JPH0646830Y2 - 液体容器 - Google Patents
液体容器Info
- Publication number
- JPH0646830Y2 JPH0646830Y2 JP10811288U JP10811288U JPH0646830Y2 JP H0646830 Y2 JPH0646830 Y2 JP H0646830Y2 JP 10811288 U JP10811288 U JP 10811288U JP 10811288 U JP10811288 U JP 10811288U JP H0646830 Y2 JPH0646830 Y2 JP H0646830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid container
- surface portion
- tab
- notch
- shaped cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
本考案は液体容器、特に詳しくはストロー等を挿入する
ことの出来る注出孔を備えた液体容器に関するものであ
る。
ことの出来る注出孔を備えた液体容器に関するものであ
る。
多層構成シートを用いるこの種の容器においては、シー
トを打ち抜いてストロー等を挿入するための注出孔を予
め設けておき、この注出孔をタブテープで剥離可能に覆
う構成としたり、あるいは実公昭60-34572号公報に開示
されているように、注出孔を形成する切り込みをシート
の裏層部側から表層部に達しない深さで設けると共に、
この注出孔を形成する切り込みを囲むように表層部側に
略U字状の切り込みを設けて注出孔を覆う表層部側のシ
ートを引き剥ぎ可能とするタブ部を形成し、しかも、注
出孔を囲む切り込みの一部は容器本体の上面部と胴面部
との間の連続しない折り曲げ用罫線部間に位置させ、こ
の部分を層間剥離開始位置(捲り始めの位置)とした構
成のものが一般的である。
トを打ち抜いてストロー等を挿入するための注出孔を予
め設けておき、この注出孔をタブテープで剥離可能に覆
う構成としたり、あるいは実公昭60-34572号公報に開示
されているように、注出孔を形成する切り込みをシート
の裏層部側から表層部に達しない深さで設けると共に、
この注出孔を形成する切り込みを囲むように表層部側に
略U字状の切り込みを設けて注出孔を覆う表層部側のシ
ートを引き剥ぎ可能とするタブ部を形成し、しかも、注
出孔を囲む切り込みの一部は容器本体の上面部と胴面部
との間の連続しない折り曲げ用罫線部間に位置させ、こ
の部分を層間剥離開始位置(捲り始めの位置)とした構
成のものが一般的である。
しかしながら、上記したタブテープで注出孔を覆う構成
の液体容器では、アルミ箔等からなるタブテープを貼着
する製造工程が必要になり、製造コストが上昇すると云
う欠点がある。また、実公昭60-34572号公報に提案され
たタブ部を形成する切り込みを折り曲げ用の罫線部に位
置させる液体容器は、切り込みによって形成される摘み
部が狭くて小さいために摘み難いと云う問題点がある。
したがって、注出孔の開孔が容易な液体容器の考案が望
まれていた。
の液体容器では、アルミ箔等からなるタブテープを貼着
する製造工程が必要になり、製造コストが上昇すると云
う欠点がある。また、実公昭60-34572号公報に提案され
たタブ部を形成する切り込みを折り曲げ用の罫線部に位
置させる液体容器は、切り込みによって形成される摘み
部が狭くて小さいために摘み難いと云う問題点がある。
したがって、注出孔の開孔が容易な液体容器の考案が望
まれていた。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、多層構成シートからなる液体容器の上面部
より胴面部に渡って、略U字状の切り込みが表層部側か
ら裏層部に達しない深さで設けられ、注出孔を形成する
切り込みが、上面部の前記略U字状の切り込みに囲まれ
た位置に裏層部側より表層部に達しない深さで設けられ
ており、液体容器の上面部と胴面部を折り曲げ形成して
いる罫線は前記略U字状の切り込みを臨む位置で途切
れ、胴面部の前記略U字状の切り込みの先端部に罫線が
下方から近接して設けられていることを特徴とする液体
容器を提供するものである。
れたもので、多層構成シートからなる液体容器の上面部
より胴面部に渡って、略U字状の切り込みが表層部側か
ら裏層部に達しない深さで設けられ、注出孔を形成する
切り込みが、上面部の前記略U字状の切り込みに囲まれ
た位置に裏層部側より表層部に達しない深さで設けられ
ており、液体容器の上面部と胴面部を折り曲げ形成して
いる罫線は前記略U字状の切り込みを臨む位置で途切
れ、胴面部の前記略U字状の切り込みの先端部に罫線が
下方から近接して設けられていることを特徴とする液体
容器を提供するものである。
つぎに本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。 図中1は本考案になるゲーベルトップ型の液体容器例で
あって、多層構成シート(例えば中間層に紙を配し、表
裏にポリエステルフィルムを貼り合わせた4層構成シー
ト)を折り曲げ貼着して形成されている。液体容器1の
上面部10から胴面部11に渡って、略U字状の切り込み2
が表層部側から中間層の紙まで達し、裏層部のポリエス
テルフィルムに達しないように1/2以上の深さに設けら
れ、該切り込み2によって多層シートのの中間層まで剥
ぎ取ることの可能なタブ3が形成されている。タブ3の
胴面部11側の先端部は、液体容器1の罫線4に沿って多
層構成シートを折り曲げ形成したとき、曲げモーメント
の作用により略U字状の前記切り込み2の胴面部11の舌
状切り込み部20から層間剥離気味に捲れた摘み部30とな
る。 液体容器1の上面部10と胴面部11とを折り曲げて形成し
ている前記罫線4は、略U字状の切り込み2を臨む位置
では途切れて(例えば切り込み2との距離3mm)設けら
れており、多層構成シートを折り曲げ形成するとき、タ
ブ3により大きな曲げモーメントを作用させて摘み部30
の層間剥離を促進している。 タブ3の上面部10側略中央部に円形の注出孔5を形成す
る切り込み50が裏層部側ら1/2以上の深さに設けられて
いる。 前記略U字状の切り込み2の胴面部11に設けられている
舌状切り込み部20に垂直な2本の罫線6がそれぞれ斜め
下方から先端部を舌状切り込み部20に近接して設けられ
ている。 上記構成の液体容器1において、略U字状の切り込み2
によって形成されたタブ3の多層構成シートは罫線4が
途切れているため元々曲がり難い上に、罫線6を形成す
る際に圧縮された部分が固くなっているため二重に曲が
り難くなっている。したがって、このような多層構成シ
ートを罫線4に沿って折れ曲げ形成すると、タブ3の摘
み部30は底部のノッチから一段と層間剥離して浮き上が
り摘み易くなる。 上記したように折り曲げ形成、貼着と云う工程で形成さ
れた本考案になる液体容器1は、略U字状の切り込み2
によって形成されたタブ3の先端部が比較的大きく層間
剥離した摘み部30を形成するので、該摘み部30を指で摘
んで上面部10側に引っ張れば、注出孔5を覆っているタ
ブ3を簡単に剥ぎ取るとこが出来る。このとき多層構成
シートは1/2以上の深さで剥ぎ取られるので、切り込み5
0によって裏層部側から1/2以上の深さに切り込まれ、注
出孔5を封止している裏層部側の多層構成シートも表層
部側のシートと一体に剥ぎ取られるため注出孔5が開孔
する。 本考案になる液体容器1においてはタブ3の摘み部30を
より大きく層間剥離させるため、上面部10から胴面部11
に渡る罫線7をタブ3の中央部に設けることが出来る。
罫線7を設けることにより、該罫線7の近傍の多層構成
シートは圧縮されて固くなり、折り曲げ形成する際の抵
抗が大きくなるので、舌状切り込み部20の底部から層間
剥離し易くなる。特に罫線7の一端を舌状切り込み部20
に近接して設けると、舌状切り込み部20と該罫線6との
間の表層部側に曲げモーメントが作用するので、摘み部
30を層間剥離させて浮き上がらせる効果が大きい。そし
て、大きく層間剥離した摘み部30が流通段階等でさらに
上面部側に進展しないように、舌状切り込み部20の上部
に不連続部21を設けることも出来る。なお、罫線6は複
数本設けてもよい。
る。 図中1は本考案になるゲーベルトップ型の液体容器例で
あって、多層構成シート(例えば中間層に紙を配し、表
裏にポリエステルフィルムを貼り合わせた4層構成シー
ト)を折り曲げ貼着して形成されている。液体容器1の
上面部10から胴面部11に渡って、略U字状の切り込み2
が表層部側から中間層の紙まで達し、裏層部のポリエス
テルフィルムに達しないように1/2以上の深さに設けら
れ、該切り込み2によって多層シートのの中間層まで剥
ぎ取ることの可能なタブ3が形成されている。タブ3の
胴面部11側の先端部は、液体容器1の罫線4に沿って多
層構成シートを折り曲げ形成したとき、曲げモーメント
の作用により略U字状の前記切り込み2の胴面部11の舌
状切り込み部20から層間剥離気味に捲れた摘み部30とな
る。 液体容器1の上面部10と胴面部11とを折り曲げて形成し
ている前記罫線4は、略U字状の切り込み2を臨む位置
では途切れて(例えば切り込み2との距離3mm)設けら
れており、多層構成シートを折り曲げ形成するとき、タ
ブ3により大きな曲げモーメントを作用させて摘み部30
の層間剥離を促進している。 タブ3の上面部10側略中央部に円形の注出孔5を形成す
る切り込み50が裏層部側ら1/2以上の深さに設けられて
いる。 前記略U字状の切り込み2の胴面部11に設けられている
舌状切り込み部20に垂直な2本の罫線6がそれぞれ斜め
下方から先端部を舌状切り込み部20に近接して設けられ
ている。 上記構成の液体容器1において、略U字状の切り込み2
によって形成されたタブ3の多層構成シートは罫線4が
途切れているため元々曲がり難い上に、罫線6を形成す
る際に圧縮された部分が固くなっているため二重に曲が
り難くなっている。したがって、このような多層構成シ
ートを罫線4に沿って折れ曲げ形成すると、タブ3の摘
み部30は底部のノッチから一段と層間剥離して浮き上が
り摘み易くなる。 上記したように折り曲げ形成、貼着と云う工程で形成さ
れた本考案になる液体容器1は、略U字状の切り込み2
によって形成されたタブ3の先端部が比較的大きく層間
剥離した摘み部30を形成するので、該摘み部30を指で摘
んで上面部10側に引っ張れば、注出孔5を覆っているタ
ブ3を簡単に剥ぎ取るとこが出来る。このとき多層構成
シートは1/2以上の深さで剥ぎ取られるので、切り込み5
0によって裏層部側から1/2以上の深さに切り込まれ、注
出孔5を封止している裏層部側の多層構成シートも表層
部側のシートと一体に剥ぎ取られるため注出孔5が開孔
する。 本考案になる液体容器1においてはタブ3の摘み部30を
より大きく層間剥離させるため、上面部10から胴面部11
に渡る罫線7をタブ3の中央部に設けることが出来る。
罫線7を設けることにより、該罫線7の近傍の多層構成
シートは圧縮されて固くなり、折り曲げ形成する際の抵
抗が大きくなるので、舌状切り込み部20の底部から層間
剥離し易くなる。特に罫線7の一端を舌状切り込み部20
に近接して設けると、舌状切り込み部20と該罫線6との
間の表層部側に曲げモーメントが作用するので、摘み部
30を層間剥離させて浮き上がらせる効果が大きい。そし
て、大きく層間剥離した摘み部30が流通段階等でさらに
上面部側に進展しないように、舌状切り込み部20の上部
に不連続部21を設けることも出来る。なお、罫線6は複
数本設けてもよい。
以上説明したように、多層構成シートからなる本考案の
液体容器は略U字状の切り込みが表層部側の上面部から
胴面部に渡って設けられており、しかも前記切り込みの
先端部に罫線が該先端部に近接して設けられているの
で、液体容器を折り曲555するとき略U字状の切り込み
先端部は層間剥離気味に浮き上がり剥ぎ取り易いタブが
形成される。そして、該タブの裏層部側には注出孔を形
成する切り込みが設けられているので、層間剥離気味に
浮き上がったタブの先端部(摘み部)を指で摘んで上面
部側に引っ張れば、注出孔を極めて簡単に開孔させるこ
とが出来る。
液体容器は略U字状の切り込みが表層部側の上面部から
胴面部に渡って設けられており、しかも前記切り込みの
先端部に罫線が該先端部に近接して設けられているの
で、液体容器を折り曲555するとき略U字状の切り込み
先端部は層間剥離気味に浮き上がり剥ぎ取り易いタブが
形成される。そして、該タブの裏層部側には注出孔を形
成する切り込みが設けられているので、層間剥離気味に
浮き上がったタブの先端部(摘み部)を指で摘んで上面
部側に引っ張れば、注出孔を極めて簡単に開孔させるこ
とが出来る。
第1図は本考案になる液体容器の説明図、第2図は一実
施例の要部を断面で示す説明図、第3図は他の実施例を
示す説明図である。 1……液体容器、 10……上面部、 11……胴面部、 2……切り込み、 20……舌状切り込み部、 3……タブ、 4……罫線、 5……注出孔、 50……切り込み、 5、6……罫線。
施例の要部を断面で示す説明図、第3図は他の実施例を
示す説明図である。 1……液体容器、 10……上面部、 11……胴面部、 2……切り込み、 20……舌状切り込み部、 3……タブ、 4……罫線、 5……注出孔、 50……切り込み、 5、6……罫線。
Claims (1)
- 【請求項1】多層構成シートからなる液体容器の上面部
より胴面部に渡って、略U字状の切り込みが表層部側か
ら裏層部に達しない深さで設けられ、注出孔を形成する
切り込みが、上面部の前記略U字状の切り込みに囲まれ
た位置に裏層部側より表層部に達しない深さで設けられ
ており、液体容器の上面部と胴面部を折り曲げ形成して
いる罫線は前記略U字状の切り込みを臨む位置で途切
れ、胴面部の前記略U字状の切り込みの先端部に罫線が
下方から近接して設けられていることを特徴とする液体
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10811288U JPH0646830Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 液体容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10811288U JPH0646830Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 液体容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0231825U JPH0231825U (ja) | 1990-02-28 |
JPH0646830Y2 true JPH0646830Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31343142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10811288U Expired - Lifetime JPH0646830Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 液体容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646830Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008120771A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | Nippon Paper-Pak Co., Ltd. | 紙容器 |
JP2008273621A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Nippon Paper-Pak Co Ltd | 紙容器 |
JP2009007017A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Nippon Paper-Pak Co Ltd | 口栓付き紙容器 |
JP2009234657A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Nippon Paper-Pak Co Ltd | 窓付き紙容器 |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP10811288U patent/JPH0646830Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0231825U (ja) | 1990-02-28 |
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