JPH0532429Y2 - - Google Patents

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JPH0532429Y2
JPH0532429Y2 JP18252487U JP18252487U JPH0532429Y2 JP H0532429 Y2 JPH0532429 Y2 JP H0532429Y2 JP 18252487 U JP18252487 U JP 18252487U JP 18252487 U JP18252487 U JP 18252487U JP H0532429 Y2 JPH0532429 Y2 JP H0532429Y2
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notch
tab
ruled lines
cut
mountain
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JP18252487U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体容器、特にストローなども入れ
ることのできる注出孔を備えた液体紙容器に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の容器においては多層構成シート
からなり、このシートを打ち抜いてストロー用の
挿入孔を予め設けておき、この挿入孔をタブテー
プで剥離可能に覆つた構成を有するものや、実公
昭60−34752号公報で示されているように、注出
孔部をシートの表層部に達しない切り込みで設け
るとともに、この注出孔部を囲むように表層部側
に切り込みを入れて注出孔部を囲むように表層部
側に切り込みを入れて注出孔部を覆う引き剥ぎ可
能なタブ部を設けて、前記タブ部を引き剥ぐと挿
入孔が形成できるようにし、切り込みの一部を容
器本体の山折り罫線部に位置させてその部分を層
間剥離開始位置(捲り始めの位置)とした構成の
もの、そして実公昭62−26345号公報に示される
ように、折り罫線部間に切り込みを配置した構成
のものもあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したタブテープで挿入孔を
覆う構成のものは、アルミ箔などからなるタブテ
ープを貼着する製造工程が必要となり、製造コス
トを引き上げるという欠点があつた。また上記し
たタブ部を形成する切り込みが山折り罫線部に位
置するものは、罫線部付けと切り込み付けとの操
作を同時にできないものであつた。すなわち罫線
部付け、切り込み付けは平圧プレス法で行なう場
合、通常は合板にレーザーなどで切り込み溝を作
り、この構内に罫線部であれば帯状の金属片を、
切り込みであれば鋭利な金属片を埋め込み、プレ
ス型とする。そしてこのプレス型にシートを当て
てプレスすると、罫線部または切り込みがシート
に付けられる。したがつて、罫線部と切り込みと
が一致する場合には同一のプレス型に罫線部用の
金属片と切り込み用の金属刃とをつけることがで
きず、プレス型を別々に準備することになる。こ
のように製造工程が増えるという問題点がある。
さらに切り込みを付けたのち、この上に罫線部付
けを行なうつた場合、押圧力で切り込みが埋没し
てしまい、指掛りが悪くなるという問題点を生じ
るものであつた。
一対の罫線部を離間して配置したものにあつて
は、シートの折り曲げ時に罫線部間を含めて容器
本体の上面部と胴面部とが緩やかに湾曲してしま
い、容器の外観を損なうとともに、罫線部が折り
難くなるという問題点がある。そして湾曲面のほ
ぼ全面に常時応力が加わつた状態となり、タブ部
における層間剥離の進行が自然に行なわれてしま
う可能性があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来の問題点を考慮してな
されたもので、多層構成シートからなる容器本体
の上面部内方側から表層部に達しない切り込みを
入れて注出孔部を設け、表層部側から裏層部に達
しない切り込みを前記注出孔部を囲むようにして
入れて、前記切り込み内方に表層部に連続するタ
ブ部を設け、該タブ部の引き剥ぎ時に注出孔部を
開放可能に構成した液体容器であつて、容器本体
の上面部とこの上面部に連続する胴面部との間に
離間した一対の山折り罫線部を設け、この山折り
罫線部の罫線間部に位置して山折り罫線部と直線
状に並び裏層部に達しない切り込みを入れ、前記
タブ部の切り込みを、罫線間部の切り込みに近設
配置したことを特徴とする液体容器を提供して、
従来の問題点を解消するものである。
〔作用〕
本考案においては、容器組み立て時の山折り罫
線部の折り曲げによつて、山折り罫線部間の切り
込みが開き、表出した切り込み縁によつて罫線間
部が捲り上げ容易になり、この罫線間部がタブ部
を引き剥すための指掛りとなり、自然な層間剥離
をタブ部に及ぼさないようにる。
〔実施例〕
つぎに、本考案を第1図から第4図に示す実施
例に基づいて詳細に説明する。
図中1はゲーベルトツプ型の液体容器で、この
液体容器1は、表層部と裏層部との間の中間層部
を配した三層構成のシートからなるもので、前記
表層部や裏層部としては例えばポリエステルフイ
ルムを用いることができる。
上記液体容器1の上部に位置する一方の屋根傾
斜面部10には、対向した一対の切り込み2が設
けられている。この切り込み2は、中間層部に達
するようにして表層部に入れられており、この切
り込み2を屋根傾斜面部10の下縁側に配置し、
屋根傾斜面部10の下端側に沿うようにして曲げ
ることにより、屋根傾斜面部10における表層部
中に、引き剥ぎ可能なタブ部3が区画形成されて
いる。
またタブ部3に対応する裏層部には、切り込み
2によつて相対的に囲まれるような位置に、中間
層部に達する円状の切り込み4を入れて挿入孔部
5が設けられている。そして前記タブ部3を引き
剥ぐことによつて挿入孔が開放されるようになつ
ている。
上記屋根傾斜面部10と胴面部11との間に
は、連続しない一対の山折り罫線部5が設けられ
ている。そして山折り罫線の罫線間部6には、山
折り罫線部5と直線上に並び裏層部に達しない切
り込み7が設けられており、容器を組み上げる際
に山折り罫線部5とともに罫線間部6を折り曲げ
ると、前記切り込み7が開いて切り込み縁70が
表出する。この切り込み7には、切り込み2の曲
がつた下端側が接続しない状態で近設配置されて
いて、すなわち切り込み7にて捲り上げ容易とし
た罫線間部6とタブ部3が近設配置され、前記切
り込み縁70が指掛りとなつて罫線間部6を捲り
上げ、そののちタブ部3を引き剥ぐことができる
ようになる。なお、切り込み7は罫線間部6の捲
り上げをさらによくするために、端部それぞれを
タブ部側に曲げてもよい。
また第4図に示すように、切り込み7の端部そ
れぞれに、切り込み2の下端が近設配置されるよ
うにしてもよく、捲り上げ容易にした罫線間部6
とタブ部3とが切り込みで区画されないようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、多層構
成シートからなる容器本体の上面部内方側から表
層部に達しない切り込みを入れて注出孔部を設
け、表層部側から裏層部に達しない切り込みを前
記注出孔部を囲むようにして入れて、前記切り込
み内方に表層部に連続するタブ部を設け、該タブ
部の引き剥ぎ時に注出孔部を開放可能に構成した
液体容器であつて、容器本体の上面部とこの上面
部に連続する胴面部との間に離間した一対の山折
り罫線部を設け、この山折り罫線部の罫線間部に
位置して山折り罫線部と直線状に並び裏層部に達
しない切り込みを入れ、前記タブ部の切り込み
を、罫線間部の切り込みに近設配置したので、容
器の組み上げ時に、罫線間部における切り込みの
切り込み縁が表出して罫線間部がきわめて容易に
捲り上げできるようになり、この捲り上げた罫線
間部が指掛りとなつてタブ部を容易に引き上げる
ことができる。また罫線間部に切り込みがあるの
で直線状に折り曲げることができ、タブ部の不用
意な層間剥離を生じさせず、容器の外観を損なう
こともない。さらにプレス型も一つでよく一回の
プレスで山折り罫線部とこの山折り罫線部に並ぶ
切り込みが同時に得られ、製造工程を複雑にする
ことがないなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体容器の一実施例を示
す説明図、第2図は一実施例における要部を示す
説明図、第3図は一実施例の要部を断面で示す説
明図、第4図は他の実施例を示す説明図である。 1……液体容器、2,4,7……切り込み、3
……タブ部、5……山折り罫線部、6……罫線間
部、70……切り込み縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多層構成シートからなる容器本体の上面部内方
    側から表層部に達しない切り込みを入れて注出孔
    部を設け、表層部側から裏層部に達しない切り込
    みを前記注出孔部を囲むようにして入れて、前記
    切り込み内方に表層部に連続するタブ部を設け、
    該タブ部の引き剥ぎ時に注出孔部を開放可能に構
    成した液体容器であつて、容器本体の上面部とこ
    の上面部に連続する胴面部との間に離間した一対
    の山折り罫線部を設け、この山折り罫線部の罫線
    間部に位置して山折り罫線部と直線状に並び裏層
    部に達しない切り込みを入れ、前記タブ部の切り
    込みを、罫線間部の切り込みに近設配置したこと
    を特徴とする液体容器。
JP18252487U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0532429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18252487U JPH0532429Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0188825U JPH0188825U (ja) 1989-06-12
JPH0532429Y2 true JPH0532429Y2 (ja) 1993-08-19

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ID=31473971

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JP18252487U Expired - Lifetime JPH0532429Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JP (1) JPH0532429Y2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10618833B2 (en) 2015-12-18 2020-04-14 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of a synthetic quartz glass grain
US10676388B2 (en) 2015-12-18 2020-06-09 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Glass fibers and pre-forms made of homogeneous quartz glass
US10730780B2 (en) 2015-12-18 2020-08-04 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of a quartz glass body in a multi-chamber oven
US11236002B2 (en) 2015-12-18 2022-02-01 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of an opaque quartz glass body
US11299417B2 (en) 2015-12-18 2022-04-12 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of a quartz glass body in a melting crucible of refractory metal
US11339076B2 (en) 2015-12-18 2022-05-24 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of carbon-doped silicon dioxide granulate as an intermediate in the preparation of quartz glass
US11492285B2 (en) 2015-12-18 2022-11-08 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of quartz glass bodies from silicon dioxide granulate
US11492282B2 (en) 2015-12-18 2022-11-08 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of quartz glass bodies with dew point monitoring in the melting oven
US11952303B2 (en) 2015-12-18 2024-04-09 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Increase in silicon content in the preparation of quartz glass

Cited By (10)

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US11492285B2 (en) 2015-12-18 2022-11-08 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of quartz glass bodies from silicon dioxide granulate
US11492282B2 (en) 2015-12-18 2022-11-08 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of quartz glass bodies with dew point monitoring in the melting oven
US11708290B2 (en) 2015-12-18 2023-07-25 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Preparation of a quartz glass body in a multi-chamber oven
US11952303B2 (en) 2015-12-18 2024-04-09 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Increase in silicon content in the preparation of quartz glass

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0188825U (ja) 1989-06-12

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