JP2001171643A - 円錐型包装用容器 - Google Patents

円錐型包装用容器

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JP2001171643A JP35288999A JP35288999A JP2001171643A JP 2001171643 A JP2001171643 A JP 2001171643A JP 35288999 A JP35288999 A JP 35288999A JP 35288999 A JP35288999 A JP 35288999A JP 2001171643 A JP2001171643 A JP 2001171643A
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Hiroshi Yoshimoto
宏 吉本
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謙介 山崎
Tomoko Tokunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き裂きタブを引っ張ることにより、ワンタ
ッチで、容器の上半分を下半分から引き裂くことがで
き、しかも、内側の円錐形状のアイスクリームを容器の
下半分に対して全周に亘って均一に露出させることが可
能な円錐型包装用容器を提供する。 【解決手段】 この容器10は、容器の円錐面形成壁2
4の高さ方向略中央部に設けられ円錐面形成壁24と一
体に形成された引き裂き用タブ16と、円錐の頂点26
側のタブ16の一端34を始点として円錐面形成壁24
の全周に亘って形成された第1の引き裂き線18と、タ
ブ16の他端36を始点として第1の引き裂き線18か
ら隔たる方向に設けられ円錐面形成壁24の上端下方に
終点38を有する第2の引き裂き線22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、アイスクリーム
やチョコレート菓子等の大略円錐形状の食品を包装する
ための円錐型包装用容器に関し、特に、食品の円錐形状
の頂点側が下になるように容器の下半分を一方の手で保
持した状態で、他方の手で容器の上半分を引き裂いて取
り除き、食品の上半分を外部に露出させて食することが
できるようにした包装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アイスクリームやチョコレー
ト菓子等の大略円錐形状の食品(内容物)を包装する円
錐型包装用容器であって、内容物の円錐形状の頂点側が
下になるように容器の下半分を一方の手で保持した状態
で、他方の手で容器の上半分を引き裂いて取り除き、内
容物の上半分を外部に露出させて食することができるよ
うにした円錐型包装用容器が種々提供されている。
【0003】たとえば、容器の円錐面形成壁に、容器の
高さ方向略中央部に、該円錐面形成壁に一体的に形成さ
れた容器引き裂き用タブ(つまみ)を設けた円錐型包装
用容器(実用新案登録第2597322号公報等参照)
が提供されている。この容器は、内容物の頂点側が下に
なるように容器の下半分を一方の手で保持した状態で、
他方の手でタブを円錐面形成壁(容器本体)に対して略
水平方向(横方向)に引っ張ることにより円錐面形成壁
を引き裂いて容器の上半分を取り除き、食品の上半分を
外部に露出させて食することができるようになってい
る。
【0004】しかし、この包装用容器においては、容器
の上半分を取り除くべくタブを容器本体に対して引っ張
ったときに、たとえば、円錐面形成壁に対する引き裂き
箇所(方向)がランダムになって内容物の上半分を食し
易い状態に均一に露出させることができなかったり、或
いは、タブの引っ張り時に該タブと一体的に引き裂かれ
てゆく円錐面形成壁の一部が途中で不用意に切断し、容
器の上半分を下半分に対して分離することが困難になっ
たりする等の問題がある。
【0005】この問題点を解決する円錐型包装用容器と
して、たとえば、円錐面形成壁の高さ方向略中央部に、
円錐の頂点を通る中心軸を中心とする円周方向に1対の
ミシン目を互いに平行に形成し、該1対のミシン目を円
錐面形成壁の引き裂き案内手段とする包装用容器(実開
昭第55−156086号公報等参照)が提供されてい
る。この包装用容器では、容器の高さ方向略中央部に設
けられたタブを容器本体に対して水平方向に引っ張るこ
とにより、円錐面形成壁は、ミシン目に沿って引き裂か
れてゆく。従って、容器の上半分が取り除かれたとき、
食品の上半分は、その全周に亘って均一に外部に露出
し、その食品を食する際に容器の下半分が邪魔になるこ
とはない。
【0006】しかし、この包装用容器では、上記の如く
円錐面形成壁が引き裂かれたとき、容器の上半分の下端
の径は、該上半分の容器内に位置している内容物(食
品)の外径よりも小さいため、円錐面形成壁がその全周
に亘って引き裂かれた状態においては、内容物に対し
て、上半分の容器を取り外すことはできない。つまり、
このタイプの包装用容器において、内容物に対して上半
分の容器を取り除く(取り外す)には、上記ミシン目に
沿って円錐面形成壁を全周に亘って引き裂いた後に、さ
らに、該上半分の容器を適当な箇所で引き裂いたり破り
取ったりする必要があり、大変煩わしく面倒である。
【0007】この問題点を解決する円錐型包装用容器と
して、たとえば、互いに平行な1対のミシン目を、円錐
面形成壁の引き裂き案内手段として円錐の頂点に対して
非同心円形状に形成し、つまり容器本体の水平方向(横
方向)に対して斜め方向に形成し、かつ、各ミシン目
を、ミシン目の上端(終点)がタブを基準位置として容
器本体を大略半周した位置において該容器内側に収納さ
れている円錐形状の食品の上端近傍の下方に位置するよ
うに、形成した円錐型包装用容器(実用新案登録第25
06398号公報等参照)が提供されている。この包装
用容器では、容器の高さ方向略中央部に設けられている
タブを容器本体(つまり、円錐面形成壁)に対してミシ
ン目沿いに大略斜め上方向に引っ張ると、先ず、円錐面
形成壁は、予め形成されたミシン目に沿って容器本体に
対して斜め上方向に徐々に引き裂かれてゆき、容器のコ
ーナ部が引き裂かれてゆく。さらに、タブを斜め上方向
に引っ張り上げると、タブが容器本体を略半周したとこ
ろで円錐面形成壁の引き裂き箇所はミシン目の上端に達
するが、この状態から、さらにタブを斜め上方向に引っ
張り上げると、下方のミシン目を容器の上半分の下端と
して、該容器の上半分は、容器の下半分から強制的に引
き裂かれる。つまり、この包装用容器では、タブを引き
上げることにより、ワンタッチで、容器の上半分を食品
が収納されている容器の下半分から引き裂くことができ
る。
【0008】しかし、この包装用容器では、ミシン目が
容器本体の水平方向に対して斜め方向に形成されている
ため、タブを引っ張って容器の上半分を下半分から引き
裂いたとき、円錐形状の内容物は,容器の下半分に対し
て、全周に亘って均一に露出されなかったり、容器の下
半分の上端部(上縁部)が、部分的に、内容物の上端よ
りも上に延在する不定形片として残り、内容物が食しに
くい状態となる。
【0009】なお、上記各包装用容器は、容器の引き裂
き開始位置(タブの位置)が円錐面形成壁、つまり容器
本体、の高さ方向略中央部に位置すると共に、その引き
裂き方向が容器本体に対して大略水平方向又は斜め上方
向であるタイプの包装用容器であるが、一方、このタイ
プとは異なり、容器の引き裂き開始位置(タブの位置)
が容器の上端部に位置すると共に、その引き裂き方向が
容器本体に対して斜め下方向であるタイプの包装用容器
(実公昭第49−40716号公報等参照)が従来より
提供されている。このタイプの包装用容器では、引き裂
き案内手段としてのミシン目が、容器の上端部から、円
錐の頂点方向に螺旋形状に形成されている。ここで、た
とえば、円錐型包装用容器が大略扇形の1枚のブランク
から形成される場合、円錐形状の食品を内側に収納/密
封してなる製品は、先ず、ブランクを丸めて該ブランク
の1対の扇形側面部に対応する部分を互いに接着する第
1ステップと、次いで、大略円錐形状の食品(内容物)
をこの半完成包装用容器内に収納する第2ステップと、
次いで、食品の上端部に対応するブランクの部分を3方
向若しくは4方向から放射状に寄せ合わせて互いに対向
するブランクの内面同士を接着する第3ステップとを経
て作ることができる。この第3ステップにおいて、上記
の如く容器の上端部をなすブランクの部分を3方向若し
くは4方向から放射状に絞った場合、該容器の上端部を
なすシート部材には、食品の円錐面上端を支点として、
相当の張力(テンション)が作用する。従って、引き裂
き方向が容器本体の上端に対して斜め下方向である上記
の如く包装用容器を、このように、扇形の1枚のブラン
クから形成する場合には、上記第3ステップにおいて、
容器の上端部を形成するシート部材は、該上端部に設け
られているミシン目で破断する虞がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本願発明が解
決すべき技術的課題は、引き裂き用タブを包装用容器の
本体に対して引っ張るだけで、ワンタッチで、容器の上
半分を下半分に対して引き裂くことができ、しかも、同
時に、包装用容器内に収納されている大略円錐形状の食
品を容器の下半分に対して全周に亘って均一に露出させ
ることができる円錐型包装用容器を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本願発明によれば、以下の円錐
型包装用容器が提供される。
【0012】すなわち、この円錐型包装用容器は、円錐
面形成壁の中間部に該円錐面形成壁を大略横方向に引き
裂くための引き裂き用タブを有してなる。この円錐面形
成壁は、円錐頂点側に位置するタブの一端に連接し、か
つ円錐面形成壁の円周方向にリング状に、つまり端部と
端部がつながった円形状に、設けられた第1の破断線
と、第1の破断線に対して円錐頂点の反対側に設けられ
かつタブの他端に連接する第2の破断線であって、タブ
の引き裂き方向に第1の破断線から遠ざかるようにテー
パ状に傾斜して設けられかつ容器内に収納される食品の
円錐頂点の反対側に位置する円錐面の一端の近傍下方に
終点を有する第2の破断線とを有する。
【0013】この構成において、容器の上端部つまり円
錐の頂点の反対側に位置する端部は、たとえば、大略平
面部として形成されたり、大略半円形部として形成され
たり、不定形部として形成されることができる。当該不
定形部は、たとえば、円錐の頂点の反対側に位置する円
錐面形成壁の自由端部に接続する上端部形成壁を3方向
や4方向等の複数の方向から放射状に寄せ合わせて形成
した不定形部として形成されることができる。
【0014】この包装用容器は、以下のようにして使用
される。
【0015】先ず、一方の手で容器の円錐面形成壁の下
半分、つまり円錐頂点側の円錐面形成壁の部分、を保持
した状態で、他方の手で引き裂き用タブを円錐面形成壁
に対して大略横円周方向に引っ張る。この操作により、
円錐面形成壁は、タブの一端と他端とを始点とする第
1,2の破断線に沿って同時に引き裂かれてゆくが、第
2の破断線の終点は食品の円錐面上端、つまり食品の円
錐頂点の反対側の円錐面の一端、の近傍下方に設けられ
ているため、たとえば、円錐面形成壁が第2の破断線の
終点を越えてさらに強制的に引き裂かれると、食品の円
錐面上端の一部が外部に露出し始めて、包装用容器の上
半分が食品の円錐面上端部から解放されるきっかけとな
る。そして、この状態から、さらに、円錐面形成壁を引
き裂いてゆくと、包装用容器の上半分の第2の破断線を
含む開口径が食品の円錐面上端部の外径よりも大きくな
って、包装用容器の上半分が食品の円錐面上端部に対し
て解放された状態になる。一方、これと同時に、円錐面
形成壁は、第1の破断線に沿って円周方向に引き裂かれ
てゆき、当該引き裂きが円周を1周したときに、容器の
上半分と下半分は、互いに完全に分離される。
【0016】上記構成によれば、第1の破断線は、包装
用容器の上半分(大略平面部側の部分)と下半分(頂点
側の部分)とを互いに分離する機能を有しており、一
方、第2の破断線は、包装用容器の上半分を包装用容器
内に収納されている食品の円錐面上端部から開放する機
能を有している。また、第2の破断線の他端と終点とは
異なった位置に設けられており、引き裂き用タブを包装
用容器本体に対する円周方向に引っ張って円錐面形成壁
を第1の破断線の全周沿いに引き裂いたとき、タブは包
装用容器の上半分の一部として一体的に残る。従って、
タブを大略横円周方向に引っ張る一回の動作で、ワンタ
ッチで、包装用容器の上半分は、下半分から分離される
と共に、食品の上半分から解放される。
【0017】また、上記構成によれば、第1の破断線
は、タブの一端に連接し円錐面形成壁の円周方向にリン
グ状に連続して設けられている。従って、タブを大略横
円周方向に引っ張って円錐面形成壁を第1の破断線の全
周沿いに引き裂くことにより、包装用容器内に収納され
ている大略円錐形状の食品は、容器の下半分に対して、
その円錐面全周に亘って均一に露出せしめられる。
【0018】すなわち、引き裂き用タブを包装用容器の
本体に対して引っ張るだけで、ワンタッチで、容器の上
半分を下半分に対して引き裂くことができ、しかも、同
時に、包装用容器内に収納されている大略円錐形状の食
品を、容器の下半分に対して、全周に亘って均一に露出
させることができる。
【0019】また、たとえば、包装用容器が、シート状
部材からなる大略扇形の1枚のブランクから形成される
場合であって、ブランクを丸めて該ブランクの1対の扇
形側面部に対応する部分を互いに接着してなる半完成容
器内に食品を収納した後に食品の上端部に対応する部分
でブランクを3方向若しくは4方向から放射状に寄せ合
わせて相互に対向する内面部分を互いに接着することに
より形成される場合には、大略円錐形状の食品の円錐面
上端に当接する部分を含む上記寄せ合わせ部分(上端
部)には、食品の円錐面上端を支点として、相当の張力
(テンション)が作用するが、上記構成によれば、第2
の破断線の上記終点は食品の円錐面上端の近傍下方に対
応する位置に設けられているため、つまり第2の破断線
は上記張力が作用しにくい箇所に設けられているため、
容器を形成するシート部材は、該第2の破断線に沿って
不用意に引き裂かれることが効果的に防止される。
【0020】上記構成において、上記破断線は、ミシン
目やハーフカット等の断続的な切り込みより形成するこ
とができる。
【0021】上記構成において、上記各切り込みは、引
き裂き方向に延在する基線部と、該基線部の引き裂き始
点に接続しかつ該基線部に対して引き裂き方向とは逆方
向に鈍角に傾斜する補助線部とから形成されることが好
ましい。
【0022】この構成によれば、円錐面形成壁の引き裂
き時に、引き裂き方向に対して切り込みの特定の基線部
の終点と次の基線部の始点との間において、基線部の終
点から進行する裂け目の先端が次の基線部の始点から外
れた場合でも、その裂け目の先端が次の切り込みの補助
線部に達することにより、裂け目の進行方向は、該補助
線部によって該補助線部に接続する基線部の始点方向に
案内・補正される。従って、この構成により、円錐面形
成壁は、第1,2の破断線に沿って、より忠実に引き裂
かれる。
【0023】上記各構成において、上記円錐面形成壁は
シート部材から形成され、該シート部材は、紙層と、該
紙層に積層されかつ上記破断線に沿ってシート部材の引
き裂きを案内する引き裂き案内樹脂層とを備えた基層を
有し、上記破断線は、基層を貫通するミシン目から形成
される断続的な切り込みより形成されることが好まし
い。この構成において、紙層は、たとえば、包装用容器
に保形性を付与する。
【0024】紙層は、一般に、引き裂き時に層内剥離を
生じ易く、該層内剥離を生じた場合には、その引き裂き
方向が、所定の引き裂き方向から逸れることになる。上
記構成における引き裂き方向は、ミシン目が断続的に形
成されている破断線の方向、つまり、基層を貫通するミ
シン目が形成されることによりシート部材の物理的強度
が小さくなっている方向、であるが、該方向における基
層の引き裂き(破断)時に、たとえば、紙層がミシン目
とミシン目との間で上記層内剥離を生じて該紙層の引き
裂き方向が破断線の方向から外れそうになったとして
も、紙層は、ミシン目に沿って忠実に引き裂かれる引き
裂き案内樹脂層に従動する結果、紙層の引き裂き方向
は、破断線の方向に補正される。
【0025】すなわち、この構成により、円錐面形成壁
は、破断線に沿ってより忠実に引き裂かれる。
【0026】上記引き裂き案内樹脂層は、たとえば、ポ
リエステル又はポリプロピレンから形成される。
【0027】上記シート部材の構成において、上記基層
は、さらに、上記紙層と上記引き裂き案内樹脂層との間
に、包装用容器に所望の絵柄を付与するための印刷層を
備えることができる。この構成において、上記引き裂き
案内樹脂層は、透明樹脂層から形成される。この構成に
おいて、引き裂き案内樹脂層は、包装用容器の外面側の
層をなす。
【0028】上記シート部材の構成において、上記シー
ト部材は、さらに、上記基層の上記紙層側の全面に積層
された密封層を備えることが好ましい。
【0029】この構成によれば、基層を貫通するミシン
目は、密閉層により密閉されることになり、容器内部
は、容器外部からより確実に密閉される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の1実施形態を
添付図面に従って詳細に説明する。
【0031】図1は、本実施形態に係る円錐型包装用容
器であって、内側に円錐型アイスクリーム100が収納
されている円錐型包装用容器10の斜視図である。この
円錐型包装用容器10は、円錐型アイスクリーム100
の円錐形状の頂点側が下になるように容器の下半分12
を一方の手で保持した状態で、他方の手で容器の上半分
14を引き裂いて取り除き、アイスクリーム100の上
半分を外部に露出させて食することができるようにした
ものである。
【0032】この円錐型包装用容器10は、図2に示す
如く、シート部材からなる扇形のブランク20から作ら
れる。
【0033】すなわち、このブランク20は、図に示す
ように、ブランク20の高さ方向略中央部、つまりブラ
ンク20の扇形の頂点26と該頂点26を中心とする円
弧の外縁30との間の略中間部、に対応するブランク2
0の一側縁28に、該ブランク20が包装用容器として
形成されたときに円錐面をなす円錐面形成壁24を円周
方向に引き裂くための引き裂き用タブ16が設けられて
いる。そして、このブランク20には、タブ16の上記
頂点26側の一端34に接続する第1の引き裂き線18
と、該第1の破断線18に対して頂点26の反対側に位
置するタブ16の他端36、つまり該ブランク20が包
装用容器として形成されたときに該包装用容器のコーン
(円錐)の大略平面部32側に位置するタブ16の端3
6、に接続する第2の引き裂き線22とが夫々形成され
ている。なお、この実施形態において、この円錐形の包
装用容器10の大略平面部32は、後述するように、ブ
ランク20から形成された半完成包装用容器を3方向か
ら放射状に寄せ合わせてなる不定形部(図1参照)とし
て形成される。
【0034】より具体的には、図に示すように、第1の
引き裂き線18は、タブ16の上記一端34に連接する
と共に、ブランク20の上記頂点26を中心とする大略
円弧形状にブランク20の全幅に亘って形成されてい
る。この構成により、ブランク20から包装用容器10
が作られたときに、第1の引き裂き線18は、円錐形の
包装用容器10の頂点26を通る中心軸を中心とする円
錐面形成壁24の円周方向に連続して設けられることに
なる。
【0035】一方、第2の引き裂き線22は、タブ16
の上記他端36に連接すると共に、ブランク20の上記
頂点26を中心とする第1の引き裂き線18に対して非
同心円的な大略円弧形状にブランク20の幅方向の一部
に形成されている。つまり、図2に良く示されるよう
に、この第2の引き裂き線22は、タブ16の引き裂き
方向(図1の矢印“A”の方向に対応する方向)に対し
て、第1の引き裂き線18から隔てられる方向に設けら
れると共に、ブランク20から包装用容器10が作られ
たときに、この包装用容器10の内側に収納される円錐
型アイスクリーム100の円錐面上端の近傍下方に終点
38が位置するように形成される。つまり、この第2の
引き裂き線22は、ブランク20から包装用容器10が
作られたときに、図1に示す如く、この第2の引き裂き
線22の始点となるタブ16の上記他端36と、該第2
の引き裂き線22の終点38とが、互いに異なった位置
に設けられる不連続引き裂き線として形成される。
【0036】なお、図に示すように、ブランク20の他
側縁42には、所定位置に、V形ノッチ40が4つ形成
されており、たとえば、タブ16の引っ張り時に不用意
にタブ16が途中で切断した場合等に、この他側縁42
側の隣接する1対のV形ノッチ40間の円錐面形成壁2
4を、タブ16の上記引き裂き方向“A”とは逆方向に
引っ張ることにより、この包装用容器10の上半分14
を下半分12から容易に分離することができるようにな
っている。
【0037】また、上記第1,第2の引き裂き線18,
22は、夫々、後述の如く、円錐面形成壁24を該壁2
4の厚さ方向に貫通しないハーフカットの切り込みを断
続的に形成したものから構成している。この切り込みの
幾つかを拡大したものを図4に平面図として示してい
る。
【0038】すなわち、各切り込み44は、図に示すよ
うに、引き裂き方向“A”に延在する基線部46と、該
基線部46の引き裂き始点(つまり、引き裂きが始まる
一端)48に接続すると共に該基線部46に対して引き
裂き方向“A”とは逆方向に鈍角θに傾斜する補助線部
50とからなる。
【0039】ところで、図5に示すように、この円錐型
包装用容器10を形成するシート部材66(24)は、
先ず、円錐面形成壁24を第1,2の引き裂き線18,
22に沿って忠実に引き裂くことができるようにするた
めの引き裂き案内樹脂層としてのポリエステル層であっ
て透明なポリエステル層52と、該ポリエステル層52
の裏刷り層として形成される印刷層54と、接着層(ド
ライラミネート層)56と、耐水紙(レインガード紙)
から形成されシート部材66(24)の保形性を確保す
るための紙層58と、アンカーコート層60と、第1ポ
リエチレン層62とをこの順序で積層したものに該積層
体の少なくともポリエステル層52から紙層58迄を貫
通するように上記切り込み44を形成し、次いで、包装
用容器内部を密封するための密封層としての第2ポリエ
チレン層64を第1ポリエチレン層62の全面にヒート
シールすることにより形成される。すなわち、このシー
ト部材66(24)に形成される切り込み、従ってこの
包装用容器10を構成する円錐面形成壁24に形成され
る切り込み44は、シート部材66(24)の厚さ方向
に貫通しないハーフカット線として形成される。
【0040】この積層構造において、ポリエステル層5
2は、包装用容器10の外側に位置する層であり、一
方、第2ポリエチレン層64は、包装用容器10の内側
に位置する層である。また、この積層構造において、ポ
リエステル層52と、印刷層54と、接着層56と、紙
層58とは、このシート部材66の基層65を構成す
る。なお、この第2ポリエチレン層64は、以下に述べ
る如くヒートシール層としても機能する。
【0041】このような積層構造を有するシート部材6
6からなるブランク20は、以下のようにして、円錐型
アイスクリーム100を内側に収納する円錐型包装用容
器10として形成される。
【0042】すなわち、図2は、包装用容器10の外側
に位置するポリエステル層52が表になっている状態の
ブランク20を平面図として示したものである。この状
態から、先ず、当該ブランクを、ポリエステル層52が
外側になるように、つまり第2ポリエチレン層64が内
側になるように円錐形状に成形すると共に、ブランク2
0の上記一側縁28側の円錐面形成壁24の一部と、ブ
ランク20の上記他側縁42側の円錐面形成壁24の一
部とを、ブランク20の上記一側縁28側の第2ポリエ
チレン層64と、ブランク20の上記他側縁42側のポ
リエステル層52とが互いにオーバーラップするよう
に、重ね合わせる。
【0043】次いで、上記重ね合わせた両側縁部28,
42のうち、タブ16に対応する部分を除き、ホットメ
ルトを塗布することにより両側縁部をシールして(つま
り、上記第2ポリエチレン層64とポリエステル層52
とをホットメルトにより互いに接着させて)、図3に示
す如く円錐型半完成包装容器68を形成する。なお、上
記重ね合わされた両側縁部のヒートシール箇所は、図
2,3中、一点鎖線51で示している。
【0044】次いで、この円錐型半完成容器68の開口
部70側から、つまり半完成容器68の円錐平面部開口
側から、半完成容器68の内側に円錐型アイスクリーム
100を収納する。
【0045】次いで、半完成容器68の上記開口部70
側をなすブランク20の一部を3方向から放射状に寄せ
合わせ、互いに対向するブランク20の内面同士、つま
り第2ポリエチレン層64同士を、熱盤によるヒートシ
ールにより相互に接着して、円錐型包装用容器10を完
成する。このステップにおいて、この包装用容器の大略
平面部32側をなすシート部材66には、円錐型アイス
クリーム100の円錐面の上端を支点として、相当のテ
ンションが作用する。しかし、第2の引き裂き線22の
終点38は円錐型包装用容器の円錐面形成壁24側に位
置しているため、つまり第2の引き裂き線22は包装用
容器の大略平面部32側に位置していないため、当該ス
テップにおいて、第2の引き裂き線22が不用意に破断
する可能性は効果的に減じられる。
【0046】さて、このようにして円錐型アイスクリー
ム100を内側に収納してなる円錐型包装用容器10
は、以下のようにして開封される。
【0047】すなわち、たとえば、一方の手でこの包装
用容器10の下半分12を保持した状態で、他方の手で
タブ16を容器本体に対して大略横方向、つまり円錐面
形成壁24の円周方向、に引っ張ると、円錐面形成壁2
4は、図1に示す如く、第1の引き裂き線18と第2の
引き裂き線22に夫々沿って夫々同時に引き裂かれてゆ
く。第2の引き裂き線22の終点38はアイスクリーム
34の円錐面上端の近傍下方に設けられており、たとえ
ば、円錐面形成壁24がこの第2の引き裂き線22の終
点38を越えてさらに強制的に引き裂かれると、アイス
クリーム100の円錐面上端の一部は外部に露出し始め
て、包装用容器10の上半分14がアイスクリーム10
0の円錐面上端部から解放されるきっかけとなる。そし
て、この状態から、さらに、円錐面形成壁24を引き裂
いてゆくと、包装用容器10の上半分14の第2の引き
裂き線22を含む開口径が円錐型アイスクリーム100
の円錐面上端部の外径よりも大きくなって、包装用容器
10の上半分14はアイスクリーム100の円錐面上端
部に対して解放された状態になる。また、これと同時
に、円錐面形成壁24は、第1の引き裂き線18に沿っ
て円周方向に引き裂かれてゆくが、この第1の引き裂き
線18は、円錐形成壁24を円周沿いに1周するように
形成されているので、その引き裂き箇所が円錐面形成壁
24を円周方向に1周したとき、包装用容器10の上半
分14と下半分12は、互いに完全に分離される。
【0048】従って、本実施形態の円錐型包装用容器に
おいては、引き裂き用タブ16を包装用容器10本体に
対して大略横円周方向に引っ張るだけで、ワンタッチ
で、包装用容器10の上半分14を下半分12から取り
外すことができる。
【0049】また、第1の引き裂き線18は、タブ16
の一端34を始点とし容器本体の頂点26を通る中心軸
を中心とする円錐面形成壁24の大略円周方向に連続し
て設けられているので、タブ16を引っ張って円錐面形
成壁24を第1の引き裂き線18の全周沿いに引き裂く
ことにより、包装用容器内に収納されている円錐型アイ
スクリーム100は、その円錐面全周に亘って均一に露
出せしめられる。すなわち、アイスクリーム100が包
装用容器の下半分12に収納されている状態で包装用容
器を一方の手で持ってアイスクリーム100の上半分1
4を食するときに、該包装用容器の下半分12が邪魔に
なることはない。
【0050】ところで、上記シート部材66を構成する
1形成層であるポリエステル層52は、上記の如く、シ
ート部材66、従って円錐面形成壁24、を第1,2の
引き裂き線18,22に沿って忠実に引き裂くことがで
きるようにした引き裂き案内樹脂層として設けられてい
る。すなわち、このポリエステル層52は、シート部材
66が上記第1,2の引き裂き線18,22に沿って引
き裂かれるときに、シート部材66を構成するポリエス
テル層52以外のすべての層54,56,58,60,
62,64を該ポリエステル層52に従動させる引き裂
き案内機能、つまりシート部材66全体の引き裂きを先
導(誘導)する機能を有している。この機能により、た
とえば、当該引き裂き時に紙層58が層内剥離を生じ
て、該紙層58の引き裂き方向がランダムになって第
1,2の引き裂き線18,22の方向から外れかけた場
合でも、紙層58は、ポリエステル層52に従動して引
き裂かれてゆく結果、紙層58の引き裂き方向は第1,
2の引き裂き線18,22の方向に補正され、シート部
材66は、全体的に、第1,2の引き裂き線18,22
に沿って忠実に引き裂かれていく。
【0051】また、ブランク20の上記一側縁28側の
円錐面形成壁24の一部と、ブランク20の上記他側縁
42側の円錐面形成壁24の一部とは、上記の如く、タ
ブ16に対応する部分を除いて、その一部が互いにヒー
トシールされている。つまり、タブ16は、ブランク2
0の上記他側縁42側の円錐面形成壁24には接着・固
定されていないので、たとえば、タブ16の引っ張り時
に無理な力が作用してタブ16が破れたり切断したりす
るといった問題は、効果的に解消される。
【0052】また、各第1,2の引き裂き線18,22
は、夫々、前記の如く、図4に示す如く複数個の切り込
み44から形成されている。この構成によれば、たとえ
ば、円錐面形成壁24の引き裂き方向、つまりシート部
材66の引き裂き方向“A”、に対して、当該引き裂き
時に、特定の上記基線部46の終点72と次の基線部4
6の引き裂き始点48との間において、該基線部46の
終点72から進行する裂け目74の先端76が次の基線
部46の引き裂き始点48から外れた場合でも、その裂
け目74の先端76が上記次の切り込み44の補助線部
50に達することにより、裂け目74の進行方向は、補
助線部50によって該補助線部50に接続する基線部4
6の始点48方向に案内・補正されることになる。従っ
て、この切り込み44の構成により、円錐面形成壁24
は、第1,2の引き裂き線18,22に沿って、より忠
実に引き裂かれる。
【0053】また、上記の如く、シート部材66(2
4)は、第1,2の引き裂き線18,22が形成されて
いる第1ポリエチレン層62の全面に亘って、第2ポリ
エチレン層64がラミネートされている。この構成によ
って、包装用容器の内部は、外部に対して効果的に密封
される。
【0054】また、上記の如く、シート部材66は、ア
ルミ層を含んでいない。従って、たとえば、アイスクリ
ームを包装した後にアイスクリーム内に金属片が混入し
ていないかどうかを探知する食品検査で使用される検査
線であってアルミを透過しない検査線でもシート部材6
6を透過するので、本実施形態の構成により、検査線の
種類選択の自由度を大きくすることができる。
【0055】しかし、上記実施形態の変形形態に係るシ
ート部材として、以下に記載する如く、シート部材にア
ルミ層を含ませたものを用いることは、勿論、可能であ
り、この場合、アイスクリーム内に金属片が混入してい
ないかどうかを探知する食品検査は、たとえば、アイス
クリームを包装する前にアルミを透過しない検査線を含
む検査線をアイスクリームに照射したり、或いは、アイ
スクリームを包装した後にアルミを透過する検査線をア
イスクリームに照射したりすることにより行われる。
【0056】すなわち、この変形形態に係るシート部材
90は、図6に示す如く、アルミ層80に印刷層78を
積層したものを、接着層(ウエットラミネート層)82
を間に介して紙層84に接着し、このようにして形成さ
れた積層体に切り込み88を形成した後、紙層84の露
出面側全面に亘ってにポリエチレン層86を積層するこ
とにより形成される。
【0057】この積層構造において、印刷層78は、包
装用容器の外側に位置する層であり、一方、ポリエチレ
ン層86は、包装用容器の内側に位置する層である。な
お、このポリエチレン層86は、上記実施形態に係るシ
ート部材66の第1,2のポリエチレン層62,64と
同様に、ヒートシール層として機能するのみならず、紙
層84の全面に亘ってラミネートされているので、包装
用容器の内部を外部に対して密封する機能を有する。
【0058】なお、上記実施形態において、第1,2の
引き裂き線18,22を構成している各切り込み44,
88は、夫々、基線部46と補助線部50とからなる曲
線形状の切り込みとして形成しているが、この切り込み
44,88の形状は、当該曲線形状に限定されるもので
はなく、たとえば、大略直線形状や、大略円形状や、大
略楕円形状や、大略三角形状や、大略四角形状等であっ
ても良い。
【0059】また、上記実施形態において、第1,2の
引き裂き線18,22を構成している切り込み44は、
シート部材66、従って円錐面形成壁24、を貫通しな
いハーフカットとして形成されているが、たとえば、シ
ート部材66(24)の1形成層である密封層としての
第2ポリエチレン層64を省略し、第1,2の引き裂き
線18,22を構成する切り込みを、シート部材66、
従って円錐面形成壁24、を貫通する貫通穴、つまりミ
シン目、として形成することも可能である。しかし、容
器内のアイスクリームを外部からより確実に密閉する観
点から、第2ポリエチレン層64は、省略しないことが
好ましい。
【0060】また、上記実施形態において、引き裂き案
内樹脂層52は、ポリエステルから形成されているが、
当該ポリエステル層52に代えて、ポリプロピレンから
形成されたポリプロピレン層を用いることもできる。
【0061】また、上記実施形態において、第2の引き
裂き線22は、ブランク20の幅方向(つまり、ブラン
クの20の一側縁28と他側縁42との幅方向)の一部
に形成されているが、この第2の引き裂き線は、該第2
の引き裂き線の終点がブランク20の他側縁42上に位
置するように、ブランク20の全幅に亘って形成されて
も良い。この場合、第2の引き裂き線の終点は、ブラン
ク20に対して、円錐型アイスクリーム100の円錐面
上端の近傍下方に位置するように設けられる。
【0062】また、上記実施形態おいて、この円錐型包
装用容器の内側に収納されている食品は円錐型アイスク
リームであるが、この円錐型包装用容器で包装する食品
は円錐型アイスクリームに限定されることはなく、たと
えば、チョコレート菓子等の他の食品であっても良いこ
とは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の1実施形態に係り内側に円錐型ア
イスクリームが収納されている円錐型包装用容器の斜視
図であって、引き裂き用タブが引っ張られて容器の円錐
面形成壁が部分的に引き裂かれている状態を示す斜視図
である。
【図2】 図1の円錐型包装用容器のブランクを示す平
面図である。
【図3】 図2のブランクから形成された半完成包装用
容器の斜視図である。
【図4】 図1の円錐型包装用容器の円錐面形成壁に形
成されている切り込みの一部を拡大して示す説明図であ
る。
【図5】 図2のブランクのV−V線断面図であり、包
装用容器を構成するブランク(シート部材)の積層構造
を示す説明図である。
【図6】 図5に示した積層構造の変形形態に係る積層
構造を示す図5に類似の説明図である。
【符号の説明】
10 円錐型包装用容器 12 容器の下半分 14 容器の上半分 16 引き裂き用タブ 18 第1の引き裂き線 20 ブランク 22 第2の引き裂き線 24 円錐面形成壁 26 頂点 28 ブランクの一側縁 30 ブランクの外縁 32 大略平面部 34 タブの一端 36 タブの他端 38 第2の引き裂き線の終点 40 V形ノッチ 42 ブランクの他側縁 44 切り込み 46 切り込みの基線部 48 基線部の引き裂き始点 50 切り込みの補助線部 52 引き裂き案内樹脂層としてのポリエステル層 54 印刷層 56 接着層(ドライラミネート層) 58 紙層 60 アンカーコート層 62 第1ポリエチレン層 64 密封層としての第2ポリエチレン層 65 基層 66 シート部材 68 半完成容器 70 開口部 72 基線部の終点 74 裂け目 76 裂け目の先端 78 印刷層 80 アルミ層 82 接着層(ウェットラミネート層) 84 紙層 86 ポリエチレン層 88 切り込み 90 シート部材 100 円錐型アイスクリーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 博文 大阪府大阪市西淀川区歌島4丁目6番5号 江崎グリコ株式会社内 (72)発明者 吉本 宏 大阪府大阪市西淀川区歌島4丁目6番5号 江崎グリコ株式会社内 (72)発明者 山崎 謙介 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 徳永 智子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E035 AA16 AA17 BA07 BB08 BC01 BC02 BD10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐面形成壁(24)の中間部に該円錐
    面形成壁(24)を大略横方向に引き裂くための引き裂
    き用タブ(16)を有してなる円錐型包装用容器におい
    て、 円錐面形成壁(24)は、円錐頂点(26)側に位置す
    るタブ(16)の一端(34)に連接し、かつ円錐面形
    成壁(24)の円周方向にリング状に設けられた第1の
    破断線(18)と、 第1の破断線(18)に対して円錐頂点(26)の反対
    側に設けられかつタブ(16)の他端(36)に連接す
    る第2の破断線(22)であって、タブ(16)の引き
    裂き方向(A)に第1の破断線(18)から遠ざかるよ
    うにテーパ状に傾斜して設けられかつ容器内に収納され
    る食品(100)の円錐頂点の反対側に位置する円錐面
    の一端の近傍下方に終点(38)を有する第2の破断線
    (22)とを有することを特徴とする包装用容器。
  2. 【請求項2】 上記破断線(18,22)は、ミシン目
    やハーフカット等の断続的な切り込み(44,88)よ
    りなることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 【請求項3】 上記各切り込み(44,88)は、引き
    裂き方向(A)に延在する基線部(46)と、該基線部
    (46)の引き裂き始点(48)に接続しかつ該基線部
    (46)に対して引き裂き方向(A)とは逆方向に鈍角
    (θ)に傾斜する補助線部(50)とからなることを特
    徴とする請求項2記載の包装用容器。
  4. 【請求項4】 上記円錐面形成壁(24)は、シート部
    材(66,90)から形成され、 該シート部材(66,90)は、紙層(58,84)
    と、該紙層(58,84)に積層されかつ上記破断線
    (18,22)に沿ってシート部材(66,90)の引
    き裂きを案内する引き裂き案内樹脂層(52)とを備え
    た基層(65)を有し、 上記破断線(18,22)は、基層(65)を貫通する
    ミシン目(44,88)から形成される断続的な切り込
    みよりなることを特徴とする請求項1記載の包装用容
    器。
  5. 【請求項5】 上記引き裂き案内樹脂層(52)は、ポ
    リエステル又はポリプロピレンから形成されたことを特
    徴とする請求項4記載の包装用容器。
  6. 【請求項6】 上記基層(65)は、さらに、上記紙層
    (58)と上記引き裂き案内樹脂層(52)との間に印
    刷層(54)を備え、上記引き裂き案内樹脂層(52)
    は、透明であることを特徴とする請求項4記載の包装用
    容器。
  7. 【請求項7】 上記シート部材(66)は、さらに、上
    記基層(65)の上記紙層(58)側の全面に積層され
    た密封層(64)を備えたことを特徴とする請求項4記
    載の包装用容器。
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