この構成によれば、掘削排土と滑材とを、掘削部間
の排出用空間を通過させて後方に排出するので、掘削穴
の内壁とリーマ本体部との間での泥詰まりを防止できて
掘削部にかかる土圧を小さくでき、しかも、掘削排土と
滑材とを、埋設管に挿通させた排出管を通して吸引装置
で吸引しながら地中穴外に排出するので、埋設管を地中
に埋設した後に、埋設管の外周面と地中穴の内壁との間
に空間が形成されにくくなって、施工後の地盤沈下を防
止することができる等の独特の効果を得ることができ
る。ところが、上記構成では、前記拡大リーマと前記排
出管との間に回転機構を設けたことから、上記のよう
に、必然的に前記長孔状貫通孔を回転機構周りのリング
状部材に形成せざるをえず、この場合、リング状部材自
体に貫通孔形成用のスペースが十分ないために前記貫通
孔が小さくなり、その結果、拡大リーマの前記排出用空
間を通り抜けてきた掘削排土等がその貫通孔に詰まりや
すくなって掘削排土等を円滑に吸引排出することが困難
になる場合があると考えられる。本発明は、上記の点に
鑑みてなされたもので、掘削部にかかる土圧を小さくで
き、かつ、施工後の地盤沈下の危険性を防止できながら
も、掘削排土等を円滑に吸引排出することができる埋設
管の地中引き込み装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる埋設管の地中引き込み装置は、複
数の掘削刃を地中穴の径方向に向けて並設した掘削部を
拡大リーマに設けるとともに、前記掘削部を前記地中穴
の周方向に分散させて配置し、掘削排土と、掘削時に使
用する滑材とを排出させるための排出用空間を、互いに
隣接する前記掘削部間で前記地中穴の長手方向に貫通し
た状態で形成し、前記滑材と前記掘削排土とを、一端部
に連結した吸引装置によって吸引して排出するための排
出管の他端部を、前記埋設管内に挿通させた状態で、前
記拡大リーマによって拡径した空間と連通するように連
結する排出管用連結部を設け、前記拡大リーマと前記排
出管とを相対回転自在に連結するための回転機構を前記
拡大リーマと前記排出管用連結部との間に設け、前記吸
引装置を作動させて拡大リーマ周りの前記空間に取り入
れた気体と前記滑材と前記掘削排土とを、前記排出管用
連結部に取付けた前記排出管の吸引口にガイドするため
のガイド部を設け、前記ガイド部を構成するに、前記掘
削部の外周部に、その外周部から前記排出管の吸引口に
近い側ほど小径になる形状の第1ガイド板を設けるとと
もに、前記排出管の吸引口から前記拡大リーマに近い側
ほど大径になる形状の第2ガイド板を、前記第1ガイド
板に対して相対回転自在に前記排出管側に設け、前記第
1ガイド板と前記第2ガイド板とのそれぞれの遊端部
を、それらの間に前記気体の流通路が形成されるように
それらの厚み方向に離間した状態で重ね合わせて配置
し、前記拡大リーマに、前記第2ガイド板の内面に対す
るスクレーパを取付けてあることを特徴とし、その作用
効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、拡大リーマを上記のように構成してあ
るから、掘削排土と滑材とは、掘削に伴って掘削部間の
排出用空間を通って後方に円滑に排出される。従っ
て、、掘削穴の内壁とリーマ本体部との間での泥詰まり
を防止でき泥詰まりによる掘削部周りの土圧の増大を防
止できて、地中穴内面を効率よく拡径することができ
る。さらに、滑材と掘削排土とを排出するための排出管
を埋設管内に挿通させるとともに、拡大リーマによって
拡径した空間と前記排出管内の空間とを連通させてお
き、滑材と掘削排土との地中穴外への排出を、その排出
管を通して吸引装置で吸引しながら行うから、地中穴の
径と埋設管の径との差を小さくでき、埋設管を地中に埋
設した後に、埋設管の外周面と地中穴の内壁との間の空
間が小さくなって、施工後の地盤沈下を防止することが
できる。そして、前記吸引装置を作動させて拡大リーマ
周りの前記空間に取り入れた気体と前記滑材と前記掘削
排土とを前記排出管の吸引口にガイドするためのガイド
部を設け、このガイド部を上記のように構成してあるか
ら、掘削排土は拡大リーマの掘削部間の排出用空間を通
過すると、前記第1ガイド板の内面部に導かれて排出管
の吸引口に入り込み、一方、この掘削排土とは逆方向か
ら進入してきた吸引用の気体は、前記第1ガイド板と第
2ガイド板との間の流通路を通って、掘削排土等ととも
に排出管の吸引口に入り込む。その結果、外部からの吸
引用の空気を前記排出管の吸引口に取り入れるための貫
通孔を、例えば、前記回転機構周りのリング状部材に設
けてあったとしても、その貫通孔には、掘削排土等は入
り込みにくく、従って前記貫通孔の泥詰まりが生じにく
くなって、掘削排土等を円滑に吸引排出することができ
る。この場合、上記のように、第1ガイド板と第2ガイ
ド板との間に吸引用の気体の流通路を形成したことで、
気体を排出管の吸引口に確実に導くことができる。しか
も、ガイド部を第1ガイド板と第2ガイド板とから構成
したことで、第1ガイド板を短めに形成するとともに、
その分だけ第2ガイド板を長めに形成することもでき、
このように形成すると、第2ガイド板の内面部側に前記
流通路が形成されるから、第2ガイド板の内面部への掘
削排土等の付着を抑制でき、結局、ガイド部全体への掘
削排土等の付着を抑制できる。その結果、前記気体を排
出管の吸引口に確実に導くことができることと、ガイド
部全体への掘削排土等の付着を抑制できることとの相乗
により、掘削排土等の吸引排出をさらに円滑に行わせる
ことができる。しかも、拡大リーマ側の第1ガイド板に
対して第2ガイド板を相対回転自在に排出管側に設ける
とともに、拡大リーマに、第2ガイド板の内面に対する
スクレーパを取付けてあるから、掘削する対象が粘性土
の場合に、その土の粘性に起因して第2ガイド板の内面
にかりに掘削排土が付着したとしても、掘削排土等は、
拡大リーマとともに回転するスクレーパによって掻き落
とされ、その結果、掘削対象の土質にかかわらず掘削排
土等や吸引用気体の流れを円滑にでき、土質の異なるあ
らゆる地域において、掘削排土等の吸引排出を非常に円
滑に行わせることができる。
【0006】
【発明の効果】従って、掘削部にかかる土圧を小さくで
き、かつ、施工後の地盤沈下の危険性を防止できながら
も、土質の異なるあらゆる地域において、掘削排土等を
円滑に吸引排出することができて、作業性に非常に優れ
た地中引き込み装置を提供することができた。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図7に、第2施工ピットB側に設置した埋設用管
の地中引き込み設備1と、第1施工ピットA側に設置し
た推進工法用の推進装置2とを示してある。
【0008】前記地中引き込み設備1は、埋設管を巻き
取り保持しておくための設備で、第2施工ピットBの地
上部外方に埋設管巻装用ドラム10を設置して構成して
あり、埋設管巻装用ドラム10には、埋設管としてのコ
ルゲート管11を巻き取ってある。前記推進装置2は、
第1施工ピットA及び第2施工ピットB間の土中を推進
してそこに地中穴を形成するとともに、その地中穴を後
退しながら拡径してコルゲート管11を地中に引き込む
装置で、土中を推進して地中穴を形成する推進ユニット
5と、第1施工ピットAの地上部外方に設置した推進ユ
ニット巻装用ドラム6と、前記推進ユニット5を押圧し
ながら地中に送り込み、或いは、地中から引き戻すため
の押圧機構7とからなる。前記推進ユニット5は、先端
に掘削ヘッド(図示せず)を備えた掘削管3と、この掘
削管3に後続する複数の推進管4とを、継手部(図示せ
ず)を介して屈曲自在に予め連結して構成してある。前
記押圧機構7は第1施工ピットAの底部に設置してあ
り、クランパ7aと押圧シリンダ7bとの組合せからな
る。この押圧機構7へは、推進ユニット巻装用ドラム6
から推進ユニット5をガイドローラー8経由で供給する
ようにしてある。そして、推進ユニット5をクランパ7
aにてクランプしつつ押圧シリンダ7bを前進作動させ
ることで、推進ユニット5を前進作動させ、また、クラ
ンパ7aを解除したまま押圧シリンダ7bを後進作動さ
せることで、推進ユニット5の新たな部分のクランプの
準備を行わせ、この繰り返しによって、前記推進ユニッ
ト5の推進のための後方からの押圧を行うようになって
いる。図中9は、施工ピットAの側壁を内側から支持す
る支持ジャッキである。なお、推進ユニット5を後退作
動させる場合は、上記とは逆の作動をさせる。前記第2
施工ピットBの入口にはガイドローラー12を設けてあ
り、前記埋設管巻装用ドラム10に巻き取ってあるコル
ゲート管11は、このガイドローラー12により、第2
施工ピットB内へ案内するようになっている。図7で
は、第1施工ピットAから第2施工ピットB側へ貫通し
た推進ユニット5にコルゲート管11を、地中引き込み
装置13を介して連結し、押圧機構7を逆作動をさせ
て、地中穴にコルゲート管11を引き込んで埋設してい
る状態を示している。
【0009】図1、図2に示すように、前記推進ユニッ
ト5の先端部の掘削管3からは、駆動回転可能な駆動軸
14が延出しており、この駆動軸14に掘削ヘッド取り
付け部を設けてある。本実施例においては掘削ヘッドを
取り外して、そこに埋設管の地中引き込み装置13の一
端部を連結してある。
【0010】前記地中引き込み装置13を構成するに、
掘削ヘッドによって形成された地中穴50を拡径するた
めの拡大リーマ15と、掘削排土16等を排出するため
の排出管17とを、埋設管連結具18の両端部にそれぞ
れ連結するとともに、排出管17の一方の端部に、掘削
排土16等を吸引するための吸引装置19を連結してあ
る。
【0011】図1、図4に示すように、前記拡大リーマ
15は、円筒状の拡大リーマ本体部20に、掘削部21
を、周方向(つまり、地中穴50の周方向)に4箇所設
けて構成してある。この拡大リーマ15は、駆動軸14
の先端部に取り付けるもので、駆動軸14を嵌入するス
プライン穴22と固定ボルト用ボルト挿通孔23とを拡
大リーマ本体部20に設けてある。前記各掘削部21
は、それらが十字形になるように径方向に突設してあ
り、前記径方向(つまり、地中穴50の径方向)に一定
間隔で並設した複数の掘削刃21Aを備えている。各掘
削部21間の空間は、地中穴50の長手方向に沿って掘
削排土16等を排出させる排出用空間49になってい
る。
【0012】また、拡大リーマ15の外周部には、埋設
管連結具取付け用筒部24を連設してある。前記埋設管
連結具取付け用筒部24は、その軸芯方向で第1、第2
の分割筒部24A,24Bに2分割してあり、両分割筒
部24A,24Bには、それらを互いに連結するボルト
連結部51を設けてある。第1分割筒部24Aは、円筒
状のものからなり、拡大リーマ15に固着してある。ま
た第2分割筒部24Bは、リング状のものからなり、そ
の端部には円筒部41を連設したベアリング押さえ31
をボルト連結してある。第2分割筒部24Bにベアリン
グ押さえ31をボルト連結した状態で、両者には、図5
にも示すように、外部からの空気を拡大リーマ15周り
の空間に取り入れるための長孔状貫通孔32を設けてあ
る。図2に示すように、前記ボルト連結部51を構成す
るに、第1分割筒部24Aの周部にボルト挿通孔51A
を複数個設けるとともに、第2分割筒部24Bの周部に
雌ねじ部51Bを設けてある。そして、ボルト51Cに
よって両分割筒部24A,24Bをボルト連結するよう
にしてある。
【0013】前記拡大リーマ15の掘削刃21Aには、
前記推進管4の軸芯方向に沿って設けたノズル33を近
接させ、そのノズル33から滑材を拡大リーマ15の排
出用空間49に向けて吹きつけるようにしてある。
【0014】前記排出管17は塩化ビニル製で、コルゲ
ート管11内に挿通させてある。前記吸引装置19は、
排出管17を介して、前記滑材と掘削排土16とを吸引
して地中穴50外に排出する装置である。
【0015】前記埋設管連結具18を構成するに、埋設
管連結具取付け用筒部24に連結自在な第1筒部26A
を設けるとともに、一端部に、第1筒部26Aに嵌合連
結する嵌合連結部34を、他端部に、排出管17の端部
を外嵌連結させるための排出管用連結部35を備えた第
2筒部26Bを設け、前記第1筒部26Aの一端部に、
コルゲート管11に係止する係止部36を設けてある。
前記第1筒部26Aは、その一端部を前記第2分割筒部
24Bに内嵌させた状態で、ベアリング37(回転機構
の一例)及びベアリング押さえ31を介して、その第2
分割筒部24Bに回転自在に取りつけてある。第2筒部
26Bの前記嵌合連結部34は、第2筒部26Bの一端
部の周方向4か所にボルト挿通孔38を形成して成り、
第1筒部26Aと第2筒部26Bとを連結するに、第2
筒部26Bの一端部を第1筒部26Aの一端部に緩やか
に内嵌し、第1筒部26Aの長手方向中間部の周方向4
か所に、その径方向から連結ボルト42をそれぞれ螺合
して貫通させ、ボルト42の先端部を、第2筒部26B
の前記ボルト挿通孔38にそれぞれ挿通させてある。
【0016】また、前記排出管用連結部35は、排出管
17の端部を外嵌させるための縮径部43を第2筒部2
6Bの他端部に形成するとともに、この他端部の周方向
4か所に雌ねじ部44を形成して成り、第2筒部26B
と排出管17とを連結するに、第2筒部26Bの一端部
を排出管17の一端部に内嵌し、排出管17端部の周方
向4か所に形成したボルト挿通孔45に、その径方向か
ら連結ボルト42を挿通させ、これらのボルト42の先
端部を、第2筒部26Bの前記雌ねじ部44にそれぞれ
螺合させて連結してある。
【0017】前記係止部36は、第1筒部26Aの端部
に外嵌する係止部本体40と、コルゲート管11に、そ
の周方向3箇所で、内方からそれぞれ係止する3個の係
止金具28とからなる。第1筒部26Aと係止部本体4
0、及び、係止部本体40と係止金具28とは、それぞ
れボルト連結してある。なお、図中Dはダストシールで
ある。
【0018】図6に示すように、前記係止金具28は円
弧状で、それぞれが、コルゲート管11の全周の1/6
に該当する長さの円弧部分に係止できる大きさに形成し
てある。係止部本体40に取り付けるためのボルト挿通
孔39は、係止部本体40の径方向に長孔に形成してあ
り、コルゲート管11に挿入した後に係止金具28を前
記径方向に突出移動させて、コルゲート管11の内面の
凸部に係止させることができるようにしてある。
【0019】図1中52は、第2筒部26Bの端部に取
り付け自在なアイボルトである。このアイボルト52
は、排出管17をコルゲート管11に挿通させる場合に
用いるもので、その挿通方法について説明すると、図3
に示すように、アイボルト52を取り付けた前記第2筒
部26Bを排出管17の端部に連結し、コルゲート管1
1に挿通させたワイヤーの一端部を前記アイボルト52
に締結し、ワイヤーの他端部を引っ張って排出管17を
コルゲート管11に挿通させる。なお、図1、図2中の
30は、アイボルト52用の止めネジを螺合させるため
の雌ねじ部である。
【0020】前記拡大リーマ15と第1筒部26Aとの
間には、吸引装置19を作動させて拡大リーマ15周り
の空間に取り入れた空気と、前記滑材と掘削排土16と
を排出管17の吸引口にガイドするためのガイド部46
を設けてある。このガイド部46を構成するに、掘削部
21の外周部に、その外周部から排出管17の吸引口に
近い側ほど小径になるテーパー円筒状の第1ガイド板4
6Aを連設するとともに、前記第1筒部26Aの開口部
から前記拡大リーマ15に近い側ほど大径になるテーパ
ー円筒状の第2ガイド板46Bを前記第1筒部26Aの
端部に設け、第1ガイド板46Aと第2ガイド板46B
とのそれぞれの遊端部を、それらの間に前記空気の流通
路Rが形成されるようにそれらの厚み方向に離間した状
態で重ね合わせて配置してある。また、前記拡大リーマ
15には、前記第2ガイド板46Bの内面に対するスク
レーパ47を一対取付けてある。前記第1ガイド板46
Aは、掘削部21の外周部と一体になっているが、前記
第2ガイド板46Bは、第1筒部26Aとは別体になっ
ており、第2ガイド板46Bのテーパー円筒体に連設し
た円筒部を第1筒部26Aに内嵌した状態で、前記円筒
部を第1筒部26Aにボルト連結してある。
【0021】上記の構成において、駆動軸14を駆動さ
せて拡大リーマ15を回転させながら推進ユニット5を
土中から引き抜いていき、それとともに、吸引装置19
を作動させると、外部からの空気は、排出管とコルゲー
ト管11との間の空間を通って前記リング状部材30の
貫通孔32に入り込み、滑材や掘削排土16とともにガ
イド部46によってガイドされて排出管17の吸引口に
吸引されて地中穴外に排出される。
【0022】〔別実施例〕上記の実施例では拡大リーマ
15の外周部に埋設管連結具取付用筒部24を連設した
が、図8に示すように、この筒部24を設けることな
く、前記埋設管連結具を、シャフト状のもので構成し、
前記駆動軸14に、埋設管連結具の軸部を直接連結する
ように構成してもよい。なお、吸引用空気等は、リング
状部材のベアリング周りに形成してある吸引口から排出
管17に入り込む。
【0023】尚、特許の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】埋設管の地中引き込み装置の要部の断面図
【図2】埋設管の地中引き込み装置の分解断面図
【図3】排出管の引き込み方法を示す図
【図4】図1のA−A矢視図
【図5】図1のB−B矢視図
【図6】図1のC−C矢視図
【図7】地中引き込み設備と推進装置との全体図
【図8】別実施例の断面図
【符号の説明】
4 推進管 11 埋設管 15 拡大リーマ 16 掘削排土 17 排出管 18 埋設管連結具 19 吸引装置 21 掘削部 21A 掘削刃 24 埋設管連結具取付け用筒部 37 回転機構 46 ガイド部 46A 第1ガイド板 46B 第2ガイド板 47 スクレーパ 48 拡径した空間 49 排出用空間 50 地中穴 R 流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 正也 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 鎌田 充彦 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削しながら地中内に挿通させた推進管
    (4)と、前記推進管(4)の先端側に連結する埋設管
    (11)との間に取り付け、かつ、前記推進管(4)を
    引き戻して前記地中内に前記埋設管(11)を埋設して
    いく際に、地中穴(50)内面を掘削しながら拡径する
    拡大リーマ(15)を設け、前記拡大リーマ(15)に
    連結する埋設管連結具(18)を設けてある埋設管の地
    中引き込み装置であって、 複数の掘削刃(21A)を前記地中穴(50)の径方向
    に向けて並設した掘削部(21)を前記拡大リーマ(1
    5)に設けるとともに、前記掘削部(21)を前記地中
    穴(50)の周方向に分散させて配置し、掘削排土(1
    6)と掘削時に使用する滑材とを排出させるための排出
    用空間(49)を、互いに隣接する前記掘削部(21)
    間で前記地中穴(50)の長手方向に貫通した状態で形
    成し、前記滑材と前記掘削排土(16)とを、一端部に
    連結した吸引装置(19)によって吸引して排出するた
    めの排出管(17)の他端部を、前記埋設管(11)内
    に挿通させた状態で、前記拡大リーマ(15)によって
    拡径した空間(48)と連通するように連結する排出管
    用連結部(35)を設け、前記拡大リーマ(15)と前
    記排出管(17)とを相対回転自在に連結するための回
    転機構(37)を前記拡大リーマ(15)と前記排出管
    用連結部(35)との間に設け、前記吸引装置(19)
    を作動させて拡大リーマ(15)周りの前記空間(4
    8)に取り入れた気体と前記滑材と前記掘削排土(1
    6)とを、前記排出管用連結部(35)に取付けた前記
    排出管(17)の吸引口にガイドするためのガイド部
    (46)を設け、前記ガイド部(46)を構成するに、
    前記掘削部(21)の外周部に、その外周部から前記排
    出管(17)の吸引口に近い側ほど小径になる形状の第
    1ガイド板(46A)を設けるとともに、前記排出管
    (17)の吸引口から前記拡大リーマ(15)に近い側
    ほど大径になる形状の第2ガイド板(46B)を、前記
    第1ガイド板(46A)に対して相対回転自在に前記排
    出管(17)側に設け、前記第1ガイド板(46A)と
    前記第2ガイド板(46B)とのそれぞれの遊端部を、
    それらの間に前記気体の流通路(R)が形成されるよう
    にそれらの厚み方向に離間した状態で重ね合わせて配置
    し、前記拡大リーマ(15)に、前記第2ガイド板(4
    6B)の内面に対するスクレーパ(47)を取付けてあ
    る埋設管の地中引き込み装置。
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