JPH0660125B2 - 含フッ素カルボン酸誘導体及びその製造方法 - Google Patents

含フッ素カルボン酸誘導体及びその製造方法

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JPH0660125B2
JPH0660125B2 JP1202114A JP20211489A JPH0660125B2 JP H0660125 B2 JPH0660125 B2 JP H0660125B2 JP 1202114 A JP1202114 A JP 1202114A JP 20211489 A JP20211489 A JP 20211489A JP H0660125 B2 JPH0660125 B2 JP H0660125B2
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則之 小池
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、下記一般式〔I〕 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
ロロポリエーテル基、Zはハロゲン原子、水酸基又はト
リオルガノシロキシ基である。〕 で示される新規な含フッ素カルボン酸誘導体及びその製
造方法に関する。該化合物は種々の含フッ素化合物を合
成する上での中間体として有用であり、特に室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物の硬化触媒として使用さ
れる下記一般式〔III〕 〔但し、R及びRは互いに同一又は異種の非置換又
は置換一価炭化水素基、Rは上記と同じ、Xは水素原
子又はトリオルガノシリル基、aは2又は3である。) で示される新規な含フッ素カルボン酸含有シランの合成
中間体として有用である。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 従来より、種々の含フッ素化合物が知られており、広い
分野で使用されているが、更に各種の含フッ素化合物を
合成することのできる中間体が望まれている。
一方、従来より室温硬化性シリコーンゴム組成物が知ら
れているが、従来のものは金属を腐食したり、保存安定
性が悪く、あるい変色したり酸性雰囲気下で硬化性が悪
いなどの問題点を有している。このため、これらの問題
を解決したシーリング材、コーティング材、接着剤など
として有効に使用される室温硬化性シリコーンゴム組成
物が望まれている。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は、上記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結
果、例えば下記一般式 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
ロロポリエーテル基である。〕 で示される両末端酸フルオライドをフッ化アルカリと反
応させ、この反応混合物中へアリルハライドを滴下する
と、下記一般式〔I−i〕 〔但し、Rは上記と同じ意味を示す。) で示される新規な含フッ素カルボン酸フルオライドが得
られることを見い出した。
更に、上記式〔I−i〕で示される酸フルオライドをリ
チウムハライドと反応させることにより種々の酸ハライ
ドが、また加水分解することによりカルボン酸がそれぞ
れ得られ、この得られたカルボン酸とトリオルガノシリ
ル化剤とを反応させることによりトリオルガノシロキシ
基の結合した化合物が得られることを見い出した。
そして、これら新規な含フッ素カルボン酸誘導体、即ち
下記一般式〔I〕 (但し、Rは上記と同じ意味を示し、Zはハロゲン原
子、水酸基又はトリオルガノシロキシ基である。) で示される化合物はアリル基とカルボキシル基を有して
いるため、種々の含フッ素化合物を合成する上での中間
体として有用であり、特に下記一般式〔I′〕 (但し、Rは上記と同じ意味を示す。Xは水素原子又
はトリオルガノシリル基である。) で示される含フッ素カルボン酸誘導体を一般式〔II〕 (但し、R及びRは互いに同一又は異種の非置換又
は置換一価炭化水素基であり、aは2又は3である。) で示されるヒドロシランと有機白金錯体を触媒としてヒ
ドロシリル化反応させると、下記一般式〔III〕 で示される新規な含フッ素カルボン酸含有シランを合成
することができ、この化合物は縮合型室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物の硬化触媒として有効で、金属
を腐食せず、保存安定性が良く、また変色を生じず、酸
性雰囲気であっても硬化性が良いなどの優れた特徴を有
する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を与える
ことを見い出し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の新規含フッ素カルボン酸誘導体は下記一般式
〔I〕 で示される化合物である。
ここで、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
ロロポリエーテル基、Zはハロゲン原子、水酸基又はト
リオルガノシロキシ基である。なお、ハロゲン原子とし
てはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素が例示され、トリオ
ルガノシロキシ基としてはトリメチルシロキシ基、ビニ
ルジメチルシロキシ基、エチルジメチルシロキシ基、フ
ェニルジメチルシロキシ基、トリエチルシロキシ基、3,
3,3−トリフロロプロピルジメチルシロキシ基,3,3,4,
4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシルジメチルシロキシ
基などが例示される。
上記式〔I〕で示される化合物を具体的に下記に例示す
る。なお、下記式中、Meはメチル基、Etはエチル
基、Viはビニル基及びPhはフェニル基を示す。
CH2=CHCH2OCF2COOH CH2=CHCH2O(CF2)2COF CH2=CHCH2O(CF2)3COSiMe2Et CH2=CHCH2O(CF2)4COCl CH2=CHCH2O(CF2)5COOH CH2=CHCH2O(CF2)5COF CH2=CHCH2O(CF2)5COOSiMe3 CH2=CHCH2O(CF2)6COF 上記式〔I〕で示される新規な含フッ素カルボン酸誘導
体を製造するには、例えば下記一般式 で示される両末端酸フルオライドを極性溶媒中、フッ化
セシウム等のフッ化アルカリと反応させ、この反応混合
物中へアリルハライドを滴下させる。これにより、上記
式〔I〕においてZがフッ素である酸フルオライドに相
当する化合物〔I−i〕 が得られる。
この反応において、両末端酸フルオライド(a)とフッ
化アルカリ(b)との反応モル比(b/a)は1以上、
好ましくは1.2〜1.7とすることがよく、また、両
末端酸フルオライド(a)とアリルハライド(c)との
反応モル比(c/a)は1以上、好ましくは1.5〜2
とすることがよい。なお、反応温度は50〜100℃の
範囲とすることが好ましい。また、上記反応に用いるア
リルハライドとしてはアリルクロライド、アリルブロマ
イド、アリルヨージドを用いることが好ましく、上記反
応に使用する極性溶媒としてはジグライム、テトラグラ
イム等のエーテル系溶媒を使用することが好ましい。
上記反応により、式〔I〕においてZがフッ素である上
記式〔I−i〕で示される酸フルオライドが得られる
が、この酸フルオライドをリチウムハライドと反応させ
ることにより下記一般式〔I−ii〕 (但し、Z′は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であ
る。) で示される酸ハライドが得られ、また式〔I−i〕又は
式〔I−ii〕の酸ハライドを加水分解することにより下
記一般式〔I−iii〕 で示されるカルボン酸が得られ、このカルボン酸とトリ
オルガノシリル化剤とを反応させることにより下記一般
式〔I−iv〕 (但し、Z″はトリオルガノシロキシ基である。)で示
される化合物が得られる。
本発明の式〔I〕で示される含フッ素カルボン酸誘導体
は1分子中にアリル基とカルボキシル基を有しているた
め、種々の含フッ素化合物を合成する上での中間体とし
て有用である。例えば式〔I〕中Zが水酸基又はトリオ
ルガノシロキシ基である下記式〔I′〕 (但し、Xは水素原子又はトリオルガノシリル基であ
る。) で示される含フッ素カルボン酸誘導体〔I′〕は下記一
般式〔II〕 (但し、R及びRは互いに同一又は異種の非置換又
は置換一価炭化水素基、aは2又は3である。) で示されるヒドロシランと公知の有機白金錯体を触媒と
してヒドロシリル化反応させることにより、下記一般式
〔III〕 で示される含フッ素カルボン酸含有シランを得ることが
できる。
ここで、Rの非置換又は置換一価炭化水素基として、
具体的にはメチル基,エチル基,プロピル基などのアル
キル基、ビニル基,アリル基などのアルケニル基、シク
ロペンチル基,シクロヘキシル基などのシクロアルキル
基、フェニル基,トリル基などのアリール基、イソプロ
ペノキシ基,イソブテノキシ基などのアルケニルオキシ
基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基,3,3,3−トリフル
オロ−2−トリフルオロプロポキシ基などのハロゲン化
アルキル基などが挙げられる。また、Rの非置換又は
置換一価炭化水素基として、具体的にはメチル基,エチ
ル基,プロピル基などのアルキル基、ビニル基,アリル
基などのアルケニル基、シクロペンチル基,シクロヘキ
シル基などのシクロアルキル基、フェニル基,トリル基
などのアリール基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、
3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基などのハ
ロゲン化アルキル基などが挙げられる。また、Xのトリ
オルガノシリル基としては、具体的にはトリメチルシリ
ル基、ビニルジメチルシリル基、トリエチルシリル基、
トリビニルシリル基、フェニルジメチルシリル基、3,3,
3−トリフルオロプロピルジメチルシリル基、3,3,4,4,
5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基などが挙げられ
る。
なお、上記反応において、式〔I′〕で示される含フッ
素カルボン酸誘導体(d)と式〔II〕で示されるヒドロ
シラン(e)とのモル比(e/d)は1以上、好ましく
は1〜1.5、有機白金錯体の濃度としては1×10-3
〜1×10-6%とすることができる。また、この反応は
溶媒の存在下でも行なうことができ、この溶媒としては
ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサンなどが例示さ
れる。
この式〔III〕で示される含フッ素カルボン酸含有シラ
ンは後述する参考例からも明らかな通り、縮合型室温硬
化性オルガノポリシロキサンの硬化触媒として有効であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の式〔I〕で示される含フ
ッ素カルボン酸誘導体はアルキル基とカルボキシル基を
有しているため種々の含フッ素化合物を合成する上で中
間体として有用であり、特に硬化性に優れ、熱劣化等が
生じ難く、しかも金属を腐食することのない室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物の硬化触媒として有効な
含フッ素カルボン酸含有シランの中間体として有用であ
る。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕 還流冷却器及びスターラーを備えた24っ口フラスコ
に乾燥したフッ化セシウム434g及びテトラグライム
880gを仕込み、攪拌しながらパーフロロアジピン酸
フロライド600gを滴下ロートより少しずつ加えた。
次に、臭化アリル321gを滴下ロートより30分かけ
て滴下した。その後オイルバスを用いてフラスコ内容物
が70℃になるように加温し、その温度を保ったまま2
4時間攪拌を続けた。反応終了後、フラスコを室温まで
冷却し、生成した沈澱を過して取り除き、液体を蒸留
し、沸点が88〜90℃/140mmHgの留分350gを
得た。これを分析したところ、下記式〔Ia〕の化合物
であることが確認された。なお、収率は48%であっ
た。
CH2=CH-CH2O(CF2)5COF …〔Ia〕 分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.49 =CH− 6.10 −CHO− 4.70 GC−MS: (M+H) 355 IR: C=O 1880(cm-1) IRスペクトルのチャートを第1図に示す。
〔実施例2〕 還流冷却器及びスターラーを備えた24っ口フラスコ
に乾燥したフッ化セシウム500g及びテトラグライム
1000gを仕込み、攪拌しながら下記式 の両末端酸フルオライド1000gを滴下ロートより少
しずつ加えた。次に、臭化アリル371gを滴下ロート
より30分間かけて滴下した。その後、オイルバスを用
いてフラスコ内容物が70℃になるように加温し、その
温度を保ったまま24時間攪拌を続けた。反応終了後、
フラスコを室温まで冷却し、内容物を過して沈殿を取
り除き、液体を蒸留し、沸点が104〜106℃/14
0mmHgの留分503gを得た。これを分析したところ、
下記式〔Ib〕の化合物であることが確認された。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.47 =CH− 6.08 −CH−O− 4.69 GC−MS: (M+H) 487 IR: C=O 1880(cm-1) IRスペクトルのチャートを第2図に示す。
〔実施例3〕 還流冷却器及びスターラーを備えた500ml4っ口フラ
スコに水を62g及びフッ化ナトリウム36gを仕込
み、氷水浴を用いてフラスコ内容物の温度が10℃にな
るまで冷却した。次いで、フラスコ内容物を攪拌しなが
ら実施例1により得られた化合物〔Ia〕300gを滴
下ロートを用いて滴下した。このとき内容物温度が20
℃を越えないよう滴下速度を調節した。滴下終了後、氷
水浴を取り除き、更に3時間攪拌を続けた。その後、フ
ラスコ内容物を過して固型分を取り除き、液体を蒸留
し、沸点が93〜99℃/2mmHgの留分265gを得
た。これを分析したところ、下記式〔Ic〕の化合物で
あることが確認された。なお、収率は88%であった。
CH2=CHCH2O(CF2)5COOH …〔Ic〕 分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.45 =CH− 6.08 −CH−O− 4.63 −COOH 11.4 GC−MS: (M+H) 353 IR: C=O 1780(cm-1) IRスペクトルのチャートを第3図に示す。
〔実施例4〕 還流冷却器及びスターラーを備えた500ml4っ口フラ
スコに水45g及びフッ化ナトリウム26gを仕込み、
氷水浴を用いてフラスコ内容物の温度が10℃になるま
で冷却した。次いで、内容物を攪拌しながら実施例2に
より得られた化合物〔Ib〕300gを滴下ロートを用
いて滴下した。このときフラスコ内容物温度が20℃を
越えないように滴下速度を調節した。滴下終了後、氷水
浴を取り除き、3時間室温にて攪拌を続けた。その後、
フラスコ内容物を過して固型分を取り除き、液体を蒸
留して沸点が108〜110℃/3mmHgの留分268g
を得た。これを分析したところ、下記式〔Id〕の化合
物であることが確認された。なお、収率は90%であっ
た。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.43 =CH− 6.04 −CH−O− 4.66 −COOH 11.5 GC−MS: (M+H) 485 IR: C=O 1780(cm-1) IRスペクトルのチャートを第4図を示す。
〔実施例5〕 還流冷却器及びスターラーを備えた500ml4っ口フラ
スコにビストリメチルシリルアセトアミド48g及びト
ルエン100gを仕込んだ後、攪拌しながら実施例3に
より得られた化合物〔Ic〕150gを滴下ロートを用
いて徐々に滴下した。このときフラスコ内容物の温度が
50℃を越えないように滴下速度を調節した。滴下終了
後、2時間室温にて攪拌を続けた。その後、フラスコ内
容物をそのまま蒸留し、沸点93.0〜93.5℃〜6
mmHgの留分156gを得た。これを分析したところ、下
記式〔Ie〕の化合物であることが確認された。なお、
収率は86%であった。
CH2=CHCH2O(CF2)5COOSi(CH3)3 …〔Ie〕 分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.39 =CH− 6.03 −CH−O− 4.66 −Si(CH 0.50 GC−MS: (M+H) 425 IR: C=O 1770(cm-1) IRスペクトルのチャートを第5図に示す。
〔実施例6〕 還流冷却器及びスターラーを備えた500ml4っ口フラ
スコにビストリメチルジリルアセトアミド47g及びト
ルエン134gを仕込んだ後、攪拌しながら実施例4に
より得られた化合物〔Id〕200gを滴下ロートを用
いて徐々に滴下した。このときフラスコ内容物の温度が
50℃を越えないように滴下速度を調節した。滴下終了
後、2時間室温にて攪拌を続けた。その後、フラスコ内
容物をそのまま蒸留し、沸点97〜99℃/6mmHgの留
分197gを得た。これを分析したところ、下記式〔I
f〕の化合物であることが確認された。なお、収率は8
5%であった。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) CH= 5.45 =CH− 6.07 −CH−O− 4.71 −Si(CH 0.51 GC−MS: (M+H) 557 IR: C=O 1770(cm-1) IRスペクトルのチャートを第6図に示す。
〔参考例1〕 還流冷却器、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た200ml三っ口フラスコに上記実施例5で得られた化
合物〔Ie〕70.0gを仕込み、オイルバスを用いて
フラスコ内容物の温度が70℃になるように調節した。
次いで、塩化白金酸10%トルエン溶液0.01gを添
加した後、トリメトキシシラン24.2gを滴下ロート
を用いて徐々に滴下した。このときフラスコ内容物の温
度が70〜100℃の範囲になるように滴下速度を調節
した。滴下終了後、70℃において1時間攪拌を続け
た。反応終了後、内容物を蒸留フラスコに移し、80℃
に調節したオイルバスで加熱しながらフラスコ内部を真
空ポンプにより2mmHgまで減圧して揮発分を留去した。
フラスコ内に不揮発分として残った液体85.2gを得
た。これを分析したところ、下記式〔IIIa〕の化合物
であることが確認された。なお、収率は95%であっ
た。
(CH3O)3SiCH2CH2CH2O(CF2)5COOSi(CH3)3…〔IIIa〕 分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 3.51 2 1.01 3 1.91 4 4.17 5 0.51 GC−MS: (M+H) 546 IR: C=O 1770(cm-1) 〔参考例2〕 還流冷却器、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た200ml三っ口フラスコに実施例5で得られた化合物
〔Ie〕70gを仕込み、オイルバスを用いてフラスコ
内容物の温度が70℃になるように調節した。次いで、
塩化白金酸10%トルエン溶液0.01gを添加した
後、ジイソプロペノキシメチルシラン31.3gを滴下
ロートを用いて徐々に滴下した。このときフラスコ内容
物の温度が70〜100℃の範囲になるように滴下速度
を調節した。滴下終了後、70℃において1時間攪拌を
続けた。反応終了後、内容物を蒸留フラスコに移し、8
0℃に調節したオイルバスで加熱しながらフラスコ内部
を真空ポンプにより2mmHgまで減圧して揮発分を留去し
た。フラスコ内に不揮発分として残った液体89.5g
を得た。これを分析したところ、下記式〔IIIb〕の化
合物であることが確認された。なお、収率は93%であ
った。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 4.21 2 1.97 3 0.34 4 1.02 5 1.92 6 4.18 7 0.51 GC−MS: (M+H) 583 IR: C=O 1770(cm-1〔参考例3〕 還流冷却器、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た200ml三っ口フラスコに実施例5で得られた化合物
〔Ie〕70gを仕込み、オイルバスを用いてフラスコ
内容物の温度が70℃になるように調節した。次いで、
塩化白金酸10%トルエン溶液0.01gを添加した
後、トリス(2,2,2−トリフロロエトキシ)シラン6
4.5gを滴下ロートを用いて徐々に滴下した。このと
きフラスコ内容物の温度が70〜100℃の範囲になる
ように滴下速度を調節した。滴下終了後、70℃におい
て1時間攪拌を続けた。反応終了後、内容物を蒸留フラ
スコに移し、80℃に調節したオイルバスで加熱しなが
らフラスコ内部を真空ポンプにより2mmHgまで減圧して
揮発分を留去した。フラスコ内に不揮発分として残った
液体120.3gを得た。これを分析したところ、下記
式〔IIIc〕の化合物であることが確認された。なお、
収率は97%であった。
(CF3CH2O)3SiCH2CH2CH2O(CF2)5COOSi(CH3)3…〔IIIc〕 分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 4.17 2 4.17 3 1.91 4 1.01 5 0.51 GC−MS: (M+H) 751 IR: C=O 1770(cm-1〔参考例4〕 還流冷却器、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た200ml三っ口フラスコに実施例6で得られた化合物
〔If〕80gを仕込み、オイルバスを用いてフラスコ
内容物の温度が70℃になるように調節した。次いで塩
化白金酸10%トルエン溶液0.01gを添加した後、
ジイソプロペノキシメチルシラン27.3gを滴下ロー
トを用いて徐々に滴下した。このときフラスコ内容物の
温度が70〜100℃の範囲になるように滴下速度を調
節した。滴下終了後70℃において1時間攪拌を続け
た。反応終了後、70℃において更に1時間攪拌を続け
た。次いで、内容物を蒸留フラスコに移し、80℃に調
節したオイルバスで加熱しながらフラスコ内部を真空ポ
ンプにより2mmHgまで減圧して揮発物を留去した。フラ
スコ内に不揮発分として残った液体91.0gを得た。
これを分析したところ、下記式〔IIId〕の化合物であ
ることが確認された。なお、収率は88%であった。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 4.21 2 1.97 3 0.34 4 1.02 5 1.92 6 4.18 7 0.51 GC−MS: (M+H) 715 IR: C=O 1770(cm-1〔参考例5〕 還流冷却器、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た200ml三っ口フラスコに実施例6で得られた化合物
〔If〕80gを仕込み、オイルバスを用いてフラスコ
内容物の温度が70℃になるように調節した。次いで、
塩化白金酸10%トルエン溶液0.01gを添加した
後、トリス(2,2,2−トリフロロエトキシ)シラン5
6.3gを滴下ロートを用いて徐々に滴下した。このと
きフラスコ内容物の温度が70〜100℃の範囲になる
ように滴下速度を調節した。滴下終了後、70℃におい
て1時間攪拌を続けた。反応終了後、70℃において更
に1時間攪拌を続けた。次いで、内容物を蒸留フラスコ
に移し、80℃に調節したオイルバスで加熱しながらフ
ラスコ内部を真空ポンプにより2mmHgまで減圧して揮発
分を留去し、フラスコ内に不揮発分として残った液体1
18.2gを得た。これを分析したところ、下記式〔II
Ie〕の化合物であることが確認された。なお、収率は
93%であった。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 4.17 2 4.17 3 1.91 4 1.01 5 0.51 GC−MS: (M+H) 883 IR: C=O 1770(cm-1〔参考例6〕 滴下ロート、マグネチックスターラー及び温度計を備え
た100ml三っ口フラスコに参考例5において合成した
化合物〔IIIe〕50gを仕込み、攪拌しながら氷水浴
を用いてフラスコ内部温度が5℃になるまで冷却した。
次いで水1.02gを滴下ロートを用いて滴下し、滴下
終了後、更に1時間氷水冷却を続けながら攪拌した。そ
の後50℃に調節したオイルバスで加温しながらフラス
コ内部を2mmHgまで減圧して揮発分を留去した。フラス
コ内に不揮発分として残った液体44.7gを得た。こ
れを分析したところ、下記構造の化合物〔IIIf〕の化
合物であることが確認された。
分析結果 H−NMR: δ(ppm) 1 4.17 2 4.17 3 1.91 4 1.01 5 11.5 GC−MS: (M+H) 811 IR: C=O 1780(cm-1) −OH 3200(cm-1〔参考例7〕 粘度が20200csである分子鎖両末端が水酸基で封鎖
されたジメチルポリシロキサン100部に表面をヘキサ
メチルジシラザンで処理さた比表面積が150m2/gの
ヒュームドシリカ12部及び二酸化チタン1.5部を混
合し、三本ロールに1回通してから、これにメチルトリ
イソプロペノキシシラン6部、参考例5で得られた下記
構造式のパーフルオロカルボン酸誘導体 0.5部を無水の状態で脱泡混合することにより、組成
物Iを得た。
この組成物Iを厚さ2mmのシートに成形し、温度20
℃,相対湿度55%の雰囲気下で7日間放置したとこ
ろ、このシートは硬化してゴム弾性体Iaとなった。ま
た、この組成物Iは密封状態では室温で6ヶ月以上安定
であり、この6ヶ月経過後の組成物Iを厚さ2mmのシー
トに成形し、上記と同様な条件で硬化させたところ、ゴ
ム弾性体Ibとなった。この初期及び6ヶ月経過後のゴ
ム物性をJIS−C−2123の方法に準じて測定し
た。
一方、上記ゴム弾性体Iaを200℃,7日間熱劣化さ
せた後、このゴム弾性体Icのゴム物性を同様にして測
定した。
以上の結果を第1表に示す。
次に、上記組成物Iにつき下記に示すMIL−A−46
146Aの金属腐食性の試験方法に準じて試験した。結
果を第2表に示す。
試験方法1 250mlの容器に15gの組成物Iを入れる。次に蒸留
水5〜10mlを組成物I上に注ぎ、その上にきれいなテ
ストピースをつるし、容器上部を密封する。その容器を
38℃で168時間放置した後、テストピースの腐食性
を目視により観察する。
試験方法2 テストピースをアセトンで洗浄し、その上に組成物Iを
塗布し、25℃−50%RHの条件下で7日間硬化させ
る。試験体を49℃−98%RHの雰囲気下に28日間
放置した後、ゴム弾性体を鋭利な刃物を用いてはぎと
り、はがした面の腐食性を目視により観察する。
更に、上で得られたゴム弾性体Iaにつき、初期状態,
90℃で168時間加熱した後、及びウェザーメーター
に168時間曝露した後の変色程度を色差計により測定
した。
比較のため、組成物Iの処方において、パーフルオロカ
ルボン酸誘導体の代りに下記構造式 のグアニジン誘導体0.5部用いた以外は組成物Iと同
様の組成物IIを作り、組成物Iと同様に2mm厚の硬化シ
ートを作成し、変色試験を行なった。結果を第3表に示
す。
〔参考例8〕 粘度が62300csである分子鎖両末端が水酸基で封鎖
された3,3,3−トリフルオロプロピルメチルポリシロキ
サン100部に表面をジメチルジクロロシランで処理し
た比表面積が180m2/gのヒュームドシリカ8部を混
合し、三本ロールに1回通してから、これにビニルトリ
イソプロペノキシシラン6部、参考例5で得られた下記
構造式のパーフルオロカルボン酸誘導体 0.4部及びジブチルチンジオクトエート0.1部を無
水の状態で脱泡混合することにより、組成物IIIを得
た。
この組成物IIIを厚さ2mmのシートに成形し、温度20
℃,相対湿度55%の雰囲気下で7日間放置したとこ
ろ、このシートは硬化してゴム弾性体IIIaとなった。
また、この組成物IIIは密封状態では室温で6ヶ月以上
安定であり、この6ヶ月経過後の組成物IIIを厚さ2mm
のシートに成形し、上記と同様な条件で硬化させたとこ
ろゴム弾性体IIIbとなった。この初期及び6ヶ月経過
後のゴム物性をJIS−C−2123の方法に準じて測
定した。
一方、上記ゴム弾性体IIIaを200℃,7日間熱劣化
させた後、このゴム弾性体IIIcのゴム物性を同様にし
て測定した。
以上の結果を第4表に示す。
次に、上記組成物IIIにつき下記に示す実施例1と同様
にして金属腐食性を試験した。結果を第5表に示す。
〔参考例9〕 粘度が10500csである分子鎖両末端が水酸基で封鎖
されたジメチルポリシロキサン100部にカーボン粉末
10部を混合し、三本ロールに1回通してから、これに
フェニルトリイソプロペノキシシラン7部、参考例1で
得られた下記構造式のパーフルオロカルボン酸誘導体 (CH3O)3Si(CH2)3O(CF2)5COOSi(CH3)3 0.4部を無水の状態で脱泡混合することにより、組成
物IVを得た。
この組成物IVを厚さ2mmのシートに成形し、温度20
℃,相対湿度55%の雰囲気下で7日間放置したとこ
ろ、このシートは硬化してゴム弾性体となった。また、
この組成物IVは密封状態では室温で6ヶ月以上安定であ
り、この6ヶ月経過後の組成物IVを厚さ2mmのシートに
成形し、上記と同様な条件で硬化させたところ、ゴム弾
性体となった。この初期及び6ヶ月経過後のゴム物性を
JIS−C−2123の方法に準じて測定したところ、
下記第6表に示す結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はそれぞれ実施例1乃至実施例6で得
られた目的化合物のIRスペクトルのチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 65/32 NQH 9167−4J NQJ 9167−4J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
    j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
    k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
    であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
    ロロポリエーテル基、Zはハロゲン原子、水酸基又はト
    リオルガノシロキシ基である。〕 で示される含フッ素カルボン酸誘導体。
  2. 【請求項2】下記一般式 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
    j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
    k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
    であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
    ロロポリエーテル基である。〕 で表わされる両末端酸フルオライドをフッ化アルカリと
    反応させ、次いでアリルハライドと反応させて下記一般
    式〔I−i〕 〔但し、Rは上記と同じ。) で示される化合物を得ることを特徴とする含フッ素カル
    ボン酸誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】下記一般式〔I−i〕 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
    j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
    k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
    であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
    ロロポリエーテル基である。〕 で表わされる化合物をリチウムハライドと反応させて下
    記一般式〔I−ii〕 (但し、Rは上記と同じ、Z′は塩素原子、臭素原子
    又はヨウ素原子である。) で示される化合物を得ることを特徴とする含フッ素カル
    ボン酸誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】下記一般式〔I−i〕 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
    j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
    k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
    であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
    ロロポリエーテル基である。〕 で表わされる化合物を加水分解させて下記一般式〔I−
    iii〕 (但し、Rは上記と同じである。) で示される化合物を得ることを特徴とする含フッ素カル
    ボン酸誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】下記一般式〔I−iii〕 〔但し、Rは一般式 (但し、nは0〜8の整数、m及びlは0〜3の整数、
    j及びkは0又は1であるが、n=0の場合、j=0,
    k=0,l=0,m=0であり、j=0の場合、m=0
    であり、k=0の場合、l=0である。) で表わされる二価パーフロロアルキル基又は二価パーフ
    ロロポリエーテル基である。〕 で表わされる化合物をトリオルガノシリル化剤と反応さ
    せて下記一般式〔I−iv〕 (但し、Rは上記と同じ、Z″はトリオルガノシロキ
    シ基である。) で示される化合物を得ることを特徴とする含フッ素カル
    ボン酸誘導体の製造方法。
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